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ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 9/25 「D-1グランプリ」

笑点の録画を見終え、テレビに戻してザッピング、これに行き当たり、とろサーモンが漫才スタイルで出ていた。ちょっと見てたら、なにやらM1を模したような企画のようであり、さらに今田耕司が司会役というダウンタウンと深い関係のある今田だが、この番組に出演とは珍しい。
でダウンタウンへの愛をテーマにしたネタを披露するコンテスト「D-1グランプリ」という企画のようで内容も面白くそのまま最後まで見てしまった。多分その日の放送の後半分くらいだろう。
とろサーモンの次は、ユニットで野性爆弾・くっきー!とハリウッドザコシショウ、その次はランジャタイ、となるとわけのわからないネタが続きそうであるが果たしてその通りだった、でも面白い。まあそれを見守るダウンタウンの二人の表情が魅力的というのもある
次回も続くらしく、そして次回はナイツも出るようだ。
面白かったので最初から見ようとTVerで検索したら配信していない、と。残念。
今回とろサーモンが確か出演順で「6」となっており、そうすると、その日の放送で前に5組もやってないだろうから、前の週からやってたのかなと調べてみたら、その通りである。
つべに上がるかな

※追記
10/02(日) 23:55 - 日テレ1|30分|DR
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで![字]
今回は録画した
ナイツはトリかなと思ったが、今回の最初。エントリーナンバー8
いつも通りというか、ヤホー漫才でダウンタウンを取り上げるというもので、こういう中にあっては大人し目。
ほかにZAZY、マヂカルラブリー、トリ(11番目)は月亭方正&たむらけんじ
とにかくネタを見てるダウンタウンが好々爺のようで感慨
つべに前回までの分も上がっているようだ、いずれ見よう
前回書いたとろサーモンはエントリーナンバーが5だった。

※追記
11/2
見てなかった分を全部視聴
つべに上がっていたその動画はなぜか時々「非公開」になってしまっており、見ようとして見れなかったり、後で見てみると「公開」に戻っているのだが、で、なかなかまとめて見ることができなかった
そのつべに上がっていた動画はところどころがほんの少しだけカット(なぜそうなってるかわからないが、単語1つだけ、くらいのカット)されていて見づらかった

女系家族 2021

2021年12月4日・12月5日の両日とも、21時 - 22時55分で、テレビ朝日

本来「にょけい」とは読まないようであるが、ここでは「にょけい」と読ませている

また録り溜めた日本の連ドラでないテレビドラマ。1日に1本ずつこういうのを見ていくというのはペースとしてはとても心地よい。
細雪を思い出す。どうしたって船場が舞台で「こいさん」「とうさん」なかあんちゃん」という呼称をはじめとして船場言葉が全編に渡って飛び交う。
内容は全然違う、細雪はその船場の名家の日常を描くことによってその文化が滅びゆくさまを描いたものでストーリー的にはあまり起伏はない。こちらは、相続を巡るミステリーというかなりはっきりしたテーマがあり、それの舞台が船場だということだ。
が、細雪を意識してしまうと、今作品のあの場面が細雪のあの場面、あの人物は細雪のあの人物に符合するなどと考え始めると結構類似があり、意識してるのかなと思う。
例えば主役が女性の姉妹(こちらは三姉妹)、真ん中の娘には婿がおり、それは細雪での石坂か伊丹。船場の名家。寺巡りをしたという場面があるが、細雪での花見の場面を思い出させる、など。
平成26(2014)年を舞台にしているが、ウィキを見てみると1963年の山崎豊子の小説であり、それからすぐに映画化、そして何度もテレビドラマ化されているようだ。
メインどころの出演者
浜田文乃
演 - 宮沢りえ
「矢島商店」4代目当主である矢島嘉蔵の愛人。
矢島藤代
演 - 寺島しのぶ
大阪にある老舗木綿問屋「矢島商店」の長女。
矢島千寿
演 - 水川あさみ
老舗木綿問屋「矢島商店」の次女。姉である藤代に劣等感を抱いている。
矢島雛子
演 - 山本美月
老舗木綿問屋「矢島商店」の三女。
矢島芳子
演 - 渡辺えり
矢島三姉妹の叔母。
矢島良吉
演 - 長谷川朝晴
千寿の夫。
大野宇市
演 - 奥田瑛二
矢島家の大番頭。
ほかに、山村紅葉、伊藤英明、余貴美子も存在感を発揮、役所広司(特別出演)が亡くなった当主の役。
主役は宮沢りえと寺島しのぶとされており、この二人が字幕オンでの色付きであるが、もう一人、奥田瑛二も色付きにしてよかろうと思えるような活躍、ナレーションも彼であり、いわば彼の目線から語られていく。彼は小悪党で相続について色々調整をしながら、自分もその中からちょろまかしたりしており、そして最後の最後で破綻するという役柄。
テレビや芸能界に詳しくないからなんともいえないが奥田瑛二がこんなに重要なそして出番の多い役をやってるのを見るのは久しぶり。そして充実の演技。
宮沢りえは序盤はあまり存在感薄め、姉妹が強烈で、一方亡くなった旦那の愛人という役の宮沢はその相続争いにも控えめであまり主役のような感じでなかったが、第2話の中盤以降一気に大逆転である。
寺島しのぶはわがまま強欲な長女の役で、これもうまい。最後、文乃が出してきた矢島嘉蔵の子供の認知についての書置状で、多くを文乃にも財産を分けなくてはならなくなり(というか文乃が産んだ息子に)、さらには自分の処遇への言及(家を出て自分の道を見つけろ)、そしてこの家の女系を続ける ことを戒めることまで書かれており、その言葉を何度か繰り返しながらサバサバと受け入れるあたりの表情もいい。

チロルの挽歌

2020/12/26(土) 21:00 -未視聴 BS 103|89分|12倍録
高倉健ドラマ チロルの挽歌(前編)「再会」[字]
2020/12/26(土) 22:29 -未視聴 BS 103|89分|12倍録
高倉健ドラマ チロルの挽歌(後編)「旅立ち」[字]

作:山田太一

昨日に続いて、HDに残っていた高倉健のドラマを。
先日、ネットサーフィンにて大原麗子のウィキを読んでいた(ゴリエが再ブームみたいなニュース記事から、色々見ていてゴリエの母親役を大原麗子がやっていたと知り、ゴリエというのが流行っていたのは時代的にもう大原があまり表舞台に出ていないころじゃなかったかと思い詳細が知りたくて色々探したがどの程度出ていたのかとか、いつのころかとかはよくわからなかった)。
そこで、彼女が「生涯の代表作」と自負していたということを知って、そういえば録画も残ってるから今度見ようと楽しみにしていた。で、現代ものドラマを「ザ・商社」で見始めて、ほんとはすぐに見ようと思っていたが、結局最後になってしまった(松本清張ものと高倉健ドラマの自分のHDにあったものの中で)。

とても素晴らしい出来でちょっと驚いた。1時間半で前後編の全2話(計3時間)。前編を見終えて、これはかなりいいぞ、と思ったが、後半のほうはそれを遥かに凌ぐ良さ、これは前編で惹きつけられていたからこそだと思うが、後編の中盤あたりからはかなあ、畳みかけるように面白い場面が連続する。立石と菊川の対面の場面の後に、菊川と志津江の場面で志津江が一瞬菊川に失望し、逆襲し、仲が少しギクシャクする場面の面白さが発端、その後は市長がその3人の事情を問い質し、口外しないことを約束したすぐ次の場面で部下たちに話しているというコメディの基本のような場面から、その市長、人間的に軽い男というイメージでここまできていたが、彼がその軽薄さはそのままに、3人を集めて話し合いの場を作り、そしてなんとなく解決にまで持って行ってしまうというあたり、そしてその場面では今作品の重要人物がかなり揃っており、それまではおれは高倉健、大原麗子、杉浦直樹3人のドラマ(ちょうど字幕オンの色付きはこの3人)だと見ており、他は有名どころは揃っているが、あまり大した役割が与えられていないように思っていたが、ここらでみんなが存在感を発揮し、そういう意味でも大満足。

その3人のドラマだと思っていた特に前編を見終えたあたりの感想としては、その3人の人間関係、現在のドラマでいえば公式HPで相関図として表されるだろう、において、菊川の反応、立石が自分たちの町にやってきたことを極度に恐れ、すぐにも逃げ出そうとする、というそれは、よくわかる。それ以外の人物については、どうだろう。こういう立場になった時、どう反応するのが普通かはよくわからない。ただ志津江の反応、行動だけは多少ドラマ構築のための不自然さはあるようにも思うが、それを不自然だなと思わせない自然な演技、演出が素晴らしい。立石については、いきなり二人がその町にいることを知ってしまっての上の反応だから、ここも不自然さはない。

高倉健は寡黙武骨愚直な男という俳優イメージで、ここでもそういう人物像ではあるが、例えば元妻の志津江には、もちろん家族なのだから、乱暴な口調になるし、若い榎本なんかにフレンドリーな口調で喋ったり、そういう場面が楽しい。

菅井きん、田中義剛は大した役ではない。前編のところでキャストクレジットにあったが、前編で出ていたかなあ、後編でようやく気がついた。

阿部寛、出ているところわからず。キャストクレジットでは「工事の男」として一応役名あり(役名なしの人もいっぱいいる中で)。ウィキには「建設現場社員」とある。
こういうのは検索すれば大抵引っ掛かるが、出てこない。
阿部はファッションモデル出身で俳優業はいきなり主役からスタートし、その後の低迷時期にこれに出たらしく、であるから、有名どころがチョイ役で出たということで「役名あり」というのはわからないでもない。
また、自身がこの作品を印象深いものとして挙げているとのことだ。
阿部寛を検索していて気付いた。「続 遙かなる山の呼び声」を見逃した。つい先日の9/17に放映されたとのこと。制作決定のニュースは見たんだけどなあ。どうせ放映前に宣伝をたくさんやるだろうから気付くだろうとおれはほとんどテレビを見てないくせに油断していた。まあ、いずれ再放送やるっしょ

ラスト近く、大勢の炭鉱夫が歩いてくる場面は意味わからず、検索してみた。詳しく解説されてるサイトがあり、そこに山田の言葉があった
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「非現実の世界って、まだ馴染まない人も多いからメジャーな時間帯で長いと拒否されるけど、それとなく、番組の終わりのほうとかに入れたりして。『チロル…』のときも、途中で見たくない人はとっくにチャンネル換えてるだろうし、ここまで見てくれたということは、終わりまで付きあおうと思ってくれてる人たちだから、ちょっとわがままを許していただこうという気持であのシーンを入れました」
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また最後のほうでそれまであまり出ていなかった立石の娘がいきなり存在感を発揮したと思ったら、最後の方は彼女のナレーションで説明的に締められており、が、その終わり方もなかなかだと思った、これについても山田の言葉がある
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「ラストはナレーションなどを使って、一見さわやか風でしたけど、問題がすっきり解決したわけでなく、実に生臭くて、いやな終わり方と言えばいやな終わり方ですね。他の男と駆け落ちした奥さんが、今度は前の夫のところに戻って、しかも、三人は一見仲よく同じ町に暮らしている。あれに対しては、あいまいさに反発を感じるという方や、あれを「うまくいった」と受け取って、そううまくはいかないよ、とか、古典的な気持のいい終わり方だった、などという意外な感想までいろいろな声をいただきました」
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杉浦直樹という人は、おれがいまよく見ている系統のもの、つまり時代劇では出てこないが、おれが子供のころ親と一緒に見ていたテレビにはよく出ていた。名優だと思う。おれが思い出すのは「あ・うん」なのだが、そういや高倉健も「あ・うん」に出ていたなと思い出し、が、共演でなく、違う版での出演だったはずなどと思い出す。
そうそう、この杉浦直樹は向田邦子のドラマによく出ていた印象、そうだ、向田邦子のドラマを確かBS12だったかで特集したやつを録画したんだったな、あれもいずれ見よう。

刑事~蛇に横切られる~

2020/12/27(日) 21:00 -未視聴 BS 103|90分|12倍録
高倉健ドラマ 刑事~蛇に横切られる~[字]

作:早坂暁

松本清張ものを数作立て続けに見たことから、録画したまま放置の日本のちょっと古めの現代ものドラマを見ていこうと思った。上を見てわかるように今回は2020年に放映されたもので、オリジナルは1995年だそうだ。

この1995年というあたりがなかなか妙な気分にさせられる。高倉などベテラン俳優の若さや、さらにその娘役が鈴木京香で、そのベテランと若手との競合具合で、見てる最中、これはいつごろ作った作品なんだろと思わせられた。
1時間半の1回もの。刑事ドラマで、中身は割合オーソドックス、事件が起き、それが捜査によって真相に近づき、最後は解決するというもの。1時間半というのは結構時間があるものだなと思う。ゆったりした感じというか、序盤中盤まで一向に進展しないように感じていたが、終盤一気に展開するという感じでもなく、心地よいスピードで解決へ。
で、その進展しない間は、主人公の秋庭の家庭の事情(妻(田中好子)が秋庭に捕まり逆恨みした男に殺された)だとか、秋庭の後輩で今回の事件で殺された村沢(石原良純、妻役が紺野美沙子)の夫婦だとか、さらには秋庭の娘と交際相手(鈴木京香と西村和彦)だとかを描くことによって、刑事というものを描いていく。
タイトルの意味はわからない。序盤で若手の女刑事が現場から紐状のものを見つけ、それはロープなのだが、おれはそれが蛇なのかなと一瞬思ったが、違ったし。
捜査に参加する刑事でセリフのある人が結構たくさん出てくる、そこには有名どころもいるが、若手のほうはほとんど顔を知らない。普通はもうちょっと有名な人を集めそうであるが。
ベテラン刑事勢では寺田農、谷啓とおり、谷啓はあまり生きてない役だなあ、寺田農のほうはそれなり。谷啓があまり生きてない役ながら登場してることを考えると、若手のほうに有名どころがいないのはバランスが悪い感じでもある。
あと、違う署で捜査協力をするという形で登場する刑事の役で小林稔侍が登場する場面ではちょっと笑ってしまった。小林は確か高倉に特別なほどの敬意を抱いているという関係だったはずで、また出てきたよという感じなのだ。
田中好子は妻役だと最初に番組情報を見てうっすらと知って見ていたのだけど、途中で出てくる現場近くのマンションの住人(谷:マキノ佐代子)というのが田中に見え、変だな、田中ほどの女優なら重要な役なはずで、たかが聞き込みに応ずるという程度の役なわけないし、ひょっとしてこいつが犯人か、その協力者とかそんな感じかなと思ったが違った、でもその後も何度も捜査に応じており出番は多い
最後に高倉健の歌が入る。高倉主演の往年のやくざ者だとかの映画のような雰囲気である。たかがテレビドラマで主題歌を歌うはずないので、既存の曲なのかなと思ったが、この番組用の歌だそうだ。音楽担当が小林亜星で、この主題歌も作詞作曲が小林。

俳優の顔の確認をしようと、見直して気付いたが、捜査資料の名簿にモザイクが入ってる場面がいくつかあった。ドラマ用の捜査資料をなんで隠す必要があるのだろう。電話番号なんかが全部書かれているとそこにいたずら電話がかかるので、フィクションでもわざとぼかすと聞いたことがあるが、そこらへんの基準が変わってしまい、隠す必要が出たのだろうか


必殺! ブラウン館の怪物たち

09/20(火) 19:54 - BS松竹東急|150分|DR
よる8銀座シネマ 必殺!ブラウン館の怪物たち[字]▽シリ―ズ6作品一挙放送

ついに見ました。
放映日に即視聴。最初は冒頭だけちょっと確認するかという程度の気持ちだったが、そのままずるずると・・・、でここまで(30分くらいかな)見たのだし、いま暇だし、このまま全部見ようかと思い立ち、結局全部視聴
その最初の30分というのは惹きこまれたとか見入ってしまったとかいうよりも、疲れていたのでただボーっと見ていたというのが正しい。ただその時点では悪くはないと思っていたが。
タイトルからして現代を取り入れて、テレビ撮影現場なんかを織り交ぜた作品かと思いきや、そうではなく、ブラウン館というのはブラウンという登場人物の館のこと。幕末が舞台で、外人も入ってきていて、神戸にその館はあるという設定。
まあ、その序盤以降は、ストーリー的には登場人物が多すぎて、誰が何を目的に動いているかとかがよくわからない感じであり、また場面場面が冗長でありと言った感じもある。
また映画版やテレビスペシャル版だと多いのだが、仕事人が多数を相手にするという設定がありこれがちょっと興醒め。といっても今作品ではそういう風にはなっているが、割合うまく整理できていて見やすくなってはいるが。
ゲスト陣
柏原芳恵が下手すぎ、当時のアイドルの流儀という感じではある。
絵日傘のお葉 - 中井貴恵。これは映画版第1作にも出ており、がしかし、こういうキャラは難儀だなあ、お馴染みのキャラとは言い難く、が主水の知り合いとして登場しており。
笑福亭鶴瓶がかなり出番の多い役、この後仕事人レギュラーにもなるのだけど、その役とは異なる役で大坂の元締、そして実は公家(貧乏公家)という設定。この人は意外にも公家が似合う感じがする。他にもやっていたのではなかろうか
土方歳三 - 西川のりお
沖田総司 - 明石家さんま
アーネスト・サトウ - ケント・ギルバート
蜘蛛の手のお時 - 塩沢とき
鉄額のお国 - 兵藤ゆき
猿走りの純平 - 高田純次
このころのテレビの人気者かな。下二人は元気が出るテレビだ。
猿屋町の元締 - 藤岡重慶
不思議なのだが、キャストクレジットがオープニングにもエンディングにもあり、オープニングでほとんどが出てくる、藤岡はエンディングのほうのクレジット、その他のメインでない人みたいな扱いだ。まあ出番はとても少ないけど。

今作品は必殺仕事人Vの時期のもので、その時期のメンバーが勢揃い、主題歌も同じく「さよならさざんか」。音楽は必殺のいろいろなものが使われていて豪華というか雑多。
山田五十鈴のおりくは出番は少な目だが、序盤はしっかり存在感。
映画版は1から5まであり、その後にもう1作作られている。
映画版の1作目が、「必殺仕事人4」と対応しており、それゆえ、数字がテレビシリーズとは合っていないところがちょっとややこしい。
必殺剣劇人でロックンロールの音楽が使われていたが、それに似たものがここで使われていた。同じものかな。そしたら初出はここなのかな。

そうそうこの番組枠「よる8銀座シネマ」、案内人が柳亭小痴楽。おれはこれの前に「君の名は」が3作全部放映されていて、それを録画、まだ視聴していないが、したときに、ちょっと冒頭を見てみたら、小痴楽が出ていたのでびっくり。目が死んでいて、淡々と映画紹介の台本を読んでいる感じ
この枠で必殺仕事人の映画版全部を放映するとのこと





宮沢章夫さん死去、65歳

「時間のかかる読書」「わからなくなってきました」…宮沢章夫さん死去、65歳(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

ショックだ
一時期、ほんの一時期だが、熱狂的に読んでた。
あれはいつのころだったろうと考えていたが、よく思い出せない。が、「わからなくなってきました」…は覚えている。そして彼の著作で考えると「サーチエンジン・システムクラッシュ」が芥川賞の候補作になったとの記事内の文章で思い出したが、この作品が候補作になったことを知っていて、その本が出るのを待ち構えて購入して読んだ覚えがある(エッセイの人かと思っていたので小説に行くのかと思った覚えもある)ので、それ以前くらいの時期にファンになったのだろう。その候補になったというのは2000年とのことだから、そのちょっと前くらいか。

土曜ドラマ 『松本清張シリーズ 天城越え』 (1978年)

05/07(土) 00:40 - NHK総合1・東京|86分|DR
天城越え[字][再]

【初回放送】
1978年10月7日
NHK総合「土曜ドラマ」にて

先日視聴した「けものみち」と同じく「松本清張没後30年」の特集シリーズ
放送された順番としては「けものみち」、「天城越え」、「ザ・商社」となる

1時間半程度で全1話。
体調万全で見始めたはずだが、序盤はなかなか頭に入らず、眠くなってしまい一旦断念。
起きて、再度最初から。話が入ってくれば面白く見れるのだが、そこまでがちょっと大変だった。

ストーリー的なことは、NHKのサイトの宣伝文句で十分かと
--
大正15年6月、天城峠白橋付近で荷物と衣服が見つかる。その後、増水した小谷川から男の死体が発見された。事件の起きた頃、3人が天城を越えていた。家出をした少年、やさしいしょう婦、そして自分の過去を閉ざした男。偶然出会った3人だが、やがて少年のいちずで純粋な心が一つの事件を引き起こす
--
主な出演
大塚ハナ:大谷直子(これが「やさしいしょう婦」)
土工:佐藤慶(これが「自分の過去を閉ざした男」)
少年:鶴見辰吾(これが「家出をした少年」)
田島刑事:津田恵一
山田警部補:玉川良一
佐藤留吉:宇野重吉(これが「家出をした少年」の老齢期、昭和53年)
田島老人:中村翫右衛門 (3代目)(これが田島刑事の老齢期、昭和53年)
ほかに、荒井注、梅津栄が出ているがここらはチョイ役
また最後の方に原作者松本清張が巡礼者として登場(クレジットは無し)。といってもおれはそれに気付かず、あとで色々サイトを見てわかった
大正の事件をそれからずうっと後の昭和53年にそれを担当した刑事が自分の担当した事件を資料化する際に真相に辿り着くというような構成になっている。
大谷直子、これまでに見てないわけでないと思うが、もうちょっと後のころ、おばさんくらいの年代の印象が強い。ここではとてもかわいくてびっくり。堀北真希のような感じ。そして、売春婦の役でやさぐれた感じながら、ところどころに見せる少年へのやさしさなどがいい。
そして少年役が鶴見辰吾、金八先生の第1シリーズってこのころじゃねとちょっとびっくり。ここでは完全に子役。金八先生では中学生役だから、そう差はないのか、ただ金八先生では青年役だわな。
まあ着せるものを変えればそう見えるのかもしれないし、この年代だとちょっと経っただけで、驚くほど成長してるというのもありそう。金八先生は1979年とのこと。
中村翫右衛門は四代目中村梅之助(達磨大助事、そば屋梅吉などの主演)の父親とのこと。へええ

スタッフ
脚本:大野靖子
演出:和田勉
またもや和田勉

そういえば、この作品はそうではなかったが、今回視聴した他の二作、キャストクレジットがちょっと変で、役者名の下に役名が()で表示。例えば
--
名取裕子
(成沢民子)
山崎努
(小滝章二郎)
--
のように。普通()なんてつけないだろうに
今作品でのキャストクレジットでは
--
大塚ハナ
大谷直子
--
という感じ

孤独のグルメ第1シリーズ再放送

つべのオススメに孤独のグルメのシーズン1が公式から上がっていた。おれは第1シリーズの最初の何本かだけ、まだ見ていないのだ。早速見ようかと思い、そして説明を見てみると、来月からシーズン10が始まるとのことでそれに連動して、シーズン1から再放送を始めたとのこと、そしてその再放送、放映が終わった後につべに期間限定で上げるということのようである。
再放送は9/15開始、月曜日から木曜日17時30分から一日2話ずつテレ東にて。予定を見る感じでは、ということのようである。まあおれはシーズン1の最初の方にしか興味はないのだけど。
まあ録画は逃したが、今作品は残しているわけでもないので、見れればいいのだ。つべで十分、ということで今日は第1話だけだが視聴。
なんか見たことある、おばあさんがみかんを落としてそれを五郎が手助けする場面。まあ記念すべきシーズン1の第1話、どこかで見たのかもしれない。
驚くのは通行人へのモザイク率の高さである。エキストラを雇わず撮影をしており、その素人に許可を取ってないからだろうが、画面イメージとして異様である

9/20
第2話視聴
TKOの木下が出ている。
ほとんどフォーマットは固まっているが、一部分で後の決まりきった演出になりきれていないところがある。あの「腹が・・・、減った・・・」でしょげた顔、効果音でピ、ポ、パ、となってその音に合わせてズームアウトしていくやつ。
やつ。第1話では腹が減ったのセリフのトーンが今とは違っていて、また、効果音の音程も違うような気がする。。今回では、街中の公園でやられていた将棋に飛び入りし、そこで何番か勝負、その最中に腹が減って頭が回らん、なにか食いに行かなくちゃという心の声はあるがそこであの効果音はなく、その場面からしばらくして、別のきっかけ、今回入る店を思いがけなく見つけた際にあの効果音である。
またOP映像で紹介される言葉「焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ」を本編でもまったく同じセリフを言っている(このセリフの後に店を見つけて効果音「ピ、ポ、パ、」が入る)
第3話視聴
有賀さつきが意地悪なOL役。いま有賀のウィキを見ていて、山村美智の名前が出ていて思い出したが、第1話のゲストは山村美智である

9/21
第4話視聴
「「腹が・・・、減った・・・」効果音でピ、ポ、パ、」が完成形
第3話でもほぼ完成形だったけど。

09/20(火) 17:30 - テレビ東京1|55分|DR
孤独のグルメSeason1[再]第5話・第6話[字][解]
この日は録画できた。第5話のみの視聴
テレビでの放送では、ふらっとQUSUMIが全編カット。なので、そこだけつべで視聴。
このメモブログによれば、第6話から視聴しているようなので、録画はこの日だけで終了となるが。
五郎がタバコを吸うシーンがあった。この回だけでなく、今回見た中で他の回にも。
今作品は2012年制作で、もう嫌煙ブームも浸透していた時期だと思われるので意外である。
この回は前日に仕事をキャンセルされたり、嫌な目にあったりで、気分転換に昔馴染みの常連さんの誘いにのりお茶を飲みに来たという設定(これもキャンセルされてしまうが)、仕事先の情景でないというのは珍しい

土曜ドラマ 松本清張シリーズ けものみち

04/09(土) 00:25 - NHK総合1・東京|70分|DR
松本清張ドラマ「けものみち」(1)[字]
04/09(土) 01:37 - NHK総合1・東京|69分|DR
松本清張ドラマ「けものみち」(2)[字]
04/09(土) 02:48 - NHK総合1・東京|72分|DR
松本清張ドラマ「けものみち」(3)[字]

【初回放送】1982年1月9日から1月23日
NHK総合 土曜ドラマにて
今回放映日程
4/8の深夜に全3話一挙放送

いまのところ第2話まで視聴

「松本清張没後30年」ということで先ごろ視聴した「ザ・商社」と同じ枠組みで放送されたもの
こちらは1982年1月の放送で「ザ・商社」(1980年12月)より後。
和田勉演出、山﨑努出演というところが同じ。

主な出演者
成沢民子 - 名取裕子
小滝章二郎 - 山崎努
鬼頭洪太 - 西村晃
久恒義夫 - 伊東四朗
秦野重武 - 永井智雄
山倉米子 - 加賀まりこ
芳仙閣女将 - 高森和子
成沢寛次 - 石橋蓮司

面白くないわけではないが、ちょっとした雑用、というか、お風呂に入りたいとか、そんな他愛のないことでことで、しょっちゅう中断。まあそういう他愛のないことを後回しにさせない程度であったともいえるが。
一気に見たほうが理解が深まるので、基本的には一気に見たいし、今回は時間があるので見始めたのだけど。
だけど、一気に見なくてもあまり筋を見失わず。それはかなり単純なストーリー、第2話中盤まで、ということが主因。
和田勉の演出というのはなんというか時代の産物、あまり好きになれないなあ、さしてすごいとも思わず。
第1話の後に、松本清張宅の庭で、名取、山﨑との対談あり。第1話で出てきたセリフを受けての話があり、ひょっとしてこれは当時も第1話の後に放送されたのでは、と思ったが、色々関連ページを見てみると、やはりそのようだ。
名取はここで、初めて大人っぽい女を演じさせていただいた、これまでは学生とか先生の役が多かった、などと言っている。それで思い出したが名取は金八先生に出ていたね。それを指しているのだろう
また松本は自宅の庭でロケをしたことについて「先ほどセリフで「(西村晃演じる鬼頭洪太の屋敷の庭について)元は華族の持ち物」とあったけど・・・」と話している。(※ここでの名取と山﨑は第3話でのこの庭でのやり取りの際の衣装を着ている)

名取はここで、初めて女を演じさせていただいた、これまでは生徒とか先生役とかで・・・、などと言っている。
その名取の演じるキャラ。最初大人し目だが、政財界の黒幕の女とされてから、その家でのし上がっていく女傑キャラに豹変していくあたりが目を惹く。
伊東四朗。このころはまだ役者業はそれほどだったのではと思うが、とても良い。後に刑事役はよくやるようになったね。
彼の演じるキャラ、コツコツとやる刑事かと思いきや、名取に捜査状況と引き換えに身体を要求するあたりは悪徳刑事。で、第2話の最後のほうで諭旨免職を命じられてしまう
永井智雄、「ザ・商社」にも出ていた。全然違う役であるが、ほとんど同じような役作り。まあ山﨑努だって変わりはないけど。
時代劇でよく見る人といえば、勝部演之が出ている。時代劇の時は悪役が多いと思うが、ここでは捜査一課長。悪役ではないが、変ではない。
黒谷進 - 林ゆたか。見たことあるような気がするが、経歴を見てもわからない。この後引退してしまっている。
加賀まりこ、鬼頭に女として相手にされなくなったちょっと盛りを過ぎ、民子に逆襲される女の悲哀が出ている。
西村晃、政財界の黒幕を怪演、調べてみたら、水戸黄門をこの1983年から演じている

※追記
9/19第3話視聴
第3話で出てきた人
沢杉(病院院長) - 中村伸郎
中央新聞デスク - 塩見三省
見舞い客の暴力団親分 - 松崎真
早苗(鬼頭の新しい女) - 小林かおり
塩見三省は「ザ・商社」のときと同じく報道社の社員、見てくれも同じ。
小林かおりとは珍しい、最後の方にちょっとだけ
ウィキに「永六輔」の名前があるがよくわからない。キャストクレジットにはなかった



江戸を斬るIV [時代劇]

オリジナルは1979
今回視聴分はTVKにて9/7~10/20

結構大きく雰囲気が変わるが、その一方でそのままのところもあり、といったところか。
金四郎がなぜか「大工の金公」を名乗って町を探索。でも魚政の設定はそのまま。魚政の若い者が4人になる。お政、お千代は演じる役者は継続。
次郎吉は魚政を止め、料理屋を開く(第1話)。
関口宏が同心役で金四郎の部下、さらにその下の岡っ引きと下っ引きにお京:ジュディ・オングと出目の金太:谷幹一。この二人は冒頭に出てくるが、谷幹一は大岡越前でお馴染み、新レギュラーだなと察しがつく。が、調べてみると、大岡越前でのレギュラーは「第8部〜第15部(1984 - 99年) - 出目の勘太(レギュラー)」とこの後のことで、こちらでの活躍から大岡越前でも登用されたのであろう。大山のぶ代、中村錦司が続投でこの辺は安心感がある。
松坂慶子はちょっととげがある感じというか、今までのアイドル的可愛さから大人の感じになったとでもいうか。
まだ登場は後のようだが、ウィキによると、閻魔の伊蔵:田口計、銀次:岡部正純となっている。南道郎は降板か、残念
第1話のゲスト
肥前屋弥右衛門:田中明夫
西海屋善助:嵯峨善兵
寺尾主膳:横森久
お仙:江波杏子
江波杏子が殺し屋の役(紫頭巾のもうひとり)、ながら完全悪役でなく、裏の大悪と組んでいるのであるが、その正体はお仙は商家の娘で取り潰しにあっていたが、お仙の実家を罠にかけ取り潰しを指せていたやつらだったのだ。彼女がところどころで見せる凄みが見どころか。
お白州で刺青を見せる演出があり、「よくも俺に恥をかかせやがったな」と言っている。

※追記 同日視聴
第2話 2月19日 誘拐されたおゆき
源八:樋浦勉
山倉将監:川合伸旺
尾張屋仙右衛門:武藤英司
政吉:稲吉靖司
誘拐されたおゆきについて手がかりを知ってると思われるすりの源八(悪党からその証拠となる紙切れも一緒にすってしまった)の説得を頼まれたお政がビンタを何発もくらわす場面ががあり、そこが結構な迫力。
稲吉靖司、最近どこかで見たはずと調べたら、「達磨大助事件帳」で準レギュラー。そうそうそうだった。小悪党っぽい感じが顔からにじみ出ている。
まだシリーズが始まったばかりでなんともいえないが、金公はお京、金太に金四郎と知られないまま進行していくそうで、第1話では強引に捜査に割り込んできた金公、こんな感じで毎回登場しては、顔を合わせるのならちょっと無理がありそうと思っていたが、この回では石橋の協力者としておとり捜査に参加しており、石橋の協力者である大工の金公となると、まあ無理はないかなと思える。第1話ではそうは描かれてはおらず、金公が割り込んできたのを見て、奉行とわかり、素知らぬ素振りをしようとしていた

第3話 2月26日 男はつらいよ十手風
黒牛の三蔵:山本麟一
この回は石橋親子が第フィーチャー。新レギュラーのキャラクター設定をはっきりさせようという回なのだろう。それゆえか、この回で起きる事件、盗賊グループを追う話だが、その盗賊側がほとんど描かれない。大抵第1幕、冒頭は、その回の悪役側の悪事の様子から始まるのだが、この回でその盗賊が出るのは第2幕からである。首領役が山本麟一であり、あまり映らなくてもいかにも盗賊の親分という利点がある。
第1幕はその石橋親子の朝の様子。堅太郎がませた口調で「最近の風潮ですが、近頃の子供は大人に期待していません、そして大人が子供に期待しすぎるのも困った風潮です。しかし私は父上を 期待しています」などと言う。 制作時の現代あたりを持ってきたテーマだ。
その堅太郎が金公とともに、賊を追うという展開。堅太郎も金公の正体は知らない。
今シリーズになり、幾分キャラクターの性格が変化しているように思える。金四郎はおゆきをちょっと手に負えないお転婆女房という扱いで、一方おゆきもうめがいないからかますますのびのびとやっている感じ。咲のセリフで「大奥様に報告します」というようなのがあり、うめはこの家にはいないが、健在であることがわかる
次郎吉は店一軒を持ち、そこの主人いうことで行動に自由さが増し、金四郎の専属密偵である。女中が二人おり、ほとんど大岡越前のときと同じような役回りである
前々シリーズの鳥居、前シリーズの脇坂のようなシリーズを通じての対立軸がなく、それこそ大岡越前のような一話完結捕物ものに近くなってきた感じもある。シリーズが終わるごとに相手に勝つか相手が去るかするのなら、シリーズ通じての対立軸というのは作るのが難しいだろうと思え、こうなっていくのが当然かもしれない。
関口宏、『クイズ100人に聞きました』は今シリーズ放映中の79年4月に開始。だが、司会業はこれ以前に『スター千一夜』を10年近くやっているようだ。俳優業については1970年代はそこそこあるが、この後はあまり俳優業をやっていない。

9/16
第4話 3月5日 人情大工裁き
六兵衛:花沢徳衛
辰次郎:渡辺篤史
政五郎:芦屋雁之助
羽左間進左衛門:垂水悟郎
お加世:秋本圭子
サブタイトルから想像つくように落語「大工調べ」が下敷き。そして結末はまたもや落語「五貫裁き」、つい数回前もそうだっただろうに、と思ったが、前シリーズの第3部第22話だった。
そして出来はさえない。それなりに有名どころ3人、花沢、渡辺、芦屋雁之助が白洲という配置で金四郎とやり取りを長々とするのだが、あまり見どころとも思えず、ダラダラとしてしまっている。
おゆきの出番が少なく、そして西郷輝彦版になってから初だと思うが、魚政連中がひとりも出てこない。これまでは魚政がメインの舞台であったことから考えられもしないが、今シリーズに入り、段々魚政も出番が少なくなるかなと思っていた矢先だ。
前回のところにも書いたが、大岡越前にかなり近い作りになってきた。雰囲気もそうで、この枠ではよく見ることだが、主人公、ここではお奉行金四郎が過剰に褒めたたえられ、悪人が異様に叩かれるという形式がここでは見られる。ここまでこの江戸を斬るではそういう雰囲気はさほどではなかったのだが。
店賃をためてしまったのが辰次郎なのだが、こいつが知らなかったとはいえ棟梁から図面を盗み、盗賊の片棒を担いてしまっているのも悪印象で、逆に大家(六兵衛)はさして悪くないのにひどい言われよう。そういえばこういう落語翻案もので大家六兵衛役が花沢徳衛というのは大岡越前で何度かあったはずだ。

第5話 3月12日 からくり焦熱地獄
夜桜お竜:赤座美代子
浄念坊:藤岡重慶
六造:市村昌治
世直し様なる祈祷師が江戸の町で人気になる、が、それはインチキであり・・・、という時代劇でありきたりなテーマ
今シリーズに入って急速につまらなくなってきている感じがする

9/17
第6話 3月19日 さらわれた花嫁
お琴:吉沢京子
いたどりの勘介:土屋嘉男
丸屋:浜田寅彦
鍵定:吉田義夫
藤五郎:勝部演之
高橋義治(役名なし)
第7話 3月26日 初恋が解いた殺しの鍵
お牧:早瀬久美子
才蔵:天津敏
伊平:鮎川浩
仁吉:松山照夫
第6、7話ともおゆきが登場しない。この西郷版になり、松坂慶子が出演しないのは初だったはず。このシリーズでは彼女が多忙になり、お京が登場したとウィキにある。こうなると作風にも影響が出てくる。必ずしも紫頭巾というの設定はうまくいっていたように見えなかったが、それでも今シリーズの見どころのひとつであり、紫頭巾のことは関係なくても松坂慶子の存在感というのは目玉のひとつであったのは間違いないところ。
で、すでに書いたが、どんどん平凡な、というか正統的な捕物ものになってきたし、大岡越前にも近づいてくる。おゆきがいないので、次郎吉が奉行の密偵に専念だし。
第6話は嫁入り直前のお琴の家に何年もそれに悩まされてきた脅迫が来る。お琴は盗人の娘だというのだ。それは本当の話で、これまでに二十両超も払ってきていた。
その盗人というのはいたどりの勘介、すでに足を洗っている。その脅迫のことを知り、勘介はなんとかお琴が無事に祝言を挙げられるようにと、脅迫者一味のふところに入ってなんとかしようとする。
役名なしで高橋義治、荒野の素浪人でよくクレジットされていた人だ
第7話では、石橋の息子、堅太郎が初恋と母への思いから茶店の女中(お牧)に恋をするという話で、堅太郎がフィーチャー。この人は目付きなどが高橋光臣に似ている。もちろん違う人だし、高橋は82年生まれ、この作品より後に生まれている。
さらに、ちょっと意外だと思ったが、「まさごや」の女中、お志乃がフィーチャー。ここまでのところで、おれは「まさごや」の女中二人としか認識しておらず、多分最後までそんな感じの扱いではなかろうかと思っていたのだが。しかもそのフィーチャーの度合いもなかなかで、ラストシーン、多くの場合金四郎とおゆきだが、この回では金四郎、次郎吉とお志乃が、石橋親子を見守るという、結構印象に残る場面にも映っている。
才蔵と伊平が盗賊のリーダーと補佐といったところで、彼らが千両箱を運び出しているのを見かけたのが仁吉、そして彼らを脅迫する。
仁吉が昔から惚れていたのがお牧、以前はずいぶん金をせびっていたが、今度は金ができたということで、一緒に京都へ行こうなどと迫ってるところを盗賊一味に殺される。それを見ていたのは堅太郎、が彼が見ていたのはお牧と仁吉が一緒にいるところで・・・。
録画されてるデータストックがなくなったので視聴は一旦休み

10/12
ずいぶん時間が空いたが、視聴再開
第8話 4月2日 辻斬りは北辰一刀流
平田聖四郎:伊吹吾郎
嶋屋五兵衛:加藤武
本間弥兵衛:河津清三郎
お秋:北林早苗
木村一作:亀石征一郎
千葉周作:三船敏郎(特別出演) 
久しぶりに見たせいか、あまり設定を覚えていなかったが、まあ見れば思い出すし、単純なマンネリ時代劇なので、それに構わず見進める
お京が「大工の金公」に惚れてるような素振り。これまでこういうシーンはなかったと思うが、こういう設定になっていくのだろう。
千葉周作は金四郎の剣の先生という設定で、こういう設定は第2シリーズではなかったはず。
伊吹吾郎は辻斬りの悪役側ではあるが、千葉の元門下で金四郎と競っていた男。最後は男同士の勝負を挑む。

第9話 4月9日 白洲で泣いた鬼婆
おてつ:村田知栄子
徳兵衛:藤村有弘
村田みゆき(役名なし)
村田みゆきというのはなんか聞き覚えがあるなあと検索してみると必殺によく出ていた人で、それなりに有名な女優のようだ。ウィキの項目はなし
サブタイトルで大岡越前でも複数回見た覚えがあり、何度も使われる設定。詐欺騙りを繰り返す小悪人の婆さんが主役。これに息子がおり、その息子が江戸へ出てくると便りがあり、婆さんは江戸でいい暮らしをしてると嘘をついてしまい、大岡一派がその嘘のために芝居をしてやるみたいなストーリーを思い出すが、ここでは、そういうストーリーの中、芝居をしてやらないという風になっていた。
で、ある事件について白洲へ呼び出された婆さんは、息子がそんなおっかさんには会いたくないと言っているということを諭し、証言を迫るというようなストーリーになっている

10/13
第10話 4月16日 お京初恋御用旅
十次郎兵衛:南原宏治
源造:志賀勝
権次:八名信夫
上記3人は同じ盗賊の一味で頭が南原宏治、ストーリー上メイン格なのが志賀勝で、八名信夫はあまり目立ってない。
サブタイトルにあるようにお京の金四郎への恋心が明らかになる回。
旅もの
源造を捕まえ手柄のお京は、護送を担当するも盗賊一味に源造を奪われてしまい、それを追いかけるためわらじを履くという内容。
筋立てがちょっと雑に思え、それに加え恋の話となると、わざとらしさがところどころで出てしまっている。例えば心ならずも金四郎の胸にお京が顔を埋めていると、偶然にもおゆき(と次郎吉)が行き当たるという具合である
お京は源造を奪われめそめそしているが、そこへ金四郎が現れ、励まされ源造を追いかける旅に出る決心をする。この一行はお京と金太、そして大工の金公。もう金公がなんの疑問もなく、盗賊を追いかける岡っ引きに同道するというあたりも雑である。金公はお京の下っ引きとでも考えればいいのかな。
で、それを追いかけるのがおゆきと次郎吉。このストーリーでのレギュラー側のメイン5人を旅立たせれば江戸に残る他のものについて描く必要もない、という感じのストーリーとなっている。。
おゆきは今シリーズではちょっと鼻につく面があり、またっちょっとおろかな面もあり、前シリーズまででもあまり出てくる意味のない紫頭巾という面(松坂に殺陣をやらせるという目的だけのため)もあったものの、あまりおろかという感じはしなかったのだが、今シリーズではそういうのが目立つ。
今作では一方ではお京を引っ張る金四郎ということで、金四郎が有能であれこれ示唆し、それをお京が採用するという具合にこちらもお京が金四郎よりはバカに見える。メインの女二人がおろかという女をバカにした内容。

第11話 4月23日 娘軽業師危機一髪
お蝶:秋野暢子
六兵ヱ:小林昭二
弾蔵:金井大
吉兵ヱ:灰地順
秀:市村昌治
お蝶は見世物小屋の人気軽業師。その興行の座頭の弾蔵始め主だった面々は盗賊だが、お蝶はそれを知らない。六兵ヱはお蝶の実の父親だが、お蝶は父親はもうずいぶん前に死んでいると聞かされており、弾蔵が育ての親。六兵ヱは元は弾蔵の相棒で、捕物に追い詰められてお蝶を弾蔵に託し、囮になって捕らえられ、島流しにあっていた、という構図で、父娘の感動の再会、という具合に秋野暢子は悪役が周りにいる中での善玉
このころの彼女は、最近見た「達磨大助事件帳」でもゲストに出て、ひと際目を惹く美人で、いい役をやっている。

10/14
第12話 4月30日 堅太郎が消えた!?
碇屋八右衛門:内田朝雄
大島大八:待田京介
谷村左太夫:横森久
お浜:白木万理
儀兵衛:堺左千夫
終盤金公が桜吹雪の刺青が露わになる場面があり、そうなると最終盤のお白州の場面では証拠のためそれを見せるという場面になる。その場面では「恥かかせやがって」と凄んでいる
堅太郎は金公と潜入捜査、終盤で父に知らせに走るところで悪党に捕まっているのだが、なぜかその設定はどうなったのやら、その後なんとか近くでつなぎを待っていた父に知らせることができている
この回はおゆきも大活躍で、そのためかお京は控えめな出番。
金公と堅太郎は潜入捜査の際、そのままの格好じゃすぐ顔が割れると、よなげ屋に変装コスプレ。さらには石橋も変装、おゆきと次郎吉も変装とみんなで変装大会。

10/15
第13話 5月7日 悲しみを越えて
おさよ:和泉雅子
芳松:河原崎建三
おしま:堀越節子
お直:川口敦子
上總屋清之助:高野真二
おちか:石井富子
和泉雅子がトメの位置。普段の回はゲスト陣のクレジットが偉い順に始まり、役名なしで複数名連記になってキャストクレジットは終わっている。
大岡越前でも何度か見たことあるような構図、まったく同じというわけではないが。病気の義母を看病するおさよ。が、義母は剃刀でのどを切ってしまった。が、おさよは自分が殺したと申し出る。
冒頭、田口計にキャスト変更となった閻魔の伊蔵が岡部正純の銀次と登場。閻魔の伊蔵は前任の南道郎がとても適役だっただけにもったいない。
ここでは中盤まで活躍するが、そのままフェイドアウトしてしまっている。閻魔の伊蔵は前のシリーズあたりでもうまく役が与えられておらず、作品上どういう役割かあやふやだったが、ここでも今のところはっきりしない
おゆきは金四郎に嫁ぎ、次郎吉も魚政を出たため、魚政は初期のころと比べると、存在感が薄くなり、お政もほぼ毎回登場はしているが、登場シーンの少ない回もあるのだが、この回では気風の良い弱い者の味方という江戸っ子を体現する場面が多々あり。

第14話 5月14日 おゆきお京麻薬地獄へ
堪助:樋浦勉
お涼:長内美那子
肥後屋重衛門:嵯峨善兵
軍次:睦五朗
村井:上野山功一
堪助:樋浦勉
お涼:長内美那子
肥後屋重衛門:嵯峨善兵
軍次:睦五朗
玄太:鈴木政晴
村井:上野山功一
広竜:村上冬樹
おむら:荒砂ゆき
時代劇ではよくあるアヘンを扱った話。サブタイトルにあるように、おゆきお京がその阿片窟に捕らえられるというストーリーではあるが、この二人が一緒に捕らえられるわけでなく、その場での絡みもない。
悪党一味のところに踏み込む前の場面では金四郎は石橋と一緒にいたのに、なぜか踏み込むのは金四郎のみ、その後石橋が人員を連れて踏み込んでくる。人員を整える時間が必要だったのか。金四郎の格好良い場面のためか。まあこういう場面、つまり金四郎が一通り悪の一味と殺陣をやった後に御用提灯で同心たちが駆け付けるというような、は多いのであるが。
村上冬樹、有名作家と一字違いだ。

10/16
第15話 5月21日 父上はお見合い中
兵藤美里:上村香子
兵藤伝八郎:佐竹明夫
日向屋清兵衛:田中明夫
和泉屋:庄司永建
渡海屋久蔵:須藤健
酒井半七:城所英夫
終盤の殺陣シーンで金四郎が相手が落とした銃を拾って撃つという珍しい場面がある。
サブタイトルの父上というのは石橋で、見合い相手は武家の娘の美里、今は日向屋に世話になっているが、その日向屋の裏の顔は抜け荷で、石橋から情報を得ようという策略だった、という内容。
石橋は情報を喋ってしまい、そのため捜査に支障をきたすものの、終盤では逆に石橋の策略で美里に協力してもらいガセ情報を日向屋に流し、引っ掛かった一味を一網打尽、と石橋の活躍も描かれる。

第16話 5月28日 目が見えたよ!兄さん
新七:志垣太郎
霞の文造:井上昭文
夜鴉の半次:黒部進
お光:茅島成美
お小枝:丸山ひでみ
兄妹が主役で妹のお小枝は目が不自由、兄の新七が治療のために金を作るため奔走というありがちな設定。
終盤、火事の中金四郎がお小枝を助け出すと、そのショックのためかなんと目が見えるようになっているというなんともこの場面は雑。
新七は盗人を繰り返しており、怪我をして逃げる最中に魚政の若い者に助けられ、魚政に連れて来られ、働くようになり、お千代が惚れるなんという一幕もある
新七の小さな仕事ぶりを盗賊、霞の文造は利用して、霞の仕事を全部新七におっかぶせようとするという展開
茅島成美は多分お小夜と同じ長屋の住人という役柄で、出番は少ないが、お小夜と連記で、ゲストで3番目の表示

第17話 6月4日 瑠璃玉の復讐
麗花:松坂慶子
明仁:御木本伸介
太田周防守:安部徹
大出主計:藤村有弘
長崎屋籐左衛門:神田隆
徳兵衛:浅野進治郎
八郎兵衛:陶隆司
松坂慶子が二役。
商家の両親が抜け荷の罠にかけられ死亡、その恨みを清国人に化けて晴らそうとするという、ありがちな内容で、その娘が麗花。
麗花が殺しを行った際に、伊蔵に見咎められ、魚政の娘だということで、魚政にやってくると、おゆきが出てきてひと悶着という場面がある。なんでおゆきは魚政にいるのだろう、役宅にいるのが普通だろうに。
安部徹と神田隆は似ているというようなことをこの西郷版江戸を斬るの最初のシリーズの第1話に書いたが、ここでは両方とも悪役で仲間、顔を合わせる場面多数。といっても安部徹のほうは元老中ということで隠居の身(まだ権力欲旺盛ではあるが)ということで独特な姿勝ちをしているので、二人が似ているという感じはしないが

第18話 6月11日 俺らの父は岡つ引き
お邦:吉行和子
鳴かず鶏兵エ:青木義朗(ウィキには「鳴らすの鶏兵衛」となっている)
新富町の清六:有川博
赤猿の伝蔵:山本麟一
正太:上村和也
善信:下元勉
新富町の清六は劇中では「せいじ」と呼ばれている。鶏兵エとせいじは故人であり、回想シーンのみの登場と出番が少ないものの、なぜかクレジットではゲストで2番目のところ。山本麟一のが出番は多く存在感もあるのに。
お邦は岡っ引きの「新富町のせいじ」の女房、せいじはお京の父親の下っ引きから仕事を始め、その後立派な親分になったが、すでに亡くなっている。息子が正太
せいじは鳴らすの鶏兵衛を捕らえており、その子分の伝蔵が島から帰ってきて、なぜかお邦を狙い始める。実は正太は鶏兵衛の子であり、せいじが引き取ったのであった。そしてその経緯から鶏兵衛の隠し金のありかを記した地図が隠された遺品も預かっており、それを狙っていたのだった
おゆきは今シリーズに入り、再三金四郎からお転婆は止めてくれと言われているが、今回の序盤ではその件がかなりクローズアップされており、おゆきに聞かれたくないからと庭で石橋から報告を受け、それを盗み聞きしたおゆきはやっぱり行動に移し・・・、というような展開がある
上にも書いたが確かに今シリーズでのおゆきは相当にうざったい、注意されても止めないし、そしてさして戦力になってないのだ。今回のを見ると、そう思われるように作られてるということなのかな、となると、このおゆきは結構悪いイメージのキャラで、松坂慶子にふさわしくないと思うが。
紫頭巾の出る場面はパターン化されており、金四郎の殺陣、が敵が鉄砲を出す、人質を取るなどで金四郎の動きが止まり、窮地に陥る、とここで何かを投げて相手の銃を弾き飛ばしたり、人質に向けられてる刀を跳ね飛ばしたり、と登場する。この回では、正太が人質になったところで出るかと思ったら、ここではお邦が助けに入っており、その後の主要悪人がその場から逃走すると、その前に立ちはだかるという形で登場していた。
この紫頭巾の登場も、今シリーズでは全般的に、なんというか付け足しという感じに見え、待ってましたという感じにはならない。おゆきの今シリーズでの上に書いたような邪魔くさいキャラのように見えるためということもあろうし、なんだか紫頭巾の登場場面については脚本も手抜きに思える
サブタイトルに俺らとあり、なんで「ら」と複数形なのかなと思ったが、タイトルが出るところを見直したら、ルビが入っていて「俺(おい)らの父(ちゃん)は岡っ引き」(「岡っ引き」の部分がウィキでは「岡つ引き」となっているがこれは単なる入力ミスだろう)

10/17
第19話 6月18日 狙われた死神
鳥羽玉の又蔵:今井健二
お絹:二本柳俊衣
林田弥十郎:岸田森
甚八:江幡高志
脇坂重蔵:成田三樹夫
特別な回のように見える。前シリーズでレギュラーであった成田三樹夫の脇坂重蔵(キャストクレジットではトメ)が登場。さらに自分の好きな有名どころが多数登場している
脇坂はOPから登場しすごい存在感。
不思議なのは岸田森。好きな俳優なので注目していたが、終盤になっても出てこないので、おかしいなあと思いながらもあっと驚くところで登場するのかなと一層注意して見ていたら、お白州の場面で又蔵の横にいるのが岸田のようで。盗賊一味の用心棒的な役だったと見える。全然見せ場がなかったような、と再度ざっと見直したが、ところどころで又蔵の横に控えているという程度、さらにびっくりなのは、セリフがなかったようである。斬新な演出だ
脇坂が金四郎にまさごに連れて来られ、そこでお志乃を見て驚いて見つめてしまう。妹にそっくりとのことで、調べてみると、ウィキに第3シリーズ「脇坂八重:千代恵」、第4シリーズ「お志乃:榊千代恵」とある。同じ俳優か。
終盤の殺陣では普段は金四郎一人が悪人に立ち向かうが、この回では脇坂と二人で登場。さらにその後いつも通り紫頭巾が登場するが、普段は確か普段は口の辺りも隠しているが、この回では口は隠されておらず、顔は全開だ。脇坂になら見られてもいいということだろうか。
脇坂が金四郎に「奥方もお強い」とか言うのかなと思ったが、そういうのはなく、ラストはまさごでみんなで祝杯。脇坂がまさごの常連になるとのことだ
そういや脇坂はOPのところで、脇坂を見た甚八が驚いて、江戸に脇坂が現れたと又蔵に報告しているが、作中で脇坂は江戸に屋敷があるようである。
鳥羽玉の又蔵:今井健二。脇坂を狙う盗賊の頭領で、弟の「野分けの庄五郎」を脇坂が捕らえたことを恨んでいるという設定。調べてみたら、第3シリーズ第1話で「野分けの庄五郎:今井健二」となっている。続編だったか。

第20話 6月25日 地獄に落ちた悪い奴
藤掛道十郎:藤木悠
藤掛りよ:磯村みどり
玉川良庵:名和宏
この回では魚政の皆やお志乃が捜査に参加してる。
大岡越前などで見たことあるエピソードが散りばめられた感じのストーリー。良庵が悪徳医師で、その弟が田舎から娘を連れて出てくる。生活のため娘を女郎に売るが、良庵は弟を刺し殺しその五十両を奪うというエピソードは大岡越前であった。その殺しの場面は朝早く雨の中、とそこも同じ。

10/18
第21話 7月2日 紫頭巾の幽霊退治
三崎屋久左衛門:武藤英司
関蔵:北町嘉朗
宮川玄端:五味龍太郎
この回は多少ゲストが弱い感じがするが、ゲストが演じる悪役側があまり描かれないという演出になっている。
堅太郎が友達に弱虫呼ばわりされ、幽霊屋敷と噂されてる場所へ探索へ行くというようなところが発端で、その幽霊屋敷にまつわる諸事が多く描かれ、そこが実は悪役側のアジト(贋金作り)だったという風に悪役側に絡んでくる
この回から谷幹一が演じる役名が「出目の金太」から「金太」に(この回だけだった)。

第22話 7月9日 渡る世間に鬼はなし
津坂弥生:生田悦子
小平:河原崎長一郎
倉持富十郎:菅貫太郎
太田監物:玉川伊佐男
山県伊左衛門:永井秀明
玉川主膳:内田昌宏
ゲストのキャストクレジットでは上記の順番、生田と河原崎は単独表記で、その後は二名連記。玉川と永井は一場面だけの出番で内田のほうがよっぽど出番は多い
ちょっとこのシリーズとしては珍しい筋立てで、町奉行の管轄外である大名家のゴタゴタを次郎吉を使って調べるというストーリー
おゆき、お京と出ていない、ヒロインが出ないというこれも珍しい回
ラストの殺陣も珍しい流れになっていた。弥生の夫は藩の勘定方だが、公金横領をしている倉持に罪を被せられ殺されていた。ラストでは金四郎の助けもあり、倉持を追い詰め、そこへ家老の山県が登場(ここで初登場)、倉持に切腹を迫る。こういう形で終わるというのは時代劇ではよくあるのだが、そこで、弥生が仇討を申し出ると、山県は藩法で処理するからと金四郎の介入を断り、そこで倉持も息を吹き返し、嵩に懸かって金四郎に立ち去れと怒鳴り、再度の殺陣となる。
サブタイトルは大変な暮らしをしている弥生と小平に情けをかけるお政のことだろう

10/19
第23話 7月16日 鼠小僧初恋しぐれ
おせん:真木洋子
小池の年増:野村昭子
おます:小沢左生子
百々の角介:近藤宏
破戒坊主宗海:梅津栄
高田平八郎:山本昌平
次郎吉は幼馴染のおせんに久しぶりに行き会う。他の幼馴染と所帯を持ち幸せに暮らしているはずが身を持ち崩している様子という発端から、おせんは岡場所の女郎となっており、その岡場所小池の裏の顔は岡っ引き百々の角介が率いる盗賊の隠れ家で、角介はおせんから次郎吉が鼠小僧であることを知ると仲間に引き入れようとするというストーリー。
おせんは序盤では悪役顔で次郎吉を鴨と思っている様子だが、中盤以降は思いを寄せるという顔になり、角介からの命令にも念押しして次郎吉にひどいことをしないよう頼む
お志乃はまさごの女中で、もう一人のお美津より、ここまでの回でも多少出番が多かった(セリフが一言多いとかお志乃のみの出演の回があったり)。そしてここまでの回で少しであるが次郎吉への恋情を見せる場面もあったが、ここではその恋情がストーリーに絡む形で描かれ、彼女自身も大いに活躍。
切り餅(小判25両)を二つ金四郎から次郎吉へ渡される場面がある。その切り餅二つ、まずは伊蔵に疑われ、それを破られ改める場面があるが、次の場面ではその二つの切り餅のどちらも破られていないという場面、ミスか。まあ破られたままだとまずいと、次郎吉が何らかの方法で対処したと見たほうがいいか

第24話 7月23日 夫婦になった金公お京
おふじ:金沢碧
村雨:南原宏治
浩吉:蜷川幸雄
おくみ:二階堂千寿
義兵ヱ:山岡徹也
長尾検校:幸田宗丸
長治:黒部進
池田玄斎:石橋雅史
金沢碧、この人である。「江戸の激斗」(今シリーズと同じ年の作品)で生田悦子を見て、誰だったかが似ていると書いたのは。生田は今シリーズ22話にも出演、あんまり似てないかな。
サブタイトルは悪党を騙すための芝居である。
堅太郎が少女おくみが盗んだ財布を拾ったところに盗まれた大工が追いついて、すりだと疑われてしまうというのが発端で、貧乏暮らしをしているおくみの家族(おふじと浩吉)を苦しめている高利貸を金四郎たちが追い詰めていくという話である
二階堂千寿というのは熱中時代の川瀬みね子とのこと。
このシリーズで養生所という言葉は出てくるし、そういう場面もあったかもしれないが、この回では「小石川養生所」と看板が映し出されていた

10/20
第25話 7月30日 十手で風切る悪い奴
伝兵衛:小池朝雄
権太:工藤堅太郎
助三:山本紀彦
村野隆右衛門:佐竹明夫
近江屋彦蔵:金井大
お美代:山本みどり
大岡越前で何度も取り上げられた駕籠屋が殺しを見ていたが脅されてそれを話せないというストーリーの「権三助十」
権太、助三が駕籠を強引に客引き、お政が魚政の前で駕籠に乗るという落語替り目の一幕もある

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第26話 8月6日 お江戸の空は日本晴れ
青山下野守忠良:戸浦六宏
武蔵屋儀右衛門:小林重四郎
上総屋藤兵ヱ:森幹太
御用取次:細川俊夫
吉五郎:浜田晃
徳蔵:松山照夫
目付:久富惟晴
宗助:長谷川弘
徳川家慶:田村亮
阿部伊勢守正弘:中丸忠雄
岩屋八太夫:金田龍之介
最終回、豪勢なゲスト。金田がトメ、キャストクレジットの最後は田村、中丸、金田の順で、トメだけでなく複数人が最後の方にクレジット。
戸浦の出番は少な目、それを言ったら田村、中丸も少ない。
田村の見てくれが大岡越前の山口崇っぽい
上に上げたゲストキャストは役名ありのものを全部取り出したものだが、細川俊夫というのがちょっとよくわからない。顔を検索してから見直して、御用取次だから、上様に用を言われてる人だと思うが、ほんの少しの出番、の割にクレジット順がかなりいいところである。
作事奉行岩屋がメインの悪役。金田は最初のシリーズで幕府の妖怪とでもいった不気味さだったが、ここではそういう油っ気が抜けている感じに見える
青山は老中、阿部は老中首座。青山はラストで、お役御免になったことが言われているが、あまりその悪事は描かれていない(岩屋と一緒になって悪を遂行していた)
硬派な話で端役まで含めても女性ゲストはいない。女性はレギュラー陣が出るだけだ

全体
まさごの店内に噺家の宣伝ビラらしきものがあり、可楽、圓馬の名前が見える
番組の最後にスタッフクレジット、ここは普段は見ていない。最終回のときに見ていたら、妙なことに気付く。「いずみ・たく」となっている。この中黒「・」の表記も使っていたらしい