SSブログ

大地の子 [テレビドラマ]

最近NHKで再放送をやっていた。放映期間中は全部録り終わったらすぐ見ようとか思ってたが、いざ放映が全部終了するとかったるくなって・・・。見始めりゃ間違いなく面白いんだろうけど。と、伸び伸びになっていた。ここ数日割とひまで、ようやく手につけた
まずその時にやっていた関連場組から視聴
これは実際には第1部を放映直後にやっていた番組。実際には2017年に関西地区で放映された番組とのこと。
中国総書記の胡耀邦のと原作者山崎豊子との3回に及ぶ面会の様子を録音テープに録っていたのだそうで(そのテープが山崎の遺品として発見された)その音声中心。

第1部
知ってはいたけれど見始めて、戦争の話かと認識。戦争ものは意識的にずっと避けていたんだよね、そういえば。戦争のことはさあ、うん、なんというかもうわかったよ、という感じで。
まあ流石にそこそこ引き込まれる出だしだ。

初日はここまで(10/17)
10/18
第2部のみ。
視聴ペースが遅い。どうも見始める前に躊躇。見始めればすぐ入れるんだけどね。
この回では文化大革命の描写。ひどいものだ。恐ろしさを感じる。庶民に上をいじめる屁理屈の正義を与えるとどうなるかといういい例だ。近年の日本にもその萌芽が見える

10/19
第3、4、5部
なかなか進まない
当然見応えのある作品で、それゆえか、だいぶ頑張って見たぞ、と思ってどのくらいいったかなと確認すると、まだ1時間番組の30分にも満たないくらいとか。民放の1時間ドラマと違うなと感じる
第3部は仲代達矢がほとんど出てこない(回想シーンでぼやけて出る程度)が、やっぱりトップクレジット。トップクレジットだから1シーンでも出さなきゃということだろうか
獅子の時代を子供のころリアタイした。菅原文太と加藤剛のダブル主演というような作品で、最初の方のある回で、どちらか、確か菅原文太のほう、がほとんど出ない回があって、だけど、エンディングだったかにちょっとだけ出てきて、主演だから出ない回があっちゃならないという感じで出てきたのを覚えている。
第5部でとうとう仲代達矢と上川隆也の実の親子がそうとは知らずに対面、そして次回予告によるとこの二人が仕事を一緒にやることになり対峙することになるようだ。俄然面白くなってきた

10/22 第6部、7部、8部の序盤まで
俄然面白くなってきたと書いたそばから、またなかなか見る気に慣れず、二日も空いてしまった。
第6部では藤木悠が残留孤児を探す旅の団長を務めており、同行している仲代や渡辺文雄なんかより年上に見えるが、みんな同世代である。また十勝花子がチョイ役ではあるが重要な役、主人公の松本勝男とは仲良しの近所のお姉さん、大沢咲子役で、今は残留孤児となっており、その帰還運動の一環で日本にやってきたという流れ、そして勝男や妹のあつ子の消息、といってもソ連軍の攻撃から生きて一緒に逃げたというだけしかわからないのではあるが、それを耕次に知らせる
第7部は妹あつ子との再会で1回分を費やしている。そしてそのあつ子役がなんと永井真理子、これは驚いた。永井真理子って確かロック歌手じゃなかったっけ、違う人かなと思いながら見ていたが、なんとなく自分が覚えてるその面影。というかそもそもこの作品がいつ頃の作品か把握していなくて、もっと古い作品かと思っていたのだ。
永井真理子についてはなんか釈然としない思いがあり記憶を辿る。ちょっとLINDBERG(リンドバーグ)と勘違いというかごっちゃになってるかもしれない。
妹との再会は重要な出来事であり、1回分費やしてもいいが、また次回にまで持ち越しというところでこの回が終わり、ちょっと飽きてきて、そして疲れてきたので今日はここまで、と思ったのだが、次回予告を見たら、そのあつ子が死んだところに、耕次が乗り込んできて、一心と対面となっていて、これはもうそのまま見るしかないと、続きを見始める。
ううむ、次回予告が上手い、というか作品の章立てが上手いということか、ただいい加減疲れてきたので、第8部は冒頭でその対面シーンがあり、二人で語り合う場面となったところで、いい場面ではあるが、ここで切って、明日視聴再開しても、そこまでを忘れてしまい、とくに興醒めということにもならなそうなので、今日はここまでにした
主演の上川隆也について。
藤原竜也、藤木直人なんかとダブる。というかそもそも、おれはあまりこの人を見たことがないということもある。この作品では青年時代は全部この人なのかな。なんか最初の方の回では全然面影がない感じで、いや、終盤になってもあまり自分の知った感じの顔じゃないなあ。

10/24
また日が空いてしまった。あまり空きすぎるのもなんだから、頑張って少しだけ見た
先日の続き、第8部の途中から見始め、この回の終わりまで。次回予告は止めておいたw 次回予告でワクワクさせると同時に先に特別な場面を知ってしまうのはもったいない。次回見る時の最初にこの次回予告から見るのだけどさ

10/25
残り第9部から第11部まで視聴。
次回予告について何回か書いた。今回見たところでは第9部終わった後の次回予告(つまり第10部の予告)、一心は左遷されるが冤罪を晴らしてくれたのはかつての恋人、というのがわかる。なんかモヤモヤしていたのだが、ネタバレしすぎな気がするのだ。もちろん次回予告というのは、次の回に何が起こるのか、どういう内容なのか紹介なのだけどさ。そこは本編で知りたかったという部分が多めである。
そういえば最初のところに書いた特別番組で一心が「大地の子です」と耕次に語り掛ける場面があり、これを見て、この人は日本には帰らないという選択をするのだなとわかってしまい、ちょっとがっかりしたというのもそれに似ている。ちなみにその「大地の子です」は本編の最終盤ハイライトシーンだった。
この3回は割と大人し目な展開、結末は一心と耕次を演じる二人の良い演技があり良い。そしてかつて左遷された地域への帰還というエピローグは、その左遷された場面がたくさん描かれてはいなくて軽めの扱いだったので、そこまでの感動はなく、その軽い感じが、その前の場面(一心と耕次の会話)の余韻を冷めさせない感じで良い。

見終えて
上川隆也がこんな顔だっけという感じが最後まで拭えなかった
名作力作なのだろうけど、散々書いたがなぜか見進めるのが億劫だった。それは上に書いた戦争がどうのこうので重たい作品だからというようなことではなさそうで、単に自分がこういったフィクション、ドラマという形態に飽きているようなのだ。
作品内容はといえば、大河ドラマといおうか、NHKで日曜8時にやってるやつでなく「大河小説」のドラマ版という意味、ですぐには思いつかない(「ルーツ」なんかがそうかな、似ているという意味ではまったくない)がこれまでたくさんの作品が小説ではありそうで、それにともない映像作品もたくさんあるだろう。これらは個人の生涯を社会情勢を背景に描くとう形態から大抵大作となり、いま残っているのもの(取り上げられるもの)は大抵名作なのだろう。
これもそうで、当然それなり、というかとても見応えのある作品ではあったが、まあ、でもこんなもんかという感じも。

年齢設定について疑問。
終戦時。一心が10歳くらいだっけ、父親の耕次は30歳くらいか。ドラマの最後は1985年でそうすると一心が50歳、耕次が70歳、そのころの日本の会社で70歳ってまだ働いてるかねえと思ったり、というかそれより、そもそもそんなに老けて見えない。一心が50歳で娘が10歳くらいというのも変な感じ。娘が生まれたあたりの描写はあったから、見直してみれば解決すると思うが。

放送日程
第1部
7月19日、21時から1時間半、そしてその後30分間、特別番組(タイトルは「そして名作は生まれた 山﨑豊子「大地の子」誕生秘話」というものでNHK大阪制作による「かんさい熱視線」という番組のうちの1回のようだ。テロップで、関西地方で2017年10月に放送したものとされていた。
(実際に録画データとして記録されてるのは1時間29分の「第1部」と31分の「特別番組」
第2部以降
各回2部ずつ(つまり第2部第3部を続けて放送するということ)
7月26日から8月23日まで。21時から2時間(NHKBSプレミアム)