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俺たちの旅 [連ドラ]

オリジナル
「ユニオン映画製作で日本テレビ系日曜8時枠にて1975年10月5日から1976年10月10日まで毎週日曜20:00 - 20:54に放送された」
今回
テレ玉(毎週木曜日19時~)にて2023年4月6日から2024年3月21日まで放映

「昔」の「青春ドラマ」か。録画したけど改めてあまり見る気にならんな
まあ木下恵介アワーを段々見るのが楽しみになってきており、そのノリで見れるかなとも思ってるが(ちょっと趣が異なる作品ではあるが)
メイン3人が、中村雅俊、津坂まさあき、田中健。それに続いてのクレジットが金沢碧と上村香子の並記であり、この二人は連ドラ時代劇のメインゲストで印象深い役をよくやっておりそこらは楽しみである
カースケ(中村雅俊)、グズ六(津坂まさあき)、オメダ(田中健)

勝手におれは高校生が主人公かと思っており、それにしては中村が老けてるなあなどと思っていたのだが、大学生だった
ただ、前にも書いたと思うが、後年を知っている俳優の若いころを見る際に、そのイメージに引きずられがちであり、ここでの中村が本当に老けているのか、もう少し老けた中村のイメージに引きずられているのかわからんな、などとも思っていた。まあそれにしては老けてるのだが、大学生、しかも4年生のようであり、それなら納得。この時代の「バンカラ」とでもいうのかな、下駄をはいて、喧嘩上等、長髪というようなキャラである
さらにいえば、金沢碧と上村香子の時代劇イメージに引きずられてそれとの差異を見ようとしているのも同じようなものである
グズ六はカースケと同じ小学校で、カースケが二年生のときグズ六が六年生、グズ六の母親が教員でカースケのその二年生のとき担任だった。またそんな風に年齢差があるにも関わらず、おぼれているグズ六をカースケは助けたのだそうだ(が、カースケも泳げないので溺れていたというエピソードが付け加えられている)

第1話は3人が一緒に行動していくという関係性を繋ぐ経緯、といってもカースケとオメダは大学のバスケ部の同輩であるが
上村はグズ六の恋人で、金沢はそのバスケ部のマネージャー。そうそう金沢の着替え場面があり、おっぱい丸出しでボカシが入っていた。当時はボカシなしだったのかもしれない
他に出演者で目立ったところは八千草薫と岡田奈々がオメダの母親と妹役。北村和夫と津島恵子が紀子(上村香子)の両親役

音楽担当がトランザムというところも注目

*同日
第2話
グズ六の母親(南美江)登場
グズ六が母親と会いたくなくて外へ出てエロ本を見ている場面がある。これが、俺の見間違いだと思うが、尻を突き出した女性、ケツ穴全開のように見える。いや見間違いだと思うけどさ、一旦そう見えてしまうと、他の見え方にならないってことよくあるよね(*1)
八千草薫の過保護な母親。それはやり過ぎだろうという感じの過保護っぷりだが彼女の俳優イメージと相まってあまり変には見えず、自然だ

*0408
第3話
洋子の両親登場、瑳川哲朗と小林千登勢
就職が迫られるグズ六、就職に直面するカースケ、オメダ。カースケは目先のことしか考えておらず、今のところ無頓着だが。そして後者二人は三流大学と言っており、ここら辺は「ふぞろいの林檎たち」で取り上げられたテーマと共通する
音楽についてはウィキに「企画の岡田晋吉によると、最初の企画ではこのドラマは音楽と劇が融合したもので、その時々の若者たちの心理描写を従来ナレーションに任せるところを音楽と歌によって表現しようと試みたものと話している[1]。ユニオン映画の担当者も、このような構成になったことについて「若者と音楽が切っても切れない関係にある世相を反映した結果のこと」と話している」とあり、そこら辺がこの回ではよくわかる
キャストクレジットなどの文字が白なのだが、後ろの映像との関係で非常に読みにくいところがある。さらには本編冒頭にあるサブタイトル、そしてエンディングでも詩のようなその回のまとめ的な言葉が出てくるのだがそれも白。この回ではクレジットのいくつかの箇所以外に、サブタイトルやエンディングのところも読みにくかった。なんでこういうのを気にしないのだろうと思う。確か新・必殺仕置人のエンディングでもあった

*0409
第4-5話

カースケの田舎の旧友玉三郎(石橋正次)登場。吉祥寺、サンロードのアーケードが出てくる。これ以前の回で井の頭線が何度も出てきており、そこら辺が舞台なのだろう
ラストシーン、りんごを上に放り投げるシーンがある。前回、「ふぞろいの林檎たち」に触れたタイミングなので驚いた
穂積隆信、これより前の回にもクレジットがあったが、この回でどの役か気付く。グズ六の新たに入った会社の上司

藤原釜足がゲストでちょっとだけ。カースケのバイト先の労働者
洋子を巡るストーリー。カースケが洋子を殴ったという前回のエピソードを引きずり、その仲を取り持とうとするオメダ、だがオメダも洋子を思っていたのだった。で、結果洋子とカースケは距離が近づき、一方オメダはふられる

*同日
第6-7話

グズ六が同僚の女の子からのアタックで公園でボートデート、この公園という舞台設定はこれまでにも出ていたと思うが、多分井の頭公園(これまでの回で井の頭公園駅も出ていたはず)
この同僚の女の子が「池に落ちて」、「グズ六の家へ」、「着替えを買いに出るグズ六」、「紀子とグズ六が服屋で鉢合わせ、グズ六がが紀子に服を買ってやる」、「その服を着て紀子がグズ六の部屋を訪問、下着姿のグズ六の会社の同僚と鉢合わせ」という比較的ありがちなコメディ展開が冒頭
その後は紀子への夜這い作戦
大五郎(名古屋章)登場、飯屋「いろは」の主人で、またアパート(たちばな荘)の大家、空き部屋をカースケらが借りに来る。娘の奈美(水沢有美)が家の実験を握っており、大五郎は委縮している
水沢有美はデビューのころの三田寛子をさらに幼くした感じ
夜這い作戦失敗のため三人は追い出される。
ここらで謎なのがなぜグズ六は他の二人の面倒を見なければならないのか、というあたりで、その答えとして、こういう事態になった後、紀子から、他の二人がいなければ母を説得すると言われ、グズ六だけ元の部屋に戻っている、が、友情ということなのだろう、グズ六は三人の生活を望んで二人の元で戻っていく。ここらはEDテーマのところでやられる
EDではクレジットは流れず、そしてバックの映像はそれぞれの回の本編であり、そこはセリフはなく、これこそ「その時々の若者たちの心理描写を従来ナレーションに任せるところを音楽と歌によって表現しようと試みた」部分の顕著なところであろう
そのため、明確な説明もなく、次の回では、すんなり三人で生活しているのでポカーンとしてしまう
まだそこまでの友情はないと思うがなあ
また、カースケ、主人公であり、一番思い入れをすべき人物であるが、この時代の青春ドラマヒーロー、現代ではまったく受け入れられないだろう、暴力的でガサツで、人の心を滅茶苦茶にしても反省なし
EDについて
今作品はこれから上げる他のシリーズとは単純に比べるわけにはいかないと思うが、例えば鬼平白鸚版は確かEDで音楽が流れスタッフクレジットがあった。で、その後ろの映像は、静止画像の時もあるし、動いている映像のときもあったが、動いているときもそこでストーリーを展開させるというようなことはなく、ただ葉っぱが風に揺れているとかそんな感じだったか。鬼平らがただ歩くみたいあn映像もあったように思う
先日視聴した岡っ引どぶ、これのEDは音楽とクレジット、で後ろの映像は本編の続き、大抵田中邦衛と樹木希林がじゃれ合ってるようなもので、そこでストーリーの進行はなく、その前にストーリーは終えて、最後にちょっとこの二人のコメディシーンがあり、その継続でのじゃれ合い
今シリーズの場合はちょっとだけストーリーの進行を助ける、結末をつけるという場面もこのEDに入っており、そこらは当時の普通のドラマのED(EDで毎度同じ映像が使われるパターンでなくて、も本編が継続しているパターン)とは異なる。で、そこで視聴者の目をそらせるわけにはいかないから、クレジットがここでは流れないのだろう


この回はもりだくさん
多分今後もメイン格で登場すると思われる森川正太の東大を目指す浪人生が登場、たちばな荘住人。ウィキを見ると、彼にもあだ名ワカメがつけられるようであるが、まだこの回ではそうは呼ばれてはおらず、ただ初めての出会いを「よれよれのワカメみたいな寝巻着たやつ」と称されれている
今シリーズは次回予告があるが、前回にあったこの回の紹介で「中村雅俊のふれあいに乗せて送る」とあり、そして今回を見ると、サブタイトル「人はみなひとりでは生きてゆけないのです」。期待が高まる。終盤に弾き語りでカースケが歌う場面あり、冒頭をちょろっと歌って中断してしまうが、もちろんこれだけで終わるわけもなく、最後はEDテーマとして通してふれあいが流れる
EDテーマはこれまでの回は違う曲
ワカメのエピソード。ワカメは浪人3年生(としておく、「東大目指して3年もがんばってるんだけどねえ」とされている。「3年もがんばる」というのをどこから数えているのか、3年目なのか丸3年やって4年目なのかがわからんので)。
ワカメに会いに来る田舎の高校の同級生、しかしワカメは会ってやろうとしない。でも最終的には会う、すると、その娘はワカメでなく、滝田くんの居場所を知ってるかと思って会いに来たとのこと。そんなために、東京まで会いにきて、そして外で待つなんてことするかね。で、その滝田くん、ワカメの予備校の同級生、ってことは滝田くんも同じ浪人暮らしということになり、そのわりにワカメほど悲壮感もやつれた感じもなく、まだ浪人1年目という感じ
冒頭では3人がナンパに挑戦する場面、グズ六が声を掛けた女、友達が二人いるとのことで、カースケ、オメガも誘い6人でデートとなりそうになるも、その女の友達が紀子であったというコメディ

*同日
第8話
いろはへ紀子、6話で出てきたグズ六を誘った同僚の和子が、グズ六を訪ねてくる。奈美もグズ六に惚れているので三人が鉢合わせ
ちり紙交換のバイトをするカースケ、オメダ。引き取った雑誌から金が出てきた。返しに行っての一騒動、この場面で出てきた28万円を返しに行って、50万あるはずだ、くすねたのだろうと言われる場面、「返しに来たのだから、そんなことしてるはずない」「返しに来なくたってわかりはしないのだから」というようなセリフがあってもいい。というか、登場人物として当たり前の反応としてのセリフがないと、どうも不自然
その金はバイト仲間のテツオがくすねており、そこには家の事情が絡んでくる。そのテツオの母親を演じるのが野村昭子
カースケらがそのテツオの母親がやっている食堂へ行った場面、なにも事情をカースケ側から話してないのに、テツオが金をくれた経緯を話し始めるのも不自然

*同日
第9話
恵子(多岐川裕美)登場、オメダとデートする
グズ六は紀子のお見合いの日、意を決して紀子の家に乗り込み結婚の申し込みをする
紀子と母親(津島恵子)、ちょっと顔が似ており親娘という役がピッタリ

*0409
第10話
オメダの父親騒動
玉三郎やワカメが回を置いての再登場、準レギュラー格であろう
あと八千草薫が演じるオメガの母親も久々に登場、こちらはメインレギュラー格かと思いきや、ずいぶん久しぶり、第1話以来だったか、その後少しくらいは出ていたか
このオメダの実家、第1話でも登場はしてはいて、それらしくは描かれていたが、何の商売なのかイマイチわからない。芸者などが出入りする粋筋の家業、芸者の置屋みたいなものかと思われるのだが(ウィキで確認してみた、「料亭「なかたに」の女将」とのこと)。
その父親の役は岡田英次。オメダが雑誌で父親ではないかと思われる写真を見つけ、カースケがそれとなくオメダの実家へ行って探ろうとするという内容で、最終的にはそれが父親だとわかる

*同日
11-12話
11
浜美枝がゲスト。カースケが惚れる絵描き秋子。隅田川(次回予告でこの地名が出ている)の畔で出会う。謎の女性という雰囲気で登場し、突如姿を消す。オメダ、グズ六が探し当ててみると、大きな家の家庭持ち
一方で玉三郎についても多く描かれる。隅田川(カースケが秋子に会う前の場面が玉三郎とカースケの場面)で船の仕事に就き、恋人もできて・・・
ラストでは花やしきが出てくるので、そこら辺が舞台となる回
前回でも玉三郎については濃い目に、ワカメについては端役での登場。今のところ、玉三郎のほうが目立つ描かれ方
ワカメのほうがレギュラー三人の仲間に入っていくのかと思っていたのだが。ワカメを演じる森川正太という人については子供のころよく見ていたはずで名前も顔もよく知っているが、でも何に出ていたかというとさほど知らない。ただ青春ドラマの常連というイメージが強く、まあ顔はそういうところで主役を取るような顔ではないが、飄々としたむさい浪人生みたいな役がその青春ドラマ常連の際のイメージなので、今回の役はそのイメージ通り
EDについてだが、このシリーズは三人の男の青春特有の友情ということで、その三人がイチャイチャしながら歩くみたいなのが、毎回EDであるイメージなのだが、この回では玉三郎がそこに入っている。玉三郎初登場の4話、④再登場の10話でもEDのイチャイチャに玉三郎が入っている(10話のEDについては最初のほうだけだが、他の二回ではED全編に玉三郎が入っている)。こんなところからも玉三郎が重要な役として扱われていることが見て取れる

12
カースケの妹みゆき登場
ワカメが三人とともに宴会という場面があり、存在感が出てくる
カースケの田舎は那珂湊

*0411
13話
桃井かおり登場。役名もかおり
絵描きの役、11話と一緒だが、こちらもちょっと違うタイプのミステリアスな女、素性なんてどうでもいいじゃんとオメダに同棲を迫る
桃井かおりは彼女の当時の女優イメージそのままのような役
そして終盤、男の友情か女をとるかみたいな展開となり、とてもここらはつまらないのだが、荷物を取りに来たオメダはかおりの元に戻るも、カースケがくれたセーターからメモ、「戻ってくれ、おれは寂しい」。でオメダは香りの元を去る
この二人にとくに劇的ななにが起こるわけでもない、まあここらは一時間ドラマの限界とか思うが
で、この数回は誰かひとりゲストが登場して三人の間に波紋が起き、そしてそれを乗り越えていくみたいな展開に終始しており、急速につまらなくなってきた。早くもネタ切れ感がある
EDで井之頭公園の小ステージらしきところが映る。今もあるのかな

*同日
14話
前回にあった次回予告で玉三郎がヤクザの世界から足を洗おうとするも掟が厳しい云々とあり、そして今回始まると、サブタイトルが「馬鹿がひとりで死んだのです」。というわけで玉三郎が死んでしまうという回、そこら辺の経緯はあまり描かれない、兄貴分に借りを返すべきだろと言われてる場面が最初にあり、まあヤクザの抗争の鉄砲玉とされたというようなことなのだろう。描かれるのは玉三郎がそれを隠して仲間たちと楽しく宴の準備をし、そして料理を振る舞う場面
カースケの「ひとはみな一人では生きてゆけないものだから」とセルフパロディのセリフがある
11話であった玉三郎の仕事は水上バスだった
玉三郎がワカメと呼んでいる。おれはウィキにそうあったから、そのように書いてきたが、彼がそう呼ばれるのはこれが最初だったと思う。そしてこの回では玉三郎だけがそう呼んでいる
玉三郎とワカメってこれまで会ったことあったっけ
この回から登場するのはたちばな荘に越してくる夫婦。演じるのは河原崎建三と三浦真弓、見ていて後者はわからなかった。ウィキにはこの回のみのゲストような記述だが、たちばな荘住人となると、準レギュラーにしないと不自然であるが
和子と順子、グズ六の同僚、が共同戦線を張ることをグズ六に宣言。この二人はグズ六に好意を持っており、すでに和子は6話で印象に残るエピソードがあるが、和子と順子は社内でいつも一緒に登場しており、両者がグズ六に好意を持ってるらしいこともこれまでに描かれている

*0411
15-17話
15話
花沢徳衛がメインゲスト。ガラスの商品を作る職人の田所役
田所のもとにカースケがバイトで配属。仕事は見て覚えろタイプなのだがそこが大袈裟すぎて・・・。配属されていきなりなにも教えず仕事をやらせる。こういうのは困ったもので、これほどではないにしろ、割と最近まであった風潮なのではないのかなあ、おれが就職したころもずいぶん理不尽な思いをした。仕事なんだから一番効率よく仕事が進むようにすべきではないかと。
まあ深読みすれば田所は時代に乗り遅れた職人で、結局工場はオートメーション化されクビになるという展開であり、その自分の最後を悟っていてひねくれているのかもしれないが
冴えない作品。演じている俳優が悪いということではないと思うが、テーマはわかるが描き方が足りない。最後の感動的場面なんかはやりたいことはわかるけど、という感じになってしまう。また細かいところで登場人物の言動が一々引っかかる。「不自然」ということだ。そのときそういうことはやらないだろう、とか、なっぜそこでそういうことを言うのか、とかだ

16話
たちばな荘住人、金貸しの女桜井時江(結城美栄子)。その時江の勤め先佐山産業にグズ六の大学時代の親友、住吉正博の市川吉男(その会社の社長のところに婿入りし佐山吉男)がいた。
EDで「サンテ・オレ」が映る。懐かしい思い、だが、自分の家の近所にあったような気もするし、それはまた違う店だったような気もするし。おれが子供のころはハンバーガーチェーンがいくつも競い合っていてのだ。調べてみると吉祥寺店というのもあったとのこと。またネットで調べると「サンテオレ」と中黒がないが、ここで映る店舗の看板には中黒がある
ワカメの呼び名だが、カースケがタイゾウと呼んでいる

17話
メインゲストにふたり
久原千吉
演 - 下條正巳
吉祥寺駅付近でおでん屋台を営む男性。カースケたちと懇意になる。
安西かずみ
演 - 宇津宮雅代
「NBSラジオ」の人気パーソナリティ。自分の番組内で「上海帰りのリル」を流す。
「上海帰りのリル」というレコードがキーになる。
千吉とかずみは生き別れ(千吉が出版業で借金を抱え蒸発)の父娘、その二人の葛藤
井の頭公園駅が父娘の再会の待ち合わせ場所(結局父は現れないという結末)。井の頭公園駅はこの回だけでなくよく出てきており、ここでは千吉の家が近くにあるという設定。そしてたちばな荘も多分この辺という設定で遊び場が吉祥寺ということなのだろう
「およげ!たいやきくん」がかかる場面がある
カースケのガサツさがなかなかのもので、それに比して青春ドラマ特有の繊細さみたいなものを作品としては描いており、カースケに繊細さなんてないだろうと思えてしまうのが今作の失敗要因かと思える。この時代特有ともいえる無軌道な若者、おおらかなリーダー格の青年なんかと大げさにし過ぎているような気がする
宇津宮雅代、おしゃれなファッションに身を包んだ業界人というような役で、大岡越前のときとはまったく異なるところが面白い

*同日
18話
グズ六、紀子結婚へという回
一回限りの人物が登場しての一回限りのエピソードというのとは違ってこういう回は多少安心感を持って見れる回。この回では梅津栄が出ていたようだが、ウィキによると結婚式の牧師
この回は結婚を認めさせるために紀子が妊娠と嘘をつき、それがグズ六の教育に厳しい母親の逆鱗に触れ、という風にこんがらがっていくのをカースケらの説得により、という展開で、結婚式はEDテーマの中に押し込まれられており、よって梅津の場面も気付かなかった
そしてグズ六の父親が登場。見ている際には気付かなかったが中村伸郎か。出てきてしばらくは一言も発しないという物静か、それは生涯たった一度の浮気を女房が許していないためと後からわかるが、なキャラであるが、女房に対して初めてする命令、紀子の母親に謝るため東京へ行ってきなさい(紀子の妊娠の件で紀子を恥知らずと罵り先方と諍い)、を物静かに発する
カースケのガサツさということを前に書いたが、それに類することで、ストーリーの結末に大人が頑迷なことを言い、それをカースケらが若者特有の熱さで言い返し、大人を説得するというパターンがあり、それはこの回もそうなのだが、カースケのキャラのうざさから、そこをまともにあまり聞く気になれないというのがある
妊娠の件は、紀子の父親が最初から嘘だとわかっていた(そうとわかりながら女房に結婚を認めてやろうと説得したと言っている)と言っているが、紀子の母親は、グズ六の母親にそのことを持ち出しているのは矛盾である

*同日
19話
グズ六、紀子の新婚旅行の回
そして意外なことに穂積隆信大フィーチャー回となっていて、EDも穂積と中村雅俊二人が海辺で戯れるという、穂積のほうは「青春」という言葉とは距離のある俳優であるが、そんなシーンとなっている
ゲストとして穂積演じる谷部長の小学校時の同級生役で下川辰平、谷部長の妻役で真屋順子。前者は下川にしては珍しい嫌な奴の役。彼は当時級長で谷は「ドジ」というあだ名でいじめられていたらしく、その関係性をこの年齢になっても持ち込んでいじりまくっている
真屋順子のほうはほとんどセリフがなく出番も少ないのだが印象に強く残るような演出がなされている。谷が友達に騙され家が取られてしまい、夫婦の間が破綻しそうで、妻の方が実家に帰ってしまったという設定
ストーリーとしてはグズ六、紀子の新婚旅行がなぜか九州から熱海に変更され、その熱海の旅館にはバイトしているカースケとオメダ、さらにそのホテルへグズ六の勤める「世界教育販売」の社員旅行一行が訪れるも、なぜか予約が取れておらず、部屋が一つしか開いていない。そしてここからは荒唐無稽だが、グズ六、紀子の部屋を紀子と社員旅行の女性(例の和子と順子)の部屋、空いていた一部屋が社員旅行の男部屋となり、そこへグズ六は移動させられていまう
こういうあり得なさがつまらないんだよなあ、などと思っていたが、この回はとにかく笑いの演出が連続して出てきて、ここまで笑いに振ってくれると見やすくなりノることもできてくる
下川演じる滝沢は愛人連れ、それに対抗させようとカースケらは紀子を谷の愛人に仕立てるという場面があり、これもお笑い場面ではあるが、そのやり方自体が今の時代だとアウトであろう愛人に仕立てるということもそうだが、その連れてる女の美しさを男の見栄のバロメーターとしているところなんぞはアウトもアウト
梅津栄、結婚式での神父役ということで前回のところを見直したら、出てるといやあ出てるのかもしれないが、遠目に一瞬、もちろん誰が演じているかの判別は絶対不能、神父が映ってる結婚式の場面はあった。なので、この回にはもうちょっとありそうだとは思っていたのだが、その通りで、一応式が終了したという場面からこの回は始まるが、回想場面として、式の様子があり、そこでようやく梅津の顔も映り、セリフもあった

*同日
20話
冒頭は新婚グズ六家。住居は紀子が貸しに出してる部屋、つまりこのドラマの序盤でグズ六が住んでいた部屋である。
グズ六がいなくなったことから、なんとなく残った二人もギクシャク。カースケはバイト先で初老の作業員(大宮敏充)を怪我させてしまう。そして酒を飲んで後、部屋にきた洋子を抱こうとして、洋子やそこへ部屋へ戻ってきたオメダとの関係もギクシャク。カースケは部屋を出ることにして田舎へ帰り妹との再会
この回の終盤はいいように思う。妹の兄の生き方への評価(「俺の生き方はいい加減だと思うか」に「そう思ってたけど今わかってきた、お兄ちゃんなりにその日その日を精一杯生きてきたってことが」)、ワカメ、ここまで三人の部屋へ押しかけては飯を食ったりしていはいたが、作品上ではそこまで親密になったような描かれ方はしていなかったが、そのワカメが三人に強く影響を受け、東大に受かることよりも楽しく生きるという価値観があったことを涙ながらに語り、三人がまた元のようになることを切望(ここの森川正太うまい、セリフの最後には熱が入り過ぎて脇にあったストーブを手でたたいて「アチッ」とコメディで締める)、そして最後にはカースケの自分の生き方に対するセリフ(「俺なりの生き方しかできない、今日一日を精一杯生きる、将来の夢も人生の目標もなにもない、明日死んでも後悔しないように、その日その日を精一杯生きる、そんな生き方しかできないんだ」)があり、このセリフでようやくカースケがやってることが理解できたというか、ここまで無頼を気取った生き方、だがただおちゃらけて生きてるわけでもなく、急に説教染みたセリフを言ったりし、そこに筋の通った生き方への説明もないので、どういう人物なのか何がしたいのか、どう生きたいのかが見えにくかったのだ
大宮敏充が凄まじい存在感。初めて見る人で初めて聞く名前だが、ウィキによると大宮デン助というコメディアン、これなら名前だけは知っている

*0413
21-22話
21
グズ六が持って来た就職試験の情報でオメダが受けに行くとそこは父親の会社だった
またこの回では洋子に義姉(父が洋子の母親と出会う前に他の女との間に生まれた)がいることが判明
22
真弓(岡田奈々)フィーチャー
キャストクレジットについて
ここまででも薄々感じていたのだが、メイン三人(順に一人ずつ)がクレジットされた後の部分があまり一定でないようで、それは他の作品と比べると比較的異例。通常、レギュラー、準レギュラーのクレジット位置は固定(該当回に出演しているしていないという違いはあるが)
ただ薄々感じていただけで、ちゃんとは見ていなかったのでなんともいえない(※)のであるが、この回では目立つところで気付いたので記述
((※)ここでざっと確認したが、例えば以下のキャストはクレジット順が一定していたなかった、岡田英次(トメにきたり中トメにきたり)、名古屋章(トメ、中トメ)、石橋正次(トメ、メイン3人の次))
岡田奈々がフィーチャーされる回だからか、メイン三人の後に、まず津島恵子(※)が単独、そして岡田が単独となっている。普段岡田は金沢碧、上村香子より後
なお次回は予告によればワカメフィーチャー回、そしてクレジットで森川正太がメイン3人の次に来ており、今回の岡田と同じ意味あいのようだ
(※)ここで比較的固定となってるクレジットについて書いておく
第1話のところにメイン3人にに続いてのクレジットが金沢碧と上村香子の並記と書いたが、この回の津島は中盤あたり、中トメといえそうな、端役が前にも後ろにもあるような位置で、津島と北村和夫がそれぞれ単独表記されてる。トメは八千草薫
第2話も津島は同じような位置(この回は北村が出演していないが)。が、第3話で津島がメイン3人の次に単独クレジットされ、その次が金沢碧と上村香子の並記となる
これは「一定でない」例を出しているのではなく、これ以降の回で津島は出ている回は常にこの位置となっており、シリーズ序盤での修正といったところだろう
金沢碧と上村香子についてであるが、途中の回から並記だったのがそれぞれ単独表記(金沢上村の順)になったものの、時折並記になったりしており、これは出演者数によるのかもしれない。そして19話ではそれぞれ単独表記で上村金沢の順という変則パターンがあった。19話はグズ六新婚旅行の回で、上村の出番が多いからか。18話はグズ六紀子結婚へ、という回ではあるが、この回は金沢上村並記のパターンだ

*同日
23話
ワカメ合格発表騒動、合格発表で自分の名前を見間違え合格と勘違いするが実際は不合格
カースケ、グズ六、大五郎がワカメと呼ぶようになっている。
序盤、どうせ落ちてるよと諦めモードのワカメが大五郎に対して「東大3回落っこちた婿」と婿入りをせがんでいる。今回も入れて3回受験をしたということは二浪しているということで、彼は20歳の年であることがわかる
時江(結城美栄子)が16話以来の登場、井之頭公園駅の構内の新聞雑誌などを売ってる小売店で働いている
滝田が7話以来の登場なのだが、どうも俳優が異なっているようだ、ウィキには「演 - 武岡淳一」とあるが、7話のほうにはその名前がなく、またかなり異なった顔つき、喋り方である(*2)
この回では比較的重要な役、彼は合格、ワカメは不合格だが、自分には友達ができたと滝田に語り、そこで意地の張り合いみたくなる。滝田は自分を慰めてるだけだと言い、ワカメは自分が死ぬと言えばすぐ駆けつける友達がいると言い張り、しかし誰もやって来なくて本当に自殺未遂を起こしてしまい、病院に運ばれ、その病院に駆けつけたカースケらは二日間病院で待機してやり、それを見て滝田は思いを変えていく

*同日
24話
村岡
演 - 森次晃嗣
カースケの出身高である水戸第一高校のバスケットボール部OB。実業団リーグでも名選手だったことから、カースケが憧れを抱く人物。カースケがバイトに行った際、東西運輸の担当上司として再会する。
神保
演 - 河原崎長一郎
東西運輸と契約しているトラック運転手。カースケのようなバイトにも優しく接してくれるが、無理な勤務状況が重なり事故を起こしてしまう

*同日
25-26話
25
大学卒業を控え二人の就職が決まるも、卒業前の社内研修での出社で早速カースケは退職してしまう。そしてこの回の終盤は卒業式
卒業式では学長らしき人の挨拶で、この年の卒業生は53年54年生まれと言っており、彼らが22歳での卒業式となると76年3月となる計算で、放送日程を見ると、この回が放映されたのは「76年3月28日」
洋子の街頭インタビューの仕事の場面で新宿西口が映るのだが、そこでシチズンのデジタル時計(*3)がまず映し出される
この時計はおれの幼いころの新宿(親戚の家へ行くのに新宿経由、それも新宿から西武新宿へ歩いて行ったので、あの辺はよく歩いたものだ、ただ新宿と西武新宿を歩くとしたら西口を通りそう(京王線の新宿、これは小田急線とともに西口側にある)なものだが、おれの記憶に強くあるのは東口から見るその時計なのだけど。と思ったがさらに思い出してみると、その時計は西口のビルの上にあったはずで、その東側を電車が走っており、電車の窓からその時計を眺めていたという記憶がよみがえってきた)の象徴のようなもの、いつ頃まであっただろう、二十歳のころ新宿でバイトしていて、そのころもあったように思う。
シオンの「クロージング・タイム」の中の一節「街角のデジタル時計は祝福の時 描かない」はこの時計のことだと思ってる
十勝花子がクレジットされており、どこに出ていたのかなと思ったが、ウィキによると芸者の役。オメダの実家である料亭「なかたに」の場面では最初のほうの回でも芸者が出入りしており、同じ人が演じているのかなと思ったのだが違うようだ(第2、3話に芸者・そめか(演 - 北島マヤ)というのが出ていたようだ

26話
植木等がメインゲスト
彼のこれまでやってきた役の焼き直しのような、であるからある意味コントの登場人物のような役を、ワンマンショー的にやっており、これは今シリーズではこれまでなかったような演出。まあ桃井かおりがそのイメージ通りの役でありワンマンショー的といえなくないが、やはりそれとはちょっと違っている感じ
そしてカースケはその植木演じる植村、港湾労働者で労務者をまとめるような役割の男、の好きなように生きるというその男の生き方に心酔する
正直言って今シリーズは駄作だと思うが、その象徴的な回のように思える
カースケのうざさ、無神経さがこの回の全編で爆発している
カースケの部屋までやってきた植村は酒を飲んで翌朝オメダの財布を盗んでいったようだ、となるも、カースケはあの人を疑うなと怒る
植村は労務者の上前をはねているという疑惑が労務者の間で広がるも、カースケは植村はそんな人じゃないと庇う
好きなように生きた人物の顛末をカースケが思い知るというような内容で、それは悪くないと思うのだけど、その過程の描き方、また最後も、植村が労務者たちに謝りに行くと言うと、カースケも連座し一緒に土下座、そして皆に殴られのされて、でも植村はそれで贖罪、新たな旅立ちみたいな終わり方なのも不満
この時代ということを考えてもこんな作品で共感を得られたのだろうか。主人公カースケは今でいうフリーター、そしてその生き方を背景に若者らしい正論で大人たち世間に立ち向かい、勝ったり負けたりというような作品なのだと思うが、彼をアウトローに振ってるわけではなく、正論で立ち向かうという部分で世間の共感を得ようとする作品だと思う。それなのにこの回のメインゲストはなかなかに共感を得られないような人物でカースケの言動もまったく共感できないように思う
ワカメが25話で「浪人を4年するとくたびれちゃってね」、そして26話で「浪人4年生」と言っており、これはおれが23話でした考察(この春で浪人3年生となるはず)と矛盾している

*0414
27話
奈美お見合い騒動の回
山本紀彦がお見合いの相手を演じる
奈美は24歳で、多少行き遅れの雰囲気、当時だとそうなのかな
紀子、グズ六との結婚後は、ただグズ六にメロメロの新妻というキャラで役としては一丁上がりという感じだったが、この回では久々に活躍。学生時代はおっちょこちょいからチョコちゃんというあだ名だったという告白、そのおっちょこちょいぶりを発揮する回
奈美はお見合い相手を気に入る。双方がケチでお金儲けへの妄想を互いにしている
その様子を見て、紀子、カースケが余計なおせっかいで見合いを潰す
ここらあたりは、この見合い二人については多少大袈裟に描かれてるとして、双方の経済状況が気になるなんてのは当たり前で、潰すほうがよっぽどひどく、潰したカースケは得意げでこの辺りは毎度言うが見てられない
ただこの作品は当時ヒット、社会に受け入れられていたわけで、当時と今の常識が大きく変わったのだと思う
上村香子、先日木下恵介アワー「思い橋」を見たばかりでそこでも書いたが、どうも現代劇、そしてレギュラーとなると魅力が減退するようで、時代劇一回きりのゲストだと魅力あるのに残念である。レギュラーだと見飽きちゃうのか、マンネリ演技か、キャラ自体があまり魅力あるものでないということもある
ちょっとだけ見るのと長く見るのとで印象が変わるのは、奈美(水沢有美)もそうで、ここまでは目立つ場面はさほどなく、そしてそういう役なのだろうと思っていたので、ここにきてフィーチャーされるとは意外。そしてじっくり見るとここまで見てきたのとは多少印象が変わる。

*同日
28-29話
この二回はグズ六が出ていない。28話の序盤で紀子のセリフで出張へ行っていて不在とされている
そのせいもあり、カースケ、オメダ、そしていろはの親子、ワカメの五人という場面が増えている
28
大五郎が入院。その病院でオメダが高校時代の憧れの女性と再会
29
森口平一郎
演 - 加藤嘉
カースケのバイト先の牛乳工場で警備員として勤務する初老の男性。カースケを通じてオメダから住宅購入を勧められる。
森口の妻
演 - 赤木春恵
ゲスト二人出番は少な目だが、ビッグネームだけに印象に残る
オメダは会社で成績が上がらない。誇大広告の不動産営業で悩んで一旦担当者を変えられてしまうという場面があり、しかし、再度同じ物件を売るという展開なのはまどろっこしい
売りつける相手が上記森口、結局悩んだ末、そのことを告白するも、森口はそんなことはわかって買ったと言い出し、それでもまあまあ良心的な値段だとされる。こういう結末だと、オメダの悩んだ誇大広告の件がぶれる
カースケとオメダの価値観のずれみたいなものがテーマになってくる

*同日
30話
前回の次回予告で「ゲストに清純スター檀ふみを迎えて」と檀ふみが紹介されている(※)
洋子にデートをすっぽかされたカースケ。東大を諦めて自分の田舎(身延)から野菜の直販をやると言って、田舎へ帰ろうとするワカメに同行して旅をすることになる
23話でのワカメの合格発表騒動で、実家に受かったと報告してしまっているが、それをワカメの両親は、嬉しくなって近所に触れ回ってしまい、後でそれが間違いだったということの報告を受けても近所に言っていないという状況
今作はレギュラー陣の関係性が日々進行していくということはあるものの、ある回のエピソードを引き継ぐということがあまりなく、前にも書いたがゲストが登場してきてレギュラー陣の誰かに波紋を投げかけ、だが、そのまま消え去っていくみたいな一話完結的エピソードも多く、言い換えれば少しだけ直せば回を入れ替えてもわからないような作りになっている。そのためこういう演出は連続ドラマならではの醍醐味といえる
檀ふみの役はワカメのいとこ玲子。多分ワカメと同年齢、東大に受かったけれど、そこは止めて短大に行ったとある。東大に入学したけど辞めたのか、受かったが入学はせず、短大に行ったのかは不明。そしてこの回での状況は新婚旅行から一人で帰ってきたとのことで、そこを詳しく聞くと、相手のうがいの音が嫌だから帰ってきちゃったとのこと
まあ、わがまま女ということなのだろう、そしてワカメは玲子に頭を下げなければならなくなり(野菜の直販のために農協の理事長である玲子の父親に頼まなくてはならずそれを玲子に頼もうとする)
玲子がそれを冷ややかに断るとカースケが爆発。うざさ全開
もう毎度書いてるような気もするが、こういう際に若さゆえの正論で、また相手が相当に間違ってるという状況でなら受け入れられるが、玲子のほうも普通に正論だし、カースケのほうがうざい論理なのだ
カースケの、いやカースケだけでないかもしれないが、人との距離感、干渉がすぎるように見えてしまうのは現代目線だろう
それについては、この回での洋子がカースケとのデートをすっぽかした件。それをオメダはなんとかしようとするのだが、洋子のほうは仕事の関係だったし、行けないかもしれないとは言ってあったとのことで、もうそれなら放っておいてやれよと思うが、この干渉が過ぎる感じがこの時代なのだろう。この回の最後のところでは洋子が仕事のほうを調整して、カースケらが東京に戻ってくるのを出迎える。ちなみにその場面、多分新宿、西口の外からも見える地下、今もあるのかな、ここも幼少時の思い出の地、つまり新宿と西武新宿の間を歩く際に使った場所だ
結末は悪くない。玲子が帰りの電車を待つカースケに手紙、その内容をおれは、あなたの忠告に目が覚めました、自分のみを振り返ってみます的な玲子の反省みたいな内容を想像したのだが、「あんたなんか大嫌い」である(ここで彼女は「大嫌い」とあだ名されるようだ)
ワカメの両親を演じるのは谷村昌彦と風見章子。
グズ六今回も登場なし
予告によると次回も玲子は登場、ウィキによると次々回まで出るようだ
(※)(31話を見終えてから、このメモブログに記す際、正確にしようとして、再度この回のことを紹介している次回予告を見ていて変なことに気付く、29話の本編後の30話次回予告で使われているいくつかの映像が32話のものなのだ、身延の部分がまだ撮影できていなかったのかしら、と思える。また、本編のこの場面の映像だということはわかるが本編を見ても使われていない映像(30話のEDにあるカースケ洋子、オメダワカメのボート場面があるが、その場面であろうが、30話で使われていないカースケ洋子の遠目からのボート映像がその次回予告にある)


*同日
31話
玲子フィーチャー二回目
玲子がカースケの部屋に現れる。といっても仕事で東京にやってきて、ワカメに手伝ってもらいたいという用件、その仕事とは父親がアメリカにレストランを出すので、その従業員の面接、そしてワカメにはアシスタントという名の雑用係、ワカメが嫌そうにするも、日給一万円と聞き、カースケがそのアルバイトを横取りという始まり方
もう毎度書いてるようなことを繰り返すが、ここでのカースケ完全にキチガイである。お前に面接の一端を担ってもらいたいなんてことを言われてないのに、面接が始まると一々口を出す。採用基準で玲子と言い合いになる。こういうキチガイ相手だと単にクビにすればいいだけでなんで議論になるんだろと思う。こういうところをいつの間にか議論に巻き込んでしまうような脚本、演出をいい脚本、演出といえるのであろうが、ストーリーを展開するため無理やりやってるように見え、でもそれも仕方ない、なにせ相手がキチガイなのだから
他にもキチガイ染みた行動があり、上の部屋で待機しているカースケに階下へ降りてくるよう玲子が電話で連絡、それさえもすっぽかしてしまっている(これが後述の「玲子も忘れ物、失くし物」に繋がっていく)
オメダは会社で電話番をさせられノイローゼ気味になり、そのこともあってか書類をなくすという失態を犯す
それを玲子は甘ったれてる、ビジネスマンはミスをしないもの、自分も忘れ物など一度もしたことがないと言い放つ
が、終盤で玲子も忘れ物、失くし物をしてしまい、それを必死になって探すカースケ、ゴミ清掃車が夢の島へ運んだらしいと掴み、夢の島へ、という展開はある時点で想像はできたが、まあそういうありきたりがおれは見たいのだろう、ここらは悪くない出来
グズ六登場なし。そしてワカメが三人組の一角を占めるようになってきている。例えばEDはワカメも含めた三人プラス玲子という風に始まっている。森川について前に書いた「青春ドラマの常連」の本領発揮

*0415
32話
カースケは玲子、洋子から愛され、またカースケも二人を愛してしまい、という展開
前回のEDで玲子とカースケはすっかり恋人同士のようになっていたはずなのに(ラストに出る詩でも「大嫌いが大好きになった」とある)、この回の序盤では玲子がカースケにツンツンしている
この「大嫌いが大好きになった」という文は色々読み方ができ面白い。まずはこの二人のどちらもが、大嫌いだった相手を大好きになったと読める。さらに大嫌いというあだ名の玲子がカースケを大好きになった、とも読めるし、またカースケ側から見ても、カースケは大嫌いというあだ名の玲子は大好きになった、とも
グズ六復活、出張から帰ってくる。28話で紀子がグズ六の出張のことを話して以来の登場。その28話でのカースケと紀子の会話を踏まえたような演出もある。一方28話で出張は一週間と言っていたが、この回では1か月ぶりと言っている

*0416
33話
妹みゆきがカースケを訪ねてくる。12話以来の登場だが、劇中前回来たときはグズ六が旅をしていたと言っているが、グズ六がいなかった回には出ていない
朝子
演 - 山口いづみ
カースケがバイトする喫茶店に来店した客。店にライターを忘れていく。
藤本
演 - 長谷川明男
高校の英語教師。グズ六の高校の先輩で、みゆきの恩師でもある。妻を亡くしている。
前回にあった次回予告で山口いずみがこの回の冒頭で亡くなるみたいだなと思ったのだが、その通りで、そしてその後も登場しない、そのため出番は非常に少ない。そしてそれが今回のストーリーに意味があったのかどうか。失恋して自殺してしまうという役で、その後はみゆきが登場して、高校時代の恩師である藤本の家へ入り浸り、それがみゆきの恋なのか(自身は藤本の息子の世話をしているという風に自覚している)、みたいな話
山口はおれのイメージ派とにかく水戸黄門であり、近年見たものではそれと同じ枠である大岡越前、江戸を斬るだとかで見たので時代劇のイメージの人ではあるが、現代ものでも見慣れたように思えるほど違和感なし。水戸黄門を見ていたおれが子供のころ、他の現代劇にも出まくっていておれも見ていたのかもしれない。顔が現代的美人
長谷川のほうもおれのイメージは時代劇。この人も山口と同じく現代的な顔をしており現代ものでも似合いそうなのだが、ここではなぜか変な髪型をしており・・・。ダイノジ大地のような髪をピッタリ貼り付けた七三、阿部サダヲだとかがコントでやりそうな髪型

*0417
34-35話
この2回はメイン三人三様、いやワカメも入れて四人四様か、それぞれの新しい生活、直面する困難といったところか
カースケとワカメは雑用請負の「なんでもやる会社」立ち上げ、オメダは上司にしごかれ結局休職、グズ六の会社は倒産へ(ずっと後の回になって気付いた「なんとかする会社」だった)
34話でまずワカメがいろはに頼まれ棚作り、それが評判となり近所の人から頼まれたいくつかの仕事をこなし、そして「浜田大造事務所」なるものを立ち上げチラシを配る。その電話番号は「いろは」、そこでひと悶着ありながらも、大五郎から許される
カースケに手伝わないかと誘い、カースケもそこへ参加。ここでまたもカースケのうざさ爆発、これについては全話終わったところにまとめて書くとするとして、ここではどんなうざい行動かといえば、勝手にワカメの指示より安い金額で仕事を受け、また勝手に会長と名乗り、そしておれが会長なのに「浜田大造事務所」という名前は合わないなどと言い出すなど。これ中村雅俊の演技もそのうざさに拍車をかけてるように思え、彼の俳優イメージも悪くなるのではと心配だが、当時はこれが受け入れられたのだろうな。
大人気俳優で、顔がいいとされる彼が、このクズキャラを自信満々に演じているのがイライラする
この回ではグズ六もヘンテコな行動。「世界教育販売」では給料遅配が始まり、そしてついには経営陣が姿を消すという事態。グズ六は心配した義父から知り合いの会社を紹介されるもなぜか怖る。沈みゆく会社で一緒に沈みたいとかなんとかいって。
こういう事態になったら、皆辞めていくだろうし、残るのは給料を求めて居座るくらいしか考えられないのだが。
35話でついに「世界教育販売」は倒産。谷部長は「世界教育販売の倒産後は部下であった和子、順子と共に焼鳥屋「ドジ裏」を開業」とバイタリティーのあるところを見せている
「なんとかする会社」が15万で請け負った仕事、その内情を一緒にそこの仕事をしていた業者から聞かされ(本当は30万)、急にやる気がなくなっていくという場面がある。いやいや、どういう仕事か聞いた上で受けたんだろうが、といいたくなる
結局会社が倒産してしまったグズ六、そして休職してしまったオメダもその仕事を手伝うことにするというのがこの回のラスト、次回からは四人で「なんとかする会社」をやっていくようだ

*
36話
永井タカシ
演 - 丹波義隆
時江から百万円を借り、シトロエン・バンでのスパゲッティ移動販売を始めた青年。
永井清美
演 - 東啓子
タカシの妻。時江と同郷。急にシトロエンを買うなど予定外の出費をするタカシと意見が合わず、不安を抱えている
「なんとかする会社」が四人体制に。そしてグズ六が社長になると言い出す
上記二人がゲスト、時江が金を貸しており、その取り立てを「なんとかする会社」に依頼という形でカースケらが二人に関わっていく
スパゲッティ移動販売なんてのは当時の、ではなく、現在(2024)の流行りでさえあると思うが、それを諦めラーメン屋台をやることになるという結末

*0418
37-38話
37
岡田奈々の回か
オメダが仕事でミス、その損金を建て替えようと、実家に帰り母からもらおうとする。真弓はそれを見て嫉妬、追い払ってしまう。そして父に会いに行ってしまう
ラスト、オメダは実家に戻ることを決意、しかし真弓はそれをも追い払ってしまう
母と娘が残っている家でことさらに明るく振る舞う真弓と、真弓を寂しい思いをさせたと謝る母、いい場面だ
38
桃井かおりのかおり再登場
前回はオメダの相手役だったが今回はカースケ。奔放な女というキャラなのかもしれないが、それよりは、番組が終盤にかかりネタ切れで、再登場させカースケと絡ませたという感じのご都合主義
カースケはかおりと楽しくやるがそれを見て洋子が嫉妬というだけの回で、セリフも極力少な目でそんな感じのことが描かれる退屈な回
ラストがよかった。かおりの部屋から出ていくカースケ。探しに来た洋子がかおりの部屋へ。かおり洋子対面の場面での桃井かおりのセリフ「カースケはすぐ出て行った、あの変なやつを離すんじゃないよ」、と、その喋り方の格好いいこと
そしてかおりは部屋を出て、付き添ってきたグズ六を読んだときのそれに応えるグズ六の表情
ED音楽がかかる中、かおり洋子カースケという場面があるが、この三人がその後対面する場面とかあまり考えられないけどなあ
まあかおりは男に振られ寂しかっただけでカースケに思い入れもないから、こういうことになるのもあり得るのかな。上に書いたかおり洋子対面の場面で、かおりは洋子と喋りたそうに部屋に招き入れようとしていたし(洋子は人を待たせているからと断っているが)
37話も38話もおれがいいと思った場面は中村雅俊が絡んでないな

*0419
39話
中盤あたりまではまた超絶駄作回だと思っていたが、これは自分のこの作品がどういう作品かということからこの回の解釈を間違えていたためで、まあ見終えてみればなかなかの回
熊沢昌也
演 - 中尾彬
グズ六の兄。一流商社に勤めるエリート商社マン。敏腕でプライドが高い。第39話に登場。[注 3]
熊沢貴子
演 - 岩本多代
昌也の妻。第39話に登場
坂口
演 - 柴俊夫
昌也の部下。関東物産副社長の息子。関東物産の若手有望社員として期待されるが、昌也に退職の意思を伝える。
ケイコ
演 - 伊藤めぐみ
坂口の恋人
メインは中尾だが、序盤を引っ張るのは柴。有名商社から喫茶店の女とともに姿をくらました坂口とそれを取り戻そうとする上司(課長)の昌也
昌也が「なんとかする会社」に坂口と女の生活を探るよう依頼。それは二人を結婚させるためと言われ、「なんとかする会社」はその仕事を引き受けるが、実際には二人を別れさせ坂口を会社に戻そうとしていたのだった
と、ここらあたりまでで、昌也を悪役にして、坂口とケイコを愛のためにまい進するカップルで善玉にして、というそのカップルを悪辣な手段で引き裂こうとする昌也という構図だと思って見ていたのだが、その割にどうも坂口の主張が見えない感じで、そこら辺をはっきりさせないとダメじゃんと駄作判定をしていたのだが、主張が見えないどころか、坂口がまだ商社時代の仕事の勉強を継続していることを知った昌也の持って来た仕事、資料を読み込んでレポートを書くというもの、を嬉々としてやり出したあたりから、むしろ坂口のほうは商社の仕事に未練を持ってるのかと変に思い出し、自分の誤解に気付いていく(終盤に会社に復帰した坂口が、あんな女呼ばわりしており、坂口の思いがわかる)
所々にグズ六の兄への憎しみも混じった愛情が描かれ、段々いい作品のように見えてくる
坂口の会社復帰も決まり、中盤以降。今度は昌也へ苦難が降りかかる。砂漠の駐在所(駐在員は一人だけ、その前任者は精神的のおかしくなった)への転勤が決まる。坂口が戻り、自分への評価が高くなることへの警戒からの左遷である。そして当然ついてくると思った女房は、逆に当然のような顔で同行を断る
いろはで酔って、グズ六らへ暴言を吐き散らかし、それでも兄を家へ泊めるグズ六。そして空港からの昌也からグズ六への別れの電話
相変わらずカースケが的外れなことばかり言っていて、これは制作側はどういう意図でこういう演出なのだろうと考えてしまう。ここまで的外れだと、おれはカースケを若者視聴者からは喝采を得られる正論を言っているように制作側はキャラ構築しているのだろうと思っているが、そうではなく、的外れなことばかりいううざキャラとして存立させているように見えてきた

*
40話
石井明子[12]
演 - 丘みつ子
カースケが仕事に赴いた青果店「八百修」を切り盛りする女性。カースケと惹かれ合う。
石井義夫
演 - 寺田農
明子の亭主。失踪中。八百修を捨て陶芸の道を目指すも挫折した。明子を忘れられないでいる。
明子の義父(義夫の父)
演 - 小栗一也
八百修の店主。穏やかで優しい性格。失踪した息子や自分の犠牲になることは無いと、明子にカースケと交際することを勧める

*0421
41話
八木
演 - 小池朝雄
居酒屋で酔ったカースケが地元・那珂湊の話を大声でしていたところを突然殴って去っていった男。カースケの母の元恋人。
とも子
演 - 安田道代
カースケが八木を追って訪れた伊豆でBARを経営する女性
ラスト、小さな船で旅立つとも子。東京近郊の話だと思って見ていたので、これどこが舞台だろうと不思議になる。船で旅立つ地域なんてあるかな、それも小さな船。そういう場面が撮りたいだけだろって。
で、前の方を見直してわかった。舞台は三浦市三崎。まあ小さな船というのは、旅立つということでなくカースケとの別れの場面として、そこらの島へ旅行へ行くというだけのことかな
安田道代という人は、大楠道代としてウィキにあり、76年に結婚して大楠となったとのことで、どちらも本名
この回はこれまでおれが書いてきたようなこの作品のダメなような部分はほとんどない。カースケがメインでほかのレギュラーの影は薄い

*
42話
矢島啓一
演 - 浜畑賢吉
カースケとグズ六が手伝いを請け負った、染め物工場の職人。染色の仕事を愛しているが、家族と離れて暮らさなければこの仕事を続けられない悩みを抱えている

*0422
43話
正一
演 - 小原秀明
カースケと同郷。高校時代にいつもつるんでいた親友。
節子[13]
演 - 竹下景子
高校時代のカースケと正一の共通のマドンナ
正一はカースケの後輩のような言葉遣いをしているが同じ学年のようだ
「なんとかする会社」、あれれ「なんでもやる会社」じゃなかったっけ(※)、が伊香保へ遠征、そこで今回のゲストふたりに出会うという話。(※)ここで会社名を間違って覚えていることに気付いた
この二人はカップルとなっていて、しかし正一の怠けから二人の関係は壊れそうになっている
そこへ介入していくカースケ。真意を正一から聞く。節子、実はカースケに思いがあり、自分はその替わりということが分かっており、そのことからの自暴自棄。彼女が好きだから、彼女を幸せにするには別れるしかない、と。そして二人を別れさせるという仕事を「なんとかする会社」に持ち込む。彼らはカースケに会いにやってきていた洋子(そもそもここでの仕事は洋子の紹介だった)に頼んで正一節子の前で一芝居、正一のつきあっている女を洋子が演じる、ということをやる。こういう作品でのこういう展開の王道パターンだが、その芝居は洋子が途中で笑いだしてしまい失敗する。
この後の展開はなかなかであった。「なんとかする会社」が引き上げて行ったあとの節子、あのまま洋子が笑いださなかったら、自分も売り言葉に買い言葉で本当のことを言っていた、すなわち、私にも男がいる、正一と分かれたらその人のところにいく、カースケのことを思ってるなんて正一は言うが女はそんなセンチメンタルではない、と。そして節子は出ていく。
正一はカースケら「なんとかする会社」の面々の前でそのことを話す。節子は自分にも男がいた、と精一杯の嘘を吐いて、出て行った、と。おれは節子の男がいるという告白をまじものだと受け取っていたので、この展開には心地よく裏切られた
この後、カースケは正一を連れ、節子が乗り込む電車の駅へ。そこでカースケは行くぞと正一を節子のところへ連れて行こうとするが、正一はカースケに彼女が本当に別れなきゃならないのはカースケだといい、カースケだけが駅に入っていく、という終わり方
この回はキャストクレジットに表記される出演者がとても少ない
キャストクレジットについてはすでに書いたが、メイン三人以外あまり固定されていないのだけど、その表記順では、まずメイン三人の後にちょっと「間」ある。この「間」というのはほかの作品でもよく見るもので、そこを一旦の区切りとしている。多くの出演者がいて、そこに大物も何人もいる場合、その区切りごとに、最初や最後に大物を出したりして目立たせたりするのだ。映画のラストに出るクレジット、横書きで上に流れていくパターンを頭に浮かべるとわかりやすいかもしれない、何人か出た後に、数行空白になり、またキャストクレジットが継続するみたいなものだ
で、今作品のキャストクレジットについての説明
メイン三人がそれぞれ単独表記されるところを①パートとする。その後、「間」は4つあり、つまり⑤パートまである。
②パートは津島恵子や金沢碧、上村香子が出るところだが、ここでこの回では金沢碧、森川正太が単独表記トされ、そして③④パートともに表記なし、と異様な体裁、そして⑤パートに上記ゲスト二人がそれぞれ単独表記
普段は③パートに準レギュラーで格下である水沢有美あたりはいつもここ。穂積隆信なんかもここが多かったと思う。そして④にはその回にだけ登場するキャストの中で格下が数名並記されることが多い。⑤にはレギュラーでも大物、そしてゲストでも大物が配置される
そしてトメにはレギュラーでは名古屋章がよく⑤の中でもトメにくることが多かった。ただほかにもっと大物がいる場合はその席を譲るという形
八千草薫は必ずトメにきていた
ただ前にも書いたようにかなり流動的で必ずしもこの通りではない
小原秀明、初めて聞く名。松山ケンイチにびっくりするほど似ていて、出てきたときには一瞬時間の間隔がおかしくなりそうだった。他にも藤井隆にも似ている。ということは松山ケンイチと藤井隆って似てるんだな、と気付く

+0423
44話
カースケ、オメダの大学バスケットボール部時代の仲間、松井が登場。オメダを家に送る車で事故を起こしてしまい、出世街道まっしぐらの松井はオメダに身代わりになってくれるよう頼み、オメダはそれを受けてしまう
ラストは松井が自分で警察へ話しに行き、会社へも辞表という苦い結果
EDで洋子が松井に会いに行っている場面、もちろん音楽がかかっておりセリフは聞こえない。物語がEDの中でも進行している例
この回の序盤、小林稔侍みたいな人が登場、ビル窓清掃のオメダが落としたタオルが直撃してしまうサラリーマン。この後に松井との再会がある
小林稔侍のウィキを見てみると、大部屋時代もあったようで、そこらがいつのころの話なのか、売れ始めたのはいつごろなのかいまいちわからない
まあ違うだろうけど
松井からカースケに対しなんとかする会社への仕事依頼を断ったのに受けることになる経緯に疑念あり
明日の仕事として依頼され、明日は仕事がもう入ってると断る
松井の忘れ物をカースケらが彼の家に届ける。彼はまだ帰っておらずその母親からいろいろ話を聞き、彼が頑張っていることを知る
翌朝朝早く起き、午前中に仕事を終わらせればあいつの仕事が受けられると言い出す。午後に彼の仕事をやっている、松井のところに電話が入り、彼が下りてきて、なんとかする会社の連中が仕事をしていることに驚く
変だよな。松井が仕事の窓口になってるはずなのに、彼に仕事依頼を受けたという連絡を入れてないようだし。それなりに大きな会社という設定で、それなら断られたらすぐその件をどうするかリカバリーが入ってるはずだし。
だいたいカースケらが仕事をやりますと先方に返事をしたのはいつなんだという疑問。
まあ無理やり考えれば、松井を通さずに、依頼受諾の連絡を入れ、松井はなんとかする会社がその仕事をやってると聞き、驚いてそこへ降りてきたという次第かもしれない。最初は憎まれ口を聞くも、すぐに仲直りし、荷物運びをスーツワイシャツ姿のまま手伝う松井というあたりは青春ドラマそのもの(仕事とは倉庫の荷物をトラックに積むというもの)

*0424
45話、最終話
45話では金沢碧が一人二役
オメダはまだ洋子に気が合る。そんな中洋子にそっくりなバーの女、秋津理恵と知り合ってしまう。秋津は深い関係にもなっていないオメダに対し。自殺をするといい、引き留めようとする
一人二役にありがちな、その対面は最後のほうにある
山谷初男もゲスト出演、おれはどれかわからなかったのだが、警備員の役とのことで、球場整備の仕事をしているなんとかする会社の連中に電話がかかってきていると連絡に来る男であろう
この回で使われてる効果音がルパン三世でサブタイトル表示時に使われてるものと酷似。「ルパン三世  タイトル タイプライター音」で出てるが、要するに「カタカタカタ カタカタ テレテレロニー デデッデデッ デデッデデッ デッデッデ」のうちの「テレテレロニー」のところ
使われるのが一回くらいなら気にも留めなかっただろうが、4回も使われていた。おれの記憶ではこれが使われたのがこの回だけ。音の性質からいって、何か衝撃的なことが起きる場面で使われており、そういう時今シリーズでは別の効果音(これはこれでなにかに似ているのだが)だったはず
最終話ではその前回を引き継ぐように洋子とオメダ、そしてカースケの関係にスポットがあてられる。カースケと洋子の恋愛ばかりに焦点があてられた作品ではないが、締めるならここらあたりが順当か
最終話もあまり最終話たしい盛り上がる演出という感じではないが、やはり最後は洋子が仕事の関係で旅立ってしまい、というようなところで終わっていく
また出演者では純レギュラー陣の顔見世という雰囲気もあり、今シリーズであまり出演のなかった八千草薫や、終盤にきて登場が少なくなっていた津島恵子や穂積隆信なんかも顔を出している。上村香子も終盤出番は少なかったかな、彼女もこの回には登場、まあ彼女の場合は今シリーズの二人目のヒロインともいえる存在であるから出ていて当たり前だ
が、全員登場ということではなく、例えば岡田奈々なんて出てきそうなものなのに、出ていない
ジャンボ鶴田がゲスト出演。終盤、洋子を見送っての帰り道、オメダが一人さみし気な空港から帰っていく女の子に声をかけることになる。が、声を掛けた際に現れるのがジャンボである
森川正太は第四の男とでもいうべき存在であったが、最初からこういう予定だったのか、それとも途中からどんどん存在感を増していってることから、方針の軌道修正があったのかもしれない。
この回のEDはメイン三人が戯れるという絵図で、ここにワカメは入っていないのは、やはりこの三人のドラマだということか

フィクション作品は時代を経て色褪せていくものがほとんどである。価値観の変化、それに伴ってファッションも変われば常識も変わる。ここでの男性の髪型、カースケはじめ皆長髪でうっとうしい、たばこを小道具に使うダサさなど
ただそれを超えて色褪せ度合がこの作品は強烈だったと思う。それは常々書いている登場人物の言動が要因だったであろう
これが人気作品だったとは驚愕である
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中村雅俊演じるカースケはお調子者、ガサツなんかを兼ね備えたクズキャラ、とにかくうざい
そして彼が主役であり青春ドラマであるから、その若者らしい社会常識と真っ向対立する正論をかざし、そしてそっちが正義というような作り
カースケの行動がダメすぎるのだが、そのどうしようもなさをどうしようもないやつとして描いておらず、正義の人として描いており、そこがダメ。つまり制作側が設定したカースケのキャラとこちらで受ける印象がズレているということ
そしてこの頃大人気青春ドラマのスター中村雅俊、その顔の良さも含め、なんでキチガイじみた行動を自信満々で肯定的に演じられるんだよと皮肉も言いたくなる
上に「ふぞろいの林檎たち」とテーマがかぶるというようなことを書いた。これはあながち間違ってないと思う。そしてそのテーマ自体はいいのだけどそのテーマの描き方がダメ
時代の意識がいまとくに急激に変化していってると思う、そしておれなんかは変化に対応でききれず、そんなに変えてしまってよいのかというような考え方を持ってはいるが、このドラマが受け入れられていた時代ということを考えると、変わってよかった、こんな時代に戻りたくないとは思う

カースケの人物像を植木等の無責任男になぞられてみたりした。が、この二人はちょっと離れすぎかと思う。植木等が演じる無責任男は正論も言わないし、会社の中で成功していくしね
で、寅さんを思い起こした。こちらは多少近い。出会った女にすぐ惚れるだとか、葛的言動が多いとか。で、そこで違っていると思われるのが、寅次郎は屑を自認しており、周囲からもそう認められている、一方カースケ、こちらは屑の自認は多少ありそう、周りからも多少ありそう、ではあるが、そこらが圧倒的に足りない。まあそういうキャラ設定というわけだが
で、その彼らが発する正論については、寅次郎にしてもカースケにしてもそれを正解として制作者側は作っているというのは同じ
うーん、あまり大差ないのに寅次郎は好き、カースケは・・・、となってしまうのはなぜだろう

aa.jpg(*1)


a.jpg7話の瀧田(*2)


b.jpg23話の瀧田(*2)


diji.jpgシチズンのデジタル時計(*3)

比較的喜劇要素の強い作品(*)とのことで、ただその笑わせ演出がされている喜劇部分が俺の目からするとあまり成功していない
津坂まさあきは大好きな俳優であり、渥美清に近しく喜劇も得意な人であるが、彼の部分もイマイチである
(*)「俺たちの祭」という今作から続いた「俺たちシリーズ」の第3作のウィキより
--青春スターとして人気絶頂期を迎えていた中村の主演だけに本作にも期待が寄せられたが、前2作に比べてコメディの部分が少なくなり、挫折、苦悩、長い回想シーンなど至ってシリアス(深刻)な雰囲気の場面が多く、期待に反して視聴率的に苦戦してしまう--

田中健
あまりうまくない。ところどころでなまりらしき変なアクセント
おれの子供のころの記憶だと大スターという感じであったが、最近出た記事を見ると、古手川祐子と結婚して収入格差だとか
--
「婿入りした田中さんと、同居する古手川さんの実父との間に確執があったとされています。また古手川さんは出産後も仕事に邁進しており、家庭に入ってほしかった田中さんは不満だった。同じ役者としても、仕事も収入も自分より多い妻に対し、忸怩たる思いがあったようです。
 息苦しい生活の中で、田中さんは結婚前からの趣味だった南米の民俗楽器『ケーナ』の練習に没頭するようになったのですが、自宅で音を奏でると家族から“うるさい!”と言われる始末。ついに田中さんが“ケーナの練習用のマンションを借りる”という理由で、夫婦は別居を始めました」(前出・芸能リポーター)
 別居から5年後の1999年、古手川と田中はそれぞれ別の場所で離婚会見を開き、13年間の結婚生活にピリオドを打った。古手川が40才を迎えたときだった」
--

不適切にもほどがある! [連ドラ]

今週金曜日が最終回とのことでそろそろ見始めようかと。毎日少しずつ見ていって、金曜日で追いつて最終回はリアタイチックにいこうかな
第1話を視聴
ラジオで高田文夫やナイツが初回放映後や、(いや放映前から確か高田文夫は話していたはずでだからこそ録画できた)話しており、こっちは見てないからわからないながらも、そういう話を聞いていてなんとなくどういう作品かはわかっており、まあそんな自分なりの前段階ありでの視聴スタート
タイムスリップもの。その時代を行き来する場面についてはSFだしどれが正解とかはないと思うが、今作の比較的軽い感じで描かれてるのはこれはこれで正解かと思う
テーマが二つの時代の価値観の相違、そして現代のいいとされている価値観へのささやかな疑問の提示であり、そういうところを描こうとしてるんだから、些細なところはサラっと描くでいいのだろう。まあ一方で「神は細部に宿る」というのも真実だと思うが
ミュージカルシーンが話題。これもなかなかいいと思った。楽曲だとか歌のうまさだとかはよくわからないが、この作品内でこういう使い方をしているという点が、である
ミュージカルに適した題材ではないと思うが、そういう作品にミュージカルをぶち込むこと、そしてミュージカルってこういうパターンもよく見るなと思わせるアルアルの部分(「話し合いましょう」と歌い上げたのに対してあべさだおが太い声で「拳と拳で」と歌い始めるところなど)

*同日視聴 2、3話
2
先週ナイツのラジオにそれぞれ別の日だが八嶋智人、阿部サダヲがゲスト
そこで阿部が話していた尾崎豊風楽曲の場面があった
八嶋が最後の方にチョロッと登場、次回以降への期待が高まる
市郎がジブリを上げてカウンセラーをやってるが、ジブリを知ってるのか
3
八嶋智人大活躍回
さらに山本耕史、 ロバート山本が2024パートで、ロバート秋山が1986パートで活躍
クイーン風楽曲「Everybody somebody's daughter」が秀逸

*0328
4-6を視聴
4話の最後で古田新太登場
5話では市郎に渚やその父親(古田新太)の正体が知れる。と、ここらあたりからはタイムパラドックスに触れそうな事項が扱われる。そもそも渚はいつ市郎の正体を知ったのだろうとは思う(※1)
そして二つの時代のそれぞれの人物の関係性が実は血縁関係だったとかなってくると、そこでいちいち自分の頭でその相関図を考えるのに時間がかかってしまう。そしてどこかに矛盾がないかが気になってしまう
また市郎が自分の死ぬ日を知ってしまい、こうなるとそこまでは二つの時代のギャップみたいなものを描いていたわけだが、自分の知ってしまった将来、それこそが一番重要事になってしまうわけで、ちょっと重くなる
八嶋智人がラジオで話していたけん玉の場面がある
大沢悠里の声登場、
6話では市郎が純子を未来へ連れて行く。未来へ行くバスに乗るときは顔認証システムがあるとか言ってなかったっけ
ラスト渚と純子の会話の場面を見ていると、この二人に限らずであるが、各人物がどこまで知ってるのか、知っていないのかが顕著だが、これもタイムパラドックス的事象である。
エモケン登場

*0329(最終回放映日)
7-8話視聴
純子2024を謳歌。相手のナオキ(美容師)がデート中にスマホをなくし騒動になるが、これは本当になくしたのか、芝居なのか
8
ムッチが2024へ行く。ここはたくさんコメディが作れそうであるが、そうはなっていない。でもまあそれはそうだろう、話の焦点がズレてしまうだろうし。
ムッチと秋津真彦を同じ役者磯村勇斗が演じていることに気付いたのは数回前(※2)。普通の視聴者なら初回から気付いていたのだろう。
さて残り二回は最終回放映時間あたりに合わせて視聴しよう

*同日 最終回まで
9話ではジェームス・ブラウンのマントショーパロディ。その最後でジェームスブラウンの名前を出しているが、出さなくてもよいような気もする。まあ大衆を相手にしているのだからわかりやすく、か
そういやあまちゃんの俳優(というかクドカン常連組ということなのだろうけどキョンキョンや古田新太)が出てるなあと思っていたところで、これ。あまちゃんでもこのパロディはやっていた
別にこれをもってあまちゃんだというつもりはないが、クドカンは80年代を取り扱うのが得意。今作で純子役の河合優実に注目が集まってるらしいがあまちゃんの有村架純といったところ
実際に起きた地震がキーになってるあたりも同じだ
最終回は Creepy Nuts登場、終盤クレジットにあった小野武彦ってどこに出てたんだろうと思っていたら、クレジット後のラストで登場、 井上の将来の姿、タイムトンネルを完成させた

第7話は「回収しなきゃダメですか?」でこれは伏線回収のことを指している。脚本家エモケンが伏線回収のことばかり気にしているのを、その前に自分の死ぬ日を知ってしまっていた市郎がラストが決まってないと書けないというエモケンに対してどうなるかいつまで続くかわからないから面白いんじゃないのみたいなことを言うところ、そこに純子が美容師ナオキ(岡田将生)とのデートを謳歌している場面が挿入、とてもうまいと思った。今作品でベスト
5話で将来、自分の死ぬ日、を知るという ヘビーなことがあって、そんなことになったら、もうそっちのこと考えることのほうが優先事項になってしまうよなあと思ったが、その後の回を見ると、市郎は 日々降りかかってくる 問題解決にいつものようにエネルギッシュに奔走しており、ここら辺は深刻な問題も日々のルーティーンに紛れていくのと似ている

(※1)そもそも渚はいつ市郎の正体を知ったのだろうとは思う
これは「第4話において「SCANDAL」でカラオケをした際、「親父の十八番」であるマッチの歌を歌ったことから、秋津睦実の息子であることが判明した」という流れの中で「市郎の娘の名前を知ったことで自分と市郎の血縁関係に気づいた]。スキャンダルでのカラオケの際に純子という名前が出て渚の顔色が変わっている

(※2)ムッチと秋津真彦を同じ役者磯村勇斗が演じていることに気付いたのは数回前
上記4話でのスキャンダルのカラオケにて秋津真彦が「秋津睦実の息子であることが判明」した場面では気付かず、6話にて2024にやってきた純子が秋津をムッチ先輩と呼ぶ場面でようやくおれは気付いたのだった

木下恵介アワー「思い橋」 [連ドラ]

オリジナル 1971
02/09(金) 17:00 - BS松竹東急|30分|10倍録
[新]木下恵介アワ―「思い橋」 #1[字]
03/15(金) 17:00 - BS松竹東急|30分|10倍録
木下恵介アワ―「思い橋」 #26[終][字]

0319視聴開始
2話まで視聴
クレジット順(第1回)ではトップが淡島千景、二番目が藤岡弘、トメが花沢徳衛なのだが、どれも字幕オンで色付きではない。
3番目の松坂慶子が緑、4番目が仲雅美で、5番目で荒谷公之と並記の上村香子が主役色の黄色となっている。これまでもそうだったっけ、この頃のものはトップ表記が今の目からのストーリー上の主演でないとみなされているものも多々あるようだが、このクレジット上かなり後ろの方になっている上村の黄色は珍しい感じがする
ストーリーからすると藤岡が色付きでもよさそうだけれども。
第1回はこれまでの作品の通常回と同じく、主題歌とOPクレジットから始まるが、第2回はなぜかナレーション(第1回の要約というか、このドラマの構成とこれからの期待への煽り、というか)から開始
藤岡弘がエレカシ宮本になんだか似ている。真面目な顔も笑った顔も
松坂慶子は現代的センスの持ち主で元気のある典型的妹キャラ

*同日
第3回
ここまで見て変なこと
良男、第2回冒頭のナレーションで、伸とともに、主人公姉妹それぞれと自称恋人とされていて、いまのところそのナレーション以外ではそんな素振りも見えないのだが、桂が多美と北とをくっつけようとしだして、良男が多美の恋人ならそんなこともしないはずだが。まあ「自称」だからか
山下幸子、第1回冒頭で思い橋から自殺しようとしていた女。おれはこの女はこの場面だけの登場かとなんとなく思っていたが、旅館二上で働くことになり、主要登場人物のようだ。まあ考えてみればそうなるほうがドラマ的には当たり前か
で、その自殺の理由。第2回では彩子が一方的に語るという形であるが、男に振られた、学生同士ということのようであったが、第3回では幸子の父親がやってきて、その際に、彩子が「あなたたちの結婚を許してくれなかった人ね」と語りかけており(それに対して「母を私から奪った人」と答えているがまあそれはそれとして)、父親から許しが出なかったから別れたのなら、相手の男は悪くないわけで、第2回ではひどい男のように思わせられた(これも彩子の一方的なセリフで、幸子は頷くような無表情のようなという形)が、ちょっと印象が変わってくる
この回もナレーションから始まる
第4回
幸子の相手は学生でないようである。これは多美との会話の場面でわかる
この回もナレーションから始まる

*同日
第6回、冒頭のナレーションなくなる
桂は長瀞へ北と多美を連れ出し大混乱
太宰久雄登場、この後数回は出るかもしれないが多分主要登場人物ではない。二上へ着物を売りに来た
この回で北が彩子に旅館経営を熱く語り指導しだす。その一方で一人になると、こんなに信じやすい人たちを騙して恥ずかしくないのかと自問。買収の調査にきた人なのだろうけど、今のところまだ正体ははっきりとしない

*同日
第8回
北が多美へいきなりプロポーズ。前回に退職願を書いていた。旅館に肩入れということか
良男は幸子へ接近。これは第3回で初めて幸子を見て以来惚れているようだ。ということは第2回のナレーションでの自称多美の恋人というのは自惚れか
北の会社の専務と課長襲来。専務は北と親戚のようだ。そして課長はなんと幸子の知り合い、幸子の前の男の名前を出しまくって幸子は狼狽。ここらへんは設定が盛沢山。ちょっとご都合主義。課長役は玉川伊佐男

*同日
第9回
前回の盛沢山な設定を利用して混乱が引き起こされる回。
北の正体がバレる。 「トラベルチェーン」とかいう買収を得意にしているホテル業のようだ。
幸子の落ち込みに彩子が話を聞いてやっており、ちょっと無茶なことをいう。あの思い橋で生まれ変わったんだから、昔の男の関係者が来ても気にするな、と。それは無理があるかと。まだ傷も癒えてないし昔のことを忘れるためには関係者なんかには会いたくないだろうに。で、そこでその二人連れが 「トラベルチェーン」の者だということがわかり、 彩子は幸子を置いて大慌てとなって、次の展開へと。
北は旅館の者からは総スカンとなるが、桂はそれでも話を聞こうとし、さて真相を喋るかというところでこの回は終わり。続きが気になったので、次の回も頭のところだけ見たが、その続きではなかったので、明日以降改めて見ることに

*0320
第12回まで
11
幸子の過去の男、セーキこと高沢正紀が現れる
150人の団体客の予約が入る
12
11の回の顛末
この団体客は北が計画していたものであり、最初二上の連中は警戒しているが、うまくいき儲かり、北への態度が軟化。だけど、これも買収計画の一環とすれば軟化するのはおかしいと思うんだがね。ちなみにいまだ北が二上に居座る理由については明かされていない
30番というメモを多美が北に渡した(渡したというか落としたのを渡されたと北が勘違いしてるのかもしれない)ことから騒動が起こりそう
団体客役として谷よしの

*同日
第14回まで
ここでは比較的多めに良男と幸子の恋事情が描かれる
この作品(この作品に限らず、この木下恵介アワー全般にいえるが)は、群像劇なのではないかと思う。抜きんでた主人公はおらず、主要登場人物それぞれに見せ場があるというか。
この良男を演じている仲雅美という人は知らないが、四番目のクレジット、上村香子よりは上であるし、それありに出番があってもおかしくはない。といっても描かれ方は、おまけっぽい感じのキャラではあるが。
二上姉妹風呂で相談。早起きして母親の負担を減らそうとする。そして父親の十三回忌をも姉妹で仕切ろうということになるが、そこには彩子を口うるさい親戚連中から守ろうとする深慮があった

*同日
第16回まで
この二回では、彩子が十三回忌法事に合わせての旅、そして幸子の妊娠がメインエピソード
吉野課長が北を訪ねてやってくる。その二人の話を立ち聞きした多美は北の真意(会社を辞めない条件で二上の買収は行わない)を知る
仲雅美は歌手であり、彼のウィキに、今作で歌の場面があることが書かれているが、第16回でギターを手に歌っている場面がある
また15回では良男は桂にもモーションをかけていたということを言っており多方面にちょっかいを出しているというキャラなのであろう

*同日
第18回まで
15-18まで彩子は旅という設定で淡島千景は出演していない
多美、北に帰れと言い出す。これは北の真意を知り、自分と北が結ばれるということになると、北のキャリアを邪魔することになるのではという恐れだったのだが、もちろんそのことは北には言わない。
そして北は二上を出ることになる
伸が父親に桂との結婚を反対されているという話が出てくる。多美は第1回の時点で相手の親族に母親彩子を理由に結婚を反対されたという設定になっており、今回の桂の件もそれと同じような理由のようだ

*同日
第20回まで
彩子戻る。法事の期間中に旅をするという話だったと思うが、そうではなく、法事は姉妹で仕切り、彩子は旅で供養をするという話だったようだ
桂、東京へ行き、北の部屋へ。愛を告白
北、二上へセーキを連れてやってくる

*0321
第23回まで
21
桂が北へ再度の愛の告白
22
彩子を前に姉妹二人で言い合い、さらには多美が北の真相の告白、それを受けてか桂は大須賀伸との結婚を決意、伸にも告白
23
仲雅美による歌がたくさんの回、知らない曲ばかりだったが、最後に思い出の渚
ギター弾いて幸子とイチャイチャばかりしている良男に鶴吉が頭からバケツで水を被せる、がそこにいたのはギターを良男から借りた桂で良男と幸子はそこから去っていた。鶴吉平謝り。
桂が北に手紙、伸の父親の説得依頼、そして姉が北を追い返した真相を話すと書かれた、を出す
町中で桂と伸が抱き合い、警官に見咎められ逃げ回る。このことがあり、彩子、多美から秩父中に知られる、恥ずかしいから町を歩けないだとか、しばらく会社を休んで謹慎とかなんとも古臭い設定

*同日
第25回まで
24
良男と幸子、婚約。内輪で披露目三々九度
25
招待された北、招待の目的である祭りの日。桂が色々仕掛けて大団円へ

*同日
最終回
終盤はパッとしない展開。前回の最後で多美は桂が色々仕掛け(北と一緒にさせられた)たことを母親に涙ながらに訴えていたと思ったが、この回ではその涙はなんだったのか、もう北とは結ばれ済といった感じになっていた
というわけで、この回は桂と伸をどうにかしようというあれこれ。伸の父親が反対しており、それをどうにかしなくては、ということなのだが、これも彩子が先方に乗り込むとなったところで、伸の父親がやってきて、桂を欲しい、親戚にはなにも言わせない、などと言い出しめでたしめでたしとなる。

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正直不動産シーズン2 [連ドラ]

スペシャル版2024年1月3日
2024年1月9日 - 3月12日

この作品を始め録画が溜まってきており、数日前に見続けている松方版金さんもきりもよかったことから、早く見始めたかったが、なかなか気分にならず、ようやく見始めた
まあこれは、2、3日で見終えるとして。他にも木下恵介アワー「思い橋」が先日全部録り終え、また一年間テレ玉で放映されていた中村雅俊主演「俺たちの旅」が次週で最終回、さらに今期ドラマで評判の高い金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』、これは次回が最終回ではないかもしれないが、それでも3月中に終わるのは確実だ。
不適切は第1回から評判がよく、というかおれが聞いてる範囲、つまりビバリーやラジオショーで、話されているのを聞いて、これは放映終了後一気見にこだわることもなさそうで、むしろ毎回逐次視聴したいなと思ったのだが、なんだかんだとなかなか手をつける暇がなく、ここまできたら一気見かな、と。どっちにしろ早く見始めるつもり。「俺たちの旅」が長編だから、そっちに入る前に、不適切が終わってなくても見始めようと思ってる。

スペシャル版。
実質新シリーズの第1話だろうと思っていたが、やはりそうで、このスペシャル版の最後の部分は、現代ドラマの定石 でもある次回への布石がいくつかなされている
録画時間が1時間28分で、録画が終わる最後のところで一瞬新シリーズ紹介 であろう、主役二人、山下智久と福原遥がカメラ目線で挨拶しようとしているところが映る
多分この後2分間が新シリーズ紹介なのだろう
3人の高齢俳優が目を惹く、平泉成、笹野高史、そして柄本明。前者二人はこの後も出るかもしれない。平泉は月下の祖父、笹野高史は今後もミネルヴァとの争いという点で物語のキーになりそうな顧客である(※)
(※)結局この後のレギュラーシリーズに出たのは笹野のみ。しかも笹野の登場も1回だけ
老齢の俳優はいつの間にか引退してたりしそうで、見るとホッとする
どんなドラマだったかの大枠はよく覚えているが各エピソード、各キャラクターの細かい設定はほとんど覚えていない。見ていくうちに、ああこんなキャラが出ていたなとなんとなく思い出す程度だ。
例えば主人公がボロアパートに住んでいてタワーマンション高層階に戻りたいと思ってる描写があるが、そうそう、こんなのシーズン1にもあったなと思い出す。
またミネルヴァ不動産だとか、そこの鵤社長、花澤とかもそういや重要キャラだったとか。ここらはどんな争いが登坂不動産、及び永瀬たちとあったか覚えていない
急に思い出したのは東北訛りの女の子、榎本美波。シーズン1で大活躍してたなと
エピソード
永瀬の学生時代の友達希志(溝端淳平)、彼は永瀬から家を買ってくれたのだが、そのローンを残して失職、その家をどうしよう。で、誰かに買ってもらい、それを主人公一家に貸すというスキームを考える。が、こんなスキーム、誰がのるんだよという感じで、最後の方では永瀬自らが買うと言い出したり、そして最終的にはその父親(柄本明)が購入し、息子に貸すという形、損を被って助ける、に落ち着く

*同日
4話まで
1
冒頭にまたも老齢役者、泉谷しげる。そして山崎努は「たんぽぽ」を意識したハット姿でラーメン
この新シリーズで活躍しそうな新キャラ3人が登場、うち二人はSP版ですでにお目見えしている
十影健人、ウィキによるとシーズン1にも出ていたようだが、今回スペシャル版、冒頭でミネルヴァ不動産におり、最終盤で登坂不動産に勤めることになる、z世代ということを全開にしたキャラ
この登場の仕方からしてシーズン1では目立たない役だったのではないか、そしてシーズン2に継続するようなキャラとして作られていないのではないかと思う
神木涼真、字幕オンで色付きと超主要登場人物
藤原結弦、地主でありながら登坂不動産に営業として入ってきて永瀬のライバルとなる
エピソード
戸次重幸が出演してタワマン購入の話
ほかに村上ショージ

2
エピソード
迫田孝也、苅谷俊介、小倉久寛
父親と息子が住む家を売る男
使用貸借契約という言葉がキーになる
しかしその言葉を知らなくても、そのような状況で家が売れるわけがなく、行政に相談すればすぐ知恵を貸してくれそう
見どころ
レストランでの気違いじみた神木のタップダンス。この場面に限らずデイーンフジオカ、狂気を秘めた悪役キャラ、いい味出してる

3
エピソード
ペンシルハウス売却
浅利陽介
見どころ
月下が歌い上げる。また花澤とラーメン合戦

4
エピソード
信用審査が通らない若いカップルが賃貸物件を探す
ダンカンが家主役

*0317
5
映画「たんぽぽ」に憧れ、大河がラーメン屋になった過去
風が吹いて永瀬が正直になるというお約束。ストーリー上正直になることが意味のある場面で風が吹くのだが、ここで小学生のころの同級生梅村に会った際に、今も若々しいと言った後に風が吹き、整形でもやってるのというのは、意味がない感じで逆に珍しい演出のように思えた
エピソード
永瀬の中学時代への同級生 バイソン(梅村、今は結婚して若村) 新居
月下による黒熊猫(くろパンダ)ラーメンへの助力、結局閉店することになり花澤が相談に乗る(ハイエナ店舗仲介)
ラストで新しいキャラクター黒須圭佑登場
市川由衣、田口浩正

6
エピソード
夢を追う若い役者が家賃滞納 追を繰り返す
大家が梅沢富美男
十影の過去

7
エピソード
榎本美波が見合いを断るため祖母の状況に合わせ、永瀬に婚約者のふりをしてくれとお願い
榎本の祖母タワマン購入騒動
永瀬、榎本と同棲へ(ラスト)
花澤、婚活アプリ利用で「誘引営業」、マンション買わせようとする。前野朋哉

8
エピソード
投資用 ワンルームマンション、投資に失敗し不良物件を抱えている客が狙われる
その不良物件を売らせ新たなものを買わせようとする
黒須圭佑退場する
大鶴義丹
橋本マナミ
駿河太郎

9
エピソード
サブリース契約
神木の過去
笹野高史、高畑淳子

10
エピソード
大規模開発、物流倉庫建設計画
農地をまとめて買収して農地転用
野間口徹、田中泯
ここまでの回はさほど疑問の場面はなかったがこの回は二点
高畑淳子の鴨川が前回につついて登場、今回のストーリーに絡みそうなセリフ(神木が利用しようとひらめく)もあったがほったらかし。
桐山と狭山の喫茶店での対面、これについては最後に登坂が桐山をねぎらっているが、説得をしていたように思えない。つまりその後登場した狭山は心を変えていないのだ

全体的に面白くそして軽いコメディ として作られており、話も単純化されており難しい部分もほとんどなくさくさくと見進められた



木下恵介アワー「たんとんとん」 [連ドラ]

オリジナル 1971
01/04(木) 17:00 - BS松竹東急|30分|10倍録
[新]木下恵介アワ―「たんとんとん」 #1[字]
02/08(木) 17:00 - BS松竹東急|30分|10倍録
木下恵介アワ―「たんとんとん」 #26[終][字]

0219視聴開始
11回まで見終え、この回のラストが次への期待を繋ぐ場面だったので、気になってしまい、12回の冒頭、つまり前回で気になったところの続きまでをこの日に視聴
感想は終わってからまとめてにしようかな。細々書くと時間がかかってしまうので。
でも終わってから書くとなると、終盤しか印象に残ってないということにもなってしまうのだけど。
疑問点。
花沢徳衛の堀田が「頭」。主人公一家の尾形家は主の「棟梁」大吉が亡くなってしまいという風に物語は始まるのだけど、この「棟梁」と「頭」の関係がよくわからない。同業で独立した二人の棟梁ということかな、でもそう考えると、堀田が尾形に中西という客を持ってきている。堀田が受ければいいのに、と思う。じゃあ尾形のその仕事に堀田は参加しないのかと思うと参加している。
そもそも尾形の当主大吉が亡くなって大騒ぎになるわけであるが、堀田がいるなら、大して問題はなく、堀田が尾形の仕事を受け継げばいいだけではないか、健一の修行も堀田が面倒みればいいだけでは、と思うがそうはならず、というストーリー
ちなみに尾形家は大吉の嫁がミヤコ蝶々のもと子、息子が森田健作の健一で、この二人がメイン。
まあ無理やり解釈すると、棟梁が一番偉くて、頭はサブリーダー的立ち位置?
尾形に家の建築を注文する客が中野誠也の中西雄一郎。最初気づかなかったが、途中でこれよく時代劇で見る人だと気付き、名前を見直した次第。よく悪同心なんかをやってる人だ。時代劇と現代劇だとかなり印象が異なる。
上に書いた11回から12回のところ。加藤治子が登場。嫌な女の役。若い。加藤治子って晩年の枯れたおばあちゃんいたいな印象があり、ここでのギラギラした嫌味な女にちょっと驚く。でもそもそも悪妻みたいな役が多い人だったと思いだす。
大吉の妹でもと子の義理の妹高木松代という役。相当長期間顔もあわせてなかったという関係。松代の息子一郎が尾形家に突然やってきて、何か相談事があるようだったが、大吉が亡くなったことを聞き、驚きその場でその相談事は持ち出さず帰ってしまい、その後松代とともに再訪してくる。松代は遺産分けを要求し、それがまとまるのが11回、そしてもう一つ相談があって・・・、と続きを期待させ11回がおわったので、12回の冒頭を見て、その続きの部分を見たというわけだ

*0220
14回で堀田が自分のことを「鳶職」だと言っている。家の建築のことをよく知らないが、尾形の家が建築においてその中心であり、一方でその工程ごとに色々な専門職も工事に参加する、そのうちの一つが鳶ということなのかな、と。安さん(太宰久雄)も職人の一人であり、この中西の家の建築の現場に来ているが、これも工程によっての参加する専門職なのだろう。
この安さん、もと子のことを姉さんと呼んでおり、また大吉の葬儀の際も親戚的な役割を果たしており、尾形と血縁があるのかな、と最初思ったが、どうなんだろう
俳優キャラを存分に生かした役で、たくさんの出番あり。これだけ太宰久雄の魅力的な演技が見れるというのは驚きで、今作品の見どころの一つだろう
彼は男はつらいよのメインレギュラーだが、今作には男はつらいよにちょっとだけ、だけど印象的な出演だった人が数名いる。ミヤコ蝶々、榊原るみ、杉山とく子だ
15回では左官屋が出てくる。これも専門職だ。また安さんは建具屋であると言っている(これはこの回初めてわかったということでなく、もっと前の回でも言及されていたはず)。
尾形のうちは「請負」をやっていて、大吉が亡くなり杉浦直樹の新次郎が受け継いでいる。請負というのが新築一軒の工事を請け負い全部を仕切るという意味であろう(これは今シリーズ最初からよく出ている言葉)
左官屋は天草四郎。この人は時代劇を見始めたころ、よく役名なしでクレジットされていて、名前は見るけど顔の知らない人だった。しばらくして顔はわかるようになったけど。現代ものでは初めて見たということになりそう。セリフたっぷり。無愛想な職人役で、中西の嫁敬子が現場へ行き、壁の色が違うんじゃないかと言ったのを無愛想に追い返し、中西夫婦がもと子へクレーム。もと子が左官屋のところへ乗り込む
16
天草四郎、再度登場、健一に殴られKO状態の顔でCMへ
17
佐山俊二登場。彼も男はつらいよの準レギュラー
異例に思えるほどの厚遇、佐山スペシャルの様相。お巡りさんの役で、火事の現場を覗きにきたという設定。ストーリーに無関係な感じの太宰久雄とのコメディ場面が長々とあり、さらにその後ミヤコ蝶々との場面、さらに二人きりでいる場面に健一が戻り、二人の男女ということで疑いの目を向け親子喧嘩、それに挟まれる佐山の情けない顔、今シリーズ最高の回
18
菅井きん登場、安さんの妻
19
新次郎、とし子、文子騒動、17回で今シリーズ最高と書いたが、この回こそ最高か
新次郎が文子を家に上げ悩みを聞いてやると、実家に戻っていたとし子が突如戻ってきて言い合いに。文子が新次郎を「こんな中年」呼ばわりして出ていく。新次郎はとし子と喧嘩を継続するも、段々文子の物言いに腹を立てる
20
谷よしの、敬子の産んだ赤ん坊を抱いてきて中西らの元へやってくる看護婦役、ほんの一瞬で、ノンクジレットになりそうなところだが、クレジットあり。
21、22
ゆり子の恋人、バンドマン・園部浩三:朝比奈尚行登場。今シリーズ最強キャラか。ジャズベーシスト、ヒッピー風ハッピーな世界観、つかみどころのない哲学的ともいえるしそういう会話で人をだます詐欺師ともいえるし
。もと子は扱いに困り、健一は最初突っかかるが、なんとか友好的に。そしてゆり子の両親との対面、そこまでの流れから悪人ではなさそうで、堀田夫婦も認めるとう流れになるかと思いきや、浩三の話は段々変な方向へ、そして堀田は怒り出し、さらにひと悶着ありそうな展開へ。
もと子と浩三というのはキャラ的に反対な感じではあるが、もと子の包容力もあり、わからんけど理解してやるみたいな感じになるかと予想し、それは予想通りの展開
堀田はヒッピー浩三とは正反対なキャラでもあり対決が面白い。
23
前回ではゆり子の件がもっと揉めるかと思ったが、おれの読み違い、あっさり堀田夫婦はゆり子の結婚を認めるという方向へ
24
竜作の父・竜造:由利徹登場。竜作から金を奪い取る酷い父親と紹介されていたが由利徹のあの間抜けたキャラでの登場になんだか全然想像と違うキャラ。まあ強権的にではなく、のらりくらりとまとわりついての迷惑父らしい
竜作逃亡。逃げなきゃならないほどの相手なのかねえとも思うが、相手にしないでいると部屋の前の廊下でずっと寝転がっていたりするとかだからやっぱり仕方ないのか
さらにこの回の最後、新次郎の娘、さおりいなくなってしまう。シリーズ終盤に来てのこの大混乱

*0221
25 26
この二回で懸案事項全て解消。
25で皆が探し回る中、さおりがもと子一人で留守番をしている自分の家へひょっこり家へ戻ってくる。空き家になっていた階上の部屋で遊んでいたとのこと。が、今度はとし子が戻らない。大騒ぎさせて顔を出しづらくなってしまったのだった。騒動が一段落して、もと子らも自宅へと引き上げて行ったのと入れ替わりにとし子が戻り新次郎に謝る
26ではゆり子らが早く結婚してしまいたいと言い出し、準備する時間が取れないくらいの直近の日に式を挙げることになるというのがメイン。式に金をかけないというのがメインの理由ではなく、堀田はむしろ金をかけさせてほしいくらいなのだが、それも理由であり、式は近所の神社、改装するので一旦取り壊しになるのだが、その前ということで実費でやらせてもらえるという式場選び。理由のもう一つは「早く一緒に生活をしたい
で、そういう中竜造も大工修行を始めそれなりの目途も立ち、それを聞いた竜作はゆり子の式の日に戻ってくる
ラストは式でのミヤコ蝶々の見事な口上があり、その後仲人のもう片方健一(もと子と健一が仲人)が喋り始める。二言三言喋った後は、音声が消えBGM、健一の口上が続く式の様子で終わっていく

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下剋上球児 [連ドラ]

23年10月期TBS日曜劇場枠

日曜劇場は良作ばかりなので、全部見るべきなのだろう
これは録画しておいて、他に見る者があったり、気が乗らなくてまだ視聴してなかったやつ
いま時代劇を三本、「名奉行 遠山の金さん(松方弘樹主演)3」、「水戸黄門 第6部」、片岡孝夫版「眠狂四郎円月殺法 (1982年のテレビドラマ)」を、一日一本は見るという風にしていたが、それを止めて、こちらの視聴を挿入、といっても1、2日で見終えるだろうが。
今のところ第1話まで
さすが日曜劇場で、最初のCMまでのパートですっかり引き込まれた
南雲、尻込みしているところから、ちょっと前向きになる過程がちょっと安易かな。その後試合を見に行くことになり、熱を入れて指導しだして、監督を引き受けるというあたりはまあ自然だとは思うが。
犬塚、自分で勝手に試合を組んでおいたのに、キャンセルの連絡がそちらに来ないというのはちょっとおかしいかな、横田の発表を聞いて憤慨している

*追記 同日
2話
この回についてはとくに書くことはない。このメモブログへの感想を書くのに時間がかかってしまいがちなので、あまり多くは書かないようにしていこうと思ってるのだ
誤りを見つけた。この回で久我原が三塁ベース踏み忘れでアウトになった際、これでスリーアウトなのだが、実況中継している女の子がツーアウトと言ってしまっている。
また、野球の試合の描写で、長打コースに見えるようなフライを打った映像の後に、それがシングルヒットだったようで、映像の選択の誤りかと思える。こういうアレツと思うような野球に関する映像は確か第1回にもあった。バントでフライを上げたようなのに、その続きの映像ではうまく転がってるというような。

*追記 同日
3話
松平健の賀門。最初見たときは、敵役だろうなと思った。それはこの作品の相関図の中でキャラとしてもそうだし、松平健というネームバリューからしてもぴったりだ
だが第2話あたりまで見たところでは、南雲を裏からそっと見守るというようなキャラに見えてきて、敵ではないのかな、と。
だが3話のラストで異変の予兆、南雲の教員免許のことへの疑いが芽生えている
まあやっぱ冷静に考えて、敵役だろうな、悪人なのか、卑劣なことを仕掛けたりするのかどうか、というのは別にして、タイトルの下剋上ってのが、星葉高校を越山高校が倒すってことを示しているのだろうし。さらにいえば南雲が賀門を超えるってことも示唆しているのかもしれない

*追記 同日
5話まで
5話で南雲が教員免許偽造について真意を弁護士に話す場面がある。すぐ辞めようと思ったと言ってるが、ならなんでなったんだ、という感じがする。すぐ辞めようと思ったからこそ、思い切った指導、パパ活をしてる女子生徒に付きまとった件、ができたとのこと
根室が失踪する事件が起きる。その前振りからするとかなり大ごとなのかと予想させられるが、電車の中で寝過ごし、電車が車庫へ、という事件。大きな事件ばかりでないところが好ましい感じがした
ここまで見て賀門の立ち位置がわかてきた。やっぱり南雲の尊敬する恩師であり南雲を見守るという立場のようで、悪役では全然ない。
この5話では新監督として登場する塩尻が完全悪役タイプでの登場だが、この回の最後で首になってるようで、1回だけのゲスト、悪役ぶりもザコ悪役という感じであったし。
小日向文世の犬塚樹生、かなり曲者キャラで悪役かもと当初は思ったが、まあ善人ながら周囲のことを考えないマイペース型と金持ちの横暴さが同居しているというところ
もう一人悪役をやりそうな小泉孝太郎も、ここは校長という役どころで、悪役にはならないだろう。
この作品は明確な悪役がいない作品のようで、そう考えると、主人公がまず犯罪を犯しており、そこからの再生というのが一つのテーマなのだろう
大倉孝二の小柳は悪役なのだろうが、まああまり出番もないし、ストーリー上のスパイスを利かす小悪党という程度であろう。美香の元夫

*追記 同日
6話
小柳、予想通りというか、南雲との対面場面があり、やり取りがコミカル
1回戦勝利(2017)を越前高校が上げるが、南雲が監督ではない。主人公ばかりが活躍しまくるというわけでもないところが、逆に魅力的
山住香南子の過去のスキャンダルめいた噂を持ち込む椎野という越前高校の対戦相手となる五十鈴高校の当主が出てくるも、この回だけの小ネタとして処理されてる

*追記 同日
7話
5話、6話に良いとことして書いた部分、根室失踪と1回戦勝利のこと、7話見ながら、ストーリー全体としては起伏があまりない平坦なストーリーともいえ、大した話じゃないなあと思い直す。
7話にjはそれを感じさせるところが多々あった。まず楡の件、これは根室失踪と同じように大ごとかと思わせておいての、目が悪くてコンタクトを入れて改善という結末
また、7話では尺稼ぎと時間経過稼ぎとでもいうか、音楽流して時間経過もテロップで入れて、半年程度かそれ以上の物語時間を経過させていた。あまりに内容がないと思える
また起伏の緩さとしては、南雲監督復帰の件、丹羽と犬塚の前で弁明という場面があるが、南雲復帰なんて許せない復帰はまだ早いという意見のほうがわかる感じである。それくらいこのドラマの中でその苦悩が描かれていないともいえる
さらにそんな風に見えているのに丹羽が承諾してしまうのも安易な展開
7話は冒頭に6話の1回戦勝利の次の試合となり、それに負けている。1回戦勝利で南雲復帰の約束とやらがあったのだから、その勝利の後、復帰はしないまでも、生徒が南雲復帰の件がどうなったか話す場面とか、あってしかるべきに思える
この回の終盤に今作品のクライマックスになるであろう2018年大会が始まり、おれは残り3回もかけてそこを存分にやるのだなと思ったのだが、なんとこの回の残り少ない時間帯で、2回も勝ち上がるところまでが描かれた。
ふうむ、残り3回はよほど物語時間の進み方が遅くなりそうである
今日の視聴はここで終わり

*0214
8話
7話のところで平坦なストーリーに気付き急速に冷めてしまった後の回となり、そういう目で見ると、この回にあるドラマ的な仕掛けが全部ダサく見える。
この回は準々決勝から始まる。越山の選手は慢心、でなにか起こるかなと思ったら、なんとなく勝ってしまった。
その後休場で因縁の星葉の選手と顔を合わせてのののしり合い。くだらん
山住が練習中の打球に当たる。これは後々への伏線だろうとは思ったが、その場はなんとなく終わり、もしかしてこの件これで終わっちゃうのかもとも思った。この回の最後で準決勝の星葉戦を前に病院に運ばれるという展開にはなってる
星葉戦に南雲はスターティングメンバーを変更、とくに先発投手を証から犬塚翔から根室へと替えるというドラマ的な仕掛け、これもなんとなく乗り越える。まあ、ここはそこから大きな展開にならないほうがよさそうなエピソードであるとは思う
番組の最後に「日本一の下剋上まで あと〇日」というテロップが入るのがお約束であるが、それが「日本一の下剋上まで あと――」となっていて、やっぱり下剋上というのは星葉のことを表していたことがわかる

*追記 同日
9話
前回のところで書いた番組最後のテロップ、今回は「日本一の下剋上まで あと1日」となっていた。こうなると前回の「あと――」がようわからん
準決勝星葉戦のみで1回を全部使う
まんが「キャプテン」を少し思い起こしていた。これの最初の方を見てて、そんな感じになるのかなと思っていた。谷口、丸井、五十嵐、近藤とちうキャプテンの変遷、よく名前をおれも覚えているもんだ、と思うが。
このドラマは三代にわたる年月を描いており、段々強くなるという構図も一緒。であるあから、練習風景やら試合外のエピソードも入れつつ、いくつかの試合を詳細に描き、思い入れを入れやすいように何人かの選手を印象的に書いて、と言う風に。
まあこの作品はそうはならなかったけどな
試合もある程度詳細に描いているのだけど、例えばこの回では星葉戦であるが、相手もエース児玉を出してこなかった。そして途中から出てくる。さて、どうなると思ったら、いきなりワンアウト1、3塁のピンチで越山は4番の中世古。となっていた。いやいや、ここは児玉登場で見せ場なんだから、どうしてそういうチャンスになったのかも描いてよって感じ。後で見直したらラジオ実況の音声でチャンスが作られてる場面が少し語られている
ラストで、越山はエース翔が代打として登場。高校野球なら打撃の良い投手なんてゴロゴロいるんだから、それはいいんだけど、それならフリとして翔が打撃も得意ということを前に入れておいてほしいところで、確か通常は9番バッターとなっていたはず。

*追記 同日
最終話
決勝で勝って甲子園へ。そしてこの回の終盤は2023年の様子が挿入され、ラストはその甲子園での大観客の前に現れる越山の面々という展開。
決勝で先発が根室なのは説明がほしいところ。前日の星葉戦に多く投げているのに。
2023年の様子はいらない感じがしたが、その後に甲子園を入れるためであろう。まあ時系列だと決勝→甲子園→2023なのだけど、これは入れ替えて甲子園を最後に持って来たほうが正解
甲子園では勝ったのかな、負けたのかな、とスコアボードが最初ボカされていて、気になったが、その後くっきりクリアになった。この演出は良い。1回戦で11-0でボロ負けということのようだ

先に書いたキャプテンのような試合を詳細に、試合で感動させるというやり方をとってもよかった。演出については上に何回か不満を書いたとおりだけど、役者の野球試合の演技は、まあ今のテレビドラマ、特に日曜劇場となると当たり前なのかもしれないが、非常にリアリティのあるもので、これなら見てられる。なので、わざとらしいくらい劇的な試合を作りこんで、丁寧に詳細に描くという風になっていたほうが、この作品はうまくいったように思う

木下恵介アワー「あしたからの恋」 [連ドラ]

11/16(木) 17:00 - BS松竹東急|30分|12倍録
[新]木下恵介アワ―「あしたからの恋」 #1[字]
12/29(金) 17:00 - BS松竹東急|30分|12倍録
木下恵介アワ―「あしたからの恋」 #32[終][字]

お正月気分というわけでもないが、正月に取り溜めたものなんかを見るのにようやく一区切り。
まずはこれから、ということで、まず初回を視聴。別に楽しみにしていたわけでなく、そして初回を見てみて、相変わらずつまんねーなー、というかいつものクオリティ。
特に感想はないが、変に思ったこと。
キャストクレジットトップは進藤英太郎でトメが山岡久乃。まあ順当だろう。だが字幕オンの色付きは、尾崎奈々(黄色)、林隆三、大出俊である。変なの。
あと、キクという中年女性が出てくる。これがこの回で理解はできたが、どういう役なのか序盤でちょっと混乱。独り者らしいことがまずわかるが、うちには主人と息子が二人いるという、この時点で、おれはお手伝いさんかなと思った。この木下恵介アワーシリーズでは菅井きんが役どころである常連キャラである。
が、次の場面で菊久月の仕事場に入り込み捨てようとしていたどら焼きの作り損ねを息子に食べさせたいともらいに行くのだ。
ここではて? と考え込んで、さきほどの場面を見直してしまったくらいだ。
が、これは、見進めていくうちに、息子に食べさせたいというのは見栄なのだろう、実際には大出俊とあおい輝彦が兄弟でいる家のお手伝いさんだった。
そうそう、木下恵介アワーシリーズ常連のあおい輝彦が出演。クレジットも上のほうだが、色付きではない。そして主題歌も今回は彼ではなく、小坂一也(これも今シリーズレギュラー出演者)

*同日 第4回まで
第4回、菊久月を直也と鈴木が訪れ、常子が応対している場面が少し面白かった。常子は鈴木を毛嫌いする一方直也を好ましく思ってるという状況の中、時折直也が口を滑らし常子を苛立たせるようなことを言ってしまいその度に双方がピクッと表情を変えている

*同日 第6回まで
第5回。クレジットに谷よしのがあった。多分菊久月の客。実は第2回にもクレジットにあったのだが、どこだかわからなかった
菊久月の夫婦は万博を見に大阪へ行くということで未出演
第6回。多分今シリーズの主軸なのだろう、これまでツンツンしていた和枝と直也が急速に接近、だがすぐに喧嘩状態と話が動き出す。ストーリーのためのいきなりな展開のように思えるが、話が動くと面白い

*同日 第9回まで
第7回、端役かと思っていた写真屋の娘、修一とお見合いすることになる。もしかしてストーリー上、大きな役割をするのかもとも思える展開。いや、そうはならないだろうけど
第8回、正三とトシ子の件が進みだす。トシ子は修一の相手かと思っていたが。まあ、そうなっていくストーリー上のひとつの障害という前振りだろう

*0117
10
正三がトシ子をもらいたいという申し込みのため菊久月の夫婦が隣家を訪れる。中川の家では予想以上に悪い反応。直也と和枝のデート 、病院の仕事が長引きデートはお流れ
11
中川家からますが正三の件で断りの返事。
これまでに伏線はあったがここらに来て、色々とドラマらしい複雑な混迷状況
中川の家の文子が修一に惚れてるとか、トメ子も修一に惚れていて正三とトシ子の件を勘違いして中川の家に怒鳴りこみ、それを中川の者も正三とトメ子に何かあったのかと勘違いしたり。
写真屋の娘と修一のお見合いがもうすぐ
12
写真屋の娘とお見合い。トメ子乱入でぶっ潰す
写真屋の娘はこれでお役御免 か。
修一とトシ子、モヤモヤしながらもお互いが好意を持っていることを確かめ合う
直也、病院での仕事のためまたもやデートキャンセル
14
和枝、北海道へ旅ということで未出演
15
范文雀登場。直也の見合い候補の葉子
トシ子も見合い
16
トシ子も直也も縁談五乗り気でないものの相手といくらかの進展
和枝は16話まで登場はないが、15、16話ではクレジットがあり、直也の回想で登場
17
和枝、北海道から戻る。
18
和枝は北海道から戻り一度直也と顔を合わせるもまた喧嘩
この回では週一が直也の家へ飯を食いに行く約束をするも、行けなくなった(本当に行けなくなったのtか最初から直也と和枝の間を取り持とうとしたのかはあいまい)ということで和枝が派遣されることになり、直也と顔を合わせいい感じになったところで終わり
19
桃子の計画が騒動になる。
この桃子の計画はこれよりちょっと前の回あたりからほのめかされているが、基本的に甘々。この甘々具合がドラマとして詰めが甘いのか、若者特有の甘ちゃんな考え方なのか、どう制作者がどう視聴者に受け取ってもらいと思って描いているのかよくわからない。いまの目線で見ると、甘すぎてイライラするのだが、それに怒る父親と桃子とどっちもどっち、いやむしろ若者に理解のない癌後親父みたいな描かれ方さえされている。俺から見れば怒るのも無理はないのだけど。
ケーキ屋をやるために大学受験は止める。専門学校へ行きその後修行で2,3年。その後、修一のラーメン屋をもらってケーキ屋を始めるという(この計画を週一に話し修一もいずれ菊久月に戻らなければと考えており、賛同していた)。このラーメン屋、地所も借りているのでなく自分持ち(福松が買ってやったとのこと)。それを手に入れるだけで大金持ちでさえあり、金の事だけ考えるなら、そこから不動産業となりそうなものだが、そこへケーキ屋やってみたい、で、ケーキ屋なんて甘すぎる。
20
トシ子、縁談を受けることにする
葉子がラストに登場、次回へ続く
21
葉子、直也と和枝が会っていた直也の家へ来襲、三人での対面となる
22
直也が和枝に大事な話があると病院へ呼び出し、それが双方の家族に結婚の申し込みだと思い込ませる。おれはこれが結婚の申し込みだと周りが思い込む中、違うことだったという展開かと思ったが、そうはならなかった。直也の父親が菊久月に挨拶へ行くと言い出し、直也も呼び出され、それゆえ病院で会うことはキャンセルとなったのだ。なので、直也が和枝を呼び出したのは結婚の申し込みだったのかどうかよくわからないものの、その後の話の展開からは、結婚の申し込みだったのであろうという感じで、おれの予想は外れ。
終盤では直也と和枝、ドライブデート。和枝が洋装。初めてではなかろうか、序盤であったかもしれない。だが、中盤あたりからは意識して見ていたが、洋装はなかったはず。福松の和菓子屋なんだから店に出る者は着物という方針を素直に守っているものと思われる(常子はそれに文句を言ってわざわざ着物を洋装に替えていたときがあった、また桃子は割烹着というかのかな、和菓子屋の作業着で店に立っていることがある)

23
直也が和枝にプロポーズ。和枝も受け入れるが、桃子のせいで混乱が巻き起こる。桃子は勉から聞いた話を曲解し、直也が和枝を侮辱したと捉えていたのだ。
24
前回の騒動 の続き。まあこれについは桃子が悪いとしかいいようがないが、和枝もよくそんな不確かな話を信じて激怒できるなあ、と。また桃子も自分が悪いのに、全然しょげることなく軽口を叩いていてイライラする
最終的には婚約へ漕ぎつける
トシ子が結婚に乗り気でないことを見て取った修一がトシ子にプロポーズ
また修一は菊久月に戻ることを父に言うが一蹴
25
トシ子が修一のプロポーズに返事。今の婚約を断ることにして、修一 には黙っているように言う。自分が自由になることが優先ということだ。修一がこの件に関わっているとなると、隣同士の家の関係が最悪になることが明らか。
26
和枝と直也、両家対面、婚約成立
トシ子婚約解消申し入れへ。キクがますに婚約断りのために仲人のところへ行くのを付き添う。そのキクに正三が子の件は修一が原因だということを喋ってしまい、大騒動になるかと思いきや大事にはならず
菊久月夫婦で修一のラーメンを食べにくる。そしてこのラーメン屋を売って、菊久月をビルにするという案を持って修一が戻ることを許す
葉子、ラストで登場
「恋は盲目」という言葉が「恋は・・・」と音声カットされている。「恋はメクラ」と言っているのだろうか
番組タイトル「あしたからの恋」がセリフで出てくる
修一のラーメン屋に仲人のところへ婚約解消の申し入れをしたますに付き添ったキクらがやってきて、ああだこうだ言い合う場面。桃子が文子を慰めるような意味で「明日があるってこと」に文子があっけらかんと「恋なんていつどこで始まるかわかりゃしないんだから」と答え、勉が「明日からの恋のために飲みますか」

*0118
27,28
前回のラストに出てきた葉子がまたもや邪魔に入り、和枝、直也との間をおかしくする。まあ二番煎じでもあり、この27話と28話でも同じようなことが二回も繰り返されるので三番煎じでさえある
29
トシ子の婚約解消、ついにトシ子の母親にキクが真相をベラベラ喋ってしまい大いに揉めそうな展開
新子登場、正三の見合い相手として正三の兄が紹介してきた正三の田舎長野の女。
菊久月の夫婦、福松の兄の病見舞いで四国高松へ。
30
田舎者の新子に無愛想な正三、ニコニコ笑顔の新子だが、周りに誰もいないところでは暗い顔。なかなかいいシーンでありいいキャラである。
最終的には菊久月の皆に色々言われ、正三は新子を受け入れることになる
和枝と直也のデート先であるスナックで、トア・エ・モアが誰もいない海
トシ子の婚約解消が成立。全然大ごとにはならなかった。まあ解釈すれば、トシ子が婚約解消を訴えた際に理由として修一を上げたらトシ子の母親ますは激怒しそうであったが、そこから時間をおいたことで冷静になった、また仲人に婚約解消を申し出てしまった後となっては、今さらそんなことに怒るより、その婚約解消を成立させることのほうが大事だし、今さら仲人や先方にそんなことを持ち出せるわけもなく、ます自身もそれを隠す側に回ったということか
26話に続いて恋は盲目でカットが入る
31-32
考えてみるともうこの段階で主要な二つのカップル、和枝と直也、修一とトシ子、についてほぼ結論が出ているのであとは大団円に向かっての消化試合という感じ。しかも和枝の結婚式はまだ先で、その後に修一の件に取り掛かるという段取りなので、さほど盛り上がる事項もない。結婚指輪の購入とかそんな話だ。
まあ、その中でトシ子については、しばらくは噂が立つのを抑えるため静かにしていようという方針だったはずだが、それを覆し、菊久月で店番をお手伝いとしてやるようになる。。これをやることで近所には認知されようという計算だ。
あとは直也の父がキクのことやその他いろいろ考慮して、直也和枝に結婚したら、この家に同居せずどこかアパートを借りて暮らすように言う、という展開がある
終盤岡崎友紀が出ていない。最終回には電話の向こうの声だけの出演。変だなあ、ケーキ作りの学校へ入学して寮にでも入ったのだろうか。そういう説明はなかったと思うがなあ。
29話で菊久月の夫婦が高松へ行った際に、なぜか菊久月に和枝しかいないという設定でおかしいと気付いた。
27話に出ていなくて28話には出ている。がそこで特に不在にする理由なんてことは言っていない


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レ・ミゼラブル(NHK) [連ドラ]

ウィキ--『レ・ミゼラブル(英語版)』 - 2018年にイギリスBBC、およびアメリカで製作されたテレビドラマ
日本では2020年3月15日 - 5月3日、NHKで吹き替え版を放送(『レ・ミゼラブル』(NHKオンライン))。オリジナル全6話を再編集全8話として放送。
主要キャストは以下の通り。
ジャン・ヴァルジャン:ドミニク・ウェスト、吹替:井上和彦
ジャベール警部:デヴィッド・オイェロウォ、吹替:坂詰貴之
--
昨日から見始め、今日見終えた。昨日は第3回の序盤まで。
レ・ミゼラブルについては確か子どものころ見たのだと思う。ジャン・ギャバン主演のものだ。主人公のジャン・ヴァルジャンとジャン・ギャバンということで印象に残ってる。
その後はこのメモブログにも二本見たことを記述している
とうことで大まかなストーリーや印象深いシーンなんかは覚えているのだけど、その印象深いシーンとシーンを繋ぐストーリーなんかはほとんど覚えていない。
で、今回のもの。そういう印象深いシーンなんかはちゃんと登場していて、その後の展開も見進めるうちに思い出し確認していくという感じだが、その一方でこんな展開あったかなと思われる場面も。
ちょっとした許容範囲の改変はまあいいとして、そうでない大幅な改変はあるのだろうか、そこら辺は判断がつかない。ただ、いまウィキを少し読んだが、自分が疑念に感じたところは概ね原作通りのようだ。が、省かれてる部分はたくさんあるようだ。そこは大書の文学と映像、時間的制限から仕方ない
終盤は改変が多かったように思うがまあなんともいえない
まあそれにしても偉大な作品だ。因縁の伏線回収が連続して炸裂しまくるあたりは感動的
暗い画面が多い、夜の場面、さらには最終盤の下水道の場面。とくに最終回の序盤はほとんど真っ暗。ここまで見えないとなんでこんなもので作品にしてるんだろと思う
これには二つ考えられる。自分のテレビの性能、及びテレビ周辺、特に照明や日の光が部屋に入ってくるなどで見にくくなってる可能性。本来はそこまで見えないというものではないのかも
そしてもう一つはリアルの追求、つまりは見にくいのにそういうことをやるという理由は作品の質を上げるということしかあるまい。
まあ前者の理由だと思うが
黒人が要所要所に登場、とくにジャベール警部。
当時のフランスに黒人はいたのか、警察の上層部に就けるほどだったのか
黒人もきゃす手イングしないと差別だとかいうことでやってるのかなあ
テナルディエのキャラはこんなものなのかな。徹頭徹尾悪人。リアルではありえないような劇作上の悪人キャラという感じ。思えば冒頭が彼の登場で、後に彼がポンメルシー大佐を助けたというねつ造の逸話を語る場面の真実の姿であり、それが最終回の終盤で、マリウスがテナルディエに礼を言うという風に回収されるあたりは感動的

うちの弁護士は手がかかる [連ドラ]

これを録画したのは理由はたった一つ、ストーンズの新曲が主題歌に採用されると見たからだ。
で、その後主演がムロツヨシと平手友梨奈と知り、見る気がだいぶ萎えた。ムロはいいんだけど、平手がね
第1話放映後、番組最後の主題歌がかかるところだけ見て、もうそれで満足というか、録画を止めようかと思ったくらいだ。
が、録画は継続、いつくらいだったか、この番組の評価は何かで読んだ。割合評判が良いようで、視聴率もそれなりというようなことが書いてあったように思う。あと、主演のムロが病気だかなんかで数回休演するというようなことも書いてあったと思う。その休演前あたりの記事だ。
で、まあ面白いと評判なら見てみようかと、そのまま録画を継続。先日最終回まで放映されたので、一気見を始めた。
見る理由となったストーンズ、終わりだけかと思ったら、序盤にあるオープニングタイトルにも流れていた。ここではキャストクレジットもなく、映像はところどころでストーンズのアングリーのPVの一部が挿入されるというもの。その挿入されるのは、あの主演女性が映ってるところではなく、道路脇の看板に過去のストーンズ映像が使われている個所
今のところまだ第1話のみ
内容
まあまあ面白いんじゃないか。見終えたらすぐ忘れそうだが見てる間は面白いというタイプ。名前とか関係性を忘れそうだから、一気見が最適か。
この回の最後には次回のプロローグ的場面があり、新たに登場するキャラ(江口のりこなど)もいるようで楽しみだし
平手が演じるキャラはちょっと極端に過ぎるかなあと思うが。
ムロのほうはいいね。悪くはない。あまり気張り過ぎてもいずいい感じに肩の力が抜けたキャラ。
見始めたのが遅い時間だから初日に多くは見れない。明日たくさん見るつもりだが、見終えられるかどうか

*同日視聴
2-3話

蔵前が杏の名前で同窓会を開こうとしているときの名前、横井というのは誰なんだろう、と思った。が、しばし考え、横井という名前の同窓生に杏がSNSで連絡しているということかな
過去の名作 ドラマに対する言及がちょいちょい入る。それの全部を知ってるわけでなく、またタイトルと大枠は知ってても内容までは知らないものとか出てくるので、正直言えばよくわからないといったところ。だが、作品内でも蔵前がそれを言って、杏は無反応といった感じであり、おれはその杏側であるともいえる
同窓会を二度も開いているがそんなに簡単に集まるかねという疑念。
一方で蔵前がいきなり居酒屋の店員になったりしているのは、コメディとして受け入れられる。(3話でホストクラブでホストに変装している)

江口のりこの天野さくらと大倉孝二の海堂俊介。海堂が各回で杏の相手となり、自信満々に登場しそして負ける。それを上司のさくらが詰るという展開は楽しく見れる。どちらも芸達者な役者だし。
ただこのままワンパターンというわけにはいかないだろう。杏とさくらに深い事情がありそうで、それが物語の重要部分になりそうである
4話の次回予告で「絶賛撮影中」「予告動画は間に合っていません」とムロ。なかなか斬新。

*1224
4-5話
4話では上に書いた海堂が敵役にならない初めての回でありさくらの事務所が相手でさえない。
ストーリーはちょっと粗が目立った感じがしたが、これはおれが一晩眠って気分が変わったからかもしれない。
そして次回予告、またも次回分の映像なし、蔵前が入院、お察しくださいとかあり、例のムロ休演かな、と
5話
敵役は天野事務所(さくらのところ)の楓、これまで少しだけ出ていたが、今回初めて敵方メインとしての登場
確かに蔵前が入院するという内容なのだが、ムロの出番多し。入院したということで病院の場面が多いが、これじゃあムロが休演ということではないな。
調べてみると、本当に入院していたようで、そこから考えてみると、ムロ抜きで撮影できるストーリーを作り、あとはムロひとりの場面の撮影をして組み合わせたという感じなのかな
まあとにかく、撮影がドタバタしているようで、この回の次回予告ではなんとか次回の映像はあるもののかなりラフなもの(初期の次回予告はテロップが出てセリフ入りの各場面で色々想像させという風に作られているが、ここではその次回の各場面映像が淡々と流れ、ナレーションの時任任三郎がなんとか予告動画間に合いました、みたいなナレ)で突貫工事か。
*同日
今日はM1、、ふと思い立って敗者復活戦も見ることにして録画。
他にもちょっとやらねばならぬこともあり外出。家へ買ってきたら、ちょうど敗者復活戦が始まるところで、リアタイでテレビをつけることにした。
雑用が色々あり、テレビ画面は見ていないが、そのままテレビはつけっぱ。
こちらについては今日はもうこれ以上見れないだろう

*1225
6-7話
6
ここまで毎回出ていた安達祐実が出ていない、第3話で取り上げた大倉孝二、その回以降出てきてない。
ストーリーイマイチ
7
冒頭にムロが猫の災難を漫談スタイルでやる。短い時間で最後まで持って行ってる。漫談教室に通っており発表会というような設定。猫は出てこない、自分の境遇に置き替えてという内容
今回は蔵前と杏が喧嘩をしてパートナー解消、だが二人はそれぞれお互いのことを思い、再度パートナーに、というありきたりの内容をありきたりの演出、という陳腐な感じ

*
8-9話

浅野ゆう子がゲスト。役名は浅野温子。
浅野ゆう子という依頼人がやってきて、姉との相続争い。その姉の名が浅野温子。ここでムロがW浅野とツッコんでいる。で、おれは浅野ゆう子を(その浅野ゆう子役で)出せばいいのにと思ったのだが、その後出てきた姉の温子が浅野ゆう子だったのでびっくり

蔵前が笠原のところに戻るも、即笠原事務所の脱税の首謀者ということで逮捕されるという展開、笠原が蔵前に罪を被せようとしたのだった。
蔵前の部屋、前からストーンズのベロマークのグッズが映っていたが、この回では何個もそういうグッズが映りこむ

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10-11話
11話は最終回
この二回は今シリーズの大きなストーリーの結末となる
色々な点で全部だダメという感じである
まず一つは大きなストーリーの結末という部分であまりにもしょぼい
杏とさくらの姉妹対決、杏には弁護士の資格がないというのはセリフとして繰り返されていたが、その内容がしょぼい。お父さんが試験に関わっていて、不正で合格にした、とかそんな簡単にできるのかとも思うし、それが嘘だったとか、嘘に加担するがすぐ口を割る椿原とか、演出もださい7
続いてそれよりは小さいストーリー、つまり各話で起きる事件、これについては第4話のところで、それ以前の回よりと粗が目立ったという風に書いたが、その回以降はずっと演出が雑な感じに見えた。1ー3話はよくできていたのかどうかはわからない。多少今作品に期待があったので、そう見えてしまったのかもしれないし。4話のところにこれも書いてあるが、一晩立って気分が変わったということもあったし。
そしてもう一つ。今作品の一つのテーマ、というか種別としてコメディである。その面白部分、ギャグとしてやってる部分が貧相で失笑となりそうなものが終盤に多く見られた。
途中から次回予告が変なことになり、最終的には次回予告というのがなくなっていたのだが、その撮影現場の混乱ぶりからダメになったのかなあとも思う

最終回の再終幕、ここは事務所の忘年会、というかクリスマスパーティーで、ほぼドラマの打ち上げ的なノリ。戸田恵子が天城越えを歌ったりしている
この番組の後は「人志松本の酒のツマミになる話」というのをやってるようで、各回が終わった後に次番組として告知があった(のだが最終回は違う番組だった)。その番組名らしきことをムロが言う場面があったのだけど、それが吉瀬美智子演じる梨乃と千鳥大悟の結婚報告画像を見ての反応
これについては、おれがこの録画を視聴してる際、吉瀬美智子、大悟結婚という記事を見かけ、びっくり、古瀬って今見てるドラマ(これのこと)に出てる人じゃんと。で、チラリと読むと、この番組のラストでなにかそういう仕掛けらしきことがあり、それの伏線回収とかそういうことのようだった(まだちゃんと読んでいないので誤解しているのだが)。
で、最終回まで見て、その画像の場面も見て、改めて記事を読んで誤解に気付く。本当に結婚したのか、もしくはドラマのラストに合わせて、SNSで結婚しましたと嘘の報告をしたのか、まあ後者だろうなどと思っていたのだが、そうではなくて、それこそ上に上げた「酒のツマミになる話」に吉瀬美智子が出て、そこで千鳥大悟との絡みがあり、今回ドラマで使われた画像が、その「酒のツマミになる話」収録の際のオフショットということで、ドラマで伏線回収したということなのだった

大倉孝二の海堂俊介、第3話のあと、フェイドアウトかな。首宣告もされていなかったようだし、と思ったが「次頑張ります」、さくら「次があると思ってるの?」みたいなやり取りがあったな、あれは相手が海堂じゃなくて楓だったかな
浅野ゆう子の件、ウィキを見たら役名は「佐野温子」だった
最近名前を知った飯田基祐が第5話に出ている。おれはまた石丸幹二かと思った
ほかゲストとしては浜野謙太(5話)、草村礼子(7話)、岩崎う大(8話)、志田未来(10,11話)

序盤の回で吉岡里帆そっくりの端役の人がいた。コーヒー店の店員。フジテレビアナの小室瑛莉子という人らしい

平手友梨奈という人については評判は聞いてはいる。すごい才能の持ち主ということで一部から人気があったり、有力者に推されての特別待遇だったり。
おれはドラマで見るのは二度目だと思うが、ほとんど才気を感じない

江口のりこの無駄遣い。ラスボス、最大の敵役であるのだけど、その天野事務所がドラマ内で毎回負けており、最強の弁護士事務所という感じがまったくない。ダイナマイト四国のシッコクシッコクを思い出してしまう。偉そうに出てくるものの「また負けてしまいましたが・・・」というやつだ
彼女自身はそういう雰囲気を漂わせうまく演じてはいたとは思うが。



大奥Season2 [連ドラ]

シーズン2となっているが、話数カウントとしては前シリーズの最終回である第10話に続いての第11話から始まるという形になっている。

11話から13話まで視聴
前シリーズでは序盤でかなりな違和感があり、なんか文句をダラダラ書いてたように思うが、すでに1回見ていて世界観もわかっているからか、すんなり入れた。こちらの気を荒立たせるような描写がほとんどないように思え、すんなり入れた理由としてはこっちの理由の方が大きいかもしれない。
咥えて性愛の描写もほとんどない。だいぶ抑えた表現というか、赤面を根絶するために奔走する者たちの奔走とその上にある権力者たちの欲望というあたりに焦点が定まっている。
鈴木杏の平賀源内、ハイテンションキャラで喋りまくる
村雨辰剛の青沼、大奥に西洋人の血の入ったものがいるという違和感でドラマを引っ張る。
松下奈緒の田沼意次、この第13話までの幕府要人の中での主要登場人物で善玉といえよう
一方、仲間由紀恵の治済が政界の妖怪とでもいえる立ち振る舞い。
安達祐実の定信、第13話での田沼に頭を下げ人痘を自分の甥に接種させるがそのうちの一人が亡くなり田沼への怒りが爆発。
高田夏帆の家治、赤面への人痘作戦がうまくいき田沼をねぎらうも、自分が誰かに毒を盛られていたことを知り、田沼を重用したから自分が恨まれたと田沼を遠ざける
というこの二人の権力者のすさまじい感情の動きの場面は見ごたえあり
前シリーズに説明があったのかもしれないが、女子が蘭学を学ぶのが禁止というのはなぜだろう(13話でその法が解ける)。男女逆転の世界なら、女のほうが医者になるのでは?

*同日視聴
第14-15話
今シリーズは11-15話が医療編で16-21話が幕末編
11-13話が医療編の前編、14-15話は医療編の後編となり、前編で活躍した青沼、平賀源内、田沼意次の退場後が描かれる。ここではなんといっても仲間由紀恵の権力欲からくるおぞましい言動の演技だろう。それを笑みを絶やさずやるのでなお不気味。仲間由紀恵、たくさんは見てないというかほとんど作品を見たことないが、この人こういう役もやるのかとちょっとっびっくり。まあ見てはいないが有名な作品がたくさんあり、その中でいくつもトリッキーな役をやってるというのは知ってはいるが、残虐でグロテスクくな権力者というのはかなり本人とはかけ離れたキャラである
ただこの医療編で大体赤面は征服したようで、この後何をやるんだろう。15話の最後は次回のプロローグとなる作りであるからまあなんとなくは説明されており、以前の男性が稼ぎ女性が家を守るという態勢に馴染めない人たち、つまりは守旧派が蠢くというような内容のようで、これは面白くなるのかどうか、それで6話も作れるのかどうか。
まだ時間があるので、今日中にもう少し見れそうだ

*同日視聴
第16-17話
幕末編
16話では高嶋政伸登場(実際には15話の終盤、次回のプロローグとして登場)。今作品で度々登場するキャラであるおぞましい権力者。これが物語を引っ張っていくかと思いきや、この回で亡くなってしまう
17話では福士蒼汰が第1シーズンとは違う役で再登場(16話のラストで次回のプロローグとして登場していたが)。登場の際に前に演じた「「お万の方」のようだ」などと言われる
阿部正弘役は瀧内公美、17話では老けた役。今作品ではその生涯を描くという観点から若く生き生きとした姿の後、その後の老けた時代までが演じられるケースが多くあり、皆老け役がうまい印象、ここでもそうで、異形の物語で感情移入の難しそうな作品ながら、そしてわりと単純な構図(例えばここでは終生に渡る忠義の心)ながら、結構激しく感動してしまう
またこの第2シーズン、始まったところで、要所要所に有名俳優が配置されてるとは思ったものの、よくよく見ると主要登場人人物に名前の知らない俳優が配置。
まあ知名度というのは客観的観点でなく、俺が知ってるか知らないかってだけの話で、有名どころをおれが知らないだけということもあるかもしれないが、この幕末編に入ると主要どころもも知った名前が非常に少ない

*1222
18話
家定から家茂への代替わり、胤篤は天璋院となる。
家茂へ嫁ぐのが公家の出、和宮で、ここから公家が交わっての政争となっていきそう
8代将軍吉宗以降はそれなりに全員フィーチャーされた形で登場しているんだな。それ以前は端折られてるところもあるが。
19-21話
ここから、実際には前回の終盤次回へのプロローグとしての場面からの登場の岸井ゆきの和宮、登場時はとてもとっつきにくい憎らしいキャラだったが、段々心を開いていくという、家光のキャラにも似たような感じで物語を引っ張る。熱演。
この幕末編は赤面を制圧したのちの時代でもあり、あまり女が上に立つ理由のない社会なのだが、そこら辺のことはほとんど語られず、それゆえともいえるが、今作品の世界観に浸っていたので、なのに女が上にいるという矛盾を感じず見ていたのだが、最終回に突如、西郷隆盛のセリフで、女を将軍にしてきた徳川が日本をこんなに遅れた国にしてしまったとか言い出し、その世界観を思い出させ、また現代のコンプライアンスを挑発するような題材がぶっ込まれる。
どう処理するのかなあ、もしや放ったらかしか、などと思っていたが、これをその場面の最後で見事に処理し決着していたのは見事。
この場面に限らないが、色々な場面でうまく作られていたと感服。
このシーズン2では10代将軍・家治の治世から始まり、そこから各代について振られれているので継続した物語としても堪能。
11-13が10代将軍・家治、田沼の時代
14-15が11代将軍・家斉で、治済の院政
16-18が13代将軍・家定で、16にはその先代12代将軍・家慶がまだいる、16-17が老中阿部正弘の活躍
18-20が14代将軍・家茂で、21が15代将軍・慶喜。そうそう慶喜はやけに悪役に仕立てられている。
終盤に近付くにつれ、伏線というか、見進めて行く度に、これは前にどう扱われていたっけ、と気になってしまい、つまり、この人はどういう出自だっけ、この人とこの人の関係はどうだっけ、この小物は前にどうやって出てきたっけ、とかが気になり、前を見返したり、さらには、登場人物の本来の歴史上の役割、事件が起きた経緯なんかも気になり、、検索して調べたりで、大層見るのに時間がかかってしまった。
そして見返すと、前の場面を全然覚えておらず、その見返した場面が気になり、再度調べ始めたり・・・。思い切って最初から見返そうかなんて気にもなった。
まあもう1回見てもいいかなと思うくらいだ。多分見ないけどさ。でもしばらく残しておこうかな。
幕末編の瀧山(古川雄大)は幕末編全部の回に登場(福士蒼汰の胤篤も16話の終盤から出ているから、幕末編全部の回に登場している)。そして登場時と最後の場面とでさほど年齢を重ねていない様子、胤篤もそうだ。そう考えると13-15代の時代がさほど長くなかったことが伺える。まあ江戸時代について詳しくないのでそんなことも知らないのだ。
江戸城明け渡し以降の場面はエピローグといえると思うがそこが長い。まあそれなりの内容(明治4年でアメリカに向かう船の上の瀧山と胤篤)ではあるけど
字幕オンでの色付きは黄色が平賀源内、青が瀧山。長い時代を描いているのだから、医療編、幕末編でそれぞれ3人ずつ色付きにしてもよさそうなんだけど、1シリーズで3人とか決めてるのかもしれない。
頻繁に劇的な場面がある。原作の漫画を見ていないが、大きなコマでそれが描かれてるのだろうなと想像できる。