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土曜ドラマ 『松本清張シリーズ 天城越え』 (1978年)

05/07(土) 00:40 - NHK総合1・東京|86分|DR
天城越え[字][再]

【初回放送】
1978年10月7日
NHK総合「土曜ドラマ」にて

先日視聴した「けものみち」と同じく「松本清張没後30年」の特集シリーズ
放送された順番としては「けものみち」、「天城越え」、「ザ・商社」となる

1時間半程度で全1話。
体調万全で見始めたはずだが、序盤はなかなか頭に入らず、眠くなってしまい一旦断念。
起きて、再度最初から。話が入ってくれば面白く見れるのだが、そこまでがちょっと大変だった。

ストーリー的なことは、NHKのサイトの宣伝文句で十分かと
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大正15年6月、天城峠白橋付近で荷物と衣服が見つかる。その後、増水した小谷川から男の死体が発見された。事件の起きた頃、3人が天城を越えていた。家出をした少年、やさしいしょう婦、そして自分の過去を閉ざした男。偶然出会った3人だが、やがて少年のいちずで純粋な心が一つの事件を引き起こす
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主な出演
大塚ハナ:大谷直子(これが「やさしいしょう婦」)
土工:佐藤慶(これが「自分の過去を閉ざした男」)
少年:鶴見辰吾(これが「家出をした少年」)
田島刑事:津田恵一
山田警部補:玉川良一
佐藤留吉:宇野重吉(これが「家出をした少年」の老齢期、昭和53年)
田島老人:中村翫右衛門 (3代目)(これが田島刑事の老齢期、昭和53年)
ほかに、荒井注、梅津栄が出ているがここらはチョイ役
また最後の方に原作者松本清張が巡礼者として登場(クレジットは無し)。といってもおれはそれに気付かず、あとで色々サイトを見てわかった
大正の事件をそれからずうっと後の昭和53年にそれを担当した刑事が自分の担当した事件を資料化する際に真相に辿り着くというような構成になっている。
大谷直子、これまでに見てないわけでないと思うが、もうちょっと後のころ、おばさんくらいの年代の印象が強い。ここではとてもかわいくてびっくり。堀北真希のような感じ。そして、売春婦の役でやさぐれた感じながら、ところどころに見せる少年へのやさしさなどがいい。
そして少年役が鶴見辰吾、金八先生の第1シリーズってこのころじゃねとちょっとびっくり。ここでは完全に子役。金八先生では中学生役だから、そう差はないのか、ただ金八先生では青年役だわな。
まあ着せるものを変えればそう見えるのかもしれないし、この年代だとちょっと経っただけで、驚くほど成長してるというのもありそう。金八先生は1979年とのこと。
中村翫右衛門は四代目中村梅之助(達磨大助事、そば屋梅吉などの主演)の父親とのこと。へええ

スタッフ
脚本:大野靖子
演出:和田勉
またもや和田勉

そういえば、この作品はそうではなかったが、今回視聴した他の二作、キャストクレジットがちょっと変で、役者名の下に役名が()で表示。例えば
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名取裕子
(成沢民子)
山崎努
(小滝章二郎)
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のように。普通()なんてつけないだろうに
今作品でのキャストクレジットでは
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大塚ハナ
大谷直子
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という感じ