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日本の話芸(2022.10~12) [毎回視聴]

10/2、10/9は休止

--桂春蝶 落語「死神」
初回放送日: 2022年10月16日
桂春蝶さんの落語「死神」をお送りします(令和4年7月7日(木)NHK大阪ホールで収録)【あらすじ】死のうとする借金まみれの男のもとに死神が現れた。死神は男に、「医者になって、病人の足元にいる死神を呪文で追い払え」と金儲けの方法を教える。医者として活動を始めたある日、枕元に死神がいる病人と出会う。そこで、死神が足元にくるよう布団を回転させた。これに怒った死神は、男を地下の世界へと連れて行き…。
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10/16は笑点の予約を忘れていたのだが、こちらの番組も二週休止だったので、予約を切っており、そのままにしていた。番組開始直後に気付いたのだけど頭が欠けたので、再放送を録画。
10/17 午前5:30~午前6:00(30分) (NHKEテレ1・東京)
以前は本放送の後に再放送を2回か3回やってたような気がするが、今は一回だけだ
11/29視聴
桂春蝶の落語は初めてだ。この人は保守的な言動をSNSで発してるとかで記事になってるのを見た。自分は保守寄りであることの自覚があるので、そういうのに許容範囲は広いほうだとは思うが、それでも芸人がそういう発言(笑いのないまじな論調)するのはどういう意図なのやら、ちょっと不可思議。
落語のほうであるが、まだもう何本か見ないとなんともいえない、なんかとらえどころのない感じである(これは上記の政治的発言で色目で見てしまっているというのもある)。低い声で、FMの音楽番組のナレーションなんかがとても似合いそうな所謂「いい声」なのだが、そういう語り口で落語を語られるとなると・・・。この落語の場合は演劇要素が強く、それゆえ朗読番組的に聞こえて心地よいが。
上方風にリライトしたと本人が語っており、大坂が舞台となっていて、医者になって金持ちになった後は江戸見物へと出かけ散在するという風になっている
死神が男に引っ掛けられるという場面の後に、真打から前座に落とされたと言っており、そこそこ受けている。上方には前座制度というのはないのだが、まあ前座という言葉でわかるのだろう。その後に、死神にも前座二つ目真打という制度があるのかと男が聞き質すところでは笑いは起きていない。
男は火消しという風に設定されており、落げはそれを利用して、ろうそくの火が消えてしまい、「やっぱりお前に医者は無理やったな。所詮お前は火消しや」

-- 林家彦いち 落語「神々の唄」
初回放送日: 2022年10月23日
林家彦いちさんの落語「神々の唄」をお送りします(令和4年8月12日(金)東京・武蔵野市民文化会館で収録)【あらすじ】ゲンちゃんは友だちの間では「ウソつき」で知られている。悪気はないのだが、話を盛って自分を大きく見せるために嘘をついてしまうのだ。今回も、地元の八幡様のお祭りに、天使の歌声として有名なイギリスの歌手、スーザン・ボイルを呼べると言ってしまう。友だちは一緒に謝ってやると言うのだが…
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--柳家喬太郎 落語「転宅」
初回放送日: 2022年10月30日
柳家喬太郎さんの落語「転宅」をお送りします(令和4年8月12日(金)東京・武蔵野市民文化会館で収録)【あらすじ】日本橋浜町あたり、黒板塀に見越しの松、いかにも妾宅といった風情の家の前で、見るからに粋な女性に旦那が50円渡して帰っていった。その様子を陰から見ていた泥棒は留守宅に上がり込んで…
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11/29視聴。二本続けて。
両方ともSWAのメンバー、意図してのことかどうか。
彦いちは新作、「創作落語」と言っているが。
嘘つき、それも軽い嘘をついちゃう人の噺とのことで、それにまつわるマクラが面白い。電車の乗車券は1回だけ交換可能なのだそうだが、どうしてももう1回変更しなくてはならなくなった。そこで外国人の振りをした、外国人なら仕方ないとなるかもと思ってのこと、が、そうはならず、しかも専門の人が出てきて、英語は出来るか、何語ならできるんだと問われ、追い込まれ、最終的には、一座の仲間から声をかけられて・・・、というような話。
それに比して本編はつまらない。新作落語の限界というか、平均というか。
SWA自体の興行は見たことはないが、その前身である「落語ジャンクション」やそれに類する公演は数回見に行ったことがあり、その雰囲気を知っている。その時の公演で彦いちがいたかどうかはよく覚えてないが。確か昇太の独演会で落語研究会の解説部分のパロディを見たことがあるが、そのとき出ていたのが昇太と彦いちだったように思う。
革新的資質を持った落語家は若いうちはいい。自分と同世代かそれより少し若いくらいの人を対象にやってるのだろうし、共感を持ったファンもつくだろう。年齢を重ねていって昔のままとなるときついと思うなあ。
そして喬太郎。
前にも書いているかもしれないが、この人は凄いな。新作でも大いに知られている人であるが、おれはこの人の古典の安定感に惹かれる。今回もそうだ。
いくつか彼の再起を発揮した爆笑場面もあるにはあるが、それがなかったとしても、魅力的。マクラでは泥棒の定番小噺をいくつか、アレンジもせずにやっており、そこらへんも教科書のような高座姿(足を怪我したとかで今回は釈台を前に置いての高座だが)である。
いま、古典落語がうまいと言われてる人、名人と称される人と同等かそれを超えてるくらいの安定感がある。
で、この古典の安定感があるから、さらに新作をやったときのはっちゃけぶりがすごいのだと思うが、おれはこの人の新作はほとんど知らないのだ。いくつか聞く限り、その新作では大抵古典落語口調が入ってきて爆笑を取っている

--三遊亭小遊三 落語「提灯屋」
初回放送日: 2022年11月13日
三遊亭小遊三さんの落語「提灯屋」をお送りします(令和4年8月12日(金)東京・武蔵野市民文化会館で収録)【あらすじ】開店お知らせのチラシをもらってきたのだが、町内の若い衆は、みな字が読めないので、何屋ができたかわからない。学のあるご隠居が来たので読んでもらうと「提灯屋」が新規開店したとわかる。開店祝いで提灯に紋を描き入れるのは無料、さらに万一描けない紋があれば提灯をただで進呈すると言うので…
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12/4視聴
「提灯屋」という落語は聞いたことがないと思うが、他愛のない寄席でもやられてそうな噺なので、寄席に行ってた時分、聞いたかもしれず、でもあまりに他愛がないので記憶にも残らなそうである。
実に他愛のない噺でこれで30分もやるのは大変かと。寄席でも短くやれそうに思うが、その一方で、考えてみると紋に関して知識がないとチンプンカンプンである。
ウィキにストーリーが存分に書いてある
トリのようであり、これで終わるというのもなあ

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桂吉弥 落語「たちきり」
初回放送日: 2022年11月20日
桂吉弥さんの落語「たちきり」をお送りします(令和4年9月1日(木)NHK大阪ホールで収録)【あらすじ】遊びが過ぎた若旦那は、100日間の蔵住まいとなる。若旦那と恋仲の芸者小糸が手紙を出すが、番頭がしまい込んで見せない。そのうち手紙も届かなくなり、100日が過ぎた。手紙の事情を知った若旦那は小糸の家へ行くが、恋煩いで病になり、若旦那がこしらえた三味線を弾きながら亡くなったと、おかみから聞かされる。
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12/5視聴
いずれ上方落語の第一人者となっていくのだろうな、いい高座だった
ところどころでカットあり。カットといっても音声カットでなく、場面がカットされ飛ぶということだ。時間調整のためと思われる

--神田松鯉 講談「男の花道」
初回放送日: 2022年11月27日
人間国宝・神田松鯉さんの講談「男の花道」をお送りします(令和4年9月18日(日)収録)【あらすじ】文化文政時代、長崎で修業をして江戸へ向かう眼科医、半井源太郎(なからいげんたろう)。途中の宿で人気俳優の中村歌右衛門と泊まり合わせる。その夜、歌右衛門が重い眼病で苦しみだしたのを三日三晩治療して見事に回復させた。歌右衛門は「半井先生になにかありました時は、水火も辞せずはせ参じます」と厚く礼を述べる…
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12/5視聴
うーん、松鯉という人は前にも書いてあるはずだが、あまり好みでない語り口のときが多いのだが、時折さすがと思わせられるときもある。今回は後者。熱演。
つい先日に「第51回NHK講談大会」を見ており、そこで田辺銀冶の「男の花道」と一龍齋貞心の「石川一夢」を聞いている。
「男の花道」では歌右衛門が客に頭を下げる場面があるが、これを聞きながら混乱。「石川一夢」にも講談師石川一夢が客に頭を下げる場面があり、また銀冶の「男の花道」はとっても短い時間でのあらすじ紹介みたいなものでもあり、あれっ、この歌右衛門が客前に出ていく場面って、おれは講談大会ではどっちで聞いたんだったっけなと混乱したのだった。講談大会を見てる際はこの二演目が続けて披露されてるにも関わらず、同じような場面だなとは思わなかったのだ。銀冶の「男の花道」ではその場面もやられていなかったような気がする


-- 三遊亭遊三 落語「鼠穴」
初回放送日: 2022年12月4日
三遊亭遊三さんの落語「鼠穴」をお送りします(令和4年9月18日(日)収録)【あらすじ】竹次郎という男が国元から兄をたずねてやってきた。兄は江戸で大きな店を営んでいる。父親が亡くなった時に分けてもらった金を使い果たしてしまったので、兄の下で奉公したい、と頼むと、元手を貸してやるから自分で商売をしたほうがいい、と言われる。ところが、外に出て、もらった金を確かめると、たった三文しか入っていない…
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12/04(日) 14:30 -
NHKEテレ1東京|30分|DR
日本の話芸 柳亭市馬 落語「首提灯」[解][字]
-- 柳亭市馬 落語「首提灯」
初回放送日: 2022年12月4日
柳亭市馬さんの落語「首提灯」をお送りします(令和4年9月18日(日)収録)【あらすじ】師匠、五代目柳家小さんの十八番▽とある江戸っ子が、いい心持ちに酔っぱらって芝増上寺の山内を歩いていると、田舎侍に呼び止められた。侍は麻布への道を教えろと言うのだが、江戸っ子は尋ね方が横柄だと腹を立てて、べらんめえ調で悪態をつく。さらに酔った勢いでつばを吐きかけると、これが侍のご紋服についてしまった…
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12/4は14.00~「三遊亭遊三 落語「鼠穴」」と14.30~「柳亭市馬 落語「首提灯」」と二本連続で放送。
二本続けて2/18視聴
どちらも例のNHKのスタジオではないかと思われる会場での収録
三遊亭遊三、いま84歳。大ベテラン。よどみなく噺は進むが、落語家口調のど真ん中という感じでないのはなぜだろう。たどたどしいというか(たどたどしいとよどみなくは反対であるが)
圓生から習ったとのこと
柳亭市馬
師匠の小さんは差し向かいで膝詰めでの稽古をすることはもうなかった(市馬が入ったころは高齢のため、というような意味だろう)とのことで、高座でやるのを脇で見てて自分でつかめと言われており、しかしこの落語はあまりやらなかったので、NHKの東京落語会のように前もってネタをを発表する落語会でこれが出たときに出かけて行って聞いて覚えたとのこと。
遊三と続けて聞いたからこそなのだが、遊三のマクラで火事の見物が好きな江戸っ子の小噺、まさにそういう江戸っ子が「首提灯」の最後(首が斬られた町人が火事に出くわす場面)に出てくるところが妙におかしかった

--笑福亭松枝 落語「三枚起請」
初回放送日: 2022年12月18日
笑福亭松枝さんの落語「三枚起請」をお送りします(令和4年10月6日(木)NHK大阪ホールで収録)【あらすじ】仲のいい三人の男たちは、それぞれ難波新地の小照という同じ女から、将来を誓った起請文をもらって悦に入っていた。ところが、ふとしたことから、三人はその事実を知る。小照を、とっちめてやろうと、揃(そろ)って難波新地に向かうのだが…。
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23/2/26視聴
上方落語特有のいい口調なのだが、その一方で客置いてけぼりの自分だけで練習してるかのようなペースで噺が進んでいく感じがして、ついていくのに精一杯だった

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五街道雲助 落語「お見立て」
初回放送日: 2022年12月25日
五街道雲助さんの落語「お見立て」をお送りします(令和4年9月18日(日)収録)【あらすじ】吉原のおいらん・喜瀬川(きせがわ)は、客の杢兵衛(もくべえ)お大尽のことを好きではない。杢兵衛が呼んでいると店の若い衆・喜助に言われても、会いたくないので「病気で寝ている」と伝えさせる。ところが杢兵衛は「それなら見舞ってやるべえ」と言いだしたので…
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23/2/28視聴
あまり廓噺というのはやられなくなったと冒頭で言っており、ふと思う。これから50年、100年後、落語は残ったとして廓噺なんてのはやられているのだろうか。これまで確かにやられてきたとはいうものの、この時代の移り変わりの早さを見ていると、誰もそれをわからなくなってしまうのではないかと。
このところ立て続けに日本の話芸など溜まった録画で落語を見ているが、この番組のカメラ割りが気になる。落語は上下をふって噺を勧めるが、そのときにいちいちカメラが切り替わり、演者の正面を撮る。すなわち、上手側から下手を見るような場面では下手側にあるカメラが演者の正面を捕え、その逆のときは上手側のカメラが・・・。せわしないし、うまくもなんともないカメラワークで気になる。そしてその際アップになることもあり、これもアップにし過ぎるとよくないし、一回の番組で一回だけならここが見せ場だという強調にもなって効果的だと思うが、それが複数回やられると、食傷気味である
今回の会場は例のスタジオ風のところであるが、この会場のときだけのような気もする。正面からのカメラひとつのほうがいいくらいだ
さてお見立て、おれは志ん朝を何度も見たが、このネタだけ複数回、二回見ているということを思い出した。雲助は志ん朝とは大きな括りで同門の古今亭系であり、そんなところも感慨深い。が、芸風は志ん朝が畳みかけるような早さが特徴の一つであり、一方雲助はこれも特徴的なほどゆったりしたもの。あまりそこで思い出すことはなかった。
初めて見た志ん朝、このことは書いたっけなと検索してみたら、出てきた。ふうむ、初めてじゃなかったのかもしれない。その記事には志ん朝を最初に見た記憶として末広亭での馬風の主任興行のことと二つ書いてある。
まあとにかく武蔵野市民会館? とやらでやったやつ。俺の記憶では吉祥寺駅南口、丸井があったように思うが、その並びあたりにあった会場だったような記憶なんだよなあ。まあよく覚えていない。ちょっと調べてみようかな(※)
そういやその他、やはり同じ時期だと思う(おれが落語に熱中したのは数年くらいの短期)が、それこそこの日本の話芸で志ん朝のお見立てをやっていたと記憶している。
※地図を見てすぐわかった。武蔵野市民会館ではなく、武蔵野公会堂というのが丸井の近くにあるから、それだ。武蔵野市民会館は武蔵境駅の近くのようだ。
武蔵野公会堂のウィキ
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1985年(昭和60年)から三鷹駅前の武蔵野芸能劇場で始まった「武蔵野寄席」は、1990年(平成2年)から武蔵野公会堂に開催場所を移した[4]。五代目春風亭柳昇が武蔵野市出身だったことから特に柳昇一門の落語家を中心に出演している
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これかもしれないなあ。
あと客席数350とある。そんなに少ないのか。結構でかい会場だったように記憶しているが。
なんでこんなのに行ったんだろうと記憶を辿ると、多分ぴあかなんかの情報誌、もしくは東京かわら版かもしれないが、そんなところで六御講演情報を漁ってたんだろう、そして家から近い吉祥寺での志ん朝ということで行ってみたんだと思う。前売りを買った覚えはなく、多分当日券で、ゆえにずいぶん悪い席、後ろの方の補助席のようなところに座ったような記憶もある。





浅草お茶の間寄席(2022.10~12) [毎回視聴]

10/2--
三遊亭 遊馬 「転宅」
神田 陽子  「応挙の幽霊」
三遊亭 圓輔 「夢の酒」
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11/8視聴
こういうどこか冴えないラインナップというのもこの番組の見どころのひとつか。
神田陽子の「応挙の幽霊」はこのメモブログを検索してみると、すでに二回も見ている
圓輔は膝が悪いとかで、座るのにかなり苦労していた。釈台を置いての高座

10/9--
瀧川鯉八「最後の夏」
ザ・ニュースペーパー
瀧川鯉昇「蛇含草」
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10/16--
昔昔亭 A太郎 「堀の内」
桂 小南   「七度狐」
柳家 蝠丸  「一眼国」
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11/22に2週分続けて視聴
ニュースペーパーはインタビュー有。インタビューも高座も小泉進次郎と岸田総理のものまね。選挙前の収録。高座の最初の方を見てつまらんと判断し途中で切る。
鯉八は彼らしいわが道を行く新作
鯉昇、このネタは落語研究会で見たのを覚えていて、餅を食べる際の仕草のバリエーションに感心したが、ここでもその場面を含めよく受けている。
餅を食いきれず退散していく場面で上を向いている男に向かい「履いてきた下駄はここにあるぞ、履くものはここにある」と下を指差すと、「吐くものはここに一杯あります」と胸のあたりを指す仕草で終わり
この噺ってこの後どんなんだっけと調べてみると、餅を食う前に、その家で蛇含草の話を聞き、少し貰って行き、餅を食いすぎて家へ帰って、その蛇含草を飲むという展開。今回は最初から途中で切るつもりだったのだろう、その家で蛇含草を見つけるというくだりが省かれている。その代わりということでもないだろうがとぼけたマクラがたっぷり。
鯉八と鯉昇は真打昇進披露興行のもの。ニュースペーパーは別の日(インタビューで選挙の話をしているときに収録は6/10とテロップ)で後ろ幕なし。
A太郎と蝠丸は桂伸衛門の主任興行とマクラで言っている。小南はその日と同じかはわからない。全部後ろ幕なし
A太郎、さして面白くはなくたくさん書くこともないのだけど・・・、触れたくなることが多々。とにかく独自の所作が多い。
出てくるときゆったり、帰りはさらにゆったり。これは前にこの番組で見たときもそうだった。面白さの演出か、それにしては受けていなくて、なんとも反応に困る感じになってるのだけど。
マクラではCMに出たことを言い、写真撮影の時間と称し、色々なポーズで静止。
「堀の内」の中の演出としては、賽銭を出す場面で手拭を客席に放っている、これは失敗したのではなく、意図しているのだろう、そしてそれを客が返しにきたので、それを待つ。そしてさらにプレゼントと客に渡している。賽銭で紙入れごと放ってしまうという場面では、全部放っちゃったから、神様よろしくお願いしますよみたいなセリフが入るのだと思うが、その手拭のやり取りのためか「手拭がなくて落語はどうなるか」などと言い、紙入れごと放ってしまったことについてはとくに言及なく「あたしのそそっかしいのをお直しください」とだけ言って、次の弁当の場面へ。
家へ戻って、隣のうちで怒鳴り、自分のうちで謝ってというくだりで、隣のうちのところで拍手があり、「お客さんの中に終わったと思い拍手した人がいたよ」と指摘し、「このあたりで終わっててもいいかもしれないねえ、ということで続きはまたいつか、ということで」、とそのまま終わる。お辞儀をする、ほんとうに終わるのやら、と出囃子隊も困ったのか控えめに次の出囃子、A太郎は時間調整のためか、しばらく居座る、ようやく、もう一度お辞儀をして、高座を降りる(が、上記のようにゆったりペース、カーテンコール的に上手下手にお辞儀)
小南。とくに語尾だが、妙な調子がついていて、謡調子、円菊のようにも聞こえる。があまり受けておらず。これが受けていれば陽気な口調となるのかもしれない。
結構客への受けによって印象が変わるということがこの小南や次の蝠丸、先の鯉昇と続けて聞くと感じる。
蝠丸は出番はこの後膝代わりと主任の桂伸衛門を残すだけというところ。人気もあるのだろう、とくにその日の興行の客からは、で、よく受けている。小南は同日ではないのだろうか。

10/23--
神田 蘭   「お富与三郎」
三笑亭 夢太朗「代り目」
   ▲インタビューコーナーのゲスト 三笑亭 夢太朗▲
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12/5視聴
出演するのが二人だけということでどちらかは長講かなと思ったがそれほどでもなく。
神田蘭は金曜日の昼席とのことでそれも浅めの時間。出てくるとき一切拍手がなくもしかして無観客とも思えるほど。
師匠が神田紅で、つまり女流講談師の二番目の世代となる。
古典を現代的口調っぽくやる面もあれば、所謂講談口調のところもあり、どっちつかずという感じか。こういうのを見るとやっぱ女性の講談師というのはなかなか見る方としては厳しい。女流講談は歴史も浅く、自身もなかなか目指すべきところが定まらなそう。
夢太朗、この日の主任であり、インタビューではその日の高座の後に余興として行われる「大喜利~ぱっちりバトル~」(6月上席夜の部)の話に終始。この寄席芸人たちの写真愛好家同好会ぱっちりクラブについては、ナイツがラジオで話しているのを何度か聞いた。ナイツが司会を務めているのだそうだ。
夢太朗については、以前にもこの番組で視聴しているようだ。どうも三笑亭で「夢」がついてる人は数人いるはずだがどれも印象があまりなく、夢太朗についても同様。
前回も同じようなことを書いてるが今回聞いてみて、口調は典型的噺家という感じで悪くない。ここでも主任であるから、それなりにホームの雰囲気で受けている。

10/30--
ぴろき
桧山 うめ吉 「縁かいな」
三遊亭 遊吉 「城木屋」
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12/5視聴
ぴろきはパス
檜山うめ吉。見たのは初めてだと思う。「唄と三味線と踊り」と最初に自己紹介。これまで見た寄席のこういう系統の出し物の誰とも似ていない不思議な感じ。芸者がそのまま寄席にゲスト出演したのかなと思ったが、ウィキを見てみると、肩書としては俗曲師。
経歴も割合平凡な、というかさほど奇を衒ったようなものでなく、「国立劇場研修生として寄席囃子を学ぶ」、「落語芸術協会へ入会し、お囃子として活動」、「檜山さくらに師事して端唄を習得」とある。そういやおれは檜山さくらは何度か見たはずで、その人と似ているといえばそうかもしれない。
結構寄席で重宝されそうな存在だと思う
遊吉、これも初めてだと思う。主任高座。
立て板に水というような喋り方で、ちょっと疲れる。そしてなぜか春風亭柳昇を思い出す。まず禿げ上がったフォルムが似ているというのがあるのだけど、それが似ているといいたいわけでない。柳昇は立て板に水という喋りではなかったのだが、なぜかどこか話しぶりが似ている瞬間があるのだ。話の切れ目のあたりかな。特に序盤にそれを感じた。
ネタの「城木屋」、これも初めて聞いた。初代三笑亭可樂が作った三題噺なのだそうだ

11/13--
三遊亭 とん馬「鮑のし」
春風亭 百栄 「疝気の虫」
春風亭 一朝 「野ざらし」
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12/6視聴
とん馬「鮑のし」は、大家の倅に嫁が来たことを祝いに行く甚兵衛さんの場面で終わり。「これはその他でございます」「お祝いしてくれるってのかい」「そうなんです、1円下さい」「冗談言っちゃいけない」
百栄「疝気の虫」、終わり方は「別荘がないんだよ」「そっちはどうなってんだよ」「こっちはずっと 更地になっている」
おなじみ「野ざらし」。おれは落語のピンの談志と野ざらしと言えばの春風亭柳好のを繰り返し聞いた。落語は談志のピンから見始めたが、本編の落語はなかなか入って来なくて、漫談部分でつられて聞いていたような面があったが、そのおれが落語のピンのビデオを繰り返し見て、落語をなるほど面白いとようやく入ってきたのが、野ざらしなのであり、原点である。
その先人のものを一言一句変えずにそのままやってる部分が多々あり、それはこの落語の完成度ということなのだろう。談志だって柳好のものそのままという部分がずいぶんあった。談志の場合はオマージュという面がありかなり意識的に、それこそ談志の本にもあったと思うが「ここから柳好になるよ」と言ってから柳好のやり方をまねてやっていた。確かその談志の解説によれば、談志のものは柳好と柳枝のものから取っていると言っていたはずだ
一朝、釣りのマクラは無しに、自分の名前のおなじみの挨拶をしてすぐ本編に入っていた
終わり方は「針を取っちゃったよ」「おなじみの野ざらしでございます」

11/20--
柳家 わさび 「宮戸川」
古今亭 文菊 「浮世床~本~」
玉川 太福  「石松三十石船」
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12/20視聴
わさびというのは飄々としていてとらえどころがない感じが案外面白い落語家になる可能性があるように思えた。
マクラではチバテレの収録が入っていることを言い、チバテレを弄る。白黒アンジャッシュなんてのをやってること自体をいじり、また、この番組ではまったく編集がされないことを話す。前回自分が出たときはロシアのウクライナ侵攻の日で、「プーチンの事を言ったら全部放送された千葉テレビはロシアのプロパガンダに勝った、ロシアが知らないだけかもしれない」
この番組をずいぶん長いこと見ているので、その回も見てるはずだがあまり覚えていない。
そういう話をした後に、カットされているような箇所があった(不適切なことばとかでなく、時間の関係のカットだと思われるが)。落語の場合話の進行ぶりとカメラの切り替えあたりを見比べているとカットされたかどうかがわかるときがある。
六尺棒そっくりに始まっていた(父親と息子の「お友達の方ですか、ならば会ったら勘当したと言ってやってください」というようなやり取り、)
太福は浪曲の一番有名なものという紹介でやっていた。
客からは「寅さん」と声がかかったようで、これは著作権料などがかかるので、と言っていた。確か「男はつらいよ」全作を浪曲にアレンジしてやっていると聞いた

11/27--
ロケット団
新山 真理
桂 歌春   「青菜」
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11月の放送なのに、夏の収録のようだ。いや、収録して数か月後の放送というのはおかしくはないか。
歌春はインタビュー有で、インタビュアーは娘の田代沙織。夏の家族旅行の話をたっぷり。微笑ましいけど、その一方でこんなあまり面白くもない内輪話でいいのだろうかと思う
新山真理というのは初めて見た。座布団に座っての漫談。楽屋にいる高齢の師匠弄りがメイン。寄席では面白いんじゃないかな。

12/4--
ナオユキ
宮田陽・昇
桂 伸衛門  「竹の水仙」
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2/19視聴
ナオユキ、いつも通りのスタイルで最初は気付かなかったが、よくよく見てみると、いつもの酒場の酔っ払い漫談ネタではないものをやっている。「子供のころの思い出」とでもいうようなネタで、例えば祭りの屋台の店をネタにして、かき氷屋が「おいしいよ」と。そりゃ砂糖水だ、おいしい商売、だとか、綿菓子屋、お父さんが娘に「甘いよ」と言っている。おまえが(娘に)あまい、というような。
「竹の水仙」は12/25にも出ているので、続けてそちらの回も視聴

12/11--
桂 小すみ
柳家 花緑  「中村仲蔵」
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23/8/8視聴
小すみ、都都逸の合間にジャズで「テイクファイブ」に乗せて同じ都都逸を。
この人、ビバリーに数回出ていた時に話を聞いたが、音曲師としてはかなり変わり種
喋りが高座とは違って結構なハイテンション。それを踏まえて見ると、高座でも微妙にテンション高め。段々地を出すというか、そういう特徴を出そうとしてるのかもしれない。ただちょっと押し付けがましくも感じる。
花緑の「中村仲蔵」、前日に落語研究会の花緑の「粗忽の使者」を聞いており、その流れで今日はこれ。主任で40分近く。
どうもこの人はなあ。こぶ平の正蔵と並んで落語家一家の御曹司であるがゆえの不幸とでもいうか、伸び悩みが顕著。おれがあまり好みでないことを根拠に言うのもなんだが、寄席での人気もそこまでなさそう。まあ食える食えないで言ったら、寄席での人気なんかとは別のところで食い扶持もいくらでも探せるだろうし、例えば血筋を使えばお旦の後援、さらにいえば最初から財産もあるんだろうし。
センスが悪いとはいわないが、自分とは合わないとは感じる。例えば今回のものでも噺の本筋のところでなかなか良い口調のところもあるにはあるのだけど、本筋から外れる場面での口調やそこで扱われる話題がどうにも嫌である。本筋から外れるのは構わない、長いネタで客がダレそうな要所要所でそういうのを入れるのはテクニックだろうし。

12/18--
桂 枝太郎  「電話の向こう」
風藤松原
古今亭 菊之丞「お菊の皿」
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23/4/23視聴
枝太郎、インタビュー有
途中で寝てしまった。あとでもう一回。
風藤松原、知らない名前で、変な名前、これ気になってた。この番組の出演基準はどうなってるのか、いま溜まっているこの番組の録画で、この人たちがこれを含めて3回もあってそれも含めて気になっていた。勝手に一人芸、奇術とか曲芸とかかなと、想像してた。なんと漫才、風藤と松原という二人組。
やけに毒のあるボケで大いに受けている。いまの漫才の主流はツッコミ重視なので、こういうのを見てなにか違和感さえ覚えるが。
枝太郎見ながら寝てしまいしばし茫然としながら、これを見たので、あまり集中できず。途中童謡の替え歌を連発する場面が出てくる。おれは「もしもし亀よ~」を思い浮かべるも、「むかしむかし浦島が~」である。が、「もしもし亀よ~」が頭の中でグルグル、が続きが思い出せず、そのうち続きとして「つのだせ、やりだせ、頭だせ」が浮かんできてしまい、あれっ、「もしもし亀よ」と「でんでんむしむしかたつむり」って同じメロディーじゃねとか思い始めて、ユーチューブへ。
しばらくしてから続きを見始めるもさらには桃太郎がネタに登場し、桃太郎だって同じメロディじゃねとか考え始める始末。
さて、どうにかこうにか最後まで見て。全然集中できないなと思い、考えあぐねた挙句、この番組のほかの回での風藤松原も続けざまに見てしまおうと考えた。ものすごく面白く、気に入ったということでは全然ないことも書き添えておく。残りは1/29回と4/16回
4/24視聴 古今亭 菊之丞「お菊の皿」
風藤松原が短い間に3回も出るのも不思議だが、番組構成として、今回はこの風藤松原の次に菊之丞「お菊の皿」だが、次回の1/29回では「昔昔亭A太郎「皿屋敷」」。はて、違う演題ではあるが、同じネタだよな、これ、と続けて視聴した。やっぱり同じ噺。変な番組構成だな。
23/6/9再度の視聴
枝太郎  「電話の向こう」
振り込め詐欺を題材にしたもの。枝太郎は先日「浅草の灯」を視聴したばかりでそれがそれなりに面白かったのでちょっと馴染みがあり、すんなり聞けた。「浅草の灯」のほうが面白いな

12/25--
林家ひろ木「世界一周の旅」
桂米福「竹の水仙」
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2/19視聴
ひろ木は三味線漫談とでもいうようなジャンル。
今回は言ってないが、そういや太田家元九郎ともかかわりがあった人のはず。太田家元九郎は先日笑点で見たばかり。そこでもやってたベンチャーズのパイプラインをひろ木も披露
インタビューゲスト、桂米福
「竹の水仙」。どこか違う演出はあるかなと思いながらの視聴。大きなストーリは変わりはないものの、細かいところはことごとく違ってた。
例えば。材料の竹を切るとき、竹藪へ甚五郎も行く(米福)、行かない。
竹の水仙が開く場面。米福は家来が買いに来ているときに咲き、それで驚きながらも、百両では買わないという場面で、別のところで咲かせる演出の方がよかろうと思う。
買いに来た侍が名乗る(米福)、名前を聞いて値を決めるとしており、あるじが名前を聞き質す。
竹の水仙を求めにくる家来の名前。これは伸衛門は「あべしんざぶろう」としていた。安倍総理を思い起こさせる名前だ。
落げも異なっていた。

演芸図鑑(2022.10~12) [毎回視聴]

10/9から立川志らくの司会
なかなか見る気になれず、結局志らくの回すべての放映が終わった後に一気見、といってもほとんどをパス。でもこの番組はこういう形でもいいかもしれない。見るべき部分が少ない番組なので。

-- 立川志らくの演芸図鑑 「三宅裕司 堺すすむ 古今亭文菊」
初回放送日: 2022年10月9日
立川志らくがえりすぐりの芸をナビゲート。▽対談ゲストは劇団SET主宰で俳優・タレントの三宅裕司。半生を語る。▽演芸は堺すすむの漫談・古今亭文菊の落語「つる」--
--立川志らくの演芸図鑑 「三宅裕司 三拍子 神田蘭」
初回放送日: 2022年10月16日
立川志らくがナビゲート。▽演芸は三拍子の漫才・神田蘭の講談「北条政子」▽対談ゲストは劇団SET主宰で俳優・タレントの三宅裕司▽伊東四朗、萩本欽一との出会いなど--
--立川志らくの演芸図鑑 「藤あや子 テツandトモ 柳家権太楼」
初回放送日: 2022年10月23日
立川志らくがナビゲート▽対談ゲストは歌手の藤あや子。故郷の祭りばやしに始まる音楽人生を語る、▽演芸はテツandトモのパフォーマンス、柳家権太楼の落語「代書屋」--
--立川志らくの演芸図鑑 「藤あや子 令和ロマン 三遊亭遊馬」
初回放送日: 2022年10月30日
立川志らくがナビゲート。▽対談ゲストは藤あや子・後編。話題の還暦写真集、保護猫「マルオレ」ブログなど話題満載▽令和ロマンの漫才、三遊亭遊馬の落語「かぼちゃや」--
--立川志らくの演芸図鑑 「研ナオコ 江戸家小猫 柳家花緑」
初回放送日: 2022年11月6日
立川志らくがナビゲート。▽演芸は江戸家小猫の動物鳴きまね、柳家花緑の落語「目黒のさんま」▽対談ゲストは研ナオコ。半生を語る▽再生500万回!投稿動画人気の秘密--
--立川志らくの演芸図鑑 「研ナオコ 山上兄弟 笑福亭羽光」
初回放送日: 2022年11月13日
立川志らくがナビゲート。▽対談ゲストは研ナオコ・後編。▽「歌は語れ!芝居は歌え」ナオコ流パフォーマンスの極意を語る▽山上兄弟のマジック、笑福亭羽光の新作落語。--
--立川志らくの演芸図鑑 「桂宮治 あさひのぼる 立川志らく」
初回放送日: 2022年11月20日
立川志らくナビゲート。▽演芸は立川志らくの落語「短命」、あさひのぼるのギター漫談▽対談ゲストは若手落語家の注目株、桂宮治!先輩・志らく、後輩・宮治の落語談義ほか--

11/21視聴
視聴したのは対談の三宅裕司、研ナオコ、桂宮治
演芸のほうは、三拍子、笑福亭羽光、そして志らく。
三拍子は一度この番組で見たかなあ。あまり見たことはないが、確かナイツの番組だったかで、誰かゲストの人が言っていたように思うが、舞台での受け方が尋常でないと。
羽光は注目しているからの視聴。こういう風にたくさん並べられて、その中でどれを見るかとなると、もちろんそのときの気分次第でもあるのだけど、それより、自分の今の興味が浮き彫りになる。ここでは権太楼やら文菊を差し置いて、これだけは見ておこうとなった。演題は「関西人のはらわた」。大阪の中村君(彼の本名が中村で彼の作る落語にはよく出てくる)が東京の友達と宿泊旅行に行くと、その宿屋には亡くなった主人の幽霊が出るとのこと。その主人は関西人にいじめられて死んだということで、関西人特有の行動(アイスコーヒーを冷コーと言うなど)を取ると即座に幽霊として出てくるのだ。
志らくは「短命」、談志のものとそっくりなところも多々、さらにそれに付け加えて自分のギャグ。
演芸部分では11/6の回から客入れての収録となっている
演芸は始まりのところで遠くから撮っていて、客席前列の映る(パイプ椅子っぽいもので距離を取っての配置となっている)のでその服装が見える。そこから判断すると、11/6と11/13の回では同じ日の収録(同じ客)、志らくの回は別の客のようだ
対談
三宅裕司の一回目は興味深い。落研での紫紺亭志い朝の話から大学の落研ではみんな志ん朝の真似をするという話、新橋演舞場で三宅の70歳の記念の落語会で「志い朝の会」としてやったという話(新橋演舞場で金を取る落語会ということでプロの志の輔が悩んだという話)
研ナオコはテレビではすっかり見なくなったが、ユーチューブでは話題になったりしているらしい(ここでも話しているし、おれも記事で読んだ記憶がある)。ちょっと病気でもやったんだろうか、ちょっと口調がたどたどしいような感じ
宮治、その来歴を知らないわけでもないはずなのだが、落語家になった経緯にちょっとびっくり。桂枝雀の「上燗屋」がきっかけということは知っていたが、その落語家になる前のセールスマンのころのことを苦悩(その場のノリでいらないものを買わせてしまっているという感覚)や、止めることを決心(その頃お付き合いしていた後に妻となる女性には見透かされていて、自分が稼ぐから仕事辞めたらと言われた)した後に、なにをやろうかなと考えていたときに、枝雀の「上燗屋」をPCで見てショックを受け、その日10回連続で見た、それを妻となる女性も一緒に見ていて「会社辞めてこれやれば」と言ったといエピソードなど。
成金についてもたっぷり。自分は売れ続けて悪いときなんてなかったように思われるが、そんなことはなく、そういうことの連続と話し、伯山に襲名披露では、自分が売れていると思っていたが、それ以上のものを見せられ落ち込んだというようなことを言っており、成金ではこの二人と小痴楽が頭一つ抜けていると思うが、決して仲良しこよしでなく、その中でも嫉妬とかライバル意識とか凄いんだろうなと思わされる





笑点(2022.10~12) [毎回視聴]

10/09(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]緊急企画!円楽さん追悼大喜利
円楽追悼大喜利ということで円楽逝去後の新規収録
OP、昇太の挨拶が客のいないところでのものだったので、客なしでやるのかなと思ったが、ちゃんと客入れてのもの、いつもと同じようなので後楽園ホールだろう。
オープニングテーマのバック、普段は出演者それぞれがイラストで登場するが、今回はすべて六代目円楽の各時代のイラスト(全て楽太郎となっているものだった)
最初の各人の挨拶からして、いつもより抑えめのトーンで、全体的にもそういった感じ
演芸コーナーはなしで、丸々大喜利だが、各問題に入る際に円楽の笑点での映像が挿入、それに絡めた問題となっていて、第1問目は円楽が司会をやったときに出された問題だそうで、円楽の「修行が足らん」というものに対して一言返すというもの。この問題では毎回その円楽の「修行が足らん」の映像が流れ、それに対して答えるという形式になっていた。
山田くんと木久扇の衰えが目立つ。今さらではあるし、そういうキャラなのかもしれないが。
山田は最初の挨拶で感極まっていて、そして締めで「円楽さんに座布団100枚」と言っていたのだが、途中でも手を挙げて回答させてもらっており、そこでもまた「円楽さんに座布団100枚」。それはさっき言っただろうに。確か山田は先代円楽の追悼回でも大喜利に割り込んで、でも変な答えで変な空気にさせていた
もちろん代演ゲストはおらず、円楽の席には円楽の着物がかけられ座布団が置かれていた。昇太が調節して(※)、最後に座布団を7枚あげて、その席は座布団10枚に達していたのだが、そこでたい平が木久扇に「座布団10枚だよ、わかる木久扇師匠」などと話しかけるも、なんだかグダグダになっていた。
※調節といっても、終盤に1回座布団2枚をあげる場面があり、番組が終わりというところでさらに7枚あげるという調節というには雑だ。
そういや今回は皆が座布団1枚から始めていた。
桂宮治はレギュラーで二回しか共演できなかったと言っていた。そういうタイミングだったんだよなあ
※追記11/1
番組公式HPを見たら「円楽逝去のため、10/8の後楽園ホールでの収録は中止」とあった。じゃあこの放送はいつどこで収録したのだろう。

10/11(火) 19:00 -未視聴 BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 なつかし大喜利▽落語 林家木久蔵(現:木久扇)▽漫談 ケ―シ―高峰
10/17視聴
2003/1/12放映分(木久蔵)と2003/1/26放映分(ケーシー高峰)
大喜利はパス
木久蔵は「彦六外伝」。あれっ、つい最近の日本の話芸もそれだったな、ということで、これを見た後にそちらも視聴。日本の話芸の方は「彦六伝」だった。こちら分はとにかく若いことにびっくり。時間の関係のため以外のなにものでもないが、日本の話芸でやられてるものと演じられた日は20年くらい違うのであるが、内容は同じで、こちらは時間が短いので前半で終わりで、さらに語っている内容もできるだけ短くしていた
ケーシー高峰、期待していたのだけどあまり面白くないなあ。受けてはいるけど。
黒板に最初から何かが書かれていて、まあそれが今回話す内容、そこにさらに色々書き込みながら進めるのだが、途中、カメラが客席を映した後に、いきなり黒板が直前の状態から変わってたくさん書き込まれているという場面があった。本当はもっと長くやっていてカットされているのだろう。たかが笑点でも長くやって力業で受けさせてるのかもしれない。談志五夜を思い出す

10/16(日) 17:40 - 日テレ1|19分|DR
笑点[解][字][デ]熊本からおぼん・こぼんの新作漫才
予約忘れ
大喜利コーナーが始まる直前に気付いて、17.40からの録画となっている
あまり見る気にならないので、大喜利の挨拶のところだけ。
演芸コーナーがおぼん・こぼんで代演ゲストが鶴光。
10/2の放送の大喜利コーナーが熊本からのものだったが、今回も同じく熊本、円楽が亡くなる前に撮ったものということになる
※追記
10/17ビバリーのゲストが小遊三で、昨日の笑点のことを話題にしていたので、その確認というかで視聴した

10/18(火) 19:00 -未視聴 BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才 あした順子・ひろし オ―ル阪神・巨人
2003/2/2放映分(あした順子・ひろし)と2003/2/16放映分(オ―ル阪神・巨人)
あした順子・ひろし。見たいと思わせるようなコンビである。録画の翌日視聴。
オリジナルは2月放映、お正月用だからか、着物での登場。センターマイクでなく、胸にピンマイク。いつものネタをやり、後半は1年かけて練習した黒田節を踊ります、と。踊るのかと思いきや、順子が酒を飲む仕草。そして飲み干すたびにそれより大きな盃をひろしが袖から持ってくる、の繰り返し、最後は抱えるのに精一杯な盃が登場。それを飲み干し悠々と引き上げる順子と、その盃を抱えよたよた袖へ戻るひろし
黒田節は調べてみると踊りの曲でなく、「酒は呑め呑め、呑むならば~」で有名な民謡。
黒田節に入る前のところ、喋っていることがちょっと繋がらないので、カットであろう。オリジナルのときからか、今回カットされたのかはわからんが
オ―ル阪神・巨人
あした順子・ひろしの後に見たので、それと比べてということもあるが、いや、一般的な漫才、もしくは一般的なおしゃべりより、各段に早いテンポに驚く。それぞれの口調も早いが、よく見ていると、ひとりが話し終えた後、間髪入れずに話し出す、ここがテンポよく見える秘訣なのだろう。
落語の蜘蛛駕籠だとかうどん屋にある何度も同じことを話すというネタが使われており、お年寄りが趣味の学校とかに行くというネタなのだが、阪神が「あんた(○○の)経験ないんか」と言われるたびに初体験の話をしだし、3回目には、巨人がそれを話しだそうとすると、阪神が続きを言って、巨人「あんた見てはったん?」、阪神「聞いたんや、もう3回目や」と返す場面もあった

10/23(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]木久扇師匠85歳サプライズでのお祝い!
冒頭に木久扇誕生日ということで控室でサプライズパーティー。ここはいつもは代演ゲストの紹介などを短くやるところだが、今回は長め。
その後演芸コーナーはなく、大喜利へ。
ゲストは上方の林家菊丸、初めて聞いた名前だ
1問目の後にCM。これがいつもは演芸コーナーの後にやるCMということだ。
2問目のところでは木久扇の誕生日ということで後ろのふすまが回転して、木久扇の誕生日を祝うもの「祝85歳(木久扇の似顔絵)」になった

10/25(火) 19:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫談・堺すすむ▽マジック・マギ―審司
堺すすむはパス。マギー審司(2003/3/2放映分)だけ視聴

10/30(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]全員が寅さんに変身して○○はつらいよ!
ちょうど暇な時間だったので、追いかけ再生での視聴
演芸コーナーはタイムマシーン3号
サブタイトルにある寅さん、雀々が出たNHKの「贋作男はつらいよ」にちなんでの問題「○○はつらいよ」と言って、昇太の「どうしたの?」に返事、が出された

11/01(火) 19:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽夢路いとし・喜味こいし▽テツandトモ
これまたちょうど暇な時間だったので、追いかけ再生での視聴
演芸コーナーのみ視聴。どちらも徳島での収録
いとしこいし(2003/3/9放映分)、テツトモ(2003/3/16放映分)
いとこいはジンギスカン鍋。もう老いてる時分のもので、至高。ありゃ、調べたら、いとしはこの年の9月に亡くなっているので、最晩年のものか
テツトモ、トモの談志の物真似あり。「なんでだろう」の前に「切ないね」というネタ(切ないね~あぁ~切ないね~」という歌にのせて、切ない状況(バスに乗って友達にバイバイしてるのに、バスが全然出発しないとき)を次々と繰り出す。このネタは聞いた覚えがない。まあテツトモがやる歌のネタのバリエーションという感じ。「なんでだろう」の終盤はご当地徳島ネタの畳みかけ。受けている

11/6
その時間、暇だったのでチャンネルを合わせたら「もう笑点」がちょうど始まったところ。そこだけ(5分番組)全部そのまま視聴した。この番組は司会の昇太と大喜利メンバーの一人が出演して、昇太の出すお題にもう一人が続けざまに答えていくというスタイル。今回は宮治。その問題内容がこないだ出演した一之輔に関するもので、そのとき「「努力しなくも宮治くらいの代わりならいつでもできる」と一之輔が言っていたので、宮治が笑点に出るメリットをあげてください」というもの。
こんなところでも一之輔の名前が出されるというあたりに人気を感じる。笑点の今後について書かれた与太記事では円楽の代わりということで次期笑点メンバー候補の筆頭くらいに名前をあげられてるようだ。
そういや、OPで普段は昇太が代役ゲストを楽屋裏のようなところで紹介するのだが、一之輔が出演したときは、この「もう笑点」のスタイルでやってた。ひょっとして、「もう笑点」にも一之輔が出たのかもしれないな
11/06(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]緊急企画!座布団10枚の賞品をメンバーそれぞれが考える!
普段は演芸コーナーのところにサブタイトルにある企画が入る。
普段はOPテーマの前に今回のゲストを昇太が楽屋裏で紹介するコーナーがあるが、それなしで最初にOPテーマが入り、その後にいつもの舞台にて、昇太司会でレギュラー5人が椅子に座っての上記企画。
大喜利ではゲストが小朝。上記企画の後の収録のようで、「(座布団を)10枚貯めるとですね、先ほどの座談会でありましたように皆さまの夢が叶いますから頑張ってやってください」などと昇太が言ってる
小朝はひねった回答が多く面白いのだけど、その一方で、座布団が高く積み上げられてると不安定とのことで、欲しがらず、どころか、減らしてもらって嬉しがっていて、これはどうかと。茶番ではあろうがあれは座布団を欲しがるという形にしておかないと成り立たない面がある
最初に座布団をもらえることになるも、すでに座布団が高く積まれていて支えるのに精一杯と不満を示し、昇太がじゃあ持ってってもらいましょうと1枚持ってってもらう、これくらいはまあいいのだけど、番組終盤では、たい平に勝手に1枚やったりして減らすことに尽力してるようで。
小朝の回答で談志オマージュのようなものがあった。リラックスして一言→昇太「リラックスしてるね」に返すという問題で、「人間って火を見ると落ち着きますよね、燃えてるのが自分の家でも」

11/13(日) 17:30 -
日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]
この日は大分での収録
演芸コーナーは山上兄弟。パス
大喜利ゲストは桂文治。文治は大分県の宇佐出身で、寄席中継ではそれとUSAをかけて自己紹介をしている姿をよく見るが、ここでは昇太が冒頭で文治の紹介の際にそれを言い、文治は自分の挨拶の順番で、自分の唯一のギャグなのに昇太会長にそれを言われてしまったと言っている。
文治、バラエティ番組に合うかなあとちょっと心配したが、なぜそんな心配を下のやら。この番組はバラエティ番組である以前に落語家による大喜利番組であり、それにピッタリというか、落語家のイメージそのままに程よく無難にこなしていた。大喜利は全部視聴
次回も大分からで文治がゲストとのこと

11/15(火) 19:00 -
BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫談・綾小路きみまろ&ダンディ坂野
演芸コーナーのみ両方とも視聴
03年03月23日放映、綾小路きみまろ
03年03月30日放映、ダンディ坂野
綾小路きみまろ、著名な芸人であるからもちろん知っているし、どんな芸風かも知ってはいるが、ちゃんと見るのは初めてかもしれない、というくらいにちゃんとは見たことがない。
聴き慣れないからか耳がついていかない。老人相手に毒舌ということで一世を風靡したわけで、ここでも大いに受けていて、それゆえおれが耳がついていかないのはやはり聴き慣れないからだろう。まああまり面白くもなく、飽きてしまって集中が続かなかったということもある
そしてダンディ、きみまろの次に続けて聞いたからかもしれないが、ネタが途切れ途切れで、大丈夫かと思わせる。こちらもそういう芸なのだけど、間を空ける場面がところどころにあり、芸人として怖くないのかなと思った。

11/20(日) 17:30 -
日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]
前回に引き続き大分からで大喜利ゲストは桂文治
演芸コーナーは錦鯉
サファリパークに行くというネタで、長谷川がすぐ車から降りてしまい、動物たちと遭遇する。最後はヌーの大群のもとに行った長谷川、全ヌーにぶつかる様子、いつの間にか避けられるようになるも、またアルパカにぶつかりだし、もう助けることはできないと渡辺が「本日はどうもありがとうございました」と袖へ下がっていき、長谷川もアルパカにぶつかる様子をやりながら下がっていく。
大喜利3問目、「大分vs九州6県」
大分県がほかの九州6県に物申し、昇太の「なにを!」に返すというお題。
こういうご当地ものは地元のプライドもくすぐられるし客は喜ぶ。といっても、答えでは大分に絡めず、他県に物申し、シャレで締めるみたいなものも多いけど。
宮治が座布団9枚、白い座布団が登場、リーチ座布団と呼ぶのだそうだ。とここでこの回は終わり。

11/22(火) 19:00 -
BS日テレ|54分
笑点なつかし版 爆笑なつかし大喜利▽漫才 昭和のいる・こいる▽マジック マギ―司郎
2003年4月6日放映、昭和のいる・こいる
2003年4月13日放映、マギ―司郎
演芸コーナーのみの視聴
のいるこいる、楽しみにして視聴した。が、どういえばいいのかなあ、もうちょっと作り込んだほうがいいような。こいるのいい加減な相槌というのが売りで、それで一気に売れたと聞くが、タイミングもお構いなしにそればっかりやってる感じで。
おれはこの人たちを生で見たのかどうかあまり記憶にない。おれが寄席に行ってたころしょっちゅう出ていたはずで、それだったら何度も見ていたはずなんだけど。
あした順子・ひろしのことを思い出す。これは寄席でしょっちゅう見ており、でもおれは寄席で見ている分にはちょっと高飛車に時代遅れの芸人どもと思っていた部分があり、落語家は好きで見ていたというのもあるが、それ以外はワンランク下に見ていた部分があったと思う
ある時浅草談志の会にあした順子・ひろしが出ていてずいぶん長くやっていたように思う(それの前か後か、以前にこのメモブログに書いているが、浅草木馬亭での日航寄席でも談志がトリで、順子・ひろしも出ていたな。談志「馬風、順子・ひろしと出て、おれがここでいい噺をするわけがない」)。その日だったか、もっとずっと後になってからか、談志がじゅんこひろしをずいぶん褒めていて(「談志百選」にも載っていたと思う)、そういう寄席の見方だとか芸人の見方とかを談志から学んだ部分もある。
マギ―司郎、冒頭に客席からマギーさんと声がかかり大人気。その盛り上がりに、なんでこんな元気なんだろうね、ただで見てるからだねといなし、最初のマジック、茶碗に入った ササニシキ、別の茶碗に移すし、コシヒカリというもの。いつもどおりともいえるが、最初から最後まで人を食ったような高座。


11/27(日) 17:30 -
日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]出るか!?座布団10枚!リーチ座布団が3人も…
演芸コーナーはプラス・マイナス
大喜利ゲストは瀧川鯉斗
大喜利あいさつでたい平が指摘していて気付いたが、隣の席とのアクリル板がなくなっている。
演芸コーナー前に昇太の演者紹介があるがそこを見る限り、後楽園ホールでなく、スタジオ収録のようだ(後楽園ホールのような客席がない)。
大喜利と演芸コーナーは別日収録の可能性もある。今回についてはちゃんと見てみたが、開始のところで客席も含め舞台が映るが、そこでの客席の客の服装を見る限り、別日のようだ。大喜利の方は後楽園ホールなのかスタジオなのかわからない
全部視聴した
瀧川鯉斗、落語は聞いたことがないが、イケメン落語家として大層話題。落語かとしてイケメンというのはどうなんだろう、そしてそれを面白くしてるようでもなさそうで。という色眼鏡もあるが、ここでも特別面白いことを言うでなく。
なので全部見るつもりもなかったが、座布団10枚行くのかな、という興味で。あれれ、座布団の行方に興味なんか持っちゃってるや、おれ。バカにしてる側なのに。
で、サブタイトルに「リーチ座布団が3人も」とあるが、これ次回分の間違いじゃないかなあ、今回は前回からの引き続きで宮治がリーチ座布団に座って登場、取り上げられるものの、番組の最後で再度リーチ座布団を取っている
次回予告のところでは次回10枚に到達するらしく、3人の名前(そのうちの誰かが10枚になるのだろう)が上げられてる

11/29(火) 19:00 -
BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽浪曲 国本武春▽漫才 今いくよ・くるよ
演芸コーナーのみ視聴
どちらも秋田での収録
国本武春(2003/4/27)
今いくよ・くるよ(2003/5/4)
国本武春。どんな芸だったのだろうと期待してみたが、ずっこけた。
武蔵と小次郎の戦いの部分をやっていたが、ロック調の曲とフォーク調の曲とで。演奏が大々的に入り、これはカラオケだと思うが、それに自分の三味線の演奏と歌。椅子に座ってフォーク歌手みたいな歌い方。
浪曲って一般的には曲師が三味線で、演者は立ってるときも座ってるときもあるが、演台を前に置いてやるものと思っていた。今回も演題、そしてテーブルかけ(「武春さん江」とある。これは玉川太福が、「これの名前はなんと「テーブルかけ」・・・という意外に普通の名前」とクスグリを入れるやつ)はあるにはあるがそれを横にしての演奏だった。
くるよの衣装がずり落ちそうで、舞台中ずっとそれを直そうとして、抑えており、せわしない。
トラブルであろう、漫才の最中に、これ今降ろしたところですねん、とか話し、前面についてる飾りのことを愚痴っている(その飾りのせいでずり落ちている)。
なんだか罰ゲームをやらされてるみたいで色っぽく見えてくる

12/04(日) 17:30 -
日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]ついに出た!座布団10枚獲得したのは一体誰?
演芸コーナーなしで全部大喜利。10枚到達者が出たため時間延長ということだろう。
大喜利ゲストは月亭八光(はちみつ)
3人のリーチ座布団というのは、宮治、木久扇、そしてたい平。宮治は今回の2問目で10枚到達。木久扇はリーチになったが、その後1枚取られてしまっていた。たい平はリーチ後「何かあったのか劇場」で全部取られていた。「何かあったのか劇場」はどこが面白いのやら。が、次の木久扇が大喜利の問題(ほかのメンバーを褒めてから一言という問題)に引っ掛けて「「何かあったのか劇場」はいいよ~、答えが長いからみんなが休めるの」と。
10枚到達のときの問題は、時計を見て昇太の「時間ないの?」に答えるというもので、宮治は「時計を見て思い出したんだけど、長身(長針)の親友が病身(秒針)の奥さんを残して単身(短針)赴任するんだ」という時計の針に全部掛ける答え。これに他のメンバーが「おお~」と煽り、その煽りに負けて10枚到達。
終わってみれば、まあ馴れ合いというか予想できる範疇というか。前任者の三平が10枚に一度も行かなかったことを反省していたしね。
木久扇が時計の問題のとき、水戸黄門に引っ掛けた回答、いつも時間通りに印籠を出すということを言ったのだが、まったく受けず、やっているうちにやる気を失い「受けないねえ」と。テンポが悪かったか、客がもう水戸黄門をわからなくなってるか、まあ木久扇の老いを見るようで・・・。ちなみにこれが木久扇リーチ状態で座布団を取られた時。

12/06(火) 19:00 -
BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才・中川家▽コント・いつもここから
030511中川家
030518いつもここから
中川家、礼二はジャケットなのであまりそうは思わないが、おにいちゃんがジャンパー姿で今よりちょっとだけだが長髪、若手芸人という感じ
いつもここからは「悲しいとき」と「偉そうなのに」。「悲しいとき」は単なるフリップ芸なのだなと今見ると思う。今見るとあまり面白くないだろうと思っていたが、笑ってしまう。このネタだけかと思いきや、10分(笑点の演芸コーナーはいつもこれくらい)くらいはいけそうだが。

12/11(日) 17:30 -
日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]
演芸はさらば青春の光
大喜利ゲストは好楽の息子の王楽
さらば青春の光というのはトラブルがあったときそのまま消え行くのかと思っていたが、実力なのだろうか、一気に売れっ子。コントが高評価のコンビ、といってもおれはまともに見るのはこれが初めてくらいだと思う。そういや昔よく見ていた映画天国のオープニングでコントをやってたなあ、あそこのコーナーも飛ばしていたけど。
王楽、円楽一門会ということであまり面白くなさそう、その一方で親子ネタは面白そう。
挨拶のところでは珍しく、大喜利メンバー全員が王楽に触れる形(山田くんは除く)
今のところ1問目まで視聴、残りは見るかどうか
※追記、結局全部視聴。↓のなつかし版の演芸コーナーを見た後に。

12/13(火) 19:00 -
BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!大喜利▽落語・三遊亭歌之介(現:圓歌)▽ベ―ス漫談・はなわ
演芸コーナーのみの視聴
三遊亭歌之介030525
はなわ030608
はなわのほうは横浜にぎわい座での収録、歌之介はいつもの後楽園ホール
歌之介は聞いていてわかった。前からわかっていたことだけど。綾小路きみまろスタイルだな
はなわは佐賀のうたを二つ歌って、その後にご当地ということで神奈川の歌。
前にシオンが好きだということを話していたのを聞いた。表現しているものは真逆というくらい離れているが、はなわの作る歌のスタイルとして似ていると言えないこともない。フォークギターでの弾き語りスタイルを踏襲したようなCAmFGのようなちょっとしんみりさせるマイナーを入れたようなコード進行で自分語り私文学的な歌詞

12/18(日) 17:30 -
日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]
演芸コーナーはナイツ
今年を振り返るという形式としては目新しいネタではないが、時事漫才であるから聞いたことないネタばかりでやはり面白い。冴えてる
演芸コーナーで昇太が出てくる芸人を紹介する場面が最初にあるが、そこを見る限り、後楽園ホールでなく、スタジオ収録のようである。このところずっとそうだ
大喜利ゲストは木久蔵。前回に引き続き大喜利メンバーの息子が登場。大喜利の挨拶では前回もそうだったが、今回もみな木久蔵ネタを盛り込んだ挨拶
前回はどうだったっけな、そんなことはやってなかったと思うが、今回は木久扇に合わせ木久蔵も黄色の着物、並びとしては木久蔵、たい平、木久扇となる。黄色が二人というのはかなり強烈で大喜利の最中にもしばしば話題となる
一問目、「「バカになれ!」に一言」という問題。「バカになれ」というのはアントニオ猪木のフレーズだが、その問題を出すときに猪木の名前は出てこなかった。解答でも猪木に振れられることはなかった。そういやナイツの漫才では猪木の名前が出てきたな、円楽の死と混同してしまうという扱いで、終盤のハイライトシーン
今のところ1問目までの視聴
※追記 その後↓を見てからついでにこちらも全部視聴
↓はテツトモはあまり代り映えしないからパスしようかと思ったが、思い直しての視聴、それに続いてどうせならとこちらも視聴
木久蔵のキャラはなかなかよい。終始父息子ネタで和気あいあい。そして大喜利の答えの後父親に話しかけそれに木久扇が答え普通の会話(※以下に)が始まってしまうような場面もありそれが漫才のようになっている。
※木久蔵「なんで丸ビルっていうのに丸くないの」、木久扇「それなんだよね、あの辺丸の内って言うでしょ。四角いとこ入るのに何で丸の内って・・・」(「東京駅になって一言」という問題)

12/20(火) 19:00 -
BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才・笑組▽コミカルソング・テツandトモ
笑組030615横浜にぎわい座
テツandトモ030622後楽園ホール
笑組、横浜にぎわい座の一周年の興行とのことで、自分たちはここによく出ていて、最近も師匠の内海桂子と一緒にきたというようなことを言っていた(で、そのときも見に来ていた方はいるか尋ね、誰も手を上げないと見ると、じゃあそのときと同じ話でいいか、と)
ゆたはナイツに、自分は内海好江の弟子であり、ナイツは内海桂子の弟子、だから兄弟弟子ではないというようなことを強く主張しているはずだが、舞台上ではこんな感じなのね。
ネタは超能力を扱うテレビ番組が好きだというかずおにゆたがその手の番組のインチキ性を超早口でまくし立てるというようなもので、その毒舌早口があまり聞き易くない。時代のせいもあろう、今の漫才師のほうが流麗だ。M1でウエストランドを見たばかりだからかもしれない。
テツandトモ
おなじみ「なんでだろう」から始まる。その後「かならずいるんだよね」の1番と2番と紹介。これはちょっとひねったネタで1番でやったものを2番でアレンジする。例えば、「必ずいるんだよね」店で指輪をはめてみて抜けなくなるやつ、電車に赤ちゃん乗ってたらやたら話しかけるおばちゃん、とこんなのが1番、その後の2番では店で指輪をはめてみてそのまま帰るやつ、電車に赤ちゃん乗ってたらやたら話しかける赤ちゃん、となる。
最後は「なんでだろう、盆踊りバージョン」

12/25
録画予約をし忘れたため見逃し。
毎週予約にすればいいんだけど。ちょっとした理由、録画リストにちゃんとタイトル(このメモでコピペしている、例えば「笑点[解][字][デ]ついに出た!座布団10枚獲得したのは一体誰?」というサブタイトル部分が毎週予約にすると表示されないのだ)が表示されないということがあり、1回ごとに録画予約をするようにしている。
以前は金曜日に翌週分の録画予約の確認をしているのだが、それがおろそかになり、土曜日、日曜日にやるようになり、さらに今回は年末だしと、もう確認もいらないかななどと思ってたのだが、毎週セットしなければならないこの番組があったのだった
まあ見逃し自体はさしてショックでもない、いつ見るのを止めようかと機会を計っていたくらいだ。
見逃しに気付いて、この日の内容、演芸は誰か、大喜利ゲストは誰か、というところだけが興味で、それを確認しようとしたら、真剣に調べてないということもある(「笑点 12/25」とかそんな感じのいくつかのワードで検索した程度)が、なかなか見つからない。まず公式HPにこの日の出題は掲載されているが、そのほか(演芸コーナー、大喜利ゲスト)は掲載されておらず、この日の番組について大した内容でなかったのだろうネットニュースにもなっていないようで、結局見つからず。もちろん真剣に調べれば、例えばツイッターで検索ワードを設定して検索すれば、実況をやってる人がいるだろう、またHuluでは配信を行っているようで、お試し無料登録みたいな機能もあるようで、それに入れば見ることはできそうだ。まあこの番組にその手間をかける意味があるかどうか。
1週遅れくらいで、公式でないいくるかのサイトに掲載されるようで、そこで確認しようかなと思っている(現在、前の週の「ナイツ、木久蔵」が掲載されていた)
毎回、最後に次回予告が少し出てくるが、前回では、新年の回の予告(サンドウィッチマン、宮治の座布団10枚賞品)をしており、この12/25回には触れられていなかった。
※追記
12/25の動画を見つけたので内容を確認、演芸コーナーはなく、大喜利で30分。しかも大喜利ゲストもなし。