SSブログ

木下恵介アワー「あしたからの恋」 [連ドラ]

11/16(木) 17:00 - BS松竹東急|30分|12倍録
[新]木下恵介アワ―「あしたからの恋」 #1[字]
12/29(金) 17:00 - BS松竹東急|30分|12倍録
木下恵介アワ―「あしたからの恋」 #32[終][字]

お正月気分というわけでもないが、正月に取り溜めたものなんかを見るのにようやく一区切り。
まずはこれから、ということで、まず初回を視聴。別に楽しみにしていたわけでなく、そして初回を見てみて、相変わらずつまんねーなー、というかいつものクオリティ。
特に感想はないが、変に思ったこと。
キャストクレジットトップは進藤英太郎でトメが山岡久乃。まあ順当だろう。だが字幕オンの色付きは、尾崎奈々(黄色)、林隆三、大出俊である。変なの。
あと、キクという中年女性が出てくる。これがこの回で理解はできたが、どういう役なのか序盤でちょっと混乱。独り者らしいことがまずわかるが、うちには主人と息子が二人いるという、この時点で、おれはお手伝いさんかなと思った。この木下恵介アワーシリーズでは菅井きんが役どころである常連キャラである。
が、次の場面で菊久月の仕事場に入り込み捨てようとしていたどら焼きの作り損ねを息子に食べさせたいともらいに行くのだ。
ここではて? と考え込んで、さきほどの場面を見直してしまったくらいだ。
が、これは、見進めていくうちに、息子に食べさせたいというのは見栄なのだろう、実際には大出俊とあおい輝彦が兄弟でいる家のお手伝いさんだった。
そうそう、木下恵介アワーシリーズ常連のあおい輝彦が出演。クレジットも上のほうだが、色付きではない。そして主題歌も今回は彼ではなく、小坂一也(これも今シリーズレギュラー出演者)

*同日 第4回まで
第4回、菊久月を直也と鈴木が訪れ、常子が応対している場面が少し面白かった。常子は鈴木を毛嫌いする一方直也を好ましく思ってるという状況の中、時折直也が口を滑らし常子を苛立たせるようなことを言ってしまいその度に双方がピクッと表情を変えている

*同日 第6回まで
第5回。クレジットに谷よしのがあった。多分菊久月の客。実は第2回にもクレジットにあったのだが、どこだかわからなかった
菊久月の夫婦は万博を見に大阪へ行くということで未出演
第6回。多分今シリーズの主軸なのだろう、これまでツンツンしていた和枝と直也が急速に接近、だがすぐに喧嘩状態と話が動き出す。ストーリーのためのいきなりな展開のように思えるが、話が動くと面白い

*同日 第9回まで
第7回、端役かと思っていた写真屋の娘、修一とお見合いすることになる。もしかしてストーリー上、大きな役割をするのかもとも思える展開。いや、そうはならないだろうけど
第8回、正三とトシ子の件が進みだす。トシ子は修一の相手かと思っていたが。まあ、そうなっていくストーリー上のひとつの障害という前振りだろう

*0117
10
正三がトシ子をもらいたいという申し込みのため菊久月の夫婦が隣家を訪れる。中川の家では予想以上に悪い反応。直也と和枝のデート 、病院の仕事が長引きデートはお流れ
11
中川家からますが正三の件で断りの返事。
これまでに伏線はあったがここらに来て、色々とドラマらしい複雑な混迷状況
中川の家の文子が修一に惚れてるとか、トメ子も修一に惚れていて正三とトシ子の件を勘違いして中川の家に怒鳴りこみ、それを中川の者も正三とトメ子に何かあったのかと勘違いしたり。
写真屋の娘と修一のお見合いがもうすぐ
12
写真屋の娘とお見合い。トメ子乱入でぶっ潰す
写真屋の娘はこれでお役御免 か。
修一とトシ子、モヤモヤしながらもお互いが好意を持っていることを確かめ合う
直也、病院での仕事のためまたもやデートキャンセル
14
和枝、北海道へ旅ということで未出演
15
范文雀登場。直也の見合い候補の葉子
トシ子も見合い
16
トシ子も直也も縁談五乗り気でないものの相手といくらかの進展
和枝は16話まで登場はないが、15、16話ではクレジットがあり、直也の回想で登場
17
和枝、北海道から戻る。
18
和枝は北海道から戻り一度直也と顔を合わせるもまた喧嘩
この回では週一が直也の家へ飯を食いに行く約束をするも、行けなくなった(本当に行けなくなったのtか最初から直也と和枝の間を取り持とうとしたのかはあいまい)ということで和枝が派遣されることになり、直也と顔を合わせいい感じになったところで終わり
19
桃子の計画が騒動になる。
この桃子の計画はこれよりちょっと前の回あたりからほのめかされているが、基本的に甘々。この甘々具合がドラマとして詰めが甘いのか、若者特有の甘ちゃんな考え方なのか、どう制作者がどう視聴者に受け取ってもらいと思って描いているのかよくわからない。いまの目線で見ると、甘すぎてイライラするのだが、それに怒る父親と桃子とどっちもどっち、いやむしろ若者に理解のない癌後親父みたいな描かれ方さえされている。俺から見れば怒るのも無理はないのだけど。
ケーキ屋をやるために大学受験は止める。専門学校へ行きその後修行で2,3年。その後、修一のラーメン屋をもらってケーキ屋を始めるという(この計画を週一に話し修一もいずれ菊久月に戻らなければと考えており、賛同していた)。このラーメン屋、地所も借りているのでなく自分持ち(福松が買ってやったとのこと)。それを手に入れるだけで大金持ちでさえあり、金の事だけ考えるなら、そこから不動産業となりそうなものだが、そこへケーキ屋やってみたい、で、ケーキ屋なんて甘すぎる。
20
トシ子、縁談を受けることにする
葉子がラストに登場、次回へ続く
21
葉子、直也と和枝が会っていた直也の家へ来襲、三人での対面となる
22
直也が和枝に大事な話があると病院へ呼び出し、それが双方の家族に結婚の申し込みだと思い込ませる。おれはこれが結婚の申し込みだと周りが思い込む中、違うことだったという展開かと思ったが、そうはならなかった。直也の父親が菊久月に挨拶へ行くと言い出し、直也も呼び出され、それゆえ病院で会うことはキャンセルとなったのだ。なので、直也が和枝を呼び出したのは結婚の申し込みだったのかどうかよくわからないものの、その後の話の展開からは、結婚の申し込みだったのであろうという感じで、おれの予想は外れ。
終盤では直也と和枝、ドライブデート。和枝が洋装。初めてではなかろうか、序盤であったかもしれない。だが、中盤あたりからは意識して見ていたが、洋装はなかったはず。福松の和菓子屋なんだから店に出る者は着物という方針を素直に守っているものと思われる(常子はそれに文句を言ってわざわざ着物を洋装に替えていたときがあった、また桃子は割烹着というかのかな、和菓子屋の作業着で店に立っていることがある)

23
直也が和枝にプロポーズ。和枝も受け入れるが、桃子のせいで混乱が巻き起こる。桃子は勉から聞いた話を曲解し、直也が和枝を侮辱したと捉えていたのだ。
24
前回の騒動 の続き。まあこれについは桃子が悪いとしかいいようがないが、和枝もよくそんな不確かな話を信じて激怒できるなあ、と。また桃子も自分が悪いのに、全然しょげることなく軽口を叩いていてイライラする
最終的には婚約へ漕ぎつける
トシ子が結婚に乗り気でないことを見て取った修一がトシ子にプロポーズ
また修一は菊久月に戻ることを父に言うが一蹴
25
トシ子が修一のプロポーズに返事。今の婚約を断ることにして、修一 には黙っているように言う。自分が自由になることが優先ということだ。修一がこの件に関わっているとなると、隣同士の家の関係が最悪になることが明らか。
26
和枝と直也、両家対面、婚約成立
トシ子婚約解消申し入れへ。キクがますに婚約断りのために仲人のところへ行くのを付き添う。そのキクに正三が子の件は修一が原因だということを喋ってしまい、大騒動になるかと思いきや大事にはならず
菊久月夫婦で修一のラーメンを食べにくる。そしてこのラーメン屋を売って、菊久月をビルにするという案を持って修一が戻ることを許す
葉子、ラストで登場
「恋は盲目」という言葉が「恋は・・・」と音声カットされている。「恋はメクラ」と言っているのだろうか
番組タイトル「あしたからの恋」がセリフで出てくる
修一のラーメン屋に仲人のところへ婚約解消の申し入れをしたますに付き添ったキクらがやってきて、ああだこうだ言い合う場面。桃子が文子を慰めるような意味で「明日があるってこと」に文子があっけらかんと「恋なんていつどこで始まるかわかりゃしないんだから」と答え、勉が「明日からの恋のために飲みますか」

*0118
27,28
前回のラストに出てきた葉子がまたもや邪魔に入り、和枝、直也との間をおかしくする。まあ二番煎じでもあり、この27話と28話でも同じようなことが二回も繰り返されるので三番煎じでさえある
29
トシ子の婚約解消、ついにトシ子の母親にキクが真相をベラベラ喋ってしまい大いに揉めそうな展開
新子登場、正三の見合い相手として正三の兄が紹介してきた正三の田舎長野の女。
菊久月の夫婦、福松の兄の病見舞いで四国高松へ。
30
田舎者の新子に無愛想な正三、ニコニコ笑顔の新子だが、周りに誰もいないところでは暗い顔。なかなかいいシーンでありいいキャラである。
最終的には菊久月の皆に色々言われ、正三は新子を受け入れることになる
和枝と直也のデート先であるスナックで、トア・エ・モアが誰もいない海
トシ子の婚約解消が成立。全然大ごとにはならなかった。まあ解釈すれば、トシ子が婚約解消を訴えた際に理由として修一を上げたらトシ子の母親ますは激怒しそうであったが、そこから時間をおいたことで冷静になった、また仲人に婚約解消を申し出てしまった後となっては、今さらそんなことに怒るより、その婚約解消を成立させることのほうが大事だし、今さら仲人や先方にそんなことを持ち出せるわけもなく、ます自身もそれを隠す側に回ったということか
26話に続いて恋は盲目でカットが入る
31-32
考えてみるともうこの段階で主要な二つのカップル、和枝と直也、修一とトシ子、についてほぼ結論が出ているのであとは大団円に向かっての消化試合という感じ。しかも和枝の結婚式はまだ先で、その後に修一の件に取り掛かるという段取りなので、さほど盛り上がる事項もない。結婚指輪の購入とかそんな話だ。
まあ、その中でトシ子については、しばらくは噂が立つのを抑えるため静かにしていようという方針だったはずだが、それを覆し、菊久月で店番をお手伝いとしてやるようになる。。これをやることで近所には認知されようという計算だ。
あとは直也の父がキクのことやその他いろいろ考慮して、直也和枝に結婚したら、この家に同居せずどこかアパートを借りて暮らすように言う、という展開がある
終盤岡崎友紀が出ていない。最終回には電話の向こうの声だけの出演。変だなあ、ケーキ作りの学校へ入学して寮にでも入ったのだろうか。そういう説明はなかったと思うがなあ。
29話で菊久月の夫婦が高松へ行った際に、なぜか菊久月に和枝しかいないという設定でおかしいと気付いた。
27話に出ていなくて28話には出ている。がそこで特に不在にする理由なんてことは言っていない


-----
菊久月の夫婦は年齢差があるという設定で、山岡久乃はまだ若い感じが残る。直也が一目ぼれし、それにまんざらでもない表情の常子という場面もしばしば
前にも木下恵介アワーシリーズのところで書いたが、自分のガキの頃、テレビを認識しだしたころの印象が役者には強い。その頃老年であった人たちは、それより過去の作品を見ても、老年期をイメージさせられる。一方その頃まだ老年とまではいってない人の若いころを見せられているわけであるが、そこには違和感はない。
その典型が山岡久乃であろう。今シリーズではそれなりに若さもある役ということで、正面アップを見ると、なるほどと思うのだけど、やっぱり老年夫婦という風な印象が今シリーズにはある

キク、完全にこれまでの菅井きんの演じていたキャラとほぼ同じ
子どもたちの年齢。
修一とトシ子が同学年、和枝と文子が同年齢(22歳)と合せられている。さらに、勉が同じ年齢。
正三は30歳で26歳の修一よりは少し上。直也は修一と同じくらいだがちょっと年上なのかなあ、修一と正三の間であろう。
正三は菊久月に勤めて13年
菊久月の末っ子、桃子は19歳
修一とトシ子が同学年だが修一は早生まれ。時折トシ子が一つ上と言われている。これは1月に年が改まると年齢が上がるという感覚があるということがベースなのだろう。

ナレーションがないというのも大きな特徴か。これまで見た「木下恵介アワー」には印象的なナレーションがいつもあったはず

15話以降登場する范文雀だが、クレジットの際にフリガナがつくときとつかないときがある。

トア・エ・モアはトメの山岡久乃の前に単独表記
24話での磯村みどりのクレジットについて。
今シリーズのキャストクレジット順の基本形は
①進藤英太郎
②尾崎奈々とあおい輝彦の並記
③大出俊と小坂一也の並記
④岡崎友紀と林隆三の並記
⑤トメ山岡久乃
で、④と⑤にその他の人(*)が複数並記される。④と⑤の間には基本的に並記表記(上記「トア・エ・モア」は例外)でその間に並記が何回入るかは可変。
(*)といってもその回だけのゲストも入るが、それだけでなくレギュラー、それもそれなりに重要な役の人もそこに入る(磯村みどり、東山明美、山田桂子、野々村潔、市川寿美礼、丘ゆり子など)。また進藤や山岡を含めその基本形にある人も休演の回がそれぞれにあり、その際は空いたところに繰り上がるという形。ただ進藤が出ないからといって、尾崎が単独表記になるわけではない。
で、24話では④と⑤の間に何も入らず、④の岡崎友紀と林隆三のところに磯村みどりも加え三名並記
普段は④と⑤の間に数回入るところが省略されてるのだから時間は余ってるのに、岡崎友紀と林隆三の並記、磯村みどりの単独表記としないのは磯村みどりを単独表記にしたくないという意思を感じる。