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家庭教師のトラコ [連ドラ]

日テレ 2022.7~
第2話まで見たところ
橋本愛主演で家庭教師の役。SNSへの広告で「志望校への合格率100%」「伝説の家庭教師」を謳う。このトラコがなんとも現実離れしたキャラで、それならファンタジーとして割り切って見ればいいのだけど、ちょっと苦手だなあと思いつつ、第1話のエンディングで「脚本 遊川和彦」と見て、なあんだ、と。
この人の奇人を主人公にした作品は見る価値がないなあと思う。
ちなみに主題歌は森山直太朗「茜」で、この遊川脚本、森山主題歌は「過保護のカホコ」と一緒。
大まかな枠組みがまずだめで、それでも細部がよければ、もしくは、そこから見えてくるテーマがよければ、と思うが、まず細部はダメダメである。テーマはまだ見えてこない感じか。
通常社会に異物を入れてその反応を描くという作風なのだろうか。ちょっと家族ゲームを連想したが、そんな風にはなっていかないだろう。
遊川和彦の作品リストを見ると、『女王の教室』と『家政婦のミタ』があり、どちらも見ていないが、ヒット作だとは知っている。そして概要を読んだだけだが、どちらも主人公が現実離れしたキャラかと思われる。こういう作品が得意なんかね

録画データにあるサブタイトル(※下記参照)だと1ー4話までが第1章のように思えるがどうなのだろう。第1話の序盤で3つの家族がトラコと契約し、それらが並行的に描かれており、これが第4話までやるのかと思う。
その3つの家族のメイン役者は美村里江(中村真希)、板谷由夏(下山智代)、鈴木保奈美(上原里美)。
字幕オンの色付きは橋本愛のトラコとその秘書の福田福多(中村蒼)、そして美村の中村真希。美村は最後まで登場するメインキャラなのだろうか。3家族が同じくらいの比率で描かれそうな感じではあるが(※結局シリーズ通じて、色付きの3人+板谷由夏と鈴木保奈美がメイン)

※追記
第4話まで視聴
相変わらず感想としては、全てダメという感じ
あと興味は各回で秘書がトラコに話しかけていることから推測されるトラコのやろうとしていることだが、これも大したことじゃないんだろうな
第1話が美村の中村家、第2話が板谷の下山家、第3話が鈴木の上原家がフィーチャーで、この後どうなるかなと思ったが、第4話が中村家だが真希本人の問題に焦点、次回予告によると、第5話は下山智代に胃がんという検査結果がくだされており(第4話の最後)、これが扱われるのだろう。
このままトラコと3家族が最後まで主要登場者として進行していくのかな

※10/31視聴
第5話、第6話を視聴
次回に新たな展開となるようなので、ここで一旦休みを入れる。
第1ー3話では三つの各家庭の子供と母親、もしくは子供と家族の関係に焦点をあてた話であり、トラコがこだわるのは金の使い方であり、そこらがテーマか。そして第4ー6話ではこの三つの家庭の母親に焦点をあてた話となっている。わかりやすい構成である。
相変わらずダメなところが目立つ。
多すぎるのでどれを指摘したらいいのやら、だったので、なにも書かないでいたが、ここでは第6話を例に挙げる。
上原里美がメイン、三千万円を事業が傾いている養護施設に寄付しようと躍起となる話、なぜそこまでその養護施設を助けなければならないかがまったくわからない。まあ彼女がそういう性格だからということなのだろうけど。ドラマなら脚本で策を弄して、視聴者を納得させるようにそういう事態に追い込まれていく姿を描くものなのではなかろうか、もちろん彼女がそういう性格だからというのでもいいけど、だったらそういう性格であることを描かなければならない、と思う。
里美とトラコが広間にて話をしていると、そこへその家の長男長女がやってきたので隠れる、と、長男長女はお誂え向きに、トラコが里美に聞かせたかったことを喋り出すなんてのは不自然の極致。

※同日引き続き視聴
第7、8話
第7話では回想シーン。トラコと福田の再会の場面、そして養護施設での子供時代での出会い、そして福田が養い親に引き取られる経緯などが描かれた。
そしてトラコの目的が語られる中盤以降が見どころ、なのだろうなあ。寒気がするようなくだらない目的でゾッとした。「世界を変えたい」「正しいお金の使い方をするような」そして薄っぺらい社会批判、政治批判。こういうのって今でも受け入れられるのかねえ、いや、どの時代にも受け入れられるものなのかもしれないが。「国防費なんてゼロにしろ」「世界中の国と仲良くすることに注力すべき」・・・。
この場面に続き、福田が財務省を辞める場面となり、トラコに影響された青臭いことを上司に言って財務省を辞めることになる。
ただ福田については、自分が養い親に引き取られた経緯についてトラコに負い目があり、そこら辺の構成は一ひねりある。
第8話では、トラコの鈴木旦那に対する恐喝を行う。三家族とは断絶を宣言。子供たちがトラコに会いに来る場面、子供たちが必死にトラコをいい先生として扱おうとするあたりは、突拍子もないストーリーが結局こんな風に決着させられても、頭がついていかないと思う。が、トラコはそんな子供たちを冷たくあしらう。この場面はこうでなきゃ世界観が崩れるだろうから正解。さらには福田が養い親に引き取られたときのあのことをトラコに告白、トラコは珍しく、人間味のある反応(初めてだったかもしれない)をし、そして二人は決別。

※11/1視聴
第9話、最終話を視聴
日を改めて気分的にリセットされたからかもしれないが、第9話はなかなかよかった。終盤でトラコがあの三人に促され母親の病床を訪れるも死に目には会えず、そしてあの三人の前で素の自分、普通の人間へとキャラ変更
最終話は付け足しの感じが少しある。第9話とまとめて1時間半くらいの最終回SPにしちゃってもよい感じ。また福田の結婚式当日にトラコがそれをぶち壊す展開、劇的にしたいのだろうけど、あまり盛り上がらないし、よくそんな重大事を簡単に壊すようなことができるなと思う。
ここまであまり注目していなかったが、最終回で主題歌をじっくり聞く(ラストシーンは歌詞に合わせた茜色の空を見上げそして歩き出すトラコ)と、いい曲だなあ、と。森山直太朗は才能あるね。

-----全体
ほかの二人が悪いわけではないが鈴木保奈美はベテランの余裕というか円熟というか、見ていて安心感のある感じ。ずっと女優業を休んでいたと聞いたが、リストを見てみると、2011年に復帰をしている。
美村里江は第1話を見ているとき吉田羊かな、にしては若すぎるかな、と思いながら見ていた。この二人はちょっと似ているね
そうそうウィキを見て気付いたが、このタイトルは「家庭教師のトライ」のもじりだろう。遊川の『家政婦のミタ』も『家政婦は見た!』が元になっているとのこと。
ナイツラジオショーで塙がハリセンボン箕輪はるかに今作品の橋本愛に似てることをいじっていたが、第10話を見ていてそれを思い出した。喋り方がね。他の回も見直したら、下山家に対するトラコのコスプレ、熱血教師のときの喋り方がそれだ。
終盤で、トラコはこの三家族と過去に知り合っていたことが明かされる。今作品では5年前という過去と、トラコが施設にいたころという二つの過去が登場するが、そのどちらにおいてもだ。
その中で、5年前の過去において、上原里美と知り合っていたのはトラコでなくて福田のほうというのがちょっと気になった。


録画データのタイトル部表示

07/20(水) 22:00 - 地デジ 041|60分
[新]家庭教師のトラコ#01[解][字][デ] 謎の女がお金の使い方で家族を救うホームドラマ!
07/27(水) 22:00 - 地デジ 041|60分
家庭教師のトラコ#02[解][字][デ] 謎の女がお金の使い方で家族を救うホームドラマ!
08/03(水) 22:00 - 地デジ 041|60分
家庭教師のトラコ#03[解][字][デ] 謎の女がお金の使い方で家族を救うホームドラマ!
08/10(水) 22:00 - 地デジ 041|60分
家庭教師のトラコ#04[解][字][デ]謎の女がお金の使い方で家族を救うホームドラマ
08/17(水) 22:00 - 地デジ 041|60分
家庭教師のトラコ#05[解][字][デ]謎の家庭教師が家族の絆を揺さぶるホームドラマ!
08/24(水) 22:00 - 地デジ 041|60分
家庭教師のトラコ#06[解][字][デ]謎の家庭教師が家族の絆を揺さぶるホームドラマ!
08/31(水) 22:00 - 地デジ 041|60分|12倍録
家庭教師のトラコ#07[解][字][デ]女家庭教師の謎が判明しホームドラマが新展開へ!
09/07(水) 22:00 - 地デジ 041|60分|12倍録
家庭教師のトラコ#08[解][字][デ]トラコが課す新ミッションでホームドラマが急展開
09/14(水) 22:00 - 地デジ 041|60分|12倍録
家庭教師のトラコ#09[解][字][デ]
09/21(水) 22:00 - 地デジ 041|60分|12倍録
家庭教師のトラコ#10[終][解][字][デ] 受験の合否が判明!家族を救うホームドラマ

ウィキにあるサブタイトル
話数 放送日 サブタイトル 
ラテ欄
第1話 7月20日 1万円で幸せになる方法
1万円の正しい使い方教えます!
受験勉強はしません
第2話 7月27日 5千円の正しい使い方
イジメや親子ゲンカの解決法教えます!
授業料は5千円
第3話 8月3日 20万円必勝投資術
授業料20万あなたに投資します!
ダメ生徒の二刀流の秘策と母親の涙
第4話 8月10日 1万円。拾うのとあげるの、どっちが幸せ?
1万円拾うのとあげるの、どっちが幸せ?
失業ママが選んだ究極の答
第5話 8月17日 子供のために4630万円残す方法
息子さんに残すお金を作る方法が1つあります…
先生から悪魔の提案
第6話 8月24日 人は愛で動くのか、お金で動くのか?
富豪妻がついに決断 夫の本心を試す秘策…
人は愛と金、どちらで動くか?
第7話 8月31日 トラコの本当の目的「家庭教師やめます」
トラコ先生の過去…
生徒達が知らない本当の目的を知っても私に教わりたい?
第8話 9月7日 トラコ先生が戻ってくる条件
授業料10億…
母親達に稼いでもらいます
できなければ二度と先生と呼ぶな!
第9話 9月14日 トラコも知らない奇跡の過去
自分を捨てた母の死
奇跡でつながった3人の母親の胸で泣けた時 先生に戻る私
最終話 9月21日 最後の授業〜私の正しいお金の使い方
最後の授業…
私が信じる正しいお金の使い方教えます

第7話でのトラコが目的を語る場面、上に「寒気がするようなくだらない目的」と書いたが、そのセリフを一部省略して記す。まあツッコミどころ満載というか、薄っぺらいというか・・・。
貧富の差を語った後に、「それなのにいつまでたってもこの国は予算の無駄遣い横領天下りの繰り返し、選挙の時は金ばらまいて必要のないインフラ整備をバンバンやり、挙句の果てにみっともない事件を起こしても辞職しない国会議員に気前よくボーナスを払う始末。企業のお偉方屋(「おえらいがた」と発音)や資産家だって内部留保を増やすことや税金を少なくすることばっかり考えてそのぶん会員制のレストランやリゾートで湯水のように金を使い、バカ息子はバカ娘にバカ高い車や別荘をプレゼントしている」
「でもそんなこといくらSNSで訴えたって誰も聞いてくれないし神様に祈っても助けるのは貧しい人間じゃなくて金持ちの方ばっかり、だったら私が正しくお金が使われる世界を作ってやる」
で、家庭教師をやることでのメリットを語る。志望校に受からせればなんでも言うことを聞いてくれる。家庭教師はあらゆる職業の家庭に入り込める。そうやってネットワークを広げてたくさんの人と繋がればそれが力になり、理想の社会を目指せる。
福田のそんなの軌跡でも起こらない限りできるわけないという言葉に「そうやって自分一人じゃなにもできないって諦めるからいつまでたっても変わらないんでしょ、世界は私は何があっても諦めない世界中の人間に馬鹿にされても奇跡を起こせるって信じる」
「もうこれ以上わたしみたいな人間(トラコがずっと金に翻弄されてきていたという話もこれの前にしている)が増えてほしくないの。どんなに貧しい子でもいい環境で勉強できるようにしたいの。一人ぼっちで子供を産まなきゃいけない人が安心して子どもを育てられるようにしたいの。温暖化でますますひどくなる災害にあった人が不安なく生きていけるようにしたいの。そのためにはいっそ防衛費なんかゼロにしちゃえばいいのよ、武器増やすこと考える暇あったら世界中の国と仲良くすること考えろよ。それが人間として本当にやるべきことなんじゃないの」
これを橋本愛がここぞとばかりに熱演。こんなに言わされて可哀そうと思うが、案外ノリノリなのかも

ハリー活動再開

ハリー活動再開のことを知る。
つべにオススメに「やっぱりカッコいい。ハリー / 村越弘明」というのが上がっていて、サムネイルには「最近のハリー」とあり、そのサムネイルにそそられて、ちょっと視聴。「ボーイズジャンプザミッドナイト」のスライダーズ時代と2019年だったかな、ハリーが中村達也だとかとスライダーズの楽曲をやったライブの映像。なあんだこれだけかと思ったが、ちょこちょことテロップでハリーのバイオグラフィー的な情報が表示されていて、それにてジョイポップスでアルバムを出したことを知る
えーーー、となり、検索をかけた。
すでにハリーのソロライブが行われており、さらにジョイポップスでミニアルバムを発表、このアルバムについての蘭丸のコメントによれば、2022春のセッションだそうだ、そしてこの後、ジョイポップスのライブも予定されてるとのこと。
ハリー公式によれば、6/3のコメントというのが掲載されており、そこでソロライブをやることが告知されている。これが情報解禁の最初かと思われる
まあとにかくよかったよかった。

リポビタンDチャレンジカップ2022「日本×ニュージーランド」

10/29(土) 14:30 -17:00 日テレ1
リポビタンDチャレンジカップ2022「日本×ニュージーランド」[字][デ]
完全リアタイ
ラグビー日本代表の試合で相手はオールブラックス
この試合に注目していたわけでは全然ない(というかそういう試合があることも知らなかった)のだが、サンドウィッチマンのラジオショーを追いかけ再生で聞き始めたらOPトークでこの試合のことを喋っており、試合開始が15時ごろ、テレビ中継もありとのことで、見てみようかなあとテレビ欄をチェックしてみたら、番組が14.30開始、それを聞いてたのだが、ちょうどそのくらいの時間で、ちょっと始まりのところを見てみようかと、ラジオを止めて、テレビをつけた。こういうスポーツ中継の試合が始まる前の番組開始あたりは、ダラダラとゲスト紹介(上田晋也や櫻井翔がいた)をしたり、CMをばんばん流したり(試合中CMを流せないためだろう、やけに多い)という感じ。まあCMはラグビーに即した特別なCMで見ていて楽しいのだが。
選手入場、国歌、そしてお目当てのハカも見て満足、とりあえず試合序盤を見てからその後を決めるかと思いダラダラ視聴。起き上がるのもかったるく、試合もまあまあ面白く、結局全編リアタイ視聴した。
前半の中盤、オールブラックスの2トライ目以降ちょっと差を感じる場面が続き、結構な点差になるかと思ったが、前半の終盤で日本が2トライ返し、4点差で折り返し、と食い下がる。
後半もオールブラックスにトライを決められると差があるなあと感じる。これはそういう場面を見るとそう感じるというだけのことなのだろう、結局さほど点差は離れずが追いつけずという風に終わった。
日本31―38ニュージーランド
終了間際まで31-35の4点差。最後にペナルティキックを決められた
結局トライ数日本が4、ニュージーランドが5、どのトライもゴールキックが決まっていた、そしてペナルティキックは両チーム1本ずつという得点の内容
満員の国立競技場の観客もこれなら満足だろう


競争の番人 [連ドラ]

フジテレビ2022年7月からの連ドラ
第1話を視聴

古いものは別として、近年作られてるものとしてはNHKとTBSのものしか見てないと思うが、それだからか、ノリが違う感じが強くする。
そして全体的にチャチ。コメディに思いっきり触れてるわけでなく、公取を舞台にしたその仕事内容を描くみたいない作品でそこにちょっとコメディタッチを入れてるという作りだと思うが、そのリアリティさが壊れて見てる側が白けてしまうような場面がいくつかあった。
主演は坂口健太郎と杏で、この二人が字幕オンでの色付き。黄色が坂口。クレジットのトップは二人が並記。
おれは杏のほうが主役なのかと思った。
冒頭で出てくるのも杏だし、杏を中心に作られてるように見える。
その冒頭。犯人を追う杏の白熊の場面なのだが、夜の場面で画面が暗く、何が行われてるのかよくわからず、いきなり気が逸れる。結局なにが行われていたのかよくわからなかった。その後の場面で、野菜を追っかけて犯人を取り逃がしたと小勝負が白熊のことを評して言ったセリフがあり、そういう場面だったのかと、もう一度見直して、スローにしたり静止画にしたりしてようやくその場面で映像が何を表現したかったのかわかった。冒頭でいきなりわかりにくいってのはどうなの、おれの理解力の問題。

勝手に一話完結かと思っていた。一つの回で公取が一つの事件を解決して終わり、次の回でまた別の事件というような。
そうではなかった。第1話ではホテルのウエディングのカルテルの事件で、山本耕史がメインの悪役なのだが、この回では完結せず、さらには、シリーズ通じての悪役になると思われる小日向文世演じる藤堂清正ともこの山本演じる天沢雲海が繋がっているようで・・・。

※追記
同日第3話まで視聴
この山本耕史がメインのホテルのウエディングのカルテルの件がここで終結。1話では完結せず、数話を使い一件を完結させながら、最終的な悪役、小日向文世を小出しにするという構成か。
まあこのホテルのウエディングのカルテルという事件だけじゃとても10話は引っ張れないから、これくらいの構成が妥当だろう
第2話の冒頭での主役の公取が助ける側の被害者側花屋が白熊を裏切るということをして、おおっと思う。この辺はちょっと面白い構図だと思った。これと同じことは天沢に雇われているホテル長の濱津隆之にも言え、告発をし公取に協力するかと思いきや、小勝負と白熊を書庫に監禁するなんてこともやる。こちらは動きがあやふやで、監禁しながらも、二人に役立つ資料をその監禁場所に置いておくなんてこともやっているが。
と、面白いと思ったところもあったが、一方でチャチな感じは延々とある。ホテルウエディングカルテルには三人が絡んでいて、そのうちのひとり、政岡を桃園は落として、天沢との密談の場での会話をダイロクメンバーにスマホを使って公開している。でも、政岡を落としたなら、そこで証言取れば、一件落着じゃねえの? と思わないでもない。
キャスト、レギュラーは豪華だと思う。特に女性陣、杏、小池栄子、寺島しのぶ、全員超実力派だ。これだけの個性的な面々で、この脚本に文句はなかったのだろうかと思わないでもないけど。
で、一方ゲスト陣は山本耕史以外は知らない人ばかり。あ、チョイ役、テレビの情報番組の司会者で安東弘樹が出ていたな

10/25
第4ー5話
この二回で一つの事件が扱われている。
ここでは第1話の冒頭で白熊が取り逃がした犯人が再登場で最大の悪役。あの白熊が取り逃がした犯人というのはあの場面だけかと思っていたが。しかも悪役に見えて、実はそうでもなかったかにも思われる終わり方でキャラ設定も複雑。このキャラ設定が単純な善悪でないというのは前回のとこにも書いた花屋やホテル長にも通じ、また今回のゲストである下請けのまとめ役なんかにも通じる。ここら辺は面白くできている。一つの事件が1話で終わらないのもこういういったりきたりがあるからでもある
一方、チャチな出来も継続。この事件の結び、小勝負が仕掛けた芝居なのか。いやそうではないだろう、単に下請けを煽っておいて、多分こうなるはずと考え、その結末のやり取りが発表会準備会場で行われたのだろう、ということは、出来すぎとしか思えない。
この白熊が取り逃がした犯人、その事件、強盗殺人事件だが、その件も検察は諦めてしまっているようで、この後どうなるのだろうか。まあここではそういうような意味では白熊がフィーチャー。この後では、今シリーズの大悪である藤堂清正が前面に出てきて、彼に因縁のある小勝負がフィーチャーされてくるのだろう。
一方、第5話では審査官の六角洸介(加藤清史郎)がフィーチャー、さらに次回では小池栄子の桃園がフィーチャーされるようで、ダイロクの審査官ひとりひとりが順にフィーチャーされる構成にもなっている。

第6話、第7話
この2回はどちらも一話完結となっている。上の方に書いたが、おれはこういう形式を予想していた。
第6話、ストーリーの大きな流れとしては面白くできているのだけど、再三言っているようにチャチな場面が多々。
小池栄子の桃園がフィーチャー。真飛聖がメインゲストの一人
第7話、ここはちょっと異例な作りで、白熊がひとりで案件を任されるという回で、その後メンバーに助けられるとかいうこともなく、本当に一人、ではなく、キャップの風見がついて回るという形ではあるが、で最後までやり遂げるという回で、白熊と風見以外のメンバーの出番はほんの少しである。
本庄は確か第6話にも出ていないが、第7話にも少しだけしか出ていない。その出番というのは第7話の一番最後。このことについて指摘しておきたい。次の回のエピソードの幕開けを最後に持ってくるというのは今の連ドラの多くで、というより、ほとんどで使われている演出。本庄の出番というのもそれ。なのだけど、考えてみると、これって余計である。次回に気を持たせるという意味あいなのはわかるけど、例えばこの回についていえば、その次回の幕あけ場面がなくても成立するし、もっといえば、そっちのほうがスッキリしている。
雛形あきこがメインゲスト、見てる間は気付かず
女性の活躍について
女性の社会進出なんてのが叫ばれたのはいつごろのことだったろう。今や実社会でも完全に定着しているように見える。今作品でもそうで、女性が活躍していて一切違和感なく見れる。ダイロクのメンバーは5人中2人が女性で、その審査長の本庄も女性。各回のエピソードでは第1話から始まるエピソードは男性優位か。第4話からのもそうだな。第6話では着物業界の話で女性経営者2人がメイン。第7話では男女がコンビを組んでの通販サイトとファッションブランドの話でそこにもう一人の女性が関わってくるという風に女性が目立つ話が2回続いた。
巨悪(ここでは藤堂)が見え隠れしながらもなかなか正体を現さないという作りも珍しいものではないが、ここではあまりうまくいってないように思える。ちなみに第6,7話はまったく絡まない。ちょっと正体を現さなすぎる感じで、どうせ彼が巨悪なんだろうというのはわかるが、あまり効果的に出てきていない。第1話からのエピソードでの天沢は藤堂と関係あるはずであるが、そこら辺もよくわからない感じの描かれ方で、このままあの二人の関係が描かれないのだとしたらひどいと思うが、まあそんなことはなく、終盤(次回から始まる「最終章」)に再度天沢が登場(確かもう捕まっているから、現代の場面への登場は無理として回想シーンだとしても)して説明されるのだろう。白熊が第1話冒頭での捕まえ損ねた男は第4話からのエピソードでの悪役であったが、あれの終わり方もモヤモヤで、これも「最終章」にて絡んでくると思われる(※追記、天沢についてはその後何も描かれず、ぼんやりとした藤堂との関係のまま。白熊が第1話冒頭での捕まえ損ねた男については、言及あり、殺人犯ではなかった)

10/26
第8話
前半で物語の舞台の10年以上前の事象、本庄と小勝負の父親、そして藤堂との関わりを描く。
本庄、この回から出てくる石井正則演じるラクター建設の木下の動きが気になる。木下はこの回の前半での談合の主役格だが、現代では本庄と繋がっているようだ。そして本庄は藤堂と繋がっていて、その情報密告でダイイチのラクターへの立入検査がその検査中に中止となってしまう。
おおっと本庄は悪役かあと思わせながらも、まあそうはならないだろうなという予感、それはやはりそのようで、この回のラスト(小勝負が刺される瞬間それを庇って刺される)、そして次回予告(本庄がずっと藤堂を追っていたというようなセリフが聞こえる)でそれは示唆される。

第9ー10話
ここまで書いてきたことの繰り返しとなるが、大雑把なストーリーとしては面白いのだけど、その場面場面の描き方がどうにもチャチで出来栄えの評価は低い。シリーズ終盤になり、それがさらに拡大している感じさえする。
で、出来栄えが悪いと判断してしまうとそう見えてしまうのか、役者の演技も幼稚に見えてしまう。そんなに悪いわけでもないと思うんだが、なに、この人格好つけてるの? みたいにね。
そんな中でも小日向文世はよかった。まあほとんど抑揚のないキャラであり、この人の得意な役柄であると思うが。
チャチなのは脚本、演出なのだと思う。この回あたりでいうと、なんで裏書のないレシートが残ってるのだろう、とか、父とは縁を切り、長年会わず、疎遠になっている藤堂の娘、環が久しぶりに父の家で再会したときの素っ気ない様子とか。この二つだけじゃなく、かなりの場面にケチをつけたくなる。悪い評価をしてしまうと、そういう目で見てしまい、些細なことさえ、ダメと判断しがちになるし、それこそ演技も下手に見えてくる。
あと、談合という言葉。談合は悪、というのはそれでもいいのだけど、このドラマのようにわかりやすくするためだろうが、単純化してしまうと、おれには、談合も悪くないんじゃないのと思えてくるほどで、あまりに単純化するのはどうかと思える。
談合の一部合法化の法案というのが出てくる。藤堂が国会に提出する準備をしているものだ。この言葉の使い方も雑だなあと思う。わかりやすくしているのだろうけど。
談合の合法化などとストレートな言葉は使わずにやってるはずで、それの中身は実質談合の合法化となるというようなもののはずで、であるならそれの発見者の六角も電話で報告するときに、ちょっとセリフが多くなってしまうが、そういう言い方にしたほうがリアリティが出ると思う。そして国会提出間近という状況でもあり、そこまで秘密にできるものかということもある、マスコミが騒いでるだろうに。
第10話で藤堂の件は終結、で第11話、最終回はまた別のエピソードのようだ。サブタイトルを見てそのことはおおよそわかってはいたのだけど、でもこの作品の一番重要な藤堂エピソードの後に付けたしでもう1回あるというのも変で、最後に藤堂の逆襲みたいのがあるのかなと思っていたが、次回予告を見る限りそうではなさそうだ

第11話(最終回)
いやぁ、意表を突く問題作、最終回にこれを持ってくるか、なぜ最終回でこれをやったんだ、という感じ。
内容は荒唐無稽でリアリティのない内容だが、面白く見れた。
第7話で杏一人だけがフィーチャーされてた回があったが、こちらは小勝負のみフィーチャーという回といえるが、そんなことより内容。
スーパーに人質を取って立てこもりという事件で、その割にのんびりした空気感でそこらはリアリティがまったくない。突入し犯人確保する余裕がいくらでもあるのに、突っ込まないのだ。
またそういう事件に巻き込まれた小勝負が、いきなり白板を使ってそのスーパーの不当廉売の不正について解説するあたりはほとんどコメディ、というよりそういう風に見てもらう狙いであろう。
この回は面白かったけど、なぜあの藤堂の件で終わらなかったのか。もしこれが出来のいいドラマだったとして、それでこの最終回がくっついていたとしたら・・・、うーんそれはそれで評価されそうではある。でも制作者としたら、あの藤堂のやつが最終回としたかったんじゃないかと思う、それをあえて覆したということか。
寺島しのぶは最終回には出ていない

続 遙かなる山の呼び声

10/22(土) 14:00 -未視聴 NHKBSプレミアム|90分|DR
【特集ドラマ】続 遙かなる山の呼び声[字][再]
オリジナルは9/17放映。見逃したものを再放送で録画
耕作の出所後のラーメン、そして食べたいものを聞かれカツ丼と寿司、これは『幸福の黄色いハンカチ』を思い出す。
主要登場人物の中で新キャラとして耕作の妹の加奈(真飛聖)、そして武志のピアノの先生の西川(藤井隆)というのが登場。さらには加奈の交際相手として山田映画の常連、北山雅康が登場。
映画版では耕作に兄がいたと覚えているが、妹なんていたのか。調べてみると、テレビ版前作に電話で登場しているとのこと。
出来は・・・。
ちょっと変だなあと思ったところ。
中盤、コンサートのチケットを耕作はどうしたのだろう、今のチケットシステムがどうなのかわからないが、当日券ではなく、チケットを係員に渡している様子。チケット売り切れになってたわけではなかったのかな
その後の帰路、なんで耕作が運転してると誰も言わないのか。二人の再会の場面のために黙っているみたいで不自然に思えた。まあその後、民子が「なんで武志は耕作が運転してるって言わないのよ」と独り言ちているが。
この帰路のあたりがラスト30分で、ここまで二人はまったくすれ違いもしていない。
そしてラスト30分で二人のその後展開していく関係を描いて、そのままハイライトシーンという構成。
妹の加奈が耕作から電話で民子と暮らすことになったという報告を受ける場面がクレジットが入る前のラストシーンで、ここでは耕作の声は出てこないで、一人で電話で話を聞いている(隣に交際相手の北山)という演技。なぜかここでグッときてしまった。メイン二人でない場面にインパクトを受けるとは。
その後のクレジットが入っているラストシーンでは、二人がいる所へ武志が帰ってきて武志を送ってきた西川がそれを微妙な表情で見守るというもの。
字幕オンでの色付きは、メイン二人のほかに藤井隆
常盤貴子老けた
虻田の筧利夫、やけに痩せている
映画版や前作をあまり覚えていないが、ちょっと違和感があったのは。
すでに書いたが耕作に妹がいたということ。武志がピアノを習ってることとちょっと知恵遅れのような状態であること、そして民子が未だに牧場をやっていること。牧場を辞めることになっていたような気がしたが、牧場を続け耕作を待つということを仄めかすような終わり方だったっけ。
※映画版と前作のラストを見直した。映画版では牧場を辞めながらも中標津にとどまり、虻田の支援を受け耕作を待つ、前作では、牧場がうまく行きだしており、牧場をやって耕作を待つということを言っている

妹の加奈は警備員の仕事をやっており、耕作がその紹介で警備員になるのだが、その場面でテロップ。刑期終了後5年間、警備員になることは法律で制限とのことである。

子役は前作と同じ人のようである。

さまぁ〜ずチャンネル [つべ]

よく見るつべ紹介第3弾
これは作りが異様にしっかりしていて、いや、異様ということもないか、テレビでさまぁ〜ずと番組を作ってたスタッフが丸ごとつべに移動してきたという趣。多分そのとおりなのだろうと思うが。
テレビのバラエティというのが優秀かどうかは別にして、完全にそのノリである。
おれはそのさまぁ〜ずのバラエティ番組、特に深夜帯やっていたものに近いのだと思うが、それの熱狂的ファンということではない。時折深夜帯にやることもなくネットがそこまで隆盛でなかったころにはあてもなくテレビをザッピングしていて、さまぁ〜ずに行き当たることもあり、そういうのを見ていた。そいう中では面白さは群を抜いていた印象がある。
そういうノリだから、こちらもすんなり見てられる。
特に面白くて、検索してまで、(多分)全部を見たのはふかわりょうが出る回のもの。
他にも芸人ゲストのものは大抵面白く出来上がっていて、かなりの量を視聴した。

玉ちゃんねる(玉袋筋太郎) [つべ]

つべで視聴しているお気に入りを紹介する第二弾
多分今後紹介するものはずいぶん前から見ているものになると思うが、これは最近見始めたもの。最初に見たのが湯島で酒を飲むというやつで、いまその動画のデータを見てみると公開の日付が9/22となっている
【下町酒場】肉・魚・珍味 どれもスンごいウマい店でウナりまくり【玉袋筋太郎】
この動画のサムネイルに「湯島」と入っていて、昔湯島の近くに住んでいたこともあり視聴。
その後数本を視聴
このちゃんねるはそれだけではないが、メインは呑み屋で呑む動画。他のこともやってるみたいだが、そちらは興味がなく見ることもあまりないだろう。
酔っ払いのたわごとが延々続く感じで面白くはないが、前回のつべ紹介記事でも書いたと思うが、面白いかどうかはつべにおいてはあまり重要な要素ではない。ここでいう面白いというのは笑いが起きるような面白さのこと。
玉袋の酔っ払い鰤はおれは枝雀を思い出したが、落語家がやる酔っ払いの真似を真似たかのようで、そこに惹かれる。

江戸を斬るV [時代劇]

オリジナルは1980
今回視聴分はTVKにて10/21~12/9(火曜日から金曜日の放映)

こういったシリーズ化されている連ドラは、シリーズまたぎでどのように前のシリーズの設定を継続しているか、また、どこが変更されたかを感じるため、前シリーズの最終回と新シリーズの第1話を連続して見るようにしている。今回は前シリーズの最終回をその放映日に見れるよう合わせてしまったので、まだ新シリーズが録り溜められていない、失敗した。
で、まだ放映分は第1話だけだが、前シリーズ最終回を見た翌日に視聴。
その視聴後にウィキを読んで概略を知る、というか、ウィキはまだ読まないほうがよかったな、第2話以降にも前シリーズとの絡みで色々ありそうだ。
第1話 1980年2月18日 江戸を斬る
松五郎:織本順吉
お浜:二本柳俊衣
与吉:佐々木剛
長次:中田博久
北上弥十郎:内田勝正
吉兵衛:佐野浅夫
新シリーズの第1回という感じのあまりしない前シリーズからあまり変わらない設定で、普通の事件という感じの回。
ゲストは佐野浅夫を迎えいくらか豪勢ということになるのかな。そして新シリーズ開始らしいゲストかと思われた人がそのままレギュラーになるという回。佐野浅夫の吉兵衛が岡っ引きで、その娘がお京でこの枠常連の山口いづみ、吉兵衛が殺され、お京が岡っ引きとなりレギュラー。
ジュディ・オングが出ておらず、そして山口がお京という同じ名前なので、変だなと思ったが、これはウィキの解説によれば、第4シリーズ以前の話であり、このお京はジュディと山口の演じるお京は同じ人物。金太は吉兵衛の下っ引き。お京が岡っ引きになる経緯を描いた話となっている。
金太の演じ方がちょっとコメディ感を抜いた感じになっているが気のせいか。
第4シリーズの第1話を少し見直してみたが、そこでお京や金太と金公は初対面のようであり、この回のお京が岡っ引きになる経緯とすると矛盾が生じるが、まあ細かいことだ。
まさごにはかわいのどかのお亀が働いており、前シリーズの二人はいない(が、この後の回でお志乃は登場してくるらしく、そうなると前シリーズでまさご開店のときお志乃はすでにいたのに)
まさごの店内の様子が前シリーズとは異なっている。
魚政の若い者が6人になっている。
ゲストの織本順吉、出番少なし。悪役はお浜を頭にした盗賊で手下に内田勝正、中田博久
吉兵衛:佐野浅夫はトメ
第二幕の最初から、金四郎がおゆきのお転婆を止めさせようとたしなめており、これもまた前シリーズから継続となる(その後立会稽古をやって三本の内一本でも取れたら、紫頭巾を継続するという約束で木刀で立会を始めるという場面になっていく)。第4シリーズの第1話でも同じように金四郎がおゆきのお転婆を止めさせようとたしなめている

※追記10/27視聴
第2話 2月25日 娘軽業決死の仇討
五郎蔵:深江章喜
芳造:吉田義夫
団十:北九州男
三次:市村昌治
お志乃(仁和令子)登場回
父親の仇を探している軽業一座でメインを張る娘の役。
で、最終的にはまさごで働くことになる。
仁和令子とかわいのどかはウィキによると2017年にコンビを組んで歌手活動をしているが、経歴的にみるとここが発端だったのかな。この回で共演場面は非常に多く、そして結局まさごで二人で働くことになっていく。
そのかわいのどかだが、この回では三度も二階から転げ落ちるという場面がある。転げ落ちるといっても本当に転がるのは無理だから、ドタドタと駆け下り、降りきったところででんぐり返し。

第3話 3月3日 雛祭り娘目明し初手柄
彦根屋栄左衛門:嵯峨善兵
大野屋勝蔵:金井大
上山主水:睦五朗
稲葉若狭守:川合伸旺
定吉:高原駿雄
金兵衛:北村英三
若年寄稲葉と廻船問屋彦根屋が組んでの抜け荷、初手柄の娘目明しはお京のこと

第4話 3月10日 猫が知ってた大泥棒
左源太:青木義朗
嘉兵衛:田中明夫
彦助:志賀勝
権次:松山照夫
丸亀屋茂兵衛:須永克彦
堅太郎が誘拐される。助けるためアジトに潜り込んできた金公、堅太郎を殺せと命じられ、二人で示し合わせて一芝居。
このシリーズではウィキによると桜吹雪の刺青を出す場面が多くなるようだが、この回で今シリーズ初めて桜吹雪を出す場面がある。金公で出しておいて、お白州で証拠として出すという通常のパターン。自分の悪事を認めない嘉兵衛らに対し「恥さらしてでも生き証人になってやるぜ」
おゆき、次郎吉が出ていない、まさごも出てこないので、二人の女中も出ていない
第4話の放映日が10/27で追いついた。
シリーズの序盤で雰囲気を掴みたいので今週いっぱいの第5話くらいまでをまず見て、残りはまとめて見ようかなと思っていたが、逐次視聴していくかもしれない

10/28
第5話 3月17日 戦慄!殺しの請負人
丸屋宗右衛門:渥美国泰
喜平次:須賀不二男
尾張屋:小林重四郎
大場伝内:山本昌平
出羽屋:山村弘三
材木問屋の集まりで入札を取り仕切る肝入りを務める出羽屋が殺され、次の肝入りになるであろう尾張屋がやったのだろうと視聴者に思わせる構成で進行するも、終盤でその尾張屋も排除して実は丸屋というのが仕組んでいたというちょっと意外感のあるストーリー。殺しを請け負う元締が須賀不二男、必殺仕事人に出ていたからの配役かなと思ったが、彼がレギュラーを必殺で務めたのは、これより後の新・必殺仕事人だった。
この回でも桜吹雪が登場。これ以降毎回になるのかな。これまでだと桜吹雪が最初に見えてしまうという金公の場面では着物をはがされやむなく桜吹雪が露出するという流れだったが、この回では自ら進んで見せている。
冒頭、お政とお亀が酒の飲み比べをやってるという楽し気な場面から始まり、その帰り道でお政が尾張屋の殺しを見てしまったことで、連れ去られてしまうとう、お政の出番が多い回。

※注記(今後は放映されたその日に見るとは限らないものの、その週に放映されたものはその週の週末までには見ていく予定、日付は省略)

第6話 3月24日 使えぬ右手が謎を解く
赤藤の剛蔵:南原宏治
お絹:秋本圭子
錢高屋茂兵衛:武藤英司
吉兵衛:住吉道博
お紋:杉本真智子
半次:田中弘史
源吉:藤岡琢也
藤岡琢也はトメ。右手を怪我して身を持ち崩している大工でお政のお七馴染み。娘はお絹。そのお絹が殺人現場にいるところに入ってきた源吉はお絹がやったものと思い込み、自分が罪を被ろうと自訴。これはお絹がやったことではなかったのだが、こうして二人が庇い合うというお馴染みのパターン。
一方で、悪役側の構図も面白い。茂兵衛は金貸し「錢高屋」で源吉に金を貸している。弟の吉兵衛が番頭だが邪険に扱われており、兄に対して不満を持っている。吉兵衛はやくざを使っての取り立てで評判が悪い。そのやくざが赤藤の剛蔵。お紋は吉兵衛の女だが・・・。吉兵衛と剛蔵が組んで茂兵衛に対抗するという構図に最初見えるが、吉兵衛といちゃつくお紋が剛蔵に目配せをし、その構図はさらに剛蔵とお紋が組んで、兄弟を亡き者にし、錢高屋を乗っ取る計画ということがわかってくるという構成。
上のお絹がいた殺しの現場というのは、茂兵衛に手籠めにされそうになったお絹が倒れた際に頭を打って気絶している間に、剛蔵の手下の半次が行ったものであり、その後錢高屋を訪れた源吉が見つけたという展開。
お絹とお志乃が一緒に人質に取られるという場面がある(これは金四郎が相手にかけた罠だが)。ここで剛蔵は二人を殺そうとするのだが「相対(あいたい)心中」に見せかけるということを言っている。「相対心中」を調べると「男女の心中」ということのようで、ウィキにも「相対死の規定は男女を想定して作られたため、男性及び女性同士による心中は変死として扱われた」という一文が。ということがある上でレズを示唆しているのだろうか
サブタイトルにあるように源吉が右手を怪我しておりのみで殺しができるはずがないということが一つの証左となるストーリーで、右手が使えないことを強調するため、源吉が後輩の大工に雇ってもらおうと頭を下げる場面で、試しにかんなを使ってみるよう言われ、右手のせいでうまくいかないという場面がある。それほどの怪我だったはずなのに、お白州の場面が終わってのラストシーンでは、源吉は意気揚々と大工仕事をしている・・・。
次郎吉が料理屋の若旦那に扮するという珍しい場面がある。悪役側に罠をかけるため、金公に連れられてお紋のところに小唄を習いに来るという場面。

第7話 3月31日 御用金奪還!暁の追跡
天魔の仁蔵:山本麟一
源助:中田博久
小仏の吾兵衛:伊達三郎
岩松:福本清三
役名なしで宍戸大全
福本清三は役名があるキャストの中では最後尾ではあるが、顔のアップも何度かあり、それなりに目立つ演出がなされている。福本清三は大岡越前ではキャストクレジットあり、なしに関わらずたくさん出演していたように思うが、こちらの江戸を斬るではほとんど見ない。
旅もの。石橋が護衛についた御用金の運搬隊が天魔の仁蔵の一味に襲われ、御用金(金の延べ棒)が強奪、さらにお京が人質に連れ去られた。行く先は根城の甲州と見定め、石橋と金太が追う。さらに、金公と堅太郎、さらにはおゆきと次郎吉も旅立つ。
八王子では仁蔵と敵対する悪党の小仏の吾兵衛が、仁蔵による御用金強奪の噂を聞き、待ち構えて、それを奪おうと考える。この吾兵衛の配下で宿の親父に扮しているのが福本清三。
そこらの事情を悟り、金四郎は両者を一騎打ちさせる作戦に出る。
そういえば、前シリーズでジュディ・オングのキャストクレジットの位置は松坂慶子の次、松坂が出ないときには2番目という好位置だったと思うが、このシリーズでのお京を演じる山口いづみは、そこよりはだいぶ後ろで、金太と一緒に二名並記となっている。

第8話 4月7日 おゆきに似てた娘掏摸
いかづちの竜蔵:織本順吉
紋十:井上昭文
田村顕彰:幸田宗丸
音五郎:陶隆司
岩手屋久衛門:飯沼慧
猫七:うえだ峻
松坂慶子が一人二役(娘掏摸のお絹)を演じる
娘掏摸が登場する話というのは大岡越前でお馴染みで、その娘掏摸がそのまま悪役ということはなく、もっと大きな悪役がその回には登場するというものがほとんどで、ここでも当然松坂に悪役をやらせるわけはなく、パターンに沿ったストーリー展開。
うえだ峻が娘掏摸の子分というのも覚えがあり、確か三原じゅん子と組んでいたはずと検索してみたら、やはり。大岡越前の8-16がそれだ
金四郎はおゆきに似た掏摸の話を石橋から聞き、おゆきにしばらく外へ出るなと命令しているが、そのすぐ後の場面であっさりとおゆきは魚政へ。
今回は一人二役ということでそれを利用した捜査、おゆきがお絹に化けて、相手に人質にわざと取られるという方法が取られるため、金四郎もそこはとがめずに、というかふたり連れ立っての出陣。

第9話 4月14日 父の無念を子が晴らす
鍋島内匠頭直孝:鈴木瑞穂
備前屋三右衛門:神田隆
沢田十兵衛:川辺久造
鈴木瑞穂はゲストクレジットトップ。北町奉行の役で、序盤にほんの少し出るだけ。沢田が北町の与力で不正に絡んでおり、石橋と諍いになるというのが発端で、その石橋の件で鍋島が金四郎を咎めるという場面だ
第4話で出た刺青演出はその後毎回登場していたが、この回ではでてこない
お志乃が忍者姿で次郎吉に同道し金公の殺陣に加勢する

第10話 4月21日 当り富札は殺しの番号
お秋:本阿弥周子
弥助:品川隆二
大村兵部:今井健二
越後屋庄左衛門:山岡徹也
久兵衛:堺左千夫
伝次:西田良
本阿弥周子はレギュラーの並び(遠藤真理子の隣)でクレジットされていた。この後レギュラーになるのかなと思ったが。ウィキにはゲストとして書かれている。お秋は品川隆二の弥助の女房だが、ゲストのように登場しレギュラーになる場合、亭主が死んで残った女がレギュラーに組み込まれるみたいなパターンが多いのだが、ここでは弥助は死なないし、ラストは夫婦仲良くめでたしめでたしで終わっており、レギュラーになりそうな雰囲気はない。遠藤真理子は二名並記で書かれることになっており、この回では数が合わなかったのかな
品川隆二は大岡越前なんかではよく落語を翻案した作品で典型的江戸っ子を演じていたが、ここでも同じく。博打好きの指物師の役。
しかも予想通りといえるかもしれないが、サブタイトル通り、富くじを扱った話で、しかも落語(芝浜)からの引用あり。
この落語風コメディ的な面と、一方で阿片の取引を巡る攻防というシリアスな面が交互に来る演出の序盤。弥助は知り合いの伝次から中間部屋での博打のときに預かった富札が30両の当り札と知り、大喜びで酒肴を注文し家で大宴会、とここらで芝浜を思い出していたのだが、なんとその通りで、おかみさんのお秋がその富札を隠してしまい、夢ということにするという風に展開していく。
その富札はアヘンの割符として使われていたもの(当たったのは偶然である。サブタイトルだと当り札に細工があるように想像してしまうが)。
弥助が命を狙われ、金公から真相の推理を伝えられ、お秋から死んじまえばいいと言われ、金四郎は策を思いつく。弥助を死んだことにしてしまい、証拠である割符を狙う悪党を呼び寄せるのだ。その通夜でお秋に化けるのはお志乃。死骸を早桶で運ぶ際に悪人どもに奪われお秋に化けたお志乃と桶が奪われる。その桶の中には金公。
本阿弥周子と仁和令子はおれの中では必殺ゲスト常連の美人という同じカテゴリー(以前「必殺を彩った女優たち」という記事を書いているが、そこに二人とも入れたい、いま読み直してみたら、仁和令子は入ってないや)でしかも雰囲気も似ており、顔もちょっと似てるかな、という感じ。化けるのは適役である。
悪人側は弥助の死骸とおかみさんを奪えば割符の富札が見つかると信じているが、なぜそんな確信を持っているのやら。
また弥助は伝次からアヘンと富札を預けられたとされてるが、アヘンはどうなったのだろう、放ったらかしか。
弥助が悪人たちに襲われた際、大村に斬られ川へ落ちてしまい、そこを舟で待ち構えていた次郎吉と金公が助け上げる。が、その後、弥助がこの事件に関わってる(つまり割符の富札を弥助が持っている)ことに金四郎は気付いておらず、弥助の話を聞いてようやくわかったという風になっているが、じゃあなぜ次郎吉と金公はあそこで待っていたのだろう、とこれは、悪人たちの動向を探っていたのだな。

第11話 4月28日 仮面の悪魔は夢じゃない
銭屋宗兵衛:金井大
夏目左衛門:横森久
お峯:石井富子
坂井出羽守:永野達雄
根岸十七郎:石橋雅史
本多芳之介:中井啓輔
執事僧:藤尾純
伝助:日高久
おゆき、次郎吉が出ていない。それは多分松坂がキャスティングできなかったという都合なんだろうけど、それゆえマンネリから脱しているという効果があるように見える。お政や魚政の若い者が捜査に協力、お政は酔っ払いのふりをして踊りまくり、陽動作戦と活躍。
堅太郎が活躍する回。友達になった八吉に誘われ舟に乗って旅に出るも遭難、そこで辿り着いた島(実は大川から出ていないで中洲)の空き家で夜を過ごすもそこは悪人たちの隠れ家だった
少ししか出ない脇役が充実。日高久は大川で舟を出してる漁師の役で江戸から舟で出てきて遭難してしまったと言う堅太郎たちを優しく助けてやる。この人はどんな役でもそれなりに上手いのだが、こういう役はうってつけ。
藤尾純については以前このメモブログに書いた(「江戸を斬るII」にある)がその時ちょっと詳しめに調べていたので顔が記憶に残っており、すぐわかった
石井富子も個性的な顔立ちで、堅太郎が友達になる八吉の母親でヨイトマケ、威勢のいい女。
永野達雄が出ていないように思うが見落としたかなあ。役名からして侍で上の階級だが。早送りで見てもそれらしい場面はない。大岡越前で時間調整のため多少カットされてたことがあり、こちらの作品でもそれが散見できるから、それでカットされてしまっているのかもしれないが、これは1980年の作品で、そんなころまで大岡越前でカットはあったかなあ。

第12話 5月5日 鍾馗人形殺人事件
お静:上村香子
平戸屋市兵衛:遠藤太津朗
新助:石田信之
濃美屋彦兵衛:藤村有弘
村上将蔵:玉川伊佐男
この回はありきたり、子供のころに父親を殺され商家は闕所となりその子供が大人になり身分を隠して敵に近づきその敵討ちという内容で、時代劇でよくあるパターンだ。
そしてサブタイトル、鍾馗人形の持つ刀が血だらけという事件が起き、金四郎は石橋に鍾馗人形を召し取れと命じるという、これまた時折見かけるパターン。大岡越前でもあったし、必殺でも招き猫を縛る主水というのがあったかな。
藤村有弘という人はなぜか前の回に出ている藤尾純と一緒に名前を覚えており、それは「江戸を斬るII」で二人が絡む場面があったからだ。

第13話 5月12日 酔っていた目撃者
お露:舟倉たまき
六兵衛:谷村昌彦
駒田八十助:福田豊土
刀光堂宗兵衛:嵯峨善兵
堀部源四郎:亀石征一郎
三河屋銀兵衛:北村英三
おかね:西岡慶子
多吉:園田裕久
福本清三が役名なし
おゆき、次郎吉が出ていない回。
見どころ多し。
福本清三は役名なしながら大いに目立つ役。金貸し三河屋が金を貸した先の駒田が逃げ出さないかを見張るために派遣されているゴロツキで、その怖い顔がアップになる場面が多くある
舟倉たまきは第10話の本阿弥周子と同じく、遠藤真理子と併記される形でのクレジット、この形はレギュラーではなくゲストということはその第10話で理解した。見たことあるなあ、誰だっけと考えていたが、大岡越前で喬之助の姉役でレギュラーだった人だ、その時の名義は舟倉由佑子
サブタイトルの「酔っていた目撃者」は六兵衛を指している。ストーリー的には刀光堂が堀部に刀の試し斬りとして辻斬りをやらせているという悪役側、駒田とお露は父娘で善玉側。駒田と堀部は旧知のようで、三河屋に金を借り金に困っている駒田は刀を堀部に売ろうとして50両で買い取ってくれた堀部に恩義を感じている。堀部はその刀を刀光堂に売りつけ、その刀で試し斬りを行う(試し斬りの相手が三河屋)も、そこへ金四郎と石橋が駆け付けたため、その刀を放置して逃げ出してしまい、殺されたのが三河屋ということで駒田に容疑がかかるという展開で、駒田の無実を証言できる酔っ払いが六兵衛となるので、ストーリー上の重要性からすると、六兵衛は上記4人の下だと思うが、谷村昌彦がゲスト枠トップである(舟倉たまきは上記のとおり別の位置づけだが)
それなりに有名な人なのか、おれも見たことはある俳優だが、出番は少なく、が、六兵衛から証言を聞こうと、金公が酒を飲まし(酔っ払って犬に吠えられ、怯えてるところを駒田が犬に斬りつけたすけてもらっているが、酒を飲んでいないときはそのときのことを覚えていない)、段々その時のことを思い出すという場面は結構長く見せどころっぽく作られている
園田裕久という人も谷村昌彦と同じくらいに見たことあるなあという程度の人。しかもちょっと雰囲気が似ていて、その犬に吠えられてる六兵衛の場面、おれは園田裕久が吠えられてるのかと勘違いした。これは駒田の長屋の住人役。
亀石征一郎という人は時代劇の常連で、中堅どころといったところか。いつも同じような役を同じような演技でこなし、知名度しては時代劇を好きなら知ってるがそうでないとちょっと厳しいか、でも顔は見たことあるみたいな俳優が時代劇を支えてるという感じがするがこの人はそういうタイプ。ここでも同じような役ではあるが、荒々しさを前面に出して、いつもとはちょっと枠が外れてる感じで面白い。

第14話 5月19日 女賊を泊めた同心父子
稲妻お葉:赤座美代子
常吉:勝部演之
喜助:牧冬吉
サブタイトルは石橋が怪我をしている盗賊・稲妻組の首領、稲妻お葉をそれと知らずに家に泊めたことを表している。
こういう場合一つのパターンとしては、石橋とお葉の間に恋愛感情的なものが芽生え、実はお葉は盗賊を強制的にやらされていたとか、殺しだけはしない盗賊だったが、部下が裏切って殺しもするおつとめをしてしまい、対立し、クーデターを起こされるとかそんな感じのお葉は悪役だけど善玉みたいな立ち位置になることがある
おれはそういうストーリーかとちょっと勘違い。というのもそれを誘発させるような展開、つまりお葉が石橋家に宿泊している際に、さらにその稲妻組が押し入り強盗を起こしているのだ。頭抜きで勝手におつとめというのは、そういう布石によく使われる。が、そうはならなくて、お葉は純然たる悪役。となるとお葉がいない間の押し込みは何だったのだろう、あまり効果的ではない演出である。

第15話 5月26日 唐人形浮世絵地獄
お冬:鮎川いづみ
大坪主計:菅貫太郎
芳定:西沢利明
笹原備前:永井秀明
木戸屋八右衛門:森幹太
平野能登守:高野真二
良吉:内田喜郎
駒造:福山象三
村瀬一水:丘路千
前回はゲストの主要登場人物が少なくスッキリとした作りだったが、今回はやけに多く、そのためだろう、色々なものを盛り込み過ぎて、各人のエピソードが尻切れトンボ的になっている。
ゲストトップは鮎川いづみと菅貫太郎の二名並記
お冬と良吉が姉弟で善玉というか悪役の毒牙にかかる被害者的立ち位置、普段ならこういう人物が最終的に助かり(ここでも気を失ってるところを次郎吉が担いで助け出されるがその場面が最後)、エピローグ部分で姉弟が明るく生活してる姿だとか、助けてもらったお礼を言う場面だったりとかだと思うが、そういうのがない。
芳定は色男の浮世絵師で悪とつるんで女をアヘン中毒にする役割。西沢利明にピッタリの役。序盤ではこの芳定と姉弟が出てくるのでここら辺がゲストの主要登場人物かと思いきや、この後、どんどん他のゲストも登場してくる
大坪主計(油を扱う漆奉行)、笹原備前(ほかの二人より格上)、平野能登守(老中格)が幕閣にいる悪役。ここに三人もいるのが珍しい。そしてこの中では菅貫太郎が大物なのだと思う(ゲストでトップクレジットではある)が、ストーリー上では一番の悪が笹原で、大坪と平野は笹原たちに女とアヘンをあてがわれ、悪に巻き込まれていくという形。しかも菅貫太郎はほぼ全部の場面で平野能登守(高野真二)とセットで扱われるような役割で、割と軽く扱われているように見える。
その幕閣の悪と組んでいるのがステレオタイプだが商家、ここでは油問屋の木戸屋となる。

第16話 6月2日 紫頭巾の復讐鬼
乾新之丞:森次晃嗣
喜久:三條美紀
石崎武太夫:安部徹
松前屋弥右衛門:内田朝雄
お節:神保美喜
女中:尾崎弥枝
福本清三が役名なし。二幕の最後のところで、見張りに立っていて、紫頭巾新之丞に腹を殴られ気絶している
尾崎弥枝はちょい役だが、役名(女中)あり。料亭で探索に来た金四郎に酒を注いでいる。
仇討もの。
乾新之丞が石崎武太夫と松前屋がグルの松前藩の不正の汚名を着せられ切腹させられた父の仇討。喜久が新之丞の母でお節が妹という構成
金四郎の刺青。殺陣の場面で金公としてはだけて見せておいて、お白州で金四郎が自ら証人になるという意思表示と共に見せるというのがパターン。この回ではそういうパターンに持ち込むのに最適な場面がある(俺の顔を覚えているだろと罪人、松前屋に迫っている)にも関わらず刺青は出さず。殺陣の場面で金四郎、つまり武士の出で立ちで乗り込んでいるためだと思われる

第17話 6月9日 涙が光つた遠山裁き
おるい:神崎愛
おせき:文野朋子
弥兵衛:内藤武敏
和泉屋徳兵衛:田崎潤
米造:長谷川弘
鉄次:笹木俊志
源七:山本一郎(結城市朗)
非常によくあるパターンのストーリー。娘が赤ん坊のころ生き別れになった夫婦が自分の娘ではないかと思われる女に出会うというのが発端で、その育て親と実の親とその間に挟まれる娘という構図。
ここではおるいがその娘で育ての親が弥兵衛、質屋、裏で高利貸しの和泉屋とおせきがおるい(夫婦はお鶴と名付けていた)の実の親。
この類の話で結末はいくつかある。実の親のところに戻される場合、そのときは、今後も育ての親が娘に会いに行けるようなったり、育ての親ごと引き取られたり。今回は、その逆で育ての親のほうに預けられたままとなるという結末。
お鶴と生き別れの理由は相場に手を出し商売が傾いて捨てたという理由。金に困らされたということで徳兵衛の金への執着が尋常でないほどに描かれている。そして弥兵衛は和泉屋から金を借りており、それが利子も含めて10両に膨れ上がっている。その借金は実は番頭の米造がゴロツキの源七、鉄次と組んで独断でやったことで徳兵衛の与り知らぬこと。が、お政からおるいが弥兵衛の実の娘ではなさそうなこと、そして弥兵衛が和泉屋から借金をしていることを知ると、払えっこないことを知りながら強引に取り立て、無理なら娘を連れてこいと命じるのだった。
お白州ではまず借金問題について米造、源七、鉄次に裁断がくだったあとに、この親子問題へ焦点が移る。和泉屋の強欲ぶりと対照的に、弥兵衛とおるいの親子の情に、おるいは弥兵衛の元に残るという裁断がくだるが、その後金四郎は両者親類付き合いをしたらどうかと促されてのめでたしめでたしの決着。ここらへんどうにも話に無理があるが、演技が皆良く、ギリ見れる感じに仕上がっている
エピローグは、和泉屋夫婦も揃って四人での弥兵衛の女房の墓参りの帰り道、次郎吉と金公が話しかけるという場面

第18話 6月16日 恐怖!嵐の夜の侵入者
赤不動の十兵衛:山本麟一
銀次:睦五朗
赤猫の伊三次:原口剛
島抜けの3人がまさごに押し入り、お志乃とお亀を人質に立て籠るというこれまでに大岡越前も含め何度か見たことあるパターン。
ちょっと無理があるように思う場面
その立て籠りが始まる序盤で金太がまさごへやってきて、人質お志乃と押し入り犯の伊三次がいる店内に入る場面がある。ここではそれに気付かない間抜けな演技を谷幹一の演じており見ものではあるが、ちょっと無理がある。まあお志乃が事態を金太に告げないのは、お亀が人質として捕らえられてるからだろう
また、翌日は店を開いており、これは不審がられないためだろう、そこへ金公がやってきて、店内の不審な様子を見て取り早々に立ち去る。ここも金公がそのまま踏み込めばいいような気もして無理を感じる。まあここも誰が人質に捕られているかなど状況がわからないから金公は立ち去ったのだろう。
今作品でよくある構図、これは水戸黄門にもよくあるだろうし、大岡越前でもあったと思うが、視聴者には真相がわかっており、ドラマの登場人物の一部にのみわかっていないという構図、ここではラストの金公が全てを片付け立ち去った後、金太、及びお京にはわかっておらず、次郎吉と石橋が目配せする面、こういうのが視聴者は好きだった時代なんだろうなと思う。志村けんの「しむら~うしろうしろ~」なんかはその子供向けとも思える。
でも、そういう時代だったというより、今でもそうなのだろうとも思う。

第19話 6月23日 金太が落ちた恋地獄
宮川玄端:今井健二
山浦屋吾兵衛:遠藤太津朗
半蔵:堺左千夫
徳兵衛:西山清孝
お蓮:江波杏子
江波杏子がトメの位置。今シリーズでも普段の回はゲスト陣のクレジットが偉い順に始まり、役名なしで複数名連記になってキャストクレジットは終わっており、トメの位置はない。特別なゲストという意味であろう。
それゆえか今井健二でさえもあまり存在感なし。遠藤太津朗は盗賊の引き込み役であるお蓮の騙され殺されるという役で、序盤で殺されてしまう役
サブタイトルに地獄とあり、ハードな内容が思い浮かぶが、お蓮に惚れてしまう金太という場面は呑気な音楽でコメディ調。結局盗賊に捕まり十手を取り上げられ、と散々な目に遭うもそういう場面の描写は少ない。
江波杏子は狙った男(押し込みに入る家の主人など)を落としていく女だが、金太を騙す場面をノリノリでやっているところと、それに触発されてるわけでもないだろうが、おゆきが金四郎と内偵捜査のため、待合へ行き、静かだと変に思われると、金四郎に迫る場面が面白い。

第20話 6月30日 母恋しぐれ
源七:樋浦勉
お芳:北林早苗
おみよ:二階堂千寿
庄太:青柳武志
相模屋紋兵衛:須藤健
お徳:正司歌江
定五郎:御木本伸介
道助:出水憲司
居酒屋の親爺:大木晤郎
胴元:有川正治
役名があるキャストが上記。
御木本の前の6人は2名ずつ並記。そして御木本が単独表記で続いて3人並記され、その後役名なしがズラズラッと。御木本はトメにはしないけどそれなりの格ということだろうか。二名ずつ並記してたら1名余ったとかではないだろうなあ。役柄としては1場面だけ。メインゲストの飾り職人源七の師匠で、身を持ち崩した源七を助けようと仕事を世話するという役
正司歌江はその源七の住む長屋の世話焼きおかみさんという役で、大岡越前も含め、よく出演しているが、いつも同じような役である(正司歌江でなく、かしまし娘の他の二人だったかもしれないが)
珍しいことではないが、二つの異なるストーリーが最終的に重なってくるというようなもので、一方は偽金作り、そしてもう一方は飾り職人源七の家庭の事情というものである
庄太とおみよが源七の子供で兄妹。お芳は家出してしまった嫁である
二階堂千寿は熱中時代の川瀬みね子で前シリーズに続いての登場
偽金作りの首領が相模屋という構図
相模屋の用心棒でクレジットなしで福本清三が少しだけ映る。といってもこの程度だけだと、他にも見逃してるのだろうなあと思える。
そういやこの二回は刺青が出ていない。
兄妹は蜆売り。他の子どもたちにバカにされからかわれているところを堅太郎が助けてやり、身の上を聞くと、母親を亡くしており(嘘である)、同じ境遇ということで庄太と友達になる。
金四郎のお裁きで子供を人質に捕られても偽金作りをきっぱり断った源七を褒めるも、監視役が必要ということでお芳をつかせることとし、夫婦は元の鞘に収まる。エピローグ場面では、親子4人仲良さそうに町を歩くのを堅太郎が見送るという苦い終わり方である

第21話 7月7日 姿なき脅迫者
加世:佐野アツ子
佐兵衛:名和宏
蔦屋十右衛門:伊沢一郎
田丸屋権三:富田仲次郎
与八:江幡高志
清二郎:早川純一
お弓:東竜子
加世はおゆきの幼馴染。冒頭魚政で二人が再会する場面があり、加世はおみよという娘を連れており、そこでおゆきに子供がないことをお政が愚痴る。とこれが前振りになり、そのことが今回の話の裏に流れるテーマとなる。そしてそういうテーマを描いているせいか、メインストーリーはちょっと薄っぺらいように思えた
そのおみよが誘拐されるというのが今回の事件となる。「姿なき脅迫者」というサブタイトルから、推理ものを想像したが序盤から早々に犯人に動向も描かれ、そこに興趣はない
幼馴染の娘の誘拐ということでおゆきは張り切り、家に出向いて相談に乗る。が中盤で加世はおゆきに子供がいないから冷静でいられるなどと詰り、冒頭のやり取りが前振りだったことに気付く。
そしてこの回では中盤で紫頭巾のおゆきがおみよと一緒にいる犯人を追い詰めるという展開になるのだが、それはまだ中盤であり、結局おゆきも縛られてしまい、結局は金公の金四郎が助けに来るという展開。
その殺陣の場面では金四郎がおゆきに「子供作るのは家に帰ってからだぜ」などと軽口を叩き、二人は見つめ合ったりして、緊張冠があり薄い
その殺陣の場面では金四郎にやられる福本清三がチラッと見えたような気がした。ほんのちょっとだ。こんな感じだとずいぶん見落としがあるんだろうなあと前回に続いて同じようなことを思う

第22話 7月14日 蜆を売ってた若殿様
清太、土屋小太郎:前田晃一(一人二役)
清次郎:高原駿雄
村越左兵衛:浜田寅彦
武州屋弥右衛門:小林重四郎
お澄:麻田ルミ
番代:倉野章子
土屋主計:中村孝雄
黒川弥惣太:浜田晃
土屋主膳:楠年明
地廻り:岩尾正隆
寅五郎:唐沢民賢
おゆき不在の回だが、おゆきの友達の番代の持ち込んできた厄介事をお政が金四郎に伝えるという形で話が始まる。その際におゆきの不在が番町のおばばさまの見舞いということを金四郎が言っている。
清太は大工の清次郎の息子で蜆売り、姉のお澄がやくざ者に絡まれてるのを助けようとしもみあい、そこへ堅太郎が助けようと入ってくる。この件はさらに金公も入ってきて事なきを得る。こうしたことから堅太郎と清太は友達になる。
蜆売りと堅太郎が友達になる話は前々回と同じ構図だ
この清太が実は旗本土屋主膳の双子の息子の片割れで、双子は忌み嫌われていたことから、用人の村越が始末するよういわれ、殺すに殺されず、捨てたところを清次郎が拾って育てていたという次第。土屋家では主膳が病で相続が息子の小太郎にされようとしていたが、殺されてしまう。村越の娘が番代で、この件をお政に相談する。
刺青露出あり
浜田晃、岩尾正隆、唐沢民賢は名前は知ってるが顔についてはよくわからないのだが、ここでは浜田晃の出番多し。他の二人はよくわからない。
見直していたら、悪役の一団の中に福本清三らしき人を発見。というかこれくらいでの出番は見つけるのは相当に難しい
お志乃が作戦に参加し殺陣にも参加。序盤のほうでこの一件をまさごで石橋が次郎吉や金四郎が相談してるとき、土屋家と聞いてハッとしたような顔をし、出動するという場面があり(次郎吉に止められる)、なにか土屋家と関係あるのかと思ったが特にそういうことは描かれなかった

※追記12/25
第22話までは逐次視聴、少なくとも放映されたその週の週末までに見終えていたが、第26話が最終回で、この第23話が火曜日の放映で12/9金曜日が最終回となる。
前に書いたが最終回と新シリーズの最初の方を間を空けずに見るがため、ちょっと視聴を遅らせようとしたら、そのままちょっと忙しくなり、またちょっと見る気が失せてしまい、ようやく視聴再開。
第23話 7月21日 人情がまの油売り
扇田団右衛門:藤木悠
中里堪内:南原宏治
藤木かえで:早瀬久美
沖山勘兵衛:堀田真三
玄七:城所英夫
銀蔵:谷口完
大沼章蔵:五味龍太郎
他に須永克彦の名もあるが確認できず。役名が降ってあるから確認しようと思えばすぐできそうだが、顔もよく知らないのだ
久しぶりに見たせいか、いまいち特徴的なことがよくわからない。
藤木悠はがまの油売りしている浪人、争いごとが嫌いでそんな稼業をしており、刀の腕も隠しているが、実が強い。そんな男が長屋の隣に住むかえでに惚れており、かえでの借金のために道場に入寮するも仕事が押し入り、さてどうしようと考えていると、知己を得ていた金四郎もその道場へ入り込んできた。押し入りの際には金四郎の悪人退治に手を貸す

第24話 7月28日 瞼の母は女掏摸
おせい:柳川慶子
惣助:本郷淳
銀次:小田部通麿
最上正英:田畑猛雄
幸吉:森川誠
又蔵:井上茂
この回はあまり知った名前がない。井上茂くらいか。
福本清三、クレジットなしだが、中盤でストーリーに絡まない形で金公と町中でぶつかる男として登場
これまでも度々あったが堅太郎と友達になった少年(幸吉)がメインとなる話。堅太郎と幸吉は友達になったが、実は幸吉は掏摸、しかも捨て子で自分ひとりで生きるため自分で掏摸を学んでいった。
金四郎が関わることになる印籠が掏られた事件で手口から見て幸吉に疑いがかかる。
似た手口の掏摸がいることがわかり捜査していくと、ひとりの女掏摸が浮かび上がる
その女掏摸おせい、実は幸吉の母親であった。掏摸の親分が悪役で、おせいは罪人だが悪役ではないというタイプの話
母息子とも掏摸という罪を犯しているが、大悪を捕らえるために力を貸したということで、本来八丈島送りだが、島は島でも近場、ということで石川島の寄場送りとなるという結末で、エピローグでは寄場送りになった親子二人を見送る堅太郎の母親恋しやの複雑な表情
井上茂は掏摸グループの中リーダーとでもいうか、親分の下での兄貴分格

第25話 8月4日 嵐にひそむ非情の罠
美濃屋吾兵衛:金田龍之介
堤精四郎:有川博
堤ふさ:磯村みどり
持田勘解由:外山高士
常州屋:武藤英司
堤小三郎:角田英介
常州屋の番頭:灰地順
兼吉:市村昌治
金田龍之介はトメの位置。今シリーズでトメの位置にメインゲストが来るのは珍しい
お志乃が見世物小屋で特異な技を持つ同郷の男、兼吉(これが今回の事件で殺しなどいくつかのことを実行した犯人)を捕まえるために動くという風にちょっとだけ活躍する回

※12/26視聴
第26話 8月11日 花火に散つた老中暗殺
阿部伊勢守正弘:入川保則
喜作:工藤堅太郎
水野越前守:安部徹
倉田屋喜兵衛:神田隆
六蔵:高木均
室代玄信:亀石征一郎
水上仙十郎:内田昌宏
おかよ:丸山秀美
役名なしで日高久、鳥巣哲生。後者はこれまでのシリーズで魚政の若い者として出演していた人、顔はわからないのでどこに出ていたかわからない。日高は冒頭の白玉団子屋。
安部徹と神田隆は前にも書いたがどこか似ている二人。ここではクレジットで並記されており、さらには悪役として組んでいる二人で密談の場面が多い。
老中首座が阿部、その追い落としを計るのが水野だが水野は直接手を下さず、繋がっている倉田屋が動くという筋書き

今シリーズでは桜吹雪の刺青が毎回出るかと序盤で予想したが、そうでもなく、第25話では白洲での桜吹雪の演出があったが、その前の回、前々回ではなかった。そこで久しぶりの視聴再開なので、それより前は覚えていないが、久しぶりという感じがした。


SONGS(2022.10~) [毎回視聴]

「SONGS(2022.7~9)」のところで、毎回視聴を止めようかと書いたが、録画予約を消しておらず、毎回録画が継続している。
10/20が「原由子」 で、これは見たいと強く思い、放映翌日に早速視聴した。
その前週の10/13の「石川さゆり」、ちょっと興味があり、それは 「石井竜也」だとか「KOH+」のレベルの興味なのだが、まだ録画が残ってるので、こちらも後で見よう。
翌週の10/27が「一青窈」 で、こちらもかなり好きなので、見ることにしよう。

--「石川さゆり」
初回放送日: 2022年10月13日
ジャンルや年代に関わらず数々のアーティストとコラボレーションをしてきた石川さゆり。その原動力をひも解くとともに、スタジオパフォーマンスではSONGSならではの「ウイスキーが、お好きでしょ」を披露。「WONK」「millennium parade」のメンバーとしても活躍する音楽家・江﨑文武がアレンジを手がける。更に紅組最多となる44回出場の紅白歌唱シーンのみならず、貴重な応援シーンなど秘蔵映像満載
--
11/22視聴
いつ見ようか、全部は見る必要ないかなとか色々考えてたら、結局こんなに時期が経ってからになってしまった。
彼女については、デビュー曲(※)の「津軽海峡・冬景色」に尽きる。リアルタイムではかろうじて知ってる程度、まああのころは歌謡曲全盛、そしておれはまだ幼いという時期で、耳馴染みはある。
そのことよりも、いつだったか、そのころからはだいぶ時間が経過しての比較的最近、確かコマ劇場が潰れるとかでその歴史みたいな番組で、彼女がこれを歌ってる姿(これを出したころの歌唱だったと思う)が格好良くてド迫力、度肝抜かれた。この曲の「ああああ~」の部分、正にソウル歌唱。
で、この番組放映時チラリと見たら、「津軽海峡・冬景色」について話していたので、そこを見たくてというのが視聴した動機。まあ結局全部見てしまったが。
(※)デビュー曲だと思い込んでいた。全然違った。これが出るまでにデビューしてから数年が経過しており10枚以上シングルを出しているとのこと。
番組の感想。
まず、番組のOPで普段とは異質だが、「津軽海峡・冬景色」のイントロ、大泉は歌謡曲ショーの司会風、「ニュースウォッチ9をご覧の皆さま、ここからはソングスです、 今夜のゲストは ~」と紹介、石川が登場して、1番だけ歌唱、多分カラオケだろう。
この番組はトークの場と演奏の場を完全に分けており、トークにその演奏部分が挿入されるという形式、トークの場での演奏というのは時折あるが、それはあくまでトークの延長。今回のこれについても、この番組のセットリストにはカウントされない部分だろう。番組は中盤以降までずっとトーク、と言ってもVTR企画を挟みながら、セットリストにカウントされる楽曲歌唱は、中盤以降になってから。それでも3曲あった。
1曲目「天城越え」、
この番組ではバンドメンバーが演奏後クレジットされる。ドラムの人がアップにされるわけでもないし、おれも注目していたわけではないが、なぜかカースケかなと想起。多分遠目に映る叩き方、そして髭面、そしてこの番組の演奏者としてよく出ている印象から、ふと思い出したのだろう。
そしてはたして、クレジットを見ると、あれっと思う。なんとなく覚えのある名前、「河村智康」とクレジット。調べてみたらやっぱりカースケだ。普段ここにクレジットされるときは「河村”カースケ”智康」となってた覚えが。
2曲目「ウイスキーが、お好きでしょ」
江﨑文武がアレンジで、演奏は江﨑の所属しているバンド「WONK」 のメンバー(このバンドは4人組だが、ここでの演奏は江崎も含めて3人が登場)。
3曲目「残雪」。加藤登紀子作による新曲。この曲では演奏者のクレジットは出てこなかったが、この曲のドラムもカースケ。

--「原由子」
初回放送日: 2022年10月20日
31年ぶりにオリジナルアルバムを発表する原由子が登場▽紅白やSONGSの秘蔵映像で描くサザンオールスターズの精神的支柱・原由子の軌跡▽キーボードのみならずアレンジなど幅広く活躍する原由子の知られざる音楽の世界に迫る!サザンのコーラスといえば原由子・大泉洋と一緒に名曲をハモっちゃう!?▽花咲く旅路・スローハンドに抱かれて(Oh Love!!)・鎌倉On The Beach
--
10/21視聴
バックバンド、ドラムはカースケ、ギターは斎藤誠。
ニューアルバムということで、露出を増やしている。徹子の部屋にも出ており、よほど録画しようかと思ったほどだ。結局録画はせず、その時間に一瞬チャンネルを合わせて見るだけにしておいた。スローモーな徹子の進行と、あまりトークがうまいとは思えない原由子だしね。
このsongsも、やっぱ大泉がガチャガチャしたバラエティノリがちょっと鬱陶しいが、まあまあうまく進行されていたか。演奏楽曲は2曲が新曲。またスタジオトークの合間に原のギター伴奏で、大泉の歌に原がコーラスをつけるというのをやってた。そこでやられたのは、「与作」とサザンの曲「LOVE AFFAIR~秘密のデート」
音楽的才能のある人なので、もうちょっと深いトークができる場のほうが面白そう。関ジャムとかね。

-- 「一青窈」
初回放送日: 2022年10月27日
2002年のデビュー以降、そのオリジナリティーあふれる歌詞の世界で聞く人を魅了してきた一青窈。今回一青窈の自宅に潜入。作詞をすることになった自身の生い立ちや、デビュー前から歌詞のヒントを集めて来た50冊を超えるスクラップブックから、作詞の秘密に大泉が迫る。そして、デビュー以来、一青窈を見てきた盟友マシコタツロウが「ハナミズキ」制作秘話を語る。更に、3児の母である一青窈が今伝えたい歌とは…
--
11/22視聴
彼女のデビュー期の二曲、 「もらい泣き」と「ハナミズキ」は本当に名曲だと思う。こちらはそこへの興味だけで視聴。
と思ったが、「もらい泣き」はサビの部分しか知らなかった。その程度の印象ということだ
OP、普段は大泉の「ニュースをご覧の皆さま、ソングスの時間です」みたいなMCから始まるが今回は彼女の過去映像とナレーションから開始、あれっ、今日は大泉なしで次の項目「+PLUS 「LE SSERAFIM」」で触れるドキュメンタリータッチの番組かと思ったが、その後いつものように大泉が出てきて、彼女とトークといういつもの番組構成
この人についてはデビュー時流行歌としてちょっと耳に触れていた程度でそんなに知ってるわけではない。ただ歌の内容と歌い方が鮮烈で歌に入り込む様が凄まじかったようなイメージ。
それを現在継続してるかといえば、そうではなく曲と自身との距離を感じる。歌い方としては演劇風とでも言うか、演じていると言うか。
そういえばハナミズキのころからちょっと時間が経過したころだったと思うが彼女が昭和歌謡のカバーを歌っているライブ(今回の番組でもその昭和歌謡のカバーを取り上げた時代のことはちょっと 紹介されていた)をテレビで見たことがあり、彼女の代表曲とその歌に入り込む歌い方とはギャップがあるように思ったことがあった。
この人が詩を作ることがメインで、今回もその試作がトークテーマ。
演奏は3曲。「もらい泣き」、「ハナミズキ」、そして新曲の「○○」
「もらい泣き」の作曲者としてクレジットされている武部聡志が3曲ともにピアノ演奏で加わっている。
いまのこの番組で「もらい泣き」、「ハナミズキ」が拾うされるということは、代表曲として強烈というのもあるし、それしかないともいえる。

-- +PLUS 「LE SSERAFIM」
初回放送日: 2022年11月3日
新たな時代を切り開く若手アーティストの世界を描くドキュメント「SONGS+PLUS」。 第2回は、LE SSERAFIM。サクラ、カズハの日本人メンバーをはじめ様々な背景を持つ個性豊かなメンバー構成がK-POP第4世代の中でも大きな注目を集めている。今回、事務所でのダンス練習、新曲発表ライブ、VLIVEなど韓国の活動に密着。また、日本凱旋となったKCONの裏舞台も含め彼女たちの魅力に迫る。
--
冒頭だけ見てみる。大泉なしでドキュメンタリータッチの作り。「SONGS+PLUS」という企画か。やればできるじゃん。こういう番組のほうがいいんだけどな。

--「藤井フミヤ」
初回放送日: 2022年11月10日
1983年のデビュー以降、瞬く間にスターダムを駆け上がった“チェッカーズ”。楽曲や歌唱力が評価されるだけではなく、当時、ボーカルである藤井のファッションを真似する若者が増加し、社会現象となった。今回、当時の藤井の思いに大泉が迫る。更に、大ヒット曲「TRUE LOVE」への思いを赤裸々に語る。そして音楽業界の第一線を駆け抜け、今年還暦をむかえた藤井フミヤが今伝えたい歌とは…
--
興味ないのでパスするが、冒頭だけ見た。 やはりドキュメンタリータッチ風の始まり方、が、大泉洋とのトークも普通にある。構成を変えたということかもしれない

--「King Gnu ワールドカップ直前スペシャル」
初回放送日: 2022年11月17日
King Gnuが初登場!いま最も支持を集めるバンドの世界に迫る30分!FIFAW杯カタール大会に向けて作った2022NHKサッカーテーマ「Stardom」をテレビ初披露▽あと1歩!サッカー元日本代表・中澤佑二が日本サッカーの歴史を解説▽放送直後にキックオフとなるワールドカップ直前最後の強化試合となるカナダ戦に向けてエールを送る!がんばれニッポン!
--
スポーツイベントと合わせた企画か、パスしようかなと思ったが、30分くらいなら見ようかな。キング・ヌー初登場というのも興味ある。
と思い見始めるも、つまらなそう、つまりはサッカーの宣伝番組風、なので止めた

11/24(木)?22:00?-
NHK総合1・東京|45分|DR
NHK MUSIC 桑田佳祐 LIVE SPECIAL クロ―ズアップ佳祐[字]
11/26視聴開始
余計なインタビューなどなく演奏だけの番組のようで好感が持てる、一気に見たいとこだが、他にも見るものがあったので細切れになってしまった。毎日1、2曲ずつくらい見ていこうかな
ドラムにカースケの姿がある。
12/1見終えた
知ってる曲が意外にも少ない。ちょっと前に『浅草キッド』の主題歌として、よく流されていたソウルコブラツイストくらいか、知ってるといえるようなのは。
他にはちょっと聞き覚えのある曲は少しだけあった程度
「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」、songsに桑田が出たときもプロレス風の演出、覆面の男が登場し桑田に絡む(これが実は大泉洋)というのがあったが、今回も覆面男が登場していた(今回は覆面は脱がない)。そして曲の半ばには猪木追悼だろう(猪木の名前は挙げてないが)、迷わず行けよの一節を桑田が読み上げている。
そうかタイトルがそもそもプロレスなのだな、これ。
バックバンドはドラムがカースケ、ギターが桑田の盟友といえるだろう、斎藤誠。
ほんとうに「余計なインタビューなどなく演奏だけの番組」だった。実際のコンサートでなくこの番組用のライブであろう。
冒頭にちょっとだけナレーション。これが桑子アナで、クローズアップ現代に桑田が出演したとのことでそのときのVTRがちょっと流れる。そこに引っ掛けてのタイトル、正式名称は「クローズアップ佳祐 ~桑子じゃないよ、桑田だよ~」である。桑田らしい遊び心満載のタイトルである
クローズアップ現代出演のときの映像では桑田の弾き語りで桑子も一緒に歌うディランの「風に吹かれて」日本語バージョン。清志郎のだろうか、ちょっと違うようだった、他の人のものかな、それとも自作だろうか
このライブの冒頭の挨拶も桑子がやっており、その後も時折客席でノリノリの桑子も映る。まあこういうのはいらないなあと思うが。
それにしても演奏だけでこういう時間帯に地上波NHKでの放送というのは気概が感じられ好ましい。
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ソロ活動35年を迎え、5大ドームを含む全国ツアーを行っている桑田佳祐がNHK101スタジオでスタジオライブを行った。全9曲、生演奏による圧巻のパフォーマンスが詰まった45分、「NHK MUSIC 桑田佳祐 LIVE SPECIAL」の放送が決定!
今月、35年間の歩みを凝縮したベストアルバムを発表する桑田佳祐。今回のスタジオライブはKUWATA BAND時代の名曲「MERRY X'MAS IN SUMMER」や「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」、「明日晴れるかな」などの代表曲から「SMILE~晴れ渡る空のように~」や「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」など近年のヒットソング、そして最新作「平和の街」まで自身のソロ・キャリアを凝縮した珠玉のセットリストで構成される。
番組のナレーションは桑子真帆アナウンサー。桑子アナは桑田佳祐と今年6月に「クローズアップ現代」で対談し、一緒に桑田が日本語に訳したボブ・ディランの「風に吹かれて」をともに歌い、交流を深めた。そして今回の特集番組の放送に合わせて、その大反響となった「クローズアップ現代」の再放送も決定。ウクライナ情勢や長引くコロナ禍の中で「いま音楽にできる事」について桑田佳祐が思いを語った独占インタビューが再び放送される。
【出演】 桑田佳祐
【ナレーション】 桑子真帆アナウンサー
【楽曲】「MERRY X'MAS IN SUMMER」「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」「SMILE~晴れ渡る空のように~」「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」「平和の街」ほか
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12/01(木) 22:00 -
NHK総合1・東京|45分|DR
NHK MUSIC SPECIAL あいみょん[字]
あいみょんは興味があるので見ようと思ったが、今回は前回の桑田と異なりドキュメンタリータッチ。前回の桑田が音楽のみの勝負で感銘を受けていたため、ちょっと冒頭を見てなんともかったるく白けてしまい、見るのを止めた

12/8
-- 「紅白SP」
初回放送日: 2022年12月8日
今年SONGSに出演した紅白出場者のスタジオパフォーマンスやトークも一気におさらい!さらに、収録日が出場歌手発表当日ということもあり、出場者発表会見の舞台裏に密着。初出場が決まったアーティストと大泉が初対面し、紅白への意気込みに迫る。そして、初出場アーティスト2組とのスタジオトークも。そしてIVEは「ELEVEN - Japanese ver. -」緑黄色社会は「Mela!」を披露
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興味なし、パス

12/15
NHK MUSIC SPECIAL 松任谷由実~私と荒井由実の50年~
興味なし、パス

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スペシャル 安全地帯&玉置浩二〜ふるさとのメロディー〜
初回放送日: 2022年12月22日
安全地帯と玉置浩二の足跡をSONGSの貴重映像でたどる。大泉が初司会をつとめた第71回NHK紅白歌合戦で、玉置浩二が熱唱した「田園」、今年6月に行われたシンフォニックコンサートの名演、そして11月の安全地帯40周年コンサートの舞台裏もお届けする。対談では大泉のリクエストにより、玉置浩二が安全地帯の名曲をギター弾き語りで披露。ふるさと北海道へのこだわりや、仲間とともに活動を続けることへの思いを語る。
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スペシャルで1時間版
玉置浩二が飛び抜けた才能の持ち主であることはわかってはいるが、ちょっと今の気分じゃないなあとパスしようと思っていた。が。今朝(12/23)ニュースサイトを見てみたら、安全地帯のメンバーの訃報が。で、どんな放送なのか見ることにした。
番組としては、「安全地帯&玉置浩二」となってはいるものの、あくまでゲストは玉置浩二一人(大泉とのトークも玉置のみ)で、玉置の活動の一環としての安全地帯が前半で紹介されたという感じ。亡くなったドラマーの田中については、安全地帯の活動を紹介する中でデビューのころの画像に名前も掲載されていたし、トークの中でその田中の病気、活動を止めていることに触れることはないものの、大泉が自分の劇団のチームナックスの話をした際に、玉置が安全地帯がナックスと同じ五人ということを言う場面があったりした。
この番組のための演奏はなかった。
セットリストとしては5曲がフルで流れた。
序盤で安全地帯の今年のコンサート(ドラムの田中は参加していない)から二曲「あの頃へ」、「悲しみにさよなら」、そしてこれは異例だと思うが、2020年の紅白での「田園」。そして今年行われたオーケストラとのコンサートから「メロディー」。最後にもう一度安全地帯のコンサートから「ひとりぼっちのエール」。
有名な曲ばかりの演奏であった。改めて見てみて、才能を再認識
またトークでは自由自在というか。玉置の歌う前の調整の話に絡め、大泉がこの番組で山崎育三郎と「また逢う日まで」を歌ったとき、前日の鎌倉殿で発生を抑えたなんという話をすると、ギターを持ち出し、「また逢う日まで」を一緒に歌おうとする。
その後、安全地帯が子供のころから好きだったという大泉が、「また逢う日までじゃなくて、ここでできればギター出してもらいたい」と言うと、そのリクエストに答え、「I Love Youからはじめよう」を大泉と共に歌う。大泉が全部歌えることに驚くと、カンペが出ていると。カンペが出ているということは最初からそういう段取り(この歌を玉置にリクエストする)が大泉に任されていたのであろう
さらにこの歌も、この歌も、と披露するサービス、が、他の歌になると、大泉が歌わなくなり、玉置は「歌詞、出てないの」と苦笑い。
見終えてもう一度ニュースソースを見ようと、検索してみたら、安全地帯での紅白出場決定というニュースが新たに入っていた。
この訃報については、玉置と安全地帯の公式HP(両者が一緒の公式HPになっている)に掲載されている。亡くなったのは数日前のようであり、いくらか発表時期の調整がなされたのであろうな。この番組の翌日紅白への安全地帯の出演が発表されるというスケジュールの中で、ここしかなさそうななかなか後にも先にもできないタイミングである。




徹子の部屋 寅さんファミリ―傑作選

10/13(木) 13:00 -未視聴 テレビ朝日|30分|DR
徹子の部屋 寅さんファミリ―傑作選[字]

徹子の部屋は一応ゲストの確認をしゅうのあたまにしているが、よほどのことでないと視聴しない。やはり黒柳のテンポがねえ。で、ゲストもそれにあわせるかのようで、挨拶だけで終わっちゃうというようなイメージ。
で、今回のはやはり見たくなった。
別になにかにあわせての企画ではないようだ。冒頭に黒柳が今回の企画について少し話し、さらに山田洋次がVTRで今回の番組についてのコメント。
あとは過去の放送からの抜粋。
渥美と倍賞がゲスト回というのはつべで一部だけ見たことがあった。あまり期待してたわけじゃなかったのだけど、渥美がたくさん喋ってるとやっぱり見入ってしまうね。相手が黒柳徹子だし。
ほかに前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、笠智衆