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「喜劇 日本映画頂上決戦~銀幕の掟をぶっとばせ!~」、熱海五郎一座「男と女と浮わついた遺伝子」

09/24(日) 18:30 - BS松竹東急|150分|15倍録
日曜ゴ―ルデンシアタ―「喜劇 日本映画頂上決戦~銀幕の掟をぶっとばせ!~」

10/22(日) 18:30 - BS松竹東急|150分|15倍録
日曜ゴ―ルデンシアタ― 熱海五郎一座「男と女と浮わついた遺伝子」

10/29視聴
日曜ゴ―ルデンシアタ―「喜劇 日本映画頂上決戦~銀幕の掟をぶっとばせ!~」
伊東四朗一座熱海五郎一座合同公演とされていた。といっても伊東四朗が出るってだけだが。
ゲストは中村メイコと小林幸子
初めての青山劇場だそうで、これまでの本多劇場だとセット(最後に巨大な小林幸子人形が出てきていた)が入らないからだと。
伊東四朗の息子伊東孝明が重要な役であり出番がとても多かったように思った。これまでに見たやつでも出ていたけど。
コント赤信号勢揃いで、コント一本を丸々やる場面があった
伊東四朗は円種率を言おうとして、今回はやらなくていいと言われる場面があった。
日本映画の歴史をパロディ化、というか、その歴史の中で有名なことや人物からいくつか引用していた。
小林幸子が演者からプロデューサーへ転身する滝之家さん、これは水の江瀧子。
五社協定なるものがあり、そこから締め出されている東活が舞台で、社長役が三宅裕司、敵役となるのは日映でラサール石井が社長役
伊東四朗は映画スターになりたくて田舎から出てきた金持ち。その息子役が小倉久寛で、親子で映画に出せと言い出し、金持ちでもあることから、それが了承されると、そこへライバル社日映から移籍したいとの話を持ち込んできたスターの役が伊東孝明で、三人の出る映画を作ることになる場面は、役の上での息子と本当の息子、二人と対峙する伊東四朗という構図が面白い。
中村メイコはちょっと冴えない感じではある。中村メイクというメイク係の役、「Mayku Nkamaura」と書かれたTシャツを着ている

10/30視聴
日曜ゴ―ルデンシアタ― 熱海五郎一座「男と女と浮わついた遺伝子」
伊東四朗が出ておらず、コント赤信号からは渡辺正行しか出ていなくて、でもそれだけで、ずいぶん出演者が少なく感じる。
昇太がOPから登場し、メイン的な役。これまで見たものでは、ワンポイントというか、出番が少ないものが多かったので、これにも意外感がある。
ゲストは水野真紀
新興宗教を扱ったストーリー。
その新興宗教はいわし信心教、教祖が三宅裕司
昇太はOPで社員旅行で出し物をやらされ立ちでジョーク(小噺)をやって滑っていて、これが滑るというより、世間から浮いてると評価され、いわし信心教がやろうとしている計画に必要な人物として狙われるという役で、その昇太をいわし信心教へ誘うのが水野真紀という構図
そうそう、昇太は春風昇太郎という役名で水野真紀は水島真紀子という役名、勤めている会社は越智建設(落研と引っ掛けている)
終盤では、恥ずかしさを超えて自分に酔った歌声を聞かせると洗脳が解けるということで、昇太が尾崎豊の「アイラブユー」やチャゲアスの「セイイエス」などを朗々と歌う場面が、歌が上手いわけでもなく、なんともむず痒い。もちろんこの場面では歌がうまいほうが、まずいのだけど。
東貴博が小倉久寛と組んでTake2時代のショートコントを二つ披露している。公安の彼らがいわし信心教へ入信して内部を探ろうとする場面で入信テストとして、恥ずかしいと思っていることをやってやってやりまくって吐き出す、そして恥ずかしさが麻痺したところで俗世間の穢れがすべて落ちるという理屈で恥ずかしいことをやらされるという流れで「デビュー時のネタ」をやるように言われる。
そういや東はTake2の相方である深沢邦之とダブルキャストとラジオでネタにしているのを聞いた覚えがあるが、今まで見たやつはすべて東が出演している。というかダブルキャストなのは前説だけかな。
これまで見たものではカーテンコールの映像もあったが、今回はなかった

木下恵介アワー「おやじ太鼓」 [連ドラ]

07/12(水) 17:00 - BS松竹東急|30分|12倍録
[新]木下恵介アワ―「おやじ太鼓」 #1[字]
10/10(火) 17:00 - BS松竹東急|30分|12倍録
木下恵介アワ―「おやじ太鼓」 #65[終][字]

この枠の木下恵介アワーシリーズを見るのはこれで3作目
これは続編も作られており、それも合わせての放映で、全65話(第一部39回、第二部26回の全65話)
まあ大して面白くもないし、2作見て作品傾向、出来もわかってるのだから見なくてもいいのだけど。1回が短くて、放映回数の多い作品という観点ならそれならNHKの朝の連ドラを、こういったBS局やそれこそ本家NHKでも現在放映中のもの以外にも過去の作品の再放送もやっており、そっちのほうが見る価値がありそう、などと思いながらも、最終回まで録画を終えたので、視聴開始。
今のところ第1話まで。主要登場人物、ある一家族の話のようで、その家族紹介という感じの始まり方。お馴染みのあおい輝彦(主題歌もまたこの人)、沢田雅美が登場。沢田雅美がとにかくよい。この人を見るだけでも価値がある。
またお馴染みといえば竹脇無我、菅井きんも登場。この二人は家族ではなく、竹脇は長女の婚約者、結婚の申し込みをしたという状況であり、これが今後のストーリーの中で大きな役割を果たすのであろう、すったもんだのあげく結婚に漕ぎつけるという感じだろうな。菅井のほうは女中
大家族らしく、子供が男4人、女3人、そして両親という陣容。終盤に家族での中華料理屋での食事会という場へ主役、その家庭の父親、いつも怒ってばかりという人物、が真打登場という形で怒鳴り散らしながら登場(その後に遅刻で長男が登場してるけど)。
自分の知ってる役者でいうと、津坂匡章が三男。主人公である夫婦は両方高名な役者、進藤英太郎と風見章子、この二人が字幕オンで色付き
まあまあまだ始まったばかりなので面白さもつまらなさもわからなく、どうなることやらという感じ、興味は続いている
主題歌が個性的なのだが、第1話の冒頭でその歌があおい輝彦(四男)でなく作品内で登場人物、次男がピアノ伴奏で歌っており、それはまだ作成途中という設定になっている。この曲が父親のことを歌っており、それが主題歌にもなっているという構図。カミナリ親父と称されててそのキャラを明確にしている。
そういや、モノクロである。この局の番組紹介欄で見ていたのは確かカラーだったはず、と不思議に思ったが、そうか、シーズン2から変わるのかなと予想、が、録画してあるやつを調べたら、シーズン1の途中からカラー化されていた。

※同日視聴
第3話まで
第3話で、高円寺のおばさんというのが登場してきて、そこでこの家庭の様子がよくわかってくる。このおばさんというのは、愛子がねえさんと呼んでいて、字幕オンでは義姉さんとなっている。亀次郎の姉かなと思ったが、亀次郎には気を使いまくりで怒鳴られて縮み上がっている。となると愛子の兄の嫁か。そのおばさんの亭主というのは亡くなっており、その際に亀次郎がアパートを建ててやって、アパート経営しているとかなんとかで頭が上がらないようだ。このおばさんの性格が面白い。家にやってくると女中に小言を言いまくり、そして、色々なものをがめつく食べていくという性格のようで、なぜそんなに偉そうなのがよくわからない。この回ではうなぎを肝吸いつきで頼んでいる。
そしてこの家がとても裕福であることが描かれている。それは愛子とおばさんの会話でもそうだし、子供たちもうなぎを肝吸いつきで頼んでおり、それを贅沢ともなんとも感じていないように描かれている。
会話で話が進んでいくのだが、脚本も演技も巧みだ。

※同日 第4話
この回では子供たちが連続して母親に金をせびりに来るという展開、長女が結婚を申し込まれているという話を持ち出し、一戸建てかマンション買ってと言い出す展開で不愉快。前回のうなぎくらいならいいのだけど。
父親が誕生日、第1話の冒頭で制作中とされていたあの主題歌をみんなで合唱してお披露目するところで終わる
父親を三男の三郎が「あの人」呼ばわりすると、愛子が「あの人は敬四郎(四男)だけにしてちょうだい」、と。なにかそう呼んでもいいような事情が、つまり敬四郎には出生の秘密でもありそう(※最後までなにもなかった)だが、そんなことは全然なく、単に、あの人呼ばわりなんてするのは一人だけにしてほしいというだけのことかもしれない。

※同日 第5話
高円寺のおばさん正子が秋子の縁談を持って来たところへ、第1話以来の登場である竹脇無我の神尾が秋子の見舞いにやってきて鉢合わせ、正子は偵察のため、神尾と対面しやり合う。ここが面白い。第3話に続いて、高円寺のおばさんがキーマン。
その正子は亀次郎の兄の嫁だとわかる。亀次郎が正子とも完全に上下関係で上であるから、「ねえさん」と呼ばないから、わかりづらいだけだった

※同日 第6,7話
6話では、次男洋二の足の負傷が空襲によるものだとわかる。
7話では、神尾が途中喫茶店兼ケーキ屋で正子と出会い、一緒に鶴家を来訪したことで騒動になる

※同日 第8話
ひなまつり、そして武男の誕生日で31歳。ちなみに洋二、秋子と順に1年おきに生まれており、多分ここまでは戦前生まれ。
第1話で1月から始まっており、また豆まきの行事が描かれ、亀次郎の誕生日は立春となっていた。立春というのは日が毎年同じというわけではないがはずだが。
で、亀次郎は61になっている(第4話)。
確か愛子は5歳差、結婚は昭和11年で、武男が12年生まれだったはず、と一応メモ書き
トシという新たな主要登場人物と思われる女性が登場、幸子の友人で、洋二と仲良くなりそうな予兆。

※同日 第10話まで
9、10話と敬四郎の大学受験の話題。
ここでメモ書き補足
三郎は昭和21年に愛子の腹の中にいたという話が出てきており、21年か22年生まれ。そしてこの2回で再三出てくる話題だが、大学受験に二度失敗している。
これはもっと前の回にあったのだが、三郎と幸子は同じ大学で、多分同学年、三郎が留年するとと追い越してしまうことになるというような話があった。ということは2歳差で、同時に入学か、いや、幸子が後から入ったというようなことを言ってたから3歳差で三郎が一年留年したか。
幸子は社会運動、つまりはデモなどへの参加に熱心
かおるは高校受験に成功し、4月から高校生という年齢。
第9話では、夕食で夫婦とかおりだけという状況、子供たちはなにをやってるのかと思えば、武男、洋二と秋子は一緒に、そして三郎が親父の会社の経費と言いながら、盛大な会食という対比の面白さ。洋二と秋子は秋子の出版社部長との会食で、洋二の絵本出版を相談(出版は断られているようだが)している。
さらに敬四郎はスキーに出かけ、夜はダンス、バンドで歌ったり青春を謳歌
敬四郎の受験は失敗。敬四郎はスキーに行っており、愛子は亀次郎の小言は聞きたくないだろうからそのまましばらく家に帰ってこないでいいとお金を送金。一方亀次郎は、家族を箱根旅行へ連れ出す。自動車で箱根へ向かう場面で終わり。かおるだけ置いてけぼりのようだが。
前にも書いたが会話劇の面白さ、テンポが良い、つまりは演技がよい、内容もよい、つまりは脚本。
話自体は、亭主関白、雷親父、誰の世話にもならず裸一貫でやってきた叩き上げの父親と、その怒鳴り声に辟易し、また父親の帰宅では銅鑼が鳴らされ、家族一同気が引き締まっているというような家ではあるが、それに萎縮しているわけでなく、おうらかに過ごす家族の物語という感じ。当時のホームドラマの減速であろう、これが父親殺しだとか陰湿な話には当然ならないと思われる。
また家は離れのように、もう一軒子供用のものが建てられてるようで、そこに部屋があるのが、三郎と敬四郎が確実。さらに秋子や幸子もそうかもしれない。かおるはそちらへ行かせてもらってないというのも確実。武男と洋二は本家のほうだと思われる

※10/17視聴
第11話
かおる置いてけぼりの件だが、箱根へは、ドライブがてらみんなで行っただけで、父親と合流し遊覧船に乗った後、子供たちは帰宅。この遊覧船のエピソードで家族は少ししんみりしたいい場面だった。
かおるの同級生として木内みどりと鷲尾真知子。クレジットもあったから鷲尾真知子は見て気付いた。木内みどりはどんな顔の人だっけ(木之内みどりというそれなりに有名なんだろうが、おれは記憶にもないし顔も知らない人がいて、その人とごっちゃになったというのもある)と思ったが、ネットで画像を見て、ドラマを見直したら、なるほどとなった。

第12話
カラー化。

※同日
13-14話
12話以降は敬四郎の受験失敗後の鶴家の様子といういかにもお茶の間ホームドラマという感じが続く。
13話と14話にこの後も出番のありそうな、敬四郎の高校の同級生で開始牢がほのかに恋心を寄せる久代が登場
13話では高円寺のおばさんの家へ敬四郎とかおるが訪問。高円寺のおばさんの家が映るのは初だったと思う
14話は三郎が敬四郎を連れてお気に入りの女の子がいる渋谷の喫茶店へ。

15-17話
15話は食事騒動とでもサブタイトルがつきそうな内容で中心は高円寺のおばさん。鶴家は田園調布という設定らしいのだが、その最寄り駅を降りると、出前持ちが次々と声を掛けるとうところから始まる。鶴家ではうなぎの出前を五人前頼むが客が帰ってしまい(亀次郎は追い返したと言っている)余ってしまう。そこへやってきた正子だが、正子は正子で、色々事情があり、うなぎ屋へ寄って食べてきたところ。さらには、何の手違いか、蕎麦屋がざる五人前を正子の注文だと言って持ってくる。さらに敬四郎もうなぎを持ち帰り・・・。
この回ではすでに1回登場しているが武男の恋の相手になりそうな女性が登場。1回目は後ろ姿が
朱だったが、今回は顔も映っている。
16話は三保の松原へ夫婦と高円寺おばさんが旅行

18-19話
18話は母の日でこともたちが母親に楽をさせようと早起きして掃除
亀次郎の期限が良くなるものの、そこへ神尾光の祖母が来襲、その顛末。
19話では三郎と敬四郎が神尾の祖母を家まで車で送る。
神尾の祖母が東山千栄子。クレジットはトメでなぜか他の人よりフォントがでかい。意識的なのかどうかはわからない。ほかにも例えば三人並記が連続する際に、その三人の間隔が違っているときがあったりもする。
トメに関してはそれほど重要視されていないようにも見える。最後が数名並記で終わる回もある。
19話では、数名並記が終わったあとに、竹脇が出て、小夜福子、香山美子と単独表記、トメが東山。竹脇、小夜福子、香山美子は常に後ろの方で単独表記
単独表記というのは格が上ということではありそう。

※10/18
20-21話
20話は朝早くからの下水工事。大音量に鶴次郎の機嫌をみなが心配するが、建設業でのし上がった亀次郎は上機嫌で、皆があっけに取られるという話。工事現場に差入れでお茶を持って行き、その茶道具全部を壊されても鷹揚にしていたが、塀を壊されたと聞き激怒など、喜劇でよくあるパターンで面白い
脚本が山田太一となっている。そこら辺のクレジットはいつも飛ばしているので、これまでにもあったのかもしれない、少なくとも前回(19話)は違った。21話も山田太一
21話は、洋二、三郎、敬四郎の女関係といったところか。洋二はトシと付き合い始め、三郎は女の子をデートに誘ってるが、相手は乗り気でない、敬四郎はあの久代と偶然に二度も会い、しかも一回は男連れ、一緒にいた親友の杉本と愚痴のこぼし合い。杉本を家に誘うも、亀次郎の雷が杉本にも襲い掛かり、意気消沈。最後は杉本が久代に電話で確認したことを敬四郎に伝えてくる。恋人はいない、と。

22-25話
22話で、三郎の演劇を夫婦や子供たちが見に行く。三郎出演の劇が始まる前にやってる劇で鶴次郎はいびきをかいて寝てしまい、周りに迷惑、ちなみにその芝居に出ているのは河原崎次郎と清水良英で、彼らは学生結婚をして、25話で鶴家にしばらくの間住みたいとやってくることになる。
23話ピンポンダッシュのいたずらをされ、亀次郎とお敏が追いかけとっちめる。その子の姉、片桐貴枝子がやってきて亀次郎といい合いになる。この片桐貴枝子、これまでに数回登場していて、武男が一目ぼれしていた女性
24話では唐突に初子が結婚をしてお手伝いを止めたという展開。23話では休みを取って兄のところへ出かけている(その際にお見合いをしてそのまま結婚という成り行き)ということで登場しておらず、22話が最後の出演、といってもこの後復帰するのかもしれないが。
さらにお敏の母親が危篤という知らせが入り、田舎へ帰ってしまう
25話ではそのお敏の母親イネというのが来訪、イネ夫婦の喧嘩で、イネが家を出ていき、旦那のほうがお敏を呼び寄せツネを説得してもらおうとしたというのがあの電報、イネは捕まるのを嫌い東京へ出てきてしまったというわけ
武男は片桐とデートの約束をしており出ていきたそうであるが、三郎の演劇仲間の学生結婚夫婦がやってきてしまい、子供たちだけでその夫婦の話を聞いてやってるところへ、鶴次郎が登場、雷が始まる

26-28話
26話、イネ、昼から三郎相手に酒、さらには正子もそれに加わって・・・。
この回で三郎が大学三年生だとわかるが、そうやって計算すると、二年浪人の大学三年生は23歳。昭和22年生まれとすると今が昭和45年となり、武男が昭和12年生まれの31歳で昭和43年となり、ちょっと計算が合わないような気もする。まあ最初の方はちゃんと見てなかったので、武男の昭和12年生まれが正しいかどうか、そして早生まれだとかで1年くらいはずれそうではあるけど。
27話、お盆。お敏は帰ってきている。亀次郎の会社の堀部長の浮気相手が亀次郎の家に捨て子するという捨て子騒動
28話、その結末。武男は片桐と、そして洋二はトシと進展している様子。秋子と神尾はなかなか結婚まで行きつけない。

29-32話
29話では亀次郎が8月に軽井沢の別荘を借りたということで行くことになる
27話がお盆だったのに、ここでは8月と聞いて、8月なら近いじゃないなどと言っている。お盆は7月だったのか
30話では軽井沢の別荘を借りる件が中止に
31話は軽井沢へ旅行。別荘がだめになったからということで旅館での旅行となる。この回の最後に、秋子が急遽オーストラリアへ仕事で行くことになるという電話が入る
32話は軽井沢旅行は日程を繰り上げて帰ってきて、秋子のオーストラリアへの旅立ちを見送りに家族が出る。この回の最後では軽井沢旅行の日程を切り上げたので、その代わりに北海道へ行くと亀次郎が言い出す

※10/19
33-35話
33話、北海道旅行。
江幡高志が亀次郎に蕎麦屋で雷を落とされる客として登場、これは端役であり1回限りだろうと思われる
34話、神尾に頼まれ敬四郎が父親に対し秋子の結婚を認めてやれというも、雷を落とされる。しかし後で呼ばれ秋子の結婚については認めないがその敬四郎の反抗心を根性があると褒められる
35話、イネの恋人である六さんが登場、イネを夫の元へ連れて帰ろうとやってきたのだった。かおるは憧れの英語教師の西川(山口崇)を家へ連れてくる。すると幸子が西川に夢中になってしっまう

36-37話
36話は、敬老の日。亀次郎は武男を連れて電信柱の街灯の蛍光灯を入れ替えしようとし、武男がはしごから落ちて下にいる亀次郎が怪我
初子が鶴家に顔を見せる。結婚した相手の愚痴を聞いてもらいに来たようだ。次の回には出てないし、女中復帰ではなさそう
37話はお彼岸。亀次郎はイネを連れて浅草観音様へ。
他には子供たちの恋愛の状況がそれぞれ描かれる。武男は片桐に騙されてるのではないかと疑念、洋二はうまく行っている、そして秋子は神尾の祖母が神尾との恋愛を公認し、さらには亀次郎とも再度会って決着をつけると明言、第1シリーズ最終回に向け、これは進展していきそうで、最終回が二人の結婚ということになりそう。幸子は西川とつき合いを始めた様子。
三郎は高円寺のおばさんのアパートに住まわせてる演劇部の友人夫婦のことで揉めている。

38-39話
38話では、捨て子騒動の堀の母親が挨拶に来たいということで午前に来訪、そして午後に来るはずだった神尾の祖母も都合で午前にやってくることになりあたふた。結局鉢合わせになってしまい、しかも神尾の祖母については亀次郎に事前に話してもおらず、愛子が亀次郎にそのことを話す間、来訪していた高円寺の正子に相手をしたもらうことになる。なんだかんだいってもこういうときには頼りになる感じ。さらにそこへお茶を持って来たイネも加わり4人のおばあちゃんという図。そこへ亀次郎が現れるが、愛子に諭されたか、友好ムードで神尾の祖母と握手、で終わる。
このシリーズでわりと多い終わり方。昨今のドラマでは次の回の最初の部分をその回の最後に持ってくるという手法があり、それに慣れてるからか、それを思わせるような終わり方。つまり亀次郎が部屋へ入ってきて、さて、どうなる、でその回が終わる、のだけど、次回ではその続きでなく、そのエピソードはもう終わったものとされる。今回でいえば、神尾の祖母とは話がついた、秋子と神尾は結婚が認められたということだ、そして堀の母親の来訪という件は、先に説明されていたとおり、本当に御礼の挨拶だけということなのだろう、ドラマ上は放置。
これと同じような回の終わり方が何度もあったと思う。思い出すのは、幸子と西川の談笑の部屋へ亀次郎がやってきて、さて、どうなるで終わった回があったが、次の回の冒頭はその続きではなく、その後回を数回おいてだったと思うが、幸子と西川のデートで、そのときのことを回想して話している場面があった。お父さんが部屋へ入ってきたとき、咳ばらいをし、ごゆっくりと言ってすぐ部屋を出て行った出て行ったとかなんとか。
39話、第1部の最終回。番組の最後に、この回の最後に鶴家にいた全員が勢揃いして並んで視聴者への挨拶を進藤英太郎がするという「らしい」演出。その際に、「第2部でまたお目にかかります」と言っており、すでに制作が決定していたことがわかる。
「らしい」演出は他にも。洋二の絵本がコンクールで1等を獲ったと連絡があり、まだ帰ってきていない洋二を迎えるため表門を開けておこうと外へ出る亀次郎、そこへ洋二が帰ってきて抱き合う。そこへ家から皆が出てきて、亀次郎を先頭に前の人の肩に手をやり隊列を組んで、ちょうど「グレイシートレイン」のように、家に向かって練り歩く、空にはまん丸のお月様に「第一部 終」というテロップというのが本編の終わりで、その後上記挨拶となる
そういやほかにも、家に最初に帰宅したのがかおる、そして敬四郎と続き、お敏が下から順に帰ってきてます、と言っており、その後その準で、幸子、三郎と帰宅。その後の上三人は順序通りではなかったけど、こんなのも最終回らしいといえないこともない。
六さんが再度迎えに来て、イネは帰ることを決心する。
---第1部を終えて
変に思えたところ
11話。箱根遊覧船のエピソード。武男と洋二を連れて行ったと言っているが、その二人の年齢を聞くと、秋子も生まれていたはず。
15話。鶴家で三人の客が帰っただか追い返しただかしたというエピソードだが、そのうち一人は武男であるようで、それなら二人の客とそれを送って行った武男である
18話、母の日。「母の日ですからね。それに、ちょうど日曜日でしょ」というセリフ。母の日は日曜日に決まってるじゃないか
その流れの中で、9月の第3日曜日を「老人の日」と言っているが? 敬老の日が9月15日で、それがその年は日曜日ならばおかしくはないけど、普通は「9月の第3日曜日」なんて言い方せずに「9月15日」と言いそうなものだ。そもそも老人の日って?

会話劇の面白さ、そして家庭内の細々したトラブルエピソードで構築といったところが特徴か。後者なんかは、「渡る世間は鬼ばかり」なんかがそういう作品だと聞いたことがあり、おれは同じ橋田壽賀子の「おしん」にも名作と言われてるけど、結構こじんまりとしたそういう傾向を感じた。
山田太一の名前があったからと思い出したのだが、「ふぞろいの林檎たち」とは会話の面白さに共通点を感じなくもない
会話のテンポがとても良いのは特徴的だ。ここを見どころにしようとしているのだろう、たくさんそういう場面がある。
最終回で酔っ払った正子が亀次郎を亀さんと呼ぶ。これまで卑屈なほどの態度を亀次郎の前で見せてきており、溜まったものを出すという場面だ。で、これに関連して、鶴家は亀次郎に対して、委縮しているということはまったくなく、父親を恐れているということもないのだが、でも父親の前では、返事がよく、ちゃんとしようとしている。特に武男がそうで、あと女中連中。そういやイネはお敏の口真似とも思える態度を返事をするときなどで見せる。「ハイ」という返事がとにかくよい
ここはドラマのテーマでもある「雷親父」という演出だ。亀次郎の帰宅時には銅鑼が鳴らされ、在宅している家人が玄関にお出迎えである。まあそこらがコミカルなのだけど。
クレジット順に触れておく。
まずトップは単独表記で進藤英太郎。その後は、回によって出る人数が上下する関係で、二名並記だったり三名並記だったりなのだが、風見章子、園井啓介、津坂匡章、あおい輝彦、西川宏、高梨木聖、沢田雅美、 菅井きん、新田勝江というような準。風見章子が単独表記になってたこともあった。
その後も並記でその回だけの俳優などのクレジットがあり、終盤に単独表記で数名出る。
そこに家族の一員である香山美子も入る。他には小夜福子、竹脇無我、岸輝子、東山千栄子あたり。ここらは最後に出るのが偉いのか、先に出るのが偉いのかよくわからんが、東山千栄子は常にラストに出ていたあたりから察せられそう
---
40話
第2部の第1回だが、OPは変化なしで、通番も「第四十回」となっている
「六カ月後」とテロップで始まる。
始まりは拍子抜けというか、意外というか、武男の新婚旅行の様子から。嫁役が春川ますみである。OPのクレジットでも家族が順にクレジットされる中に入っていたので、どんな役なのやらと思っていたのだが。
前回がお月見の夜。10月だとすると、6か月後は4月。武男を31歳と言っているが、ひなまつりで誕生日を迎え32歳のはず
三郎は大学4年生、敬四郎が受験失敗で浪人二年目に入っている
武男の新居が隣の家となり、三郎と敬四郎が、本家に戻り、武男の部屋に二人で入ることになる。
部屋割りは第1部では、途中まではっきりとはわからなかったのだが、本家のほうに、武男、洋二、かおりがいて、他が隣の家だったのだ
新シリーズになり、ちょっとだけ設定が変更されるということがドラマの世界ではよくあるが、ちょっとだけそれを感じた。気のせい程度だが。
洋二は気弱で優し気な青年だったが、この回では引っ越しのことでリーダーシップらしきものを見せている。
お敏のあつかましい性格を家族が奇異な目で見ている。これは以前から女中にしては異様なほどあつかましい行動を取りまくっていて、そっちが変に思えていたくらいなのだが、家族はそれをほとんど咎めることがなかったのに、この回になって急にそんなことを話している。
第1部での第1話のときもそうだったが、亀次郎の登場は最終盤、真打登場とでもいうように。ただこの回は冒頭が武男というのも意外(ちょっと地味なキャラ)だったが、亀次郎の登場もただ単に怒鳴り散らすというお約束ではなく、帰宅したら武男が旅行先で病気になったと聞かされ気勢を削がれた感じで、でもそこから怒鳴り散らして終わっている
秋子や幸子には触れられていない

41-43話
40話で4月かと思っていたが、43話が母の日(5月)、これが新婚旅行から帰る日、その経過を見る限り、それほど長い旅行であったとも思えないのだが。
41話では、武男がはしかになったとの連絡を受け、亀次郎と敬四郎がタイへ行くことを決めるという展開。さらには前回登場していなかった子供たちも含め、各々の恋愛の様子が描かれる。
42話は亀次郎たちがタイへ到着で、そっちの場面ばかり。風見章子が登場していない。一方43話では、上記の通り一行が帰国する日であり、それを待ち受ける鶴家の様子が描かれ、なんと進藤英太郎が登場しないという回。
ここまで、進藤英太郎と風見章子は全部の回に登場していたはず。
ここらははっきりしないが、レギュラーの中で、津坂匡章とあおい輝彦以外は出ない回というのも多かった。この二人も登場しない回が会ったと思うが、もしかしたら全部の回に出ていたのかもしれない。だとしても、この41と42話で、津坂は42話に、あおいは43話には登場しない。
43話は母親の愛子に母の日だということでカーネーションをプレゼントしながら、相談と称して問題事がどんどん持ち込まれる。ラストでは今ドラマで初めてともいえそうな深刻な感じで、洋二が家を出ると言い出す。
喜劇というジャンルなのだと思う。で笑いのためともいえそうな不自然な展開、登場人物の言動が多く見られ、それは笑いのためだとわかれば大抵許せるが、なんか不快に思える場面や、変に思える場面が多い。
それこそお敏のあつかましすぎる女中というのがそれであるが、それ以外にも例えば今回の亀次郎がタイへ行くといういきさつというか理由、息子がはしか、もう治ったというのに、そして出かけて行ったってなにもできないだろうに。
神尾が結婚の日取りを決めようとする秋子に向って、ドラマの主演を頼まれたとやにさがり、秋子ともめて、それを鶴家に言って愛子にぶつけるとか、尋常でない。
三郎の友人の学生結婚夫婦の言動も異様だったな。
ここら辺の許せる範囲許せない範囲についてはもうちょっと考えてみたい

※10/20
44-46話
43話で洋二が家を出ると言い出す場面で終わるも、44話ではその話の結末はわからないまま、次の場面へ。前に書いたように結末が気になるところで終わるも次回の頭がその続きでないというパターン。が、この回で結局洋二は出て行ってしまったことがわかる。また三郎は女の子の家に泊まったのを相手の父親に見つかってしまい、その父親が鶴家に電話をしてきて、亀次郎にその件がバレてしまい、三郎も家出、これは正子のところで世話になってることが45話でわかる。45話で三郎は正子に連れられ家に謝りに来るのだが、その前にうなぎを食べて行こうとなり、しかしそれが亀次郎にバレてしまい、三郎はそのままトンボ帰り。正子はやってくるも、亀次郎の雷に辟易し退散。
46話の出来がいい。愛子が子供たちのトラブル諸々と亀次郎の雷に辟易し、言い返すのを止めてしまう。とまどう亀次郎。これはこれまでにない展開。そして、そこへ今のところ亀次郎のお気に入りである待子の「アンパン作戦」発動。
亀次郎の雷。これは落語化け物使いで、旦那の人使いの荒いのは、一回で済む用事を2回、3回に分けて言うとたしなめられる場面が中盤にあり、それに似ているところもあるが、まあそれよりひどい。なんの意味もない小言も多数あり、単に怒鳴りたいから怒鳴ってるだけというか。小言幸兵衛なんかにも近いような気がするが、それだって意味のある、指摘自体は正しい小言であるのに比べて、亀次郎は意味のない小言が多いからなあ

※10/21
47-50話
47話
愛子が三郎、洋二と一緒に中華料理。
武男の回想場面がある。武男が子供のころ、泣かされて、亀次郎が悪がきを追いかけるという場面、多分武男が5歳くらいだろうと思われ、すると25年以上前、でも進藤英太郎と風見章子(愛子は洋二を背負って登場する)が演じている。あまり若作りもせず。一人で遊びに行くくらいなら武男は5歳くらいと思われ、そうすると秋子も生まれてるはずだが。
敬四郎が家を出ると言い出す
洋二が愛子から言われていた父親への電話、しかし亀次郎は素っ気ない態度
48話
父の日
武男が結婚で別の生活、ほかに二人の子供も出ていってしまい、段々と寂しくなる鶴家というのが露わになってくる
亀次郎は時間を気にしており、愛子には出て行った子供たちが会いに来ることを期待していることがわかっているが、武男のところに連絡があり、今日は来ない、と。
敬四郎は大学受験をやめ、コック見習いをやりたいと言い出す
49話
洋二が病気になったと正子から連絡が入り、愛子が会いに行く。初めて訪れる洋二の部屋、ボロアパートである。
家族を集めて亀次郎が説教、その怒鳴ってる様子を見て待子が父親を思い出し泣き出す(ここでこの回は終わるのだけど、この涙に意味上がるのか、イマイチわからない、つものように尻切れトンボで終わっている)
50話
洋二の家。トシが訪れてきて、洋二に実家へ帰るように言う。ここらは上層階級には世の中を正しく帰るという理想をわかりあえない様子が描かれている。全学連になるには、苦労をしなきゃみたいなことか。まあこのころの作品を見て、一番白けるのは学生運動を善のように描いていることだ、善でないにしても否定ではない。でも今の目からすると、学生運動なんて、ね。
6月29日。日曜日
運転手の田村が退職の挨拶。ここで、亀次郎と愛子がいつものように言い合いになり、洋二の家へ一度行ってみればいいと愛子が詰る。亀次郎が怒って出て行ってしまい、田村から洋二のアパートの下まで亀次郎が行ったこと、そして、足の悪い洋二を思い、一晩で階段を直してしまったことを愛子は聞く
待子に妊娠の兆候

51-52話
51話は七夕。三郎が久しぶりに家へ。
亀次郎は七夕の竹を買って帰り機嫌が良い。三郎の気付かずにいたが、ふと気付いて、怒ろうとするも愛子に諭され、少しだけの雷で終わる。
待子はいよいよ妊娠とのこと
敬四郎はコック見習いの話が出て以降、料理を作ってる場面がよくあり、最近では家の台所を手伝っている様子で、愛子と幸子はコック見習いなんて行かずにこのまま手伝ってくれれば助かるみたいなことまで言っている。
52話ではお盆の話をしており、7/15をお盆としていると見られる
正子がやってきて、三郎は一体どうしたんだ、と。前回以来、鶴家に住んでいるようで、住むなら住むで、突然来られても夕食の準備ができないし、荷物を運び出して部屋を空けてほしいということだ
シリーズ初期に正子が鶴家にやってくると女中に細々と小言を言っていたが、それがこの回で久しぶりに復活している。
秋子が久々に登場、神尾は俳優業を始めているようで、結婚については伸び伸びになっている様子。
お敏はしばしば「海ゆかば」を口ずさんでおり、それを愛子が陰気臭いからちょっと陽気な歌にしたらなどと言ってる

※10/22
53話
三郎が正子を洋二がピアノを弾くバーへ連れていき、正子はしこたま酔っ払い、鶴家へ来襲。
鶴家では敬四郎のコック見習いの件がとうとう亀次郎に知れ、家族会議を始めようとしていたところ。正子は前シリーズ最終回のとき以来「亀さん」呼ばわり。
54-56話
54話は前回の最後の場面の翌朝、三郎と正子をいい加減に起こしないと亀次郎が言っている
洋二のバーへ幸子と西川が来訪、そこへ三郎と神尾が連れ立ってやってきて合流。三郎は酔った神尾を連れて帰宅。竹脇無我と山口崇が共演(大岡越前が始まる前である)
55話では三郎の帰宅がないことに愛子は説教をしようとするが、逆に亀次郎は機嫌がよく、三郎と昼間からビールを飲みだす。
洋二から電話、三郎はトシの洋二への本心に疑念を持ち、トシの仲間のところへ乗り込んで徹夜で議論していたことを知る。
家の者一同で洋二のバーへ行く。洋二と亀次郎は久々の再会である
56話、夏休みで夫婦は箱根、この回では進藤英太郎は声だけの出演(クレジットでも「声」となっている)。
正子が来訪、鶴家では敬四郎が女中業。お敏も主人夫婦がいないことをいいことに映画。
敬四郎がハヤシライスを制作中、正子は得意のちらし寿司を持って来た。
という中、土用の丑の日でうなぎ屋から「うなぎはどうですか」と営業電話
待子の母親(初井言栄)も来訪しており、うなぎをとるかどうかでみんながいろいろ議論
初井言栄が若い。お婆さん女優で知られた人だと思ったが、60歳と若く亡くなっており、今作品では40歳くらい。画像検索しても、そんなに老けたものはない。
この回の終盤では夫婦が予定を早めて帰宅している。
この回を見ていてこの作品には誰にも共鳴できないということを痛感する。両親はでたらめに怒り、子供たちは贅沢三昧、甘ちゃん、女中はあつかましく、おばさんは勝手に電話に出ちゃうし。
待子の母親が比較的真っ当なことを言ってたかな。女一人で商売(パン屋である)をやる厳しさとか
57-58話
57話で運転手を探していた鶴家に正子からの紹介で黒田(小坂一也)登場。これが変人、断られること前提のような最初から突っかかるような態度。
58話、運転手として雇われた黒田が、今の仕事を辞めたことを報告に鶴家へ。亀次郎が相手をする。
黒田は鶴家を辞去した帰り道、見合い話を持ち込まれ、亀次郎の配慮ですし屋へ出かけていたお敏と出会い、嫌な感じの本性を見せる。
夫婦の結婚前の回想シーンがある。ここでも進藤と風見が演じている
59-60話
59話、8月31日で、明日から敬四郎はホテル勤務で家を出ていく。
雑誌に神尾のスキャンダル記事、それが新聞広告に掲載。
秋子はプリプリ、愛子と子供たちで話し合うも、亀次郎はそれを聞きつけ、部屋へ乗り込んできて、意外な名演説。神尾のことは信用しているから心配していない、むしろ秋子はなぜ神尾のことは信用してやれないんだ、と
その雑誌記事の話題で、デヴィ夫人の名前が出てくる。この頃から有名人か
黒田が引っ越してきた。鶴家に下宿する
60話、敬四郎がホテルの仕事から帰ってくる。久しぶりの帰宅らしいから、家を出て週末に帰るとかそんな感じか。
相変わらず黒田の変人ぶり。見ているほうがイライラするくらいだ。
亀次郎は信用して金を貸していた中華料理屋が夜逃げ、裏切られしょんぼり。黒田に言って、ドライブへ。
61-65(最終回)話
61
彼岸がもうすぐという時期。風鈴を外す時期ではという待子に彼岸過ぎるまではいいでしょ、と返す愛子
お敏が体調を崩す
敬四郎がホテルを辞めたいと言い出す
三郎は家へあまり戻ってこないが、正子がやってきて三郎がこっちにもほとんどやってこないと言う。
幸子の就職話が持ち込まれる(最終話で就職が決まったと言っている)
これは変、三郎は4年生で今度の春に卒業予定(その卒業も危ないという話ではあるが)、幸子は同学年ぐらいだったはずで、三郎を追い抜いてはいないはず。そしてこの就職の話は来春の新卒就職の話ではないような感じだった(最終話でもそんな感じを受ける話しぶり)
62
彼岸。浜松へ5人で旅。夫婦とかおる、そしてお敏と運転手黒田。亀次郎の大昔(亀次郎の結婚前)の友達イッちゃんの墓参り、亀次郎がイッちゃんと別れて1年後に愛子と出会った。
ホテルのバーで黒田は女房を寝取った男を見つける
浦辺粂子、イッちゃんの隣人で、その消息を話してくれる。墓は売られてしまっており、亀次郎は金を出して墓を建て直す。
この回はこういう風に旅の回なのでちょっとイレギュラーではあるのだが、この回を境にちょっと雰囲気が変わったような気がした。この回以降はちょっと暗めであり、また問題がどんどん広がって収拾つくのかなという感じになっていく
63
お月見の夜で、冒頭がバーの場面なので、いつもは前回の最後の続きというやり方はしないのだが、これは前回の続きかなと思わす(前回は話を聞いた亀次郎がホテルのバーへお敏とともに乗り込んで行こうとする場面で終わった)
が、このバーの場面は秋子と神尾。しかしそこで秋子が浜松での出来事を話すという形での回想場面となり、亀次郎とお敏がバーへ乗り込んでいった顛末が描かれる。お敏がヒートアップし、亀次郎が止めるという展開で、黒田の女房は男に捨てられていた
秋子と神尾は結婚の日を約束するためのデートであったが、しかしやはり喧嘩別れ。
黒田は黒田の女房探しを夜の時間帯にし始め、お敏もそれを応援している
幸子と西川は幸子が冷静になってきており、しかし別れたわけではないという状況
かおるは蓼科旅行の際に出会った男を東京で探している。
三郎から電話、洋二が振られた、そして夫婦は月に誘われての散歩が、月に浮かれて洋二の店へ出かけて行く、もちろんそのことを知らずに。
64
イッちゃん(一造)の娘金髪のアイ子来訪。金をせびりにきたのであった。
敬四郎、調理場の仕事に入れずポーターの仕事ばかりで、嫌気が差し、ホテルを辞め家へ戻ってくる
黒田の息子は母親が手放し横浜のどこかに預けられているということがわかる
洋二を訪問しようと亀次郎が歩いていると、金髪サングラスの三郎に出くわす
ここまでで特にどうなるのかと気になるのが、三郎がどうなるのか、敬四郎は仕事を辞めてしまいどうなるのか、そして洋二はこれからどうするのか、というあたり。他にも、秋子の結婚、幸子の恋愛などあるにはあるが・・・、そして最終回へ。
その最終回はザ・最終回とでもいうようないかにもな演出。すべての伏線回収をぶち込んだ作り、なのだが、上に書いた3点についてはなかなか出てこなかった。結論をいえば、洋二はトシが鶴家を訪れて、話をよくよく聞いてみると、嫌いになったわけではなく、恋愛と学生運動との板挟みで悩んでいたというだけで、復縁。敬四郎がこれからどうするのかは不明。三郎は金髪を染め直し(芝居のための金髪だった)家へ戻る、愛子へ芝居をやっていきたいと打ち明けるという感じでなんとなくうやむやに終わる。
伏線回収というのは、子供たちの恋愛関係の話のことであり、相手が次々と鶴家を訪れてきて、対応する愛子、そして正子もやってきて一緒に対応に当たるのだが、二人がてんてこ舞いになるという演出。
まず、三郎の芝居を鑑賞する鶴家の子供たちという場面から始まり、舞台には金髪の三郎。
黒田の息子の健を探していたお敏が家へ電話をかけてきて健が見つかったことを報告、手続きが大変だと聞き、亀次郎が黒田とともに引き取りに行くことにする。
正子がやってくる。家には愛子と正子ということになる。
ここから、鶴家に来訪ラッシュ。
まずは、かおるの相手の谷村(蓼科旅行で一目ぼれした相手)。
大手から電話、これは三郎が夜を一緒に過ごして父親に見つかったという件で、その父親が今から窺うと。
続いて西川がやってくる。ここで幸子の就職の話が出てきて、就職を辞めて結婚させてくれと言い出す。
続いて神尾。竹脇無我と山口崇の共演再び。
続いてトシ。
続いてすし屋の娘、敬四郎の友達とのこと。
そして大手が登場。この大手を演じるのはこの枠常連の三島雅夫。大手というのは44話で声が出てくるが三島のクレジットはない。聞き比べてみたがまあ同じ声なのかなあ。それよりも、44話のところではカンカンになって怒ってるという状態なのに、ここでは温和なおじさんでにこやかに登場、今さら鶴家に何の用があるのやら。
そこへ三郎の演劇が終わり子供たちが帰ってくる。上司の出産祝いに出かけていた秋子も戻る
で、やってきた子供たちの相手とのカップルが成立しラストに向かっていく
まずは風鈴、度々出てきていたのだが、これは三郎の修学旅行の土産で、だからこれがあるうちは三郎が近くにいるような感じがすると愛子が言っていたもので、三郎が戻り、愛子は三郎としみじみ語りあい、さあ、もう風鈴を外しましょうかと言って風鈴を外すと銅鑼が鳴り、亀次郎帰還。
黒田の息子健を連れて戻る亀次郎一行をみなが出迎えて、どうだ坊や、このうちは面白いぞ、雷親父がいるんだ、ほら愛子、世話が焼ける子供がひとり増えたよ、鰻の好きなおばちゃん(正子のこと)もいるんだ、という亀次郎の言葉で終わっていく





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ナイツ塙漫才協会会長関連

アメトーーク! 塙会長就任記念!漫才協会芸人(10/12放映)
TVerにて
ラジオで言っていたので録画予約する余裕もあったのだけど、パスした。が、後から見たくなって。確か高田文夫が面白かったとか言ってた。

ちょっと「がんばり」が見えてしまい、普通のバラエティとの差が。「がんばり」とはなんとか盛り上げよう、テレビバラエティとして成立させようとするナイツ塙の姿。
テレビバラエティは、やはりそういうがんばりみたいなものは見せないもの、もしくは見せるとしたら、その焦ってる当人に焦点をあてる感じの作りになるはずで。
ラジオショーなどで漫才協会のことをそれなりに知ってる人からすると、当然今回出ている芸人のほとんどが、漫才協会に新しく加入した人たちだということもわかる。漫才協会どっぷり芸人はナイツとねずっちだけだ。
多分こういう風に漫才協会を騙るということをやるにしても、例えば東洋館で集客してやるなら、どっぷりの人たちばかりが出て、内容もそれなりにディープになるんだろうけど
MC側でスピードワゴンが出ており、面白かったのが、うたじの写真んをハンバーグ師匠がいるとかって弄っていたこと。ロケット団の定例ラジオで以前言ってたね

※追記
さんまのお笑い向上委員会
<配信限定映像付き>自由人塙会長へ不満爆発!
10月21日(土)放送分
TVerにて10/26視聴
こちらもこういうのをやっていたことをラジオで知り、TVerにて
メインゲストはもちろんナイツ
協会員としてはねずっちとU字工事が出演
ナイツ塙のつべを見ている人にはお馴染み、スガモ智之が無名な割に破格の扱い
フジモンもガヤの席にいる。
次回はこれの続きで師匠連中が出るようで、こちらは録画することにする

10/29(日) 00:15 - フジテレビ|30分|DR
さんまのお笑い向上委員会【漫才協会会長ナイツ塙VS浅草レジェンド師匠軍団!】[字]
ボンボンブラザース登場、ほかにはたけんじ、コントD51
まあさんまがうまく番組として成立させていて楽しく見れたが、放映されてない部分でグダグダだったのだろうなあとは思う
ボンボン先生は寄席では確固とした位置を占めている人たちなので、変にいじられるのはどうかなあと思う。ナイツとの関係性もどの程度なのやら、漫才協会ではないだろうし。
そして両者とくに外人っぽい顔の人のほうが、表情が読み取れない無表情の人なので、わからないが、ひょっとして怒ってるんじゃないかなあと思う場面があった。
まあ今更そういう浅草師匠枠としていじられるような存在でもないと思うのだが。
*追記
10/30ラジオショーにて、塙がこの回について喋っていた(ビバリーのEDでのラジオショーメンバー十クロストークでも話していた)
ここでこの番組のOPで話す内容としては珍しいと思うが、浅草師匠に対する弄りをこういうのは嫌いと塙が言っていた。その弄りというのは、「早さ」であり、出てきてすぐに、ボンボン先生を「ちっちゃ」とツッコんでいたことで、塙は、会話をして何ターンかあり関係性が出来たところで自分はやりたいのだけど、大阪の人は、出てきて一番にうまいことを言いたがって云々と。

ザ・カセットテープ・ミュージック シーズン2.1☆ [毎回視聴]

10/15(日) 21:30 - BS12トゥエルビ|30分|DR
[新]ザ・カセットテ―プ・ミュ―ジック シ―ズン2.1「作詞家・松本隆を楽しもう!」[字]

待ってましたああああ
クオリティも以前と変わらずで嬉しい。30分番組と以前より短縮になってしまったが、ボリュームとしてはこれくらいで十分、長い時間が欲しいテーマの時は第2弾、3弾とやればいいのだから。
1回目アシスタントはさかっち。
そうそう、以前からずっと気になってること。ラジカセが置いてあり再生ボタンを押す仕草。
今回はさかっちが再生した後、ラジカセに耳を寄せて聞いてる姿があった。やっぱりフェイクじゃなくてあそこから音声が出てるってこと? にしては放送で流れてるやつは音声がクリアでラジカセの音を録ってるとは思えないし、だけど、そこに被さる出演者の声というのもあるし、そういうのをミックスできるってことかなあ
シーズン2.1というのは、シーズン2という短いシリーズがあったので、ということだそう

10/22(日) 21:30 - BS12トゥエルビ|30分|DR
ザ・カセットテ―プ・ミュ―ジック シ―ズン2.1「長渕剛とは何か検証しよう。」[字]
相変わらず絶好調。30分は短いなあと感じた
吉田拓郎の影響下にある曲、ブルース・スプリングスティーンそっくりの曲、ミックジャガーを皮肉る曲、ZEEBRAとのコラボ、EDMに挑戦した曲などがかかった。ミックジャガー云々は、紅白でやった曲じゃないかなあ、なんとなく詞に覚えがある(調べたら違った、違う番組かあ、見た覚え張るのだがな)
当面リアタイに近い放映後即視聴(もしくは追いかけ再生)という感じになりそう。まあCM飛ばししたいからリアタイはしないだろうけど

10/29(日) 21:30 - BS12トゥエルビ|30分|DR
ザ・カセットテ―プ・ミュ―ジック傑作選「再びの初期サザン特集」#18[字]
過去の放送
マキタが曲を紹介する回。
ラジカセを本当にかけてるのか、問題。イジェクトボタンを押してしまう場面があった。
アシスタントはふるちゃん(古橋舞悠)。終盤期には出ていなかった人。

11/05(日) 21:30 - BS12トゥエルビ|30分|DR
ザ・カセットテ―プ・ミュ―ジック傑作選「ワン・ヒット・ワンダ―特集」#19[字]
マーケットアナライズの松尾アナが初登場の回で、冒頭にその弄りが集中的にあり、そのため、アシスタントのうめ子が冒頭で紹介されず。
ラジカセはいつもは赤くて、横長のいかにもラジカセというやつなのだが、今回はシルバーの縦の長さもそこそこあるやつ。
ラジカセの音が出てるかどうか問題。スージーが音量調節のようなことをやってることから、やっぱりあのラジカセから音が出てるのだと。ほかにスージーが再生ボタンを押す場面もあった。
これについては、スタジオ内にもそのラジカセから音が出ていて、また、ラジカセ音源は他の出演者の音声とは別のライン音声になっていて、そこで音量の調節ができるようになっていて、そこでバランス取って制作をしているんでないかなあと思い至る。

2023年11月19日放送 【シーズン2.1】#3「解体・岡村靖幸」
今回は白泉社のエントランスで収録
スージープレゼンツ
先日KANが亡くなった。多分それの前の収録だろうが岡村を語ってる際に「愛は勝つ」の話が少しでてきた
ラジカセの音が出てるかどうか問題。
多分出しているんだろうということはわかったが、新たな疑問。再生を始めるのはわかったとして、止めるという作業も当然やってるはずだが、どこで止めてるんだろう。そして次の曲の頭出しとかどうしてるんだろう。今回もあったが、ある部分を立て続けに連続して流す場面なんかがあり、そういうのはすでに編集されている? 止める部分もしっかりやらないと、頭出しがうまくいかないことになる

2023年11月26日放送 【シーズン2.1】#4「空想的矢沢永吉論」
マキタのターン
・ガッチュなど意味不明の言葉が入るという話題があった。これは前例としてオーティス・レディングとかジェームス・ブラウンの名前を出してもよさそう。矢沢はそちらの影響よりも他のロック系かもしれないが。そういう名前が一切出さないで矢沢独特の言葉として説明をしていた
矢沢がそういう風に思ってやってるのではないと思ってるという前置きして、「パクリ系」の側面として、ビートルズの「ドント・レット・ミー・ダウン」と似た曲を流していた

1210放映分「第23回 BOØWY特集 」
1213視聴
今回は初期の再放送でマキタプレゼンのボウイ特集。なのだが番組の感想ではなくて・・・。
今回の新シリーズが始まって、というか、前からほとんど放映されてすぐ見ていたが今回はちょっと忙しく、またこの番組のことをちょっと忘れていたりもして、視聴したのが水曜日。
前にも似たような事例があったことを思い出したのだが、録画データの一部に不良部分があり、再生していてその場所へくると再生が止まってしまう。こちらはその部分が見たいから変だなと思いつつ再度再生したところ、レコーダーがメッセージを出して、自動的に診断を始め、再起動となってしまった。
「コタツがない家」録画中だったのに・・・、そのことはあっちに書こう。
前にコロンボの全話放送を録画していた際、それはたしか15倍速で録画設定してあったが、録画中にこちらで再生をすると、録画モードが自動的にDRになり、レコーダーの電源を切ると、それを15倍速に変換するという風になっているのだが、その返還が完了しない。自動的にそうなるとおれは思っているからそれに気付かないでいたのだが、それの返還が終わらないものだから、何度も電源を切るたびに、そのデータを返還しようとしていたようで、その後に同じように自動的にDRになったものを、倍速を落とす変換処理が必要になった録画データというのもあるわけで、それが順番待ちみたいなことになり、つまりDRの録画がどんどん増えていき、HDを圧迫し始め、ようやくおれも変だなと調査を開始し、そのコロンボのある回がどうやら不良なのようだと気付いたのだ。で、その回だけは変換処理をしないように設定を変え、事なきを得たのだが、そういやそのコロンボはまだ見ておらず、その不良データらしき回はどうしたっけな。削除したかDRのままなのか。多分後者だと思うが、まだ残ってるならそれを見るのも要注意だな。なにせ勝手に再起動とかされると録画中だったら大変だ。
HDDの一部が不良で、そこに録画されたから、ということなのだろうか。そうすると、今回のボウイ回を削除すると、またそこに違う番組が録画され、また同じことが起こるということはないのだろうか。そうすると削除しないで、触るのを避ける「開かずの間」みたくしておくべきなのだろうか

2023年12月17日放送 【シーズン2.1】#5「第7回 輝く!日本カセットテープ大賞 前編」
2023年12月24日放送 【シーズン2.1】#6「第7回 輝く!日本カセットテープ大賞 後編」
いつもは放映後すぐ見ているが、これは前後編ものなので、まとめての視聴。12/24M1を見終えその余韻も冷めやらぬまますぐにこちらを視聴した。ある意味クールダウンに使ってしまった感じ。
前後編になっているが、どういえばいいかなあ、一緒にまとめてみる必要もないような内容である。前編のほうは、二人がそれぞれ楽曲を上げ喋るという、これもまあいつものスタイルという感じ。マキタプレゼンのコーナーがブルース・スプリングスティーンで、ここがかなり長い、しかもブルースの楽曲をかなり長くかける。でもこの番組でこれまで結構取り上げられる⑦題材で近くは長渕特集のときにも触れていた
後編は谷村新司が亡くなったということでの、ほぼアリス特集といっていいだろう。アリスもこの番組で扱われていたはずで、あまり目新しいものでもない

2024年1月21日放送 【シーズン2.1】#7「80年代中森明菜アナザーストーリー」
スージープレゼンツ
特に書くことないかなと思っていたが、最後に取り上げた曲「水に挿した花」がよかった。詞を紹介していて、それがあの事件と絡めると色々考えさせられる。詞は自作なのだろうか。アルバム収録曲なのかな。と、検索してみると、シングル曲で詞は自作ではないこと判明。番組内でチャート1位ということをこの曲やほかのところでも何度か言っていたが、そうかおれは知らない曲であり、中森のヒット曲となると知っていると思っていたからアルバム収録曲と勘違いしたが、このチャート1位というのはシングルのことであったか。まあ曲をかけてアルバム1位なんていうわけないもんな

2024年1月28日放送
【シーズン2.1】#8「浜田省吾について」
マキタプレゼンツ
この番組は研究成果をプレゼンし、それを他の二人がわかるわかる、だとか、ほおーと感心するかみたな反応で進行していくのだが、今回のハマショーについてのマキタの指摘、他の二人は大いに納得していたのだけど、おれにはどうもピンとこなかった。ハマショーの歌い方、とくに言葉尻のところに入るコブシについての指摘だったのだが。
で、わからなすぎて、再度視聴してしまったくらい。ようやく、なんとなく、まあそうかと。
ハマショーに影響を与えたのであろうということでジャクソン・ブラウンがかかる。字幕オンだと歌詞が出てくる。もちろん英語で。
ジャクソン・ブラウンはブルース・スプリングスティーンと同じカテゴライズの人だが、おれは全くといっていいほど聞いていない。気になっていながらも、おれのブルース熱があったころにアルバムを出さなかったのであろう。ジャクソン・ブラウンのことで覚えているのはブルースがボーン・イン・ザ・USAでバブル人気となったころ、クラレンス・クレモンズがジャクソン・ブラウンをゲストに迎えて出した曲があったなということ。それは「You're a Friend of Mine」という楽曲、今回番組でかかったジャクソン・ブラウンの曲にそのフレーズが入っており、その「フレンズ・オブ・マイン」というのはありふれた言葉なのかもしれない(意味からすれば平凡だよな)が、「フレンズ・オブ・マイン」という楽曲はこの曲も意識されてるのかな、とちょっと思った。後でちょっと調べてみるか。
さらに、その楽曲で「rattle」という単語が出てきて、おれは「Shake Rattle and Roll」というオールディーズを思い出し、そういや「rattle」ってどういう意味だろと調べた。そして巻き戻して再度その楽曲を聞いてみたら、「rattle」の前に「shake」が、後に「roll」があり、なんだよ、これ「シェイク・ラトル・アンド・ロール」を念頭に書かれた歌詞か、と気付く(それらの単語はそれぞれ文章と共に入っていて、ひとまとまりで「シェイク・ラトル・アンド・ロール」と歌われいるわけではない)
ラジカセ再生ボタン押し問題。よく見えないが、カセットが入ってないような・・・。今回は楽曲の最初からでなく、〇分〇秒のところから、みたいな指示も出ており、前のスタッフに合図しているかのような場面もあり、さらにはマキタに振られて再生ボタンを押しても音楽は始まらずに、マキタがさらに講釈をするという場面もあり。
過去のときとは制作スタイルも変わっているだろうから、昔はどうだったかの証拠にはならないけど。

2/11
「作詞家・松本隆を楽しもう!」[の再放送、パス

2024年2月18日放送 【シーズン2.1】#9「THE BLUE HEARTS特集」
スージープレゼンツ
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今回は、ブルーハーツ特集をお届け!語られがちなブルーハーツ前期の名曲ではなく、90年代後期の名曲を歌詞やコード進行からその魅力を分析します!恒例になってきた「chatスーGPT」を駆使した演奏コーナーもあります
【出演】マキタスポーツ、スージー鈴木、河村唯
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後期ブルーハーツ。詞の解説が多い。コード進行についてこの番組ではよく語っているが、ブルーハーツは単純なコード進行の曲が多く、それでもこんな名曲が作れるんだというのが結論になっていて、さらに番組の最後には「chatスーGPT」コーナーで、その単純なコード進行のそれぞれ別の曲を3人で一緒に歌うというのをやる。「情熱の薔薇」、「キスしてほしい」、そしてそれに被せて「チューリップ」

2024年2月25日放送 【シーズン2.1】#10「BOØWY 研究 第二弾」
マキタプレゼンツ
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今回は、番組初期に特集したBOØWYをマキタスポーツが再び取り上げます!ギター、ドラム、ベース・・それぞれの楽器が特にかっこいい楽曲を熱く語ります!マキタ自らギターを弾きながら、BOØWYの曲に潜む妙技を解き明かします
【出演】マキタスポーツ、スージー鈴木、河村唯
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「Beat Sweet」という楽曲が最初にかかる。ボウイはおれはほとんど知らないが、なんかこういう曲が多い印象、というか、先日、この番組の初期の再放送でボウイ特集回を放映(今回の番組でもマキタが初期に1回特集していると言っている)が、その時も違う曲だが、リズムの取りにくい、というかトリックが入った曲をかけていた(※)。
(※)12/10放映で、この記事の上のほうにある。この日は録画データ不調があり、そのことだけしか記述してないので内容をあまり思い出せない。おれが言ってる楽曲は「BABY ACTION」。いま再度その楽曲を聞き直したが、どこにおれが引っ掛かったかよくわからなかった。マキタたちがどんな話をしたかも覚えてない
似たようなトリックでおれが知ってるのは、ストーンズの「ダンシング・ウィズ・ミスター・D」」とかレッド・ツェッペリンの「ロックンロール」とかね。
ビートルズの『Drive My Car』もそうだ
イントロで工夫している楽曲って見落とされがちではあるが実は色々多い
スライダーズの地味めな楽曲だが「蜃気楼」なんてのも普通に聞こえるがちょっと変
ストーンズの「ラブ・イン・ベイン」も意識してるのかしてないのか、変である

3/10
「長渕剛とは何か検証しよう。」[の再放送
再放送と気付かず視聴し始める
前にも長渕剛は取り上げてたはず、と思いながら、これはでも確かに新作だなと思って見ていた。が、やけに同じような話をするなあと思いつつ見ていて、中盤になり、長渕の第3段階、「アウトロー傾倒期」というあたりで、あまりにも一度聞いた話だと思い、ようやくタイトルを見て、過去の録画データを見直して再放送であることに気付く

2024年3月17日放送 【シーズン2.1】#11「作曲家・都倉俊一の楽しみ方」
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今回は、作曲家・都倉俊一を特集!ケレン味あふれる都倉俊一作品の楽しみ方を、スージー鈴木が独自に作成した「作曲家マップ」とともに分析します!スージーが激推する「都倉俊一最高傑作」とは!?
【出演】マキタスポーツ、スージー鈴木、外岡えりか
--
スージープレゼンツ

--2024年3月24日放送
【シーズン2.1】#12「マキタの“松山千春”研究」
今回は、歌手・松山千春を特集!唯一無二の存在・松山千春の楽曲や歌い方、声の魅力をマキタスポーツが独自に分析します。松山千春が持つ「強さ」とは!?
【出演】マキタスポーツ、スージー鈴木、外岡えりか
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マキタプレゼンツ
この番組で強い印象に残っている回のトップがマキタが松山千春の長い夜でのベストテン出演の物真似。ということでこれは期待しすぎるくらい期待して視聴
スージーは冒頭で尾崎豊と松山千春は聞いたことがないと言っており、これはまあちょっとわかる。音楽的に聴くべきところが皆無だからな
そしてマキタもそれに呼応したのか、音楽的な語り口で語られることがまずないアーティストと言っている
まあ、スージーはその後かかる曲かかる曲で、これはシングル買ったとか、これは歌えるなあ、とか言っているのだが。
最後のほうでは上に書いた過去回でのベストテンでの長い夜の物真似についても触れられていた
しみじみいい歌いい声だと思う。音楽的に冒険してなくても、お手軽に作って歌で大儲けしてやろうというような軽薄さは感じられない

--2024年4月14日よる9:30~放送
【シーズン2.1】#13「後藤次利特集」
「カセット名人列伝シリーズ」第一弾として、ベーシスト後藤次利を特集!日本におけるスターベーシストの走りであり、「チョッパー・ベース」の生みの親でも後藤次利の華麗な演奏や、作曲したヒット作についても分析します。
【出演】マキタスポーツ、スージー鈴木、酒井瞳
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スージープレゼンツ
冒頭さかっち結婚の話題。前回これに出たときの収録の翌日に発表したとのことでその収録の際話してくれなかったことへのいじりなど
ジュリーのTOKIOの編曲がこの人とのこと
そして一世風靡セピア「前略、道の上より」も担当しており、これもかかった。その際字幕オンでの字幕でそのかかる曲の歌詞も字幕になるのだが、最初の掛け声が「素意や」。変換ミスだろと思っていたが、何度も何度も繰り返し出てくる(そういう歌である)。なんとなく気になって検索してみると、この漢字を当てるのだそうだ
番組のまとめである最後のところはちょっと珍しい場面、さかっちがチョッパーベースというのを知って、自分の好きなL'Arc~en~Cielのベースが格好良い曲の「STAY AWAY」、これもチョッパーかしらなどと言い出し、それ打ち合わせのとき言っておいてくれなきゃなどとツッコミが入るも、番組内でチョッパーを知ったのだからそれは仕方のないことで、で、結婚プレゼントと称して、急遽その曲を用意し、それがチョッパーかどうか判断するという流れに。もちろんテレビ番組だから、その用意してる部分など映されないから、大変にも見えないけど、まあ想像すれば、予定にないことをいきなりやるというのは多少大変であろうと思う

--2024年4月21日よる9:30~放送
【シーズン2.1】#14「“パクリ”という概念を変えたい!特集」
マキタスポーツが、さまざまな影響下で新たに紡ぎだされてきたヒット曲について、その相関関係や影響関係を分析します!“パクリ”という概念を変えたい!
【出演】マキタスポーツ、スージー鈴木、酒井瞳
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マキタプレゼンツ

水戸黄門 第4部 [時代劇]

10/12(木) 18:30 - BS-TBS|60分|12倍録
[新]水戸黄門 第4部<デジタルリマスター版>▼第1回「旅立ちの歌」(水戸・江戸)
11/28(火) 18:30 - BS-TBS|60分|12倍録
水戸黄門 第4部[終]<デジタルリマスター版>▼第35回「旅こそ人生」(水戸)

第3部が終了し、第41部になったところで、続きがなく残念に思っていたのだが、いつの間にか第4部が始まっていた。通常ならBSTBSのチェックはあまりしていないこともあり、絶対に気付かなかっただろうが、第41部も続けて録画予約したまんまにしていたのだった。これは、第41部というのを調べてみると、レギュラーシリーズ終了が第43部であり、残りもうわずかというところ、ひょっとして第41部から43部まで続けてやるかなと思い、ならば最後も見てやろうかなどと酔狂なことを思い、録画していたのだった。酔狂というのはちょっと悪口になるが、まあ第41部をちょっとだけ見たところ、どうしようもない感じの絵面で、正直言えば見たくはないなあという代物ではあったのだ。
まあそれはそれ、なぜか第41美、全12回の放映を終え、録画予約のリストを見ていて、えっと驚いた(見間違いかと思ったくらいだ)のだが、第4部が始まっていた。なぜ第41部を挟んだのやら・・・、なんにしてもラッキーだった。
今後は逐次視聴で見進め行こうと思う。
今のところ第2話まで放映されており、それをまとめて視聴した
まだ全然楽しく見れる雰囲気、マンネリの入り始める時期でもあり、そのお約束の範囲で何やってもうまく行く時期でもあり、それは絶頂期ともいえるわけでとにかく楽しみだ
第1話は水戸から始まり、お約束的な、農作業の光圀が百姓に土下座を強いる御油列の偉い侍を叱るというような場面(今回は自作の野菜を江戸の綱條に送ってくれと軽く言ったら、家臣の山部が御老公の野菜ということで、仰々しい行列となった次第)もあり。
江戸への旅立ちは、八兵衛と謎の絵師の二人だけを連れ、助さん格さんも置き去りという珍しいパターン。
八兵衛は西山荘の居候というか下男というかそんな感じの立ち位置らしく助さんは八兵衛を(御老公お気に入りと言っている)、また弥七は江戸でお新と一緒にお新の父親がやってた蕎麦屋「田毎庵」を引き継いでいるという設定。お新の父親の蕎麦屋なんてのは、お新やその父親も密偵的なことをやってたわけで仮初のものだったろうしさほど大事でもなかろうが、この回で弥七も旅立つことになりそうというとき、お新との間でひと悶着、その際、この蕎麦屋を守っていてくれ的なことを言ってる。
第1話の最後で光圀一行絶体絶命的な場面で終わり、前後編ものかなと思ったが、第2話の冒頭であっさりその件は弥七の助けが入り、切り抜ける。
謎の絵師、その第1話の最後で光圀一行を襲ってきた侍の集団は何者か今のところわからない。
第2話は通常の旅の道中で一話完結。イレギュラーでお新がその光圀一行を狙う集団を追ってきて、光圀一行に追いつくという展開があるが、道中をともにするということではないらしい。
第2話ストーリーはありきたり、後継ぎのことでギクシャク。中尾彬が正当な後継の役で、後継ながら天狗の面をつけて呆けていて、領民から天狗馬鹿と呼ばれている。が、それは後継を巡る悪、殿様の腹違いの妹夫婦の悪だくみを監視していたのだった、という内容。その天狗馬鹿の若殿には鮎川いずみが演じる育ての爺の娘という理解者がいる。
第2話序盤に火付盗賊改の中山勘解由が登場しているが、火付改と盗賊改が統合されたのはもうちょっと後。
おくのほそ道の話が第1話序盤に出てきて、その後もそのことを引きずる感じで、江戸へ出て光圀は行きたいと言っていた芭蕉庵を訪れてそこで襲われ、中山勘解由の登場という流れ。おくのほそ道はウィキによれば1702年刊とあり、光圀の死後であるが・・・。
準レギュラー、光圀を諫める水戸藩家老(もう隠居の身)中山備前(永田靖)がすごい髭面(第1話)。これの放映前に永田靖は亡くなっていたとのこと。
カットの問題
OPの歌とクレジットが今シリーズになり、フルとなっている。これまでのシリーズではオリジナルより数分短くなってると思われ、どこかをカットしているようだった。顕著なところでは、ラストのナレーション、これは必ず入っていると思われるが、多くの回でカットされていて、そこは音楽も不自然に途切れているので、カットがわかる。
今シリーズからカットはないのかなと思ったが、第2話の序盤で、BGMが不自然に切れていて、やっぱりカットありなのかなあ、と。BGMが切れるとどうしてもわかってしまう。主題歌の歌無しバージョンがよく流れるが、(歌詞があれば)「人生ら(楽ありゃ)」で切れて「(歩)いていくんだしっかりと」となっている部分があった。多分光圀一行が歩いてる場面がカット、もしかしたらそこにナレーションがあったのかもしれない
第2話はラストのナレーションもカットである(BGMも変な途切れ方)。
ウィキには「2000年以降の地上波等の番組枠に合わせて3部までOPが短縮されていたが、この部からオープニングが完全版になる(本放送当時の番組枠が1分短縮されたため。同じく大岡越前も第3部途中より、オープニングが完全版に代わる)」とある
第41部については・・・、すぐには削除しないが、まあ当分見ないし、先に描いたように、その先の42、43部が放映されないようなら、見ないままになるだろう

第3話 2月5日 人情榛名おろし
吉沢典膳:河津清三郎
矢崎源九郎:御木本伸介
横倉聞多:近藤洋介
寺本勝之助:原田清人
横倉忍:伊藤榮子
滝川公一郎:蜷川幸雄
この回で見るべきは二つ。
お約束の正体披露のところは、光圀が印籠を渡す形で助さんに口上を促しているところはまだ後年のものとは違う。
悪役善玉論でいうところの悪役が悪事というほどのことをやっておらず、それゆえ光圀の諫め方も悪役を説教するというようなことはせず、この件は自分が預かるし、関係の殿さまには自分から言っておくというふうに納めている
仇討をしなければならない身の聞多、その妹が忍で、その旦那が聞多が討たねばならない仇の公一郎で、しかし討ちたくない、討つつもりもないという状態。兄が公一郎に斬られているのだが、兄に非があったのだ。
で、この三人はストーリー上の善玉。しかし仇討はなされねばならぬという上意があり、仇討ちを後押しし、さらに、聞多にやる気がなければ、上意討ちも辞さず、という追手(矢崎が大将格)や、その舞台の奉行所にも助力を願い、その代官らが悪役といえば悪役という形

第4話 2月12日 鬼と呼ばれた娘
小向蔵人:新克利
小野十右衛門:野々村潔
須貝玄五郎:川合伸旺
梶原要造:神田隆
本多伯耆守:高野真二
直助:長浜藤夫
首領:金井大
小野七重:安田道代(トメ)
これは前回よりは悪役が悪事をしてはいるものの、そこの描写は少なく、あまり悪役感がない。つまり善玉側のストーリーに時間が多く咲かれているのだ。
剣術指南役が小野十右衛門だが、年寄りで病がち、譲るように言われている。そこの娘が七重で城下で「鬼娘」と呼ばれる男をも打ち負かすような女。しかし女に剣術指南は勤まらないと、いうことで家老の梶原は賄賂を受け取り須貝を推しているという状況
小野道場では、小向蔵人という後継を期待されていた師範代がいたが、七重に負けて修行の旅に出ていた。七重は蔵人の帰りを待ち焦がれている
と、この状況で蔵人は道場へ三年ぶりに戻るも、またも七重に負けてしまい・・・。
ここで、光圀と助さん(格さんは八兵衛を連れて別行動をとってる)は三国峠への旅路を進め山賊に遭うという一件がある。この山賊の頭が金井大。この山賊を通りかかった蔵人が全部退治、その後光圀は蔵人の話を聞き、秘術を授ける、というような展開。
踵を返し、城下へ戻ると、その日は御前試合、七重と須貝。七重が勝ち、そこへ蔵人がやってきて試合を申し込み、光圀のアドバイスを受けた蔵人が勝つ。
ここでの殿様(高野真二)が良い。こういうのは珍しいような気もするし、それほどでもないかもしれないが、かなり素直な名君として描かれており、須貝に勝った七重を褒め、突然入ってきた蔵人の試合を許し、そして試合に勝った蔵人を指南役にしようとまでする。
ここで梶原と須貝たち悪役が暴れ出し、お約束へと展開する。

第5話 2月19日 黒いひげの黄門さま
丹後屋光右衛門:東野英治郎
お志乃:磯野洋子
機屋婆:笠置シヅ子
山城屋佐吉:稲葉義男
佐久間善三郎:横森久
笹屋女将:川口敦子
山野兵庫:北原義郎
牧野忠辰:西本裕行
三之助:島田順司
東野が二役で出演
サブタイトルは、その地に評判の悪い縮緬問屋の光右衛門というのがおり、顔もそっくり。それを探るため、絵師のアイデアで髪も髭も黒くしたのであった。
光圀そっくりの人物にあまり悪役はやらせられないと、評判は悪いが実は芯の通った人物。そして商売敵の山城屋は好人物とされているが、実は家老の山野と組んでの悪役

第6話 2月26日 越後血風録
坂田源太夫:深江章喜
大隈帯刀:宇佐美淳也
高坂但馬:外山高士
甲州商人:獅子てんや
茶屋の親爺:瀬戸わんや
稲葉丹後守:佐伯徹
水谷茂十郎:五味竜太郎
田宮源人:河原崎次郎
山根武太夫:中村孝雄
今回の旅の目的地であり、謎の絵師石塚清雅の正体もお取り潰しにあった越後松平家の家臣山田左膳であったということが明らかになる。
越後騒動で取り潰しになり、百姓のようなことをやりながら暮らしているが、いまその地を支配する藩からは煙たがられ、迫害にあっており、だがそれを公儀に訴えれば、その藩もまた取り潰しになるだろうということで、それもしないでおり、光圀にそれを納めてほしいということなのだ。
五味竜太郎が珍しく善玉、今は馬丁 だが元越後松平家の馬役
旅の目的地なんだから前編後編にしてもいいくらいなのに、あっさり終わる。そのあっさりさはゲストにてんやわんやだが、ストーリーに関係ない登場で、茶店で喧嘩をしているとう場面が結構長々とあり、そんな場面を入れれるくらいということからもわかる。

第7話 3月5日 消えた雛人形
お駒:沢井桂子
八重樫保右衛門:北沢彪
赤根玄蕃:沼田曜一
文太:江波多寛児
巳之吉:小林勝彦
山科兵之助:松野健一
弥二郎:六本木真
吉岡左門:天津敏
菊池光五郎:小美野欣二
飯屋の女中:宮前ゆかり(クレジットでは役名なし)
飯屋の親爺:山村弘三(クレジットでは役名なし)
九重屋おきぬ:小夜福子(トメ)
目的地の揉め事を収め、ここからはその地の揉め事を収めながらの気ままな旅となるのだろうか。まだ、シリーズの早い段階だというのに。
分かれ道で標識が微妙、どちらへ行くのか迷い、意見が分かれてしまい、光圀八兵衛と助さん格さんで別路を。光圀八兵衛のほうが正しい道であり、先に町へ着いたが、飯屋の前で、光圀は巾着切り(江波多寛児)に遭う。八兵衛が追いかけ、光圀は飯屋の女中に声を掛けられ、飯屋へ入るも、八兵衛がなかなか戻らず、無銭飲食と言われてしまい、そこを通りかかった人形屋の九重屋の隠居、おきぬに助けられる。という始まりで、光圀は九重屋にひとりで滞在、助さんたちはそれを遠巻きに見守るという形で話が進む。その九重屋を舞台にしたその藩の次席家老赤根の城代家老八重樫を追い落とすための陰謀というような話
最後がいただけない。お約束の光圀が正体を明かしたあとのことだ。そこで悪役が事が露見したと光圀に刃を向けるということはよくあるが、今回の場合は藩主溝口重雄が光圀を光圀と認め平伏し、藩主溝口がメインの悪役赤根と菊池に切腹を申し付けた後であり、赤根と菊池がやけくそに刃向かうのはいいのだけど、そこで、大勢の配下が光圀一行と殺陣を交わす。これは変、その配下は赤根の配下というより、藩の配下であり、その藩主がもう結論を出しているのに。
その殺陣の最後では、悪役が取り押さえられているが、取り押さえているのはやはり藩の配下の者たちで、それはさっき光圀たちに立ち向かった人なのではとも思われる
殺陣をやらなくては盛り上がらないということなのだろうけど、だったら話の構成を変えるべきだったろう。
小夜福子は、いま視聴中のおやじ太鼓に主要人物として出演しており、おれはこれで初めて名前を知った。元宝塚なのだそうだ

第8話 3月12日 忍び狩り
沢本数之進:伊吹吾朗
秋山次郎右衛門:村上冬樹
浦野:根岸明美
西山道明:菅貫太郎
三郎兵衛:牧冬吉
上杉綱憲:柳生博(役名なしクレジット)
重三郎:浜伸二
おみつ:元長摂
六右衛門:村居京之輔
山伏:藤長照夫
修験者:笹木俊志
上杉綱通:比嘉辰也
風呂番:畑中伶一
百姓:池田謙治
俊助:宍戸大全
秋山袖:宇津宮雅代
尚古堂:青木義朗
川添刑部:安部徹
米沢藩上杉家。ここに出てくる上杉綱憲は忠臣蔵でもおなじみの人物で吉良家から養子にきた人物。先代のご落胤を後継にしようとする城代家老の川添。しかしそれには秘密があり、それを探りに公儀隠密が大挙押し寄せており、川添は忍び狩り、隠密を斬る浪人、を頼んでいて、もう何人も斬っている。というような状況下、お納戸役の沢本はずいぶん前から藩に入っている隠密、次席家老秋山の娘袖と恋仲で、そういう関係性の中隠密の仕事をやり遂げるため、袖と別れを決意する・・・。
忍び狩りのリーダーが牧冬吉
後年格さんを演じることになる伊吹吾朗の出演が見どころ。
ラストのナレーションは切られているが、ちょっとミスがあるようで音声不良になっている

第9話 3月19日 ごますり剣法免許皆伝
北野屋辰之助:目黒祐樹
お梅:北城真記子
お七:伊藤るり子
立花玄五郎:藤岡重慶
堀田内記:永井秀明
彦兵衛:北村英三
浪人:中井啓輔
前回が割合シリアスなトーンだったのに比べるとこちらはいくらかコミカル
米問屋北野屋の若旦那、といってももう自分が主であるが、辰之助は剣術狂い、だが腕はさっぱり、なのに周りがゴマをすり、道場の師範代に納まり、店の仕事には一切目もくれず。
さらに北野屋は藩の家老堀田内記に食い物にされていて、さらに次期剣術指南役を狙う立花と組んで、更なる収奪を狙っていた。
ゴマをする浪人が中井啓輔、また立花のほうは辰之助が師範代を務める道場とは別の道場主だが、辰之助にゴマをすり、いずれこの道場も、などと言っている
前回、光圀の正体を披露するのは弥七。今回は光圀が印籠を渡す形で格さんが行っていて、第3話のときに助さんがやっていたのと同じ形。なかなか後年のような助さん格さんが二人で口上を分け合う形にはならない。あと、光圀の「助さん格さん、もうそろそろいいでしょう」もまだ出てこない

第10話 3月26日 あの紅が憎い
お菊:菊容子
万造:稲葉義男
北島将監:大滝秀治
利吉:西田健
奥田昌能:早川純一
日野屋嘉兵衛:沢村宗之助
鹿渡の伝八:市村昌治
珍しいストーリー展開。紅花農家が花の出来がよくなく、娘たちを売る羽目に。売られゆく娘から助けを求められた光圀は、助さん格さんに言ってそれを助けてやる。といきなり、結末めいたところから始まる。役人も紅花問屋の日野屋に雇われたやくざものの言いなり。
藩も日野屋に多額の借金があり、頭が上がらない。
三幕ものだが、1幕の最後のところで、城に乗り込み、殿様と藩の重役(勘定奉行北島将監)に圀が正体を明かすといういつもは最後にやるようなことをやる。しかも大抵の場合悪役となるし、今回もそうであろうと思われた藩の重役にも正体を明かし、協力体勢を取って、悪役である日野屋を懲らしめる展開に傾く。しかし、その日野屋も、藩に金を貸してるだけで、貸した金は返してもらうのが当然、商人なのだから儲けようとするのも当然と言い放ち、しかし、その言葉に弥七はこっちのほうが正しいといい、光圀も同意する。
まあ結末は一人は悪役を作らなくちゃ納まりが悪いからか、北島将監が無理な借金をしていたとかなんとかで、懲らしめられており、日野屋が勘定奉行になれと言われており、お前も版も百姓も設ければよいと、百姓の娘が編み出した新しい紅の作り方や紅花から作られる薬というアイデアを教えてやっている。
ところどころ安直な展開はあるが、ストーリー展開の珍しさで興味深い

第11話 4月2日 地獄に落ちた悪い奴
牧野平左衛門:浜田寅彦
榊原隼人:玉川伊佐男
泰三之進:中村孝雄
〆香:瞳順子
お牧:松木聖
百姓:北見唯一(クレジットは役名なし)
愚庵:松村達雄(トメ)
中盤までに光圀の正体は知れてしまっているというように、前回ほどではないもののありきたりの展開ではない。
八兵衛は猿の大道芸に夢中で光圀一行から置いていかれ別行動。仇討姉弟と旅路を一緒にする。
光圀一行はその地の良い土地、魚が取れるだとか肥沃な土地だとかから百姓が追いやられている現状を知るも、役人たちから追われ、寺へ逃げ込む。そこの和尚は愚庵で、かつて光圀が副将軍のときに見たことがあるということですぐ正体が知れる。
また光圀一行を公儀隠密と勘違いして、探りに来た町奉行の榊原隼人もそれが光圀だとわかり、城代家老の牧野と相談。
牧野は、その前に仇討姉弟の訪問を受け、その仇が榊原隼人らしいことを知りそのまま伝える。榊原はその仇が、忍びの術を会得しており、姿は変幻自在だと、その姉弟が思っていることを利用して、その仇討姉弟に光圀を仇だと知らせて討たせようと提案する。

第12話 4月9日 なまはげ様のお通りだ!
八重:鮎川いづみ
石塚孫太夫:永井智雄
目付銀:深江章喜
川村棋一郎:村井国夫
浪速屋六左衛門:野口元夫
石塚の部下:西山清孝
川村総治郎:志垣太郎(クレジット順は終盤)
川村さき:毛利菊枝(クレジット順は終盤でトメ)
クレジットでは、「特技:宍戸大全」が端役のクレジットと並記で出てきて、その後「協力:俳優座」が出てくるが、その間に単独表記で数名出演キャストクレジットがある。今回の場合、志垣と毛利
悪家老と商人の結びつきというありきたりの内容
光圀一行が宿で銃撃事件に遭遇、隣の部屋から、通りの行列に狙撃。隣の部屋の男(永井智雄)を助さんたちは一旦取り押さえるものの、光圀の「舌を噛むぞ」という言葉で一瞬ひるんで逃がしてしまう。
その後光圀一行も牢に入れられるという展開で、考えてみると、その後光圀一行が家老たちの悪を探る機会もなく、なぜいつものような展開になるのかという疑問がある
総治郎は町人風の頭と格好で母親に会いに行く場面、母親がその格好はどうした、と刀を渡す場面があり、そこで追手の映像が挿入され、次の場面では総治郎が侍姿になって刀を差し、母親の家から出ていく場面。まあその間に髪の毛を結い直す時間があったんだろうけど。
光圀が正体を明かす場面というのは見どころの一つであるが、この回では総治郎に正体を明かす場面が省略され、いつの間にやら知っているという風になっている。
サブタイトルは八兵衛の発案で、それを油断するかもと取り上げられ、なまはげの面をつけて家老の家へ乱入。油断しきった悪役たちが見もの。
永井智雄、前回の玉川伊佐男に似ており、実は前回見ていたとき、永井智雄かなと思いながら見ていた。結構な年齢の割に忍びの術を会得している役として、結構な動きを見せておりびっくりしていたのだ。永井は14年生まれ、玉川は22年生まれ。玉川にしても50歳超えで、結構な年齢である
今シリーズになって緊張感がなくなった感じがある。マンネリ化ということだろうか、でもまだお約束が確立した感じでもない。ストーリー的なお約束は固まった感じか。
緊張感がなく、マンネリ化という中でもまだ面白い。緊張感がなく、マンネリ化というのは水戸黄門の特徴でもある

第13話 4月16日 曲わっぱの恋
お杉:望月真理子
三木文之進:高橋長英
小野寺外記:河津清三郎
重蔵:浅野進治郎
田代甚太夫:外山高士
黒木甚八:木村元
河内屋三衛門:志摩靖彦
高橋長英が石高が低い侍で、生活のためのわっぱ作りに誇りを持っているという純真な青年役。その母親は、そういう息子の生き方を認めておらず、旧来型の侍の誇りを堅持しようとして、息子に冷たく当たっている。
藩では本家の財政を助けるため、水害を守るための木を大量に切る計画を立てており、しかも、そこには帳簿に乗ってない隠し山の木も含まれていた。
終盤に山の中で結構な規模の殺陣があり、そこに光圀も助さん格さんも参加しておらず、それだけじゃ物足りないからだろう、次の場面では、光圀一行が悪の本尊へ乗り込んで、小規模な殺陣という構成、こういうのはさほど珍しくはないかもしれないが。
お約束の場面では、印籠はなし。格さん、助さんの順で口上と最終形に近い

第14話 4月23日 落ちて来たおしら様
上田仁左衛門:松本克平
与左衛門:成瀬昌彦
伍平:河野秋武
山口三左衛門:横森久
勘太:佐藤京一
お道:隅田和世
直吉:矢崎知紀
勘七:下元年世
百姓:日高久
百姓の平村と猟師の落合村の対立。百姓の村を荒らし回る猟師、一方猟師側の言い分は罠が壊されたり、自分たちは取らない梢の生き物が殺されていたり。
銀山が見つかり、二つの村を壊滅させようと企んでいた山奉行の企みであった。
横森久、そればかりではないけれど、こういう役職のある悪役で、わりとしみったれた感じという役が多く顔つきが立派なわりに、小者というところがとても似合う
お約束の印籠場面、格さんが印籠を出して口上、それに続いて助さんも口上と、最終形に近いが、それを出す場面が、お馴染みの形でなく、城下が厳戒態勢で道も捜査のため塞がれていて、そこをなんとか通るためという、結構せせこましいところでの印籠披露
おしらさまとは東北北関東の農家の間で信じられていた守り神、光圀一行は道に迷い崖から光圀が落ちるという危機的事態、そして光圀は村の者に助けられ、そこの子供におしら様だと信じられてしまう

第15話 4月30日 津軽哀歌
卯之吉:樋浦勉
佐吉:地井武男
おいち:磯野洋子
烏帽子屋五兵衛:見明凡太郎
塩屋源八郎:穂高稔
油川の又蔵:高品格
与吉:岡浩也
三角関係と代官、ヤクザがグルの悪事の二本立てでここが妙味
太鼓を作り商う烏帽子屋。ここの娘と夫婦になり後継ぎになる予定だった一番弟子の佐吉は修行のため旅に出てしまい、彼が戻ってきたところから始まる。
旅に出ている間に主人が亡くなり、娘のおいちは二番弟子の卯之吉と夫婦になり、与吉という息子も生まれている。とこれが三角関係ストーリー
一方で代官とヤクザで、烏帽子屋の持つ山の材木を狙った悪事のストーリーがある
三角関係の山場、佐吉がおれにおいちと与吉(※)を返せなどと言い始める場面では、そんなことより山の材木の話のが重要じゃねと思わないでもないし、旅先で烏帽子屋がどうなってるか聞いた上で帰って来てるのに、よくそんなこと言えるなとも思える。
(※)与吉は佐吉の子であり、おいちが妊娠してるのを佐吉には伝えずに旅に出ている。ということはおいちのほうでも、父親の急死というのがあったからこういうことになったというのはあるが、それがなくても、子供は生まれてくるわけで、いずれ何かしらのトラブルは発生していたはずだ。まあ佐吉の子供ということで、帰ってくるのを待つという形かねえ
また中盤で光圀は悪役の代官に正体を明かしており、そこで代官は平伏して、悪を懲らしめることを約しているが、その言を覆して、つまり光圀を向こうに回してまだ悪事を遂行するという、これはちょっと事態が理解できないバカのように見えてしまう

16,17欠番
第18話 5月21日 駈けろ若駒
千坂隆太郎:青山隆一
依田吉之介:小瀬格
権右衛門:富田仲次郎
南部広信:中村竜三郎
権太:前川哲男
権次:平沢彰
(以下「特技:宍戸大全」の後、「協力:俳優座」の前)
浅川平之丞:滝田裕介
千坂加代:津島恵子
献上馬を育てようとしている親子、三年前に献上馬が毒殺されたことの責任を取って自刃した御馬奉行の妻と息子だった。
そしてその件はそのことで後継御馬奉行になった浅川平之丞らの悪事であった。
お約束の印籠披露から口上での光圀が正体を現す場面は、ちょっと変則的ではあるが、印籠を出す格さんから始まり、口上もだいぶ後年のものに近くなっている。
これの後に、隆太郎が仇討ちを願い出て光圀がそれを許し仇討となる展開。こういう展開は珍しくはないが、正直言って現代の嗜好からするともう勝ち負けが決まって悪人は殿様から懲らしめられるとわかっていながらも仇討というのは合わないように思う。後年の作品ではこういうのは減ったのではなかろうか
キャストクレジットではトメに当たる箇所が終盤にあり、それは「特技:宍戸大全」の後、「協力:俳優座」の前(これ以降の回については「トメ」とだけ表記しておく)。ここに単独表記が数名入るのだが、そこに一人も出ない回もある。今回は滝田裕介と津島恵子の二人。
今回のメインゲストともいえる隆太郎と弥七が特別の交流を育んでおり、弥七がフィーチャーされている回でもある

第19話 5月28日 七人の暗殺者
天草一郎太:内田勝正
月岡修理:伊達三郎
安井頼母:夏目俊二
黒沢孫兵衛:梶健司
天草三郎太:北九州男
天草次郎太:遠藤征慈
天草七郎太:丘路千
天草六郎太:阿波地大輔
天草四郎太:藤本秀夫
天草五郎太:滝譲二
ゆきの姉:丘夏子
ゆき:玉山由利子
役人:大城泰
笹丹波:水島道太郎(トメ)
いつもとは変化をつけたストーリーで、こういうのがたまにあると面白く見れる。
通りかかった村が、今しがたまで人がいたような気配、食事の用意がされてるなど、が人が一人もいない。手紙を持って馬に乗り少女がやってきた。その手紙を奉行所へ届ける光圀一行。
村民全員を人質に取り、温泉に立てこもり、奉行を呼び出す天草兄弟一味。
この奉行安井頼母のキャラがちょっと面白い。町人に意見される時代劇の奉行となると普通は高圧的なのだが、ここでは、いきりたって入ってきた町人に対して優柔不断、村民を救うためにとにかく現地へ赴けと言われても、ああだこうだ言い訳をするあたりが面白い。
光圀は格さんを連れて、一足早く、現地へ湯治に来たという名目で乗り込む
結末としては実は次席家老月岡修理が城代家老笹丹波を追い落とすための作戦であり、一味は雇われていたのだった。
光圀は最終手段として、一味との戦だと言い切り、一人ずつ殺していく。
カットがあるのだろうなあ。次席家老がどうなったかわからない。いや、カットじゃないかもしれない。城代家老は藩の恥を知らしめることになるため、次席家老の陰謀ということを一郎太が口にしそうになったとき、その口を封じており、光圀は城代家老と、ここであったことを秘密にして別れる約束をしていた。次席家老はこの後城代家老が腹に収めて藩政を行うということなのだろう
ちょっとわからないのが、天草一味はまず、町奉行の笹次兵衛に恨みがあるとして、呼び出しをかける。笹次兵衛はもう死んでいて、新奉行(先の優柔不断)が交渉にあたり、いないのなら、妻や子を要求し、それもいないとなると兄弟を要求しようやく、城代家老笹丹波に辿り着いている。これも最初からわかっていての作戦か。

第20話 6月4日 湖水の女
庄兵衛:北沢彪
おりん:吉沢京子(トメ)
木を使いお椀などを作る木地屋の話。
山の木を使ってはならん、使うなら運上金を二倍にして払えとう命令に頭領の庄兵衛は殿さまへの直訴に向かうも殺されてしまう
その仇討の話が主で、おりんが格さんに武術を習う場面がかなり長い
結末としては運上金がそもそも設定されておらず、郡奉行が勝手に巻き上げていたのだったという悪役ぶり。
最期は光圀の前で仇討となり、助太刀なしで討ち取っている。
吉沢京子が少し若く野暮ったく見える

第21話 6月11日 南部鉄瓶由来
佐々木由美:本阿弥周子
嘉平:溝口舜亮
孫六:太刀川寛
吉五郎:金井大
久兵衛:小林重四郎
野口武太夫:二瓶秀雄
南部大膳行信:細川俊夫
仙八:砂塚秀夫(トメ)
佐々木嘉平次:島田正吾(トメ)
冒頭に出てくるのが八兵衛と仙八のわんこそば対決、砂塚の明るく調子のよいキャラがよい。
南部釜の名人佐々木嘉平次と弟子の嘉平、嘉平次の娘由美が中心のストーリーで仙八は破門になった嘉平を匿って助けるという役
八兵衛が仙八と友達になったことから多少フィーチャーされている。といっても出ずっぱりという感じではない。そしてその他一行の出番が少ないという割とレギュラー以外だけでストーリーが進行しているような気がした
クレジット順において、ゲストトップというのがあいまい。ここでは本阿弥だが、レギュラーの光圀(単独)、助さん格さん、弥七(単独)とあり、次に八兵衛と並記で本阿弥という形なので、レギュラーとの境目があいまいで、トップという風にあまり見えず、それゆえトメのところに来るゲストの名前が目立つ
その本阿弥、そして金井大が若く見える

第22話 6月18日 激流に実る恋
川村加奈:亀井光代
吉村兵庫:夏八木勲
内藤政親:柳生博
近江屋源助:嵯峨善兵
上泉玄藩:神田隆
名主・善兵衛:増田順司
だるまの重兵衛:永野達雄
山本一郎、志賀勝
堤を築いて川の流れを変え土地を開拓しその土地を百姓の与えようと測量にせいを出している加奈。そしてその行動を守ろうとする浪人の吉村兵庫
とにかく夏八木が目立つ回
そして構成としては変則的な展開。第3幕の序盤で、捕らえに来た役人に対し光圀は城へ行こうと、身分を明かし、殿様と対面して一気に解決を図る。で、解決するのだが、まだ放映時間はたっぷりあるわけで、ここから悪役がもうひと踏ん張りするという展開なのだが、その変則パターンが成功しているという風に見えない。
ただその終盤のところで、吉村と加奈が結ばれていく展開が盛り込まれており、まあそのためのこの展開ともいえる。
吉村と加奈はなんというか、あまり関係性が濃くなく、単に隣同士に住んでいるという縁だけだと説明されており、また吉村のほうは純情そのもので、加奈とのことを言われると怒り狂うという設定。
が、その終盤で矢で射られた加奈を見て、激高し仕返しに行った吉村について、兵庫が死んだら自分も生きてはいないと、愛情を口にする、ちなみにこれを聞いていたのは八兵衛なのだが、その後の場面では、助さんが加奈がこんなことを言っていたと吉村に聞かせており、ここは変である。
そういや始まり方も異例で、この吉村は助さん格さんに匹敵するほどの剣豪で、冒頭でやくざどもを締め上げ、光圀たちが番所へ連れて行きなさいというのを、それじゃあ金にならないと、親分のところへ乗り込み「落とし前」として金を要求するという風に善玉が悪役をやっつける場面から始まる。ここでの悪役はだるまの重兵衛で、悪役といっても、この場面にしか出てこないストーリー全体の悪役ではないが。
永野達雄は老中役などでお馴染みであるがここでは珍妙な格好でやくざの親分

第23話 6月25日 泥棒にされた黄門さま
亀太:加賀爪芳和
伊東空斉:待田京介
大庄屋仁左衛門:浜田寅彦
山岸治郎右衛門:宇佐美淳也
山住五兵衛:井上昭文
今回もかなり変則的展開。盗賊が跋扈しており、その取り締まりが強化されている藩。が、探ってみると、甲賀の忍衆のようで、ということは幕府の隠密。そこで光圀は藩の家老で旧知の山岸と面会し、幕府が藩の取り潰しを考えてるらしいことを悟り、甲賀の忍衆と戦うことを決意するという全体の流れが序盤という早い段階で決する
浜田寅彦という人は善悪どちらでもの人で、だが悪役で見ることが多い。ここでは人望のある庄屋、最初の場面を見るだけで悪役では絶対にないとわかる。こういうのが名優だと思う。
というかこの人は善玉のほうが似合っていて、が、善玉系統の人がやる悪役の凄みというのもうまく出せる人で、それゆえ悪役が多いのか。
子どものころに、これだ、という風に見た記憶はないものの、多分しょっちゅう見ていたんでないかなあ。後年になってこういう風に時代劇の再放送なんかを見てるときに、昔よく見た俳優のうちの一人という認識だ。
川谷拓三らしき顔がある。浜田寅彦の庄屋に逃散を説得される百姓の一人で、セリフもあり。ノンクレジット
クレジット順において、ゲストトップというのがあいまいという件、ここでは八兵衛と並記が子役の亀太:加賀爪芳和。続いて待田京介が単独表記で、これはどう考えても待田京介がゲストトップ(トメはいない)。
待田京介という人は、滝田裕介だとか清水綋治に似た顔つき。まとめて画像を見てみると、仲代達矢もこの系統の顔つきだ
子役の亀太というのも活躍する回。冒頭で道端に座り途方に暮れているのを光圀が見て、助さんに面倒を見るよう言い、そこで助さんに懐き、ずっと助さんと行動をともにし、事件解決の手助けもする

第24話 7月2日 牢破り
奥村喜一郎:森次晃嗣
彦坂源八:菅貫太郎
木村啓之助:住吉正博
早坂刑部:鈴木瑞穂
目明しの儀助:荘司肇
早坂弥平次:大村文武
奥村綾乃:田代千鶴子
囚人:伴勇太郎
囚人:川谷拓三(役名なしクレジット)
お豊:清川虹子(トメ)
奥村喜一郎と綾乃が父の仇討免許状を持ち、仇を探している。お豊はかつて奥村家に女中としてあがっていて恩があり、その息子が木村啓之助で吟味役。
奥村の仇が早坂弥平次で、その叔父が代官の早坂刑部。刑部の指令で同心の彦坂源八や儀助が喜一郎を追い回し、罪を被せて始末しようとする
八兵衛と並記が奥村喜一郎:森次晃嗣。彦坂源八:菅貫太郎と木村啓之助:住吉正博が並記。どれが格上かわからないが、まあストーリー的には森次のほうが上だろう。今回はトメがあるけど
住吉正博が善玉、正義の吟味役、最期には代官に出世しているが、あまりに合わないなあ。善玉悪役にかかわらずもうちょっと小者の役のが似合う
格さんの早変わりの場面がある。お宿改めで、部屋に喜一郎が来ており、宿の主人が侍も一人いましたと話しているのを聞いて、格さんが町人姿から侍姿へ早変わり(喜一郎は部屋の外で隠れてる)。って、いくらなんでもそんな早変わりは無理だってえの

第25話 7月9日 狙われた弥七
おその:珠めぐみ
奥州屋清次郎:早川保
雨宮七十郎:原田清人
濡れ髪の源蔵:戸浦六宏
血桜十兵衛、甚助:吉田義夫
大沢靫負:加賀邦男
吉兵衛:波田久夫
山崎屋由兵衛:市川男女之助(役名なしクレジット)
伊兵衛:島田秀雄(役名なしクレジット)
盗賊一味:中村錦司(役名なしクレジット)
弥七と過去に縁のあるおそのと源蔵が登場。15年前、まだ盗賊だったころであり、光圀と知り合う10年前とのこと。
そして展開が異例。
どういえばいいか、大岡越前だとか鬼平だとかの江戸を舞台にした捕物ドラマのようである。そもそも光圀一行が旅をして、その旅先での事件ということだけ考えると、こういう回があってもいいのかもしれないが、あまりにも光圀が裁くような話でもなく、一応光圀印籠の場面はあるにはあるし、最期には正体披露して、城から迎えがきたりと大仰になってはいるが、本編ではほとんど水戸黄門らしさはない。そこが面白いともいえるが。
まず冒頭がそう。強盗団が押し込みに入る場面からで、よく大岡越前、鬼平などでありがち。そして水戸黄門の冒頭といえば、ほぼ毎回光圀一行の旅の様子であり、そこから見ても異例。
そして端的に言えばその押し込みを罠にかけて捕まえるというストーリーだ。そこに弥七と登場人物の因縁が絡むという形式
清次郎と与力の雨宮がいくらか不気味で悪役なのかもと中盤あたりまでわからなかったのだが、これはそう見せようとしてたか、おれが単に鈍いだけかわからん。ただ、そういったことも、見応えがあることに繋がったように思う。
戸浦六宏が若々しく、またそれを兄貴と呼ぶのが中村錦司で、中村は年寄りのころのをよく見ているので、そもそも兄貴なんて呼ぶ存在がいるのが面白い。そして両方とも盗賊一味で、身軽な感じが珍しい、とくに中村の方はそういうのを見たことがほとんどない

第26話 7月16日 黄金の誘惑
早坂奈津江:鮎川いづみ
木地屋五兵衛:藤原釜足
綱木頼母:須藤健
岩崎弥九郎:天津敏
杉山良以:北村英三
銀六:汐路章
黒田伊十郎:高木二郎
早坂平馬:佐々木功
おしん:小田まり
出来が良くない。作品の核心となる部分が全くダメ
一行が若い侍(佐々木功)が襲われて斬られるのに行き当たり、亡くなる間際の言葉を聞いたことからそれをなんとかしてやろうとするも、彼が誰なのか、何をすればいいのかもわからない中手探りで動き出す。名前やその行き先、なつえという女の名(山道で叫んでいたのを見かけた)などが手掛かり。
助さんがその死んだ早坂平馬に化け、印籠を腰に下げ、骨壺を抱え、宿の女中に聞いた彼の行き先へ旅をすることになる。で、辿り着いた先で平馬の妹なつえに会うことができる。
なつえは盲目。再会の場面、ここが問題の箇所。
なぜか助さん、及び一行は助さんがなつえの兄平馬であると誤魔化そうとするのだ。
この理由がまずわからない。これこれこういうことがあり、どういう事情か分からないまま、なんとかここまでたどり着きました、と正直に言って、平馬の素性などを聞けばいいだけである
また、なつえと平馬がどれくらい会ってないのか、数か月なのか、子供の時別れて以来なのか、後者なら騙せる可能性はあるが、前者なら声ですぐわかってしまうだろう。
と、やる理由もなく、失敗する可能性の高いことをやろうとするのが見てられない。そしてこの場面も長いし、その後もなつえが兄でないことを気付いているのがわかっても、この助さんが平馬に化けるということを止めないので、なかなか見るのがつらい感じである。
まあわかってしまってもこれを続けるというのは光圀がなつえが言いだすまでこの芝居を続けようと言っており、それはそれでわかるのだが。
鮎川いずみが大きくフィーチャーされる。眼科医にかかり目が治る場面なんかは大活躍。
眼科医は北村英三
手術の場面。昔の作品だから仕方ないかもしれないが失笑もの。現代の製作ならどうなるというものでもないのかな。現代に現代ものの医者を扱った作品なら、実際とは違ってもそれなりに納得いくくらいまで細かく作るだろうが、結局は舞台が江戸時代だからねえ。現代制作する時代劇となるとあまりないが、赤ひげ先生を船越英一郎でやってたはずで、あれなんかを見たらおれはどう思うのだろう。
と、これは「破れ傘刀舟 悪人狩り」のところで書きたい話。
そしてこれも「破れ傘刀舟 悪人狩り」を見ているときもよく思うのだが、「名前と顔が一致」の話
時代劇ばかり見ていて、だいぶ常連俳優を覚えた。
キャストクレジットで名前を見て顔を思い浮かべることはできるのだけど、逆に顔を見ても名前が思い出せないというのは非常によくある話。今回も豪勢なキャストだが、須藤健、天津敏、汐路章、高木二郎あたりがそれ。
ラストナレーションカットがされており、そのためだと思うが、旅立ちの場面で、一行が歩き出し、助さんが立ち止まり振り返る、奈津江を見たのだろう、そこで映像が多分カットされ、一行が歩き去っていく場面となり終わる。多分助さんが振り返り、その顎に奈津江のアップになったのだと思うが。もし奈津江のアップがなかったにしても、もうちょっとその助さんの振り返りの一連の動きを最後まで入れてほしい、振り返る途中くらいで切れてるのだ

第27話 7月23日 士魂
有村律:川口敦子
石立刑部:渥美国泰
矢崎賢八郎:高野真二
武平:平井昌一
堀田正仲:松原光二
庄屋譲右衛門:岩田直二
長田屋次助:郡司良
有村粂太郎:三木豊
有村伊兵衛:木村功(トメ)
有村伊兵衛が善玉、正義の塊のような人で代官、妻が律、息子が元服間近(作中に元服の場面がある)の粂太郎。武平は有村家の用人、百姓をまとめるのが庄屋
治水のための工事を藩が賛成しないので自費で行う。悪役は家老石立刑部と奉行矢崎賢八郎。工事の邪魔をし、それでも怯むことなく工事が続き、ついに完成してしまうと、伊兵衛に押し込みの嫌疑を着せて牢へ。
奉行矢崎、終盤まで伊兵衛の三方のようなふるまいで、すっかり騙された。見終えてみれば、その味方っぷりがわざとらしいかもしれない。高野真二という人はお偉い役職の役をよくやる人で、悪役かもしくはストーリー上当たり障りのない役の人で、わざと善玉っぽく振る舞っていたので、なにかあるぞとは思って見ていたのだが。
終盤ちょっとだけお約束からはみ出したような展開だがそれはすんなり受け入れられるような演出だった。家老の悪事をすべてわかったところで、光圀が名乗って城に出向き、殿様以下と対面、そこでその悪事を暴露していくという展開だ。
が、ラストは驚いた。光圀の失策とまで言えないものの苦い終わり方。光圀が城へ行っている間に、伊兵衛は自害してしまうのだ(伊兵衛にも一応罪があり、私財だけでは足りぬため徴収した税を担保に借金していたことを罪状に入れられていて、その責を取っての自決である)。光圀が順番を変えて、伊兵衛とともに城へ行くとかしてれば、こんなことにはならなかったのに。

第28話 7月30日 庄助さんの娘
お菊:東三千
小原庄助:織本順吉
梅沢与太夫:横森久
笹屋重吉:遠藤辰雄
多七:浅野進治郎
多助:小川真司
田川の留吉:山村弘三
弁天の島五郎:小田部通麿(役名なしクレジット)
やくざ:秋山勝俊(役名なしクレジット)
居酒屋の親父:北見唯一(役名なしクレジット)
やくざ:大橋壮多(役名なしクレジット)
織本順吉、地味な名演。名優だなあとつくづく感じる
造り酒屋の主だがすっかり酒浸り。そしてそこで作られてる酒がまずい酒。なぜこんなことになってるのか探っていくと、罠に嵌められ、代官梅沢と笹屋の政策、酒を一つ銘柄にして藩による酒の専売、、に反対したことで、罠にかけられ造り酒屋の仲間である田川の留吉を殺したことにされ、笹屋の傘下に入りまずい酒を造るという約束をさせられたのだった。
まずい酒という言葉が頻繁に出てくる。もうちょっと言い様がないのかとも思うが。一つ銘柄にすれば余計な競争もなくなり、品質を落として安い酒を造るということが政策なのである

第29話 8月6日 しのびの殿さま
お秀の方:木村俊恵
松平大和守正保:勝呂誉
守山外記:北原義郎
谷口弥平次:藤岡重慶
矢部音十郎:可知靖之
北川伊之助:五味竜太郎
居酒屋の客:神戸瓢介
構成はちょっとだけ異質で、藩主を殺して後継を狙うみたいな話で、こういうときはよくあるパターンだと、二人の家老が争って、一人が善玉、もう一人が悪役となるのだが、ここでは、殿様を守る側がストーリー上まったく出てこない。
世論を聞くためと称してお忍びで田畑や町に出る殿様、正保。お付の谷口弥平次は、殿様がやってくることを触れ回り、例えば百姓にその間は農作業をやってろ、話しかけることはならん、とお触れを出しておく。居酒屋では、誰がどのように話しかけるか決めておく、といった塩梅。まあ例えるなら、現代でもあるようなことであり、天皇陛下が外へ出られるときも全部決まっているのであろう、ただ違いは、その殿様は、お忍びであり誰にも気づかれていないと信じており、見せられているものが仕組まれたものだと気付いていないこと。まあバカ殿であるが、作品途中で助さん格さんはバカ殿だと思っていたがなかなかのお方だ、一肌脱ぐかなどと言っている。
家老の守山外記は先代のお秀の方と繋がっており、その子を後継ぎにするため、殿様を斬ることを計画し浪人一団を組織していた。
五味竜太郎、殿さまを狙う浪人団のリーダーというまあ彼にとっては普通の役だが、剣豪という設定のようで、助さんとの一騎打ちになる場面は見ごたえたっぷり

第30話 8月13日 御用金強奪事件
白石屋の娘お峰:葉山葉子
溝呂木一作:深江章喜
丑蔵:田口計
秋葉勘十郎:穂高稔
杉森救女:永田光男
福本清三(役名なしクレジット、悪役の子分、よく映ってる)
サブタイトルが安直というかストレート。一行が御用金運搬に行き会い、それが強奪される現場を見る。どうも内通者がいるという不審を持ち、探り始める。
弥七らが強奪を企む一味に加わり捜査を進めると意外な犯人が・・・。
霞のお新登場、この後一行と共に旅をするようだ
お新は父親の兄弟分の法事にやってきたという設定で、その兄弟分の娘がお峰
葉山葉子という人は、実際にはそんなこと覚えてないのだけど子供のころ見てた時代劇によく出ていたというような懐かしさを感じる顔で、今出川西紀を思い起こした。今出川西紀のほうは、大人になってから子供のころ見ていた時代劇、必殺なんかを見るようになったとき、確実に子供のころよく見た顔だと思い出したものだ。
どちらも幸薄そうなところも似ている
幸薄いといえば三浦リカのウィキに「テレビドラマ『水戸黄門』では、最多出演のゲスト女優である。ゲスト出演が多い理由について「貧しい娘役が似合うと思われたのではないか」と述べている」と書かれていて、今出川とか葉山とは別方向の幸薄い感じがある
お新が登場してクレジット順に変更あり。助さん格さん並記の次に弥七が単独、次に八兵衛とゲストが並記というのがこれまでだったが、今回から助さん格さん並記、八兵衛お新が並記、弥七が単独、でレギュラーが済となり、ゲストのクレジットになる。これで第21話などのところで度々書いてきたゲストトップがあいまいという問題は解消する

第31話 8月20日 仇討無用
牛追い権九郎:沢村宗之助
治助:長浜藤夫
小浪:旭輝子
お若:松平純子
やくざ:内田勝正
やくざ:井上茂(役名なしクレジット)
浅利又四郎:大友柳太朗(トメ)
大友柳太朗フィーチャー回。前半はワンマンショー的な作り
そして全体的に喜劇チックであり、その中心が大友。大友の喜劇的なものはあまり覚えがないのだが、これがなかなかよい
仇討の旅をして26年にもなる又四郎が光圀を仇と思い込みつけまわすという展開
大友に時間を取られ悪役が悪役風味の少ない、というより悪役不在の回といってもよいくらいで、でも最後に取って付けたように、その会に出てきていたやくざを悪役にしている。やくざだから、まあ町の者を苛めてるみたいな描写はあるが悪さはそれくらいである

第32話 8月27日 からくり異聞
佐吉:橋本功
おみつ:北川美佳
酒井采女:竜崎一郎
田尻仁三郎:近藤宏
沖山:小笠原良知
お濃の方:伊吹友木子
戸田忠世:市川男女之助(役名なしクレジット)
奥平昌能:水上保広(役名なしクレジット)
久助:志村喬(トメ)
家老酒井による藩主暗殺計画。家老の妹お濃が側室であり子の竹丸を世継ぎにして、酒井が藩政を恣にしようというのだ
若殿が大殿の還暦祝いに茶室を作る。そしてその茶室は家老の暗殺計画のための、からくり屋敷が作られようとしており、それが作れるのは飛騨伊丹流の秘伝書を持つ宮大工に限られる。それが志村喬の久助。
キャストについてはウィキコピペに自分でも少しつけくわえているのだが、戸田忠世:市川男女之助と、奥平昌能:水上保広のところ、後者は間違っている。この二人は親子で、宇都宮藩の大殿様と若殿様で、作品内での呼び名は戸田忠世(ただよ)と戸田忠成(ただなり)。多分このころの宇都宮藩主が奥平昌能であるから、この名前を入れたのであろう

第33話 9月3日 長槍始末記
小宮市之介:山本圭
小宮美保:金井由美
日向頼母:川合伸旺
北原浅衛門:横森久
本多忠良:武内亨
庄作:増田順司
小田切勘兵衛:中村竹弥(トメ)
福本清三がクレジットなし、検地の場面で小宮の後ろにいる
多少凝っていて面白いストーリー
善玉として藩の新勘定奉行小宮がおり、さらに旅の浪人小田切勘兵衛がいる。小宮は藩政改革を手掛けているが、検地の見直しをやろうとして百姓が反発、勘兵衛に邪魔をしてほしいと頼み、勘兵衛は承諾、という具合に善玉同士が対立となる。
山本圭のクレジットを見ていたが、登場のところでは気付かず。顔がちょっと悪役にも見える顔で、悪役かなと思ったのだが、それと同席している前勘定奉行で現城代家老日向頼母と目付の北原浅衛門、川合伸旺と横森久が揃っているのでこちらが悪役だな、と。
小宮は妻の美保にその検地を邪魔した浪人が父親であることを告げる。
日向に炊きつけられた勘兵衛は小宮を暗殺しに行くが、そこで父息子の対面となる。とここら辺の展開は都合よすぎか。
その父子対面について弥七らから報告を受けた光圀は、すでにそのことを知ってた様子で、どこで知ったのだろう。
もうひとつ変なことがあり、勘兵衛が役人に連れて行かれ、日向の屋敷に連れて行かれる、ここで炊きつけられるのであるが、連れ込まれた様子を見ていたのは助さん格さん、その報告を光圀にすると、連れの三人の侍は小宮を襲った三人ですぜと弥七(小宮が三人の侍に襲われた場面が先にあった)、でも勘兵衛が連れて行かれる様子を弥七は見てないはずだが

第34話 9月10日 家康公のお墨付
芳賀太左衛門:金田龍之介
太吉:石山律
お美代:沢久美子
笠原彦六:高津住男
茂市:高原駿雄
檜垣五郎兵衛:中山昭二
古島大八:楠本健二
東照神君家康のお墨付きを笠にやりたい放題の大庄屋芳賀太左衛門。代官も言いなり。とこの二人が悪役。
その横暴ぶりを直訴しようとしたのが太吉と村役の利右衛門だが、利右衛門は殺され、太吉がその殺しの容疑で捕らえられた。太吉の仲間、茂市、善人面で登場したが、実は庄屋のスパイ。
茂市の息子しょうたは父親を庄屋をやっつける正しい人と信じており、茂市の方も脅されてやらされていただけ、光圀に諭され、善玉となり、代官の前で庄屋の悪事を申し立て、代官は怒るも、光圀登場
ここで光圀、庄屋を捕えるよう代官に命じる、というあたりは珍しい形。
代官は庄屋を捕えに行き、その後ろには光圀一行。光圀対太左衛門、副将軍対家康のお墨付き対決は面白い
この回だけなぜかお新が右に八兵衛は左にクレジット、他は逆

第35話 9月17日 旅こそ人生
谷口武兵衛:岡田英次
中山源三郎:大塚国夫
坂田河内守:幸田宗丸
逃水の利兵衛:牧冬吉
蝦蟇の油売り:古川ロック(クレジットでは役名なし)
笠井次郎左衛門:藤木悠
水戸へ戻る直前から始まる。そこで江戸へ向かうため弥七たちは一行に別れを告げるが、茶店でお新が盗人の逃水の利兵衛を見つけ、二人は後をつけることにし、今回の事件に関わり合うことになる。
その事件とは、中山備前守死去後の後継ぎ騒動。ウィキに「中山備前を演じた永田靖は放映開始前の1972年9月に死去しており、第1話が生前最後の出演となった。これに伴ない役柄の備前も光圀が旅をしている間に病没したこととされ、帰郷後にそのことを聞かされた光圀が感慨に耽る描写がある」とあったのを読んでいたので、少し触れられるだけかなと思っていたが、今回のストーリーの中心であった。なおウィキには先にコピペした部分の後に「また、最終話は備前の逝去による中山の家の跡目相続を巡る陰謀を光圀が解決する筋立てとなっている」と、そのことがちゃんと書いてあった。
一方光圀一行のほうは水戸へ辿り着く前に、用心棒を買って出た笠井次郎左衛門なる蝦蟇の油売りと連れ立っての旅となり、水戸で起きている事件のストーリーの方にはなかなか絡まない展開。また藤木悠はトメの位置にクレジットされてるが、その本編ストーリーには絡まず、光圀を筑波で行われる蝦蟇祭りに連れて行ってしまうというだけの役回りである

これが放映終了後は第5部の放映開始。まだまだ継続して見ることができる

ルパン三世 風魔一族の陰謀 [アニメ]

10/01(日) 19:00 - BS12トゥエルビ|90分|DR
日曜アニメ劇場 「ルパン三世 風魔一族の陰謀」リマスタ―版
10/12視聴

ルパンのテレビスペシャルを古い順に放送しているこのBS12の枠であるが、こんなものまで放送。これは1987年の作品で「OVA第1作及び劇場映画第4作」。そして声優陣が一新、その後すぐ元通りになったという曰く付きの作品である
まあその点だけが興味であり、見た感想でいうと、別に変な風でもないし、十分見れるという感想の一方で、顔が映ってない人が喋るとき声で誰かを認識しているのであるが、例えばルパンが映ってないときに声が入っても一瞬誰だかわからないという場面もあった。
音楽も大野雄二でないため有名なテーマ曲は使われていないが、こちらもさして影響なし。
ストーリーに見るところもなく、絵柄も通常の範疇、セリフもいつもの彼らどおりということで、通常のルパンスペシャルというのが感想である。
ウィキによると「仮題は『ルパン三世 五右衛門紫変化』」とのことで五右ェ門がフィーチャー、結婚することになり、その式で事件が起こるという発端。

ルパンのアニメ全般にいえることだが、カーチェイス、殺陣などは見どころなのだろうけど、例えば客本庄では、カーチェイス、戦いなど一言で済むわけで、ストーリーが進行しない箇所、ということで、ついぼんやりしてしまう。なのでその間に誰かが死んだりしてもついつい見落とす、これは実写のものでも同じだ。
今回でも最後にルパンたちと銭形が崩壊する悲報の隠し場所から逃げ出そうとしている場面で、どうせみんな助かるんでしょ、と覚めておりぼんやりしてしまっていた

まだまだこのB"12によるルパンは録画が溜まっている・・・。続けて見る気にはならんなあ
調べてみると『ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜』から『ルパン三世 the Last Job』が録画で残っている。
そう考えると、今作品は古い順では全然ない。1987年の作品である
そして『ルパン三世 the Last Job』は銭形警部役の納谷悟朗および、峰不二子役の増山江威子、石川五ェ門役の井上真樹夫が降板とのことで、ここで一旦終了、特別編としてこれを放映したのかもしれない。







デリッシュキッチン、テリちゃんねる、BrooklynTokyo [つべ]

DELISH KITCHEN - デリッシュキッチン
タイムマシーン3号がゲストのときだったかでオススメに上がっており、時折見ていた。
先月にも確か彼らがゲストで、そこで来月から彼らが司会となるというアナウンスがあった。
10/3からタイムマシーン3号が司会となった。
それ以前にも彼らがゲストの時などに少しだけ見ていたが、彼らが司会になった最初の衆は全部視聴した。これからも時折見ていくことになりそう。軽快なテンポなので見やすい。
火曜日から金曜日に配信なのかな。で、1か月曜日ごとのマンスリーゲストを迎えての配信。今月は火曜日が柳原可奈子、水曜日が7ORDER安井、木曜日が宮下草薙、金曜日が7ORDER萩谷

テリちゃんねる
こちらは過去に数本見たちゃんねる。
外国人が見た日本、日本大好き、みたいなカテゴリのもので、こういうのも時折見ていたし、今でも見ている
このテリちゃんねるもそういうのをやっていたと思うが、外国人が日本のお笑いを見てのリアクションというのもよく見る。俺らが面白いと思うところをどう反応してるかなというのが興味だ。
そして。
BrooklynTokyo
たしかこのチャンネルだったと思うが、シャネルズ、ラッツ&スターの歌を聞いてのリアクション動画を何本か立て続けに見た覚えがある。
見たら「見た」という印に「いいね」を押しているのだけど、これには押されていない、違うチャンネルだったかもしれないし、部分部分を見ただけで、だから押してないのかもしれない。
お笑いにしろ歌にしろ、どっちかというとそれを見る、聞くのが目的で、さらにその反応も見てみたいという動機なのだろう、とくに外国人の反応が見たいということに強い動機があるのだと思う
批判も多い「日本上げ」「日本大好き」を見て喜んでる層なのだろうな、おれも





映画「仕掛人・藤枝梅安」

10/07(土) 19:00 - BSフジ・181|155分|DR
映画「仕掛人・藤枝梅安」

いい出来だった。序盤、というよりも半分過ぎるあたりまでのかなり長い間、あまり面白くないなあとじりじりしていたのだが、話が大きく展開していこうとし、おれの頭じゃついていくの無理かななどと思いながらも前の筋を思い返したりして、なんとかついていくと、そこら辺からは素晴らしい出来、のように思えた。
映像の質としては古い時代劇を見慣れてると近年のものにはきれいすぎて違和感なのだが、そういうのは全然感じない。まあ新しい映像にも慣れたのかもしれないし、もしくはそこに違和感を感じさせない処理をしているのかもしれない

乱暴な切り分けだが、テレビドラマは下品、一方映画は気取り過ぎに思える。今作品の序盤、というより全般的に、力が入ってるのはわかるが、芸術的なところを目指し過ぎというかね。セリフが少ないのに間合いたっぷりで会話するとか、見つめ合う二人とか、そういうダラダラしているのが、今のスマホどっぷりの俺にはトゥーマッチ。ストーリーを追うというだけをしようとしたらいらない場面ばっかり。乱暴な意見なのは自覚しているが。
映画画面のものをテレビで見るという無理もあるかもしれない。暗い場面、夜や闇、は見るのが疲れる。映画サイズならそこまでではないのかもしれない。これは映画じゃなくて時代劇テレビドラマでもよくあるのだけど、
だから、こういうのはちょっと見返すとかはだるくてできない。見る時はちゃんとそういう部分を含めて全部を見るつもりでなきゃ。
ちょうど昨日視聴した「鬼平犯科帳’71 15 下段の剣」のところにも書いたのだが、奇しくも同じ池波原作作品だ、この仕掛人梅安も何人もの主役で作られており、それらの多くを俺は見ており、その内容の詳細はほとんど覚えていないけれど、そして今作品の原作が作品数としてどれほどあるのかは知らないが、なんとなく見たことあるなという部分があった。天海祐希のおみのが梅安の妹だというあたりはなにかの作品で見た。
キャストではミスキャストみたいのはなかった。全員素晴らしい。
おもんとの馴れ初めというエピソードもあり、シリーズ初回という感じがある
今作は二本連作という風になっているのはわかってはいるが、ラストに次回作の序を入れるのはどうかなあ、いらないと思うなあ。
助けた二人を京へ逃がそう、正月が明けたら二人(梅安と彦次郎)で旅をしようなんてなことを言っており、その度のはずなのに、その助けた二人が道連れになってないのはなんか変で、次回作の序ということだからか。
ちなみに次回作では片岡愛之助の彦次郎の嫁子の仇というのが出てくるようであるが、これもなんとなく見た覚えがある
どちらも有名な作品なのだろう。

NHK映像ファイル あの人に会いたい アンコ―ル 柳家小三治(落語家)

10/07(土) 05:40 - NHK総合1・東京|10分|DR
NHK映像ファイル あの人に会いたい アンコ―ル 柳家小三治(落語家)[字]
翌週の番組予約を設定する際に、ワード検索で番組を探しているが、「落語研究会」で検索して出てきた。学生時代に落語研究会に入ったみたいな番組紹介のワードが引っ掛かってしまったらしく、まあせっかくだからと録画視聴

遙かなる山の呼び声(NHK)

録画視聴の合間にテレビに戻したらやっていた。えっと思った。そういや今度続編だかをやるとか聞いたような気もする。もう第2話となっていう。
改めて検索して録画をセット。
10/04(水) 00:35 - NHK総合1・東京|50分|15倍録
【土曜ドラマ】遙かなる山の呼び声 第2話[解][字][再]
本放送は「毎週土曜 よる10:00[総合](49分×連続4回)」9/23スタート。
が、サイトを見たり、このメモブログを探しているうちに、なんとなく思い出す。そもそも続編ってもう見ており、またそのテレビに戻したときにやってた第2話の途中というのが、映画版で描かれていた、男が女一人の農家に住み込むという場面をやっており、それは昔を振り返る場面なのかなと思ったが、結局サイト内の概要のところに「BSプレミアムで’18年に放送された初編と’22年に放送された続編に未公開シーンを新たに加えたディレクターズカットとして4週にわたってお届けします」。ああ、新しいやつじゃないのか。
過去に放送されたものは2本とも90分。今回は50分を4回、という程度に未公開シーンが入るのだろう。
まあ他にやることが多くあまり時間も取れないので、これの視聴は止めることにしよう