SSブログ

笑いの正体 #3 ツッコミ芸人の時代 三村マサカズ、博多大吉、後藤輝基、小峠英二

12/28NHK総合22:45~(45分間)

この番組については第1回を偶然ザッピング中にチラッと見て、面白そうなのやってるなと思いながら、見たい番組は最初からちゃんと見たいので、そこでは見ないでいてそのまま忘れてしまっていた。確か放映後ラジオショーで話題にもしていたはずである。
笑いを真面目に当事者たちが分析し語るという野暮な番組。まあお笑いがこれだけ大規模になればそういう需要もあろう。

で、この第3回、番組表をダラダラ見ていて気付いた。第3回となっていると、第1回から見たいので、こういうのは普段はパスするのだが、テーマが、ちょうど最近これについてウエストランドのところでちょっと触れたツッコミの時代についてだったので、一応録画、さらに、新作が今回放映されるということで、過去のものも再放送されるのではと探してみたら、なぜか第2回のみ再放送されていた。第1回は再放送されなかったのか、それともおれが検索するより前に放送されてたのか。
第2回は一郎録画したものの・・・、テーマは「女芸人という生き方」とのことでちょっと興味が薄め、いつか第1回も放送されたときなどに見るかもしれないから、一応保存。

--
笑いの正体 #3 ツッコミ芸人の時代 三村マサカズ、博多大吉、後藤輝基、小峠英二
「笑いの正体」は、笑いはどのようにして生まれるのか? 毎回一つのテーマをもとに、当事者インタビューで探っていく番組。第3弾のテーマは「ツッコミ芸人」。さまぁ~ず三村、博多大吉、フット後藤、小峠、銀シャリ橋本、ハリセンボン春菜、オズワルド伊藤ら人気芸人たちがツッコミ哲学を語ります。なぜツッコミはこれほど発展したのか、ツッコミ芸人たちの言葉から明らかにしていきます。中居正広の代役MCは劇団ひとり。
出演
劇団ひとり 、千原ジュニア 、田中卓志 、高橋ひかる 、三村マサカズ
--
中居が司会なのだそうで、でもこんな散発の番組、何も言わずに司会交代してもよさそうではあるが。
スタジオ出演者が「劇団ひとり 、千原ジュニア 、田中卓志 、高橋ひかる」
別撮りのインタビューゲストが「さまぁ~ず三村、博多大吉、フット後藤、小峠、銀シャリ橋本、ハリセンボン春菜、オズワルド伊藤」となる
冒頭の博多大吉でおれがいいたいことの全てが詰まってる。
「THE MANZAI」でのツービート、紳助竜介、B&B、ザ・ぼんちが子供のころの記憶で、ボケしか入って来なかった。B&Bが面白かったじゃなくて、洋七が面白かった、紳助が、たけしが、となる。漫才ブーム後、ひょうきん族では残ったのはボケの人だけ。二人で始めても一人しか残らないということを知ってた。なので後に吉本に入るとき、お笑いが好きでもない姉から「なんでツッコミ、仕事なくなるやん」、そこの一筋の光明が浜田だった。
浜田が強いツッコミで丁寧に一個一個止めてくれて、見てる僕たちを「今こういうことやんな、こいつ、おかしいこと言ってるな、よし次行こう」。
この後ダウンタウンのクイズネタについて語る。
ジャンピングクイズ、二倍になる、何が、私が、「見たいから絶対当てよ」。この二人、どっちも面白いということに衝撃を受けた。
そうか、ツッコミの時代は浜田からか。

三村のコメントもやはり浜田について。自分たちは東京出身だから、浜田のようにできず、試行錯誤しながら関東の人たちが皆使っていた日常の言葉「○○かよ」が生まれたというような話。三村と浜田については前に書いた。その三村が浜田について語っているというのは興味深い

中盤で、今日登場しているツッコミ芸人が自分でこれは決まったというツッコミを語るという自画自賛のある意味恥ずかしいコーナーがあった。まあそれはいいとして、そこでそこまで登場していなかったオズワルド伊藤初めて登場してて変な感じ。しかもそこでその自画自賛のツッコミの話、交際相手イワクラが小さいペットボトルのジュースを少し飲んではしまってとちょっとずつ飲んでいたのを「坊主が蜂蜜舐めてるんじゃないんだから」とツッコんだ、をした後、唐突(とは言えないかもしれないが)に交際相手の蛙亭イワクラを「可愛い、なんでこんなに可愛いの」と言い出す。なぜそのコメントを挿入するんだという意味不明さが妙におかしい

締めで劇団ひとり。語弊がある言い方かもしれないが、昔はおそらく才能のない方がツッコミをやっていたイメージがある。今後は逆かもしれない。
いやいや、それはもう10年くらい前に言うべきことだろと思う。

内容全般としてはそこまで面白いもので鋭い分析でもなく見るべきものという感じはしなかった



ザ・ローリング・ストーンズ ライブ イン LA 2015 「スティッキー・フィンガーズ全曲」 [音楽]

12/29(木) 23:16 -
NHKBSプレミアム|86分|DR
洋楽倶楽部 ザ・ローリング・ストーンズ ライブ イン LA 2015[SS][S]

これが放送されることに偶然気付き録画視聴できてよかった
それよりもうちょっと前にBS4Kのほうで放送されるという記事を見ていて、BSプレミアムではやらないのかなとチラッと思っていたのだが。

演奏映像に入る前、この映像作品のプロローグともいえるところで、まず会場に入っていく客としてリトル・スティーブンが映ってびっくり。見間違いかと思い見直したが、やっぱりそうだ。コンサート会場に集まる人々という情景で、そこに有名人が映るのは珍しいことではないが、それならもっとビッグネームを(彼に失礼か)とも思う。この後にも会場を訪れる客が映っているが、これ全部有名人なのかどうか、最後に映ってるのはクリスティーナ・アギレラか。
この部分でのBGMがモンキー・マン、スティッキー・フィンガーズでないのになぜという思い。
コンサートはスタート・ミー・アップから。その次の曲からがスティッキー・フィンガーズ全曲の恥ありで、まず「スウェイ」、
多くの曲で演奏前に、メンバーのインタビューが挿入されている。
印象深いのは、ジャケットについて、アンディ・ウォーホールやそのジャケットに映った股間の男は誰なのかについて話されている。
また、ボビー・キーズが亡くなった後のコンサートでもあり、彼の死についても話される。
最後がブラウン・シュガーで、ミックも絶賛。今やお蔵入り
ブラウン・シュガーで一旦コンサートは終わり、その後再度登場で「ロック・ミー・ベイビー」と「ジャンピンジャックフラッシュ」。
プロローグがモンキー・マンだったのだが、その対となるエピローグは、I Just Want to See His Face。これまたなぜという選曲だが、まあストーンズのコンサート映像のエピローグにストーンズの曲が流れるのは普通か。最初は「スティッキー・フィンガーズ全曲」という思い入れがあったから、ちょっと驚いただけだ。

こういったライブをこのスティッキー・フィンガーズ前後のアルバムでやったら面白そうだが、そういうのが慣例になるとまたつまらなくなるのかもしれない
モンキー・マンとI Just Want to See His Face、各々スティッキー・フィンガーズの前後のアルバムの曲だ。その3枚と、さらにレット・イット・ブリードの前のベガーズ・バンケット、この4枚がストーンズの最高傑作であろう

このコンサートはツアーの初日で、全曲という企画はこの日だけのようだ
演奏はメンバー中心にされていて好感、コーラスや、ホーンセクションが最初の方ではほとんど映らないような構成でいないのかとさえ思った(演奏メンバーはいつもの面々が全員クレジットされている)
楽曲は思ったより激し目でないスローなもの多いのだなと実感。ブラウン・シュガーやB面1曲目のビッチという派手なロックの印象が強いだけに意外感
各曲には触れないが、1曲だけ。ユー・ガッタ・ムーブではキーズの12弦が大フィーチャーされていて素晴らしい一瞬だ。



アトムの童 [連ドラ]

第2話まで視聴済みという時点での記述
伯山がナレーション担当。そういや問わず語りで話題にしてたっけな。
というわけで録画をしていた。なのでときおりネット記事が目に入っていた。岸井ゆきの演じる海がうざいとブーイング殺到というような記事があった。まあネット記事には与太記事染みたものも多く、そうやすやすと信じるわけにはいかない(記事なんて視点次第であり、ネット記事なんて恣意的な要素が強いものも多い、批判が殺到、絶賛コメントが殺到、どちらにしても、その対象を批判したいか、褒めたいのかの差だ)が、その一方でどうしてもそういうネガティブな記事は印象に残る。
第1話ではそうでもなかったが、まあそういう記事が印象に残ってるというのはあるわけで、多少そういう部分を感じたりはした。
そして、第2話に入ってすぐのところで、それが炸裂。まあ海というか、アトムという会社に那由他が入社をして、そこでの那由他の扱われ方。ゲームクリエイターなんて9時5時の仕事じゃないんだからさあ、と。ここでかなり萎えた。
が、今のところまずいのはこの点くらいであり、しかしながらよくもないという感じだ。この枠での作品のパターンは見飽きたというような感じの話である。
この枠のこれまでにあった作品と同じような作りに思えるがさほど夢中になれない。出来が悪いのか、食傷気味なのか。
潰れかけの会社に大会社から目をつけられるほどの特許で素晴らしいものがあるというのは下町ロケットだし。ハゲタカのサンデートイズもこんなだったっけな
第1話でよかったと思える点。珍しい構図ではないかもしれないが、主人公とヒロイン、どちらも相手方を求めているという構図。海はジョン・ドゥの作ったダウンウェルに夢中で、そして父の会社(から自分が引き継ぐ)アトムではジョン・ドゥを招き入れたいと考え始める。一方那由他はアトムの作り出してきた製品の大ファンである。
ただその一方で、この枠だとそういう構図が過剰なほどに盛り上げた演出にしがちであるが、ここではそうでもない。ただそれはおれがそういうのに飽きてるからあまり盛り上げを感じなかっただけかもしれないが。
第2話、よかったといえるかどうかわからないが。終盤、那由他は隼人に自分とやろうと告白する場面、まあ二人は組むだろうなと思ったが、そうはならず、第2話時点で組んでしまったら、この後話が続かない、もうちょっと後に組むことになるかなと思う。が、その直後、隼人はSAGASとの契約を断り、アトムへ入社という運び。そうかそうか二人が組んで、巨悪のSAGASと対決するという構図か、と。自分の予想が全然当たらず、話としても破綻しておらず、なかなかの展開である。まあここまでを見終えてみて、あらためて考えるとありきたりの展開ともいえるが。
山﨑賢人、松下洸平どちらも著名な若手俳優で、名前くらいは知っているが、さほどそういう作品を見ていないせいか、始めて見る顔である、いや見たことはあるのだろうけど、顔の認識がないということだ。
岸井ゆきのは少年寅次郎で見たから知ってる
主要登場人物として岡部大と塚地武雅が登場、芸人でちょっと太り気味で、と似たような感じでもあり、ちょっと自分の中で混乱した。

※追記 同日視聴
第3、4話
第4話のデータが消えた騒動。データ管理どうなってんの? とくにこのエピソードの終盤、鵜飼を置いて出ていく那由他。
他にもとても復旧が間に合わないと外注するが、質が低いとそれを断って自分たちでやることにする。それで間に合うんなら最初からそうやれば。
第4話の最後、つまり次回のプロローグ場面で、西田尚美が経産省の役人として登場、半沢直樹 のときと同じような役職の役だ。悪役のSAGASと組んでの登場だが、このまま悪役となるかどうか、まあそうはならず、半沢の時と同じようなキャラのような気がする
相良晶が今のところアトム側、SAGAS側どちらとも繋がっていてどっちに転ぶやら興味深い

※追記
第5、6話 同日視聴
第5話の最後でアトム玩具がSAGASに買収される(オダギリジョーがまるでノロイのような雄たけびをあげる場面が秀逸、この場面はその後何度か過去場面のダイジェストで使われている)。その経緯は経済ルール的にそんなことあるのかどうかわからないが、そこら辺をじっくり描かないで、その次の回である第6話ではアトム玩具社員が散り散りという場面から始まっており、そういう描き方であるのが効果的であるように思える
第5話の最後に次回以降の予告映像があり、山﨑努が登場するようだ。そういやでんでんと正直不動産で共演していた
そして第5話の最後にある次週予告では「新章、開幕」となっているが、この第6話はちょっとインターバルの回のように見える。最近のドラマだとずっと山場みたいな作り方が多く、こういう話の進行が停滞気味の回というのは珍しく感じ、それがそれでまた効果的に見える。ただちょっと冗長な演出という感じもするが。
で、この回のラストにて、新生アトムとなる会社「アトムの童」が起ち上がることになる。
序盤にもあったが、でんでんと岡部大、アトム社員であるが、この二人がコンビのように間合いよく掛け合いをする場面がある。これが目立つほどでもないが、息があっていてよい。そういやでんでんも元芸人である
海のうざさというのは第2話で感じて以降はさして感じない。おれがその記事を見たのは確か中盤だったはずだが、そこらへんの回ではそうでもないという印象

※追記
第7話 同日視聴
話はあらぬ方向へ。第6話で新会社設立だったのに、もう軌道に乗り、那由他、隼人の二人は新しいステージへ行きたいとティムというシアトルから来た外国人の誘いに乗り、シアトルに渡ることを決意。
さらには興津が宮沢ファミリー オフィスの株式大量取得攻撃にあい、さらには助けを求めた経産省、堂島にはしごを外され、窮地に陥りアトムに助けを求め、アトム陣営は全員がそれを断ろうとするも、那由他のみがアトムのファンだからという理由(一応アトムロイドの特許を奪い返すという目的がある)で興津の誘いに乗るという意外な展開となる。
技術の市場開放という名目の宮沢ファミリー オフィスに刃向かうという構図である。市場開放というのは昨今のどうにもならない流行でそれに刃向かうとなるとなかなか大変なのか、セリフで色々言い訳している風に見える
最後にある次回予告では「最終章」となっている。残り2話。
シアトル行きというエピソードはなんかいらねえなあという気がするし、話があらぬ方向へ行っているがこの後の2話でうまくまとめられるか

※追記12/28視聴
第8,9話
だめだこりゃ、という感じの最終章
次々にミッションが与えられるゲーム感覚の連ドラとしての作り。これはまあ昨今そんなのばっかりであるが、この最終章では、頭の中で思いついた登場人物に対するミッションをそのまま練りもせずに提示してしまった感じで登場人物の行動に自然さがなく唐突感、ストーリーのために動かされている感じ
それは例えば、隼人が相手、宮沢陣営へ行くところである
またアトム社を那由他が訪れ、SAGASで一緒にゲームを開発しようと頼み、そこで断ったもののなぜかSAGASにまで断るために乗り込み、そこでの開発状況を見て、富永繁雄が熱血指導を始めてしまうというあたりも陳腐
こういった陳腐な展開の中、お得意の劇的演出が続く。白けるばかりである
ようやく山﨑努登場、SAGASの大株主、伊原総一郎役。
ここまでが第8話。そして第9話
伊原総一郎が宮沢側に委任状を託すが、なぜか株主総会に現れ、SAGAS側に信任票というここもまた陳腐で予想できた感じであり、そして頭の中で考えたストーリーを練らずに出したただ劇的なだけの展開
宮沢ファミリー オフィスは負け、そしてそこに肩入れしていた堂島由里子も負け。だが、悪役が打ち負かされた爽快感の演出はなしで、まだまだ機会はいくらでもあるみたいなセリフもあり、まだまだ全然ダメージはない感じで、このドラマ枠にしては珍しい終わり方
この最終章では興津社長が善玉に代わりと宮沢ファミリー オフィスが悪役となる感じであるが、宮沢ファミリー オフィスは最後の方に出てきただけなので、さほど悪役感もなく、それゆえこんな感じの演出か
皆川猿時の小山田、存在感たっぷり。普段はもっとわかりやすい風貌でドラマに登場するものだが、今回のドラマでは、誰だろうこの存在感のある人は、と気付かなかった。
相良晶、興津側かアトム側かどっちに振れるかなと思ったが、最終的にはこの二組は組むことになるわけで、終盤、存在感なし
まあ基本的には隼人、興津と繋がりが深い人物だからこうなるのも無理はない。
加藤ローサ、第6話ゲスト。久しぶりに見たが、変わりなく可愛い
第6話をインターバル回で効果的と書いたが、終わってみるとこの回から迷走したという感じだ
最終回、最後のエピローグ的場面の前に全部の回のダイジェストみたいのが流れるが、あまり効果的でなく、単なる時間稼ぎに見える

江戸を斬るVI [時代劇]

オリジナルは1981
今回視聴分はTVKにて22/12/13~23/1/27(火曜日から金曜日の放映)

とりあえず前シリーズを見終えすかさず第1話を視聴
第1話 1981年2月16日 捕物小町初手柄
青山修理:名和宏
河内屋八右衛門:神田隆
戸田山城守忠温:加賀邦男
伊賀崎伝内:原口剛
米吉:中村孝雄
お藤の方:真理明美
--
西郷輝彦主演版の最終シリーズ。松坂の多忙により本作でのおゆきの出番は7回となった。そのため、本作ではお京がヒロインとなりお京役も由美かおるに交代している
--
そのためか由美かおるが二番手クレジットで松坂慶子はトメ。
始まり方やOPテーマ、EDテーマあたりはまったく変わらずで、続き物として見れる。変更点はいくつかあり、まずお京のキャストが変わったこと。この回の冒頭で、お京と金太の場面、金太を隣に廃して、由美かおるが大写しになり、キャストが変わったけどこれがあのお京ですよとわかるような演出。
さらにお馴染みのレギュラー陣が次々と紹介され、変わらずこの人が出てるのか、おや、ここはキャスト変更かと、視聴者側は感じるであろう、連作連ドラではお馴染みの演出が楽しい。
お京は金公に対してツンツンと張り合うタイプになっているが、この回の最後では金公に助けられ俺を言っている、今後どうなるか
由美かおるはこの枠の水戸黄門での名物キャラでレギュラーを長年務めているが、水戸黄門のレギュラー入りは1986年とのこと。「江戸を斬る」や「大岡越前」でのゲスト出演はなかったと思う
まさごの二人の女中はキャスト交代、お志乃とおたまになる。二人とも演じている女優の名前は知らない。前作のかわいのどかのような極端な体形の女性はおらず二人の可愛い女中という感じで、多分どちらにもあまり強いキャラはつかず、活躍はなさそう
魚政の若い者が4人クレジットされてるが、なぜか作内では5人いる。と思ったが、キャストクレジットのところを見直したら、4人並記されてるところとは別のところに、「辰三:川崎公明」というのがあった。
福本清三、クレジットなし、武家の用人で、よくある浪人姿でなく、通常の侍で髷もきっちり整えられている
要所である殺陣のところのBGMに新しいものが加わっているような気がする。調べるまではしないが。
この回はおゆきのお転婆とそれを止めようとする金四郎が強調されており、さらにお京も出過ぎるような活躍、そして結局二人ともが金四郎に助けられるという展開でお転婆二人娘がかき回す回といった感じ


※追記、
同日視聴
第2話 2月23日 死体が消えた藪の中
儀兵衛:森幹太
赤猫の紋十:山本昌平
伊武鉄舟:永田光男
猿の伝七:市村昌治
前回神田隆が出ており、今回市村昌治が出ている。神田は前シリーズの最終回、市村は前シリーズの最終回の前の回に出ており、おれは続けて見ているので、またか、という感じ。しかも市村は吹き矢を得意とするという共通点のある役
お化け屋敷を利用したストーリーの回。お化け屋敷の名前は「八幡の藪知らず」といい、調べてみると、そういう名前の森が千葉県にあるそうだ、ここではその名前を冠した見世物小屋である
前回出ていなかった堅太郎も登場、これでレギュラー陣が揃ったといえる。この西郷版江戸を斬るは比較的レギュラーのキャスト変更がなく、安心して見れる感じだ。
堅太郎とおゆきが人質になるという展開、堅太郎はおゆきを奉行の嫁ということは認識しているようであり、だが、金公の正体は知らずという設定で、ちょっと無理があるような気がする
お京の金公を見る目、この回の最後ではもうメロメロになりそうな感じにまでなっている

第3話 3月2日 雛祭りの夜の恐怖
霞の五郎蔵:今井健二
玄次:内田勝正
千造:堀田真三
勘八:吉原正皓
福本清三が役名なしのクレジット。島抜けの悪人たちの回で、冒頭はその島抜けの場面、そこで島抜けに失敗しながらも、自分の親分である霞の五郎蔵の名を言っていばるというのが福本の役、セリフが多く大写しにもなり目立つ役
その島抜け犯3人がひな祭りを祝っている魚政に押し入るというストーリーで、この手のものは例えばまさごに押し入るというような形で前にもあった。
金太がその押し入りされている魚政にひな祭りのおこぼれに与ろうと寄り、中に入って飯を食って酒を飲んで、相手している千代が目配せでそれとなく知らせようとするのにも気付かず出て行ってしまう。ちょっと無理があるところではあるが、間抜けな演技をがんばってやっている
この回では川崎公明の辰三が魚政の若い者という集団から逸脱してかなり目立つような役柄である

第4話 3月9日 殺し針・連続殺人事件
香蘭(お香):由美かおる(由美が一人二役)
徳兵衛:小林昭二
唐津屋藤蔵:田中明夫
米沢監物:永井秀明
黒崎源之介:小林勝彦
玄竜:大竹修造
西国屋伴助:近藤宏
李花:丸山秀美
常吉:唐沢民賢
利兵衛:藤尾純
由美かおるが一人二役、演じるは南京手妻一座の香蘭太夫で玉乗りの曲芸師。もうこれだけでこれまでに何度も同じようなストーリーのものがあり想像がつく。そしてその想像通りのストーリー。香蘭は実は長崎の廻船問屋、長崎屋彦兵衛の一人娘でお香。長崎屋は長崎奉行も含めた一団の罠にかかり抜け荷で闕所。南京手妻一座はお香と長崎屋の番頭親子、その一団の敵討ち、一人ずつ殺していくが、返り討ちに遭いお香は負傷、金公がそれを助け、香蘭に化けたお京とともに敵方(敵もそれを察知して、一座に誘いをかけてきた)へ乗り込む。ここでお京は啖呵を切る場面があり、堂々のヒロイン。
またお京はこの回ではもう金公にメロメロである
座主の旦那(一座の興行主、彼らを雇ってるだけで仇討のことは知らない)役で、藤尾純。この人はよく芝居の話に出てくる感じでいつもこういう芸能一座に関連する人物の役だ。

第5話 3月16日 消えた怪盗土蜘蛛十蔵
土蜘蛛の十蔵:西村晃
クレジットなしで福本清三、盗賊団の中のひとり
西村晃が女装(おばあさんとして)で登場してきてギョッとする。
西村の芸達者なところが堪能できる作品
堅太郎が硯が欲しくて店で見ていたら壊してしまい、それをこのおばあさんが弁償してやる、その後怪我をしているおばあさんを堅太郎が介抱してやり家に連れて帰る。その後石橋家に居候。
このおばあさんが実は土蜘蛛の十蔵という盗賊の頭。だが仲間の前では能面を被っており顔を見せない。こういう設定の話も前に何度か見た。
この盗賊一団で耳も聞こえず口も利けない下男がおり、これが十蔵と実は繋がっており、耳も口も実は使え、他の仲間たちを見張っているというこの設定がなかなか見ごたえある

※追記
1/19視聴再開
第6話 3月23日 女辻斬り紫頭巾
塚本節:上村香子
塚本源七郎:島田順司
稲垣大膳:川合伸旺
堀田伊三郎:岡崎二朗
越前屋利兵衛:飯沼慧
甚助:北見唯一
北見唯一は第一幕に出てくる屋台の蕎麦屋。役名があるのでその後にも出てくるかと思ったが、そこだけ。
サブタイトルに紫頭巾とあるようにおゆきが登場する回。殺陣では普段は金公が悪人のところに乗り込み、その後紫頭巾が登場するという形だが、今回は紫頭巾が先に乗り込んでおり、その後金公と次郎吉が助けに入るという形。
ストーリー的には善玉側の節が紫頭巾の格好をして人から金を奪うというようなことをやってる(裁きでは人情采配で町内預かり(お政が預かることになる)という程度になってるが)

第7話 3月30日 男やもめが陥ちた罠
おふじ:北林早苗
武蔵屋弥右衛門:神田隆
波木左門:浜田晃
夜鴉の玄太:松山照夫
箱崎の熊七:土方弘
サブタイトルにあるのは石橋のことで、おふじは亭主が石橋に捕物の際に斬られたと玄太から吹き込まれ、十手を盗む。十手をなくした石橋は失態ということで謹慎、堅太郎が活躍
おゆき登場回だが、前回に比べて出番は少な目
この回の白洲では、金四郎が「このツラ見忘れたか」と殺陣のときのことを引き合いに凄む。このやり方は桜吹雪の刺青を出すのに格好の流れだが、この回では出ていない。前回も桜吹雪の刺青は出ていない。このシリーズでは出すのを控えめにしているのだろうか。第5話まではどうだったか覚えていないのだが。
箱崎の熊七は悪徳の十手持ちの親分、この俳優さんも時代劇で時折見かける

第8話 4月6日 義賊うの字小僧
梅吉:赤塚真人
おたき:露原千草
足立屋勘右衛門:山岡徹也
小畑八十郎:石橋雅史
椋十:中田博久
ねずみ小僧の義賊ぶりに憧れるうの字小僧、がやり口から見て素人だと金四郎は見抜く。
次郎吉は金四郎にも秘密で探索を行い正体を見抜き、なんとかその行為を止めさせようとするが・・・。
前回のところで書いた桜吹雪の刺青が今回は登場。「俺のツラ、忘れてもよもやこの桜吹雪は忘れはしまい」
急にこの回で気付いたわけでもないが、お政の春川ますみが相当にマンネリ、一本調子で、若い者を怒ってばかり。まあ作品自体もマンネリ、この作品のマンネリさもこのシリーズになって感じたことではなく、もっとずっと前からだが。

※1/20
第9話 4月13日 闇に消えた江戸小町
おひろ:山本みどり
備前屋庄左衛門:増田順司
葉橋伝鬼:堀田真三
市兵衛:牧冬吉
光明道師:多々良純
この回は格からいって多々良純がメインゲスト。クレジット順がちょっと普段と異なり、上記のように5番目、二人ずつ並記された後の3番目にひとりで表示、その後も役名ありで二名、三名並記と続いていくという、ゲスト表示部分の中間に一旦トメがある風。
多々良純の役は光明道師という評判の占い師だが裏の顔は人買いゲンゾウという名の悪党の頭領、占いを娘のかどわかしに使っている
おひろがお京の幼馴染、美人の娘ばかりが誘拐される事件が起き、おひろまでもがさらわれる。そこでお京と金太が夫婦に化け、おとり捜査、光明道師のもとを訪れる

※1/23
第10話 4月20日 魚河岸小町は瓜ふたつ
坂田武太夫:浜田寅彦
向井兵庫:菅貫太郎
住吉屋籐兵衛:武藤英司
高瀬主水丞:久富惟晴
秋元但馬守:永野辰弥
萩乃:杉本マチ子
向井綾:松坂慶子(松坂が一人二役を演じる)
おゆき登場回で、咲:大山のぶ代、原田喜左衛門:中村錦司も出ている。この二人は今シリーズでの登場は少なく、残りは最終回のみとのこと。おゆきも残りは最終回とその他1回だけ
サブタイトルから予想がつくように松坂が一人二役を演じるという回。夫婦喧嘩をし、おゆきが魚政へ里帰り。シリーズ当初にはよく見られた松坂が魚政の若い者を連れて河岸へ天秤棒を担いでいく棒手振姿も見られる。
辰三:川崎公明はほかの魚政の若い者とは別にクレジットされているがこれまでそれほど目立っていない。この回では棒手振姿の場面でおゆきにひとりだけ同行し、坂田武太夫が襲われてる場面に出くわすという形で多少目立っている(この回以降魚政の若い者の中でも単独行動でそれなりに目立つ場面多し)
前にも書いたように思うが浜田寅彦は善玉も悪玉も違和感なく演じられる俳優でここでは善玉。松坂演じる綾のいる侍屋敷向井家の用人。
侍屋敷の後継ぎというストーリーのせいであるが、ハイライトの殺陣の場面ではいつもと異なり、まず紫頭巾ではないおゆきが戦いそこへ金公でなく金四郎が正体を明かして登場する

第11話 4月27日 願いをかけた釣り忍
由松:船戸順
狐火の半蔵:汐路章
近江屋紋兵衛:西山辰夫
源八:大木正司
おるい:吉沢京子
卯之吉:浜田光夫
クレジットでは第9話と同じく中間に一旦トメがある風で、二名並記が二回続いた後に、吉沢京子と浜田光夫がそれぞれ単独表示。
この二人が兄妹。卯之吉のほうは次郎吉と幼馴染だが、久しぶりに再会した卯之吉はその後島送りになったという負い目もあり次郎吉を避けている様子。おるいのほうは目が不自由、次郎吉はおるいが生まれる前に卯之吉と別れてしまっており、妹がいることは知らなかった

第12話 5月4日 鍾馗が解いた贋金事件
太助:本郷淳
高岡屋仁左衛門:永井秀明
岩井巌舟:北原義郎
島吉:江幡高志
太一:角田英介
鍾馗様の人形を欲しそうに眺めている太一を堅太郎が毎日見に来ていることに気付き、声をかけると、店の者が邪険に扱う、それに対し、見ていて気に入ったら買うんだから、見るくらいいいだろうと、言い返す堅太郎いう場面から始まる。なんとなくそんな場面に見覚えがあったのだが、堅太郎は前の年にお奉行から鍾馗様の人形をもらったということがその後セリフで出てくる。そんな回があったのかもしれない。
ハイライトシーンである殺陣の場面、ほとんどの回で、金公が悪人たちを完全に倒してしまった(そこにおゆきや次郎吉が加勢していることが多い)後に、石橋(お京、次郎吉を伴って)が先導する御用提灯を掲げた奉行所一行が駆け付けるというもので、終わってから来るなよとちょっと石橋たちが格好悪い(映像的にはそんな風には描かれていないが)ようにも思えるのだが、この回では珍しく、金公、次郎吉と一緒に石橋がいて、犯行現場に急襲する。おやおや珍しいと思っていたが、その次の場面では悪の本尊たちがいる館に乗り込んでいくのだが、そこへは金公次郎吉。そしていつものように二人が悪を倒した後に、石橋一行が到着といういつものパターン。ただちょっと珍しいことに、普段は石橋一行が駆け付けるというだけの映像だが、今回は、悪は金公次郎吉に完全にのされていたはずなのに、石橋一行が駆け付けると、悪人どもは復活、起き上がって、結局またのされている。
桜吹雪の刺青演出あり。

第13話 5月11日 金公お京の夫婦旅
矢田部源之助:青木義朗
小野弥太夫:永井智雄
ふじ屋儀兵衛:須藤健
権蔵:中田博久
サブタイトルから察せられるように旅もの。金公お京が夫婦を装って悪人たちを追う。
後年有名になる由美かおるの風呂シーンがある
潮来が舞台
矢田部から金をもらい、悪事を黙認しているのだが、優柔不断というか、次郎吉(金公お京を追って潮来に来ている)から手紙で知らせ(金公が捕まって牢に入れられている)を聞き駆け付けてきた石橋に耳打ちをされると、すぐ金公を解き放ち、矢田部を捕縛に向かう。石橋は代官に金公を雪姫の亭主ということを耳打ちしているのであり、その雪姫の御威光に寝返っているのであり、金公が南町奉行であることは知らない。牢から金公を出すとき、石橋が「お奉行」と声を掛けているのだが、そこでも気付かないようで、矢田部の捕縛が終わった後に、「遠山殿にはよしなに」と石橋に耳打ちしている。
永井智雄は潮来の代官の役で、悪役である部下の
この回に出ているチョロ松:井上茂。ちょっと前の回にも同じ役名で出ていたような気がした。ウィキには準レギュラーのところに名前があり、第10話、今回、そして第15話に登場するようだ

※1/24
第14話 5月18日 親子を結ぶ情捕縄
お島:岩本多代
伊佐吉:河原崎建三
甚兵衛:山村弘三
長太:蔵下輝美
堅太郎が神社の前で少年たちに囲まれ「賽銭を盗んだ」を指弾されている少年長太を助ける。聞けば「まだ」盗んでいないという金に困っている少年。そんなことから二人は友となるも・・・。
長太の父はやはり貧乏が元で嫁の治療代のために押し入りをやって逃げている伊佐吉。その伊佐吉を追っていたのが石橋で、堅太郎の話から、長太の父が伊佐吉であることに気付き、堅太郎から長太の家を聞き出そうとする。一方で長太も堅太郎の父が町方同心と知り、堅太郎を遠ざけようとする。
河原崎建三がメインゲストであるには違いない(この回はこの親子三人がメイン、ちなみに甚兵衛は彼らの長屋の家主)が出番がとても少ない。終盤でようやく家族の元に姿を現すもすぐ捕まり、お白州の場面へ。その前には回想シーンで一度映ったきりである。
また、考えてみるとこれも異例なのだが、悪役(伊佐吉、善玉っぽい悪役ということになる)が手向かいするようなタイプでなく、他に悪役もいないため、今作品の終盤のハイライトシーンである殺陣の場面がない。普通ならこの伊佐吉の前に悪人仲間が現れ、伊佐吉をまた悪に道へ誘おうとするとかそんなストーリーになりがちなのだが。

第15話 5月25日 お千代を襲う恐怖の影
山鷹組周蔵:山岡徹也
秀次:勝部演之
地走りの矢十:宮口二朗
伊三:堺左千夫
お千代がフィーチャー。お千代は西郷版シリーズの最初から出ていてほぼ毎回出演する重要レギュラーなのだが、シリーズが進むにつれ、出てはいるけどほとんどフィーチャーはされなくなっていた。もちろん出ているだけで、そのドラマ世界を構築してくれるという重要な存在ではあるのだけど。
お千代の棒手振姿、そして終盤ではお千代が狙われているので身代わりになってお京の棒手振姿が見られる。
山鷹組、木川組という二つのやくざの抗争の話から始まり、山鷹組が木川組の親分を殺しを図り、その現場にお千代が出前を持って来たことから、見られたと思い込み、お千代が狙われるというストーリーで、その後仲間内でも殺しが発生(ここで堺左千夫の伊三が殺される)という風に展開していく。
チョロ松:井上茂が出ている。この場面がやけに長く、しかもストーリー的にはあまり意味がなく(チョロ松は情報屋、金太とお京が聞き込みに来るという場面)、金太がチョロ松をいたぶるという形でのじゃれ合い。こういう演出は、人気芸人あたりがゲストで出てきてやる役どころだ。
福本清三が山鷹組の用心棒でチラッと出ていた

第16話 6月1日 白洲に哭いた父ふたり
おりん:伊藤かずえ
夜烏の源五郎:伊達三郎
忠吉:長谷川弘
玄庵:松岡与志雄
摩紫羅の七兵衛:内藤武敏
唾黒の米造:佐野浅夫
トメに佐野浅夫、中間に一旦トメがある風なところに内藤武敏
伊藤かずえが子役と言えそうなほど大層若いが、子役というか、そこを脱したくらいの役。調べてみると彼女はまだ14歳で、役としては17歳。ウィキによると映画の出演が先にあるが、今作品がテレビドラマ初出演とのこと
文章にすると平凡に思えるかもしれないが、見ている分には意外な展開もあり充実した良作。一方で色々設定を入れたものの消化不良の部分もある。
おりんは置き引きを繰り返す少女すり、その父親が七兵衛。が実の父親は米造。米造と七兵衛はすり仲間で13年前に米造は七兵衛に嫁娘を頼むと言い残し上方へ逃走というのが相関図。そして米造はかつて世話になった夜烏の源五郎といまだにつき合いがあり、盗人宿を提供している。
おりんが盗んだものが何かの図面、おりんは回りを見渡しそこに置いてあった魚政・辰三の半台にそれを入れて逃げてしまう。魚政ではその図面で大騒動になる。
その図面は七兵衛の一団が次に盗みに入ろうとしていた屋敷の図面、昔すりだった米造に取り返すよう命令。というような展開。
このうち、その図面が桶に入っていたせいでの魚政の騒動なんかは設定として生きておらず、なんとなく収束している。
こういう風に実の親、育ての親、そしてその子が白洲で奉行に色々諭されてというのは、大岡越前でもこの江戸を斬るでも何度もあり、この終盤のお白洲が見どころという作りになっている。

第17話 6月8日 おゆきに惚れたいい男
伸助:大門正明
白河別当:名和宏
おひろ:叶和貴子
大島屋勘蔵:金井大
おたけ:幾野道子
文蔵:牧冬吉
鉄舟:永田光男
お絹:平野真理
お熊:小柳圭子
お浜:近江輝子
おゆき登場回、前回は夫婦喧嘩の末、魚政へ戻ってきて棒手振姿だったが、今回はもう理由もなく、棒手振姿で魚政におり、気晴らしのためとか言われている。
で、その姿で河岸へ行き、そのときおゆきを見染めたのが同業、魚の棒手振である伸助。惚れてしまい告白しようと試行錯誤、まさごで金公がおゆきと幼馴染と聞き、仲を取り持つよう頼む始末、とここら辺はコメディ調。
一方で、白河別当による悪質な金貸しが問題になり始めるという、二つの話がこの回の出発点。まあ当然この二つは重なり合うわけで、伸助のうちでもここから金を借りていて、膨らんだ利息も合わせた借金が返せず、妹のおひろを連れ去られそうになり、その際病弱の母親おたけが借金取りに突き飛ばされ、病が重くなってしまう。もう見込みがないと聞いたおゆきはその病床でおたけに対し、伸助と交際しているかのような素振りを見せてやる。といったような内容。
殺陣の場面で一瞬福本清三。

第18話 6月15日 辻斬り赤法師
宮田源之介:森次晃嗣
万石屋権蔵:小林重四郎
与八:三角八郎
工藤弥五郎:五味龍太郎
若旦那:津村隆
武蔵屋清右衛門:酒井哲
今シリーズは序盤では話の持っていき方が多少雑に感じられたのだが、中盤以降ではシリーズ全体からすると比較的珍しい展開のものが多いように思う。この回もそうで、お京がゲスト二人と組んでの三人体制でストーリーを進めていく部分がメイン的な扱いというこれまでにあまりない展開。
赤法師という追いはぎが江戸に出没。これが宮田源之介で、その協力者が与八。そしてこの追いはぎ出没を利用して偽赤法師が出現、こちらは本物赤法師と異なり本当に人を斬る。赤法師を隠れ蓑にした人殺し。
ご都合主義的な部分もあり、宮田源之介は妹の仇、工藤弥五郎を追っているのだが、その仇が偶然にも偽赤法師
赤法師の出で立ちは丹下左膳をお手本にしているかと思う。宮田は工藤に斬られ目を怪我しており、着物にはなにやら文字がたくさん書かれた白色のもの。
赤法師は遊里に通う旦那や若旦那を狙うことから、お京と金太は芸者と若旦那に化けて囮作戦、ここで赤法師と出くわし、赤法師は顔を見られてしまったことからお京を人質に。
それゆえ、お京は芸者の化粧をしたままで話は進み、また芸者の化粧を取った後も町娘風の出で立ちとなり、この回では普段の岡っ引き姿とは異なる出で立ちの場面が長い。
赤法師に連れてこられたお京だが、赤法師は病に苦しんでおり、それを介抱してやったことから信頼を勝ち得て、三人で偽赤法師を捕まえる作戦を始めることになる。
変な部分もあり。
お京と与八で偽赤法師のたむろしている賭場に乗り込むとなぜかお京たちが「本物の赤法師」と組んでいることが相手にわかっている。
またその場面で、お京たちを金公と次郎吉で追ってきているのだが、お京たちが偽赤法師たちと対峙している場面で助けに入って来ない(まあ屋敷の中で行われており、金公たちは外にいるのだからわからないということか)

※追記1/25
第19話 6月22日 我が子を捕えた御用旅
新助:本郷直樹
海猫の彦十:今井健二
伊八:灰地順
相模屋利兵衛:市川男女之助
長次:岩尾正隆
北浜の宇兵衛:大木実
大木実はトメの位置。上方来た目明し。海猫の彦十を追ってきたが、子供のころに別れてしまった息子の新助を偶然見つけてしまい、しかも新助は海猫の彦十の配下だった

第20話 6月29日 お京が陥ちた阿片地獄
房吉:工藤堅太郎
おふみ:佐藤万理
若狭屋:増田順司
豊前屋藤兵衛:武藤英司
源次:原口剛
音松:岡部征純
琴の師匠:市川男女之助
工藤堅太郎はクレジットでゲスト枠の最初に単独で表記。こう見ると、単独表記でも最初、トメ、途中での単独表記と色々あり、そこらで格付けしているのだろう
市川男女之助は連続で役名ありのクレジット。この人は役名なしでのクレジットで端役の常連という感じで名前はよく見るが顔はわからない。この二回も端役で、今回も登場は二回だけ。
この回はサブタイトルからほぼ想像できるような内容。

第21話 7月6日 十手で物言う悪い奴
松五郎:佐々十郎
仙蔵:井上昭文
錢高屋伝兵衛:野口元夫
銀三:江幡高志
竜次:吉田豊明
錢高屋の手代:泉祐介
甚兵衛:溝田繁
おみつ:大川かすみ
井上昭文が悪徳十手持ち
佐々十郎は仙蔵の悪だくみで罪を被せられる大工の役、メインゲストだと思うが、聞いたことない名前で見覚えもない。ウィキを見てみるとかつて人気のあった喜劇俳優とのことでウィキに出演歴は少ない。ここで大抜擢という感じだったのかと思う

※1/26
第22話 7月13日 小鈴に誓った恋三味線
山崎清太郎:森次晃嗣
お久:三浦リカ
大黒屋治兵衛:遠藤太津朗
山野屋藤造:須賀不二男
加兵衛:南道郎
兼吉:田口計
大岡越前で何度もあった構図のストーリー。二人、ここでは恋人同士だが、親子だとか関係性の深い二人、がともに相手が罪を犯したと思い込み、庇い合うという内容。が、その事件(大黒屋が殺されるという殺人事件)が起きた場面がちょっと雑である
その二人が今回のメインゲストで森次晃嗣と三浦リカだが、それ以外にもよく知る名前がずらり。
大黒屋番頭が加兵衛で、南道郎。この人は江戸を斬るの初期シリーズで始めて知り、その役でしか知らないので、ここでも悪役ではあるが、ちょっと異なる役柄。小心者で周りに翻弄される。結果的に見て今回の事件の張本人。
大黒屋は序盤で殺されてしまうので出番は少な目。
兼吉は山野屋の番頭の役柄。
あとひとり、せいじというのがそれなりの役で出ているが、役名ありではクレジットされておらず、ウィキにも掲載されていない。
殺陣の場面で福本清三。数回映るがどれも一瞬。クレジットなし

第23話 7月20日 酒に溺れた居合い抜き
相良一郎太:大山克巳
丁字屋佐兵衛:佐竹明夫
お登勢:磯村みどり
川並の吉五郎:北村英三
又蔵:黒部進
相良十郎太:上田孝則
藤十:福本清三
福本清三、役名ありなだけあって出番が多い。悪役、川並の吉五郎配下の二番手、実行部隊のリーダーあたりの役柄
子役の上田孝則、見たことあるなあ。検索して見ると必殺仕事人、第69話に出ているようだ。他に西郷輝彦が主役の「刑事鉄平」に西郷の息子役で出ていたとある
今シリーズは西郷輝彦主演で殺陣の場面を始め格好良い部分を一貫して西郷が持っていく風に作られているのだが、この回では大山克巳演じる相良一郎太に格好良い部分を譲るような場面があり、殺陣の場面でも西郷と分け合う感じだ。名前を知らない人だがよっぽど大物なのかなとウィキを見てみたが、さほど情報量がない。ただ出演履歴は膨大だ。舞台中心の大物なのかもしれん

※1/27
第24話 7月27日 お役者小僧の挑戦状
丸橋栄之助(お役者小僧):西沢利明
色々な人物に変装しての押し込み強盗、自らを「お役者小僧」と名乗る。こういった二枚目悪だったらこの西沢利明という感じだ
「虎の絵の謎」というのがよくわからなかった。トリックとしてはわかる、虎の立派な絵、これを堅太郎がいたく気に入り、毎日見に来るのだが、その絵を表装したといい、その表装のときに、後ろに押し込みの証拠となってしまう価値ある狩野永徳の絵を隠すというもの。
そしてその表装の際に虎の絵が左右逆になってしまっておりそれを堅太郎が見破るという展開なのだが、表装の際に左右逆になるなんてことある? 裏返しに貼ってしまって、それでも透けて虎の絵が見えてるってことか・・・。

第25話 8月3日 闇に浮ぶ怨みの影
源七:藤村有弘
梅吉:高原駿雄
おきぬ(おまち):賀田裕子
おとき:野口ふみえ
忠三郎:藤間文彦
福本清三がクレジットなし、殺陣の場面でちょこちょこと映る。ここ数回かなりの頻度で出ている。クレジットなしだと、一瞬映るくらいの場合もあり、そう考えると、かなり見落としているような気がする。
婚礼の晩に幽霊騒ぎが呉服問屋、山崎屋で起きる。調べていくと、後継ぎ息子こうたろうが亡くなり、そのすぐ後に、その息子といい仲であった女中おさよが後追い心中、そのおさよが幽霊として出ているらしく、さらに調べていくと、おさよの妹おきぬがおさよが亡くなったすぐ後に行方知らずとなっていた。
番頭の源七、そして山崎屋の主となっている忠三郎(先代が外の女に作った息子)がこうたろうとおさよの死に関与しており、
おきぬとそれを不憫に思った商家の周囲の人々(出入り庭師の梅吉、女中のおとき)が協力して復讐。おきぬは変装して、その山崎屋に女中おまちとして入り込み、幽霊騒ぎを起こし、証拠を掴もうとしていたのだった

第26話 8月10日 掏った財布が無実の証
銀次:河原崎長一郎
お夕:北林早苗
和泉屋徳兵衛:嵯峨善兵
黒木源十郎:外山高士
丸屋治兵衛:小林重四郎
富蔵:近藤宏
利助:北町嘉朗
白刀の甚五郎:市村昌治
丸屋が殺され、現場ののみから銀次に疑いがかかる。が、金四郎はそれに疑いを持つも、銀次が女房の薬代として大金を払っており、その金の出どころをなかなか話さず、そのため疑いが晴れない。
話せないのには理由があり、銀次のその金は財布をすったものだったのだ
この回では銀次のすった相手と、殺された丸屋の二つの件が、黒木源十郎の賄賂不正という一件に繋がっており、こういうのを精密に作ると、全部繋がってたのかと爽快感になるのだが、一時間の作品で手早くやると、どうにも都合よく進み過ぎているように見えてしまう
この回の殺陣でも福本清三らしき人がいるようにも見えるが、よくわからない

※1/28
第27話 8月17日 脅迫された町奉行
駒吉:樋浦勉
野伏せの富五郎:菅貫太郎
吉野家常蔵:陶隆司
友七:早川研吉
お静:丸山秀美
半助:山本一郎
冒頭で盗人集団の頭領、野伏せの富五郎が捕まり、島送りの判決を金四郎から食らう。
で、その配下による頭領奪還計画の話
サブタイトルにあるのは、火事が起きて御用箱(奉行所の書類箱で奉行の命にも等しいものとされている)を運ぶことになる。盗人一団はこの火事を利用して御用箱を強奪(それを運んでいるのが、魚政の若い者がいつもいく髪結い床の駒吉)し、それと引き換えに頭領を助け出そうとする。
賭場の場面で壺振り師が福本清三

第28話 8月24日 おゆき誘拐・危機一髪
小松屋弥右衛門:内田朝雄
お仙:田中真理
近藤武左衛門:川合伸旺
紋次:浜田晃
田代孫六:内田勝正
堀江甲斐守:幸田宗丸
伊助:黒部進
半助:松山照夫
瓦版屋:高井清
最終回。江戸中の門前町を仕切る小松屋の悪事。寺社奉行の管轄ながら、金四郎は石橋に取り締まりの強化を命じ、それに対抗して小松屋はまず咲を拉致監禁、そして今度はそれを餌にしておゆきをもおびき寄せ捕らえて人質に。
最終回らしく金四郎側がピンチの場面の連続。
高井清ってなんか名前に見覚えがあるなあと思ったら、大岡越前でレギュラーやってた人だ。ここでは全然違う役で時代劇にはよく出てくる瓦版屋

放映終了が1/27で見終えたのは1/28。ちょうどいい感じで見終えられた。
これまでは各シリーズの最終回を見た後すぐに次シリーズの初回を見て、どのように設定を引き継いでいるか、そして異なってるかを見てきたのだけど、今シリーズで西郷版は終了なので、そのやり方はしない。でも、次週よりやはり次シリーズが始まるようなので、第1話の始まりのところは早く見てみたい。次は里見浩太朗版である。

A-Studio+ かまちたち、伯山

12/16かまちたち
12/23伯山
問わず語りで触れられていたAスタジオを伯山と同日に伯山の前に収録されたというかまいたちのものも含めて視聴
かまいたちの回。さして面白くもなく、地上波バラエティでのトーク番組というのはこの程度だなと思わされ、そしてその番組の構成のほうに興味がいく
TBSでこの時間帯なのだが、テレ朝深夜の刺さルールと同じような構成、すなわち30分番組でOPからずっとCMなしで20分くらい、そして一回CMが入り、エンディングである。20分くらいというのがユーチューブなどネットで視聴する動画の見てられる限度なのかな、それに合わせた感じの番組サイズである。
おしゃれなBGMが薄く流れ続け、会話も長めにトークをそのままという風にしないでちょっとした間を嫌い頻繁に編集を入れているようである
あと、この番組、以前から知ってはいたし数回見たことあるが、改めて見ると、トークぶっ続けなのだなと感心した。ゲストの周囲で驚くような人に鶴瓶自身が取材に赴くところが名物だが、その取材風景、つまりその取材対象と鶴瓶が話している場面があるのかと思い込んでいたが、そういえば以前からそうなことはなく、取材風景の写真が映ってゲストが驚くというのが定番だった
鶴瓶のほかに以前はアシスタントがいて、今もそうだが、そのアシスタントは今やダブルMCという位置づけなのだそうだ。それがジャニーズの藤ヶ谷太輔。単にアシスタントが男性だからMCと称しているのかもしれないが、鶴瓶と対等とはとてもいかず。
伯山の回
問わず語りではとにかく「スベッた」と言っており、それをその前に収録のかまいたちは受けていたとしてその対比も喋っていた(のでかまいたちの回も録画が間に合ったので録画視聴したのだ)が、番組で見るとそれほどでもない。伯山が大げさに言っているのと、編集で笑いを足してるのと、その両方であろう。まあ客もつまらないからと言ってそれほどあからさまにひどい反応はしないだろう
エピソードが多くが聞いたことあるもの。伯山に落語を教えたという学生時代の友達が鶴瓶に取材されており、この人の存在は知っていたが、その人への直の取材というのは珍しいと思われる
そういや、鶴瓶が収録の数日前に談志のサイン(「鶴瓶のばかやろう奴」と書かれている)をもらったというのエピソード、もちろんこれは初めて聞く話だ。談志はサインになんか一言書いていたっけな。まあそれはいいのだが、それは桂二葉の落語会にゲストで呼ばれて、その打ち上げで談志のファンだったお客にもらったということだ。そこで伯山が「これ、僕にくれるってことなんですか?」、鶴瓶「いやいや、 ちょっと待ってえな」、藤ヶ谷「プレゼントする流れなのかなとは思いましたけど」みたく話は広がっていく。
ちょっと考えると変なのだが、そこで桂二葉の写真とテロップが出ていたが、そのエピソードにおいて伯山がゲストの番組で桂二葉は重要でなく(関係性があるかどうかわからないが、少なくともそういうことは話されなかった)、というか、そこで名前を出す必要さえないように思う、編集でカットもできるし、まあ鶴瓶が名前を出すのはいいが、写真は出す必要がない(写真はゲストにまつわるものと先に書いた取材対象だけ)

M1 2022

12/18
放映日はちょっと用事もあり、家に戻ったらもう始まっており、ちょい疲れていたのでこういうボリュームのある番組は追いかけ再生する気にならず、その日はほかの録画物件、笑点だとかカセットテープ・ミュージックだとかを視聴し、こちらは翌日からの視聴
このイベントについてはそこまでそれを意識してはいないのだけど、できれば結果を知らずに見たいなと考えていた。これが結構難しい、結果的に結果を知らずに全部見ることはできたのだけど。
普段はしょっちゅうニュースサイトに行っているし、そうでなくても情報というのは入ってくるのでそれを遮断するのは難しい。おれは午前中は頭がボーっとしているので、録画番組なんかを見るのは午後、それも遅くなってからが多く、その前の時間はビバリーやラジオショーを聞いてることが多い。が、情報を遮断しなくてはならないとなればラジオなんて聞くわけにはいかない、しかも今日のビバリーはM1ファイナリストのウエストランド、ラジオショーはM1の話題一色だろうし。
で、起きてしばらくボーっとして早速テレビON、録画再生へ。
(そういや情報遮断の件ではワールドカップの話題のときにラジオショーで山﨑ケイが言ってた「寄り目」で対応したというワードチョイスが面白かった)

さて内容
まず山田邦子問題
審査員に選ばれたというニュース以来、最近のテレビには出ていない彼女が対応できるのかとちょっと心配だったのだが。
オープニングの挨拶はうまくボケをして、さらには松本に「しんどい先輩」(ダウンタウンの番組「水曜日のダウンタウン」でそのようにいじられた)の件を振って、というように、そこそこの出来
が、最初の審査で大失態。まだM1の記事は読んでないが、結構叩かれているのでは、と思う。
実際の得点などは今後ウィキに出るのだろうから、うろ覚えでこれ以降は書く。
他の審査員が90点オーバー(90点台の後半も多かった)の中、彼女は80点台、しかも80点台前半。そして他の審査員が好評価を述べる中、彼女も好評価を述べ、明らかに採点を失敗していた。
おれはここまではそれほど問題とは思わなかった。
おれの考え。10組の出演者での相対評価をすればよく、つまり①(1番目の出演者)には得点をつけず、②は①より上なのか下なのか、③は①②より上、下、それともその間、という風にやっていき、10組の順番をつけるそれが91点~100点になるのか、86点~95点になるのか程度の話であり、それはどっちでもいいとしか思えない
もちろん馴染み深い100点満点という採点方法があり、つまり、最初の組は100点満点のうちのどの程度までの到達度だったのかを示すという意味もあろう。
また、断トツで良かった場合、もしくは悪かった場合は1点差でなく2点差をつけたいというような、多少色をつける採点もあろう
だから今回の山田邦子の最初の採点も、その最初の採点を自分の基準として、それより良かったらそれよりいい点数、それより悪かったらそれより悪い点数という風にすればよかったのだが・・・。
彼女自身もヤバいと思ったのだろう、あまり点数が低いと見栄えが悪いし、異様に辛い審査員に見えてしまうしね。
で、結局彼女は採点基準がその後ブレブレだったように見えた。
ある意味そこに興味がいってしまったので注意して見ていたが、彼女が審査員中最高得点を出したり、最低得点を出したり、ということが異様に多かった。多分そうでなかったところはとても少ないはず。
結果彼女の得点がかなり順位に影響してしまっているのではないかと思う
3位までの組が暫定ボックスに残るという仕組みで、4組目からは、得点が上回られると敗退ということで退場していくのだが、そこで最初の山田の得点が低かったコンビは山田に恨み節を言っていたし、他のコンビも山田をいじっていた人たちがいた。
そしてこの件がなくても知ってはいるが、他の審査員の自分なりの基準をしっかりもって真摯に審査を務めている姿が印象に残る。
他の審査員はみなコメントも的確で、そこにほどよくお笑い要素(ボケ)を入れ、とてもよい

出演者
印象に残ったものだけ
男性ブランコ、白黒アンジャッシュで見たばかりということで注目。コントで有名なので、最初どうかなと思ったが転ぶシーン(音符を運ぶというネタでその音符を運ぼうとしてもう一人に当たってしまう、八分音符の髭の部分が刃物になっているという設定)で大爆笑。さすがコント師であり演技がうまい。
ヨネダ2000
新しいタイプのリズムネタか
おれは存分に面白かった。今回の10組でのファーストラウンドで印象に残ったのは、これと男性ブランコだけ
ランジャタイとの比較が審査員の何人かから提示されていた。志らくが高評価、そしてナイツ塙も高評価
志らくがランジャタイを高評価したとき、おれはよくわからなかったので志らくのエキセントリック気取りかと思ったが、いやいや、ランジャタイの今の活躍を見れば、なかなかの審査眼
敗者復活はオズワルド、超売れっ子である。もうこの番組は卒業でいいんじゃないのというような風格、そういう彼らも、いきなり敗者復活が自分たちだとされ、すぐに会場に駆けつけ漫才をやるという環境下で、序盤は緊張感が見え結局最後まで波に乗れず
ウエストランドはミルクボーイ風だなと思った。
ボケがボケでなく、ツッコミに縦横無尽に喋らせるためのきっかけでしかないあたり。
ネタはありなしゲーム(○○にあって××にない)をやると言い出すも、最初の出題の段階で、井口が断定的に答えがわかったと言い出し、さらに暴走し悪口を言い出すというネタ
決勝
ファーストラウンドで最後に登場したウエストランドが、決勝の最初の組という順番になる。そして同じフォーマットのネタ、さっきの続きとしかいえないようなネタで、この同じネタというのがどう評価されるかなと思ったが、なんと優勝である
ビバリーでは残念でしたというような話になるのだろうと予想していたが、嬉しいハズレ予想
他の二組
さや香
王道のしゃべくり漫才か。新しい点もありが両者が面白い(多くの漫才は片方が面白く、片方はそれを補助)
が、王道漫才ということで少し地味に思えた
上手側がこだまひびきのこだまにちょっと似ている
ロングコートダディ
ファーストラウンドでのマラソンネタはダブルボケという笑い飯を思わせるスタイル
高得点。おれはあまり分からず

ハンバーグ師匠チャンネル [つべ]

井戸田潤が脱力に出ていて思い出した
そういや一時期これもよく視聴した
彼が芸能人の楽屋に突撃するものも面白かったが、とくによく見たのは「でか美ちゃん」登場のもの。結構たくさんあるので全部は見れてなかったと思うが。

忠臣蔵 (松平健主演、2004年のテレビドラマ) [時代劇]

BSテレ朝
忠臣蔵 一挙放送
2022年12月12日(月)~2022年12月14日(水)ごご4:57~

師走となり色々と心せわしなく、テレビをつける気にもならず、ギリギリで毎週視聴分のみをこなしていたが、昨日(12/13)ふっと時間が空き、毎週視聴のものもなく、二日目を放映中のこれを視聴してみようかと。
ものすごく楽しみにして録画したわけでもなく、まあ忠臣蔵か、松平健か、どんなもんだろという程度の興味。
が、見始めて、しばらくしてまた用事が舞い込み、キリのいいところで一旦終了しようと待ち構えていたら、これは元が連続ドラマのようで、1時間くらいのところでスタッフクレジットが流れ始め、第1話の終了のよう。ちょうど松の廊下で吉良が斬りつけられたところで終了。
この第1話を見ての感想としては、吉良のいじめの描き方が少な目で、えっ、もう松の廊下と思ってしまったくらい。時間を割いて描かれたのは畳の一件で、ここで畳屋の頭領が高橋元太郎。
あとはちょこちょこ意地の悪いことをやられてる描写はあったものの、憎しみが高まっての刃傷という風でないのが残念、ちょっと吉良寄りの描き方という解釈というわけではない。
第1話は徳川綱吉の津川雅彦が大きく映し出されるという始まりかた。
冒頭にキャストクレジットがあり、名前は忘れてしまっていたが吉良側の家老が出て来なくて不思議に思った。主要登場人物じゃないかと。それは第2話には出てきていて、おれは冒頭のキャストクレジットを連ドラとは知らなかったので、全部に共通のクレジットかと思ったのだ。
名前は千坂兵部、丹波哲郎が演じていたのを覚えている。ここでは夏八木勲が演じている。
で、何が言いたいのかといえば、誰もが知ってる忠臣蔵をドラマ化するとなれば、各種エピソードのどれを強調するか、しないか、そして削ってしまうということもしなくてはならないだろう、さらには独自解釈やさらには創作のオリジナルエピソードなんかも入れたくなるかもしれない。そこらの濃淡が見もののひとつと言える。ここでは第1話終了時点で千坂があまり描かれないのかな(役名なしで役者がクレジットされているとか)というようなことを思ってしまったのだった。
第1話を見終えたときは以下のような感想
ダイジェストのようなプロローグが第1話という感じだった。これまでの忠臣蔵というと、ちょっとちた表情や演出で何かを悟らせる(筋を知ってるのでその場面が次のどういう場面に繋がるかわかっているのでそれを悟るのは容易)みたいなところが楽しいという印象があるのだが、今作にはそういう繊細さみたいなものがなく、なんとも軽い感じだ。主演が松平健ということで軽く見ているというのもある。まだ松平の出番は少ないが。
この第1話で一旦見るのを中断というのはなんともいたい。このままちょっと時間を空けると、どうせなら再度第1話から、となるのだが、その時第1話が大したことないという印象だけが残ってるとなかなか再生ボタンが押せなくなるのだ
ただ「これまでの忠臣蔵というと、ちょっとちた表情や演出で何かを悟らせる」演出などといっているが、たくさんの作品を見てきて、そのうちの記憶に残っているものだけを総括してそういっているだけのことではある
翌日(12/14)に、今回の放映分の第一日目、第4話までを視聴
第4話で赤穂の城を明け渡すところまで。
ここまでを見て、他と比して強調されてるエピソードとしては①加古川本蔵とその娘の小浪、主税と婚約するが破談になる、②寺坂吉右衛門の存在、といったところか。また③千坂配下の密偵が赤穂をうろうろするという描写もそこそこに入っている。
①は蟹江敬三を覚えている。それほどに有名なエピソードだろうか
②は「最後の忠臣蔵」で有名になった人ではなかろうか。
③は三船の大忠臣蔵で露口茂がいたのを覚えている。
ウィキには今作の脚本がすでに3回使われているとある。
--
元々は1991年のフジテレビ系単発時代劇『忠臣蔵 風の巻・雲の巻』で書き下ろされたもので、1996年の同局連続ドラマ『忠臣蔵』や、2003年のテレビ東京系『新春ワイド時代劇 忠臣蔵〜決断の時』でも用いられており、本作が4度目の採用である
--
蟹江敬三の加古川本蔵は『新春ワイド時代劇 忠臣蔵〜決断の時』である。なるほどという感じ
③の三船の大忠臣蔵は連ドラで1年やったものだったはずの長編で、それゆえエピソードをいくらでも入れられる故、ああまで密偵の活躍が描かれたのだと思われる。
主要どころはウィキ参照ということで、ここまでで、上に上げた高橋元太郎以外に主要以外のところで目立ったのは、片岡鶴太郎、藤田まことといったところか。片岡鶴太郎はうまいとも思えないが、こう言うところに有名な人を配置して見てもらおうとするという作りであり、やはり見せ場なのだろう。浅野に肩入れする目付、多門伝八郎。
藤田は大物であるから見せ場が用意されてると思われる。まだ登場は少ないが、この後も活躍するのであろう、天野屋利兵衛だ。
四十七士では奥田孫太夫に大出俊。寺田農や佐野浅夫などベテランもいる。
また松重豊が清水一角というのも見ものだ。

※追記 初日(12/14)第5、6話も上を書き終えた後に視聴
12/15 第7,8話を視聴
第4話までで、これまでの作品はどうだったか、克明には覚えていないのだが、今作では堀部安兵衛など江戸派閥は追い腹と聞いて退出してしまっており、大石が追い腹を覆し、吉良の首を狙うことを言う集まりには参加していない。ほかのどれかの作品では、江戸派が退出したのち、大石を狙い、それを大石が制して、追い腹を覆し、吉良の首を狙うことを言う集まりに連れて行くというのがあったはず。
今作では、その江戸派に赤穂の急を聞いて馳せ参じた不破数右衛門が出くわし、大石の悪口を言い、自分たちと行動を共にしようと持ち掛け、そうなっていくという風に不破という駒が鍵となる。
で、この件でちょっと残念なのは、江戸派が赤穂の城明け渡しの状況を聞いて、追い腹をしていないことを知り、大石の真意を知っていくという場面がなく、なんとなく江戸派も大石の仲間になっていることだ。まあ一応、謝らなくてはならないというようなことを言い、それならおれのほうが先だろう、あのときお前らと会わなかったら、そのまま大石のところへ帰参を願い出れたのにと不破数右衛門が登場、そして泉岳寺での墓参りで、不破数右衛門が大石の前に平伏し、帰参を許される、という展開、なお、さらにはこのことを千坂が知り、城のなくなったところへの帰参ということに不審を持つという風にも展開していく。
大石と千坂の面会が早々に行われる。それも千坂が表玄関から茶の誘いをするという流れ。他の作品ではどうだったかなあ。面会の場面というのはいくつかの作品にあったと思うが、こんな感じではなかったような気がする。
そしてこの場面の後、ナレーションで千坂の行動が変わり、また行動が変わったのは千坂だけではない、大石も。となり、大石の遊興の場面になっていくという展開。これはまんま見た覚えがあり、多分それは同じ脚本による作品のことであろう。
遊興の場面では浮橋太夫が池上季実子。ずいぶん懐かしい名前、芸者の役にはちょっと、と思ったが、当時45歳でまだまだやれる年齢だ。高橋元太郎にもおれはそれをちょっと思ったのだ。高橋は当時60歳過ぎ。ただ江戸の畳屋の総元締という役柄で若い頭領でも年齢の行った感じでもいけそうな役柄ではある。ただちょっと若作りした感じが無理してるなあと少しだけだが思えた。
第7話
加古川本蔵、小浪のエピソードが終結。ほぼ前に見たやつを踏襲、が、本蔵が命を懸けて娘の願いを大石に願い出るという場面では、大石が襲われているのを助けるという形で絶命、以前見た作品では主税を挑発して討たれるという感じだったと記憶。またその後に小浪が主税と祝言をあげ、小浪はりくたちが山科を去る場面を見送っているが、こんな場面は前の作品にあったかどうか。
そうそう、大石が去ることになるりくに、仇討ち成功の報を聞いたらそれはそなたの手柄じゃなどと言っており、こういうセリフは初めて聞くような気がする。
初めて聞くようなセリフといえば、他にも。大学での再興がならず大石が東下りを決意するのであるが、そのとき、大学での再興はほかの大名たちが殊の外真摯に動き回ってくれてしまったためやってしまったみたいなことを言っていた
この7話では前田亜季演じる小浪のハイライト場面に続き、姉の前田愛演じるお艶の登場もある。お艶についてはもう少し後の回でハイライトシーンとなろう。
ここまで、吉良の出番が圧倒的に少ない。それゆえ吉良、上杉側の動きもあまり描かれず、大石千坂の頭脳戦みたいな面白さはない。
吉良の出番といえば第1話でさえあまり吉良のいじめがあまり描かれていないと書いた。演じているのは伊東四朗で悪いはずはなく、憎らしく演じてはいるのだが、それが何度も重ねて描かれてこそで、そこは演出のせいではあるが、あまり印象的ではない
第8話
なんとなんと石立鉄男が登場、クレジットで見て楽しみにしていた。のだが、なんとなんと、見間違えた。この回には岩尾正隆も登場、さらには江守徹が東下りの際の垣見五郎兵衛役なのだが、その垣見五郎兵衛のエピソードの際の宿の主人が岩尾正隆で、それを石立と見間違えたのだ。なんだかハイテンションでお調子者でみたいな感じで躍動しており、いいぞと思ったのだが。
石立の役はその回の終盤で高田郡兵衛の叔父役。こちらを見たときに、あれこっちが石立かと混乱した。ちなみに郡兵衛の兄役は伊東四朗の息子の伊東孝明(伊藤貴明名義)。
石立鉄男っていつ頃までテレビドラマに出てたのやら。2004年となると62歳、晩年である。

※追記 12/15上を書き終えた後に最終話(※)まで視聴
(※)第11話まであった。ウィキによると全9話なのだが。これについては後述
終盤については感想はあまりない。討ち入り直前は、各浪士のエピソードを短く羅列した感じ(南部坂の別れの次に赤埴源蔵の徳利の別れとなり、その後にも幾人かのエピソード、どちらも討ち入りに参加しなかった小山田庄左衛門、毛利小平太のエピソードなどが続く)になっており、ちょっと安直に思えたが見てるうちにこれはこれで悪くないと思えた。
時代劇で有名な中堅どころが出ていないかなと思いながら見ていた。全部チェックできるわけではないが。まず最終話に役名なしで福本清三の名が。が発見できず。ドラマに夢中になっていたというのもある。さてこの福本清三、第3話での赤穂の場内での評定、追い腹殉死の決定をする場面で、大高源五の後ろに映っている。
中田博久が浅野家本家の重臣として大石に会いに来る三人組の一人、第3話、6話に登場。その三人組の中に石山輝夫という名もあり、ふと石山律雄の名前を思い出したのだが、なんとなんとその人だ(改名している)。後で見直してみよう。4もう一人は荒木しげるとなっている。それなりに有名どころのようだ(おれは知らないが)
西田健が第6話、お艶の父親、吉良邸改築の大工で図面を持っているという役柄だ。

お軽・勘平は全部カット。ここら辺がエピソードの取捨選択ということだろう。まあお軽・勘平はストーリー的に外伝とでもいえそうなあってもなくてもよくて、また一方独立したストーリーという面もある

野際陽子の戸田局、瑤泉院の付き人。序盤で兄が小野寺十内ということを言っており、そういう絡みも描かれるかなと思ったがまったくなかった。

劇中で頻繁に使われた「お肉通しの刀」(内匠頭切腹の刀という意味のようだ)という言葉、初めて聞いたように思う。

放映日は上記のとおり「2022年12月12日(月)~2022年12月14日(水)ごご4:57~」固定。
それぞれの日の録画時間が
①4時間03分
②3時間57分
③3時間03分
それぞれ約4、4、3時間ということで、全部で約11時間。始まる前にダイジェスト的にこれまでの振り返りがあり、OPのキャスト(と監督など一部重要スタッフ)クレジット、EDはスタッフクレジットとなっており、これが間違いなく11回、1時間ごとにあった。
全9話というのが本来だそうで、これはどういうことだろう。例えば最終回が3時間のスペシャルになっていて、再編集でもしたのだろうか。ということで調査、すぐ判明した
第1話と最終話が2時間版となっているようである。
ウィキに監督の名前が掲載--
監督…齋藤光正(#1)、藤岡浩二郎(#2 - 3)、杉村六郎(#4 - 6)、吉田啓一郎(#7 - 8)、橋本一(#9)
--
今回の作品でスタッフクレジットを確認してみると、第1話、2話が齋藤光正、第10話で橋本一となっている。
ウィキにあるサブタイトルリスト--
第1話 刃傷 松の廊下
第2話 赤穂激震
第3話 赤穂城明渡し
第4話 静かなる決闘…千坂兵部
第5話 祇園 遊郭に隠された真意
第6話 山科 永遠の別れ
第7話 東下り 垣見五郎兵衛
第8話 討ち入り前夜 揺れる浪士たち
第9話 討ち入り…狙うは怨敵・吉良上野介の首でござる!
--
このサブタイトルは今回の放映では表示されていなかった(と思う、少なくとも自分は目にしなかった)
今回の放映では垣見五郎兵衛のエピソードは確かに1話ずれて第8話だった

主要配役について
松平健、マツケンサンバや『暴れん坊将軍』のイメージでおれは軽視してしまっているのだが、重厚な演技もさすがである。
女房のりくには田中好子
瑤泉院の櫻井淳子、この人の名は初めて聞くが、満島ひかりに似ている
梨本謙次郎と石丸謙二郎が出ている。検索してみると同じ名前ということで混乱することがあるらしいのだが、この二人は常時並んでクレジットされていた。
松重豊の2004年ごろってどうだったんだろう、かなりの大役で見せ場たっぷりである



落語研究会22/3月 [落語・演芸]

--
「一眼国」林家正蔵
「提灯屋」春風亭一之輔
解説:京須偕充
聞き手:長岡杏子( TBSアナウンサー )
放送予定時間
2022年3月20日(日)あさ4:00?
--
--
◆第200回落語研究会(2時間版)◆
3月26日(土)深夜3:00~5:00
内 容:「茶金」三遊亭歌武蔵、「鼠穴」柳家権太楼
お 話:京須偕充 長岡杏子(TBSアナウンサー)
--

「一眼国」林家正蔵
「提灯屋」春風亭一之輔
12/9視聴
奇遇であるがどちらの落語もちょっと前に聞いたばかり。
「一眼国」は浅草お茶の間寄席で蝠丸のもの、「提灯屋」は日本の話芸で小遊三のもの。
それゆえ非常に聞きやすい。
一之輔の「提灯屋」、噺の運びは小遊三のものと同じで、落げの『円に柏』を噺の序盤での若い衆たちの会話に忍び込ませておくというのも同じ。
若手らしく勢いで聞かせる感じに仕上がっていた。
マクラ部分では、これが落語研究会でテレビ放映されることを意識して、タイムラグがあると思うがという断りを入れて、某国の某政党の総裁選の話をしていた。四人の候補者がテレビに出ていたのを息子と見ていたというような話。四人の候補者ということで調べてみると、岸田が当選した総裁選のことであろう。

23/8/6視聴
「鼠穴」柳家権太楼
権太楼は談志ファンであり、であるからこのネタをやるのも納得。大体同様のものであろうと思ったのだが、さにあらず。結構大幅に変えている。もちろん「鼠穴」というネタであることを壊すような大筋の部分は変えていないが。
談志のものは確か圓生のものとそれほど変わっていなかったと記憶しているが、あまり覚えていない。圓生のものを聞いたかどうかさえあいまいなくらいだ。
さて、この権太楼のもの。変化しているところを列挙
・二組の新しい登場人物、
まず兄から三文もらったところで、腹が減って倒れてしまい、ある長屋の世話になることになり、その長屋の住人や大家と顔馴染みになる
さんだらぼっちや俵から、藁を取り出し、草鞋やさし(銭差)を作る商売がうまく行きだしたところで、深川の香具師の元締、亀蔵というのが登場。品物を全部買ってやると商売の後ろ盾になってくれる
この二組、ちょっとだけの出番かと思いきや、殊の外よく出てきてストーリーに絡む。竹次郎が女房をもらったのは長屋のおかみさんの紹介だったり、最初は金もないということで物置に住まわせてもらっていたが、店賃を入れられると大家に申し出て、大家が保証人になり長屋の住人になったり、娘のはなが生まれると大歓迎されたり。
亀蔵はさらに商売がうまくいきだし、竹次郎に質屋の主人になるよう勧める。また火事の際に亡くなってしまう(でも火事は夢か)
・火事が起きた後
・流行り病で女房が亡くなる
・はなちゃん、吉原へは行かず、兄の家を出た後、竹次郎とはなで心中しようとして、夢から覚める
落げも変えている。夢は土蔵の疲れという言葉は最終場面で喋ってはいるが、その後に夢は燃え盛るといって演技がいいというやり取りがあり、兄が家へ連れてってくれ、はなに(夢の中でだが)塩をぶっかけた(借金を断る場面)ことを謝りたい、で終わる
夢の話をして借金を断る場面が談志のものでは笑いどころでここでも笑いは起きているものの、やっぱ談志は上手いなあと思う。この場面以外でも談志のこのネタは思い出すと上手い、工夫されてるところに気付かされる
一方権太楼、昔からそうだし、そこに味があるのかもしれないが、ちょっと言い淀む感じになるあの話し方はちょっと聞きづらい
談志のやつで竹次郎はなんの商いをするんだっけか、ここでは質屋としているが。


落語研究会2月 [落語・演芸]

--
「たちきり」古今亭菊之丞
解説:京須偕充
聞き手:長岡杏子( TBSアナウンサー )
放送予定時間
2022年2月20日(日)あさ4:00?

◆第199回落語研究会(2時間版)◆
2月26日(土)深夜3:00~5:00
内 容:柳家小三治 追悼回 「厩火事」柳家小三治、「鹿政談」柳家小三治
お 話:京須偕充 長岡杏子(TBSアナウンサー)
--

「たちきり」古今亭菊之丞
11/7視聴
BS松竹東急の「特選落語 古今亭菊之丞「親子酒」「夢金」」を見終えて、ようやくこれも視聴。これまでに数回、見ようと思い見始めたのだけど途中で寝てしまい、また最初から見るのは億劫で、ということを数回繰り返し、こんなに日が経過してしまった
BS松竹東急のほうにも書いたが、この落語では「乞食」という言葉が異様なほどたくさん出てくる。もちろんそれはカットされないということを事前に打ち合わせ済だろう。で、カットされないとなったら、これでもかと大盛にして言ってるかのようにたくさん出てきてちょっと笑ってしまった。
若旦那に乞食になってもらおうと番頭が言い出し、若旦那と乞食を巡ってやり取りする場面だ。
解説での京須さんの菊之丞評
この種のちょっと色っぽい噺というのは彼の柄もあって得意なんですがちょっとその得意が得意になりすぎてる部分が数年前までありました。それが今回のこの公演では非常にすっきりしてきたのでこれならこういう方向の噺の第一人者になれるかもしれないなと期待を強くしております
柳家小三治 追悼回 「厩火事」柳家小三治、「鹿政談」柳家小三治
12/6視聴
12月にTBSで放映されたものの拡大版。「鹿政談」が加わり、さらに柳亭市馬推薦の景清も少しだけ。解説の部分も12月のものより多くなっている