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【特集ドラマ】流行感冒 [テレビドラマ]

11/06(土) 16:45 -
NHK総合1・東京|74分|DR
【特集ドラマ】流行感冒[字]

たしかなにかNHKのものの録画を見ていて、その番組の最後に入る番宣VTRを見て、これは面白そうだと録画。調べてみるとBSのドラマとして作られたものらしく、ずいぶん前(NHK BS4Kで2021年3月27日に、NHK BSプレミアムでは4月10日)に既に放送されていて、それが総合でも放送されることになったということのようだ。
したはいいもののなかなか見る気にならず、というのは見始めてわかったが、前に何度か書いたがフィクションものに飽きとか嫌気があるのだ。初めてのものはまず登場人物の把握が面倒とかそういうレベル。もうおれは時代劇程度、それも連ドラで一話完結のようなやつ、くらいしか見れるものはないのか。
で、まあこれは登場人物も少なく、そこらはすぐクリア。
見ていて変な気持ちになる。変な感覚の作品とかそういう意味ではない。そういう観点からすれば、非常にわかりやすく、というかわかりやすすぎで、見てる側が深く考えてしまうような場面とか解釈に惑う場面とかはまったくなく、バカにもわかるような、そしてそういう意味では薄っぺらい感じの作品。なにが変な気持ちかというと、なんでこんなチャチいんだろう、もうちょっと重厚なものを想像してたが、という感覚だ。NHKの一回きりの特集ドラマというのは最近ということでいってもこれまでにも何本か見たはずだがこんなもんだったか。
主演は本木雅弘、大きく映る序盤の場面で、いい顔だなあいい俳優になったなあ、といってももうずいぶん前からそういう地位にいる人だが、まあそんなことを考えていたのだけど、演出のせいなのかなんあのか、どうにも薄っぺらく、なんだか下手に見える。
序盤で、テキパキと状況が進んでいき、ここも味方ひとつだと思うが、なんだかチャチ。手早く場面を進行させるうまい演出というのもあろうが、どこが違うんだろうと思う。
出演者では、古川琴音、仲野太賀が良い。古川琴音はどっかで最近見たなあ、と「大豆田とわ子と三人の元夫」の娘だったかなと思っていたが、違った。「コントが始まる」か
仲野太賀は一瞬そうかなと思ったが最後のクレジットを見るまではよくわからなかった
石橋蓮司も最初そうかなと思ったが、田山涼成かなと思い直したりして。やっぱ石橋蓮司だったか
そして、秋野太作が元気そうに飄々とした村長の役で出ているのがとても嬉しい。
あ、あとラストのクレジットで原作が志賀直哉と知る。ははあ、そういわれればなんとなくそういう昔の小説の雰囲気、なんといえばいいかわからないが、重くなり過ぎず独特の軽さがある感じ、そういう雰囲気は出ていると思った。