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木下恵介アワー「たんとんとん」 [連ドラ]

オリジナル 1971
01/04(木) 17:00 - BS松竹東急|30分|10倍録
[新]木下恵介アワ―「たんとんとん」 #1[字]
02/08(木) 17:00 - BS松竹東急|30分|10倍録
木下恵介アワ―「たんとんとん」 #26[終][字]

0219視聴開始
11回まで見終え、この回のラストが次への期待を繋ぐ場面だったので、気になってしまい、12回の冒頭、つまり前回で気になったところの続きまでをこの日に視聴
感想は終わってからまとめてにしようかな。細々書くと時間がかかってしまうので。
でも終わってから書くとなると、終盤しか印象に残ってないということにもなってしまうのだけど。
疑問点。
花沢徳衛の堀田が「頭」。主人公一家の尾形家は主の「棟梁」大吉が亡くなってしまいという風に物語は始まるのだけど、この「棟梁」と「頭」の関係がよくわからない。同業で独立した二人の棟梁ということかな、でもそう考えると、堀田が尾形に中西という客を持ってきている。堀田が受ければいいのに、と思う。じゃあ尾形のその仕事に堀田は参加しないのかと思うと参加している。
そもそも尾形の当主大吉が亡くなって大騒ぎになるわけであるが、堀田がいるなら、大して問題はなく、堀田が尾形の仕事を受け継げばいいだけではないか、健一の修行も堀田が面倒みればいいだけでは、と思うがそうはならず、というストーリー
ちなみに尾形家は大吉の嫁がミヤコ蝶々のもと子、息子が森田健作の健一で、この二人がメイン。
まあ無理やり解釈すると、棟梁が一番偉くて、頭はサブリーダー的立ち位置?
尾形に家の建築を注文する客が中野誠也の中西雄一郎。最初気づかなかったが、途中でこれよく時代劇で見る人だと気付き、名前を見直した次第。よく悪同心なんかをやってる人だ。時代劇と現代劇だとかなり印象が異なる。
上に書いた11回から12回のところ。加藤治子が登場。嫌な女の役。若い。加藤治子って晩年の枯れたおばあちゃんいたいな印象があり、ここでのギラギラした嫌味な女にちょっと驚く。でもそもそも悪妻みたいな役が多い人だったと思いだす。
大吉の妹でもと子の義理の妹高木松代という役。相当長期間顔もあわせてなかったという関係。松代の息子一郎が尾形家に突然やってきて、何か相談事があるようだったが、大吉が亡くなったことを聞き、驚きその場でその相談事は持ち出さず帰ってしまい、その後松代とともに再訪してくる。松代は遺産分けを要求し、それがまとまるのが11回、そしてもう一つ相談があって・・・、と続きを期待させ11回がおわったので、12回の冒頭を見て、その続きの部分を見たというわけだ

*0220
14回で堀田が自分のことを「鳶職」だと言っている。家の建築のことをよく知らないが、尾形の家が建築においてその中心であり、一方でその工程ごとに色々な専門職も工事に参加する、そのうちの一つが鳶ということなのかな、と。安さん(太宰久雄)も職人の一人であり、この中西の家の建築の現場に来ているが、これも工程によっての参加する専門職なのだろう。
この安さん、もと子のことを姉さんと呼んでおり、また大吉の葬儀の際も親戚的な役割を果たしており、尾形と血縁があるのかな、と最初思ったが、どうなんだろう
俳優キャラを存分に生かした役で、たくさんの出番あり。これだけ太宰久雄の魅力的な演技が見れるというのは驚きで、今作品の見どころの一つだろう
彼は男はつらいよのメインレギュラーだが、今作には男はつらいよにちょっとだけ、だけど印象的な出演だった人が数名いる。ミヤコ蝶々、榊原るみ、杉山とく子だ
15回では左官屋が出てくる。これも専門職だ。また安さんは建具屋であると言っている(これはこの回初めてわかったということでなく、もっと前の回でも言及されていたはず)。
尾形のうちは「請負」をやっていて、大吉が亡くなり杉浦直樹の新次郎が受け継いでいる。請負というのが新築一軒の工事を請け負い全部を仕切るという意味であろう(これは今シリーズ最初からよく出ている言葉)
左官屋は天草四郎。この人は時代劇を見始めたころ、よく役名なしでクレジットされていて、名前は見るけど顔の知らない人だった。しばらくして顔はわかるようになったけど。現代ものでは初めて見たということになりそう。セリフたっぷり。無愛想な職人役で、中西の嫁敬子が現場へ行き、壁の色が違うんじゃないかと言ったのを無愛想に追い返し、中西夫婦がもと子へクレーム。もと子が左官屋のところへ乗り込む
16
天草四郎、再度登場、健一に殴られKO状態の顔でCMへ
17
佐山俊二登場。彼も男はつらいよの準レギュラー
異例に思えるほどの厚遇、佐山スペシャルの様相。お巡りさんの役で、火事の現場を覗きにきたという設定。ストーリーに無関係な感じの太宰久雄とのコメディ場面が長々とあり、さらにその後ミヤコ蝶々との場面、さらに二人きりでいる場面に健一が戻り、二人の男女ということで疑いの目を向け親子喧嘩、それに挟まれる佐山の情けない顔、今シリーズ最高の回
18
菅井きん登場、安さんの妻
19
新次郎、とし子、文子騒動、17回で今シリーズ最高と書いたが、この回こそ最高か
新次郎が文子を家に上げ悩みを聞いてやると、実家に戻っていたとし子が突如戻ってきて言い合いに。文子が新次郎を「こんな中年」呼ばわりして出ていく。新次郎はとし子と喧嘩を継続するも、段々文子の物言いに腹を立てる
20
谷よしの、敬子の産んだ赤ん坊を抱いてきて中西らの元へやってくる看護婦役、ほんの一瞬で、ノンクジレットになりそうなところだが、クレジットあり。
21、22
ゆり子の恋人、バンドマン・園部浩三:朝比奈尚行登場。今シリーズ最強キャラか。ジャズベーシスト、ヒッピー風ハッピーな世界観、つかみどころのない哲学的ともいえるしそういう会話で人をだます詐欺師ともいえるし
。もと子は扱いに困り、健一は最初突っかかるが、なんとか友好的に。そしてゆり子の両親との対面、そこまでの流れから悪人ではなさそうで、堀田夫婦も認めるとう流れになるかと思いきや、浩三の話は段々変な方向へ、そして堀田は怒り出し、さらにひと悶着ありそうな展開へ。
もと子と浩三というのはキャラ的に反対な感じではあるが、もと子の包容力もあり、わからんけど理解してやるみたいな感じになるかと予想し、それは予想通りの展開
堀田はヒッピー浩三とは正反対なキャラでもあり対決が面白い。
23
前回ではゆり子の件がもっと揉めるかと思ったが、おれの読み違い、あっさり堀田夫婦はゆり子の結婚を認めるという方向へ
24
竜作の父・竜造:由利徹登場。竜作から金を奪い取る酷い父親と紹介されていたが由利徹のあの間抜けたキャラでの登場になんだか全然想像と違うキャラ。まあ強権的にではなく、のらりくらりとまとわりついての迷惑父らしい
竜作逃亡。逃げなきゃならないほどの相手なのかねえとも思うが、相手にしないでいると部屋の前の廊下でずっと寝転がっていたりするとかだからやっぱり仕方ないのか
さらにこの回の最後、新次郎の娘、さおりいなくなってしまう。シリーズ終盤に来てのこの大混乱

*0221
25 26
この二回で懸案事項全て解消。
25で皆が探し回る中、さおりがもと子一人で留守番をしている自分の家へひょっこり家へ戻ってくる。空き家になっていた階上の部屋で遊んでいたとのこと。が、今度はとし子が戻らない。大騒ぎさせて顔を出しづらくなってしまったのだった。騒動が一段落して、もと子らも自宅へと引き上げて行ったのと入れ替わりにとし子が戻り新次郎に謝る
26ではゆり子らが早く結婚してしまいたいと言い出し、準備する時間が取れないくらいの直近の日に式を挙げることになるというのがメイン。式に金をかけないというのがメインの理由ではなく、堀田はむしろ金をかけさせてほしいくらいなのだが、それも理由であり、式は近所の神社、改装するので一旦取り壊しになるのだが、その前ということで実費でやらせてもらえるという式場選び。理由のもう一つは「早く一緒に生活をしたい
で、そういう中竜造も大工修行を始めそれなりの目途も立ち、それを聞いた竜作はゆり子の式の日に戻ってくる
ラストは式でのミヤコ蝶々の見事な口上があり、その後仲人のもう片方健一(もと子と健一が仲人)が喋り始める。二言三言喋った後は、音声が消えBGM、健一の口上が続く式の様子で終わっていく
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OPについて
イラスト
バックのイラストとクレジットのフォントの色のせいで見にくい箇所がたまにでる。
これまでのシリーズではバックの流れる主題歌とクレジット、そしてバックの映像が一緒に終わり本編が始まっていたが、ここでは珍しく、主題歌だけは一緒には終わらず、その音楽が流れたまま本編が始まり、音楽はフェイドアウトしていく
12回でバックのイラストが変更される。
11回まではミヤコ蝶々と森田健作が並記でトップ、12回以降はミヤコ蝶々、森田健作という順番で単独表記に
字幕オン黄色が森田健作、緑がミヤコ蝶々、色付きはこの二人
オープニングでのクレジット 問題
以前に見たシリーズでもクレジットのフォントの大きさが各回で一定でないというのを見つけたことがあったが、ここでも同じ自分が毎回同じ場所に同じように表記されているのに、なぜか場所が各回で一定していないというのを見つけた。こういう毎回同じ部分は一回作ったら直さないだろうし、こういう変更がなぜ起こるのかなと思う
が、見直したらちょっと理由がわかった。
それを見つけたのは第3回、なぜかトメ前の花沢、トメの杉浦、ともに単独表記だが、画面中央でなくちょっと左寄り。第4回では中央になっている。なぜ第3回でそれが気になったかといえば、文字が緑、そしt絵バックのイラストも同じような色が濃くなっている部分があり、それが重なってしまい見にくくなっている個所があるのだ。
第4回で、単独表記が中央に直され、バックのイラストでその文字が乗っかっている部分は白っぽくなっていて、見にくい部分がなくなっている。
というようなことがあり、各回見直してみたら、第1回、2回ではフォントが黄色。第3回は緑、第4回は青と変化している。そして最初の黄色、バックのイラストとの関係もあり、かなり見にくい。そこで第3回で手直し、第4回でも手直ししたということだろう。まあそれでも正直言って見にくい表示であるけど
第12回以降はバックのイラストが変更、フォントは白抜きになっていて、かなり見やすさは改善

キャストで印象的なこと
花沢徳衛の堀田。ルッキズム、男尊女卑発言オンパレード。娘の器量の悪いことをよく言っており、さらには文子を見て、大袈裟なほど美人だといい、それに対比して娘の器量についていうというような場面もある。団その女卑というのは、新次郎に嫁のことを説教する際に女なんてぶん殴って教育しろ、と
堀田の娘・ゆり子:丘ゆり子。「あしたからの恋」での強烈キャラであったトメ子の人。器量の悪いことを売りにしていたんだろうな、と思う
生島新次郎:杉浦直樹
杉浦直樹は名優だがおれはほとんど見てないので、ここでたくさん見れてありがたい
おれのテレビの思い出は幼少期のリアタイ。そしてこのメモブログに書くようになったころ以降の二期あり、杉浦についてはその幼少期に大人のドラマでよく見たなという印象、メモブログ期になってからはほとんぢ見ていないと思う
生島とし子:松岡きっこ
松岡きっこというとそれこそ幼少リアタイ期にテレビの司会かなんかで大人(中年)の女性、はっきりものをいうタレント枠みたいな感じだったかと。
ここでは幼な妻で、大人の常識とは相いれない若い世代という役で、とてつもなく可愛らしく、グラビアアイドル上がりのように見える
調べてみると、おれが見ていたのは11PMだろう。そして鵜x器には「男性誌のグラビアでは水着で巨乳を披露し、在日米陸軍である星条旗新聞社発行の新聞に美貌の日本人女性として写真入りで紹介されたことがある」という記述もある
この夫婦は15歳差という設定だが、実年齢でもほぼそれくらいである(学年で見れば15歳差)