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古畑任三郎(田村正和追悼企画) [テレビドラマ]

07/06(火) 14:45 -
フジテレビ|60分
古畑任三郎【ゲスト:明石家さんま(シ―ズン2#1より)後編】[再][字][デ]

07/05(月) 14:45 -
フジテレビ|60分
古畑任三郎【ゲスト:明石家さんま(シ―ズン2#1より)前編】[再][字][デ]

田村正和追悼企画で何本か古畑が放映されていた。そしてそれが好評だったか、また先日も放映されていた。
それらを全部ではないが録画したので順次見ていくことにする。
この明石家さんまの回は多分スペシャル版で1時間超の作品なのだろう、それを二日にわけて放送しているので、初日の最後の方と二日目の最初の方が20分ほどダブっての放映。
内容は・・・まあとくに感想はない。あっ、秋本奈緒美、懐かしい

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7/12視聴
上記「明石家さんま」回に続いて放映されたのが、「石坂浩二、藤原竜也」回
7/7-9の上記と同じ時間帯に放映
3日間に分けての放送で、やはり重複するようなスタイルでの放送。
この回については書きたいことがいくつかある。
石坂が犯人に浮上するまで、全然そうなるとは想像してなかった。まあ、してやられたという感じだ。
古畑のフォーマットからすると藤原が犯人でそれを古畑が追い詰めてという展開の中、なんでメインゲストのところに石坂の名前があるのだろう、やけに地味な役柄じゃないかと思っていたのだが、そういうことだったか。
ただまあ、寸分の隙もなくいい作品かと言われれば、そうでもなく、疑問の残るところもあった。古畑が見てないが視聴者は見ている事象を古畑がなぜか知っていて滔々と謎解きをするところとかだ
藤原竜也、うまい。特異な魅力。犯罪者としては魅力的な俳優。見たことないわけではないが、あまり若いころのものは見てないのかもしれない。どこか狂気をはらんだ目が魅力的。おれは藤原竜也と上川隆也を勘違いしてた。今度、大地の子の再放送が始まるが、それの主演が藤原竜也だったかと。で、若いころは特に注目されていたのかと勘違い。
吉田日出子がおばあさん役で。あんまりおばあさんに見えないなあと思いつつよく見ると吉田日出子なのでびっくりした。
この作品にしては珍しく横溝正史の金田一シリーズのような舞台設定で、そこに石坂浩二が出ているのも面白い。もちろんそういう狙いだろうけど。
このシリーズはフジテレビらしく、軽い面もあり、例えば今泉の扱い、それがやりすぎていないところが良い。やりすぎると面白くなくなる。それは後の三谷の映画なんかに感じるが。

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7/13視聴
「イチロー回」
これは田村正和の訃報直後の放送(5/20、21の14時45分~15時45分)
二日に分けての放送だが、上記と異なり重複するところはない。
イチロー、結構上手い。

「松嶋菜々子回」
これは5/21の20時~21時58分に放送。追悼放映らしく、冒頭に生前の田村のこの作品に関するインタビューや、田村の生涯、この作品との関わりなどのナレーションが入る。
内容としては、してやられたというか、最後の方になり意外などんでん返し。なのだが・・・。ちょっと釈然としないというか。
大野もみじ・かえで(松嶋菜々子・1人2役)、双子の姉妹で二人で組んで加賀美京子という名で脚本家をやっている。かえでがもみじを殺したという体で話は進むが、終盤に実はもみじがかえでに成り代わり、かえでを殺していたということがわかるのだけど。
もみじとかえでが入れ替わる場面というのが序盤にちゃんとあり、俺も見てて、あれ? 入れ替わったのか、なんで入れ替わったんだろ、と思ったのだけど、字幕オンの字幕で話者の名前が表示されるところで、入れ替わったように見えただけで入れ替わってはいないかのような表示。すなわち、もみじがかえでに入れ替わったなら、そのかえでに入れ替わったもみじは、話者としては「もみじ」なのだけど、「かえで」と表示されていたのだ。その後も、実際にはかえでは死んではいるが、かえでに成り代わっているもみじの行動が全部「かえで」がやっていることにその字幕情報上はなっているわけだ。これはミスリードだと思うが。
さて、そのこと踏まえ、このシリーズの特徴として「本作は倒叙式であるため、視聴者は「誰が真犯人なのか?」という興味ではなく、「真犯人をどうやって追い詰めるか?」という点に目が向けられることになる。そのため、放送の前半に犯人役及び犯行シーンが公開される」とあるが、今作は真犯人だと思われた人物が後半で覆される構成になっているように思える。おれは、上のような見方をしてしまったので、ミスリードされてしまっただけで、字幕をつけていなければ、真犯人はもみじだとみんなわかって見ていたのだろうかがちょっと判別できにくくなってしまってる。字幕をつけていなければ、入れ替わりの場面で、二人が入れ替わったから、もみじになったかえでが、かえでになったもみじに殺されたということをわかって、後半を見ていったのだろうか、いやいやそんなことはないだろう。
とにかく。あの字幕については話者の名前を表示しない形でやるべきであろうとは思う。
あっ、でも登場人物もかえでがもみじを殺したと勘違いしているのだから、やっぱりこの作品は最初から真犯人が明らかになるという作品ではないということなのだろうな

さてさて。
いくつか見てみて。面白いけど後には残らない作品、見てるうちだけ面白いというタイプ。サザエさんとか孤独のグルメとか、と同じ・・・、とまでは言わないが、それに類する。サザエさんとか孤独のグルメ、サザエさんは見てないけど、そういった作品の場合、見てる最中も大して面白くはなく、ただやってるものを眺めてるだけみたいなところがあり、この作品はそんなのよりはずっと頑張って作ってはおり、そんな消費のされ方はされたくないだろうけど、なんというかミステリーとしては、ちょっと薄っぺらい感じがする。でも、毎週やっていたら楽しいだろうねえ、と思う。
今回見た4本。そのうちさんま回以外の3本が「ファイナル」というもので2006年正月に放映されたラストの3本。
さんま回はシーズン2の第1話で1996年。通常放送の25分拡大版とのこと

ほかに6月上旬にも放映されていたがこちらは録画を逃した--
 6月3~9日には「メディアミックスα」枠で「汚れた王将」(共演・坂東八十助/第1シリーズ5話)、「殺人特急」(共演・鹿賀丈史/第1シリーズ8話)、「VSクイズ王」(共演・唐沢寿明/第2シリーズ6話)、「ニューヨークでの出来事」(共演・鈴木保奈美/第2シリーズ10話)、「再会」(共演・津川雅彦/第3シリーズ5話)の5エピソードを再放送。

オンエア後には「他のエピソードも見たい」などの声が多く届き、今回のさらなる再放送が決まった。

 放送日程は以下の通り。

 (1)7月5日(月)6日(火)「しゃべりすぎた男」前編・後編(共演・明石家さんま/第2シリーズ1話)
 (2)7月7日(水)8日(木)・9日(金)「新春ドラマスペシャル 古畑任三郎ファイナル」の「今、甦(よみがえ)る死」前編・中編・後編(共演・石坂浩二、藤原竜也)
 (3)7月16日(金)「さよなら、DJ」(共演・桃井かおり/第1シリーズ11話)
 (4)7月19日(月)「笑わない女」(共演・沢口靖子/第2シリーズ2話)
 (5)7月21日(水)「赤か、青か」(共演・木村拓哉/第2シリーズ4話)
 (6)7月23日(金・祝)「忙しすぎる殺人者」(共演・真田広之/第3シリーズ2話)
 (7)7月27日(火)・28日(水)「ドラマスペシャル 古畑任三郎」の「しばしのお別れ」前編・後編(共演・山口智子/第2シリーズ11話)
 (8)7月29日(木)「完全すぎた殺人」(共演・福山雅治/第3シリーズ8話)
 (9)7月30日(金)「雲の中の死」(共演・玉置浩二/第3シリーズ9話)
 (10)8月4日(水)・5日(木)「最後の事件」前編・後編(共演・江口洋介/第3シリーズ10話・11話)
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この後にも放映されるらしい。録画を忘れないようにしよう

※追記 8/5視聴
桃井かおり回と沢口靖子回
桃井かおり回は第1シリーズで、このシリーズについてはすでに見ていて、このメモに残してある。まあ全部忘れているから楽しめるだろうと見てみた。見たことあるという程度には覚えているものだ。
田村正和が若いなあ
沢口靖子も若い。そしてあまり笑わない役(キリスト教系の学校の信仰篤い教師)なのだが、これがキリっとしていてなかなか綺麗。

※追記 8/6視聴
木村拓哉回
この回やSMAP回はジャニーズが「肖像権の管理が厳しい」ため、CS放送やインターネット配信が行われていないとのこと。イチローの回もそうなのだそうだ。再放送については珍しくないのかどうかよくわからないが。見れたことはラッキー。
木村は9月に新作映画(長澤まさみとの「マスカレード・ナイト」)が控えているらしく、その宣伝ロゴが本編中にもでかでかと。そういう意味あいでの再放送許可なのかも。

※追記 8/9視聴
山口智子回
これは1時間超のスペシャル版で2回にわけて放送。例の通り、1日目の最後と2日目の最初が大いにダブっている。
これのおかげで。
レコーダーの調子がずっと悪く。これの2日目が放映されたときもちょっとその様子を見ていたこともあるが、頭の部分で録画が動かず、変だなと思いながら見ていると、勝手に再起動を始め、録画を始めた、録画は途中からになってしまったが、ダブりのおかげで、全部見れた。
そしてこの日のおかげなのかどうかわからないが、ようやくレコーダーの調子も戻る。
変な録画データがひとつあるようで、そのデータ(見ることはできる)が録画モード変換となっているのに、それが作動しないという状況が発生していたようで、その録画データが録画された日以降、色々おかしくなっていたようだ。そのデータの録画モード変換を強制的に始めると、途中で止まってしまい。そしてここからが重要なのだが、それが入っているUSBHDDが不良と判定されてしまうようで、それが不良と判定されたままにしておいたので、上記のようなことになったようだ。これはそのまま電源を入れておくと、不良と判定したあとに、自己診断を勝手に開始し、自己修復がなされ、そこで再起動をすると、通常に戻るという手順のよう。
と、まあどうでもいいことだがメモ
真田広之回も視聴
福山雅治回も視聴し始めたが途中で寝てしまった。翌日へ

8/11
福山雅治回。時間が経ってしまったので最初から見直すことにする
障害を持り車いすを使う医者の役。障害を持ったことで鬱屈した様子がうまく出てる

玉置浩二回
他と比して異質な回。古畑がほとんど捜査に参加しない。あと筋が雑に思える。玉置浩二が妻(もたいまさこ)を連れてのファーストクラスの客、古畑が隣り合わせている。玉置の愛人も追いかけて乗り合わせていて、言い合いになり、トイレでもみ合いの末、飛行機の揺れで頭をぶつけてしまい死んでしまう、というのが事件。玉置が行きがかり上とはいえ、なぜか副パイロットだと言い出し嘘を吐き通そうとするのだけど、そんなもん、いずれバレるに決まってる。
OP、そして事件解決前の古畑トークで、視聴者からのお便りというのが紹介される。後者では、ネタ切れではないか、トリックが雑と言われている。この回についてはネタ切れ感が強い。そしてトリックが雑ということなのだが、おれは見ていて全体的にそう思っていた。コロンボを模した作品とされるが、それに比べると、あまりに他愛ないし、驚きもしないし、そして穴があるようにも思える。
1時間ドラマだからそこまで複雑なものをやる余裕がないのかと思う。また、1時間ドラマであるゆえ、長い作品のダイジェストのように思えるような作品もある。事件が起きた後、ほとんどを古畑とゲストの会話で進む回、例えば山口智子の回(これは1時間じゃないが)がそうだったと思うが、これなど、ある場面の古畑と山口の会話が終わって、次の場面もその二人の会話、そこでは時間は前の場面から経過しているはずなのが、そう見えない感じになっている。これなどいくつかの作品は、複雑なものをやってはみたが、窮屈に入れ込み過ぎた感があり、もっと時間を使った作品にすれば、さらに見応えのある作品になったように思う。
全作品見てから書こうと思っていたことをここで書いてしまっているが、さらにもうひとつ。全体的にチャチい。さほどの名作とは思えない。人気俳優の人気キャラに豪華ゲストということで見栄えはいいが。田村正和の演技もそもそもおれは好きでないのだと思うが、終盤のシリーズになってくると鼻につく感じだ。

8/12
江口洋介回
これも前後編となっているが、これまでと異なりオリジナル放送時、1時間の通常シリーズで前後編と放送されたもので、それゆえ、今回の放映で前編の最後と後編の最初のダブりはない。
先にもこの番組の不満を書いたが、この回もずいぶんとツッコミの入れたくなるような、リアリティ目線でいえばありえないことの連続ではあるが、そこを許した上で見れば面白い。
自分の感じたことであるが、初期はメインゲスト以外はほとんど有名どころが出ていなかったように思うが、第3シリーズあたりでは、それなりに有名どころがいる。前回のもたいまさこもそうだし、福山雅治回には板尾創路、そしてこの回は佐々木功、斎藤洋介、そして水道橋博士が出ている。そういや前編のクレジットには「はなわ」とあった。確認はできなかったけど。調べてみるとストリートミュージシャン役だそうだ
真田広之回には磯野貴理子