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孤独のグルメ2023大晦日SP 井之頭五郎、南へ逃避行『探さないでください。』 [テレビドラマ]

これまでの大晦日にやるスペシャル版は年末になって五郎がやっかいな旅仕事を押し付けられるというのが始まりだったと思うが、今回はそれとは異なり、仕事を受けたくないと、携帯をロッカーに入れて、旅に出るという趣向。旅先は沖縄。
まあ結局はその地でやっかいな仕事を押し付けられるのだけどね。
特に終盤だが、やけにストーリーが雑な感じがした。台湾へ行くという場面、そしてラストに台湾の屋台でそばを食うという場面も雑な終わり方に思えた。
ちょっと作り手側の熱が冷めている感じがした。

細かいところだが気付いたこと
字幕オン。
冒頭五郎はテレ東へやってくる。呼んだのはテレ東プロデューサー永野(東京03豊本)。テレ東の社員食堂の場面の最後、字幕で「2w」と出るが、誰の言葉かよくわからない。五郎と永野以外の後ろにいる人か後ろに見えるテレビ画面の音声なのだろうけど、そんな聞こえないようなそしてメインに関係ない声は字幕テロップにしなくていいのでは。
ネーネーズがゲスト出演。国仲涼子演じる玉城玲奈がリーダーの沖縄民謡グループ「テーゲーズ」という役どころ。
ウィキに第6期(現在)メンバーとして以下のように記されている
--
上原渚
仲里はるひ(なかざと はるひ、2019年5月2日に加入、2023年12月9日に卒業)[22]
小濱凜(こはま りん、2019年5月26日に加入)
与那覇琉音(よなは るおん、2019年8月10日に加入)
狩俣幸奈(かりまた ゆきな、2023年12月10日に加入)[23]
--
で、番組のクレジットではこの中から仲里はるひという名前がない。これは脱退しているからであろう。
劇中で玉城玲奈が皆の名前を愛称で呼ぶ場面があり、その愛称はこの四人と一致する。ので役名は当人の名前どおりなのだろう
だが、ぜんざい(かき氷)を食べるシーンでメンバーがぜんざいの種類で注文をまとめるところ、字幕で(仲里)と話者の名前が出る。役名が仲里ということなのだろう。その前の相性で呼ばれる場面では「るんちゃん」と呼ばれており 与那覇琉音であろう。
これは脱退したメンバーの名前を使ってあげたみたいなものだろうか。でも字幕オンにしないと見えないくらいじゃかえって混乱。他の場面で苗字で呼ばれてる場面があったのかもしれないが。
なおネーネーズを検索してしったが、彼女たちのファンサイトがあり、「ネーネーズ オフィシャル ファンサイト "テーゲーファミリー"」となっている。
作中で「テーゲー」は「いい加減」という意味だと話しているが、ネーネーズのファンの名称として使っているようだ

王様のレストラン [テレビドラマ]

脚本は三谷幸喜「王様のレストラン」は日本のテレビドラマ史上における最高傑作!
昨晩おすすめ記事としてあがっていたのを目にしてびっくりした。ちょうどTVKで放映しており録画中だったのだ。
おれが録画をしていて楽しみにしているのを知っているかのようである。こういうことは時折ある。オフライン上でのこと、自分が頭に思い浮かべていたことが、自分のネット上の行動履歴に記録されたかのように反映され、その結果としてオススメに出てくるということが、である。
まあじっくり考えてみると、レコーダーもネットに繋がっており、そこで俺が録画してることがわかるということは考えられるか
が、一方で、おれが例えばテレビドラマの記事をよく読んでるだとか検索してるだとか、三谷幸喜について検索してるだとか、そういうことがあって、それゆえこういう記事が書かれたから、オススメに上げてきたのかもしれない。例えばここで「三谷幸喜の原点は「やっぱり猫が好き」」なんていう記事がオススメに上がってきていたとしても、特に驚きはしないだろうし。

05/01(月) 00:00 - tvk1|55分|12倍録
[新]王様のレストラン #1
07/10(月) 00:00 - tvk1|55分|12倍録
王様のレストラン #11[終]
4/30から7/9までの放送(深夜帯だから上記のように5/1~となっている)
そして上記記事によると、オリジナル放映では95年の7月5日が最終回だそうで、それに合わせて書かれた記事ということのようだ。
そう考えると今回の放映も最終回の時期を合わせたようでもあり、まあこれは別にそれほど狙ってやったわけでもないかな。

録画したものはどんどん見ないと溜まってしまうから、これもすぐ見ようと思ってはいたが、こういう記事があると見るのが楽しみになる

※追記7/10 18時
3話まで視聴終了
作品に入り込むまでのちょっとの時間では、なんだかセットがチャチくてお遊戯みたいだとか思ってしまう。これは現代を舞台にしている古いドラマを見る時によく思う。技術力や金のかけ方、出ている俳優の古臭さからくるものだろう。
また、セリフの聞き取れなさも最近顕著だなあ。字幕オンにすっかり頼りになっており、これには字幕オンがついてないのだ。耳が悪くなったなあ
で、主役二人の関係性がわかってくるあたり、面と向かっての食事をしながらの会話の場面、ここらあたりで、すぐ入りこめた。
三谷幸喜のコメディということでリアリティは無視、無視というか、そこを壊すことによる笑いなかもあるのかな、変だなと思う箇所はいくつかあれど、そこは目をつむるべきだろうか。
そうそう、目も悪くなったのか、それとも時代が古くてわからないのだろうか、小道具がよく見えない。兄弟が同じおもちゃみたいのを出す場面、あれなにを出してたんだろ。
各キャラの描き方もイマイチな感じもする。演出の流行がその頃と今では違うのかな。
第1話を見終えてすぐならもう少し書き込むこともあったような気がするが、あまり細かいことは気にせずガンガン見ていこうということで第3話まで視聴したおかげで、もう気になっていた色々を忘れてしまった。
1話ごとに事件が起きては解決するというスタイルで、その中で全話と貫通するストーリー、この連レストランを見事に再生していくというもの、もあるのだろう。
俳優陣では当時どのくらいの位置にいたのだろう、鈴木京香と山口智子という主演級ふたりが脇を固める。
三谷作品の常連組も何人か見受けられる。西村雅彦、梶原善など。
第1話ゲストにまだ若い金田明夫
第2話では、シェフのしずかが出来ないオーダーを勝手に取ってきてやらせるという内容。出来ないといってるのに、やることになり、でも出来てるのが変ではある。まあ、千石がしずかを見抜いているということなのだろう。またその調理中数回タイムロスが発生していて、よくこんなに待たせられるなと思ったのと、その時間稼ぎとして梶原がマジックをやることになり仕度をするも、その間に料理ができてしまうというのも、もうちょっと演出をなんとかしないと、違和感がある。
3話は面接の回。しずかの2話の最後とキャラがぶれてる感じ。一話完結的なのか

※同日視聴 第4,5話
4は千石が従業員の反乱に会い、自分たちだけで店を開けると言い出す顛末。
5は三層構造とでもいうか、深夜のレストラン、新メニュー作りをやる千石やしずか、揉める愛人関係の二人、そして居酒屋が休みで店で飲み会をする他の連中。
4は設定自体が無理やり、5はスタッフの飲み会がなぜか終電過ぎまでやってるのがおかしい。
上にも書いたがリアリティとのバランス。4はリアリティを壊す面白さということでもなく、そうなるとなんだか気になる。4はその後スタッフがやっぱ手伝おうとなり落着する。千石はこれを読んでたのか(2もそうだが)。
5ではスタッフの飲み会が深夜に及ぶのもその後の仕掛けに少しは繋がってるので良いとするか。今作品は上記記事で群像劇とあり、今のところ登場人物が多いだけであまりそうは見えていないが、この回は三つの出来事が同時進行していてその切り替えもよく面白くできている。
上にも書いたが、しずかのキャラ設定が第4話までなんかぶれてるように見えてた。考えてみるとほかのキャラにはそれを全く感じない。しずかは作品上では主人公、千石やら禄郎あたりの次に来るポジションで、その他スタッフよりは一段上のポジションとなりいいように使われてる感じ。まあこんなもんかと割り切って見るべきなんだろう。第5話あたりでは安定。あとは穏やかに見れそう

※追記7/11
第6話
これぞ三谷幸喜のコメディという回。彼は必ずしもこういうパターンのものばかり書いてるわけでもないだろうが、おれが思い浮かべる彼の作風の中で一番上に来るもの
で、あるからこういう時には多少の不自然さもその喜劇に繋がることが想像できまったく気にならない。
ゲストに松本留美と六平直政。松本留美は必殺に出ていた人でそこからずいぶん年齢を重ねている。一方で六平は凶悪顔を生かした悪役ぶりはいつも通りだが、まだ若々しい
第7話
第6話と同じタイプの喜劇。であるので、なぜかEUの代表と日本との会議後のディナーの場所に選定されるといういかにもありえなさそうな、つまりはリアリティのない、話の導入部がかえってこれでよいと思える。コントの導入部のように、こういう設定ですよ、文句は言わせません、とでもいうような強引さ。
リアリティとコメディの関係をずっとおれは気にしているが、結局どういう場合なら許容範囲となるのやらイマイチ整理がつかない。その時々の気分という感じがしてくる
物語の結末であるオチが弱い。なんでそんな程度で、客が態度を改めるのやら、という感じ。
禄郎の話すオチを忘れてしまった小噺、赤い洗面器を頭に乗せたおじいさん。なんか覚えがあると思ったが、これは三谷作品で有名なものだそうだ

第8,9話まで視聴
8はしずか引き抜きのエピソード回
藤村俊二がゲスト、ラヂオの時間のときと同じように強い印象の役
9は範朝が金を持ち逃げしようとする回
どちらも主演松本の出番が少な目に見える。こういうところは主演ばかりがワンマンショー的に目立つわけでもない群像劇っぽいところか。

※追記7/12
第10話、最終話視聴
最終話では橋幸夫、坂井宏行、服部幸應、三谷幸喜がゲスト。三谷には気付かなかった。坂井は名前はわからなかったけど、見たことある顔だなあ、と
10は稲毛が才能に自信を失くし、それに伴い千石が失踪、無断退職へと至り、最終話では、その数年後となる。

全体を見て、コメディとという観点からすると、西村雅彦と小野武彦が演じる小狡い男の範朝、無責任、無神経な男の梶原がその笑いの部分の多くを引き受けている作りになっていて、二人ともそれをやれるだけの役者でもあり見事。
平井堅の楽曲がED。調べてびっくり、デビュー曲だそうで、デビュー曲でドラマの主題歌という抜擢と、しかしながらさほど評判にもならず、平井が有名になるのはこの後のこと。
西村雅彦、梶原善、三谷作品の常連。西村はすでに今作品の前に『古畑任三郎』でそれなりの知名度であったろう
作品を盛り上げる女優二人、鈴木京香と山口智子、どちらもすでに朝ドラ主演を経験済で大きな知名度のあったころだろう。山口のほうは、この作品の年に結婚し、それからちょっと後から女優業をセーブしているという時期。
山口のほうは、元気さが変な方向に突き抜けた感じのキャラ、全部を見通すとなんだか飽きるキャラでもある。
おれはこの人をたくさん見ているわけではないが、というより、最近のものを見ただけでもあるが、「監察医 朝顔」での役や朝ドラ「なつぞら」でのゲスト出演(この作品を全部視聴したわけでなく偶然彼女の出てる回を見た)でも同じような奇妙に突き抜けたキャラだった

レギュラーの中で知らない人が4人、
そのうちの二人は、作中でもさほどフィーチャーされていない。
佐々木 教綱 / プロンジュール(皿洗い)
演 - 杉本隆吾(松髙タケシ)
ジュラール・デュヴィヴィエ / ガルド・マンジェ(食材管理、オードブル担当)
演 - ジャッケー・ローロン
その後も少なくとも日本芸能界では大きな活躍はしておらず、ウィキにはこの作品以降の経歴についてもこの「王様のレストラン」ページに書かれている。
最終盤で千石にまたレストランへ戻ってきてほしいということを従業員たちが一言ずつ言う場面があるが、ここで皿洗いの佐々木には二言セリフがある
他の二人は伊藤俊人と白井晃で、前者はモグライダー芝、後者は中山秀征、似てるというほどではないが醸し出す雰囲気がそんな風で、彼らが演じてもこんな感じになりそう
そういう意味でいうと、鈴木京香が尾野真千子。これは顔も似ていると思う
また、主役の幸四郎は鹿賀丈史でもいけそうである
言葉が聞き取れないということは上にも書いた。この作品の舞台の店の名前、「ベル・エキップ」というのだそうだが、最後までセリフとしては聞き取れていなかった。店の名前が聞き取れていなくても内容把握に支障はないため覚えようとも思わなかったというのもある。
登場人物の名前がセリフで出てくるときも時折聞き取れない、が内容把握に支障が出るので、戻して聞きお直したりする。こう考えると日常で使われていない言葉ってのは聞き取りにくい。というか、他のセリフも同じ程度に聞こえているのを、前後関係、その場面の状況などからある程度推測しながら聞いているのだろう。
たとえばリンゴを食べながら「○○うまいね」と言ってたら、多分○○はリンゴだろうとか、「甘くて」かもしれないとか、その辺は音で聞き取れてるはずだ。
知らない言葉だとそうはいかない。その中で顕著だったのが「ベル・エキップ」だったのだ

ザ・商社 [テレビドラマ]

オリジナルは1980年
今回の放映データ
第1回2022年6月4日(土) 午前0時25分から (金曜深夜)
第2回2022年6月4日(土) 午前1時46分から (金曜深夜)
第3回2022年6月12日(日) 午前0時25分から (土曜深夜)
最終回2022年6月12日(日) 午前1時36分から (土曜深夜)
第1回80分、第2・3回70分、最終回80分
今回「松本清張 没後30年」ということで3作品が再放送。
他に「けものみち」 「天城越え」。

時代劇ばかり見てなかなか手が出ない現代もの。
録画した中でも気になってたのがこれ、他にも松本清張シリーズとして二本録画済だが、まずはこれから。
この作品はなぜかタイトルだけ鮮烈に覚えていて、それはこれがオリジナル放映されたころの記憶のはず。大層評判になった作品だと思しき。でなければ俺の記憶に残ってるわけはない。内容は覚えていないが、当時見たのかもしれない。まあ大人のドラマだから子供だったおれに理解できるわけもなく。
タイトルに加え山﨑努が出ていることもセットで覚えていて、今回見てみて色付き眼鏡をかけたギラギラしたその佇まいも記憶がよみがえった。内容は理解できないながらもやっぱり見ていたのだろう。
そして、この作品で「商社」という業種を初めて知り、そして記憶に刻み込まれた。就職活動でチラッと商社が浮かんだり、株式投資を始めたころも、商社にかなり興味を持ち、何度も株を買ったりもした。まあ始めた当初は値上がりしたかどうかをすぐ気にするような短期投資的なスタンスだったので、商社なんかはまったくそれにそぐわない業種なのだけど。
で、その自分のこの作品で知った商社という言葉から受けるイメージは、何をやってるかは判然としないくせに日本社会を裏で牛耳る業種というイメージで、その後おれにはそれがずっとあった。今回見てみたら、商社がそういう業種であるというメージを想起させるような作品ではなかったけど。

全4話。
とりあえず2話まで視聴。
和田勉が演出
佐藤慶が出ている。この後どうなるのか、山﨑を追い落とすような役割での登場。そういえば、この二人は必殺史上最高の場面で対峙しているあの二人である。
永井智雄。時代劇ばかり見ており、この人は時代劇でよく見る俳優というイメージ。おれにとっては現代劇では珍しい。まあウィキを見てみると、『事件記者』という作品が代表作のようで、時代劇ばっかりの人ではなさそうだが。
森本レオと水沢アキが出演しており、キャストクレジットで連続して出てきていた。この二人は何かあったような。共演場面があるのかどうかはわからない。今のところない
矢代譲次(演 - 袖山雅弘)。第1話のOP、彼の顔のアップで始まるという、結構重要な役。水沢アキの父親役である。袖山雅弘は全然有名でないのかなあ、検索してもあまり出てこない。顔は桑名正博のような感じ。
夏目雅子がピアニストの役、すぐ叫びだすみたいなずいぶんエキセントリックで情緒不安定なキャラ、なんだか下手に見える。
作品の出来は。うーん。超傑作という感じでないな。制作されてからずいぶん経過しているから、演出のリズム、タイミングに古臭さを感じるところが多々ある。自分の記憶の中で長くまだ見ぬ名作みたいな位置づけだったので、なおさらこんなもんかという感じではある。

※追記
結局この日は第3話まで。
先日視聴した「今度生まれたら」のことを考えると、これも1日で見終えられそうだと思っていたが、上に書いたように現代の目から見ると演出のリズムがちょっと合わないこともあり、次をすぐ見たくなるような感じでもなく、そうそう見進められなかった。つまらないわけでは決してないが。
この回の終盤で、外人が酒場でなにやらわけのわからない話を延々と。演出意図がよくわからなかったが、この回のサブタイトルが「セント・ジョーンズの神話」で、そうか、地元民が神話を語っているということか、で、それが上杉の現況と重なってくるということだな。
この回のラストでは夏目雅子のヌード、乳首が映る。NHKでこんな演出をするのか。

※追記 8/16視聴
第4話
全体的に。
結局上に書いたように演出のリズムが現代の目からするとちょっとズレてるというか。
メインのストーリーとして石油ビジネスに絡もうとする商社勤務、一匹狼の男と、そのプロジェクトが危機に瀕していくというものは相当に面白くなるはずだが、そこがさほどでもなく淡々と。
これ以降は悪い点として指摘するものの、ほんとはそんなに悪い点ではないだろうとも思う
メインストーリーから外れた登場人物とメインストーリーとの関わりが希薄な感じがする。例えば、森本レオが演じる木村、その妹、そしてそのボーイフレンドの島村。島村は上杉を信奉する部下ということで、ここでようやく絡みが出てくる。木村は江坂要造の骨董道楽に付き合わされてる落ちこぼれ社員ということで、その道楽を強調するような役割か
また、最終回で出てくる上杉への愛情合戦を演じる真紀(夏目雅子)とかおる(水沢アキ)なんてのもどうでもいいというか、唐突というか。いや唐突ではないのだろうが、なんだか白ける。
裏テーマ、いや実際は表のテーマかもしれないが、上杉の二世という出生のこと、そして要造の出生と江坂産業設立の関係に関する秘密(※)。ここら辺はもっと濃いめに描かれてても良いかと思った。(※これは噂とされている。江坂解体が確定的になったとき、要造が不気味な薄ら笑いを浮かべる。それを大橋会長をなじる。江坂産業は先代、要造の父親が一代で築いたものであり、その時代の番頭である大橋会長は先代が汗と脂で築いたと表現している。が、要造の母親は明治時代の元勲、桂木侯爵に奉公していて、可愛がられた。江坂商会設立に関し、桂木侯爵から有形無形の援助があった。さらに要造の実の父親は桂木侯爵だとも考えられ、このため要造は父親の汗と脂なんかではなく、己の出生が江坂産業を築いたと考えており、それをゆっくり時間をかけて壊すことを生涯の目標としていたというようなことが終盤語られる。)
最終回は塩見三省が出ている。さほど大きな役ではないものの、思ったより出番多し。ウィキには「石油ジャーナル記者たち」と書かれているがこれはまちがい。実際には毎朝新聞記者・松村で、その新聞の記者は複数出てくるが、その中では一番出番が多い(クレジットで役名として「記者」だけでなく具体的に名前が与えられてるのは「毎朝新聞デスク」と「松村記者」だけ)。石油ジャーナル記者の関根修司(演 - 勝野洋)と大学の同窓。関根がこの江坂産業の石油ビジネスの不調のことを調べて書いたものの、上杉にそれを見せゆすり、口止め料をせしめていたた。しかしそのことを毎朝新聞が調べ始めたことを知り、世間に出るのが時間の問題となると、松村に記事を託し、結局は毎朝新聞が江坂産業の危機をすっぱぬく
今回放映のためのNHKのサイトには出演者として塩見三省が掲載されているが、これはその後有名になったから掲載されているような気がする。
ウィキに「白井頭取(演 - 川部修詩)共立銀行頭取」というのがある。番組でも最終回のところにクレジットがある。が、どこに出ているのやら。役柄としては佐分利信の八田頭取とセットになって出てくるはずだが、それらしい人はいない。あえて言えば、八田が日銀と大蔵省を歩き回る場面で後ろにいる人だが。と川部修詩を検索して画像と見比べてみたら、やっぱりそうか、八田の後ろを歩いている人だ。不思議だ、これだけの登場(後ろで歩いているだけの数秒、セリフはなし)だけど役名ありのクレジットだし、ウィキには、「共立銀行頭取」とまである(ドラマを見るだけではわからない)
事件の決着がついた後、各登場人物のその後が描かれるが、そこが長すぎるように思った。
中村玉緒、当時41歳、自分が子供だったその当時、もうおばさんというようなイメージで、まあその通りの年齢だが、多少色っぽい役というか、要造をひそかに思ってる私設秘書の役で、要造が女を囲うような場面で激しい嫉妬を見せたり、その一方で木村を誘ったり(最終回では逆に木村から愛の告白をされている)している。おばさんが無理な色っぽい役という風にも見えるが41歳なら現代なら余裕の設定だ
作品の舞台、1968-77年
字幕オンでの色付きは山崎努と夏目雅子、そして片岡仁左衛門


ダマせない男 [テレビドラマ]

03/26(土) 21:00 -
日テレ1|114分
ダマせない男

テレビディスプレイは録画を見ているのであまりテレビ自体は見ない俺なのだが、そんな俺でも数回堺雅人が意外な番組(朝の情報番組など)に出ているところを見かけた。で、なんかやるのだろうな、と検索してみて、この単発スペシャルドラマを見つけた。
で、一応見ますか、ということで録画。
最近は録画が溜まってしまっている。実際にはそんなに見たくないということなのだろう、読書で言う「積ん読」になってしまっているのだ。
で、これもそうなるかなと思ったが、まあタイミングが合ったのだろうし、堺雅人パワーかもしれない、とにかく、最後まで見た。
つまらなくはないが、さほど見入ってしまうほどでもなく、途中飯休憩したり、これを見ているときに録画を終えた「ザ・カセットテープ・ミュージック」を見たりして。

先にこの作品についての記事を見た。TBSやフジが複雑な気持ちなんだとか。TBSは堺雅人を取られたということに尽きるが、フジのほうは、この作品の内容がフジのヒット作『コンフィデンスマンJP』と被る詐欺師の話で、その作品の準レギュラーである広末涼子、小手伸也がこっちの作品に出ているからだとか。小手伸也はレギュラーのような気もするが、連ドラ時代は出ない回もあったかな。

コメディ。コメディだから目をつぶるべきなんだろう、ツッコミはしてはいけないのだろう、相当に不自然、登場人物のこの性格って? いやそこは目をつぶるにしてもそういう性格からしたら、そういう行動は取らないはず、そういう反応はしないはず、とか色々あるが、そうコメディなのだから。
そういう疑問を感じさせないくらいうまくやるべきという意見もあろうが、いやそもそもコメディだから、という一点に尽きる感じもする。
序盤はそういう意識が自分にあったからかもしれないが『コンフィデンスマンJP』に近い感じ。だが主人公が積極的に詐欺師をやろうとしてないので、結局内容としては相当に異なっている。作風は似ているな、確かに。
堺雅人は無難にこなしている。よい
門脇麦、素晴らしい。会話の呼吸や表情、全部いい。
この人は顔に特徴があって、失礼な言い方だが美人ではなく、とくに顔の下半分の輪郭がやけに四角ばっていて、それが個性的。
続編ができそうな作り。先に読んだ記事にもうまくいけば続編も、というようなことが書いてあったと思う



BS笑点ドラマスペシャル 笑点をつくった男 立川談志 [テレビドラマ]

01/02(日) 19:00 -
BS日テレ|114分

さてさて問題作である・・・、というほどではないが。
自分にとっては見なきゃなるまいなと思う一方で、どうせつまらんのだろうなとなかなか見る気にならず。見る気にならない理由として、自分の心を探ってみると、多分、稚拙な制作で不快になるのが嫌というのがあったのだろうと思う。これまでこのシリーズは3作あり、ちょっと見ればわかるが、バラエティ番組での再現ドラマの域。まあこれがお茶の間サイズであり、笑点スタッフの考える大衆の求めるものなのかもしれんがね。
ようやっとお正月あたりに録り溜めたもの、これまで残ってたものも見尽くし、これを見なけりゃ次に進めないみたいになってしまい、ようやくの視聴です

篠田麻里子が談志の妻、ノンくんの役で、ナレーションも務めている。
序盤で、なんか見たことあるような場面があり、ああ、これまで制作したシリーズのこれまでの作品から引っ張ってきているんだろうなと気付く。その後、中盤までにそういう場面がかなり大量に出てきて、あまり新規撮影してないなと思う。円楽と歌丸、特に歌丸の場面が多く、そしてこれは談志が主人公なのに、歌丸のことにストーリーも傾く場面さえある。木久蔵は中盤まではまったくなく、これは笑点の歴史を見ると、談志が司会のときに木久蔵は笑点に出演していないことから、当然といえば当然。談志が司会を降りるという場面で、木久蔵にこの後の笑点に推薦しておいたと談志が話す場面があった、これは本当にあったことかどうかは知らないが。
さてこの過去の作品からの引っ張ってきた映像についてだが、最後のキャストクレジットで「アーカイブ出演」という項目があり、その3作品の中から使われた俳優名がクレジットされていた。
このアーカイブ出演は、新規に撮影していないという意味で、例えば歌丸の第二の師匠である米丸を演じた渡辺いっけいは、新規撮影部分があったためだろう、アーカイブ出演ではないところにクレジット、歌丸の最初の師匠、今輔役の笹野高史は過去作品からの映像だけなのでアーカイブ出演である。
木久蔵編についてはクレジットがなかった。上記の木久蔵を紹介しておいたと談志が話す場面はその作品からの引用だと思うが、木久蔵編に出ていて今回の作品に引用された俳優で、今回の作品での新規撮影部分がないという人がいなかったから「アーカイブ出演」クレジットがなかったのだと思われる
このシリーズは第1作が2017年である、さほどそれから日が経ってないから、新規に撮影するとしても演じた俳優の容姿なんかもほとんど変わっていないので容易である。
最初から評判によってということもあろうが数作品は作るつもりだったのだろうと思う。

笑点メンバーのカメオ出演がこれまでの作品にあり、この作品にもあった。あまり関心がなかったので誰がどこに出たとかはっきり覚えてないが、三平がなかなか出てこなかったので、三平は出ないのかなと思っていると終盤に出てきた。クレジット「Special Thanks」で現メンバー(三平がいる時代の)全員が名を連ねていたから全員出ていたのだろう

OPやCMクレジットのところでは談志の写真が数々。OPでは談志の数々の写真と落ち着いたナレーション(篠田麻里子ではない)で始まったので始まったのでちょっと居住まいを正そうとしたが、まあ終わってみると、過去作品からの流用が多く、それ以外を考えると各エピソードのつまみ食いという感じで、そして再現ドラマの域であり・・・という感じ。
そうそう、三平(初代)役が小手伸也、最初に出てくる場面は高座姿でちょっと遠目のショット。そっくりで一瞬この場面は実際の映像を使うのかなと思った。
この三平役は見どころのひとつのようで、この作品の記者会見に出演者5人が出席しているがその中に小手伸也が並んでいる、ほかは談志夫婦役の駿河太郎と篠田麻里子、小さん役の角野卓造、そして春風亭昇太と納得のメンツの中での三平役の小手である。
小手伸也、林家三平役の外見に手応え「師匠の顔がザキヤマさんに似てるので
春風亭昇太「次は僕であって欲しい(笑)」 駿河太郎、角野卓造、小手伸也が落語に挑戦 『笑点をつくった男 立川談志』
談志と三平の結びつきが一つのテーマにしてあり、でも談志と三平って・・・、いやつながりがないとは言わないけど、そこまでフィーチャーされるべきものか。でも笑点というバラエティ番組の創設とそのころの三平の落語家バラエティタレントとしての人気を絡めたものとすればいい着眼点でもある。
小手のコメント--
「師匠の元でしばらく学べるのかなと思ったら、『これ見てください』って動画を渡されたんですよ。だから僕“YouTube師匠”に教わったんです。目がどうにかなるくらい見ました。せりふ回し以上に扇子の扱いとかも難しくて、結果的に林家三平じゃなくて、緊張した小手伸也があそこにいた(笑)」
--
なるほど、そっくり、そしてつべに上がっている三平の高座というのもどの高座を元にしているかすぐわかる

番組の最後にテロップで談志をモデルにしているが、実際とは異なるという旨。
--このドラマは立川談志さんを
モデルに構成されておりますが、
一部事実と異なる部分があります。
--
まあ実在の人物の伝記ものというのは全てそうではあるが、これをわざわざ入れてるのは、時系列的に間違ってるとかの指摘を防ぐためだろう。おれも見ながらこれで合ってるのかなとスマホでウィキを開いて一々確認しながらになった。まあこういうテロップが出ると、いや出なくてもだが、そういうことに一々目くじらを立てることもああるまい。
そうそう志ん朝に抜かれる場面で談志が「今俺が金を払ってでも聞きてえのはあいつの落語だけだぃ」と語る場面があり、いやいや、これは晩年の談志の言葉だろうに、と画面に突っ込んだ。

他に目についたのは美保純が小さんの妻役。
ウィキを見てほほうと思ったのは、志ん朝役がマギーで「マギーは、2013年放送の談志を題材としたドラマ「プレミアムドラマ 人生、成り行き 天才落語家・立川談志 ここにあり」(NHK BSプレミアム)でも同じ志ん朝役を演じている」とのこと
「虎太郎(談志の弟弟子)[注 14]:河相我聞」とあり、注には「第1作にて歌丸家に押し掛けたチンピラと同一人物。実は談志の指示による『金曜夜席』勧誘に向けての小芝居だった」とある。第1作のこの場面は覚えている。「談志の指示による『金曜夜席』勧誘に向けての小芝居」が実際のことかどうかは知らん。この場面や談志の「金払って聞くのは志ん朝」の部分あたりは「事実と異なる」けど入れ込んだということだろう。
放映日は「1月2日は、談志の戸籍上の誕生日」とのこと。


【特集ドラマ】流行感冒 [テレビドラマ]

11/06(土) 16:45 -
NHK総合1・東京|74分|DR
【特集ドラマ】流行感冒[字]

たしかなにかNHKのものの録画を見ていて、その番組の最後に入る番宣VTRを見て、これは面白そうだと録画。調べてみるとBSのドラマとして作られたものらしく、ずいぶん前(NHK BS4Kで2021年3月27日に、NHK BSプレミアムでは4月10日)に既に放送されていて、それが総合でも放送されることになったということのようだ。
したはいいもののなかなか見る気にならず、というのは見始めてわかったが、前に何度か書いたがフィクションものに飽きとか嫌気があるのだ。初めてのものはまず登場人物の把握が面倒とかそういうレベル。もうおれは時代劇程度、それも連ドラで一話完結のようなやつ、くらいしか見れるものはないのか。
で、まあこれは登場人物も少なく、そこらはすぐクリア。
見ていて変な気持ちになる。変な感覚の作品とかそういう意味ではない。そういう観点からすれば、非常にわかりやすく、というかわかりやすすぎで、見てる側が深く考えてしまうような場面とか解釈に惑う場面とかはまったくなく、バカにもわかるような、そしてそういう意味では薄っぺらい感じの作品。なにが変な気持ちかというと、なんでこんなチャチいんだろう、もうちょっと重厚なものを想像してたが、という感覚だ。NHKの一回きりの特集ドラマというのは最近ということでいってもこれまでにも何本か見たはずだがこんなもんだったか。
主演は本木雅弘、大きく映る序盤の場面で、いい顔だなあいい俳優になったなあ、といってももうずいぶん前からそういう地位にいる人だが、まあそんなことを考えていたのだけど、演出のせいなのかなんあのか、どうにも薄っぺらく、なんだか下手に見える。
序盤で、テキパキと状況が進んでいき、ここも味方ひとつだと思うが、なんだかチャチ。手早く場面を進行させるうまい演出というのもあろうが、どこが違うんだろうと思う。
出演者では、古川琴音、仲野太賀が良い。古川琴音はどっかで最近見たなあ、と「大豆田とわ子と三人の元夫」の娘だったかなと思っていたが、違った。「コントが始まる」か
仲野太賀は一瞬そうかなと思ったが最後のクレジットを見るまではよくわからなかった
石橋蓮司も最初そうかなと思ったが、田山涼成かなと思い直したりして。やっぱ石橋蓮司だったか
そして、秋野太作が元気そうに飄々とした村長の役で出ているのがとても嬉しい。
あ、あとラストのクレジットで原作が志賀直哉と知る。ははあ、そういわれればなんとなくそういう昔の小説の雰囲気、なんといえばいいかわからないが、重くなり過ぎず独特の軽さがある感じ、そういう雰囲気は出ていると思った。

大地の子 [テレビドラマ]

最近NHKで再放送をやっていた。放映期間中は全部録り終わったらすぐ見ようとか思ってたが、いざ放映が全部終了するとかったるくなって・・・。見始めりゃ間違いなく面白いんだろうけど。と、伸び伸びになっていた。ここ数日割とひまで、ようやく手につけた
まずその時にやっていた関連場組から視聴
これは実際には第1部を放映直後にやっていた番組。実際には2017年に関西地区で放映された番組とのこと。
中国総書記の胡耀邦のと原作者山崎豊子との3回に及ぶ面会の様子を録音テープに録っていたのだそうで(そのテープが山崎の遺品として発見された)その音声中心。

第1部
知ってはいたけれど見始めて、戦争の話かと認識。戦争ものは意識的にずっと避けていたんだよね、そういえば。戦争のことはさあ、うん、なんというかもうわかったよ、という感じで。
まあ流石にそこそこ引き込まれる出だしだ。

初日はここまで(10/17)
10/18
第2部のみ。
視聴ペースが遅い。どうも見始める前に躊躇。見始めればすぐ入れるんだけどね。
この回では文化大革命の描写。ひどいものだ。恐ろしさを感じる。庶民に上をいじめる屁理屈の正義を与えるとどうなるかといういい例だ。近年の日本にもその萌芽が見える

10/19
第3、4、5部
なかなか進まない
当然見応えのある作品で、それゆえか、だいぶ頑張って見たぞ、と思ってどのくらいいったかなと確認すると、まだ1時間番組の30分にも満たないくらいとか。民放の1時間ドラマと違うなと感じる
第3部は仲代達矢がほとんど出てこない(回想シーンでぼやけて出る程度)が、やっぱりトップクレジット。トップクレジットだから1シーンでも出さなきゃということだろうか
獅子の時代を子供のころリアタイした。菅原文太と加藤剛のダブル主演というような作品で、最初の方のある回で、どちらか、確か菅原文太のほう、がほとんど出ない回があって、だけど、エンディングだったかにちょっとだけ出てきて、主演だから出ない回があっちゃならないという感じで出てきたのを覚えている。
第5部でとうとう仲代達矢と上川隆也の実の親子がそうとは知らずに対面、そして次回予告によるとこの二人が仕事を一緒にやることになり対峙することになるようだ。俄然面白くなってきた

10/22 第6部、7部、8部の序盤まで
俄然面白くなってきたと書いたそばから、またなかなか見る気に慣れず、二日も空いてしまった。
第6部では藤木悠が残留孤児を探す旅の団長を務めており、同行している仲代や渡辺文雄なんかより年上に見えるが、みんな同世代である。また十勝花子がチョイ役ではあるが重要な役、主人公の松本勝男とは仲良しの近所のお姉さん、大沢咲子役で、今は残留孤児となっており、その帰還運動の一環で日本にやってきたという流れ、そして勝男や妹のあつ子の消息、といってもソ連軍の攻撃から生きて一緒に逃げたというだけしかわからないのではあるが、それを耕次に知らせる
第7部は妹あつ子との再会で1回分を費やしている。そしてそのあつ子役がなんと永井真理子、これは驚いた。永井真理子って確かロック歌手じゃなかったっけ、違う人かなと思いながら見ていたが、なんとなく自分が覚えてるその面影。というかそもそもこの作品がいつ頃の作品か把握していなくて、もっと古い作品かと思っていたのだ。
永井真理子についてはなんか釈然としない思いがあり記憶を辿る。ちょっとLINDBERG(リンドバーグ)と勘違いというかごっちゃになってるかもしれない。
妹との再会は重要な出来事であり、1回分費やしてもいいが、また次回にまで持ち越しというところでこの回が終わり、ちょっと飽きてきて、そして疲れてきたので今日はここまで、と思ったのだが、次回予告を見たら、そのあつ子が死んだところに、耕次が乗り込んできて、一心と対面となっていて、これはもうそのまま見るしかないと、続きを見始める。
ううむ、次回予告が上手い、というか作品の章立てが上手いということか、ただいい加減疲れてきたので、第8部は冒頭でその対面シーンがあり、二人で語り合う場面となったところで、いい場面ではあるが、ここで切って、明日視聴再開しても、そこまでを忘れてしまい、とくに興醒めということにもならなそうなので、今日はここまでにした
主演の上川隆也について。
藤原竜也、藤木直人なんかとダブる。というかそもそも、おれはあまりこの人を見たことがないということもある。この作品では青年時代は全部この人なのかな。なんか最初の方の回では全然面影がない感じで、いや、終盤になってもあまり自分の知った感じの顔じゃないなあ。

10/24
また日が空いてしまった。あまり空きすぎるのもなんだから、頑張って少しだけ見た
先日の続き、第8部の途中から見始め、この回の終わりまで。次回予告は止めておいたw 次回予告でワクワクさせると同時に先に特別な場面を知ってしまうのはもったいない。次回見る時の最初にこの次回予告から見るのだけどさ

10/25
残り第9部から第11部まで視聴。
次回予告について何回か書いた。今回見たところでは第9部終わった後の次回予告(つまり第10部の予告)、一心は左遷されるが冤罪を晴らしてくれたのはかつての恋人、というのがわかる。なんかモヤモヤしていたのだが、ネタバレしすぎな気がするのだ。もちろん次回予告というのは、次の回に何が起こるのか、どういう内容なのか紹介なのだけどさ。そこは本編で知りたかったという部分が多めである。
そういえば最初のところに書いた特別番組で一心が「大地の子です」と耕次に語り掛ける場面があり、これを見て、この人は日本には帰らないという選択をするのだなとわかってしまい、ちょっとがっかりしたというのもそれに似ている。ちなみにその「大地の子です」は本編の最終盤ハイライトシーンだった。
この3回は割と大人し目な展開、結末は一心と耕次を演じる二人の良い演技があり良い。そしてかつて左遷された地域への帰還というエピローグは、その左遷された場面がたくさん描かれてはいなくて軽めの扱いだったので、そこまでの感動はなく、その軽い感じが、その前の場面(一心と耕次の会話)の余韻を冷めさせない感じで良い。

見終えて
上川隆也がこんな顔だっけという感じが最後まで拭えなかった
名作力作なのだろうけど、散々書いたがなぜか見進めるのが億劫だった。それは上に書いた戦争がどうのこうので重たい作品だからというようなことではなさそうで、単に自分がこういったフィクション、ドラマという形態に飽きているようなのだ。
作品内容はといえば、大河ドラマといおうか、NHKで日曜8時にやってるやつでなく「大河小説」のドラマ版という意味、ですぐには思いつかない(「ルーツ」なんかがそうかな、似ているという意味ではまったくない)がこれまでたくさんの作品が小説ではありそうで、それにともない映像作品もたくさんあるだろう。これらは個人の生涯を社会情勢を背景に描くとう形態から大抵大作となり、いま残っているのもの(取り上げられるもの)は大抵名作なのだろう。
これもそうで、当然それなり、というかとても見応えのある作品ではあったが、まあ、でもこんなもんかという感じも。

年齢設定について疑問。
終戦時。一心が10歳くらいだっけ、父親の耕次は30歳くらいか。ドラマの最後は1985年でそうすると一心が50歳、耕次が70歳、そのころの日本の会社で70歳ってまだ働いてるかねえと思ったり、というかそれより、そもそもそんなに老けて見えない。一心が50歳で娘が10歳くらいというのも変な感じ。娘が生まれたあたりの描写はあったから、見直してみれば解決すると思うが。

放送日程
第1部
7月19日、21時から1時間半、そしてその後30分間、特別番組(タイトルは「そして名作は生まれた 山﨑豊子「大地の子」誕生秘話」というものでNHK大阪制作による「かんさい熱視線」という番組のうちの1回のようだ。テロップで、関西地方で2017年10月に放送したものとされていた。
(実際に録画データとして記録されてるのは1時間29分の「第1部」と31分の「特別番組」
第2部以降
各回2部ずつ(つまり第2部第3部を続けて放送するということ)
7月26日から8月23日まで。21時から2時間(NHKBSプレミアム)

古畑任三郎(田村正和追悼企画) [テレビドラマ]

07/06(火) 14:45 -
フジテレビ|60分
古畑任三郎【ゲスト:明石家さんま(シ―ズン2#1より)後編】[再][字][デ]

07/05(月) 14:45 -
フジテレビ|60分
古畑任三郎【ゲスト:明石家さんま(シ―ズン2#1より)前編】[再][字][デ]

田村正和追悼企画で何本か古畑が放映されていた。そしてそれが好評だったか、また先日も放映されていた。
それらを全部ではないが録画したので順次見ていくことにする。
この明石家さんまの回は多分スペシャル版で1時間超の作品なのだろう、それを二日にわけて放送しているので、初日の最後の方と二日目の最初の方が20分ほどダブっての放映。
内容は・・・まあとくに感想はない。あっ、秋本奈緒美、懐かしい

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7/12視聴
上記「明石家さんま」回に続いて放映されたのが、「石坂浩二、藤原竜也」回
7/7-9の上記と同じ時間帯に放映
3日間に分けての放送で、やはり重複するようなスタイルでの放送。
この回については書きたいことがいくつかある。
石坂が犯人に浮上するまで、全然そうなるとは想像してなかった。まあ、してやられたという感じだ。
古畑のフォーマットからすると藤原が犯人でそれを古畑が追い詰めてという展開の中、なんでメインゲストのところに石坂の名前があるのだろう、やけに地味な役柄じゃないかと思っていたのだが、そういうことだったか。
ただまあ、寸分の隙もなくいい作品かと言われれば、そうでもなく、疑問の残るところもあった。古畑が見てないが視聴者は見ている事象を古畑がなぜか知っていて滔々と謎解きをするところとかだ
藤原竜也、うまい。特異な魅力。犯罪者としては魅力的な俳優。見たことないわけではないが、あまり若いころのものは見てないのかもしれない。どこか狂気をはらんだ目が魅力的。おれは藤原竜也と上川隆也を勘違いしてた。今度、大地の子の再放送が始まるが、それの主演が藤原竜也だったかと。で、若いころは特に注目されていたのかと勘違い。
吉田日出子がおばあさん役で。あんまりおばあさんに見えないなあと思いつつよく見ると吉田日出子なのでびっくりした。
この作品にしては珍しく横溝正史の金田一シリーズのような舞台設定で、そこに石坂浩二が出ているのも面白い。もちろんそういう狙いだろうけど。
このシリーズはフジテレビらしく、軽い面もあり、例えば今泉の扱い、それがやりすぎていないところが良い。やりすぎると面白くなくなる。それは後の三谷の映画なんかに感じるが。

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7/13視聴
「イチロー回」
これは田村正和の訃報直後の放送(5/20、21の14時45分~15時45分)
二日に分けての放送だが、上記と異なり重複するところはない。
イチロー、結構上手い。

「松嶋菜々子回」
これは5/21の20時~21時58分に放送。追悼放映らしく、冒頭に生前の田村のこの作品に関するインタビューや、田村の生涯、この作品との関わりなどのナレーションが入る。
内容としては、してやられたというか、最後の方になり意外などんでん返し。なのだが・・・。ちょっと釈然としないというか。
大野もみじ・かえで(松嶋菜々子・1人2役)、双子の姉妹で二人で組んで加賀美京子という名で脚本家をやっている。かえでがもみじを殺したという体で話は進むが、終盤に実はもみじがかえでに成り代わり、かえでを殺していたということがわかるのだけど。
もみじとかえでが入れ替わる場面というのが序盤にちゃんとあり、俺も見てて、あれ? 入れ替わったのか、なんで入れ替わったんだろ、と思ったのだけど、字幕オンの字幕で話者の名前が表示されるところで、入れ替わったように見えただけで入れ替わってはいないかのような表示。すなわち、もみじがかえでに入れ替わったなら、そのかえでに入れ替わったもみじは、話者としては「もみじ」なのだけど、「かえで」と表示されていたのだ。その後も、実際にはかえでは死んではいるが、かえでに成り代わっているもみじの行動が全部「かえで」がやっていることにその字幕情報上はなっているわけだ。これはミスリードだと思うが。
さて、そのこと踏まえ、このシリーズの特徴として「本作は倒叙式であるため、視聴者は「誰が真犯人なのか?」という興味ではなく、「真犯人をどうやって追い詰めるか?」という点に目が向けられることになる。そのため、放送の前半に犯人役及び犯行シーンが公開される」とあるが、今作は真犯人だと思われた人物が後半で覆される構成になっているように思える。おれは、上のような見方をしてしまったので、ミスリードされてしまっただけで、字幕をつけていなければ、真犯人はもみじだとみんなわかって見ていたのだろうかがちょっと判別できにくくなってしまってる。字幕をつけていなければ、入れ替わりの場面で、二人が入れ替わったから、もみじになったかえでが、かえでになったもみじに殺されたということをわかって、後半を見ていったのだろうか、いやいやそんなことはないだろう。
とにかく。あの字幕については話者の名前を表示しない形でやるべきであろうとは思う。
あっ、でも登場人物もかえでがもみじを殺したと勘違いしているのだから、やっぱりこの作品は最初から真犯人が明らかになるという作品ではないということなのだろうな

さてさて。
いくつか見てみて。面白いけど後には残らない作品、見てるうちだけ面白いというタイプ。サザエさんとか孤独のグルメとか、と同じ・・・、とまでは言わないが、それに類する。サザエさんとか孤独のグルメ、サザエさんは見てないけど、そういった作品の場合、見てる最中も大して面白くはなく、ただやってるものを眺めてるだけみたいなところがあり、この作品はそんなのよりはずっと頑張って作ってはおり、そんな消費のされ方はされたくないだろうけど、なんというかミステリーとしては、ちょっと薄っぺらい感じがする。でも、毎週やっていたら楽しいだろうねえ、と思う。
今回見た4本。そのうちさんま回以外の3本が「ファイナル」というもので2006年正月に放映されたラストの3本。
さんま回はシーズン2の第1話で1996年。通常放送の25分拡大版とのこと

ほかに6月上旬にも放映されていたがこちらは録画を逃した--
 6月3~9日には「メディアミックスα」枠で「汚れた王将」(共演・坂東八十助/第1シリーズ5話)、「殺人特急」(共演・鹿賀丈史/第1シリーズ8話)、「VSクイズ王」(共演・唐沢寿明/第2シリーズ6話)、「ニューヨークでの出来事」(共演・鈴木保奈美/第2シリーズ10話)、「再会」(共演・津川雅彦/第3シリーズ5話)の5エピソードを再放送。

オンエア後には「他のエピソードも見たい」などの声が多く届き、今回のさらなる再放送が決まった。

 放送日程は以下の通り。

 (1)7月5日(月)6日(火)「しゃべりすぎた男」前編・後編(共演・明石家さんま/第2シリーズ1話)
 (2)7月7日(水)8日(木)・9日(金)「新春ドラマスペシャル 古畑任三郎ファイナル」の「今、甦(よみがえ)る死」前編・中編・後編(共演・石坂浩二、藤原竜也)
 (3)7月16日(金)「さよなら、DJ」(共演・桃井かおり/第1シリーズ11話)
 (4)7月19日(月)「笑わない女」(共演・沢口靖子/第2シリーズ2話)
 (5)7月21日(水)「赤か、青か」(共演・木村拓哉/第2シリーズ4話)
 (6)7月23日(金・祝)「忙しすぎる殺人者」(共演・真田広之/第3シリーズ2話)
 (7)7月27日(火)・28日(水)「ドラマスペシャル 古畑任三郎」の「しばしのお別れ」前編・後編(共演・山口智子/第2シリーズ11話)
 (8)7月29日(木)「完全すぎた殺人」(共演・福山雅治/第3シリーズ8話)
 (9)7月30日(金)「雲の中の死」(共演・玉置浩二/第3シリーズ9話)
 (10)8月4日(水)・5日(木)「最後の事件」前編・後編(共演・江口洋介/第3シリーズ10話・11話)
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この後にも放映されるらしい。録画を忘れないようにしよう

※追記 8/5視聴
桃井かおり回と沢口靖子回
桃井かおり回は第1シリーズで、このシリーズについてはすでに見ていて、このメモに残してある。まあ全部忘れているから楽しめるだろうと見てみた。見たことあるという程度には覚えているものだ。
田村正和が若いなあ
沢口靖子も若い。そしてあまり笑わない役(キリスト教系の学校の信仰篤い教師)なのだが、これがキリっとしていてなかなか綺麗。

※追記 8/6視聴
木村拓哉回
この回やSMAP回はジャニーズが「肖像権の管理が厳しい」ため、CS放送やインターネット配信が行われていないとのこと。イチローの回もそうなのだそうだ。再放送については珍しくないのかどうかよくわからないが。見れたことはラッキー。
木村は9月に新作映画(長澤まさみとの「マスカレード・ナイト」)が控えているらしく、その宣伝ロゴが本編中にもでかでかと。そういう意味あいでの再放送許可なのかも。

※追記 8/9視聴
山口智子回
これは1時間超のスペシャル版で2回にわけて放送。例の通り、1日目の最後と2日目の最初が大いにダブっている。
これのおかげで。
レコーダーの調子がずっと悪く。これの2日目が放映されたときもちょっとその様子を見ていたこともあるが、頭の部分で録画が動かず、変だなと思いながら見ていると、勝手に再起動を始め、録画を始めた、録画は途中からになってしまったが、ダブりのおかげで、全部見れた。
そしてこの日のおかげなのかどうかわからないが、ようやくレコーダーの調子も戻る。
変な録画データがひとつあるようで、そのデータ(見ることはできる)が録画モード変換となっているのに、それが作動しないという状況が発生していたようで、その録画データが録画された日以降、色々おかしくなっていたようだ。そのデータの録画モード変換を強制的に始めると、途中で止まってしまい。そしてここからが重要なのだが、それが入っているUSBHDDが不良と判定されてしまうようで、それが不良と判定されたままにしておいたので、上記のようなことになったようだ。これはそのまま電源を入れておくと、不良と判定したあとに、自己診断を勝手に開始し、自己修復がなされ、そこで再起動をすると、通常に戻るという手順のよう。
と、まあどうでもいいことだがメモ
真田広之回も視聴
福山雅治回も視聴し始めたが途中で寝てしまった。翌日へ

8/11
福山雅治回。時間が経ってしまったので最初から見直すことにする
障害を持り車いすを使う医者の役。障害を持ったことで鬱屈した様子がうまく出てる

玉置浩二回
他と比して異質な回。古畑がほとんど捜査に参加しない。あと筋が雑に思える。玉置浩二が妻(もたいまさこ)を連れてのファーストクラスの客、古畑が隣り合わせている。玉置の愛人も追いかけて乗り合わせていて、言い合いになり、トイレでもみ合いの末、飛行機の揺れで頭をぶつけてしまい死んでしまう、というのが事件。玉置が行きがかり上とはいえ、なぜか副パイロットだと言い出し嘘を吐き通そうとするのだけど、そんなもん、いずれバレるに決まってる。
OP、そして事件解決前の古畑トークで、視聴者からのお便りというのが紹介される。後者では、ネタ切れではないか、トリックが雑と言われている。この回についてはネタ切れ感が強い。そしてトリックが雑ということなのだが、おれは見ていて全体的にそう思っていた。コロンボを模した作品とされるが、それに比べると、あまりに他愛ないし、驚きもしないし、そして穴があるようにも思える。
1時間ドラマだからそこまで複雑なものをやる余裕がないのかと思う。また、1時間ドラマであるゆえ、長い作品のダイジェストのように思えるような作品もある。事件が起きた後、ほとんどを古畑とゲストの会話で進む回、例えば山口智子の回(これは1時間じゃないが)がそうだったと思うが、これなど、ある場面の古畑と山口の会話が終わって、次の場面もその二人の会話、そこでは時間は前の場面から経過しているはずなのが、そう見えない感じになっている。これなどいくつかの作品は、複雑なものをやってはみたが、窮屈に入れ込み過ぎた感があり、もっと時間を使った作品にすれば、さらに見応えのある作品になったように思う。
全作品見てから書こうと思っていたことをここで書いてしまっているが、さらにもうひとつ。全体的にチャチい。さほどの名作とは思えない。人気俳優の人気キャラに豪華ゲストということで見栄えはいいが。田村正和の演技もそもそもおれは好きでないのだと思うが、終盤のシリーズになってくると鼻につく感じだ。

8/12
江口洋介回
これも前後編となっているが、これまでと異なりオリジナル放送時、1時間の通常シリーズで前後編と放送されたもので、それゆえ、今回の放映で前編の最後と後編の最初のダブりはない。
先にもこの番組の不満を書いたが、この回もずいぶんとツッコミの入れたくなるような、リアリティ目線でいえばありえないことの連続ではあるが、そこを許した上で見れば面白い。
自分の感じたことであるが、初期はメインゲスト以外はほとんど有名どころが出ていなかったように思うが、第3シリーズあたりでは、それなりに有名どころがいる。前回のもたいまさこもそうだし、福山雅治回には板尾創路、そしてこの回は佐々木功、斎藤洋介、そして水道橋博士が出ている。そういや前編のクレジットには「はなわ」とあった。確認はできなかったけど。調べてみるとストリートミュージシャン役だそうだ
真田広之回には磯野貴理子

シリーズ江戸川乱歩短編集4 [テレビドラマ]

30分の作品3夜連続 3/23-25 19.00~ NHKBS

過去に3シリーズ作られており、今回は第4弾。
放送日順に『怪人二十面相』『少年探偵団』『妖怪博士』。
画面にはタイトルとして「シリーズ江戸川乱歩短編集Ⅳ 新!少年探偵団」となっていて、全作品「少年探偵団」が出てくる。少年探偵団はこれまで出ていなかった。
このシリーズ、なんだか疑問でなにが狙いなのかさっぱりわからん。
今回も満島がノリノリで明智小五郎を演じてはいるが。
ちなみに『怪人二十面相』では少年探偵団を少年が演じているが、『少年探偵団』では大人が演じている(その中のひとりは三遊亭歌武蔵である)。と言う風にここも狙いはなんなのだろう

ちなみに第3シリーズの時のインタビューがまだNHKには残っていて、そこの最後に
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──もしかして、次回の構想はもうあるのですか?
まずは、次の第4シリーズがあることを願うばかりですが。あえて挙げるのならば「少年探偵団」を、短パンをはいたおじさま俳優さんたちとやりたいです! 私は、もちろんまた明智役で!(笑)」
--
とある。このシリーズは満島が企画制作に関わってるらしいが実現したということか。

さてさて。
いまこのシリーズについて参考にしようと検索をかけたら、この新作に合わせてだろう、過去のシリーズの再放送が放送されたらしい。作品以外に楽屋トークと名付けられたトークコーナーもあったらしい
ちょっとこれは見たかった。なかなか、こういうのを見つけるのは難しいよね。好きな俳優として出演情報を毎週探るとかしない限り。
放映データ
満島ひかり×江戸川乱歩〜楽屋トークスペシャル
2/13、2/20、2/27
NHKBS

2/13分を過去番組について情報を掲載しているサイトからコピペ--
番組名
満島ひかり×江戸川乱歩1~楽屋トークSP「心理試験」「屋根裏の散歩者」ほか
放送
NHK BSプレミアム
2021/02/13 22:30 ~ 2021/02/14 00:30 (120分)
番組内容
江戸川乱歩の短編を「ほぼ原作に忠実に映像化」する人気シリーズ。満島ひかりが共演者や監督とともに撮影の舞台裏を振り返る楽屋トークとともに、三作品をお届けする。
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逃亡者 (テレビ朝日開局60周年記念 、渡辺謙主演) [テレビドラマ]

テレビ朝日 
第1夜2020/12/5 21.00~(2時間5分)
第2夜2020/12/6 21.00~(1時間55分)

米国の作品の日本版だそうだ。それを聞き、ハリソン・フォードの作品があったっけ、そしてそれを見たとき、ウィキなんかで調べたら同名異作の作品もあったと書いてあった気がする。ハリソン・フォードの作品は内容は覚えてないけど面白かったという印象だけ残ってる
改めてウィキを見てみた。今作品は1963年のアメリカのドラマのリメイク。ハリソン・フォードの映画も同じく1963年版のリメイク、他に同名異作の作品がある。そういや田原俊彦のテレビ連ドラにもこの題名のものがあり、これすげえ面白かったという印象だけ残ってる。
テレ朝は大人気米国ドラマ「24」を日本版にして評判は散々なようだが、こちらは大丈夫だろうと根拠のない予想。
放映後だったか、一夜目が終わったあとくらいに気付いたか、録画できなかったのだが、友人のリストにあったのでダビング視聴

圧巻。二夜連続で前編後編合わせて放送時間で4時間。一気に見終えた。

ここ数日で見たものでテレビドラマと映画の違いを考えていたが、これはテレビドラマでの制作ならではの面白さ

前編序盤の演出が良いね
主人公、加倉井(渡辺謙)が死刑になり、移送される際に、一緒に移送されていた死刑囚(爆弾テロ事件の首謀者)の仲間がその移送バスを襲撃、彼らはその目当ての死刑囚を拾って逃げていき、加倉井はそれとは別に逃げていく。と、この二組が脱走するのだが、その事件を担当することになった警視庁特別広域捜査班、班長は保坂(豊川悦司)、これがその移送車を襲撃したテロ組織の一団をあっという間に追い詰め確保、脱走した死刑囚は人質を取るも問答無用で射殺。これでこの警視庁特別広域捜査班、そして保坂の性格がわかるようになっている
後編の冒頭はワイドショー番組で、羽鳥慎一と斎藤ちはるアナが登場という風に、実在の番組(『羽鳥慎一モーニングショー』)をドラマの中で使った演出。こういう演出はあまり好きでないなあと思いながらも、そのワイドショー番組の中で、前編の振り返りをやっており、それはうまいアイデアだと思った。

序盤を見ている段階では、これは逃亡者と追跡者の追いかけっこの面白さであり、ということは加倉井が無実かどうかという前提はわりとどうでもいいのではないか、と思っていた。まあ、逃げるその執念が自分は無実だという思いが底にあるからという程度の風味付けはあるとは思ったが。
だが、後半になるにつれて、そうか、そういうことか、加倉井が無実であるからこそ成立する作品なんだなと思い直す。
どうなるんだろ、どうなるんだろ、と見ていて、段々、加倉井の無実や、本当の犯人が、ここまでに出ていた誰かっぽいなと思い始め予想してみたがそれはことごとく外した

豊川悦司がいいねえ。若いころのハンサムさからはかなり老けて、冴えないおっさん風味ながらすごい風格。髭が少しありちょっとインチキ中国人風。大仁田とか阿修羅腹とかそんな感じにも見える
渡辺謙は安定の熱演。演技がうまいとかどうこうでなく、これくらいの大物となると、間違いのない作品、間違いのないキャスティングがされるんだろうなとも思う。別にけなしてるわけではないけど。
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