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鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~[字]「追悼・中村メイコさん」

01/29(月) 21:00 - BS12トゥエルビ|55分|12倍録
鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~[字]「追悼・中村メイコさん」

BS12はカセットテープミュージックを見るからよく見るチャンネルと言えるし、さらにカセットテープミュージックの新作がいつ放映されるかという情報もほしい(特に第1期が終わってからの不定期放映の時期)ので、つべのチャンネル登録をしている。新作放映告知の短い動画がカセットテープミュージックなら作られるので、それがアップされると自分に通知が来るので、見忘れを防げる。
というようなこともあり、この番組のことも始まったころに知ってちょっと面白そうだなと思っていた。BS12にとってはイチオシの番組であろう、何しろ人気タレントの鶴瓶である。その相手役が阿川佐和子というのも絶妙。
で、まあちょっと見たいとは思ったが、何しろテレビを見ることに時間を費やしたくないという思いの方が強く、見てはいなかった、阿川佐和子がちょっと苦手というのもある。聞き巧者なのは認めるが、TVタックルでのあの鞭を装った失礼な物言いが嫌いなのだ。
まあそんなことはどうでもよくて。
今回これを知ったのはやっぱりカセットテープミュージック。1/28の放映の際のCMでこれをやっていて、鶴瓶と阿川が追悼のコメントを述べていた。亡くなったことで、その追悼コメントを入れて過去の放送を放映するという企画である。
この番組自体をなんとなく注目、というより、新たな回の旅につべで告知動画が上がってくるのを横目で見ていて、へえ中村メイコが出るのかと思ったことも記憶している。まあこの番組はそういう詞会二人より上くらいの世代の人を呼ぶという番組のようで驚く人選ではないけれど。



中村メイコと縁のとっても深い黒柳徹子。彼女の訃報が伝えられ、その際徹子のコメントだとかも読んだ。その際亡くなる数日前に徹子の部屋の収録があって、みたいな話も知った。
それは見てみたいと思ったが、そのあたりの事情はしっかり確認していなかった。おれはてっきり、それはもう放映されてしまっていたのかと思い込んでいた。新年に追悼企画が放映されるとのことだったがそれは亡くなる直前のものではないようだったので視聴せず。
そしてこの「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」の同日に徹子の部屋が中村メイコだということも知っていた。実は毎週金曜日の翌週のテレビ番組チェックで徹子の部屋の次週のゲストというのを一応確認しているのだ。よほどのゲストでないと見ないようにしている、それは上記のテレビに時間を使いたくないという気持ち、のでゲストのチェックのみだ。そうそう徹子の部屋に出てくる徹子と近い世代のゲスト群というのが「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」のゲスト人選コンセプトという感じがするね
であるから、「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」の録画予約をする前に、徹子の部屋に中村メイコが出るのを知っていて、でも録画しなかった。まさかこれがその亡くなる数日前の収録のものだと思わなくて、また過去の放送の名作選みたいなことやってるのかなと思ったのだ
そのあたりの事情をいま下の記事を読んで気付いた
「徹子の部屋」9日に中村メイコさん追悼放送 黒柳徹子とテレビ草創期から共に活躍
 女優の中村メイコさん(昨年12月31日死去、享年89)の訃報から一夜明けた8日、テレビ朝日「徹子の部屋」で9日に「追悼・中村メイコさん」が放送されることが発表された。司会の黒柳徹子(90)は中村さんとテレビ草創期から共に活躍。追悼回は過去の貴重な映像で2人がおしゃべりを楽しむ姿を放送。昨年12月25日に収録した同番組が中村さんの最後の仕事だったが、この収録回については今後、放送を調整する。
 黒柳は追悼のコメントを発表。「眠るように亡くなったと伺いました。デリケートな彼女が悩むことなくあちらの世界に逝かれたのは、私にとっては心がやすまることです」と思いを寄せた。
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「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」の録画予約をした際、徹子の部屋にも出るんだよなあとうっすら思い出したりさえしたのに録画はしなかった。しておけばよかった。BSで再放送するかな。TVerで見ようかな。
おれが中村メイコに異様に興味がある人みたくなってるが、そうでなく、亡くなる直前の人というところへの興味だ。「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」のほうの彼女は全然衰えがないように見える。

1/29の放送についての記事
中村メイコさん『徹子の部屋』で生前最後のテレビ出演 仲良しのジュディ・オングと共演
 昨年12月31日に89歳で亡くなった俳優の中村メイコさんが、29日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』(月~金 後1:00)に出演する。中村さんは同番組が最後のテレビ出演となった。
 今週は『徹子の部屋』放送49年目突入ウィークと題し、番組ゆかりのゲストが登場。トップバッターは中村メイコさんとジュディ・オング。出会いは60年前、ホームドラマで2年近く「母娘」を演じたことがきっかけで仲良くなったそう。
 台湾出身でアメリカンスクールに通っていたジュディは、敬語を習ったことがなく、メイコさんから大人の話し方やお洒落の仕方を教わったという。コロナ禍には、電話で話すことも多かったが、「ジュディ、家にいるからとお洒落の手を抜いちゃダメ。1日3回着替えなさい」とメイコさんからチェックが入ったことも明かす。

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「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」は30、31日にかけて視聴
「徹子の部屋」はTVerにて、31日に視聴した
前者ではゲストが一人ということもあり快活に喋っているが、後者の方は二人の高齢者がいるからという思いもあるからだろう、フォローするようにジュディがよくしゃべっているため、メイコは比較的おとなし目。
冒頭に徹子の追悼コメントあり。後者の収録は12/25
前者のほうも冒頭に司会者二人の追悼コメントあり。
それによれば収録は亡くなる3か月前。放映日は11月
阿川によると、紅白を見ていてちょっと胸が痛いと言って、そのまま亡くなられたとのこと。ウィキによると、家族に見守られながら、とのこと。
別にこんなことにケチつけるつもりもないが、紅白見ていた老年の方が、胸が痛くなったと言ったなら、ちょっと別室へ行き休むとなり、家族で見守るとなると、もう死期が近いことを悟って皆がベッドの周りに集まってる状況みたいのを想像するが、ちょっと別室へ引っ込んだみたいのとかけ離れてるように思うが、どんな状況だったのだろうと思う。
まあもう数日前からいくらか危ない状況で、何かあるたび、これが最後かと皆が覚悟し、また医者なんかも付きっ切りで、ということなのかなと想像するとわからないでもないが。
また、亡くなった時間は午後10時45分とのことで、そういや紅白に徹子が出ていたな、そのころじゃないか、と思う

*0319
彼女のお別れの会(「乾杯で送る会」)が開かれたそうで、ニュースが出ていて、そこで上記紅白を見ていて亡くなられたあたりのことが語られたとのこと。なるほどなるほど
中村メイコさんは夫の腕の中で息引き取った 神津善行氏「幕の引き方きれいだった」と涙(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
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 亡くなった日は、NHK紅白歌合戦を見ており、具合が悪いという中村さんを善行さんが寝室に連れて行ったが、すぐに呼び戻されたという。首の下に手を入れて体を抱き起こすと、中村さんにしばらくこうしていてほしいと言われたそうで、善行氏は「僕の小指に人さし指をぶら下げてきて、力があったんですが、1分ぐらいで、力が抜けて指がぽろっと落ちたんです。その時にやっぱり息を引き取ったらしいです」と話した。救急搬送され蘇生措置も施されたというが、中村さんはそのまま旅立った
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同記事によると、阿川佐和子、笑福亭鶴瓶、ともに出席しており、黒柳徹子は出席していないようだ

*0319
ビバリー
東貴博もこの会に出席したそうで、その話をしていた
徹子は手紙で弔辞をしたとのこと

*0408
04/08(月) 13:00 - テレビ朝日|30分|DR
徹子の部屋 神津はづき&神津善之介[字]
メイコの子供たち、神津はづき、神津善之介が登場
ここで亡くなった際の経緯が語られていた
どうやらメイコは旦那神津善行と二人暮らし。
はずきは亡くなった大晦日、午前中にほとんど食べられないメイコのためにミニおせちを届けたのが最後に会った様子
で、近所、歩いて行けるくらいの距離、にはずきは住んでいるようで、上に書いてあるように、旦那がメイコを寝室へ連れて行き、そこで体を抱き起こす、など上記の一連の行動を取ったあとに、父からはずきへ「息していないかもしれない」と連絡、はずきは酒を飲んでおり、歩いて家へやってくる。気持ちよさそうに寝ているようで、大丈夫? といつも通り声をかけてみたが、全然反応がなく、そこで姉や救急車を呼ぶ電話をしたりし始めた
善之介はスペインで生活をしているとのこと
かんなのほうは話を聞いてる限り、そこまで近所ではなさそう
過去の徹子の部屋へのメイコ出演時の映像がふんだんに
また上記「乾杯で送る会」で会見した神津善行の映像も流されていたが、立派に喋れている。90歳とは思えない。番組内で子供たちは父について耳が遠くなっていて、大きな声で喋りかけると怒られてると思い込み、みたいな老人特有の生活が語られているが、人前に出る際にはシャンとするのだな





名奉行 遠山の金さん2(松方弘樹主演) [時代劇]

オリジナル
放送期間 1989年5月25日 - 11月30日
2023/06/20(火) 15:00 - tvk1|55分|15倍録
[新]名奉行 遠山の金さん 第二シリーズ 第1話「帰って来た桜吹雪」
08/11(金) 15:00 - tvk1|55分|15倍録
名奉行 遠山の金さん 第二シリーズ 第23話「さらば金さん 打首獄門!?」[終]

第1シリーズ最終回を見た後引き続き第2シリーズ第1話を視聴
1 1989年5月25日 帰ってきた桜吹雪
お千代/南風見恵子
日向隼人正/長門裕之
鉄/宮口二郎
西海屋/江幡高志
窪田陣十郎/山本昌平
お千代が先頭になっているが、これは山内としお、疋六:宮路佳具と並記。なお疋六については第1話ではおれは気付かなかった。ウィキによれば「北町配下の目明し」という役
新シリーズとなるとレギュラーの移り変わり、設定の変更にまず目が行く
吉川瓢兵衛:ケーシー高峰が降板、多分同じような役として蒲生武太夫:名古屋章
お仙:坂口良子が降板、同じ設定で湯屋のおかみで遠山の密偵としてお紺:池上季実子、お玉:仁科幸子は続投。
トメが池上でその前が名古屋、その前に堀田摂津守:若林豪。
伝法大介:小西博之が新加入。新吾が金さん=遠山奉行を知るとのことなので、この伝法はそれを知らない同心という役なのかなと思っていた。そういう役はこの作品には必要でもあるし。しかし、二人とも第1話の白洲の場面にて一緒にそのことを知ることになる
その際の反応、新吾、意外にも冷めたもので、一瞬驚くものの「どうりで似てるわけだ、呆れたもんだよな、こんなお奉行がいるなんて」、大介「いやっ、しかしすごいお人だ」、新吾「恰好良すぎるよな、ほんと」。こんなことがあったのだから白洲の場面の後にエピローグで遠山と新吾の場面もほしいところだが、そんなものはなくいつもどおり白洲の場面の結び文句「一件落着」で終わっている
遠山桜が証拠になるなら、新吾や大介の証言もなるのでは? と思う。
大庭伊十郎:山内としおが出ている。新吾や大介と共演(大庭は「新吾と大介の同僚。新吾や大介が登場しない、もしくは何らかの事情で捕物に行けない場合、捕り方と共に率先して現場に踏み込む事がある」というウィキでの説明)。新吾と大庭は前シリーズ最終回でも共演
悪役の西海屋という屋号は第1シリーズ最終回と同じ。
ネズミ講である「極楽講」という現代的案件がテーマ
堀田摂津守:若林豪は登場、鳥居甲斐守:中村嘉葎雄は登場していないがウィキによるとこのシリーズにも登場するようだ。
OPおよびED、ここは数回見て以降早送りしたり飛ばしたりしているから、よく見ているとは言えないのだが、前シリーズとまったく変わっていないようである。
金さん桜吹雪披露の際に「お目付け桜」という言葉が出てきて、白洲での遠山桜披露の際にも同じ言葉を言っている。「お目付け桜」なんていうと正体わかってしまいそう。この言葉、気になって前シリーズの最終回を見てみたらそこでも言っていた。前から言っていたようだ

2 6月1日 美少女を救え! 隠密同心の怒り
おこう/財前直見
結城仙之助/石橋蓮司
大黒屋仁左衛門/福田豊土
銀次/遠藤征慈
甚九郎/入江慎也
弥平/広瀬義宣
常念寺住職/山村弘三((役名なしクレジット)
前シリーズでは不完全燃焼気味だった東山の新吾が松方と二枚看板とでもいうような活躍。隠密廻り同心となったからだろうか、月代を剃っていない頭で登場。
時代劇でお馴染み、アヘンの話
ストーリーとしては凝っていて、見ごたえあり。
悪役のメインと思わせる大黒屋だが、その娘おこうは完全に善玉っぽい出で立ちで、新吾に惚れたような素振り、しかし抜け荷のことは知っていて、しかしそれを恥じていないなどという。さらに話が進み大黒屋はアヘンのことは知らなそうだ、とか、みなしごを寺に集め支援しているなどという善人めいたエピソードが出てくる。
結末としては大黒屋番頭弥平が他の悪、旗本結城やヤクザの甚九郎と示し合わせて、抜け荷をやってる大黒屋を隠れ蓑にアヘン密売をやっていたという展開
福本清三、ノンクレジット。3回出ていたような気がする。冒頭死体現場の野次馬。中盤牢屋内で大黒屋に襲い掛かる囚人の一人。終盤お約束の殺陣にも参加していたのだろうか、遠山桜披露の場面で金さんの殺陣が回想で挿入される際に斬られているのが彼。殺陣の場面も見直してみたがどうもその場面が見つからない。回想でありながらも殺陣シーンでは使われていない場面を回想場面として挿入しているのだろうか
こうやって福本清三を探しているとヒッチコックを探してるみたいな気分だ
山村弘三という人はよく時代劇で見ていたが、ここでは大分老けていて雰囲気が少し変わった
広瀬義宣という人は役名なしの端役でよく見る名前だったと思うが、ここでは役名あり

*0126
3 6月8日 風呂屋の亭主が謎の連続心中
お美代/本阿弥周子
赤坂林右ヱ門/御木本伸介
井筒屋長五郎/多々良純
曽乃/風見章子
三次/上野山功一
豊太/堀田真三
伊太郎/新城邦彦
予想外の展開が二つ。これで、ちょっと先が読めないストーリーになった
サブタイトル通り風呂屋の亭主が続けざまに心中。しかし相手の女との組み合わせから心中に見せかけた殺しと推察。値上がりしていた江戸府内で限られている湯屋株だったが、それがこの心中事件の主は心中直前に売り払っており、それは正式な手続きになっていた。
買ったのは井筒屋で、見るからに怪しそうで、悪役だろうと思っていたが、中盤で殺されてしまう。これだ予想外。
心中事件で亭主を失った柳橋湯の女房がお美代で、これは善玉だろうと思われたが、桜湯のお紺をシャボンを大量に売るとの餌で湯屋株を持ってくるよう言う。ここが二つ目の予想外。こちらはお美代が真相を知るため、湯屋総取締に近づき得た仕事ということで、悪役転向ということではない

4 6月15日 暴かれた二つの顔の美人妻 高橋稔 斎藤光正
お波/高部知子
作蔵/山田吾一
丹波屋/戸浦六宏
大内兵庫/南条弘二
和世/鈴鹿景子
おたつ/和田幾子
ストーリーがなかなか良いように思う。
悪役は誰だろう、そもそもどの事件が今作品のメインなのだろう、となかなか明らかにならない展開。お波の姉が死んでいたという事件、そもそも小金目当てに若い女が狙われ殺されるという事件が連続して起きている。という背景。
サブタイトルは鈴鹿景子の和世のことだろうと序盤でわかり、悪役は和世とその親の丹波屋なのであろうと想像はつくのだが、序盤はほんのちょっとの顔見せ。
でストーリーが進行していく中で、その二人がストーリーに全然絡んでこないし、そもそもなんの事件がストーリーを追ってるのかもよくわからないまま進む。メインは山田吾一の作蔵で、どこぞの武家屋敷に三十年勤続の老中間、完全に善人なのだが、なにか裏がある様子、という具合に進行。
それが終盤になり、作蔵と彼が仕えている殿様大内兵庫が起こした事件の真相が明らかになり(お波の姉を殺そうとしてではなく事故のような形で死なせてしまった)、兵庫の妻和世、そしてその親の丹波屋がその周囲で動いていた悪事が一気に明らかになっていくという展開。
丹波屋は茶坊主上がりの札差で、政界に力を持っており、娘3人を要所要所へ嫁にして、さらに力をつけているという存在で、大内兵庫もそういう状況下で自分の駒として考えており、金の力で出世させようとしており、そこで起きたこの事件の関係者をことごとく消そうとしていたのだ

5 6月29日 財テクの罠、狙われた美人画
山岡誠之助/並木史朗
琴絵/安永亜衣
山城屋治兵衛/草薙幸二郎
多岐川竜斎/小鹿番
秋野仁十郎/有川正治
サブタイトルで現代盛り込みに舵を切ったことがわかる。まあそのサブタイトル通り、高値になりそうな絵で金儲けを狙う企みを扱ったもの
福本清三が序盤に竜斎の絵草紙屋で店員、終盤の殺陣で登場、ノンクレジット

*0129
6 7月6日 甘い囁きは女の敵
お浜/黒田福美
巳之介/荒木しげる
幸吉/山田隆夫
蟹助/市川好郎
音羽の久蔵/浜田晃
綱五郎/草薙良一
伊勢屋幸右衛門/牧冬吉
左右吉/松田明
両替商伊勢屋、大旦那が幸右衛門で病がち、若旦那が幸吉で博打狂い、大番頭がお浜、父親も伊勢屋で働いており二代続けての奉公、大旦那に認められての大番頭、男っ気なし。
この伊勢屋を狙って、女をたらしこむのが得意な巳之介と表向きは口入れ屋、裏では賭場を開くやくざの音羽の久蔵が組む。
博打で幸吉が狙われ、お浜は巳之介に狙われという二面作戦。幸吉に借金を着せて、権利書を手に入れるまでになり、巳之介はお浜をいいところまで取り込んでいたが手を引くことになる。
そうなったのに、終盤クライマックスで、わざわざ顔を出し、そういう種だったと吐露しているのはなぜ、と思う
黒田のいい女さが目を惹く

7 7月13日 暗闇に一輪桜小僧
お袖/三原じゅん子
滝沢外記/南原宏治
蓑屋藤十郎/深江章喜
備前屋/原口剛
林之助/岩城力也
白洲の場面の前に一番の悪役滝沢が自害してしまい、故に白洲の場面は盛り上がりに欠ける。時間も短めに思えた
軽業一座で綱渡りをしているお袖、兄の敵討ちを狙う桜小僧。兄が侍でなぜ軽業一座なのかの説明はない。その兄は鉄砲の買い付けに伴うある策略で殺されていた
今度長崎から鉄砲や大砲が江戸へ持ち込まれてくることになり、それが狙われる可能性を考え、警備が遠山に命じられる。その江戸へ持ち込まれる鉄砲類を狙うのがお袖の敵と同じで、遠山は桜小僧の狙いが何なのかに興味を持って行くという展開。
桜小僧というのは一年前、その兄の件が起き、お袖が調べるためウロウロしているとき金さんに助けられ、その姿に憧れ真似をして桜の刺青をお袖も入れたのであった

8 7月20日 恋女房が危ない! べに花の秘密
青木吾平/高橋悦史
信子/二宮さよ子
おれん/朝比奈順子
最上屋助右衛門/藤岡重慶
牧原長重/小林勝彦
黒川勘兵衛/吉田豊明
玄雲/佐藤京一
権十/浜田隆広
腰元/たなかあけみ
高橋悦史が武士の役で放言丸出し、それゆえか朴訥さが前面に出ている人柄のキャラ。
べに花作りに長けており藩にも大きな利益をもたらしている
女房役が二宮。田舎のべに花作りのための畑仕事が似合うタイプでもないんだけどねえ。田舎で夫と離れて暮らしているが、夫に会いに江戸へ出てくる
このべに花についての不正が事件で悪役は最上屋と家老牧原、支配役の黒川勘兵衛。小林勝彦は家老役が似合っておりずいぶん貫録がついた感じ。が、あまり出番はなく、最上屋と黒川がメイン悪役っぽく進むが、最後の殺陣の前で吾平が殺されついでにという感じで用済みになった黒川も殺され、その黒幕にそこまで出番の少なかった牧原が登場するという展開
最後の殺陣の前の吾平殺害の場面から殺陣、白洲の場面にノンクレジットで福本清三

9 7月27日 女の挑戦! 怪文書のカラクリ
お蝶/三林京子
美濃屋万兵衛/和崎俊哉
八田平蔵/川辺久造
田之助/冷泉公裕
近江屋/外山高士
今朝三/江藤漢
壺八/中田譲治
山崎新兵衛/波多野博(役名なしクレジット)
サブタイトルが安っぽい二時間ドラマ風。こういうのが流行していた時代なのかもしれない
寺社奉行所の役人山崎が商家の女将と心中。しかしそれは偽装で本当は殺しのようでもあった。山崎は怪文書による恐喝事件の探索中であり、密偵のお蝶は山崎からこの探索からは手を引くよう言われた矢先の山崎の死であった。
事件は寺社奉行所と北町の合同捜査となるも寺社奉行所側の捜査の指揮をとる八田が事件の黒幕だった

10 8月3日 誤審? 殺人犯の妹
弥之助/井上純一
春日井忠兵衛/清水健太郎
お久/長谷川稀世
お糸/立原ちえみ
池松/稲吉靖司
讃岐屋/中村孝雄
お滝/五代百絵
鳥居甲斐守/中村錦司(役名なしクレジット)
この回は清水健太郎に目が行く。この人の悪人相はそれだけでもなかなかのもの。スキャンダルまみれの経歴があるからそういう色目もあるのか、いやそれなしでも十分悪人顔。そしてこの回にはなかなか壮絶ね拷問シーンがある。彼は北町与力の役。その拷問場面を脇にいる半平と二八はアワアワしている演技。さらにその後の桜湯二階での場面で、その拷問場面のことをすごかったなどと話している場面まで入れてあり、演出としてもそこを強調している
稲吉靖司は前シリーズにも出ていた小鹿番によく似た人。今回は悪の岡っ引き。このメモブログを稲吉靖司で検索してみたらかなりたくさんヒット。小鹿番に似てるってことはその際気付いていなかったのかなあ、前シリーズのとき初めて気付いたように思う。
井上純一の弥之助は島帰り、板前として再就職しようとしても悪の岡っ引き池松が邪魔をし、さらには殺人の罪を被せてくる。
弥之助の妹お糸は兄はやってないとなんとかしようと必死に動き回る。アリバイを証明できるはずの娼婦お久は頑なに弥之助なんて知らないと言い張る。この二人の女が印象的な回、この二人の対面の場面もなかなか迫力あり
中村錦司はどこに出ていたか気付かなかった。北町の白洲の場面か。あれれ、鳥居甲斐守って中村嘉葎雄じゃないのか。ウィキには「鳥居甲斐守:中村嘉葎雄(第1~3シリーズ)→中条きよし(1991年SP、第4シリーズ、1992年SP)→中村嘉葎雄(第6~7シリーズ)」とあり、今シリーズにも登場するのかと思ってたのに。
東山の出演が異様に少ない。第2話で活躍して以降、多分出演がない

*0130
11 8月17日 税金に泣かされたおんな
おふさ/藤奈津子
くら/風祭ゆき
榊原修理/鹿内孝
武蔵屋/田中浩
喜助/山下洵一郎
おこう/山口朱美
佐八/寺下貞信
高倉喜十郎/福本清三(役名なしクレジット)
福本清三大活躍回。白洲では前列に座っており、それゆえ悪役側のメインの一人と言っていいくらいだが、それでも役名なしクレジットになってしまっている。
冒頭押し込みの集団の中のひとり。頭巾だが目付きでわかる福本。その押し込みの場面から引き上げる際金さんと出会い血がついているのを咎められ刀を向け、そして立ち去っていき、サブタイトル表示と、いきなり出番が多い。
最後の殺陣でも、目立っていて、最初から最後までしばしば顔が映る。最後にやっつけられるのはメイン悪役だが、その前、用心棒集団の中では最後にやられている
白洲場面でも白洲席から遠山奉行に斬りかかるという珍しい演出。白洲場面で遠山奉行に立ち向かうのは、武士で役職ありの、座敷・縁側にいる人物であることが多く、この回でも福本の後に、縁側にいた榊原修理が立ち向かっている。
ストーリーは田舎でのきつい年貢取り立て、直訴状の握りつぶしなどが扱われ、江戸へ売られてきた少女おふさが口入れ屋武蔵屋で仕事の世話をさせられるが、武蔵屋の裏の顔は押し込みの一団で、女を商家に世話をして、その女に内から鍵を開けさせていた

12 8月31日 裏切りの仮面! 金さん指名手配
桂木孤風/大木実
銀八/誠直也
おさわ/五藤恭子
寅吉/有川正治
徳松/中田光彦
「闇の一族」なる悪党連合が江戸で勢力拡大。やくざや悪徳商人が組み込まれている。元締は常にお面を被って登場。その元締の片腕は銀八というヤクザ
銀八の妹がおさわで、みなしごの面倒を見る書家の孤風を手伝っている。
が、元締の正体は孤風であった。
銀八一家の子分でノンクレジット福本清三、終盤の殺陣ではなくて中盤に登場
大庭が登場。「金さん指名手配」のサブタイトルがあるが、そういう状況では金さん=遠山奉行を知らない同心が金さんを追いかけるという楽しい構図を出すためであろう。今回のレギュラーである伝法は金さん=遠山奉行を知ってしまっているからなあ

13 9月7日 遠山奉行の涙! 裁かれた聖母像
折原忠之/大出俊
早川慎之介/円谷浩
百蔵/樋浦勉
大村屋/西沢利明
渡海屋/芝本正
長谷川/楠年明
10話(※)でおれが疑問を呈している鳥居耀蔵/中村嘉葎雄が登場。遠山奉行に勘定奉行を追い落とされたと言っており、第1シリーズ最終回を踏まえている。
(※)10話で「鳥居甲斐守/中村錦司(役名なしクレジット)」とあり、つまり役名なしだが、ウィキに「鳥居甲斐守」とあるということであり、作中では鳥居とは名乗ってなかったと思う。単に北町奉行の役であり、それをウィキに書いた人が鳥居としてしまったのであろう
現在無役、遠山への仕返しと奉行職を狙っての策略がこの回のあらましとなる。
金さんと鳥居が出会う場面もあり、これは第1シリーズ最終回で見ているのだから金さん=遠山奉行は承知なのであろう
5年前の事件、遠山が奉行になる前のことである、渡海屋がキリシタンであるという投げ文で処刑された。その時の裁きをしたのが奉行の折原。折原を遠山は尊敬し、その職務記録を読み込んでいる。
折原は渡海屋のキリシタンの教えに沿った生き方を立派なものだとして、なんとかして助けようとしたがそれはならず、またその宗教に関係のない妻子をも助けることができなかったことで、この事件を契機に奉行を辞して今は寺子屋の師匠
渡海屋のキリシタンを投げ文したのは渡海屋の番頭で、同業の大村屋と組んで渡海屋乗っ取りを謀ったのだった。その裏にいたのが鳥居。

14 9月14日 お目付け桜と姥ざくら
お島/園佳也子
越中屋/菅貫太郎
長次/中田博久
竜源検校/岩尾正隆
酒田陣十郎/五味龍太郎
1/30に視聴したものの途中何度も寝落ち、最後まで確かに見たものの、無理やり見終えたという感じだったので翌日再度視聴、主に1.3倍速
この回は園佳也子ワンマンショー的な作り。いや、彼女が個性的でそう見えてしまうのかもしれない。が序盤から出ずっぱりだし、終盤の殺陣~白洲の場面、ここは遠山の見せどころであるが、そこでもある意味それを食ってしまうような活躍ぶり。殺陣で活躍というのは変かもしれないが、悪役のところに怒鳴り込んで窮地に陥り金さん登場、殺陣の間は脇で声援を送ってる「ヤレヤレ~」「いいぞー」
役柄は彼女の俳優として持っているイメージに重ねて描かれた(園佳也子のことをよく知ってるわけでもないが、多分そうであろう)ような口が達者で向こうっ気が強いが友達思いの庶民的おばあさん。
ストーリーは詐欺投資話という感じで、薬屋長次にいい儲け口があると投資させられるが利払いが滞り、老人何人かに犠牲がでる。長次の裏には薬種問屋の越中屋。そして元は無宿人、そしてもちろん目明きであり、越中屋によって仕立て上げられたインチキ検校の竜源がいた。検校ならば法外な利息を取ることもでき越中屋は老人から金を集め検校を通して違法な高利の金貸しをしていた
裁きでは上位の悪役だと思われる竜源検校が遠島、しかも終生でなく15年とされていて、なんか変。他のメインどころは当然のように打ち首獄門

*0131
15 9月21日 美女誘拐! 悪事が匂う蔵の中
お弓/比企理恵
平六/織本順吉
菊屋利兵衛/遠藤太津朗
小池重房/久富惟晴
新八/遠藤憲一
清吉/山田良隆
平六は饅頭屋。近くの紅屋という饅頭が評判のため店はさびれている。娘がお弓。悪友の新八と遊び歩いているが、その新八に連れ回されいるうちにかどわかされてしまう。
紅屋が殺され平禄は自訴するがそれはお弓を人質に取られ脅されてのことだった。
特徴的な点
金さんが伝法と謀り事をするが、平六の前で金さんが伝法に命令する形式で、伝法の上役だということがバレてもよいという風にやっているのが変に思える
その謀り事というのは自訴してきた平六を牢抜けさせ、追ってきた伝法が平六を斬って平六は死んだということにするというもの。それで紅屋殺害の件は済んだとみなされ、お弓は解放されるという展開
ここでお紺はお弓に平六が死んだことを告げ、改心させようとするが、平六がその場で出てきてしまい台無しに。という流れなのに、お弓は真相を探るため悪は誰なのか探り始めるのはなにか変に思えた。平六との和解がないのになぜ、ということだ。これはラストで、いくらかの説明がなされる。やはりその際改心して、平六の無実を明かそうとしていたとのことだ
新八は悪の手先だが、金さんが乗り込んでの殺陣が始まるところで、悪役からこちうがかどわかしの真犯人だと斬られてしまっている。殺陣の前に悪役の仲間割れという演出は珍しい、なお新八は死んでおらず、白洲に登場し、真相を自白し遠山奉行を助ける形になっている。裁きは遠島だが。
福本清三がノンクレジット、殺陣~白洲

16 10月12日 仮面の女盗賊 半平を狙う
間千代/宮園純子
神坂直知/有川博
青山忠良/鈴木智
夜嵐のお松/明日香尚
せん/岸雅
暗闇の鬼三/伊吹聡太朗
堀之政/唐沢民賢
定吉/河野実
留/濱田堅志
辰造/宮城幸生
宮園純子は半平の母親役。
半平は暗闇の鬼三の護送の任に就くも、襲撃され鬼三を逃がしてしまう。それを任命したのが南町の与力神坂でこれも悪に一味だった

17 10月19日 富くじに踊らされた悪女
草野数馬/山本陽一
橘たか/渡辺千秋
杉野忠勝/勝部演之
蟹江/潮哲也
又五郎/宮口二郎
つる/弓恵子
やくざ/福本清三(役名なしクレジット、女郎屋従業員)
この回は今シリーズ2度目の鳥居耀蔵/中村嘉葎雄登場回で、役職なしの鳥居が遠山の追い落としと自分の役職復帰を狙っての策略という風に前回と同じ構図。町中(前回の場合は桜湯)で出会った二人、鳥居の目配せで、二人だけとなり、鳥居が遠山に脅しをかけるという演出も同じ
陰富という富くじの裏興行が舞台。遠山が隠密捜査のため派遣した与力草野が殺され、持ち物に陰富の札がわんさか。。これを最初に発見した伝法がふところに隠してしまい・・・、という展開。その草野はただ酒、ただ遊びに溺れ、陰富の勧進元だという噂が立っており、それは本当なのか
草野の息子が数馬。
たかというのは数馬の許嫁。演出上のことだがこれがいやな女。数馬は父親のその嫌な噂を聞き陰富をやっているやくざの仲間になる(最初は父親のことを真摯に聞きまわっていたのに、急にやくざの仲間になっているから、父親の無実を証すためかなとも思ったが、ラストで遠山にその心情をやけになってのことと話している)のだが、その数馬を取り戻そうとたかは勝気にやくざの前で、この人は与力の息子で与力を継ぐ人なのです、返してくださいなどと余計なことをいって、数馬を窮地に立たせたりしている
弓恵子は数馬の母親という役どころ。弓恵子は以前はメインゲストをばんばんやっていたような人であるがここではクレジットは下のほう。まあそれなりの存在感
この回から「お玉:仁科幸子」から「お町:松岡知重」へ交代、ほぼ同じ役割のキャラ、されたようだ。おれはそれに気付かず、通常お玉がクレジットされるところ(二八と並記)にお町というのが入っており、お玉は出ないのかなと思っていると、作中出てきて(おれの勘違い)いるので、ノンクレジットかなと思ったくらいだ。作中出てきたお玉かとおれが勘違いしたのがお町らしい。まあお玉が毎回登場しているのにも関わらずあまり印象に残らない人だったこともあり、桜湯の女従業員ということでお玉に見間違った、またこれがお玉かなと他の回の顔と見比べたりもしたが、似てないこともないという程度に似ており、勘違いしたのだった。
また通常役名ありのクレジットである疋六:宮路佳具が今回はキャストクレジットが多いためか、役名なしクレジットになっている

18 10月26日 夜空を飛んだ女の執念
佐和/白都真理
深尾兆安/西田健
笹乃屋利八/長谷川明男
きぬ代/原田千枝子
伊藤重清/芹沢名人
越前屋/水上保広
津坂織部/近藤準
菜穂/三浦徳子
権太/藤沢徹夫
福本清三がノンクレジットで殺陣に参加
ストーリーに難あり
奥右筆の名門永井家の跡取り問題を巡る悪だくみ。
伊藤重清は永井家の長男だったが、家の格が低い佐和との結婚を反対され、家を出て浪人になり、町道場を開いているが今が病がち。
夫婦の子供を跡取りに、という話が用人津坂からもたらされるが、重清は絶対反対。なのだが、佐和が息子を永井家の跡取りにするため奔走、とここは首を傾げてしまった。
細かいところでは。
これはおれの見間違いだと思うが。金さんが悪どもの酒席に乗り込み、酒のとっくりをひっくり返し、まだ全然飲んでないから、今までずっとここにいたというのは嘘だと指摘する場面。2本のとっくりのうちの1本には酒が入ってないように見え、ならば一本は酒を飲んでるのでは?
お紺が佐和が捕らえられている大番所の牢へ助けに行く場面。難なく鍵を開け、しかし佐和は逃げないといい、お紺はその鍵を放置したまま去っている。まあこの鍵を開けているから、その後佐和が外へ出ていけるのだが、お紺は佐和と話をするために来たのなら、鍵を開ける必要はなかったはず。
でもまあ、鍵を開けてやってあとは佐和の判断に任すという場面だったとも考えられる。
お町にキャラ付けがなされている。お紺の正体を知らないかのようでもある。前回、前々回では、お玉が去る描写やお町が新たに雇い入れられたというような描写はなく、単に同じ役割の人物が入れ替わっただけのようだったが。
二八がやけに強調した感じで上方の言葉を使うようになったことに数回前から気付いた。前シリーズも含め、最初からかなあ、突如そうなったような気がする。前シリーズはほぼ削除してしまって確認できないのだが、数回分残っており、それを見てみると、江戸語のようである。第2シリーズの最初からか途中からか

19 11月2日 (秘)大奥の女殺人者
直次/石原良純
秋橋/南田洋子
滝川/池波志乃
すみ/丸山秀美
井筒屋/江幡高志
角九郎太/吉田豊明
後藤屋/瀬川新蔵
おりき/千うらら
石原良純は冒頭、男たちに絡まれてるのを金さんに助けられ心酔してしまい、金さんに付きまとう調子のよい男の役
この回では大奥女中の秋橋が悪役で、大奥筆頭年寄りの滝川が心を弱らせてるか弱い女という風にずっと進行してきて、最終幕(4幕)でいきなり秋箸が殺され、滝川が黒幕としての正体を現すという展開に驚く。
福本清三がノンクレジット、白洲の場面にいる。殺陣の場面にもいたのであろう。最初見つけられず、再度見て見つけた
遠山桜披露の場面で「そんなに見たい証拠なら二度咲かせて見しょう遠山桜」と「見しょう」という言い回しを使っている。太秦ライムライトで松方が時代劇撮影の本番のところで使っていた言い回しのはず。

*0201
20 11月9日 花火が見ていた悪の顔
お新/山本みどり
弥太/高岡健二
立花祐之進/山本紀彦
丹後屋/柴田侊彦
村瀬左近/内田勝正
藤兵衛/玉川伊佐男
筑前屋/北町嘉朗
仙吉/浜伸二
この回はかなり盛沢山。
お新は遠山奉行と過去に関係があり、父親が花火師、娘が売られるのを防ぐための殺しをして処刑、遠山奉行が自害しようとするお新を助け慰めたということがある。が、それはそれ、今回のエピソードに繋がる件ではない。
お新は桜湯の下働き、金さんに紹介された。桜湯の従業員というのはもちろん他にもいるのだろうけど、レギュラー以外での登場は初
お新の亭主弥太は小悪党。丹後屋を強請っては博打三昧。丹後屋との関係、両者九州の出で、筑前屋で働いていた。700両を持っての商談の旅で賊に襲われ、二人は賊を追い払うも、旦那が倒れているのを見て、金を持って逃げ出していた。弥太は身を持ち崩して、江戸へ出てきて丹後屋を探し出し、強請っているというわけ。
悪役は南町与力村瀬、そして鳴門屋藤兵衛。後ろ暗い商家の秘密を探り出して強請。藤兵衛は弥太が持っている丹後屋の秘密を欲しがっていた。
立花祐之進はその商家への強請の件を調べている南町の同心、最終的には村瀬に斬られる
弥太、白洲の場面で被告席のほうにいる。遠山の裁きで「余の者は遠島」というが出て引っ立ていーとなった後も残っているのは変ではある。
また、その後、弥太と丹後屋の過去の件が持ち出されるが、なんと筑前屋の主人は生きており、長年働いてくれたので古きことは忘れようということで放免、さらには筑前屋までも白洲へ登場という展開だが、筑前屋が登場するという演出は不要な気がする。
お町、冒頭花火に行くという場面で、大金持ちに見初められたいなどと言い、お紺が毎年同じこと言ってるわね、と言われていることから、長年勤めていると推察される
山本みどり、この頃30歳を超えたあたり、もうちょっと古い作品でもよく見ていたような気がするが、とても美しい、脂の乗り切った時期とい感じ

21 11月16日 消えた犯人を探せ! 助っ人は年上の女
室井玄庵/川合伸旺
近江屋/田口計
伊之吉/山口祥行
上州屋/森章二
大友源吾/黒部進
南海屋/河合絃司
八造/石倉英彦
お仲/小野朝美
時代劇の悪役トップ2が単独表記で二人続けてのクレジット。もちろんこの回の悪役のトップ2
室井玄庵は御典医、出世のための金稼ぎ。近江屋は殺しを請け負っている
伊之吉は最初の事件、相模屋が襲われ夫婦と女中が殺された事件だが、、その際巻き添えで殺されてしまった相模屋の女中お仲の息子。まだ少年のあどけなさが残る大工、金さんにはその少年ゆえの乱暴さでひどいことをポンポン言う。お紺に惚れてしまったようで、その嫉妬もあるようだ。そして自分で事件の真相を探り始めるという役。

22 11月23日 江戸ゆきさん殺人事件
お秋/甲斐智枝美
安吉/西山浩司
武蔵屋/青木義朗
お糸/山村紅葉
鮫州の栄五郎/小島三児
お袖/日向明子
泉州屋/大木正司
鬼辰/岩城力也
マムシの権八/佐藤晟也
虎松/脇坂奎平
出稼ぎに来ている安吉。田舎で安吉と恋仲であったお秋も家のために売られ江戸へ。
安吉の同僚が荷物の中にご禁制の象牙を見つけたことで殺されてしまう。
悪役は仏と称される口入れ屋の武蔵屋、やくざの栄五郎、そして海産物問屋泉州屋。泉州屋はかつて泉州堺の紀州屋の番頭だった、紀州屋は抜け荷で摘発される直前に火事、紀州屋は行方不明。
武蔵屋は名を変えて江戸へ出てきた紀州屋であった
福本清三がノンクレジット、殺陣~白洲。また中盤にも安吉がいる飯場の場面で登場
大庭が遠山奉行と顔を合わせている場面がある。多分今シリーズ初。とくに動揺した姿はないし、特徴的なやり取りもない

23 11月30日 さらば金さん、打首獄門!?
稲葉修理亮/近藤洋介
城所門之助/亀石征一郎
お美代/三浦リカ
三次/山西道広
仁助/下塚誠
千成屋/森幹太
文蔵/長谷川弘
清右衛門/西山嘉孝
源太/森下鉄朗
お時/西尾知香
長屋の住人/日高久(役名なしクレジット)
飛鳥山に第二の吉原を作ろうとする計画。やくざを使って長屋の立ち退きというありがちなストーリー
最終回らしい演出有り。金さん絶体絶命のピンチ、捕らえられ薬を盛られ、打ち首獄門の裁き。
ここで半平らが悲しむ場面なんかは最終回らしいといえる
そういうところに時間を使ってるからか、この回の善玉と金さんとの触れあいというこのシリーズのすべての回に入ってる要素が薄めである
稲葉修理亮は老中。最終回なのだからここを中村嘉葎雄の鳥居甲斐守にしてもよかった
東山登場せず。今シリーズは最初の二回だけだった。なんだかなあ
日高久は大家、白洲の場面にも出ており、それなりに大きめの役
半平は金さんを捕えており、さらにお紺に騙され南町奉行所の中を詳細に教えて、金さんが脱獄しているところを見かけてしまっている。金さん=遠山奉行ということを知ったわけではないが、この後普通に金さんとつき合うのは難しいはずだが、そこは無視して次シリーズも普通に半平は出てくるのであろう

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木下恵介アワー「あしたからの恋」 [連ドラ]

11/16(木) 17:00 - BS松竹東急|30分|12倍録
[新]木下恵介アワ―「あしたからの恋」 #1[字]
12/29(金) 17:00 - BS松竹東急|30分|12倍録
木下恵介アワ―「あしたからの恋」 #32[終][字]

お正月気分というわけでもないが、正月に取り溜めたものなんかを見るのにようやく一区切り。
まずはこれから、ということで、まず初回を視聴。別に楽しみにしていたわけでなく、そして初回を見てみて、相変わらずつまんねーなー、というかいつものクオリティ。
特に感想はないが、変に思ったこと。
キャストクレジットトップは進藤英太郎でトメが山岡久乃。まあ順当だろう。だが字幕オンの色付きは、尾崎奈々(黄色)、林隆三、大出俊である。変なの。
あと、キクという中年女性が出てくる。これがこの回で理解はできたが、どういう役なのか序盤でちょっと混乱。独り者らしいことがまずわかるが、うちには主人と息子が二人いるという、この時点で、おれはお手伝いさんかなと思った。この木下恵介アワーシリーズでは菅井きんが役どころである常連キャラである。
が、次の場面で菊久月の仕事場に入り込み捨てようとしていたどら焼きの作り損ねを息子に食べさせたいともらいに行くのだ。
ここではて? と考え込んで、さきほどの場面を見直してしまったくらいだ。
が、これは、見進めていくうちに、息子に食べさせたいというのは見栄なのだろう、実際には大出俊とあおい輝彦が兄弟でいる家のお手伝いさんだった。
そうそう、木下恵介アワーシリーズ常連のあおい輝彦が出演。クレジットも上のほうだが、色付きではない。そして主題歌も今回は彼ではなく、小坂一也(これも今シリーズレギュラー出演者)

*同日 第4回まで
第4回、菊久月を直也と鈴木が訪れ、常子が応対している場面が少し面白かった。常子は鈴木を毛嫌いする一方直也を好ましく思ってるという状況の中、時折直也が口を滑らし常子を苛立たせるようなことを言ってしまいその度に双方がピクッと表情を変えている

*同日 第6回まで
第5回。クレジットに谷よしのがあった。多分菊久月の客。実は第2回にもクレジットにあったのだが、どこだかわからなかった
菊久月の夫婦は万博を見に大阪へ行くということで未出演
第6回。多分今シリーズの主軸なのだろう、これまでツンツンしていた和枝と直也が急速に接近、だがすぐに喧嘩状態と話が動き出す。ストーリーのためのいきなりな展開のように思えるが、話が動くと面白い

*同日 第9回まで
第7回、端役かと思っていた写真屋の娘、修一とお見合いすることになる。もしかしてストーリー上、大きな役割をするのかもとも思える展開。いや、そうはならないだろうけど
第8回、正三とトシ子の件が進みだす。トシ子は修一の相手かと思っていたが。まあ、そうなっていくストーリー上のひとつの障害という前振りだろう

*0117
10
正三がトシ子をもらいたいという申し込みのため菊久月の夫婦が隣家を訪れる。中川の家では予想以上に悪い反応。直也と和枝のデート 、病院の仕事が長引きデートはお流れ
11
中川家からますが正三の件で断りの返事。
これまでに伏線はあったがここらに来て、色々とドラマらしい複雑な混迷状況
中川の家の文子が修一に惚れてるとか、トメ子も修一に惚れていて正三とトシ子の件を勘違いして中川の家に怒鳴りこみ、それを中川の者も正三とトメ子に何かあったのかと勘違いしたり。
写真屋の娘と修一のお見合いがもうすぐ
12
写真屋の娘とお見合い。トメ子乱入でぶっ潰す
写真屋の娘はこれでお役御免 か。
修一とトシ子、モヤモヤしながらもお互いが好意を持っていることを確かめ合う
直也、病院での仕事のためまたもやデートキャンセル
14
和枝、北海道へ旅ということで未出演
15
范文雀登場。直也の見合い候補の葉子
トシ子も見合い
16
トシ子も直也も縁談五乗り気でないものの相手といくらかの進展
和枝は16話まで登場はないが、15、16話ではクレジットがあり、直也の回想で登場
17
和枝、北海道から戻る。
18
和枝は北海道から戻り一度直也と顔を合わせるもまた喧嘩
この回では週一が直也の家へ飯を食いに行く約束をするも、行けなくなった(本当に行けなくなったのtか最初から直也と和枝の間を取り持とうとしたのかはあいまい)ということで和枝が派遣されることになり、直也と顔を合わせいい感じになったところで終わり
19
桃子の計画が騒動になる。
この桃子の計画はこれよりちょっと前の回あたりからほのめかされているが、基本的に甘々。この甘々具合がドラマとして詰めが甘いのか、若者特有の甘ちゃんな考え方なのか、どう制作者がどう視聴者に受け取ってもらいと思って描いているのかよくわからない。いまの目線で見ると、甘すぎてイライラするのだが、それに怒る父親と桃子とどっちもどっち、いやむしろ若者に理解のない癌後親父みたいな描かれ方さえされている。俺から見れば怒るのも無理はないのだけど。
ケーキ屋をやるために大学受験は止める。専門学校へ行きその後修行で2,3年。その後、修一のラーメン屋をもらってケーキ屋を始めるという(この計画を週一に話し修一もいずれ菊久月に戻らなければと考えており、賛同していた)。このラーメン屋、地所も借りているのでなく自分持ち(福松が買ってやったとのこと)。それを手に入れるだけで大金持ちでさえあり、金の事だけ考えるなら、そこから不動産業となりそうなものだが、そこへケーキ屋やってみたい、で、ケーキ屋なんて甘すぎる。
20
トシ子、縁談を受けることにする
葉子がラストに登場、次回へ続く
21
葉子、直也と和枝が会っていた直也の家へ来襲、三人での対面となる
22
直也が和枝に大事な話があると病院へ呼び出し、それが双方の家族に結婚の申し込みだと思い込ませる。おれはこれが結婚の申し込みだと周りが思い込む中、違うことだったという展開かと思ったが、そうはならなかった。直也の父親が菊久月に挨拶へ行くと言い出し、直也も呼び出され、それゆえ病院で会うことはキャンセルとなったのだ。なので、直也が和枝を呼び出したのは結婚の申し込みだったのかどうかよくわからないものの、その後の話の展開からは、結婚の申し込みだったのであろうという感じで、おれの予想は外れ。
終盤では直也と和枝、ドライブデート。和枝が洋装。初めてではなかろうか、序盤であったかもしれない。だが、中盤あたりからは意識して見ていたが、洋装はなかったはず。福松の和菓子屋なんだから店に出る者は着物という方針を素直に守っているものと思われる(常子はそれに文句を言ってわざわざ着物を洋装に替えていたときがあった、また桃子は割烹着というかのかな、和菓子屋の作業着で店に立っていることがある)

23
直也が和枝にプロポーズ。和枝も受け入れるが、桃子のせいで混乱が巻き起こる。桃子は勉から聞いた話を曲解し、直也が和枝を侮辱したと捉えていたのだ。
24
前回の騒動 の続き。まあこれについは桃子が悪いとしかいいようがないが、和枝もよくそんな不確かな話を信じて激怒できるなあ、と。また桃子も自分が悪いのに、全然しょげることなく軽口を叩いていてイライラする
最終的には婚約へ漕ぎつける
トシ子が結婚に乗り気でないことを見て取った修一がトシ子にプロポーズ
また修一は菊久月に戻ることを父に言うが一蹴
25
トシ子が修一のプロポーズに返事。今の婚約を断ることにして、修一 には黙っているように言う。自分が自由になることが優先ということだ。修一がこの件に関わっているとなると、隣同士の家の関係が最悪になることが明らか。
26
和枝と直也、両家対面、婚約成立
トシ子婚約解消申し入れへ。キクがますに婚約断りのために仲人のところへ行くのを付き添う。そのキクに正三が子の件は修一が原因だということを喋ってしまい、大騒動になるかと思いきや大事にはならず
菊久月夫婦で修一のラーメンを食べにくる。そしてこのラーメン屋を売って、菊久月をビルにするという案を持って修一が戻ることを許す
葉子、ラストで登場
「恋は盲目」という言葉が「恋は・・・」と音声カットされている。「恋はメクラ」と言っているのだろうか
番組タイトル「あしたからの恋」がセリフで出てくる
修一のラーメン屋に仲人のところへ婚約解消の申し入れをしたますに付き添ったキクらがやってきて、ああだこうだ言い合う場面。桃子が文子を慰めるような意味で「明日があるってこと」に文子があっけらかんと「恋なんていつどこで始まるかわかりゃしないんだから」と答え、勉が「明日からの恋のために飲みますか」

*0118
27,28
前回のラストに出てきた葉子がまたもや邪魔に入り、和枝、直也との間をおかしくする。まあ二番煎じでもあり、この27話と28話でも同じようなことが二回も繰り返されるので三番煎じでさえある
29
トシ子の婚約解消、ついにトシ子の母親にキクが真相をベラベラ喋ってしまい大いに揉めそうな展開
新子登場、正三の見合い相手として正三の兄が紹介してきた正三の田舎長野の女。
菊久月の夫婦、福松の兄の病見舞いで四国高松へ。
30
田舎者の新子に無愛想な正三、ニコニコ笑顔の新子だが、周りに誰もいないところでは暗い顔。なかなかいいシーンでありいいキャラである。
最終的には菊久月の皆に色々言われ、正三は新子を受け入れることになる
和枝と直也のデート先であるスナックで、トア・エ・モアが誰もいない海
トシ子の婚約解消が成立。全然大ごとにはならなかった。まあ解釈すれば、トシ子が婚約解消を訴えた際に理由として修一を上げたらトシ子の母親ますは激怒しそうであったが、そこから時間をおいたことで冷静になった、また仲人に婚約解消を申し出てしまった後となっては、今さらそんなことに怒るより、その婚約解消を成立させることのほうが大事だし、今さら仲人や先方にそんなことを持ち出せるわけもなく、ます自身もそれを隠す側に回ったということか
26話に続いて恋は盲目でカットが入る
31-32
考えてみるともうこの段階で主要な二つのカップル、和枝と直也、修一とトシ子、についてほぼ結論が出ているのであとは大団円に向かっての消化試合という感じ。しかも和枝の結婚式はまだ先で、その後に修一の件に取り掛かるという段取りなので、さほど盛り上がる事項もない。結婚指輪の購入とかそんな話だ。
まあ、その中でトシ子については、しばらくは噂が立つのを抑えるため静かにしていようという方針だったはずだが、それを覆し、菊久月で店番をお手伝いとしてやるようになる。。これをやることで近所には認知されようという計算だ。
あとは直也の父がキクのことやその他いろいろ考慮して、直也和枝に結婚したら、この家に同居せずどこかアパートを借りて暮らすように言う、という展開がある
終盤岡崎友紀が出ていない。最終回には電話の向こうの声だけの出演。変だなあ、ケーキ作りの学校へ入学して寮にでも入ったのだろうか。そういう説明はなかったと思うがなあ。
29話で菊久月の夫婦が高松へ行った際に、なぜか菊久月に和枝しかいないという設定でおかしいと気付いた。
27話に出ていなくて28話には出ている。がそこで特に不在にする理由なんてことは言っていない


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特選落語(BS松竹東急)(202401~)☆ [毎回視聴]

01/14(日) 18:30 - BS松竹東急|30分|DR
特選落語 瀧川鯉昇「日和違い」
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用事のために八卦見の先生に天気を聞きに来た男。
「今日は降るような日和ではない」と聞いてさっそく出掛けたが・・・(2022年12月13日 国立演芸場)
放送スケジュール
1月14日(日) 18:30 - 19:00
--
会の名前は「《噺小屋》一天四海 虎落笛の刻」
この人は冒頭にさあ喋るぞという素振りをしながらなにも喋らないというギャグをやるが、ここでは一切受けていない。ので、ただ喋り忘れた人みたいな感じ。そういえば師匠の春風亭龍昇も受けないながらも「大きなことを言うようですが、春風亭柳昇と言えばわが国では私一人でございます」というのをずっとやっていた
受けが少なく心配だったが、始まればいつもの飄々とした鯉昇ペース。床屋、自分の頭は2分くらいで終わりそうだが、蒸しタオル被せられ、10分くらい鋏の音がチョキチョキと聞こえる。ある日蒸しタオルを取って鏡越しに見てみたら、髪も切らずに耳元でチョキチョキやってたというようなことを言い、今日やる落語は5分くらいのもので、今からすぐ噺を始めちゃうと持ち時間よりずっと早く終わってしまい手を抜いたんじゃなかなと思われそうで、床屋さんの話から始めた、と。
本編。初めて聞いた。検索すると上方落語のようで、枝雀がやっているようだ
本編の中で雨に降られてしまい、米屋の軒先で雨宿りという場面があり、そこで雨具を貸してくれ、「二重八重・・・」と「道灌」をちょっとだけ入れている

02/17(土) 12:15 - BS松竹東急|45分|DR
特選落語 瀧川鯉昇「長屋の花見 あじさい」
--
大家に呼び出された貧乏長屋の面々、店賃(たなちん)のことかと思えば、あじさいを見に行こうとの誘い。費用は大家持ちとのことで喜んで出かけるのだが・・・。
上方では「貧乏花見」といわれる演目。5月公演ということで瀧川鯉昇により花見を桜からあじさいに変更した一席。
(2021年5月18日 国立演芸場)
放送スケジュール
2月17日(土) 12:15 - 13:00
--
0220視聴
あじさいに変えたことで大きな内容の変化はない
落げは、大家が酔っ払いのフリをうまくやって盛り上げた幹事に祝儀をやるが、それはペロペロキャンディー。「あじさいに雨(飴)がつきもの」
45分の番組枠だが終盤はCMだけ。本編は約30分



花王名人劇場(BSよしもと)(202401)☆

01/29(月) 04:00 - BSよしもと|60分|10倍録
[字]花王名人劇場 爆笑!!やすし・きよしたっぷり
01/27(土) 13:00 - BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑!大真面目!? 山城新伍独演会
01/26(金) 10:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 おまたせ第3弾そっくりものまね似顔芸爆笑!!紅白大合戦
01/25(木) 20:00 - BSよしもと|60分|10倍録
[字]花王名人劇場 いくよくるよの爆笑リサイタルおんなの時代 おんなの漫才
01/25(木) 10:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 お待ちかね!一芸名人集 PART6
01/20(土) 13:00 - BSよしもと|60分|10倍録
[字]花王名人劇場 新作!!おもしろ落語三人衆
01/19(金) 10:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 爆笑!!そっくりものまね大集合 PART2
01/18(木) 20:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 浪花節 大好き
01/18(木) 10:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 世界不思議人間大集合1984・ラスベガス マジックオリンピック
01/13(土) 13:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 おめでとう!やすきよで初笑い
01/12(金) 10:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 爆笑!そっくりものまね大集合
01/11(木) 20:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 ザ・ぼんちIN武道館
01/11(木) 10:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 マンザイ大好き、おもしろ族快進撃
01/09(火) 00:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 笑わせ続けて50年さよなら中田ダイマルさん
01/08(月) 01:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 激突!漫才新幹線 京都どすえ
01/06(土) 05:00 - BSよしもと|60分|10倍録
花王名人劇場 おかしなおかしな漫才同窓会 苦節10年がんばるぞ
-----------------------------------------------------------------------------------
0113視聴
花王名人劇場 おめでとう!やすきよで初笑い
国立劇場演芸場
1982年
内容
OP
やすしきよしに霊がついた ホンマかいな?
横山やすしの部屋
爆笑!やすしきよしのシティプラン
--
OPは高座を設えて紋付き袴で座って新年のご挨拶、ここは短め
一本目の漫才はそのまま紋付き袴、もちろん立ち、センターマイクで
「横山やすしの部屋」というのは、まあ本人がそう言ってたというだけのこと。ゲストに西川きよし、そしてやすしのほうはやすしの本名である木村雄二と名乗ってのトーク、中盤からは心理研究家の浅野八郎先生なる人を呼び出して手相占い、この部分はつまらない。この浅野先生というのはやすしきよしとこのころよくテレビで共演していた人のようだ
ここまで二人は着物姿
二本目の漫才は背広姿
まあせっかく1月に過去の正月番組を放送していたので早速の視聴。
1982年というのは冒頭に言っている
正月放送用に年末に収録というのはテレビでよくあることだが、これは劇場中継という体裁でもあり、正月にやった興行であろうと思う
一本目の漫才は面白かった。やすしが誘い水を出して、きよしが歌を歌う。とても古い歌、例えば「鞭声粛粛 夜河を過る」(霊声(霊の声のこと)がうんぬんと言ったきよしに対してやすしが「川中島」と誘い水)みたいな。客がシーンと静まり、きよしがやすしをどないしてくれんねんとはたく、というパターンが繰り返される。結局この歌のパターンがオチにも使われている(やすしのほうが歌うパターンだが)
また大安を「おおやす」」と読むやすしにきよしが「今年の漫才あかんわ、笑ってもらおうと思ってしょうもないこと言うな」、つまり漫才のためだけに不自然に変な読み方するなという意味で、面白い。
そして、当人の巣を出しての会話で、ネタなのか事実のエピソードトークなのかわからん感じ。これはやすきよ漫才の特徴でもあり、この番組でも全部がそう。
そしてきよしのほうはやすしのスキャンダルだらけの生活を突っ込みまくる。





水戸黄門 第6部 [時代劇]

オリジナル
1975年3月31日から1975年11月3日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。全32話
01/12(金) 18:30 - BS-TBS|60分|12倍録
[新]水戸黄門 第6部<デジタルリマスター版>▼第1回「怒れ!薩摩隼人」(鹿児島)
02/23(金) 18:30 - BS-TBS|60分|12倍録
水戸黄門 第6部<デジタルリマスター版>[終]▼「素晴らしきかな人生」(水戸)

第5部の五島からの帰路ということで早速視聴することにする

第1話 1975年3月31日 怒れ! 薩摩隼人
弟子丸左源太:西郷輝彦(単独表記ゲストトップ)
千枝:山口いづみ
竹姫:鳥居恵子
島津継豊:太田博之
小松将監:宇佐美淳
灘屋九郎右衛門:内田朝雄
高城弥一郎:中村孝雄
高城主水:岡田英次(トメ)
市橋:沢村貞子(トメ)
新シリーズ初回ということで沢村貞子という超大物の登場、見どころの多い回、力の入った作品で途中まで逆転する気配がなく、ひょっとして前後編かなと思ったが、終盤にバタバタと話は収束。
山口いづみが出ているので、ひょっとしてこの後光圀一行と旅をするレギュラーかなと思ったのだがそうではなかった。前にも買い合と思うが子供のころ水戸黄門を見ていて、印象に残ってるのは山口いづみが光圀一行とと一緒に旅をしていたシリーズ、その後助さんと夫婦になるという役であるのだが、これではなかった。
沢村貞子の役が興味深い。もう一人のメインゲスト西郷輝彦とのやり取りは忠臣蔵松の廊下を下敷きにしたものと思われる。
綱吉の娘竹姫がお輿入れ。江戸からお付きの者を引き連れてやってきた。その竹姫お付きの筆頭格が市橋、威張り散らしている。
竹姫のそばを務めることになった左源太を煙たがり苛めにかかる。料理を尋ねられ、魚が好みと答えるも、その日は生母の命日でこんな生臭なものを出すな無礼者と叱責。左源太についている次席家老の息子弥一郎には精進料理を用意しておくよう先に耳打ちしており、策略成功。とここらで忠臣蔵を思い出していたのだが、その後左源太が市橋に城中、それも廊下、で斬りかかり、完全に意識していることがわかる。
市橋は吉良上野介になぞらえており、ここらは完全悪役。なのだが、これほどの大物にただの悪役をやらせるわけにはいかないのか、光圀と対面し静かに諭されると、ハッとして改心、最後は琵琶法師(悪役の悪事を歌い上げるという演出だが、ほとんど歌になっていない)に化けて皆の前に登場した光圀を口上で紹介する役目を負っている。
悪役は次席家老高城主水と灘屋。わがまま放題の竹姫も光圀に改心させられ、そこら辺が完全悪役にせずに、雨降って地固まるという結末
OPタイトル前に 光圀一行が浜辺を旅をしている一幕(さらに弥七夫婦は別行動の様子)が入る。この演出はこれまでに一度もなかった。

第2話 4月7日 哀愁稗搗節
栄治郎:河原崎建三
えびす屋喜兵衛:武藤英司
武藤軍太夫:遠藤太津朗
島蔵:陶隆
太兵衛:長谷川弘(役名なしクレジット)
お鶴:由美かおる(トメ)
後年、この水戸黄門の重要レギュラーとなる由美かおるが初登場。そしてそれこそ名物シーンとして名高い入浴シーンがこの回にもある
遠藤太津朗は郡代。この人は銭形平次のイメージがあるからか、こういう高い身分の役はあまりに合わない感じがする。顔体つきからするとぴったりなはずなんだけど。光圀一行が八兵衛を頭に江戸から来た芸人に化ける場面がある
「先の副将軍、水戸「中納言」光圀」という名乗り

第3話 4月14日 よみがえった男
水木市之進:横内正(一人二役だがそういうクレジットはない)
相良頼喬:菅野忠彦
水木縫:松原智恵子(単独表記)
水木世津:宝生あやこ(単独表記)
稲葉雄之介:菅貫太郎
馬六:汐路章
直助:北村英三(役名なしクレジット)
岩久保伝内:五味竜太郎(役名なしクレジット)
縫の主人が格さんと瓜二つの水木市之進。だが市之進は罪を被せられすでに殺されていた、というまあありがちな話。またその母親の世津は毎日神社詣り。これが息子の罪が晴れることや帰還を祈ってるのではなく、殿さまの息災であることを祈っており、そのことに光圀が感服するというあたりは、第5部「第8話 一寸の虫にも五分の魂」に近い

第4話 4月21日 わしは天下の大泥棒
英二郎:松山英太郎(単独表記)
鬼頭源八郎:南原宏治(単独表記)
高田屋伊左衛門:増田順司
脇田屋作兵衛:山岡徹也
お夕:竹下景子
お竹:石井富子
かげらう小伝次:鮎川浩
作太郎:おざわなおへい
サブタイトルは光圀が大泥棒だと勘違いされる件
松山英太郎は水戸黄門にこそレギュラーでは出ていないが、同枠の大岡越前、江戸を斬るでの重要レギュラーであり、この枠の顔とも言えるような人である
竹下景子は下の方のクレジット順だが、松山と並んでメインゲスト的扱い
川谷拓三がクレジットなしで出演、牢番、セリフ無しだが一瞬大写しになる
南原宏治の扱いが面白い。役人側悪役、正体を明かした光圀に迫られもう一方の悪役である脇田屋を縛り、「これにてお許しを願えますか」、光圀「わしの調べではもう一人よくないやつがおったはずじゃが、たしか鬼頭源八郎という名前だった、その鬼頭源八郎は誰が捕まれるのかな」と言われ、「恐れ入りました~」、光圀「ハッハッハ」

第5話 4月28日 おてもやんの初恋
おても:沢田雅美(単独表記)
蟹の政どん:加藤嘉(単独表記)
衣笠きく:入江若葉
大矢野甚十郎:今井健二
衣笠清兵衛:小笠原良智
細川綱利:高野真二
大矢野の配下:山口幸生(役名なしクレジット)
おてもは弥七に恋をして、八兵衛がおてもに恋をしてというコメディ的な構造
沢田雅美の個性がよく出たキャラ造形
ストーリーはきくに横恋慕した目付の大矢野、きくの亭主清兵衛に謀反の罪をでっちあげ殺害、清兵衛に世話になっていたおてもや政どんが加勢するというもの

第6話 5月5日 あかね雲
幸吉:中野誠也
仙太郎:長谷川明男
木下仁右衛門:嵯峨善兵
島田勘兵衛:北原義郎
おゆき:香野百合子
笹川貝十郎:五味竜太郎
木下太吉:大竹修造
おそで:上月晃(トメ)
灯籠作りの職人、幸吉と仙太郎は名人を競っているが、常に幸吉が名人。仙太郎の姉おそでは幸吉と恋仲。
幸吉は郡代島田にそそのかされ幸吉を無実の罪に陥れる。島田はおそでに仁右衛門の息子と結婚するよう迫る。
光圀名乗りの場面が普段と多少異なる形。静かに名乗り、悪代官島田もすぐ平伏。
ただ、光圀を襲う笹川、それを成敗する島田だが、光圀は激高、祭りの日だから穏便に済まそうとしたが、島田と笹川の繋がりは全て承知のことだったのだ
一方木下仁右衛門には比較的寛大な処置。
あかね雲というサブタイトルは、灯籠に使う紙を赤く染めるのに苦心していたが、お新の些細なミスから成功に至るという件

第7話 5月12日 姫だるまに似た女
雑賀綾:宇津宮雅代
角屋茂兵衛:浜田寅彦
鷲津市兵衛:戸浦六宏
雑賀勘左衛門:蜷川幸雄
相田千之丞:小林勝彦
榎木:原田清人(役名なしクレジット)
雑賀常:菅井きん(トメ)
丸屋藤兵衛:曽我廼家明蝶(トメ)
通常パターンとは異なる変な内容の回。途中で「奇妙な道中」というナレーションが入り、それは光圀たちとこの回の登場人物とが一緒の短い道中のことを言っているが、回全体が「奇妙な」雰囲気
まず序盤では登場人物それぞれが悪役なのやら善玉なのやら、という感じの人が多い。菅井きんは礼儀正しい武家のおばあ様という感じで仕事人での鬼婆というイメージとは離れたキャラのように見える。が、人に対しているとそういう態度、外面がいいということであり、息子の嫁である綾に対しては尋常でないほどの意地悪婆。
小林勝彦はいつも通り悪役、下級武士の嫁である綾を接待しなければならない丸屋の相手に差し出そうと乱暴に連れて以降としているが、しばらくしてからの場面では、綾が言うことを聞かず(昼の接待には出たが夜の会には自分が夫がいる身なので出れないと断る)にいると、懇願するようになっていて、ちょっと憐れみさえ浮かび、どっちが悪いのやらという気になる。
丸屋は、光圀扮する光右衛門を大いに気に入り、気も合う様子。これは大名らに金を貸しており、相田らの接待を受ける身。
とこれらが曲者。
戸浦六宏と浜田寅彦はどちらもそれなりの俳優だが今回は出番少な目
戸浦六宏は悪役側の親玉(上役)なのだろうが、メイン悪役は相田ということになろうが、どうにも軽輩
浜田寅彦は宿の主人で、出番は序盤だけ
丸屋は実は米相場でスッカラカランで、光右衛門に相田らの相手をさせて時間稼ぎをしているというのが正体
常は最後光圀の説教を受け改心という内容
サブタイトルの姫だるまは雑賀が内職で作っている。その顔が綾にそっくりだと光圀が言う
その姫だるまは舅にいじめられながらなお孝女に道を貫いた女の姿が由来
姫だるまが作内に出てきたのを見て、実家に置いてあったと思い出した。姫だるまっていうのか

第8話 5月19日 孤独の捕縄
はま:丘みつ子
加七:樋浦勉
馬五郎:汐路章
八右衛門:天本英世
玄海坊:北九州男
庄屋:中村錦司(役名なしクレジット)
前回に続いて、通常パターンとは異なる回。光圀と離れて行動する格さんが序盤のメイン、ゆえに光圀一行はほとんど出てこない
冒頭で加七とはまの夫婦が抜け荷一味の一人を捕まえたとかで白洲の場で褒美を受けている。が、加七は元はその一味の下っ端でそこを抜けて十手持ちになったという経歴で、捕われた男から必ず報復があるというのが一味の掟だと脅され、そこからは夫婦が狙われているということが音楽など演出でわかるサスペンス要素が強くなり、そこへ格さんが一人旅で絡んでくるという展開
内容は悪党に立ち向かう夫婦とそれを応援しているかのように見えて、実は余計なことをしてくれるなと迷惑がっている村人たちというのがテーマの作品で、これは七人の侍だったか、用心棒もそうだったか、そんな感じのテーマ。
中盤で光圀一行も到着し加勢することになるが、光圀である必要がない、というか水戸黄門の印籠が通用しない荒くれ者が相手の回
結末は単純で、加七は殺されてしまい、おはまは立ち向かうことを決心し、それに光圀一行は加勢するのだから勝つに決まってるよね、というだけの展開。まあその過程で村の庄屋は露骨に迷惑そうな顔ではっきり言葉を投げつけ、が一方で、飯の差し入れや見張りだけはやってくれる村民なども現れるという描写もあるが、ここら辺もこういテーマならこんな感じになるよねというのを入れただけという感じだ

第9話 5月26日 偽黄門さまの助太刀
六兵衛:牟田悌三
お糸:岩井友見
巴屋久兵衛:長浜藤夫
津上玄九郎(江川半九郎):山本麟一
高瀬主水:横森久
太吉:横山明夫
庄太:三角八朗
巴屋の女中:正司照江
森三左衛門:永野達雄
川田新之丞:武周暢(役名なしクレジット)
津上の門弟:芝本正(役名なしクレジット)
おなじみ偽黄門の話
また深雪役の岩井友見が別の役で登場、当然格さんが深雪と間違えてという風なことをきっかけにストーリーが始まっていく。
メインは偽黄門の牟田悌三とお糸の岩井友見
お糸と川田新之丞の兄妹は父の仇を探している。お糸は芸者で、客にその仇江川半九郎を見つけた。その仇討にひょんなことから身元の知れた(自らバレるように仕向けたともいえるが)偽黄門に助太刀を頼み、偽黄門は大ごとになってはと尻込みをするが・・・、というような話
二つ変な点。
お糸が悪役である奉行高瀬主水のところへ連れ出される場面でお新が身代わりになる。ここもそこまでの展開で、光圀側がそういう風なことになるとお糸を心配している感じもなく、ちょっと変に思ったが、それより、そんな危ないことをお新にやらせるなら、弥七がその後をつけるくらいのことをすればいいのに、あっさり高瀬のところに運び込まれ、そこで高瀬ら悪役のほうも驚くが、お新は捕らえられ、拷問と言う風にかなり危険な状態に。
さらに結末。偽光圀を本物と勘違いしたまま高瀬はその偽光圀を「光圀の騙りだ」という理由で抹殺しようとする。偽光圀が偽だと白状すると、その展開に高瀬は驚くものの、そんなことは関係ないと殺しにかかり、そこへ本物光圀登場、本物が騙りを許すと言っているのだから、許してやれという展開。ここで、本物の登場に、高瀬が驚きながらも破れかぶれになり本物を殺そうするのだが、ここで高瀬配下の役人たちも光圀たちに襲い掛かるのはおかしいかと。偽光圀を捕えるという指令があったわけで、そこで本物が証拠とともに登場しているのだから、ここは高瀬当人だけが破れかぶれに立ち向かうのはわかるけど、配下の役人はもう印籠に平伏しなければならないはず。その証拠に、その後家老森が登場しその場を鎮める。光圀に向けられた銃が今度は高瀬、津上へ。
光圀には平伏せずに家老に平伏するという関係になってしまっている。

第10話 6月2日 兄妹拳法絶海の対決
太左衛門:安部徹
塚田孫太夫:滝田裕介
平作:福田豊土
五郎蔵:南道郎
竹内玄心:大前均
西島香織:牧れい(役名なしクレジット)
漁師:日高久(役名なしクレジット)
漁師:井上茂(役名なしクレジット)
五郎蔵の手下:藤長照夫(役名なしクレジット)
西島英輔:倉田保昭
隠岐の島が舞台、舟の遭難で一行は散り散りに。光圀助さん格さんが打ち上げられた網元太左衛門が悪役で、八兵衛が打ち上げられた西ノ島の西島兄妹が虐げられている側。その兄弟は少林寺拳法の使い手、悪役側には竹内玄心というこれまた拳法の使い手がいた
西島兄妹はメインゲストっぽいのに、役名なしクレジットになっている

第11話 6月9日 黄門さまの縁むすび
奈美:吉沢京子
沢田屋清兵衛:小山田宗徳
柘榴伝次:牧冬吉
宇吉:小川真司
庄屋:山村弘三
おもよ:中村玉緒(トメ)
予想外の展開があった。また役人の悪役が出ないので、印籠を見せる場面はなく、ラストは世話になった沢田屋に短い置手紙で「梅里」と書いて、沢田屋は正体をしるという形
出雲が舞台。神隠しが頻繁に起きているという状況がある。
その中で助さんがチンピラに絡まれている奈美を助け、沢田屋に世話になることになる。
そして奈美も神隠しに。しかし神隠しというのも変だ、沢田屋の商売敵の伊丹屋によるかどわかしではないかと推理が傾く。しかし沢田屋主人は伊丹屋は商売敵ではるがそんな卑劣なことをする人間ではないといい、助さんらが探りに行くと、やはりそのようで、伊丹屋はこの件に絡んでいないことが明らかに。
光圀は沢田屋手代の宇吉が怪しいと言い出す。宇吉には悪役要素はなかったはずなのに、と意外な展開になっていく。そして宇吉はその通り悪役ではなく、なんとこの件、奈美の狂言で、宇吉の家に身を隠しており、宇吉は奈美に帰るよう説得していた。という展開
この後は、悪役らしい悪役の登場。頻繁に起きている神隠しは柘榴伝次の一味によるかどわかしであり、若い女を売り飛ばす手段。奈美の自作自演狂言のことを聞きつけ、ついでに、と奈美をもさらっていき、そこへ助さんらが勝負を挑むという展開
奈美がこういうことを起こしたのは、義母であるおもよとの確執。勝気な奈美がおもよと父親を別れさせようと考えた作戦であった。
福本清三がノンクレジット、伊丹屋のチンピラで序盤に登場

*0204視聴
12-16話、0129-0202放映
逐次視聴は週末までに今週分視聴となっており、今週は日曜日になるまでまだ見ておらず、日曜日にまとめて視聴しようと、見始めたものの、あまり進まず、全部見ることができなかった。なので視聴した日を記述していく。ちょっと逐次視聴が面倒になってきていたタイミングでもあり、この後は、毎回視聴した日を記述していくまとめて視聴に切り替えていくかもしれない
第12話 6月16日 宍道湖慕情
鏑木千鶴:ジュディ・オング
松平吉透:志垣太郎
鏑木行蔵:新克利
鏑木たえ:磯村みどり
橋本太兵衛:深江章喜
玉屋利助:浅野進治郎
山部兵部:岡田英次(トメ)
格さんが八兵衛を連れて一行から離れて旧友鏑木行蔵に会いに行くも、鏑木行蔵は唐丸籠に。
背景には藩の後継争い。主君には娘ばかりが生まれていたのだが、この度その娘の一人に息子が生まれ、それは主君の孫ということであり、家老山部兵部は主君の孫を推す。
しかし行蔵は山部に私心有り(その孫の男親が山部の血筋)として、主君の弟である松平吉透が継ぐべきと考えている。しかし吉透は行蔵の妹である千鶴と恋仲であり・・・。
行蔵の母親が自害したと、嫁のたえが伝えにやってきて、行蔵の身代わりに格さんが城へ残り、行蔵は家へ急ぐ、とここらは走れメロス風
光圀は双方の言い分を聞いて裁決を下すことにするという展開。ここで千鶴が自害して光圀宛ての書をしたためるという行動に出て、光圀が鏑木には私心無しと認めるというのはなんだか安直、しかも山部は切腹させられてるし。

第13話 6月23日 忍びの女
工藤新八郎:有川博
中川主殿:田中明夫
佐平:稲葉義男
池田内膳:松下達夫
因州屋重兵衛:山岡徹也
甚内:川合伸旺
中村松之丞:夏目俊二(役名なしクレジット)
布目真次(役名なしクレジット)
福本清三(ノンクレジット)
八木沢梓:松坂慶子(トメ)
メインは当然松坂慶子、彼女が目立つような演出。内容はありがちなもので、藩の次席家老がやっている隠し金山、江戸から派遣されそこに調査に入る隠密、といったような話
ちょっと驚くのは、善玉側と思われた人物が二人も悪役側だったこと
新八郎は先に調査に入っていた男で、梓の許嫁。その新八郎は次席家老中川主殿側に寝返っていた。
梓は付き人の佐平とともに旅芸人の中村松之丞一座に紛れ込んでお国入り。国で迎えてくれるのが因州屋だが、これも序盤はそうは見えなかったが悪役側。
布目真次という名前が役名なしクレジットであった。必殺のスタッフで布目眞爾という人がおり、時折端役で出演もしていたのdが、その日とだと思われる
福本清三の名がウィキにあったし、おれもそれらしい人がいたように思った。殺陣に入る前、光圀のところへ新八郎が来たときに、新八郎の左側にいる人。若々しいところがちょっと違うかも、と思ったが。

*0205
第14話 6月30日 弥七二人旅
疾風の伊三郎:中谷一郎
不知火の半次:浜田光夫
お倉:三崎千恵子
不動の岩五郎:藤岡重慶
熊沢典膳:北原義郎
庄之助:小松政夫
お咲:沢田亜矢子
宗兵衛:岩田直二
西国屋:永野達雄
中谷一郎が二役で出演
小松政夫、まだ若々しく、あまりコメディアンっぽい大袈裟な笑いの演技はしておらず大人し目。といってもバカな商家の若旦那という役なのでそれなりではある。1975年の作品で、このころ必殺をやっており、もうかなり売れていたころだと思う
沢田亜矢子のほうも若く、言われなければわからん
伊三郎はお尋ね者で街道では探索がなされている。大物になりたがってる小者の半二は伊三郎と勘違いし弥七に弟子入り志願、弥七は大親分として光圀を紹介。
半次の母親がお倉で、その母親にいいところを見せたいと、光圀一行を従え実家へ戻る半次。
お倉は半次にそんなに偉くなったのだったら、織元の宗兵衛お咲親子が西国屋からの借金に利息がかさみ、いびられているから助けてやってくれと頼む。
そしてこの親子のところにかつて伊三郎は厄介になっており、その親子の苦境を聞き、助けるため伊三郎はやってきたのだった

*0206
第15話 7月7日 丁半花むしろ
長吉:長門勇
お静:大山のぶ代
横目の伝次:富田仲次郎
池田光政:夏目俊二
橋本伝右衛門:永田光男
野次馬の男:北見唯一(役名なしクレジット)
異色作というか、時折見るタイプの作品というか。
落語ベースの展開があり、それゆえ全体的に喜劇的のためゆるい中身で、ストーリーを楽しみたい向きには面白くない作品ともいえそうだが、その雰囲気を楽しむという意味では楽しい作品
1幕は夫婦喧嘩から始まる。夫婦は長門勇と大山のぶ代、両者とも個性抜群、とくに長門はその俳優イメージそのものという役
2幕は多分厩火事。落語ベースの作品の時は、あざといくらい大袈裟にそれとわかるような演出になっていることが多いが、ここではそこまで確信できるほどではない。が、光圀の「お別れなさい」から始まり、お静があの人以外一緒になりたい人なんかいないなどと言い、さらには見込みがあるのかしら、ないのかしらと迷ったりする部分など随所のその影響が。
3幕は光圀対いかさま博打でそちらの親分は富田仲次郎
光圀が札最後の一枚まで追い込まれ、それでも余裕で「一枚が二枚、二枚が四枚・・・」と流暢に言い立てをするところも見どころ
夏目俊二は前々回も出ていた。チョイ役が多い歌舞伎顔の人

*0207
第16話 7月14日 讃岐うどんは恋の味
再放送欠番
第17話 7月21日 若君替玉作戦
松平菊千代、雪松:佐藤宏之(子役、一人二役)
うめ:岩本多代
信夫:風見章子
お銀の方:稲野和子
相馬市之進:大和田伸也
中村孫太夫:細川俊夫
牟田口典膳:外山高士
駒井新八郎:穂高稔
村上一角:内田勝正
三鈴:富士谷ひろみ
藩の後継争いというありがちな内容
イマイチ説明不足のように思える。
菊千代が一方の後継。そして今城にいる菊千代はなぜか雪松という替え玉。ここら辺もなぜかはよくわからない。菊千代の弟らしく、そして雪松のほうは後継ではない。多分殿様の血を引くのが菊千代で、その母親が別の男と作ったのが雪松なのだろう
後継争いのもう一方が月丸。こちらもあまり説明がない。番組解説を見ると、側室の子で菊千代の弟。
水戸黄門でこういうストーリーだと善玉悪役がはっきりしすぎていてそこが白ける。
ここではその悪のほう、月丸側はひたすら菊千代を殺そうとしていてそれは悪なのだけど、その程度。それ以外では藁人形で菊千代を呪い殺そうとしているくらい。悪の表現としては弱い。
終盤もいただけない。公儀大目付が突如やってきて後継について評定が開かれることになり、だが城には菊千代がいない、雪松の母がいるところに菊千代がおり、母親に会いに替え玉の雪松がやってきたのである。そこには光圀一行もいた
光圀はそれを聞き、いい作戦があると言い出し・・・、がしかし大した作戦ではなかった。
不在の菊千代という状況で評定が決まりそうになったところで、雪松が菊千代を名乗り、登場、しかし替え玉だろうと見破られ、そこへ光圀が本物菊千代を伴って登場。最初から菊千代出せばいいだけ。
さらに、そこで印籠を出すと、悪役側次席家老牟田口がもはやこれまでと刃向かってくる。これはいいのだけど、そこで牟田口派の配下も出てきて派手な殺陣。でももう勝負あったところで牟田口配下がたとえ牟田口派だとしても天下の光圀に立ち向かうかねえと思う。殺陣をやらせたいだけである
大和田伸也は菊千代を守るため走り回り終盤間近で村上の銃撃に倒れる。

*0208
第18話 7月28日 紙を喰う虫
吉田頼母:北沢彪
庄屋三左衛門:稲葉義男
市兵衛(吉田市之進):倉岡伸太郎
孕石蔵人:高森玄
佐倉屋利兵衛:小林重四郎
孕石兵庫:幸田宗丸
清吉:長浜藤夫
山内豊昌:武内亨
松田嘉兵衛:中村錦司
佐倉屋利太郎:阿久津元
佐倉屋の番頭:神戸瓢介(役名なしクレジット)
お加代:和泉雅子(トメ)
殿様が江戸にいる間に城代家老孕石が行った紙の流通に関する不正。
商家の方では佐倉屋が城代の部下である目付孕石蔵人(城代の甥)と結んでやりたい放題
善玉は辰巳屋のお加代
次席家老吉田頼母はそれを止めようとする善玉
終盤はちょっと珍しい展開がある。
殿様が藩へ戻り、お加代から直訴状を受け取り、それを元に調査、城代を厳しく叱責とほぼ事件は解決というところへ光圀登場、その殿様の決定を後押しするという形で、そのため光圀登場のインパクトが弱め。
またこれは前回も書いたと思うが、光圀登場で問い詰められた城代がもはやこれまでと刃向かうのはいいけど、ここまで勝負が決まってるところで、配下がたくさん出てきて派手な殺陣。殺陣がやりたいからとしか思えない

*0209
第19話 8月4日 仇討ち! 阿波踊り
五陶田将監:金田龍之介
きよ:磯野洋子
卯吉:美川陽一郎
紺屋又四郎:香川良介
逆井源八郎:山本清
八郎太:林与一(トメ)
サブタイトルにある阿波踊り、全編通じて踊りまくりという印象の回。普段、最後は光圀一行の旅立ちだが、ここでは事件が落着し、さあ皆の衆もうひと踊りじゃ、との光圀の掛け声(やけに気合が入っている)で、再度皆が踊って終幕
悪役は家老五陶田将監と藍問屋の紺屋又四郎
阿波踊りの際歌を歌ってはならぬというお達し。その歌には八郎太という男の再来が歌われている。
八郎太は藍問屋鳴海屋の一人息子。藍問屋と藍農家が楽しくやっていた10年前、悪役どもに嵌められ鳴海屋は闕所、獄中で主は亡くなり、妻と息子の八郎太は所払いになっていた
光圀一行はどこも宿が一杯で取れず、藍農家のきよの家へ。そのきよは八郎太の許嫁だった
林与一は終盤になっての登場、中盤に回想で出てはいるが。
光圀が正体を明かす場面で派手な殺陣はなし。前の回前々の回に書いたような光圀名乗りの後の殺陣という展開があるのかなと思ったが。その場面は将監が八郎太を罠にかけるため催された阿波踊りの大会の場面であり、殺陣のような派手な場面はいらないと判断されたのかもしれない
さらには八郎太は光圀に問われ仇討がしたいといい、許される。が瓶に入った藍液を二人にぶっかけて、皆で大笑いという結末(この後に上記の光圀のもうひと踊りという掛け声となる)

*0223
第20話 8月11日 若者の恋
雑賀小十郎:三ツ木清隆
根来要蔵:東野英心
雑賀惣左衛門:戸浦六宏
林弥平次:浅野進治郎
根来由紀:結城しのぶ
おたか:京春上
雑賀覚左衛門:原健策(役名なしクレジット)(ウィキに「根来覚左衛門」とあるが間違い。)
根来の侍:福本清三(役名なしクレジット)
野次馬:川谷拓三(役名なしクレジット)
根来十郎太:山形勲(トメ)
今作はウィキに解説があり、内容についても説明がある
「第20話に東野の息子である東野孝彦がゲスト出演している。この回には第4部最終話(第35話)で死去した中山備前が健在であると思わせるセリフがあるが、最終話(第32話)では中山が死去しているという旨のセリフがある等、設定の混乱が見られる。また、この回は作劇上の悪人が存在しない珍しい構成の話。内容は「戦国の世以来いがみ合っていた武家同士がある事件を切っ掛けに一触即発の状況となるが、光圀の介入により事なきを得たうえで和解する」というもので、双方とも光圀から叱責を受けるだけで断罪はされない」
敵対する家というのが根来家と雑賀家で小十郎と由紀が恋仲であるも認められることはあるまいと駆け落ちしようとするがそれで大騒動となる。
川谷拓三、序盤、この両家の諍いのことを光圀たちに教えている町人。「金明竹」を意識してるのかわからないが、上方言葉でまくし立てていて何を言ってるかさっぱりである
福本清三は根来の配下。綺麗な月代でよく見るの用心棒福本とは違う

第21話 8月18日 ど根性河内節
河内無宿の島三郎(車屋島三郎):和田浩治
高橋屋伝兵衛:加藤武
八田登十郎:竜崎勝
藤七:塚本信夫
お久:石井富子
目なしの熊:藤岡重慶
治兵衛:本郷淳
松平玄蕃頭:永野達雄(役名なしクレジット)
甚兵衛:北原将光(役名なしクレジット)
熊の子分:西田良(役名なしクレジット)
おまき:藤間紫(トメ)
藤間紫がよく映るようなワンマンショー的演出
島三郎は車屋を勘当されて無頼の身、父親が死んだと聞き、その財産を手に入れようと戻る道中で光圀一行と知り合う
その車屋は島三郎にとっては義母にあたるおまきが当主。無頼の島三郎に冷淡に当たるも、本心では島三郎が立派になったら当主を譲るつもりでそれまでの間車屋を守る覚悟、しかし車屋を乗っ取ろうという高橋屋が八田(役人)、やくざの熊、そして島三郎と組んでの行動
こういうストーリーで和田浩治の顔つきから見ても、彼は善玉で改心するのだろうなと思って見ていたが最終盤まで悪側で行動、それでも悔悛が見えたからと光圀に緩い罪で許そうと言われている
藤七とお久は光圀の情けで一緒になった夫婦とのことで、前シリーズにでも出てたのかなと思ったが、違った。

第22話 8月25日 父恋し伊勢参り
伊之吉(政次):川地民夫
赤猿の陣兵衛:吉田義夫
儀右衛門:村上冬樹
お照:二本柳俊衣
太吉:小塙謙士(子役)
山田奉行:西山辰夫(役名なしクレジット)
お玉:野川由美子(トメ)
目の不自由な三味線弾きの大道芸人お玉は大吉という息子と暮らしている。その夫婦になるつもりだった政次という男を待っているのだった
光圀一行が六人組でその中には女が一人という赤猿の陣兵衛という盗賊一味と間違われて牢に入れられてしまう。弥七が赤猿の陣兵衛を捕まえてくるからという条件で、弥七助さん格さんの三人だけが牢から出され捜索。その弥七の提案は根拠がないわけでなく、先に道中でひょんなことから一緒になった伊之吉、お照という二人が、伊勢参り四人組と話していることから、なにか怪しいと睨んでいたのだった
その伊之吉が役人に追われ逃げ込んだ先がお玉の家、声で家に押し入ってきた男が政次であることをわかり、再会となるも、伊之吉は今や盗賊。お玉を振り切って出て行ってしまう。しかし心を動かされた伊之吉は盗賊を抜けたいと陣兵衛に話す
この回は異例で、以上のように盗賊を捕まえようとする光圀一行、というか弥七ら三人。盗賊を捕まえるところがいわゆるクライマックスシーンなので、印籠や光圀の名乗りはなく、そもそも光圀はまだ牢の中なのでそこにはいない。その後奉行の平謝りで牢から出される光圀という場面がある

*0224
第23話 9月1日 あっぱれ武士道
片貝次郎太:森次晃嗣
山岸八重:上村香子
滝沢佐兵衛:早川保
外村伴之丞:中田博久
柴田大炊:水島道太郎(トメ)
外村主膳:安部徹(トメ)
山岸三左衛門:大友柳太朗(トメ)
テレビ的演出、つまり間を取ってたっぷり演技を見せるべき場面で、そうはやらないというようなこと、のため、名作とまではいえないが良品。名作映画のダイジェストみたいな感じ
大友の演技がよく、またストーリーもよい
藩の家老同士の権力争い。その双方の陣容を見比べればどっちが悪役かは見当はつくが、途中でどっちもどっちなおかなと思う場面が一瞬あった。その派閥争いでキーになる人物になっていくのが大友の三左衛門
城代家老の外村主膳の悪政、甥には悪役的ふるまいのキャラ中田博久の伴之丞がおり、まあこっちが悪役だろう。
で、それにストップをかけるための工作を始めるのが柴田大炊。配下に片貝次郎太、滝沢佐兵衛という布陣
三左衛門は実直、頑固一徹の下級武士、ただ柴田大炊は同志となってくれれば、他の藩士たちもこちらになびくだろうという思惑のいわば広告塔。
三左衛門は考えされてくれと引き上げて、歴代殿様の墓の前で何日間も熟考。三左衛門は殿への忠義一徹なのだ
三左衛門が主膳に説得される場面では、大炊は家老とは名ばかり、藩の政治に直接に関わっていない、実際に切り盛りする立場では理屈に割り切れないつらい立場に立たされることもあり、それは歴代の殿様もご存じである、と温厚に諭す。
ここら辺で主膳が悪役だと思っていたが一瞬ゆらぐ感じになる。
結果、三左衛門は柴田側に加わることはせず、ここで両派とも動きが慌ただしくなり、主膳側が柴田側に仕掛けたことによって、三左衛門が主膳を斬りに行くという展開。見事主膳を斬り、三左衛門は切腹するという段になり光圀登場。
まあとにかく三左衛門が格好良く描かれている

第24話 9月8日 うなぎ屋の助太刀
城所雪江:浅田美代子
与兵衛:松山英太郎
向井又五郎:堀雄二
遠州屋嘉兵衛:浜田寅彦
おかつ:野村昭子
お松:露原千草
平作:浮田佐武郎
田沢雄之助:横森久
向井昌之助:小林勝彦
うなぎ屋七兵衛:如月寛多
この回はストーリーは大したことないが何人かの俳優の活躍で見ていて面白い
松山英太郎は遠州屋を勘当になりうなぎ屋に居候している若旦那、落語を参考にしているのかなあ、役柄からすると船徳、キャラ的にはよかちょろの調子のよい若旦那。ナヨナヨした言葉を使うところなんかも落語にありそうだし、またすぐ人に取り入ろうとするところは太鼓持ちの一八なんかも思い出す。そんな役を楽しそうにイキイキと演じている
光圀一行を店に連れてきた与兵衛だが、うなぎ屋の親父がギックリ腰、じゃあ自分で調理する、という場面では、うなぎを掴むもうなぎが逃げようとして店の外に連れ出されるあたりはもろ落語、決め台詞の「行く先はうなぎに聞いてくれ」こと言ってないが
小林勝彦と横森久、このころの時代劇でメインゲストではなく三番手四番手くらいの位置で大抵悪役の人、両者とも色々な役がやれる人だと思うが、ここでは二人とも自分のキャラにピッタリあったはまり役とも言えるキャラ。小林のほうは侍の身分をいいことに町人いじめをする若侍。横森のほうは、身分高目の悪役、ここではお目付け役。横森という人はいかにも悪役という顔ではないタイプのしかし悪役ばっかりなので、この顔を見ると悪役だろうなと思ってしまう。
そしてこの二人が組んでのこの回のメインの悪役というあたりも面白く見れた原因
浅田美代子、最初のクレジットがあったのだから、わかっていたはずだが、まあたくさん見どころの俳優が出ていてすっかり忘却。いまこの記事を書く段になって、ああ、浅田美代子だったのか、と。見直してみたがあまり今の面影もなく若く初々しい。まだ19歳、デビュー3年目
城所雪江が父親の仇討探し。例のうなぎ屋に入ったが、財布が落としたかでなくしており、ちょっと騒動があり、与兵衛やそこにいた光圀一行と知己を得る
目指す敵は昌之助。彼は郡奉行向井又五郎の息子、父が病がちでもうすぐ職が譲られるという立場、しかし息子の悪い行状を耳にした又五郎、その素行を調べてくれるよう頼んだ相手がお目付けの田沢雄之助で、彼は昌之助の悪行を報告せず、いい息子を持ったと昌之助を褒めそやす
とまあこんな展開
ラストは、田沢が受け取ったその仇討願い。田沢は雪江を罠にかける。仇討の場所として指定したのは家康の狩り場で立ち入り禁止。許可なく立ち入ったものは無礼討ち。
ここに多分光圀は罠とわかってであろうが、あっさり行くという展開はなんだかあっさりしてるなと思った。
ただその後の殺陣の後の展開はちょっと驚く。誰に呼ばれたか又五郎がやってきて双方を分ける。この時点で爺が光圀とはわかっていない。そしてそこで光圀が正体を明かし、皆が平伏。
又五郎は光圀に息子の行状を知るのが遅すぎたのうと言われ、昌之助を叱り、潔く討たれろと命ずるも、昌之助は返り討ちだと叫んで雪江に立ち向かおうとする、と、なんと又五郎が昌之助を斬り、へたりこんだ昌之助を抱き抱え、雪江に討つよう促す。雪江が見事本懐を遂げると、見事と賞賛し、そして切腹、という展開
もちろんその後は田沢の処罰、切腹を光圀が促すと、田沢は立ち向かってきて格さん助さんに斬られている

*0225
第25話 9月15日 海道一の大盗人
おぎん:岡田可愛
熊吉:谷村昌彦
銀次:南道郎
楯岡玄八郎:川辺久造
又七:高品格
旅籠の主人:北村英三
めし屋の親爺:宮田洋々
もちろん主役なのでいつも光圀は活躍するが、今回はいつも以上、しかも単独で大活躍というそういう意味では珍しい回
川止めを巡る代官(川辺久造)と川越人足を取り仕切るヤクザ(高品格)の不正
助さんが財布を掏られてしまい、金がない。仕方なく光圀一人だけ宿に泊まることにしての別行動となる。その宿で光圀は助さんの財布を盗んだ女掏摸おぎんと遭遇、手配書の回ったおぎんを探しに役人たちが宿改め、とここで光圀はおぎんを役人に突き出すべきなんだけど、それじゃあストーリーが続かない。で、おぎんを捕縛しようとする役人に、おぎんは自分の娘ですと庇う光圀、という風に始まる
川止めという言葉
多分「眠狂四郎円月殺法」の11話 姫君みだれ舞い妖艶剣-藤枝の巻-」にて「船止め」という言葉が使われていた。その際に書くべきだったが、こちらに書いておく
川止めというと、「雨あがる」だとか、「木枯し紋次郎 第1話 「川留めの水は濁った」」でその言葉に親しんでいた。あるときなにがきっかけか、その言葉を思い出そうとして思い出せなくて、「船止め」だったかなと勘違い、検索すると、「船を止めておくところ」というような意味が出てきて、船止めにはそういう意味はないのかとずっと思っていた。で、眠狂四郎で「川止め」の意味で「船止め」という言葉が出てきて驚いたのだ。再び検索してみると、一番上からちょっと下のところに、「船の出入りや往来を禁止すること」と出てきた。なんだそういうことか
このメモブログで「雨あがる」のところを見てみたら、この川止め船止めについて書いてあった笑
宮田洋々は宮田洋容・布地由起江という漫才コンビの宮田洋容で、宮田陽・昇が孫弟子とのこと

第26話 9月22日 暴れん坊の恋
厚木あき:藤浩子
新見十兵衛:蜷川幸雄
芦川久三郎:田中明夫
ほていやの亭主:中村是好
厚木七郎兵衛:犬塚弘
平塚岡右衛門:深江章喜
ムチャクチャの熊:ハナ肇(トメ)
あきと厚木七郎兵衛は父娘で違う夢を持っている。父は金山を探し当てる仕事師だが、もう掘り尽くされているのか、なかなかうまくいかないが、もう一山当てるのが夢。そしてあき、こちらは三歳のときに、七歳の新見十兵衛との夫婦約束を親同士がしており、十兵衛と夫婦になるのが夢
この後者のほうがなかなか理解できない。その後十兵衛は家が没落、その両親は亡くなり、十兵衛は行方不明。三歳の時の親同士が決めた夫婦約束を夢見て待つというのがそもそも理解できないし、しかも十兵衛は行方不明だなんて、そんな男を待ってもしょうがないと思うんだが。
熊は力持ちで乱暴もの。彼が金がつき瀕死の道中の十兵衛会い、あきとの約束の書を預かる。その後十兵衛は死んでしまい、熊のほうは、あきの家へ行くと、自分が十兵衛と勘違いされるという展開。一方熊もあきの美しさに声が出せなくなり・・・。そしてあき親娘の危機に熊は立ち向かう
助さんのほうもあきにはメロメロで一日デートをしたりしている。
あきの藤浩子、その役どおり、美しい
この回では助さんと八兵衛が路銀を受け取るための別行動、そして二人で酒盛りをして、八兵衛は翌日ぐったり。で助さんがひとりで行動し、事件に関わり合っていくという風な展開で助さん活躍、光圀の出番は少ない
クレージーキャッツの二人が共演、一緒の場面もある(熊が厚木の家を訪れたとき、いたのは七郎兵衛で熊を十兵衛と勘違いしたのも最初は七郎兵衛)

第27話 9月29日 箱根の山は天下の嶮
大沼主膳:遠藤太津朗
おくま:滝奈保栄
捨八:桜井センリ
笹井陣之進:玉川伊佐男
お吉:遠藤真理子
栗原主税:永井秀和
藤造:金井大
佐倉安兵衛:久富惟晴
権六:三角八郎
世羅又之丞:浜田東一郎
お静:杉本マチ子
茂十:出水憲司
袖の下で関所を通してしまう不正が横行
番頭笹井、家老の大沼、そして雲助の頭藤造によるものだ
光圀一行が通るという噂を聞き、慌てて関所のやり方を厳しくし、光圀はそこを通る際に、些細なことで牢にまで入れられてしまい、しかし光圀はそのことでここの関所はしっかりやっているという始末。ここらは光圀はわかってて罠に嵌ってやってるようにも見える(この手の時代劇で主人公は何でもお見通しという設定)が、後の場面で本当に騙されていたということがわかる
福本清三が殺陣のとろこにいたような気がする。あまり目立ってないが
三角八郎は雲助の新入り二人組のひとりで、悪いことをやるのに臆病、結局光圀を助けるというような形。以前にもこういうキャラをやっていたはず。第3シリーズ3話「雲助珍道中」かもしれない
クレージーキャッツ桜井は三角八郎の相棒

*0227
第28話 10月6日 めぐり逢い
勝三郎(与ノ吉):地井武男
お松:本阿弥周子
甚太郎:三上真一郎
お照:二本柳俊衣
梵天の五郎造:小林重四郎
辰造:江幡高志
甚助:山村弘三(役名なしクレジット)
五郎造の子分:野口貴史(役名なしクレジット)
十手持ち:井上茂(役名なしクレジット)
役人:唐沢民賢(役名なしクレジット)
佳作
地井武男うまい。本阿弥周子、試練に耐える女という役柄で随所にいい表情。本阿弥に関しては、いま今作と見進めている松方版遠山の金さんにて予約をミスして見ることができなかった作品に彼女が出ていることをウィキで知って残念がったところだ。こちらは1990年代の作品でもあり、年齢を重ねた彼女も見たかった。
勝三郎は大工で女房がお松という設定だが、勝三郎は二年前に殺人の嫌疑をかけられ江戸から逃げてしまった。一か月後に真犯人が見つかったが、勝三郎は戻らない。鎌倉で見かけたという話を聞いてお松がやってきたというのが発端。
さて、再会できるのか、と思ったら、そこはあっさり。しかし勝三郎は江戸へ戻らないと言い出す。この二年間、自分も生活してきて周りの人との交流もあり、やるべきことがある、と言う。
勝三郎をの江戸の知り合い辰造、賭場を開くやくざ梵天の五郎造の配下。彼は与ノ吉の江戸での過去を知っていた。そしてそれをばらすと金を二年間に渡り強請り続けていた。もう手配はされていないのを知っていながら。
勝三郎のやるべきこととは辰造への復讐か、とこの展開で、辰造が殺される。さては勝三郎がやったのか。役人も押しかけてくるが、これもお照の機転で捕縛されはせず。
勝三郎は与ノ吉と名を変えて宮大工甚助のもとで働いていた。その息子、若棟梁が甚太郎、その妹がお照。甚太郎の博打狂いを止めさせ、後継ぎとして更生させることが勝三郎のやろうとしていることだった。
お照は与ノ吉と夫婦になって与ノ吉に後継になってもらいたいという願いがあり、与ノ吉から真相を聞かされ、お松に会いに来て、与ノ吉は自分と夫婦になって後継ぎになるのだから江戸へ帰れと言い放つ、という一コマが挿入。
辰造殺しは甚太郎であった。正当防衛というかもみ合っているうちに自分で自分を刺した、とも。甚太郎は梵天一家に捕まり、それを取り戻しに勝三郎は梵天のもとを訪れようとするも、そこへ光圀がやってきて、自分に任せろ、と。
甚太郎を助け梵天一家を成敗し、役人に引き渡し、一件落着。
甚太郎は反省改心し、自首。いくらかの罪で牢へ入れられるかもしれないが、その後はもう大丈夫だろうと勝三郎も安心
が、宿へ戻るとお松は鎌倉の縁切り寺(冒頭にそこを訪れる光圀一行という一コマがある)へ行くという光圀宛ての手紙を残しいなくなっていた。勝三郎が寺の門の前で追いつき、愛の言葉。
この最後のお松の縁切り寺というのは、ちょっと不自然な感じもした。お照から言われてお松はもう諦めたなどと言っており、いやそこは勝三郎の意思確認してからにしたら、と思う。まあそこで光圀が勝三郎の意思を聞きに訪れて、甚太郎と梵天一家の件を知り、そっち優先になってしまったという経緯もあり、まあギリギリ不自然でないか。ただ、お照に言われてすぐ諦めるというのはちょっとなあ
今回の最後の殺陣では、珍しいパターン。光圀がひとりで梵天一家に乗り込み、五郎造をおちょくり煽り、逃げ出して、皆が追ってきたところを「助さん格さん存分にやりなさい」。
光圀の「助さん格さん懲らしめてやりなさい」は有名なお約束で、ここではちょっと違うセリフだが、こういうセリフを言うのは初めてではないだろうけど、まだこのシリーズあたりでは、全然定番ではない
今回はやくざを懲らしめるだけだから、そこでは光圀の名乗りはなく、成敗が終わったところで役人が駆け付け、役人に何者だと問われ、光圀じゃよ、水戸の隠居、光圀じゃ、に役人、一瞬気付かず、そして大いに驚き、というコントのようなことをやっている。ここは東野の表情もよく、最初の光圀じゃよはニヤニヤ、最後の光圀じゃよで、眼光鋭く言葉も力強く。役人のほうも、それを聞いてへー、と向こうへ行こうとして、ハッとして振り返っての二度見。まあ、この役人は何も悪いことはしておらず、名乗って平伏させる必要はまったくない。視聴者の期待に応えるための演出であり、そこで上記のような遊びを入れたのかもしれない
この役人が唐沢で、配下に十手持ちが井上
福本清三ノンクレジット、やくざ配下でチョコチョコと映っている

第29話 10月13日 黄門さまの頑固くらべ
お延:香野百合子
お時:西岡慶子
般若の辰五郎:神田隆
綱屋与兵衛:伊沢一郎
与一:西条貴之
巳之吉:中田博久
鍋山三五郎:早川雄三
辰五郎の子分:堀勝之祐
辰五郎の子分:東田真之(役名なしクレジット)
辰五郎の子分:有田剛(役名なしクレジット)
漁師:有島淳平(役名なしクレジット)
白川浩二郎(役名なしクレジット)
辰五郎の子分:木谷邦臣(役名なしクレジット)
辰五郎の子分:矢部義章(役名なしクレジット)
碇屋嘉六:佐野浅夫(トメ)
喜劇色が濃い楽しい作品
内容は出演者に佐野がおり、サブタイトルがこれ、というところから想像できる通りのもの
その二人の頑固くらべの部分も喜劇的で楽しいが、それに合わせてということだと思うが、他のところも随所で喜劇調になっている
浜でやくざにいじめられているお延と与一を助けた光圀一行、お延の家へ招待される。そこは元網元の碇屋嘉六。ここでお延と与一が会うのを認めない嘉六の言い分と光圀との頑固くらべラウンド1。
やくざものが出てくる。神田隆と中田博久が親子なのだが、その配下が妙にやくざにしては弱弱しく、やる気なさげ。最初に出てきて乱暴を働いて、助さん格さんと格闘になるあたりでは気付かなかったのだが、その後顔が映り、弱弱しい発言と顔つきが出てきたあたりで普段出てくるやくざとは違う俳優なのかな、ああいう特有の悪役顔ではない人たち。
碇屋嘉六の家に手伝いに来ている近所のものというお時、碇屋の家にやってきた光圀一行の部屋での話を立ち聞きして、なにやら身分のある人だと気付いて、その後なにやらわくわくしてるのも喜劇調、こちらはあまり出番はないが。
ストーリー的には、中盤に光圀一行にやられた仕返しに行こう喧嘩支度している般若組のところを弥七が通りかかる。弥七が辰五郎と顔見知り、しかも弥七のほうが格上のようで、話を聞いてみると、どうやら光圀のところへ仕返しに行くようだとわかり、あっさり光圀の正体をばらし、行くのを止めるよう言い、早々に光圀が辰五郎と組んでいる代官鍋山のところへ赴きこちらもすぐ身分を明かし、懲らしめを行う、が、それは穏便なもので、自分の正体は明かさずに、碇屋に対して行った悪事を謝罪させ取り上げた網元の株を碇屋に返却させる、と言う風に悪を懲らしめるというあたりのことはさっさと済ませている。これは碇屋と光圀ふたりの終盤の頑固くらべラウンド2に時間を割くためであろう。

*0228
第30話 10月20日 希望の灯
与平:長谷川哲夫
理右衛門:嵯峨善兵
黒馬の金八:富田仲次郎
桜庭良庵:名和宏
銀次:市村昌治
六蔵:佐藤和男
西瓜売り:北見唯一(役名なしクレジット)
お沢:十朱幸代(トメ)
茶店で一休みの光圀一行、八兵衛がだんごの食べ過ぎで腹を壊し、光圀が印籠から薬を出してやる。その印籠を見た茶店の女お沢が光圀を奥医師桜庭良庵と勘違いすることから始まる話
夫与平の不自由な目を良庵に診せたいと願うお沢が頼み込み、光圀は良庵の振りをする。が、後日本物の良庵がやってきた。このタイミングでなぜやってきたかはわからないが、良庵とこの地の名主理右衛門とやくざの金八が今回の悪役。
与平が首を吊ろうとする場面がある。光圀の良庵が偽者とわかっての絶望みたいなセリフがあったが、それが偽者であっても、本物の良庵に診てもらえることになったのだから絶望はなかろう。特に語られていないが、その前から女房に迷惑をかけているということで絶望していたのかもしれない
夫婦と弥七でやくざから逃げる場面。与平は足手まといになるから二人で逃げてくれと頼み、二人が逃げると、やくざの前に姿を現し、防波堤になろうとするという展開。水戸黄門を見てる側からすると、弥七はどうせ強いんだから、そんなことしないでも大丈夫大丈夫、と思ってしまう。与平がやくざの前に立ちはだかる場面を作りたかっただけかと
という風にあまり楽しめず。そういう作品だからそう思ってしまったのかもしれないが十朱幸代のオーバーな、言い換えれば熱演だが、演技が暑苦しい

第31話 10月27日 人情潮来節
牛堀の助蔵:小松方正
アヤメ:いけだももこ
大川権右衛門:北原義郎
紋次:牧冬吉
吾六:岡部正純
松吉:松山照夫
塩山市兵衛:酒井哲
真菰の伊三郎:竹脇無我(トメ)
カッパの伊平:島田正吾(トメ)
真菰の伊三郎は渡世人、お尋ね者だが、故郷に帰ってきた。父親は船頭のカッパの伊平。親を亡くし小さいころに伊平が引き取ったアヤメが血のつながっていない妹。
悪役のほうはやくざの親分が牛堀の助蔵で、紋次、松吉、吾六という順列でその配下
助蔵の悪辣さに伊三郎はかれの片腕を落として追われていた。
光圀が出てけばすぐ納まるのに、伊三郎を悪のもとへ行かせている。これは格好良い渡世人伊三郎という場面を演出したいからかと思う。前回も同じように光圀が出て行けばすぐ終わるだろうに、お沢を悪役のもとにやって、とまどろこしいことをやっている。まあこちらは理由はあるのだけど。
でもこういう感想は水戸黄門の見過ぎかな
30、31話と印籠を出す場面が完全ではないがほぼ型どおり。

*0229
第32話 11月3日 素晴らしきかな人生 水戸
幡谷勘十郎:夏八木勲
寺門裕之介:青木義朗
幡谷しづ:上村香子
安田仁右衛門:久米明
水野:原田清人
定吉:石見栄
多吉:浅若芳太郎
喜作:日高久(役名なしクレジット)
光圀が帰ってくるまでに仕上げてしまいたい掘割工事。
それを無理強いする作治奉行寺門と配下水野。工事に駆りだされている百姓の側に立つ郷氏の幡谷勘十郎
日高久は百姓で運河工事をサボり幡谷に叱責されているという冒頭のところで登場(その後もたびたび出ているが)。ここでは月代を剃っていない頭、この人にしてはちょっと珍しいように思う
第20話のところにコピペしたが、この回では中山の名前が出てくる。亡くなった中山と光圀とで運河の計画した旨
上村香子、たびたび時代劇のゲストで見る。天真爛漫な明るさが魅力の女優
深雪:岩井友見、この回のみの出演であるが、今シリーズで降板とのこと。
お新(一部代役):富永佳代子(ノンクレジット)とウィキにある。どういうことだろう。そしてウィキにはキャストとしてとても詳しく掲載されている。役名なしクレジットに役名がついており、さらにノンクレジットの人物も多数書かれている。このお新代役のことも含め、こういったことはどうやってわかったのだろう

用語の定義。即日視聴 逐次視聴 まとめて視聴

用語の定義。
即日視聴=放映日当日の視聴
逐次視聴=放映した週の週末までにその週分を視聴
まとめて視聴=シリーズ全部を録画してからのまとめて視聴。長いシリーズの場合はある程度まとまってからの視聴ということもありうる
即日視聴と逐次視聴については視聴した日は記述しない。また、逐次視聴の中に即日視聴も含まれる。
まとめて視聴については視聴した日を記述していく

モグライダー [つべ]

年末からよくネタを見ている
彼ら自身のチャンネルでなく、事務所のチャンネルに膨大な数のネタ動画が上がっている。ワンパターンであるし、それほど面白いとは思わないが、中毒性がある。
数がたくさんあるので見飽きないところがよいのだ
連続で見ていると、あまり内容も入って来ないので、一度見たやつでもまた新鮮に見れるということで無限ループ

志ん生、NHK二番組「超入門!落語THE MOVIE」、「カラーで蘇る古今亭志ん生 たっぷり二席」 [落語・演芸]

「超入門!落語THE MOVIE 古今亭志ん生スペシャル「火焔太鼓」「犬の災難」」
「カラーで蘇(よみがえ)る古今亭志ん生 たっぷり二席」

01/01(月) 09:55 - NHK BS|45分|DR
超入門!落語THE MOVIE 古今亭志ん生スペシャル「火焔太鼓」「犬の災難」[字]
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古今亭志ん生スペシャル 「火焔太鼓」「犬の災難」
ふだん想像で楽しむ落語の演目を落語家の語るはなしに合わせてあえて映像化。完璧なアテブリ芝居をかぶせてみたら…「落語ザムービー」今回は古今亭志ん生ゆかりの演目で!
没後50年・古今亭志ん生ゆかりの演目を、新作でお届けする。▽「火焔太鼓」…古い太鼓を仕入れてきた道具屋・甚兵衛(浜野謙太)に、女房(橋本マナミ)は怒り心頭。そんな太鼓の音を偶然耳にした殿様に呼び出され… 落語:古今亭菊之丞▽「犬の災難」…酒好きの熊五郎(ハリウッドザコシショウ)が、とり肉を預かることに。そこへ兄貴分の男(コウメ太夫)が「一杯やろう」と誘ってきて… 落語:桃月庵白酒▽案内人は濱田岳
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浜野謙太と橋本マナミの夫婦、なかなかだが、橋本マナミの女房のほうは、長屋のおかみさん口調がちょっと橋本の雰囲気と合ってないかな
そしてハリウッドザコシショウとコウメ太夫というかなりトリッキーなキャスティングだが、意外にも悪くない。またザコシのほうはカメラ目線が何度も出るなど「らしい」演出もあり。

この番組に続いて「カラーで蘇(よみがえ)る古今亭志ん生 たっぷり二席」というのが放送されている。おれはその再放送である1/3のものを録画した
01/03(水) 17:00 - NHKEテレ1東京|60分|DR
カラ―で蘇(よみがえ)る古今亭志ん生 たっぷり二席[字]
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たっぷり二席
初回放送日: 2024年1月1日
2023年が没後50年だった古今亭志ん生の貴重な高座映像「風呂敷」と「巌流島」をカラー化し放送する。出演は五街道雲助、池波志乃、古今亭文菊。進行は牛田茉友。
「落語の神様」と称される昭和の大名人、古今亭志ん生の没後50年にあたる昨年、最新のAIを用い貴重な高座映像をカラー化した。演目は9月にEテレで放送した「風呂敷」に加え「巌流島」。いずれも全盛期の1955年の口演である。番組では、志ん生の孫弟子であり、今年人間国宝となった五街道雲助、同じく孫弟子の古今亭文菊、そして実の孫、俳優の池波志乃による未公開トークもたっぷりお届けする。
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なおHP7を見ると初回放送日として「初回放送日: 2023年12月30日 」となっている番組も掲載されているが、これは4Kのもののようだ。

*「カラ―で蘇(よみがえ)る古今亭志ん生 たっぷり二席[」は0105視聴
おれが録画したやつは速報テロップ(地震)が入ってしまっていた

前に「日本の話芸」でやっていたのの拡大版という感じ。
なお、司会というほどのものではないが、アナウンサーの牛田茉友が前口上、後口上をやっていて、そこで新年の挨拶もあった。ということは上に書いた年末にやったものとはちょっと異なっていると思われる。でも、その女子アナの口上の部分だけ差し替えだろうけど。でも着物で新年の挨拶、他の部分も当然その着物のままだからなあ、全部撮り直しということになりそう
なお、その口上部分、部屋というセットでやっており、演題「風呂敷」紹介のところで、後ろの押し入れの扉が動いているのが見える。風呂敷にちなんでの演出だが、さりげなさ過ぎて気付く人が少なそう、さらに、それが風呂敷にちなんでいると気付くかどうか。

孤独のグルメ2023大晦日SP 井之頭五郎、南へ逃避行『探さないでください。』 [テレビドラマ]

これまでの大晦日にやるスペシャル版は年末になって五郎がやっかいな旅仕事を押し付けられるというのが始まりだったと思うが、今回はそれとは異なり、仕事を受けたくないと、携帯をロッカーに入れて、旅に出るという趣向。旅先は沖縄。
まあ結局はその地でやっかいな仕事を押し付けられるのだけどね。
特に終盤だが、やけにストーリーが雑な感じがした。台湾へ行くという場面、そしてラストに台湾の屋台でそばを食うという場面も雑な終わり方に思えた。
ちょっと作り手側の熱が冷めている感じがした。

細かいところだが気付いたこと
字幕オン。
冒頭五郎はテレ東へやってくる。呼んだのはテレ東プロデューサー永野(東京03豊本)。テレ東の社員食堂の場面の最後、字幕で「2w」と出るが、誰の言葉かよくわからない。五郎と永野以外の後ろにいる人か後ろに見えるテレビ画面の音声なのだろうけど、そんな聞こえないようなそしてメインに関係ない声は字幕テロップにしなくていいのでは。
ネーネーズがゲスト出演。国仲涼子演じる玉城玲奈がリーダーの沖縄民謡グループ「テーゲーズ」という役どころ。
ウィキに第6期(現在)メンバーとして以下のように記されている
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上原渚
仲里はるひ(なかざと はるひ、2019年5月2日に加入、2023年12月9日に卒業)[22]
小濱凜(こはま りん、2019年5月26日に加入)
与那覇琉音(よなは るおん、2019年8月10日に加入)
狩俣幸奈(かりまた ゆきな、2023年12月10日に加入)[23]
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で、番組のクレジットではこの中から仲里はるひという名前がない。これは脱退しているからであろう。
劇中で玉城玲奈が皆の名前を愛称で呼ぶ場面があり、その愛称はこの四人と一致する。ので役名は当人の名前どおりなのだろう
だが、ぜんざい(かき氷)を食べるシーンでメンバーがぜんざいの種類で注文をまとめるところ、字幕で(仲里)と話者の名前が出る。役名が仲里ということなのだろう。その前の相性で呼ばれる場面では「るんちゃん」と呼ばれており 与那覇琉音であろう。
これは脱退したメンバーの名前を使ってあげたみたいなものだろうか。でも字幕オンにしないと見えないくらいじゃかえって混乱。他の場面で苗字で呼ばれてる場面があったのかもしれないが。
なおネーネーズを検索してしったが、彼女たちのファンサイトがあり、「ネーネーズ オフィシャル ファンサイト "テーゲーファミリー"」となっている。
作中で「テーゲー」は「いい加減」という意味だと話しているが、ネーネーズのファンの名称として使っているようだ