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アトムの童 [連ドラ]

第2話まで視聴済みという時点での記述
伯山がナレーション担当。そういや問わず語りで話題にしてたっけな。
というわけで録画をしていた。なのでときおりネット記事が目に入っていた。岸井ゆきの演じる海がうざいとブーイング殺到というような記事があった。まあネット記事には与太記事染みたものも多く、そうやすやすと信じるわけにはいかない(記事なんて視点次第であり、ネット記事なんて恣意的な要素が強いものも多い、批判が殺到、絶賛コメントが殺到、どちらにしても、その対象を批判したいか、褒めたいのかの差だ)が、その一方でどうしてもそういうネガティブな記事は印象に残る。
第1話ではそうでもなかったが、まあそういう記事が印象に残ってるというのはあるわけで、多少そういう部分を感じたりはした。
そして、第2話に入ってすぐのところで、それが炸裂。まあ海というか、アトムという会社に那由他が入社をして、そこでの那由他の扱われ方。ゲームクリエイターなんて9時5時の仕事じゃないんだからさあ、と。ここでかなり萎えた。
が、今のところまずいのはこの点くらいであり、しかしながらよくもないという感じだ。この枠での作品のパターンは見飽きたというような感じの話である。
この枠のこれまでにあった作品と同じような作りに思えるがさほど夢中になれない。出来が悪いのか、食傷気味なのか。
潰れかけの会社に大会社から目をつけられるほどの特許で素晴らしいものがあるというのは下町ロケットだし。ハゲタカのサンデートイズもこんなだったっけな
第1話でよかったと思える点。珍しい構図ではないかもしれないが、主人公とヒロイン、どちらも相手方を求めているという構図。海はジョン・ドゥの作ったダウンウェルに夢中で、そして父の会社(から自分が引き継ぐ)アトムではジョン・ドゥを招き入れたいと考え始める。一方那由他はアトムの作り出してきた製品の大ファンである。
ただその一方で、この枠だとそういう構図が過剰なほどに盛り上げた演出にしがちであるが、ここではそうでもない。ただそれはおれがそういうのに飽きてるからあまり盛り上げを感じなかっただけかもしれないが。
第2話、よかったといえるかどうかわからないが。終盤、那由他は隼人に自分とやろうと告白する場面、まあ二人は組むだろうなと思ったが、そうはならず、第2話時点で組んでしまったら、この後話が続かない、もうちょっと後に組むことになるかなと思う。が、その直後、隼人はSAGASとの契約を断り、アトムへ入社という運び。そうかそうか二人が組んで、巨悪のSAGASと対決するという構図か、と。自分の予想が全然当たらず、話としても破綻しておらず、なかなかの展開である。まあここまでを見終えてみて、あらためて考えるとありきたりの展開ともいえるが。
山﨑賢人、松下洸平どちらも著名な若手俳優で、名前くらいは知っているが、さほどそういう作品を見ていないせいか、始めて見る顔である、いや見たことはあるのだろうけど、顔の認識がないということだ。
岸井ゆきのは少年寅次郎で見たから知ってる
主要登場人物として岡部大と塚地武雅が登場、芸人でちょっと太り気味で、と似たような感じでもあり、ちょっと自分の中で混乱した。

※追記 同日視聴
第3、4話
第4話のデータが消えた騒動。データ管理どうなってんの? とくにこのエピソードの終盤、鵜飼を置いて出ていく那由他。
他にもとても復旧が間に合わないと外注するが、質が低いとそれを断って自分たちでやることにする。それで間に合うんなら最初からそうやれば。
第4話の最後、つまり次回のプロローグ場面で、西田尚美が経産省の役人として登場、半沢直樹 のときと同じような役職の役だ。悪役のSAGASと組んでの登場だが、このまま悪役となるかどうか、まあそうはならず、半沢の時と同じようなキャラのような気がする
相良晶が今のところアトム側、SAGAS側どちらとも繋がっていてどっちに転ぶやら興味深い

※追記
第5、6話 同日視聴
第5話の最後でアトム玩具がSAGASに買収される(オダギリジョーがまるでノロイのような雄たけびをあげる場面が秀逸、この場面はその後何度か過去場面のダイジェストで使われている)。その経緯は経済ルール的にそんなことあるのかどうかわからないが、そこら辺をじっくり描かないで、その次の回である第6話ではアトム玩具社員が散り散りという場面から始まっており、そういう描き方であるのが効果的であるように思える
第5話の最後に次回以降の予告映像があり、山﨑努が登場するようだ。そういやでんでんと正直不動産で共演していた
そして第5話の最後にある次週予告では「新章、開幕」となっているが、この第6話はちょっとインターバルの回のように見える。最近のドラマだとずっと山場みたいな作り方が多く、こういう話の進行が停滞気味の回というのは珍しく感じ、それがそれでまた効果的に見える。ただちょっと冗長な演出という感じもするが。
で、この回のラストにて、新生アトムとなる会社「アトムの童」が起ち上がることになる。
序盤にもあったが、でんでんと岡部大、アトム社員であるが、この二人がコンビのように間合いよく掛け合いをする場面がある。これが目立つほどでもないが、息があっていてよい。そういやでんでんも元芸人である
海のうざさというのは第2話で感じて以降はさして感じない。おれがその記事を見たのは確か中盤だったはずだが、そこらへんの回ではそうでもないという印象

※追記
第7話 同日視聴
話はあらぬ方向へ。第6話で新会社設立だったのに、もう軌道に乗り、那由他、隼人の二人は新しいステージへ行きたいとティムというシアトルから来た外国人の誘いに乗り、シアトルに渡ることを決意。
さらには興津が宮沢ファミリー オフィスの株式大量取得攻撃にあい、さらには助けを求めた経産省、堂島にはしごを外され、窮地に陥りアトムに助けを求め、アトム陣営は全員がそれを断ろうとするも、那由他のみがアトムのファンだからという理由(一応アトムロイドの特許を奪い返すという目的がある)で興津の誘いに乗るという意外な展開となる。
技術の市場開放という名目の宮沢ファミリー オフィスに刃向かうという構図である。市場開放というのは昨今のどうにもならない流行でそれに刃向かうとなるとなかなか大変なのか、セリフで色々言い訳している風に見える
最後にある次回予告では「最終章」となっている。残り2話。
シアトル行きというエピソードはなんかいらねえなあという気がするし、話があらぬ方向へ行っているがこの後の2話でうまくまとめられるか

※追記12/28視聴
第8,9話
だめだこりゃ、という感じの最終章
次々にミッションが与えられるゲーム感覚の連ドラとしての作り。これはまあ昨今そんなのばっかりであるが、この最終章では、頭の中で思いついた登場人物に対するミッションをそのまま練りもせずに提示してしまった感じで登場人物の行動に自然さがなく唐突感、ストーリーのために動かされている感じ
それは例えば、隼人が相手、宮沢陣営へ行くところである
またアトム社を那由他が訪れ、SAGASで一緒にゲームを開発しようと頼み、そこで断ったもののなぜかSAGASにまで断るために乗り込み、そこでの開発状況を見て、富永繁雄が熱血指導を始めてしまうというあたりも陳腐
こういった陳腐な展開の中、お得意の劇的演出が続く。白けるばかりである
ようやく山﨑努登場、SAGASの大株主、伊原総一郎役。
ここまでが第8話。そして第9話
伊原総一郎が宮沢側に委任状を託すが、なぜか株主総会に現れ、SAGAS側に信任票というここもまた陳腐で予想できた感じであり、そして頭の中で考えたストーリーを練らずに出したただ劇的なだけの展開
宮沢ファミリー オフィスは負け、そしてそこに肩入れしていた堂島由里子も負け。だが、悪役が打ち負かされた爽快感の演出はなしで、まだまだ機会はいくらでもあるみたいなセリフもあり、まだまだ全然ダメージはない感じで、このドラマ枠にしては珍しい終わり方
この最終章では興津社長が善玉に代わりと宮沢ファミリー オフィスが悪役となる感じであるが、宮沢ファミリー オフィスは最後の方に出てきただけなので、さほど悪役感もなく、それゆえこんな感じの演出か
皆川猿時の小山田、存在感たっぷり。普段はもっとわかりやすい風貌でドラマに登場するものだが、今回のドラマでは、誰だろうこの存在感のある人は、と気付かなかった。
相良晶、興津側かアトム側かどっちに振れるかなと思ったが、最終的にはこの二組は組むことになるわけで、終盤、存在感なし
まあ基本的には隼人、興津と繋がりが深い人物だからこうなるのも無理はない。
加藤ローサ、第6話ゲスト。久しぶりに見たが、変わりなく可愛い
第6話をインターバル回で効果的と書いたが、終わってみるとこの回から迷走したという感じだ
最終回、最後のエピローグ的場面の前に全部の回のダイジェストみたいのが流れるが、あまり効果的でなく、単なる時間稼ぎに見える