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落語研究会10月 [落語・演芸]

予定(それぞれHPから)--
「茶金」三遊亭歌武蔵
解説:京須偕充
聞き手:長岡杏子( TBSアナウンサー )
放送予定時間
2021年10月17日(日)あさ4:00〜
--以上TBS
--
◆第198回落語研究会◆
10月20日(水)深夜3:00~4:00
内 容:「短命」柳家權太樓、「崇徳院」入船亭扇遊
お 話:京須偕充 長岡杏子(TBSアナウンサー)
◆第195回落語研究会(2時間版)◆
10月23日(土)深夜3:00~5:00
内 容:「磯の鮑」三遊亭兼好、「おかめ団子」林家正蔵、「近江八景」三遊亭わん丈、「青菜」柳亭市馬
お 話:京須偕充 長岡杏子(TBSアナウンサー)
--以上BSTBS
その他HPに記載されていないもの--
10/18(月)05:00~06:00
落語研究会▼第169回「転宅」柳家小三治
--以上BSTBS
「短命」柳家權太樓、「崇徳院」入船亭扇遊
「磯の鮑」三遊亭兼好、「おかめ団子」林家正蔵
「転宅」柳家小三治
以上は既視聴

※追記(10/14)、上記は数日前(多分10/11)に調べたものなのだが、予定変更なのだろうか、小三治のものが「落語研究会▼第171回「柳田格之進」柳家花緑」に差し代わっていた。さらには、なぜか怒涛の再放送予定が出てきた。全部見たことあるやつだけど。
--以下すべてBSTBS
10/18(月)05:00~06:00
落語研究会▼第171回「柳田格之進」柳家花緑
10/19(火)05:00~06:00
落語研究会▼第175回「付き馬」五街道雲助
10/20(水)05:00~06:00
落語研究会▼第182回「淀五郎」柳亭市馬
10/21(木)05:00~06:00
落語研究会▼第183回「天狗裁き」桂三木助、「蛇含草」瀧川鯉昇
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というか毎日やるってことか。1週間先までしか見れないから、まだわからないが金曜日もあるかも。
※追記(10/15)、金曜日は2時間版の再放送、やっぱ見たことあるやつ--
10/22(金)05:00~07:00
落語研究会▼「猫忠」柳亭市馬、「宿屋の富」古今亭志ん陽、「姫かたり」柳家小満ん
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「茶金」三遊亭歌武蔵(10/17)
解説は冒頭にも本編終了後にもあった。
さてその解説。元々上方の噺。4代目橘家圓喬が上方で覚えてきて、東京へ戻ってから時折やっていた。その後米朝が手掛けようとした。その時にはその圓喬の資料しか残っておらず、それと米朝自身のその頃の京都についての研究を組み合わせて作り上げ「はてなの茶碗」(元から「茶金」と「はてなの茶碗」という二つの演題があった)として演じ始めた。
江戸の落語としては油屋が江戸から京都へ行った男となっており、それはそうする意味があるかなと疑問に思うが、まあそうしないと江戸落語にはならないという面はある。
三遊亭歌武蔵、悪くないと思う。解説で京須さんは、 無骨不器用と見えて器用に見せる。イメージから外れたような噺、例えば若旦那の噺、廓噺なんかにも取り組んでほしいというようなことを言っていた。同感。
ちょっと相撲の話題のマクラが長いか。そうそう、これは2020年8月ごろの収録かと思われる。相撲の話題で、3月、5月(中止)、7月の場所の話題をしていた。
観客有。
昨日見たさん喬「鴻池の犬」に出てくる鴻池がここにも出てきていた(はてなの茶碗を買い求める大金持ちとして)。
鴻池はてなの茶碗に千両を出し、それを茶金さんは300両を自分と八(油屋)、そして清水寺への奉納金とし、残り百両は、なんと医療従事者へ寄付、とやっていた。

「近江八景」三遊亭わん丈、「青菜」柳亭市馬
12/5に視聴
録画してからずいぶん経っているが、実はずいぶん前に一度わん丈の部分を視聴している。そして、それは面白くないということはないのだが、なぜか寝てしまう。ウトウトしてはいけないいけないとちょっと巻き戻したり、ということを何度か繰り返していたが、結局そのときは途中までで諦めてしまい、それからなんか見る気にならず、ずーっとそのままになっていた。
そう、なんかなにも見る気にならない期間が続いていたのだ。
今日久々に見る気になったというほどではないが、溜まっちゃったし見ようということにした。
びっくりした。今日、わん丈の師匠、円丈の訃報を聞いたのだった。まったくそんなことを意識して見ようという気になったというわけではなかったのだけど。
マクラで円丈のことも話していた。この高座の収録はずいぶん昔のようで、平成最後の落語研究会(の開口一番)で、わん丈は落語研究会に初出演とのこと
師匠(円丈)の家には稽古部屋がありそこに大師匠、圓生の写真が飾ってある。そこに心の中で「落語研究会から呼んでいただくことができました」と報告したら、圓生が「がんばるでゲすよ」と言ってくれたような気がした。その後円丈にも落語研究会に呼ばれたことを報告すると、「どこの大学の?」と。マクラまで用意してくださる良い師匠です。と。
このわん丈、見たことある顔、多分鈴本配信で見たのだろう。元テレ朝で政治家の三反園訓にそっくりに見えるんだよなあ。
で、明るい聞き易い口調で、それなりにこなれた話しぶり。上に書いたように面白くないということはないのだけど・・・、今日も寝てしまった。このネタは自ら紹介で今誰もやる人がいない、なぜならつまらないから、というようなことを言っていたが。
実はおれはネタに入る前のある部分でいつも寝てしまっていた。それは上記円丈の話を終え、その後このネタに入る前に導入として近江八景の説明をするのだけど、その辺りである。
今回ようやくそこも乗り越え、ネタも聞いた。まあネタは近江八景を知らないとわけわからんということにはなるが、話自体は江戸での若い奴ら同士の他愛のない玄人女に惚れて証文交わして硬い約束をしたんだけど、それが信用できるかどうかみたいな言い争いから、占い師に占ってもらうことになり、その証文を見てみると、そこには近江八景を鏤めた断りの文句があったというようなもので、オチもその近江八景に関するもの(近江八景に膳所(ぜぜ)はない)だが、説明が先にあった(この膳所がないのは膳所から見た綺麗な景色が近江八景だから、という印象深い説明)ので、爽快に感じた。
ウィキを見てみたら、このネタをやる人の代表として六代目圓生の名があった。わん丈はそのことを言ってはいなかったけど。
「青菜」柳亭市馬
無観客 2020年6月
堂々とした演じっぷり。このネタは柳家系統の滑稽ネタなのだと思うが、市馬によく似合う。
冒頭で蜀山人の狂歌が紹介されている。近江八景のウィキには蜀山人による近江八景の狂歌が紹介されており偶然にびっくり・・・するほどではないか