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爆笑問題のyoutube【テレビの話】

朝起きてヤフーニュースをチェック。おれの最近のニュースチェックはヤフーだ。別に他意はない。単にスマホを持ったら一番アクセスしやすく、毎回アクセスしていれば、さらにアクセスしやすくなってしまうから、つまりは惰性だ。

爆笑問題がつべを始めたとのこと。ちょっと驚く。チャンネル名は「爆笑問題のコント テレビの話」
週二回の配信で、本日が最初。なぜか早朝に1回目が配信されているとのことで早速チェック
なんと4本も上がっている。コントを上げていくようで、すべて10分くらい。
4本中3本まで見た
見た感想・・・。うーん大丈夫かな。テレビではやれないようなことをやるとのことで、まあそういう固有名詞やテーマが出てきてはいるけど、テレビの域を、テレビバラエティでのつまらないコントの域を脱していない。いまつべで見せるべきはこういうものじゃないんだよなあ、という気が。物を食うとかの日常だとか、テレビの裏側を語るなどフリートークだとか、なんなら、今回のコントの製作意図やら裏側を語るだとか、ね。
いや、コントを上げてる芸人だっていっぱいいるし、その中でも数字がいいのもいるのではなかろうか。そういう面からいえば、そこに太刀打ちできるかどうかだな。
コントは6人体制、爆笑の二人のほかにウエストランドの井口が出ていた、他はわからないがタイタンの芸人だろう。
太田社長が別枠というか、そのコントの最中に一か所挿入される別撮りの映像で登場する。#1では「あっと驚くタメゴロー」、これでわかるように一発ギャグ的なものを入れ込む形式での登場
まあ正直言ってつまらん。チャンネル登録したから、今後更新されれば気付くが、していなかったら今後は気付かないことになるし、一度見てつまらんというイメージになってしまったので見もしないだろう。

昨晩から今朝にかけて。
エリザベス女王の体調急変のニュース、そして逝去。亡くなったとの報を見たのは寝る前だったか起きてからだったか・・・、ついさっきのことなのにもう忘れてる。まあとにかく体調急変から逝去までかなり短かったようだ。
オジンオズボーンが解散との動画を上げていて、それは冒頭ほんの少しだけしか見ていない(さして興味もない)のだが、解散し、うちひとりは芸人引退とのこと。
オジンオズボーンといえば正月のNHK演芸番組で時折見てたかなあ・・・。あと、そういえばと思い出し、ちょっとウィキで経歴や芸風を確認したが、最近ビバリーにそのうちの片方が漢字の覚え方みたいなネタをひっさげ出ていたはずである。
※メンバーの名前は覚えていなかったのだ。調べてみた、引退するのは高松、ビバリーに出ていたのは篠宮。

江戸の激斗 [時代劇]

オリジナル、1979年
今回放映データ
bs8
8/26~10/3

「江戸の渦潮」が面白かったので、続けて見始めた。今のところ第1話のみ。
意外なことにかなり作風が異なり、それもおれの好みでない方向、残念。おれの好みとしては江戸のマ町を舞台にしたありきたりの捕物、盗賊が出たり、横暴な旗本が町人を苛めてたり、みたいのを解決するような話なのだが。
メインは、小林桂樹と露口茂であるようだが、その配下にかなり多数がいる形。
第1話だけかもしれないが、映画『十三人の刺客』を思い出した。大人数にそれに比べれば少人数で叩きを挑むという構図。
時代背景が幕末とされ、世相が騒然としている空気、多人数で徒党を組んでの犯罪集団が跋扈しているという設定(それらが奉行所で対応できなくなり、秘密の別隊(この回で隊員から「遊撃隊」という名前が発案される)が組織(金で浪人を雇う)され、その隊の任務はそれらを葬り去ること、そして、奉行所とは関係がないこととされる。その隊の頭が元締の花咲長兵衛(小林桂樹)と隊長の毛間内以蔵(露口茂))。このあたりで、幕府転覆を狙う集団みたいなことを想像してしまい、そういう集団との戦いという風な作品と認識(まだ第1話しか見ておらず、そういう作品ではないのかもしれない、ウィキを見てもちょっとおれの勘違いのようである)。となると新選組なんかを想像してしまい、それはそれで捕物作品とは別ジャンルとなろう。
幕末を時代背景にすると、例えば必殺では「暗闇仕留人」だとか、「必殺からくり人・血風編」がそうなのであるが、時代背景のせいであろう緊張感漂うストーリーとなっているのだが、今作品もそう。「江戸の渦潮」にあったコメディ要素は、コメディ系俳優が全部排除され、コメディ要素もゼロ(小野ヤスシは出ている。また左とん平はこの後レギュラーとして登場するようだ)
「江戸の渦潮」にも出ていた人というと、それ以外に守田比呂也が出ている。また、終盤に古澤一朗(定を演じた古澤カズオ)もレギュラーとして登場するようだ
露口の声が異様に悪く聞きづらい。まだ太陽にほえろでも現役バリバリなはずなのに。
第1話ゲスト
岡本富士太、武原英子、玉川伊佐男、田中浩、上野山功一
岡本富士太はレギュラーなのかと思った。配下にたくさんいると書いたが、その内のひとりで、以蔵が連れてきた口のきけない男、この回の最後で殉職。
劇中歌、エンディングと二曲、ニューミュージック風のものが流れるのが印象的。
ナレーションが芥川隆行、まあ時代劇ナレーションでは第一人者で非常に耳馴染みがある声である

※追記 同日第2話まで視聴
2 闇にひそむ牙
五十嵐淳子、藤岡重慶、梅津栄、山本昌平、
岡部正純
ちょうど同時期必殺仕事人が始まったころのようで、だから必殺仕事人の影響ではないが、もうこのころまでに必殺はそれなりの地位を確立し影響力があったのだろう、必殺の影響が感じられる作品、闇の稼業、殺し屋が今回の相手であり、冒頭にその殺しの手口が映し出されるが、そこら辺は正に必殺。
一方で遊撃隊のほうも、複数人がチームを組んで相手の悪人を殺しちまうわけだから、必殺っぽいといえなくもない。
第1話を見ての懸念は杞憂でもあったようで、今回は江戸の町が舞台で、悪人を捜査し追い詰めるという形式、が一方で多人数同士での殺陣が見どころでもあるようで、それは第1話から継続している。

※9/8
3 鉄砲道の決斗
香野百合子、天津敏、榎木兵衛
都家歌六が新八郎と久坂の長屋の大家の役(チョイ役)で登場
この回は六人兄弟の盗賊の話
この回についていえば、遊撃隊から脱落者、しかも半数近くがいなくなる。遊撃隊は二人のリーダーと六人、そして密偵(松吉、久六)が二人。その中の六人から四人が脱落して、さらには一人が怪我をしており、残ったのは一人だけ。それでも遊撃隊は決行し、追い詰められるが、この脱落者たちが最後助けに来る。なぜ助けに来たのかは不明。レギュラーの役名、顔、キャラクター設定の把握を早くしたいところだ。
脱落の経緯は、集められた浪人六人、金を得たことで、その先の目標、なぜ命を張らねばならないのかに疑問が生じ、リーダーについていけない云々。
香野百合子は兄弟の妹で盗賊側だが、最後の殺陣に入る前の場面で遊撃隊が来たことを知るが、仲間を裏切りそれを知らせない。女の心変わりの理由はわからない。以蔵に惚れたのでは、というような会話がその前の場面であったが。
という風にちょっと首をかしげるような展開もある回。
前に書いたのと繰り返しになるが、同心岡っ引きが活躍する捕物作品とはずれた作風で、それゆえそういうものを期待しているおれからすると期待外れ。
幕末という時代背景からくる殺伐とした感じ、この時代背景で名称が隊とつくと新選組が連想されてしまう、そしてやはりその時代背景からか鉄砲が出てくるのも、捕物作品の趣旨からは外れる。
露口茂の役も「江戸の渦潮」では山さんを大いに連想させるものであったが、ここではそこからは外れており、冷酷さがいまのところ前面に出ている。

4 地獄の虫を叩っ斬れ!
平田昭彦、早乙女愛、堀田真三、市村昌治
5 けもの狩り
高沢順子、井上昭文
4話では道之介の許嫁が登場するという形でフィーチャー、5話では小助がフィーチャー。こんな風に一人ひとりフィーチャーされていくのかな。5話を見たあたりで、一応六人の顔とキャラは把握した。そういえば、字幕オンで見ていると、セリフを喋った人の名前が出てくるときがあるが、その際に久坂のみ名字で表示、最初の内は名字で表示される人と名前で表示される人がいるなあと思っていたが、久坂だけが名字、久坂は名前が「久坂 一(くさか はじめ)」で名前の表示だと「一」、わかりづらいからだろう。
ちなみに、色付きは長兵衛と以蔵。「江戸の渦潮」では、小林桂樹の半兵衛だけが色付きで、明確に3人のメインがいるのだから、3人を色付きにすればいいのに、と思ったものだが、ここでは、二人のメインが色付き。
メインの二人といえば、この4、5話の二回、ハイライトの殺陣にメインの二人が不在であり、それゆえメインといえど微妙に影が薄い。殺陣に参加していないのは突発事態により計画と異なる形で襲撃を行うことになったためである
大人数の遊撃隊がその数倍の大人数の賊を成敗するという内容で、その大人数のそれぞれを描いているためか、ストーリー自体は大味という気がする。
4話は娘の誘拐が頻発、異国に売られていたという時代劇でありがちな内容、その首謀者が将軍お抱えの能役者という踏み込むのにためらってしまうほどの大物であるというあたりが見せ場か。5話では単に大人数の盗賊一団と対決するというだけの話に小助とその賊の棟梁の娘との間に恋が芽生えるという話である
4話で左とん平登場、キャストクレジットではゲストのトップ

※9/26
今週末でこれの放映が終了する予定なので今日から視聴再開して最後まで見続けよう(回数を数え間違えていたようで、最終回は10/3だった)
6 泣くな! 新八郎友を斬れ
村井国夫、田崎潤、仁和令子
かなり間が空いてしまっての視聴再開なので、レギュラーそれぞれを多少忘れてしまっていたが、見ているうちに大体思い出した
仁和令子に違和感。この人は必殺にもよくゲスト出演していた人のはずで、このメモブログにもよく書いているはず。すぐ顔が思い浮かぶくらいに知っているのだが、今回はラストのキャストクレジットで見てびっくり。メインのほうの扱いだから間違いなく美津というメインゲスト高木(村井国夫)の妹のはずだが、見直してみても、「?」という感じだ。1979年の作品であり、それこそ必殺にもよく出ていたころでその顔を知っている時代。
サブタイトルにあるように新八郎が盗賊に加わった友の高木と対決するという内容。高木の妹、美津がもう助からない病で、それを盗賊の頭、黒蜘蛛の伝蔵(田崎潤)に援助され幾分か命が延びた。そしてそれを引き換えに盗賊仲間に入れられてしまう、そして新八郎はそのことを知り悩むという辺りが描かれる。そのためであろう、遊撃隊が盗賊を追い詰める姿みたいのはほとんどなく、盗賊が江戸での押し込みの仕事に取り掛かろうという一味が集まってるところに遊撃隊が乗り込み殺陣となり、また新八郎は高木と対決する。
なぜか藤太はこの回では隊に加わらない(冒頭で難儀な仕事だからと隊の多くが断る場面があり、その後他の皆は復帰するのだが、藤太だけは加わらなかった)

7 激流に消えた男
佳那晃子、浜田寅彦、中井啓輔
意外や意外、レギュラーの町藤太(夏木陽介)が殉職。今作品、OPテーマでキャストとしてレギュラーのみ紹介されており、おれは長兵衛と以蔵、そしてそれ以外の遊撃隊の6人は固定かと思っていた。
序盤から死亡フラグという感じの場面(占いが得意で、皆の要望で遊撃隊の中で次に死ぬ奴を占ってみたら自分に不吉な結果、花札の坊主札(満月)=死神、がでる)もあり、終盤はどんどん追い詰められていく、女(佳那晃子)を連れて大軍と戦闘、仲間は駆け付けようとしているのだが間に合わないという状況、のだが、それでも死ぬとは思わなかった。その殺陣は格好良く撮られており、またラストはその女と二人、川に流されていくというこれも鮮烈なシーン
第1話を見て、幕末もので殺伐とした世相が舞台ということで全体的な雰囲気も殺伐という感じがしておりその印象が自分に定着していたのだが、この回では始まり方が普通の捕物時代劇という感じ、商人(浜田寅彦)と幕府の実力者との間で賄賂。奉行所が捜査に当たるものの、捜査を受け証言した者や、奉行所での捜査担当者らが殺される。その中で関係者と思われていた人物が殺され、その娘が気が触れたようになる。その女と知り合うのが藤太、そして女は実は正気であることと、賄賂の証明となる話を父から聞いていたことを話す・・・、とありがちなストーリー。それゆえその幕末もので殺伐の雰囲気がない、おれがその幕末ものの特徴としているのが銃なのだが、そしてその銃は出てくるのだが、あまり殺伐さはない。でもそういえばこの前の回もそうだったかもしれない、ということは第1話で設定された物語の印象で思い込みが強すぎたのかもしれない。
そういやこの回もそうだが主役の小林桂樹はあまり出てこないので存在感が薄い。奉行から指令を受け遊撃隊を動かすという形式になっており、この回でも指令を受ける場面はあるが、その指令を受けて、遊撃隊に指示する場面もない。
奉行は声だけの出演となっていて、広間で長兵衛が誰かと向き合っており、その長兵衛だけが映り、奉行は声だけという映像構図。
この回に二度目の登場となる堺金吾が登場。藤太の友人。前回出たときもそういう設定だったっけ、もう忘れていた。
藤太が死ぬという意外な展開だったので次回はどうなるんだろとOPだけ確認してみたら、次回からは金吾が遊撃隊の一員となるようだ。そういうや今回も最後の殺陣に参上していた。この回ではキャストクレジットはゲストトップ
佳那晃子はウィキによると80年に改名してこの名にあったとあるが、これは79年、出演リストを見るとテレビドラマに関しては79年のものからこの名になっている。

8 宿場の対決
森マリア、勝部演之、蟹江敬三、堺左千夫、粟津號
今回は新八郎がフィーチャー。
やくざが青物市の権利を横取りするため、世話人一家や百姓を脅し市を立たなくさせる。潜入捜査に入るのは、新八郎、久坂、そして松吉。新八郎と久坂は示し合わせて芝居をして、両陣営にそれぞれ用心棒的存在として入り込む。新八郎は殺された世話人の娘と親密になっていく。
燐兵が出ていない、彼が出ないのはこの回だけの様。ここまで遊撃隊メンバーで出ない人はいなかったはず。特にその不在の説明はない。
そういや前回は道之介は出てはいるのにやけにセリフが少なかった、もしかしたらなかったかもしれない。確かに殺陣の場面とか出てはいるのだけど。
金吾が遊撃隊のメンバーに。そして以蔵と会話の中で、藤太の死体を見るまでは諦められないというようなことを言っており、藤太が生きている可能性がある、というかウィキを読まないようにしてはいるが、今後の回にも出演するようで、多分生きているのだろう。
蟹江敬三、悪役側のナンバー2的な役(悪役側の親分は勝部演之)でそれなりの役だが、まださほど有名でないころなのだろう、見せ場はあまりない。クレジットはゲスト枠で森マリアに次いで2番目

9/27
9 非情の罠・群狼を斬れ!
嶋めぐみ、睦五郎
都家歌六
見てる際に都家歌六っぽいのがいるなと思ったらやっぱりそうだった。やくざどもにショバ代を払えないということでその宿場町から追い出されそうになってるなにかの店の主人
睦五郎が割と大きな役、あまりこれまで大きな役では見たことがなかった。
久坂がフィーチャー。この数回は遊撃隊メンバー一人がフィーチャーされている。
第7話でもそうだったが、この回もラストは久坂が大勢を相手にし、そこへ他のメンバーが駆け付けるという形
この回では珍しく、というか初めてだと思うが、奉行からの遊撃隊出撃の指示はなく、むしろ長兵衛が火盗のやり方に意義(この回は火盗が不正に関わっている)を申し立てに行ったことを咎めてさえいる。
久坂が居酒屋で知り合った田舎から出てきた男と仲良くなり家にまで行き酒を酌み交わす。が、翌日その男は殺しの容疑で火盗に捕まってしまい・・・というストーリー
挿入歌はこれまでは大抵第4幕、クライマックスシーンの直前くらいに流れるのだが、ここでは、それよりも大分早めにかかる
挿入歌というのは必殺仕事人の途中から、その後必殺仕事人シリーズで入れられていた。必殺仕事人は人気が爆発し、その楽曲でも商売しようと売りたいがため、という魂胆が見え、また、その場面ではセリフが少な目になり、登場人物が移動している場面などが多く、尺稼ぎにも見えあまりいいイメージではない。

9/28
10 奪われざるもの
田中明夫、小栗一也、内田勝正、岡本麗
以蔵フィーチャー回。
以蔵が行きつけの蕎麦屋へ。そこで蕎麦屋(小栗一也)の娘てるがさらわれる。以蔵が追って事なきを得たが、その娘の事情(娘は実は捨て子で、その祖父だという男が返してほしいと言ってきている)を聞いているうちに再度さらわれる。このままじゃ危ないということで以蔵が預かることに。その祖父というのが盗賊の太兵衛(田中明夫)で、力ずくで奪おうとしていたのだった。以蔵はこれは私事と、ひとりで守ろうとするが・・・、というようなストーリーの中で以蔵の妻(すでに亡くなっている)についても語られる。以蔵のほうを多く描いているため、盗賊側のほうが薄い面もある。手下に内田勝正がおり、太兵衛が囲っている若い女(岡本麗)と示し合わせ親分を追い落とそうと相談している場面なんかがあるが、そこら辺は尻切れ
そしてこの回でも以蔵一人が大勢を相手にしているところに遊撃隊メンバーが到着するという形。
冒頭に殺しの現場を目撃する新八郎たちという場面があり、そこで殺されていたのは目付であり、それに関わった奴らを殲滅しろと長兵衛に命令がくだる。が、その目付は町人にめっぽう評判が悪く遊撃隊のみなも消極的で、今回の件は降りると言い出す。長兵衛と以蔵は皆がいなくなってから、実は皆が断ってくれてほっとしたなどと言っている。で、この件がその後まったく描かれず不審に思ったが、最後に使われていた。
これは以蔵の私事ということで報酬が出ていなかったが、長兵衛はラストで五両ずつみなに配る。そして奉行と長兵衛の場面、奉行はあの目付は賄(まいない)を取っていたことがわかったので、失職となったからあの命令の件はもうやらなくていいと言い出し、長兵衛はでも皆に五両ずつ配ってしまったのですが、と問い返すと、まあそれはそれでいいとうやむやに。

11 魔の影
珠めぐみ
新八郎の柴俊夫が二役で、もう一方は公方様の御落胤で女をさらっては残忍に殺し、町中へ捨てるという異常な性癖を持つ。
挿入歌「風に吹かれて」が今回はエンディング、挿入歌はなし

12 通り雨
生田悦子、峰竜太、亀石征一郎
久坂フィーチャー、そして燐兵が久坂にしまのことを打ち明けるという場面がある。これまで目立っていなかった燐兵だが、それでも女房もちという風にキャラだけは目立つよう設定されており、それが他の隊員に初めて知られたということになる
生田悦子かあ、おれは違う人だと思っていた。その人の名が思い出せない。こういうこの時代の連続時代劇でメインゲストでよく出てくる人なのだが、どの作品のどの回ということを明確に覚えていないので、探しようがなく。(「江戸を斬るIV」に出ていた。金沢碧である)
この回は道之介が出ていない
亀石征一郎と峰竜太が兄弟、弟の峰は妾の子、そして生田悦子は兄の許嫁だったが、弟と一緒に駆け落ちして江戸へ。兄弟が独特な同じ剣筋の剣法。独特な剣筋というのは時代劇で時折扱われる
亀石が狂人的な役柄で、そもそも峰と生田が家の廊下ですれ違っただけで、嫉妬して生田を打ち据えるなどをしており、そのようなことが度々だったことが峰と二人で逃げた原因。そして生田を執拗に老い回し、江戸では盗賊の首領となっている

13 名もない男達の詩
井上孝雄、原田清人、剣持伴紀、二見忠男
前回は布石だったのだろう、この回は燐兵がフィーチャー、そしてしまの件が以蔵に知れてしまい、そのことが以蔵の作戦に影響を与えるという内容。
八王子の宿場を占領した一派がどうやら浪人を巻き込んで幕府転覆を狙っているとの情報から、殲滅を奉行が長兵衛に言い渡す。という第1話にあったおれの言うところの幕末感が出ているような内容だが、ここのところずっと普通の捕物時代劇風だったので、その延長で見れる。
奉行の後ろ姿、影になっていて真っ黒だが、それが映る。今シリーズ初だったと思う
この回も道之介が出ていない

9/29
14 迷い道
篠ひろ子、平泉征、町田祥子、山本昌平
少女のころから以蔵に思いを寄せている女が篠ひろ子で、彼女と一緒に駆け落ちした元同心(以蔵の部下だった)が平泉征という構図。が、彼女が以蔵に思いを寄せ続けていることで男は悩み続け次第に荒れていき、女は男の元を逃げ出し、男は女を追い続け、そして江戸で以蔵とも再会する。
挿入歌「風に吹かれて」が今回はエンディング、挿入歌はなし
小助が出ていない
ここまでの遊撃隊各メンバーについて。出番の多少、存在感で差がある。新八郎と久坂はフィーチャーされる回も多く、そしてそうでない回でも出番は多く、この番組の顔ともいえる感じになっている
一方で小助、道之介、燐兵は多少存在感が薄い。この3人は出演していない回があるというのも共通だ。燐兵については前に書いてあるが、女房持ちという目立つ設定があり、そして前回でそれがフィーチャーされていた。道之介はおゆきと恋仲であるというこれまた目立つ設定があるので、いずれそれが大きく取り上げられる回もあろう
金吾は途中参加ということでそれはそれなりに目立つ登場といえるし、なんたって演じるのが左とん平ということでちょっと出るだけでも目立つ。
あと長兵衛の存在感の薄さがとても気になる。主役なのだからいずれ大フィーチャーされる回もあろうが、今のところ出番が少ない回が多い。それゆえともいえるが、一方で以蔵は遊撃隊の隊長として実質ドラマの中心人物、主役といってもいい感じである
OPでレギュラーの顔が格好良く映り、そこで以蔵は刀を振り回す映像がその刀の動きに合わせて他の模様が混ぜ合わせられて作られた映像があるのだが、これがCM前に入る映像としても作られている。これは短い映像が切れ切れにされていて、誰が映っているのかわからなかったがスローにしてわかった。こういう重要な映像が以蔵で作られているということからも作品の中心に据えられていることがわかる
OPがちょっと変な感じで、これは再放送だからだろうか。まず①前口上のナレーションが入り、そこで、長兵衛、以蔵、遊撃隊6人の映像。②ではキャストクレジットとしてレギュラー陣がクレジット(ゲストはED)、さらに一部スタッフのクレジットも。①と②で音楽は異なるもの。そして①と②が続けて流れるのだが、①の終わりと②の始まりの音楽と映像(上に書いた以蔵が刀を振り回す映像)が同じものなので、同じものが二回連続で流れる感じになっている。本放送では①と②の間にCMがあったのではなかろうか

15 帰って来た藤太
佳那晃子、西沢利明
この回はここまででベスト
フィーチャーは金吾、そしてサブタイトルにあるように藤太が生還。佳那晃子は第7話で藤太とともに川を流されていった女、お篠で、こちらも生還、今は夫婦のような関係になっている。そしてお篠を守るため、刀を捨てており、隊も抜けることになる。
藤太はこの回の序盤に生還の場面があり、その後はあまりストーリーに絡んでこなくて物足りないなと思っていたら終盤に一気に話に関わってくる。この場面がとてもいい。
ストーリーは、江戸で陰惨な誘拐事件が頻発。身代金を届けに来た者を殺し、そして人質は目を潰され舌を引っこ抜かれ戻る。
金吾が金のためもあり、商家の坊の用心棒をやっていたが、その坊も誘拐されてしまう。金吾は隊に報告せず、助けも求めず一人で行動する。この坊の事件を松吉が嗅ぎつけ以蔵に報告に来た際に、金吾はそれを嘘をついてまで否定する。
その商家の旦那が西沢利明、これが坊の実の父でなく、嫁の連れ子。で、冷たくしている。西沢は悪役のほうが似合う人なので、この冷たさが、誘拐事件の仲間ではなかろうかとか、誘拐事件とは別の一派の悪党ではないかと思ったのだが、そうではなく、今までは金吾のせいだから、身代金も金吾が用意し自分でこの件を解決しろと言い張っていたのだが、嫁と金吾の説得で、身代金は出すから、交渉して息子を取り戻してくれとなる。
で、身代金を持って金吾は誘拐犯のところへ行くが、相手も強く、金吾はやられてしまい、藤太のところへ戻り、真相を話す。そこでお篠が刀を渡し、その子を助けてやってくれと。
町 藤太(まち とうた):夏木陽介のクレジットはエンディングで、「ゲスト」と出る前のところ。
挿入歌「風に吹かれて」が今回はエンディング、挿入歌はなし

9/30
16 雪の名なし橋
藤真利子、佐藤仁哉、佐々木剛、高木二朗
飯屋(主人が佐々木剛)の女中が藤真利子で、幼馴染の男(佐藤仁哉)と思い出の名なし橋(本当は七つ橋という)で再会することを待ち望んでいる。彼女とその男のことを以蔵は知っており、またその男は今は盗賊になっており、彼女に会いに来るのではないかと探索中。
この男女と飯屋の主人、以蔵の動きが多く描かれており、遊撃隊の活躍は少な目

17 みれん花・野盗 暁の襲撃
織田あきら、高桐真、長谷川弘
藤太登場回、そしてお篠の生き別れの弟が登場する。
金吾たちが追っていた男がそれで、お篠はそれを見ていて、そして守り袋で弟だということを知る。が、彼は遊撃隊が追う盗賊の一味。藤太はその弟を救うため遊撃隊と敵対的な行動をとる。
16、17話とも道之介が出ていない。そして挿入歌「風に吹かれて」がエンディング、挿入歌はなし

18 復讐の狼
沖雅也、永島暎子、川地民夫、うえだ峻、外山高士
この頃の沖雅也は存在感が際立っている。
長兵衛が五年ぶり島帰りの男(沖雅也)を迎えに行くというところから話が始まり、ついに今シリーズ初となる長兵衛フィーチャー回かと思いきや、出番が多いのは序盤だけだった。
その島帰りの男は若いながらもやくざの親分で殺しの罪だったのだが、そうでなかったのかもしれないという思いが長兵衛にあり、そういうことが気になり会いに行ったのだった。
で、その後のことも気になり燐兵に見ているように頼む。
この件とは別に江戸から離れた場所での脱獄囚の一団が道々で殺戮を伴う押し込みを繰り返し江戸へ向かってきており、その一団の殲滅が奉行から命じられ、遊撃隊が出動、ということで旅ものとなり、小助は相手方の人数を聞き、俺が行くまでもないと降り、この場面だけの出演。
また、道之介が出ておらず、が、出ていない道之介がどうしてるかと久六や長兵衛が気にする場面がある。
というわけで燐兵と他の3人は別事件の捜査となるのだが、そのまま旅先で一隊となり事件を片付ける。後者の脱獄囚の件は最後まで触れられずどうなったのかなと思ってたら、沖雅也親分の子分がその脱獄囚の一団で、その一の子分(川地民夫)が五年前の事件も親分を嵌めたもので、そして島から帰ったと聞き、また嵌めようとしていたのだった
挿入歌「風に吹かれて」がエンディング、挿入歌はなし。ここのところずっとだ

19 囮・危険な取引き
佐藤オリエ、蟹江敬三、神田隆
蟹江敬三が二度目の登場、ここでもゲスト枠で2番目のクレジット
この回は今シリーズ初、小助がメインで、その生い立ちも少し語られる。演じるのは三浦浩一で、まだ若く初々しい。演技は気負っていてくさい、硬いという印象。どこかのアイドルがいきなり演じているみたいな感じ。キャラ設定はいつもイライラしている若者といった感じ
このところずっとそうだが挿入歌「風に吹かれて」がエンディング、ウィキを見たら、このまま最後までそうなるとのこと

20 傷だらけの二人
由美かおる、石浜朗、菅貫太郎
以蔵の幼い時からの無二の親友が石浜朗で、彼の一周忌に以蔵が墓参りに行くと、女(由美かおる)が墓参りに来ていた。女は芸者で、以蔵を殺そうと狙っていた。実は以蔵がその友人を斬っており、それには事情があった。またその芸者と友人との間にも隠された事情があった。
と、ここらを描くのに多くの時間が割かれ、遊撃隊はあまり活躍しない。
金吾と小吉は出演していない

10/1
21 日蔭の花を救え
本阿弥周子、石橋蓮司、住吉道博
本阿弥周子、序盤で気付かず。岡場所で人質になっている女郎。回想場面で化粧を落とした顔を見て気付く。
住吉道博はその女郎を可愛がっている客で、老中水野の息子、長兵衛はじめ遊撃隊連中からバカ呼ばわりされている道楽若殿様の役なのだがこれがものすごいはまり役。顔を見て、あっ知ってるとは思ったものの名前を思い出せず。
助け人走るの為吉(住吉正博名義)だ。
この人はこんな役がはまり役かあ。あまりこういう役をやってるのを見たことないはずだが、見た瞬間、バカとわかるうまさ。
岡場所で店に押し入れられ店ごと人質にされ、磔獄門にされようとしている盗賊の釈放を条件とされる。普段ならそんなもの見捨てるはずなのだが客の中に上記にあるように要人の息子がいたので、遊撃隊が秘密厳守で助け出さなければならない羽目に陥る。
珍しく長兵衛が殺陣に参加、これまでほとんどなかったはず。現場に赴くこともあまりなかった
その店の前に遊撃隊が陣取り様子を見張るという展開で。おゆきが注文された出前蕎麦を運び、人質にされるという展開。おゆきがこういう風に物語に絡むのは初かと思う、そしてその過程で道之介も多少セリフが多い。おれはこういう展開になり、道之介がフィーチャーされる回になるかと思ったのだが、そうでもなかった。
この回では突出して誰かがフィーチャーという感じでもないが、新八郎がフィーチャーされているといえるだろうな。医者の付き人のふりをして見せに潜入した新八郎、初音(本阿弥周子)を見て、かつて惚れて顔見たさに毎日筆を買いに通った筆屋のお初だと気付いて・・・、という展開
19話のところで以降「風に吹かれて」がエンディングになると書いたが、この回は挿入歌として「風に吹かれて」が第2幕冒頭という早い段階でかかり、エンディングはシリーズ序盤と同じく、主題歌「陽だまりの彼方へ」

22 熱い眠りにこころ残して
二ノ宮さよ子、峰岸徹、近藤宏
小助殉職。藤太の殉職(死んではいなかったが)の回と同じく、終盤にかけて段々状況が悪くなり、まさかと思っていたが殉職してしまった(藤太のこともあったから、殉職はありえないと思っていたわけではないが)。そして思い返すと、この回ではそこまでとても小助が格好良く撮られていて、さらにまさに死亡フラグ、今回の仕事が終わったら隊を止め田舎へ戻って元の漁師をやる、そして女に向かって惚れているんだ、一緒に来ないか、と。
その惚れられる女は二ノ宮さよ子。おれは必殺剣劇人での彼女が印象深い。で、その頃と比べると時代が10年くらい前のためか顔はかすかに面影があるという感じなのだが、声が特徴的でそこでわかった。
金吾不在。そして久六とおゆきも出ていなかったように思う。この二人はこれまで登場しない回があったかどうか。
藤太登場回だが、藤太復帰後、彼の登場回はメイン的扱いだったがこの回では助太刀程度である。

23 遊撃隊、内部の敵!?
船戸順、稲吉靖司、大下哲矢
燐兵がメインで、その嫁しまと久坂もフィーチャー。
長兵衛が殺陣に参加
新規の遊撃隊員、丸目二郎登場、この人はOPの映像には出てこないでEDで「ゲスト」の前にクレジット。演じるは古澤一朗、江戸の渦潮の定(古澤カズオ)であるが、かなり趣の異なるキャラであり、ゆえに顔も前と雰囲気が違っているからか、こんな顔だったかと思う
久坂の石橋正次というのは、実はおれは今回初めて知った名前。が、ウィキを見る感じでは知名度の低い人ではないようだ。今作ではかなりメイン的扱いであり、それゆえとても格好良く撮られており、好きになった。
70年代の青春俳優というか、髪がボサボサでやんちゃでいい男、例えば中村雅俊とか松田優作とか。それこそ、江戸の渦潮で定の古澤カズオの印象を根津甚八、火野正平なんかの名前をあげているが、そんなのにも近い。
道之介は登場しない。ナレーションで高熱のためとされていた、もちろん演者の名高達郎が、ではなく、道之介が高熱のため作戦に参加していないということだ。
冒頭で久坂と燐兵が背中合わせになって敵との戦い、こうすると、自分の背後はもう一人が守ってくれるからだ。だが、燐兵はしまの赤ん坊ができたという言葉を思い出し一瞬の隙ができ、敵が向かってくる一太刀を刀で受けずに身を避けてしまった。そして久坂は背中を斬られる。これがサブタイトルの意味。で久坂は燐兵への不信を高め燐兵は隊を辞めるといいだし・・・。この回は他の隊員にも良いセリフがあったりで、うまくバランスが取れてるように思う
燐兵はしまを人質に捕られ、隊に敵の居場所を知らせずに一人で立ち向かうが、松吉が敵の居場所を配下とともに探り当て、そして隊が駆け付けるという展開。
ここは燐兵が遊撃隊に敵の居場所を知らせる方が良かったと思う
燐兵は、「妻子持ちの隊士」として隊に残ることになった

10/2
24 必死の脱出!!
石田信之、竹井みどり、小栗一也、山本清、武藤英司
ついに道之介フィーチャー回でおゆきも大々的にフィーチャーされる
美濃大垣藩からの依頼で公金横領の駆け落ち者を捕まえることになるが、その前夜に道之介はその二人(石田信之、竹井みどり)が襲われているのを助けて家に連れてきていたのだった。という始まり方で、事情を調べるに、殿様の代替わりを強引に行おうとする江戸家老一派と、そうはさせじと国元の城代家老に連絡を取る一派。がなかなか国元への連絡はうまく行かず、切り殺されてしまう。
そして今回江戸を出る二人。女の方は、御留守居役(小栗一也)の娘だが、留守居役は江戸家老派。が父娘の対面の場面で、父は江戸家老に取り入り江戸家老派に見せかけていたのだった。
その二人に正当性があり、公金横領も嘘だったということで、この二人を助けることになる。
囮で道之介とおゆきが敵を引き付ける間に二人を逃がすという作戦となる。ここでおゆきが囮になることを言うと、皆が反対、ここでおゆきが気持ちを吐露。見せ場である
「私をただの飯炊き女だと思わないでください、何もできないけれどみんなが出かけてる時どんな気持ちで見送って いるか、留守番してる時みんなと一緒に刃(やいば)の下を潜っているつもりで勝利を念じている。今やっとお役に立つ時が来たのです、私にやらせてください」
また、二人が囮になり追い詰められると、私のことがせめて愛していると言って、などとラブシーン、こちらはちょっと白ける。
道之介はおゆきを逃がすため、川へ落とす。事が終わり、おゆきを探すと川で気を失っている。小屋で上半身裸になりおゆきも脱がし(このときおゆきのおっぱい、乳首が見える)体を温めてやる、道之介はおゆきにさっきの返答で「好きだ」と叫ぶ。おゆきが気を取り戻し抱き合いエンド。
駆け落ちを装うその二人組を逃がすのが目的であろうから、最後に、江戸家老側を遊撃隊が全滅させてしまうのはやり過ぎかなと思う

25 風に舞う必殺四方剣
浅野真弓、香川良介、堀田真三、須藤健、北川欽三
忍びの話。微妙に話の辻褄が合わないなあと思いながら見ていたが、事の真相がわかると、まあ納得できる。
浪人4人組が各宿場で狼藉を繰り返し、江戸に迫る。単なる食い詰め浪人なのか、それとも目的があるのかと、新八郎が派遣される。新八郎は荒れ果てた宿場で隠れている口の利けない女おてると出会う。
新八郎は4人組と対峙し負傷を負う。目覚めると自宅で、以蔵、久坂がいる。おてるが連れてきたという。
いやいや、あの距離をおてるが新八郎を背負って? 江戸でどうやって新八郎の家を探し当て、遊撃隊の仲間を探し当てた? となるが、おてるは実は4人組の妹、忍びの一員ならなんとか新八郎を江戸まで連れてこれるかな、そして江戸を連れてきたら、偶然遊撃隊の誰か出会って、ということもあるだろう。
でも、なんでおてるは宿場で隠れていたのか、となると、兄の4人組とは敵対的であったということもあろうかと。

10/3
26 さらば遊撃隊
山田吾一、川合伸旺、木村元、夏海千佳子
最終回
山田吾一は悪役ばかりではないが、悪役が多め。ここでも怪しい素振りで登場で悪役かなと思ったがそうでなく、そしてなかなか映える役。残念ながら中盤以降は登場がない
そして中盤以降のメインゲストは川合伸旺、こちらは悪の親玉役。
最終回らしくいい出来。
中盤で道之介殉職という展開
御用党という盗賊が跋扈。天下国家のためと称し押し込み強盗、両替商から大名の借金証文を盗んでいく。幕府の威信にかかわるため長兵衛は奉行から殲滅を命じられる
どうも裏には薩摩藩が絡んでるらしいと捜査が開始。その薩摩藩の藩士で浪人を集め世話しているという妙な動きをしているのが益満休之助(山田吾一)で、最初は御用党の首領かと疑われるのだが、そうではなく、むしろ藩内に御用党がいるらしいと遊撃隊から聞き及び、それを探索し始める。この過程で御用党連中に追い詰められたところを道之介が割って入り、道之介は斬られるのだ。
道之介の敵討ちにはやる遊撃隊だが。
御用党の首領は直参旗本の有本(川合伸旺)、そして彼がなんと南町奉行に就任。前の奉行はいなくなり当然遊撃隊は解散。遊撃隊の面々はそれでも敵討ちだと主張するも、長兵衛も以蔵も自分は奉行所の飼い犬だと、それを拒否。隊員はみな出ていき、そして長兵衛と以蔵は新奉行を討ちに行くことを確かめ合う、とこの場面は見事。
ラストは長兵衛以蔵に、藤太も加わわった遊撃隊メンバーが追いつき、全員で新奉行一行を襲撃。
最後のナレーションで幕末を思い起こさせる。「安政四年師走、徳川250年、太平の夢、今破れて、時代の奔流が押し寄せようとしていた」
この回では薩摩が慶喜を次の将軍にしようと奔走、彦根藩の井伊家と争っており、それを有本は天秤にかけ、どっちにつけば自分が出世できるかを考えていたというストーリーもあった。大名の借金証文は、それを反故にすることでその大名を支配下におけるという考えであり、それを井伊家に渡すことによって井伊家は次期将軍について発言権を増し、一方で有本は南町奉行への出世を掴んだ


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太陽にほえろ的な作りが江戸シリーズにはあるというが、今シリーズも考えてみるとちょっと類似性を感じる。かなり多めの隊員がレギュラーでおり、そのうちの一人が各回でフィーチャーされるというのはまさにそれ。
長兵衛がボス的役割で、そこの出番が控えめというのもそういえば太陽にほえろ的かもしれぬ。
名高達男、名高達朗→名高達郎に1980年に改名とウィキにある。この作品は1979年だが「名高達郎」となっている
主題歌挿入歌は長瀬晴美という人の歌唱。どちらもなかなかの楽曲で、そしてなかなかの歌声。検索してみたが、詳細な情報はあまり出てこない。グループサウンズのバンドにいたことや、その後、今作品が制作された70年代後半に何枚かレコードを出してるようだ

これが放映終了後、この枠は時代劇じゃなくなるようだ(ドラマでさえない)。残念
※追記11/4
来週の番組表を見たら、11/8(火)から、時代劇が復活するようだ
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<時代劇名作選>『江戸の朝焼け』
毎週(月)~(金) 09:00~10:00
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この「江戸の激斗」は朝8時からだったような気がするが。
ちなみに、新たに始まる『江戸の朝焼け』の前に放映されていたのは「<韓ドラ>『悪い愛』」(これも連続ドラマ)となっている