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「浅草・演芸場 人生は笑いとともに」(ドキュメント72時間)

07/27(水) 17:00 - NHKBS1|30分|DR
ドキュメント72時間「浅草・演芸場 人生は笑いとともに」[解][字]

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07/23(土) 09:00 - NHK総合1・東京|30分|DR
ドキュメント72時間「浅草・演芸場 人生は笑いとともに」[解][字][再]

この日に予定されていたが、大谷の大リーグ中継が録画されてた。後日別時間帯に放映するようだ。
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「浅草・演芸場 人生は笑いとともに」
初回放送日: 2022年7月15日
客席からわき上がる笑い声。今回の舞台は、浅草にある老舗の演芸場。連日、落語が披露され、「笑い」を通してお客と演者がつながっている。各地から来るお笑い好きや、好きな落語家の真打昇進を楽しみにする熱烈なファン。さらに今回、客席だけでなく、楽屋などの舞台裏も撮影の許可が下りた。下積みで雑務をこなす前座の青年や、30年以上のベテラン落語家など。演芸場を行き交ういろいろな人生を3日間、見つめてみる
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問わず語りで紹介されてた番組
5/13の昼から5/16の昼までの72時間。といっても終演後の真夜中なんて映像はなく、終演したら次の興行の準備の様子という具合
通常のドキュメンタリーとは雰囲気が相当異なり、それがこの「ドキュメント72時間」という番組のカラーなのだろう。
例えば「浅草演芸ホール」という名前は出てこないで、タイトルにあるように番組内では「浅草にある老舗の演芸場」とだけ紹介される(看板は映るけどね)
その場に来た人にインタビューするという形式で、演者側である芸人もそういう中の一人という形式、で、それゆえかなかなか名前が紹介されない。例えば番組内で一番最初に紹介される芸人は桂枝太郎で、インタビュアーは最初落語家と気付かずにインタビューを始めており、当人にそれと明かされ、ちょっと驚くような場面もある。そして劇場案内を乞い、楽屋のところでようやく、名前のテロップが入るという感じ。
真打昇進興行の真っ只中で、そのことも紹介されるものの、それは5/15分のところ、つまり番組後半で紹介。なので、おれは確かこれって真打昇進興行の日と聞いてたが、番組前半(密着が始まった5/13分や5/14分)で出てこないなあと違和感。その真打昇進披露興行がメインでなく、あくまでカメラを設定した日がそういう興行だったというようなスタンスに見えるのが特徴的。当然13日も14日もその真打昇進披露興行はやってるはずだが。
番組内でテロップ入りで名前が紹介された芸人
5/13昼
桂枝太郎
鏡味味千代

瀧川鯉朝
5/14
桂れん児(前座、調べたら桂歌助の弟子とのこと)
柳亭信楽と雷門小助六(小助六が信楽に稽古をつけてる場面)
5/15

笑福亭和光

春風亭昇也
春風亭柳雀
この5/15夜のところでようやく真打昇進披露のことがメインで紹介されていき、主役の今回真打昇進した二人、昇也、柳若が紹介される。
もちろん寄席がテーマで高座の様子や舞台裏も映るので、テロップなし、ナレーションでの指摘もない中で有名どころもチラリと映っている。例えば口上のところに山田邦子も並んでいるようで、そこから降りてくるところでもカメラの前を横切っている。
楽屋での三本締めでは新真打の両師匠、昇太と鯉昇もが新真打の脇を固めている

正直不動産 [連ドラ]

これは放映前に主要な役で出演している木下ほうかが不祥事で出演を取り止め。もう代替を用意できるような時間的余裕もなく、その出演場面を全カットしての放映というような報道があり、こういう場合どんな対処するのかという興味本位で見たくなる場合があるが、おれは内容がスカスカになってるのでは、と興味をなくした。木下ほうかは主人公の上司役で嫌な奴という役どころだったようで、いかにも似合うし、主要登場人物といえそうで、その場面を全カットとかで成り立つのかねという感じだ。
主演が元ジャニーズの山下智久で、彼についても俳優としての彼にはまったく興味がない。題材としては面白そうとは思ったものの、見るのは敬遠していた。が、数話放映された時点でかなり評判がよく、見てみたいなと思ったのだった
ようやく見始める。いまのところ第1話だけ。
メインゲストが山﨑努。字幕オンで見ていて、彼が喋るところで役名で「努」と出て、顔を見てみると山﨑努っぽく驚く。なんといえばいいかなあ、この程度の作品のレギュラーじゃなくて、ゲスト、というのが山﨑ほどの俳優が出る作品かなあと思えたのだ。で、これ本当に山﨑努? というのが頭にあるままだったのでなかなか集中できない。ところどころに山﨑らしいセリフ回しがあり、山﨑だなとは思ったのけど。
※山﨑のことを検索してみた。ここ数年役者業を休止していたとのことでこれが復帰作。山下とは縁もあるとのこと。またそれに合わせてツイッターを始めたとのことで、おれはそのツイッターも見てみたが、本人かどうか最初わからなかった。それくらい素っ気ないもの。HPもびっくりするくらい素っ気ないもので、そのツイッターとトップページに載っていて、さらには連絡先(仕事の依頼)というページがあるだけ。
内容としてはシリアスではなく軽い気持ちで見れるコメディも入れた作品。漫画原作とのこと。登場人物の時間経過も描かれるが、エピソードとしては多分1話完結的に、事件が起きて解決して、という風になっていく形式だと思われる。
暑くてあまり集中できてないこともあるかもしれないが、木下ほうかの穴はまったく感じられない。木下の上司役がシソンヌ長谷川忍。ここは期待できる。

※追記
同日に4話まで視聴
顔を見てわかる人と微妙な人と、なんだか不思議だ
上に書いた山﨑努がまずそうだが、ほかに倉科カナ、レギュラー。序盤の回の番組最後のキャストクレジットで名前を見つけ、どこに出てたかなあと思ったほど
大地真央、これもいまのところまだ1回しか出演していないが、多分レギュラーだろう。見たときに、大地かなあとは思ったが、確信は持てず。キャストクレジットでやっぱりそうか、と。
これに比べ、草刈正雄、すぐわかる、確信もある。第4話ゲストの風吹ジュン、これもそうだ
多部未華子主演の「これは経費で落ちません!」と作風が似通ってる。第1話を見てそう思った。それはコメディ色が強いこと、実社会の会社をテーマにしてるところなど。そして回を見進めていくと、各回の最後に次回の発端を小出しにするという演出もそうだ。調べてみたら同じ「ドラマ10」枠。
内容は・・・、面白くないわけではないが、それほどよいとも思えず、絶賛されてるとのことだが、どうだろうなあ。
山下も悪くはないが、良くはないなあ。字幕オンで見ているので最初気づかなかったが、字幕なしで見ると何を言ってるかわからないところが多い、滑舌の問題かなあ。福原遥はいいね、幼すぎる面もあるがかわいい

※追記
7/28視聴
第5、6話
また見覚えのある俳優の顔の話。第5話での月下の父親役。国広富之かなあ、と思いながら視聴。違った。加藤雅也。
年月を経て、昔の若手が年寄りの役になってきて、で、若いころの面影がかろうじてあるかないか、みたいなことが多くなっており、これもその一例。まあ間違ってしまったけど。
この月下の父親があっさり不良物件を購入しようとしてしまいそうになるというちょっとバカすぎるキャラ、話の進行のためだろうが、で萎える。
第5話の最後に、桐山がスパイかと思わせる状況になり、第6話ではそのことがメインに扱われ、が、しかし実はそうではないと結末。この回の終盤あたりは、多分この桐山というのは悪役じゃなさそうだなあと思わせる描き方で、その通りになった。そして、花澤も悪役じゃなさそうな雰囲気になってきた。この回の最後に子供を迎える姿を映しており、それを示唆。他の彼女の場面のいくつかを思い出してみると、悪役のように描かれながら、実は悪役じゃないというキャラなのだろう
スパイは大河だろうか、コメディリリーフであり、喜劇の落ちとしてはありがち。ミネルヴァの社長が悪役なのだろうが、彼と登坂不動産の社長との間になにやら大きなエピソードがあるようだ。
ちょっと不思議なことがあった。ウィキのゲストが書かれているところでは「加藤夫妻 演 - 大村わたる、菜葉菜」となってるが、番組のキャストクレジットでは、まず「加藤妻 菜葉菜」と出てきて、大村のほうは役名なしで後の方の表示だ。この差はなんだろう。作品内では夫婦揃っての登場で重みもまったく一緒なのだが。単に菜葉菜という人のほうが有名ということなのかな。
で、その菜葉菜って人調べたら、調べるというかツイッターを開いたら、一番上に固定で「映画 『#夕方のおともだち』」のことが載っていた。あれっ、これって伯山が紹介してたやつのような気がすると、検索してみたらやっぱそうだ、問わず語りで喋ってる。
第7話
前田吟、中田喜子が老夫婦訳でメインゲスト
山崎直子という山﨑努の娘が上記二人の老夫婦の娘役で登場
中田喜子といえば連想ゲーム、ずいぶん昔の記憶、その頃から相当に時間が経過しているが、まだ若く見える(もちろん連想ゲームのころと変わってないとかそういう意味ではないが)
スパイについてはこの回の序盤にあっさり判明。中島課長がその犯人とされるのだが、この中島課長というのはこれまでこの作品に登場していなかった。木下ほうかがやるはずだった人ということだろうか。

※追記
7/30視聴
第8話
1日空いてしまった。他にやることもなく、連ドラ一気見環境が整ってたのに。暑さのせいだ。昼間はなにもできず、そういう時はラジオを聞き流すのが精一杯
そして今日も1話だけかろうじて。
第1話であったエピソードで今回でもそこがフィーチャーされていたのだが、永瀬が住んでいるのがぼろいアパートひだまり荘。成績落ちて給料減ったからタワマンから引っ越したという設定で、また売り上げ上げてすぐタワマンに戻ってやるとか言ってる。そんな簡単に引っ越せるか。荷物もあるだろうし、と思う。その荷物はひだまり荘の部屋の内部に積まれているから、その描写は間違っておらず。成績落ちて給料落ちるというのは作内で説明されてる。基本給は安くなっていて、成績次第でボーナスがつくといった具合だ。そこは納得するが、それでも来月は給料が下がる、住む場所のランク落とさなきゃ、というのは非現実的。ウィークリーマンションやホテル住まいなら、なんとかわからないでもないが。

※追記
7/31視聴
第9、10話(第10話が最終回)
第9話ゲスト
登坂不動産を訪れる老夫婦の客。男の方は見覚えあると思って見ていた。これが金田明夫。そしてその妻が手塚理美、こちらはまったく気づかず。
他に金田哲(はんにゃ)。ウィキを見て気付いた
第10話ゲスト
星田英利、でんでん、そして第1話のときの出ていた山﨑努。山﨑とでんでんは友達、先輩後輩の関係という役どころ。山﨑のツイッターででんでんと一緒になったことをツイートしていた。

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全体
イマイチ盛り上がらないまま終わってしまった
コメディ―なのだろうけど、コメディーとしてはイマイチ。笑いどころが弱い。
そしてコメディーだからこそ許される演出の軽さが、コメディーとしてイマイチだからそこがあまり許されなくなり、つまりそういうところにも目が行ってしまう。
風が吹いて、永瀬が正直な言葉を吐いてしまうという仕掛け。これがなんだか話の展開上都合の良いときに現れるように見える。まあ、そもそもこれは祟りという設定なので、どこで出てきてもいいし、一番当人が困るところで出るというこれは間違ってはいないのかもしれないが。
全体的に作品の出来が低調に思え、それゆえそんなことが気になるのかもしれない。出来が良ければ、この仕掛けも、面白いとなるような気がする。
市原隼人は良かった。あと草刈正雄、こういう演技は難しくないのかもしれないが、なんとも趣があり、存在感がある。いい役者だ。
高橋克典はイマイチかなあ。
主題歌は小田和正。かなりの大物。この作品のために書いた曲のようだ。
作品の出来があんまりよくなかったので、小田ほどの大物だとバランスが悪く感じる。作品の評価が高いみたいだから、不満はないかもしれないが。
ウィキに--
居酒屋「しょうじきもん」
若松正 - 湯江タケユキ
若松直子 - 伊藤麻実子
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とある。第8話で居酒屋の場面に入るところで、「八起 漁火」という看板に気付く。あれ、「しょうじきもん」じゃなかったっけ、と気になる。ドラマの演出として、看板が映り、その店内が映るということで、その店に入ったことがわかるわけだが、中には「しょうじきもん」の夫婦がいるし。
と他の回を調べて分かった。第6話で桐山からスパイかどうか確かめるため飲み会が行われ、その店選びを正が任され、紹介したのが後輩のお店「八起 漁火」。で、第7話では、「八起 漁火」の看板が映り、さらに、「本日、「しょうじきもん」正と直子も出張中!!」と書かれた看板が映る。第8話も9話も居酒屋場面では「八起 漁火」が使われるが、最終回ではまた「しょうじきもん」が出てくる、これは最終盤、永瀬と榎本美波の場面で登場する。なんらかの理由で撮影に使えなかったのはと思われる。
榎本美波(泉里香)はなかなかの存在感、ヒロインは福原遥の月下であるが、見せどころが多い。

7/31視聴
感謝祭(最終回の翌週に放映された)
あまり面白くはなかったが、見てよかった(理由は後述)。おれが作品自体を面白く思ってないから、この作品のファン向けの番組を見ても仕方ないのだろう。
鈴木奈穂子が司会で、前半は山下智久、長谷川忍、泉里香のトーク。
会場は「しょうじきもん」の場面を撮影した居酒屋。長谷川が懐かしいなあとか言ってるが、長谷川は「しょうじきもん」の場面はなかったはずだ。
VTRコメントで福原遥と市原隼人
途中で長谷川忍、泉里香は退場。
代わって根本ノンジ(脚本)との川村泰祐(演出・監督)が登場
ここでは原作関係者がコメントを寄せた。夏原武がVTRコメント、水野光博と編集の田中潤が文章でのコメント、そして大谷アキラはドラマ版イラストに一言コメントを入れて。
そして最終盤、ゲスト陣俳優についての話になり、ここで山崎努がフィーチャー、山崎から山下への自筆手紙まで登場。この部分は見てよかったと思った。
手紙の中で山下の演技を褒めるところで、最終回での石田努が永瀬の写真を撮る場面での永瀬(山下)のVサインについて「別れのシーンの意外なVサイン」としている。アドリブだったんかな

太田上田「初の10代ゲスト!大人気アイドルの純粋すぎる番組愛が爆発!!」

07/23(土) 01:00 - tvk1|24分|DR
太田上田~初の10代ゲスト!大人気アイドルの純粋すぎる番組愛が爆発!!~

太田上田はつべでの視聴に切り替えているが、最新の動画を見てるときコメント欄を見ていたら、ジャニの出演の回がつべに上がってないという指摘があり、ああ、そういうこともあるかと思い、とりあえずTVKを録画した。サブタイトルで今回がそのジャニ回のようだが、ゲストは二週やるはずなので、後編かもしれないなと思ったのだが、見てみたらこのゲスト回は一週だけのようで、どうやら間に合ったようだ。
ゲストは岩﨑大昇、ジャニーズJr.の6人組ユニット「美 少年」のメンバー
若い層からの支持がない太田上田はこのゲストを歓迎し、この回はつべに上がったら視聴回数が上がると期待する発言もしてたが、上記のようにつべには上がらないようだ。
好きなお笑い番組を聞かれ、まず「リチャードホール」を上げる。岩﨑の年齢からしてリアタイではないのだろうが、「リチャードホール」は上田が出ていたこともあり、上田はご満悦。上田がその後、話を変えよう(好きなジャニーズのタレントはいたのかと聞こうとしていた)とすると、太田が自分の番組が出てくるようにと、好きなお笑い番組をもっと聞くように食い下がる。次に上がったのが「ごっつええ感じ」、ここでの太田の硬直した「無表情」としかいえない顔が笑える。上田はまたも話を変えようとするも、太田がさらに求める。で、次に「笑っていいとも」が出てくる。太田はレギュラーを務めていたので、多少の期待があり、上田はその中でも好きなレギュラーいたかなどと、誘導しようとするも、太田の名は上がらず。

善人長屋 [時代劇]

BS時代劇(NHKBS)
大岡越前の枠の後番組。7/8スタート
07/08(金) 20:00 -
NHKBSプレミアム|44分|DR
【BS時代劇】善人長屋 [新](1)「錠前破りの大悪党」[解][字]

大岡越前のところで書いたと思うが、新作時代劇ということでこれから見ていこうかと思っての視聴となる。
現在2話まで放映済み。
登場人物が多く、序盤は人物覚えるために相当に引っ掛かりながらの視聴。
見終えて大体把握できたかな。仕掛けとしては準主役の溝端淳平演じる加助が錠前屋と名乗り、そこで錠前破りの悪党が来るはずと待ち構えていた長屋十人全員が勘違いをするというあたりで、これは見てる側に長屋の人たちが勘違いしてるとわかるような演出。
多分第2話の最初あたりでそれが明らかになるのかと思うが、どうだろうか。
ストーリーでちょっと変に思ったのは、おもんという女、これは長屋の住人である文吉が化けたものだが、そのおもんが今回のメインゲストである加藤諒演じる磯太郎(これはハマリ役、まあ俳優イメージ通りの役であるが)を騙す場面。磯太郎を手玉に取り、身請けしてもらう約束をするが、一方で治五郎というやくざの親分みたいのともくっついて、磯太郎を脅してもうらうという筋書き。長年治五郎と一緒にいたみたいな描かれ方だったような。変な感じがした。
主要登場人物となるであろう、長屋の住人は全部は出ていないようである。

※追記
第2話、第1話に続けて同日視聴
上に書いた加助が勘違いされてる件、予想通り今話の冒頭で儀右衛門たちに知れる。まあ前話の最後でお縫が疑念を抱いておりという演出になっており、もうその設定で引っ張れるような感じではなくなっていたので、当然か。
ここで赤坂の件をいちいちどういう勘違いしたかが描かれているが、これは不要な気がするなあ。加助は江戸の赤坂御門から移住、一方儀右衛門が依頼されたのは三州赤坂の錠前破りを匿ってくれという話。で加助が登場の際に赤坂から来た錠前屋ということで勘違いしたというのだが、別にこれは加助が三州赤坂から来たということでもとくに問題ない
逆に加助がこの長屋の正体を知るのかどうか。これについては最後まで気付かないのではないかと予想。気付くぎりぎりのところまでは何度も行くも、加助がそこで突拍子もない方向の話をしだすみたいな展開が何度もありそうで、結局最後まで気付かないというのが一番ありそう。
第2話は冒頭でお店のお嬢様の簪を軽い気持ちで盗んでしまった(ちょっと借りただけのつもり)女中、その女中が道端で簪を強奪されてしまい・・・というのを助けることになってしまう儀右衛門一派。この話がメインかと思った。女中が語るそのお嬢様が相当に嫌な性格に描かれ、ドラマの悪役そのものであるからだ。が、この件はメインでなく、その簪が行った先の盗賊一派の話となり、その女中の件はなんとか儀右衛門一派が簪を取り戻し女中に返して終わりである。
そしてメインストーリーのメインゲストはなんと若村麻由美。キャストクレジットは最後なので、見てる間中、これ若村かなあ、違うかなあといったりきたり。にしては顔がちょっと違う、芝居がなんだか下手とかが違和感だ。
若村は今度脱力タイムズに出る。安倍元首相の銃殺事件の日の放映予定だったが、その日は中止になり、翌週は予定されていたのだろうその次の回が放映され、若村回は翌々週の7/22だ。この番組も金曜日の放映で、開始が安倍元首相の事件の日なのだな
で、若村が出る前の週の次回予告で若村を見て、その時もちょっと違和感があったのだが、それを見ていたから、今回一応若村かなあと気付けたのかもしれない。
下手な芝居という件だが、これはこの作品全体にちょっと漂ってる雰囲気、下手というかわざと軽めにしているというか。今回のゲストの若い女性、女中役、なんかもお遊戯みたく感じてしまう場面があり、それは前回でもそう、前回も若い女性が出ていたが、そこにも同じような感じがした。
主演の中田青渚にも多少それを感じる。
そうそう、その主人公のお縫、ちょっとうざったいキャラだ。
そもそも設定に無理がある感じで、それを強引にストーリーにしている面があり、強引にストーリーを引っ張るがゆえの弊害かもしれない。設定とは、盗賊など悪人が集まってる長屋、これは素性を隠して徒党を組んで、同じ場所に住むというのはあり得る設定だろう、それが善を行うというのが無理筋だ。必殺の形式といえるかもしれないが、必殺だと自分たちが悪だという認識が常にあるが、制作されている時代の違いからか、今回の主人公側の悪ぶりは多分ほとんど描かれないだろう、それゆえ、悪人に見えないのだ。
長屋住人の庄治というのが初登場、そしてその息子、どっかで見たなあ、と記憶を辿り、少年寅次郎を思い出す、調べてみると、やっぱりそうだ、庄治の息子、耕治役は藤原颯音

第3話 7月22日 抜けずの刀
当日視聴
長屋の住人として梶新九郎(上地雄輔)登場。国元で人殺しの濡れ衣を着せられ罰を受けそうになるも出奔という設定なのに、名前を変えずに江戸で生活してるのが疑問。

第4話 7月29日 嘘つき紅
長屋住人としてお竹と菊松が登場。それぞれ、美保純、徳井優が演じている
メインゲストは神保悟志

第5話 8月5日 犀の子守歌
犀香(さいか)
演 - 牧島輝
お濠の方(おごうのかた)
演 - 臼田あさ美
苅田直矩(かりた なおのり)
演 - 花戸祐介
苅田直次(かりた なおつぐ)
演 - 佐野岳
ここまでで、今作品は主人公一家、そして準主役の溝端淳平の加助がメインであるのは当然として、それ以外に長屋住人としては唐吉、文吉の兄弟は全話に登場しており、、とくに文吉が活躍している。半造については著名な柳沢慎吾が演じることもあり、期待していたのだが、そして登場回は多いのだが、あまり出番は多くない。
持ち込まれた難題を長屋住人で会議する場面が頻繁に登場するが、そこでも大抵主人公一家、唐吉、文吉の兄弟、そして半造という面々である。
ここまではそのメンツ以外はメインゲスト的な扱いで各回に登場するという形式だったが、調べてみると前回で長屋住人は全員登場したようであり、ここからはその長屋住人たちで問題解決に当たるということになっていくのだろう。
今回は上記メンツ以外に庄治が登場している
お殿様と小姓という男同士の恋心がテーマ、冒頭の長屋会議でお縫がそれが恋心だとこの件に関わるよう父親を説得する場面があり、ちょっとLGBTに配慮した作品なのかなあ。と時代劇に現代価値観を反映させるというやり方にちょっと萎える、が見ていくうちに、そういえば江戸時代は大層男色が流行ったそうで、こういうのもありかなあと思い直す。終盤ではお殿様が実は身体は男で心は女だったということが明かされるのもLGBT問題の反映だろう
前回もそうだったが、儀右衛門が今回の件は関わるのを止めておこうと決断を下すも、お縫が突っ走るという流れ。前回はそれでも最後に実は儀右衛門がそのことを知って裏で手助けしていたという納得のいくものだったが、今回はそれがなく、儀右衛門の止めるという裁断を破ってお縫がが手助けにまい進して成功して、それっきりというなんともドラマとしては中途半端なムズムズ感
そのこともそうだが、演出全般がイマイチ。
そしてそういう作品だから余計に思うのだろうが、主人公キャラがとにかくうざったい。面白い作品だとあまり気にならないのではないかと思うが、作品自体が低調なので余計気になるように思う。そして、一方でそれにしても、もうちょっと可愛らしく演じることもできそうでもあるとも思う
悪党連中が紛れ込んだ善人の人助けに巻き込まれる形でその人助けを成し遂げてしまうというのが基本コンセプトで、それなら自分たちを所詮悪党だからと、悪の場面を見せるとか、性格として悪党染みたことを言うとかの悪党染みたキャラをもうちょっと見せてハードに仕上げてほしいが、そういうのは今の時代じゃできないのか、それとも作品自体をコメディ調にしているのでそういうのは不要か。
第4話序盤の長屋会議ではそういうようなセリフ、つまり俺たちは所詮悪党だから人助けなんぞ・・・、みたいのがあったが、それをお縫が持ち前の前向きキャラで止めてしまう、ここらにお縫というキャラの悪党一家の娘でそれを自覚しているのに、全然悪党じゃない部分が露わ(ほかの場面でも一貫して悪党染みたところはない前向きキャラ)である

第6話 8月12日 雁金貸し
沢渡重(さわたり しげ)
演 - 佐藤江梨子
お佳代(おかよ)
演 - 桜庭ななみ(少女期:新井美羽)
次吉(じきち)
演 - 加治将樹
お縫の姉が登場。このお佳代は自分の親や長屋の住人の素性を知って以降、それに反発、町内のご隠居が持ち込んだ縁談に飛びついて家を出ていく。婚礼の日に捨て台詞、「お縫も早く嫁に出な、こんな薄汚い家、いつまでも長居するもんじゃない」。そしてそれ以降家には寄り付かない。
姉妹の雪解けが描かれるかと思いきや、そしてある程度はそうではあるが、お佳代は親を許してはおらず、ということはこの回だけのゲストとしての登場か。もしかしたら最終回に出るかもしれぬが。

第7話 8月19日 夜叉坊主
ここまで逐次視聴してきた。
次回が最終回、今回は前後編に分かれた話の前編。かなりストーリーが面白く、そして終盤になっても話しが終わりそうにないことで、次回最終回に向けての前後編であるのだろうと予測。前後編ならまとめて視聴したかったぜ、内容もいいので、一週空けて忘れてしまうのも怖い。
ゲストも多少豪華になり、勝村政信、陣内孝則。勝村は勘の鋭いお縫が悪人だと気付かない佇まいで登場、その後見せる悪の顔との二面性がうまい。陣内は、まだ出番は少なく、勝村演じる夜叉坊主の代之吉率いる悪党が狙う商家野州屋の旦那で、これといって特徴のないただ真っ当な商いをしているだけの男という扱いなのだが、次回予告では、これまた悪の顔があるようで、そこもそそられる。
加助の女房、お多津が登場。この人物設定も複雑で、「悪人とつるんでる」、「おたまを人質に捕られ仕方なしに」、「加助と結婚する前から夜叉坊主の一味で加助が必要だから近づき結婚をした」と段々明らかになっていく描かれ方も秀逸
一方で中盤に、半造が夜叉坊主にだけは手を出すのは止めたほうがいいと忠告するも、長屋連中が夜叉坊主と闘うことを決心する場面があるのだが、そこでのお縫が相当にうざったい。
そうそう、この回は長屋連中が勢揃いの初めての回。なのだが、全8回と話数が少なく、まだ一回しか出てない人が多く、なんの悪稼業をやってる人で、どの回でそんなストーリーで出てたっけという感じになってしまうのが残念。全員にしっかりとしたキャラ付けが視聴者にまだ伝わっていないのだ
お縫のうざったさ、ここが本質のひとつだと思われるから、少し書いておこう。自分たちもどうせ悪人だという自己認識があると、この作品は面白くなりそう(必殺の世界観)なのだが、このお縫にはそれがまったく感じられず、いいことやってます的な悪を知らないキラキラした若い女の子。まあ制作がこういう演技をしろとした結果がこれなのだから、おれのこうしたほうがいいなんてのは、間違いなんだろうけどな。
付け加えればいま見ている「そば屋梅吉捕物帳」、これも町人が勝手に私刑しており、必殺的な構図でもあるのだが、こちらにも、自分たちが悪人という自己認識は皆無、これはまあ表には出さないが公的な後ろ盾、遠山のこと、があるから当然か。

最終話 8月26日 野州屋の蔵
前回の終わり方から今回は面白そうだという期待があったが、その期待通り。陣内孝則がもう一組の悪党かと思いきや、元悪党で儀右衛門とも知り合いであり、勝村政信演じる夜叉坊主の代之吉とは因縁のある男。で、儀右衛門と組んで夜叉坊主を倒すことに相談はまとまり・・・、とこの辺りはとてもワクワクさせられた。映画スティングのような、悪党が嵌められるエンディングへの期待というか。
で、その結末だが、ここはほんのちょっと期待外れ、あまり大したことのない感じ(知恵を絞った仕掛けで長屋連中と野州屋が活躍するようなものを期待したが、仕掛け自体は野州屋が前からそうしていたという蔵は実は蔵でなく七天の頭の墓であり、錠前はからくり錠でなく、絶対に開かない鉄の塊であり、その時点で夜叉坊主は積んでおり、あとは、長屋連中が芝居がかった調子ですでに名前の出ていたもう一つの盗賊天龍一派を名乗り、殺陣でこらしめる)で夜叉坊主は退散させられていき、加助一家は一緒に暮らせるようになりめでたしめでたし。
やっぱり主人公の女の子が色々イマイチ。キャラ造形が悪いんだと思うが、こういうキャラであっても演技を変えればなんとかなったのかもしれず・・。あと、超能力的な人から悪人要素を感じ取れるという能力があるが、こういうのも、そもそものキャラ造形に違和感がなければ、受け入れられたのだと思うが、そうでなかったからか、なんでこんな能力が都合よくあるんだよ、とケチをつけたくもなった
音楽で、多分色々なアレンジがされていたように思うが、何度もかかったものが、「I Shot The Sheriff 」みたいだった。リズムがそうだったのではなく、あの印象的なイントロのフレーズ、その音階と譜割りが似ていたという程度のことだ。ソファレ、ドシドレシ、ドシソみたいに並んでいるが、ここでは「ソファレ~ドシソ」と並んでいる

ハゲタカ

07/04(月) 21:00 - NHKBSプレミアム|120分|DR
06/27(月) 21:00 - NHKBSプレミアム|120分|DR
06/20(月) 21:00 - NHKBSプレミアム|120分|DR
1話が58分で一日2話ずつの放映
(第1回から第5回58分、最終回57分30秒)

印象深い作品。
NHKのサイトで再放送の情報をかなり昔の見た。いま調べたら2018年の11月に放送するという情報が10月に上がっている。さらに思い出して調べてみるとテレ朝のハゲタカが2018年の7月で、それを意識してだろう、NHKの「ハゲタカ」が帰ってきた!! となっている
おれはこのページを後から見つけたのだが、それ以来、ああ、ハゲタカの再放送なんてやるのかと思い、毎週のテレビ番組検索ワードに入れていたのだ。ついにそれが実り、今回の再放送は録画できた。

これのオリジナルが放映されたのは、2007年とのこと
おれのうちの設備としてまだ録画機器であるレコーダーも持っておらず、テレビもとても小さいが画面、そしてそうまだ家ではアナログ放送だったころのことだ。
2ちゃん実行をやりながら熱狂的に見ていたことを覚えている。
その内容の記憶は印象的なところだけ残っていて、それは2ちゃんをやりながらの視聴だなんて、じっくり見ていなかったのだろうな、と思い出していたところだ
が、思い返してみると、多分本放送で凄い作品だと印象付けられ、それをすぐ後で再放送があったんだと思うが、それを2ちゃんで実況しながら見ていたのだと思う。展開がわかって実況に書き込んでいた覚えがあるし、それが夕刻とかそんな時間帯だった記憶もある。ウィキによると2007年の12月に夕刻の時間帯で再放送をやっているようだ。

自分の中で上位、ナンバー1といってもいいくらいだが、の作品を久しぶりに、というかいくらかまともな環境でじっくり鑑賞できる機会である。
ようやく、色々雑多なものを見終え、時間も取れて、まとめて視聴を実行することにした。

記憶に残ってるのは数々の印象深いセリフ群、音楽、とくにエンディングテーマ。
ストーリーとしてはその印象深いセリフ群にまとわりついて覚えているという程度だ。

1話を見終えたところでこれを記述している。
この回のMVPは宇崎竜童だろう。
演出や演技では、今の目からするとちょっと古いと感じるところが多少あり、まあそれほどまでにテレビドラマという世界だと流行が変わるという意味あいであるが、こんなんだったか、さほどではないなと思える場面もあった。
またそれとは別の意味あいだが、例えば現金を使うところなんかは、これも今の目からすると古臭くて、むしろテクノロジーの進歩の早さに驚愕する。携帯電話は出てきている、多分ガラケー。
主要登場人物を演じるメインキャスト、大森南朋、柴田恭兵、栗山千明、中尾彬、松田龍平、さらにここらはメインとはいえないかもしれないが志賀廣太郎、嶋田久作、アラン役のティム、みな良いが、上に書いたように、アレっ、さほどでもないなと思う場面もある。
こんな人も出てたのかというところでは、三谷昇が宇崎の父親、津村鷹志、神山繁、佐戸井けん太が三葉役員
鷲津と芝野はかつて三葉の上司部下。結構深い関係だったことが段々描かれており、最初の場面で芝野が思い出せないのがちょっと不可思議。
1話の冒頭は鷲津が重傷を負うという最終話あたりの場面なのだなと気付いた。

※追記7/14
2、3話視聴
そういえばこの作品、全6話で3エピソードあり、1エピソードで2話ずつならバランスがいい(今回の再放送は2話ずつの放映だから、ちょうどよい)のだが、第1エピソードは1話、第2エピソードが2話、第3エピソードが3話と段々増えてくるという形。
もう時間切れ、今日はここまでで終わり。
1話約1時間(58分)、普段よく見ている民放時代劇再放送の1時間弱のドラマより、相当に長く感じる。
第3話、入札の場面が思ったより早く始まり、この入札の争いだけでここからずっと行くとしたらちょっと退屈かもしれないなあ、と思ったが、緊迫感のある良い演出だった
この回での「こんな人も出てたのか」
渡辺哲が自殺した三島の父親、光石研は入札を仕切る弁護士
ウィキを見たら菅原大吉、村松利史も出ている。あとで見直そう
作品内の時間設定がおかしいようにちょっと感じたがそんなところをミスするわけもなく、見間違いだろう。あえて確認はしないけど。またいずれ見る時には、年数についてのセリフや確かテロップでこれが2000年の出来事とか出ていたはずだからそこらをメモしながら見ることにしよう。
覚えてる限りで、鷲津が92年三葉入行の94年退行、ドラマ内の今が2000年、三島の父親の自殺事件が7年前と言っていたが、そこで鷲津は退行したのではないのかな。
1話と2,3話の間の時間経過はさほど経っておらず、西之屋の次の案件がサンデーということなのだろうと思う。2,3話と4話以降はちょっと時間が空くのかな、これは4話で多分説明されるだろう。
芝野が44歳とのこと。ちょっと老けすぎか。
俳優陣について。
おれの記憶では全員がすごい演技をしていたというもの。まあ栗山千明は多少落ちるかなと思うが、それも極端にダメなのではなく、皆がすごくて100点をつけるとしたら、栗山が80点みたいなイメージ。いやもっといえば、みなが100点を突き抜けたような点数の中、栗山が100点、というようなイメージ。
1話を見て、大森南朋が思ったより声が細くてさほどでもないなと思ってしまった。
が、2、3話を見て、大森も栗山もパーフェクトだなと思った。
柴田恭兵もちょっと声が細いか。確かこの作品のあたりで癌を患っていたはず。
まあ、上に書いたみながすごいというイメージはとくに、柴田、中尾彬、松田龍平であり、今回見直してもやはりそこは間違いない。
「晴れの日に傘を貸す・・・」というセリフ、あれっ、半沢直樹で有名なやつじゃなかったっけ、と調べる。確かに半沢で使われていたようで、銀行に対する言葉として有名なものらしく、さらに調べると松下幸之助の言葉らしい。松下といえば、4話以降は松下をモデルにしたと思しき大空電機(会長を演じるのは菅原文太)のエピソードだ。
そうそう、セリフといえば上に書いた印象深いセリフ群を書き連ねておこう
第2話
あれがお前のやり方か
第3話
お金を稼ぐことがいけないことでしょうか
あなたたち何をやってるんですか
社長業っていうのはたまらない魅力ですね
かっこええな、お前はいつもかっこええ・・・、だから駄目なんだ
関係ないだろ(柴田恭兵が言う)
今回見て思い出したが「社長業っていうのはたまらない魅力」は、小林正寛演じるサンデー社長の長男、大河内伸彰のセリフで、入札の、そしてこの回の最終盤で芝野に語り掛けるもの。声が裏返っており、緊張と興奮状態を表していて、とても良い。ああ、こんな場面あったね、と思い出した。
1話での印象深いセリフ群
腐ったこの国を買い叩く
おまえにまかせればよかったのかな

※追記7/15
4-6話
菅原文太の圧倒的存在感
松田龍平の西野治、口から出まかせ、心にもないことを無表情で述べるIT虚業の経営者(彼の「ハイパー・クリエーション」はライブドアを模しているのだろう)、大杉漣のハイパーと組むことを決意し豹変する姿、どちらもとても良い
松重豊は、このときちりとてちんでもう顔を知ってた(調べてみたら「ちりとてちん」のほうが後で2007年下半期の放送、上記2007年年末の再放送のとき気づいたのだろう)。おれの記憶だと、この作品では最後の場面での握手、実際には鷲津ファンドにしてやられた後なわけで、にこやかな表情の裏に苦虫を嚙み潰したような表情があるはず、とこの場面しか残ってなくて、そこだけの登場かと思っていたが、最終話にはたくさんの出番。まだ若々しい
そういや大森南朋が「バイプレイヤーズ」でハゲタカのパロディをやっていたのを思い出し、そうか、これに大杉漣と松重豊が重要な役で出てたかと気付く
田中泯はこの作品で知った。
4話を見ているときは、1話を見て、すごいと思い、2。3話を見てもっとすごいな、と思い、さらにここでさらに上回ったと思った。
が、5話の終盤から6話の中盤までちょっと停滞気味、鷲津ファンドが立ち上がるまでだ。そしてここらへんでは三島が鷲津、西野、芝野のそれぞれを訪ねては、問い質したり、話を聞いてあげたり、物語のために動き回ってる感がある。ここら辺の印象が強くてこの作品における栗山千明についてちょっと評価を下げたのかもしれない。西野に問われ「自分で考えることよ」と言う場面では、答えて上げないのかいとツッコみたくなる。
鷲津ファンド立ち上げ後はもう最後まで一気である。
印象深いセリフ群
やり直したいなら何もやらないことだよ(大木会長)
アラン、お前にはまだなにも見えていない。

年の経過について上に書いたが、4話の冒頭にそこら辺の経緯が説明されていた
1話が1998年、2,3話が2000年、4-6話が2004年。そして何度も回想場面として流れる三島製作所と鷲津芝野の関わりが1993年のことのようだ。

全体
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細かいところは覚えていなかったので、改めてこういう筋書きかと感心したところ
3話では岡本信人がオチて自白してしまうの思っていたが、芝野が三島に詰められたことに苦しんで最後自白してしまう、そして芝野は銀行に辞表という流れ。そこから独立して企業再生の仕事を始めることになり次のエピソードへ。
第3エピソードの三島製作所が大空電機傘下に入っていたという展開も忘れていたなあ
で、ここら辺の筋立てがあるため、主要登場人物の言動が非常にスムーズな印象である。
主要登場人物といえば大森南朋、柴田恭兵、栗山千明、松田龍平、ここらは毎回登場。中尾彬は4話には出ておらず、5,6話は登場が少ない、が、6話でのちょっとの登場と、その後その政界へのロビー活動の成果が出ていることを伝えるテレビ報道の場面は、この作品で最も盛り上がる場面の一つであろう。
志賀廣太郎、嶋田久作、アラン役のティム、このあたりも全部の回で出演していると思われる。

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確認のためちょっとだけ見直した
第1話は1998年というテロップがある
芝野は53年入行と第1話で言われている。これは昭和53年で西暦だと1978年、浪人留年無しとして55年生まれということになる(大学卒業が78年3月で入行が4月)
44歳と言っているのが第3話の最後で銀行に辞職を出すところ。これは2000年のエピソードでまだ誕生日が来てないということだろう。

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おれは映画版のエキストラに参加しており、秋葉原のビルで撮影があり、そこで鷲津ファンドの携帯ボトルをもらったことを思い出した。
あの撮影は最終シーンだったようで、確か柴田恭兵、あと大森南朋もだったかなあ、二人がビル内ですれ違うシーンだったと思う、が挨拶をしてたっけ(そんなとこまで見せてくれた)
映画版を見て、もしかしたらあれは俺かも、と思える場面もあったな。ずうっと遠くに人影が映ってるという程度だけど。




江戸を斬るIII [時代劇]

オリジナルは1977
今回視聴分はTVKにて7/7~9/6(7/11からは高校野球のため放映中断)

今のところ第2話までしか録画がない。
設定は引き継いでいるところとリセットされたところとある感じになっている。新規キャラ、興味深い人が多数登場
レギュラーをウィキからコピペしてそこに2話までを見て気付いたことを付け加えていくことにしよう
遠山金四郎:西郷輝彦
南町奉行となっている、前シリーズ最終回からの設定を引き継ぎ
おゆき(雪姫):松坂慶子
紫頭巾の場面も登場、水戸様のお姫様という設定も継続しているらしく、千代がそれを言いそうになっている、そのことからすると、伊蔵なんかもおゆきの正体を知っているはずだが、そこはリセットされてるように見える。それに同様に伊蔵は金四郎の正体も知ったはずだが、今シリーズではどうなってるだろう。
次郎吉(鼠小僧):松山英太郎
表の顔が前シリーズから一変、なぜか魚政の若い者から兄貴と言われており、眼鏡を外し頼れる兄貴分になっている。これは出世したとかじゃなく、設定リセットという感じだろう。ちなみに前シリーズの太助(高橋元太郎)は出演していないが、なぜか番組概要のところに高橋の名前がある。
次郎吉は第1話では下っ引きみたいなことをやってる場面があるが、あれはなんなのだろう。単に御用の仕事を手伝ってるだけか。
小綱町の佐吉:和田浩治(第1話 - 第4話、第6話 - 第13話、第15話 - 第26話)
岡っ引き
片桐弥平次:田村亮(第1話 - 第4話、第6話 - 第9話、第11話、第13話、第15話、第17話、第20話 - 第21話、第23話 - 第26話)
同心。奉行のドラマだと同心がいないとバランスが悪い。前シリーズで気になった点のひとつ。それが解消されるっぽい
咲:大山のぶ代(第1話 - 第4話、第7話、第11話 - 第18話、第20話 - 第21話、第23話 - 第26話)
後述○○のおつきの女中。大山のぶ代の演技が見れるのは嬉しい。○○と合わせてコメディリリーフ、必殺のせんとりつ的役割
お千代:遠藤真理子
魚政はおゆきとお千代の二人姉妹という設定になっている
弥太:日吉としやす(第1話 - 第14話、第16話 - 第26話)
竹造:尾沢誠(第1話 - 第14話、第16話 - 第26話)
己之助:鳥巣哲生(第1話 - 第14話、第16話 - 第26話)
仙太:東田真之(第1話 - 第2話、第4話 - 第14話、第16話 - 第26話)
清吉:小笠原剛(第1話 - 第2話、第4話 - 第14話、第16話 - 第26話)
留吉:小坂和之(第1話 - 第14話、第16話 - 第26話)
この六人は前シリーズとほぼ変わりない(ウィキによると仙太は前シリーズが水谷邦久であり交代されている)、前シリーズは役名なしだったり、「魚政の若い者」となっていて、作中で名前が呼ばれていた者は何名かいたが、名前を呼ばれなかった者は役名は不明だったはず。今シリーズでは第1話で上記のように役名が個々についているが、第2話は役名なし。
お政:春川ますみ
ここは変化なし。
遠山うめ:千石規子(第1話 - 第4話、第7話、第11話 - 第18話、第20話 - 第21話、第23話 - 第26話)
金四郎の祖母。さすがの演技。
脇坂重蔵:成田三樹夫(第1話 - 第2話、第9話 - 第10話、第14話、第17話、第21話、第23話、第25話)
今回の金四郎の敵役。火盗。長官ということはないと思うが、おかしらと呼ばれてはおり、配下に同心がいるので、筆頭同心か与力か

準レギュラー
お春:沢田亜矢子(第2話、第18話、第24話)
変化なし。
脇坂八重:千代恵(第1話、第17話、第21話、第25話)
重蔵の妹、出演回数は少ないのか、第1話の最後で兄を見限り金四郎に惚れてしまう描写がある
閻魔の伊蔵:南道郎(第2話 - 第3話、第6話 - 第9話、第15話 - 第16話、第18話、第20話、第24話)
銀次:岡部正純(第2話 - 第3話、第6話 - 第9話、第15話 - 第16話、第18話、第20話、第24話)
彼らが金四郎、おゆきの正体を知っているのかどうか。また、今シリーズでは金四郎との関係はどうなるのだろうか。前シリーズでは金四郎の敵である鳥居と組んでいたが、今回の敵は火盗である
原田喜左衛門:中村錦司(第1話 - 第4話、第7話、第10話 - 第14話、第17話 - 第18話、第20話 - 第21話、第23話 - 第24話、第26話)
変化なし
中島貞五郎:山本清(第1話 - 第2話)
檜垣五平太:伊吹徹(第1話 - 第2話、第9話、第14話、第17話)
この二人は重蔵配下の同心だと思われる。名前を呼ばれる場面があったかどうか、ちょっとよく確認できていない。
脇坂和泉守:永野達雄(第1話、第10話、第23話、第25話)
重蔵の叔父
第1話 1977年1月17日 江戸を斬る
野分けの庄五郎:今井健二
浅吉:樋浦勉
お役者紋三:亀石征一郎
福本清三が役名なし。盗賊側の用心棒

第2話 1月24日 狼たちの掟
新吉:工藤堅太郎
五郎蔵:藤岡重慶
寅五郎:田口計
岩松:稲吉靖司
おぬい:鮎川いづみ
勘八:松山照夫
太吉:坂上忍
自分的には豪勢なキャスト。藤岡と松山、そして新吉(彼は脅され無理やり仲間に入れさせられた)が寄場から脱走を試みる。藤岡と松山は昔の仲間で、裏切られた田口のところに押しかけるという具合で、藤岡と松山と田口が顔を合わせる場面なんかは悪役の名役者が揃いゾクゾクする。
坂上忍はクレジットに名前があったが、見てる間は気にしてなかったな、もう一度見直そう

8/8視聴再開。ずいぶん空いてしまい、どんな風に新しい設定になったかまったく覚えていないが、そのまま見始める。見終えてから↑をサラっと読んだが、成田三樹夫なんて覚えてないなあ、今度出るのは第9話か。
第3話 1月31日 金四郎の縁談
村瀬宗兵衛:松本克平
みづほ屋喜久蔵:田中明夫
阿部大学:永井秀明
地廻り:汐路章
阿部梢:藤浩子
藤助:長谷川弘
ウィキの備考欄には「南町奉行になって初めて白州の場で桜吹雪を披露」とある。恥じらいもなくやけに堂々と見せており、段々変わっていくのかもしれない。
落語「後生鰻」の舞台となる商売、「はなしうなぎ」というのが出てくる。
ウィキには「はなし鰻の老人:市川男女之助」とある。役名なしのクレジットだ。
そこには「はなしうなぎ 一ぴき 二十文」とある。
このシリーズでは金四郎とおゆきが結婚するのだそうで、その回かなと思ったが、そうでなくうめ婆から金四郎に見合い話が持ち込まれるという内容で、それに対して魚政では憤慨、すでに金四郎の嫁はおゆきというのが前提となってるような関係になっている(それはずいぶん前からで第2シリーズでも周囲公認の相思相愛ぶりであった)。

8/9
第4話 2月7日 強請に使った贋金
片倉屋八右衛門:南原宏治
お熊:村田知栄子
岡嶋屋加兵衛:武藤英司
片倉屋の番頭:堺左千夫
お熊が主役。息子が贋金作りに加担させられたが亡くなってしまい、その贋金を使って騙りなどをやる小悪党で、贋金作りの本尊も持て余し気味という感じの構図で、時代劇によくあるコミカルな小悪党婆。
落語で知ってるフレーズが二つも出てきた。お熊が金四郎とお政が橋で揉めてるのを見て身投げ化と勘違い「助けると思って殺してくださいなんて寄席で聞き飽きた」。
お熊が終盤で歌う歌(これはリフレインという形で一番最後で金四郎と魚政連中で歌っている)「高い山から低山(ひくやま)見れば、低い山の方がどしてもどしてもそりゃ低い、あーもっともだもっともだ」。この馬鹿馬鹿しいフレーズ、落語で聞いたことあるが、検索しても出てこない。似たようなもの「高い山から谷底見れば」は出てきた。これの替え歌ということだろう。
おれが落語で聞いたのは確か落語のピンでの志の輔「蜘蛛駕籠」での駕籠屋をからかうお大臣が歌ってる歌だ。

第5話 2月14日 人情遠山裁き
お米:東恵美子
お露:山口いづみ
稲荷の九郎助:富田仲次郎
伊勢屋伊左衛門:堀雄二
佐兵衛:佐野浅夫

第6話 2月21日 すった財布が縁結び
喜多川:大塚道子
吉兵衛:加藤嘉
梶山石見守:須賀不二男
琴路:八木孝子
木曾屋八右衛門:沢村宗之助
与吉:溝田繁
ジャネット八田がメインゲストでお京という女掏摸。が、ウィキには書き漏れ。
気のせいかと思うが、この第5、6話と急にありきたりの奉行が主役の捕物時代劇、というかおれはたくさん見ているわけでないので、端的に言えば大岡越前風、になったような。
何度も見たような設定と筋の話である。
5話は大店の夫婦が若いころお金の問題で赤ん坊を他の人にやってしまってそれを探してる、一方その娘は裏長屋で貧乏ながら一家仲良く暮らしている。なんとか取り戻そうとする大店の夫婦・・・。
6話は、お京がすった財布の中には書付。それを必死に取り戻そうとするのを見て、なにか大事なものなのであろうと感づいて・・・。
お京は片桐と恋仲、とここまで書いて気がついた。ゲストとして書き漏れているのではなくて、この後レギュラーになっていくのだった

第7話 2月28日 殺しの爪痕
太吉:川地民夫
松五郎:花沢徳衛
お吉:内田あかり
亀蔵:山本鱗一
善八:上田忠好
この回では咲の婿取りの話が持ち上がり、大山のぶ代のわざとらしくも愛嬌たっぷりの演技が多く見れる。父親役が花沢徳衛で大工の棟梁。

第8話 3月7日 盗まれた入牢証文
助八:待田京介
六助:井上昭文
佐野屋七兵衛:小林重四郎
小問物屋主人:藤尾純
この回は第6話に出ていたジャネット八田のお京が二度目の登場。彼女に関しては--
お京:ジャネット八田(第6話、第8話、第26話)
ひょう六:うえずみのる(第6話、第8話)
--
となっていて、ジャネット八田はこの後1回しか登場しない。弟分のひょう六はこの回で亡くなってしまう。お京の父親(この回でのセリフによると養い親とのこと)である加藤嘉の吉兵衛は第6話で亡くなってしまうしで、関わる人がみんな死んでしまう女というような役である。
そしてこの回は彼女が出ていることから、片桐弥平次がメインの回である。見ていて珍しいなと思った。金四郎がちょっと後ろに引っ込んだようなストーリー。主役があまり出ずにレギュラーの別の人物がメインになるという演出はこのシリーズでは今までのところあまり見ないような構図だ。
片桐と佐吉、いつもコンビを組んでいるが双方の父親同士も組んで仕事をしていたということも語られている

8/10
第9話 3月14日 暗闇の追跡
清次(木鼠小僧):郷鍈冶
お藤:浅芽しのぶ
お弓:藍とも子
お茂:東竜子
鮮やかな手口の泥棒が江戸に現れ、「木鼠小僧」と呼ばれるようになる。おゆきや金四郎が心配し止めるように言うも次郎吉が探索に出るというような話。次郎吉は鼠小僧次郎吉であったという設定があるのだ。おれは前シリーズと今シリーズの次郎吉を別キャラだと見ている、魚政でのあの情けない男が、いまや周りを従える兄貴分となっているなど、ちょっと無理はあるが、同一人物ということなのだろう。まあ多作のシリーズものにはよくあることだ。
成田三樹夫が第2話以来の登場。金をもらって閻魔の伊蔵と銀次が火盗のために働いている。
閻魔の伊蔵が紫頭巾と対面の場面がある。前シリーズで紫頭巾の正体は知ったはず。ここでは特に言葉も発せず、場所としては対面しているが、対面してないかのよう(火盗の集団に紫頭巾が挑んでくるという大人数の場面だからそういう処理も容易い)で場面は終わった。

第10話 3月21日 恐怖の辻斬り
よし:本阿弥周子
中根勘十郎:名和宏
長屋の女房:正司歌江
千代乃:二本柳俊衣
会田式部:剣持伴紀
会田の家臣:芝本正(クレジットでは役名なし)
この回も成田三樹夫が登場する。剣持伴紀が辻斬りを行ってる狂気の旗本で、家中でも持て余し気味で排除の作戦が進行しているというような役。辻斬り当人ということでメインゲスト的であるがキャストクレジットでは下の方。
その辻斬りに夫を殺されその女房が復讐を誓うというような筋立てで、その女房の役が本阿弥周子
9ー11話に「池田孫六:深江章喜」というクレジットがあり、どれだかよくわからないのだが、第10話、居酒屋でくだを撒く佐吉の相手をしている同心だと思う。で、そう見ると、9話にも11話にも見当たらないのだけど。
ほかにも準レギュラーで何度か登場している同心というのがいる。例えば第9話に出ている「木島忠兵衛:水上保広」は金四郎に名前を呼ばれているのでわかる。ウィキを見てみると、他にも同心で複数回出演の人がいるように思える。どれがどれだかわからないが。
そしてウィキを見ていて気付いたが、「志茂山高也」という人が役名なしで毎回のようにクレジットされている。ウィキで見ると、チャンバラトリオ(94年加入)の人とのことだが。

第11話 3月28日 女だてらに河内山
久世大和守:菅貫太郎
音羽:川口敦子
上州屋四郎兵衛:増田順司
田部武太夫:須藤健
おなみ:秋本圭子
この回は成田三樹夫は登場しないが、脇坂重蔵の意を受け火盗が登場し話に絡んでくる。
菅貫太郎が得意の行儀見習いに上がった女に手をつける横暴なバカ殿役
キャストクレジット、役名なしで尾崎弥枝の名が。バカ殿菅貫太郎の家中で若い腰元が数名出てくるのでそのうちのひとりかなと思ったが、ウィキでは「おたけ」とある。上州屋の女中で魚を届けに来た次郎吉、おゆきと気安く話している
サブタイトルにあるのは河内山を気取るおゆきという芝居のパロディ的な作品。親の見栄で大名屋敷へ行儀見習いに上がることになったおなみだが、宿下がりしてきたおたけが話すところによると、殿様に横暴され、帰りたがっているという。おゆきは彼女が大名屋敷へ上がると聞いて、嫌なことは嫌と言いなさいよと余計なアドバイスをしており、それをいくらか悔いており、また大名のことなので金四郎に頼るわけにもいかず、次郎吉を連れて大名屋敷へ乗り込み大奥の中老を騙るという筋立て。最後には門前に火盗が待ち構えており、万事休すとなるところで、魚政の若い者たちが助けに入り、最後は金四郎(おゆきの動向を心配そうに終始見守っていたのだ)が割って入り解決する。

9/9
最終回まで放映が済んだ
いま視聴し始めた「江戸の激斗」は大体作風がわかったので、一旦視聴を取り止め、中断していたこちらの視聴を再開
第12話 4月4日 殴られた水戸烈公
由蔵:三上真一郎
半右衛門:森幹太
竜山:川合伸旺
鰻屋の亭主:中村是好
岩上軍太夫:内田勝正
第13話 4月11日 金四郎の結婚
国友勘兵衛:南原宏治
お久美:栗田ひろみ
相州屋清兵衛:嵯峨善兵
ちょうどきりが良かったようで、この二作品は連作というわけではないが、12話で二人の結婚が決まり、しかし障害になるのは金四郎の婆であるうめ、13話の序盤はうめをどうやって説得するかみたいな描写。祝言の当日、もうすぐ式が始まるというところで、事件解決のために金四郎は外へ出てしまい、やきもきする場面なんかがあり、ラストで祝言となる。
この二回に出てくる準レギュラー
阿部伊勢守正弘:中丸忠雄(第13話) 
徳川家慶:入川保則(第13話) 
中山伝右衛門:大坂志郎(第12話、第13話)
徳川斉昭:森繁久彌(第12話、第13話)
その二人の祝言とは直接的には関係のない事件が各回で起こり、その事件解決にも金四郎は腕を振るう。ふたりの結婚についての描写があるためだろう、事件のほうのストーリーは薄味だ。
12話のストーリーは数寄屋坊主と騙り、大奥御用達の看板を餌に商家から金を搾取するという事件、その坊主の役が川合伸旺。そして斉昭が事件に巻き込まれる
鰻屋の亭主は大して役ではないのだが、金を持たずにでてきた斉昭とやり取りをするというその場面は少し長めでそれを演じている人のウィキを見てみるとそれなりの俳優
序盤、お政が斉昭の所へ乗り込んだと聞いて、水戸のお殿様が乗り出してくれればうめの口出しも控えられるはずと、お千代がおどけて「控えよ、ここにおわすをどなたと心得る。恐れ多くも天下の副将軍水戸斉昭公なるぞ、へへえー、てな具合いに(ならないかしら)」とやる場面がある。
13話ではお忍びで町へ出る上様が鉄砲にて狙われるという話。
上様が忍びで街へ出て案内を乞い、目黒でたけのこ飯と勧められる。「目黒の名物はたけのこで」に、「目黒の名物はさんまではなかったか」「よくご存知で」というやりとりがある

9/10
第14話 4月18日 嫁も姑も意地っ張り
御祈祷の宅次:寺田農
政吉:森次晃嗣
金四郎の結婚の余波とでもいうか、序盤は長々とうめとゆきの家の中での争いをコミカルに。
宅次が悪党の十手持ちで、政吉の父親を罪に陥れていて、政吉はその敵討ちとばかりにふたりはもみ合いに、そこに通り合わせたうめが宅次に肩入れし、さらに事件の捜査まで始めてしまう。
久々に脇坂重蔵が登場する回、このシリーズの金四郎の対立相手ではあるが、登場回はさほど多くない。

第15話 4月25日 狙われた亥の刻小僧
三吉:松山省二
三吉は亥の刻小僧という名前の一人働きの盗人。鼠小僧に憧れて、同じように盗んだ金を庶民にばら撒いている。
松山省二が悪役になるはずもなく、三吉は盗賊の仲間にならないかと誘われるも断り、その盗賊は亥の刻小僧を名乗って殺しまで行い、罪のなすりつけ。金四郎、ゆき、次郎吉の働きで三吉の殺しの罪のからくりは暴かれ、三吉は島送りで済む

第16話 5月2日 涙が光る遠山裁き
由造:小笠原良智
三河屋幸兵衛:須賀不二男
お七:永野裕紀子
仁三郎:小川真司
お鉄:滝奈保栄
お登勢:中村玉緒
キャストクレジットについては一番最後に全体の感想として書いてあるが、普段はキャストクレジットではゲスト陣が偉い順に出て、最後の方は役名なしで五名くらいの連記という端役のクレジットとなり最後に監督がクレジットとなるのだが、今回は超大物ということだからだろう、中村玉緒が最後(その後に監督)、お鉄の滝奈保栄は中村の前で単独表記。
お登勢は人形の修繕の名人で、そこへ次郎吉の案内でおゆきが訪れる(うめがおゆきに意地悪で難題を与えたのだ)。そのお登勢の家は、亡くなった夫の母親、つまりお登勢にとっては義母となるお鉄がわがまま放題でお登勢を苛めている。お登勢の耐える一方という姿勢が不自然ではあるが、時代劇ではよくあること。一方お鉄、この人のペラペラと江戸弁を流暢に操っており、名のある人かと思ったが、ウィキにはさほど記述はない。
三河屋がお登勢を嫁にほしいとお鉄と相談。同じ長屋の由造とお登勢は互いに憎からず思っており、お鉄は由造さえいなければと三河屋に持ち掛け、三河屋は閻魔の伊蔵を使って色々策略する。
お登勢には娘のお七がおり、これは料理屋で働いており、板前の仁三郎といい仲。
三河屋は音を上げない由造に対し、同じ長屋の差配の家に盗人を入らせ罪を被せようとするも、その盗人が証拠のために由造の家に盗んだ金を置こうとしたところを次郎吉に捕らえられて、関係者全員がお白州へ。
このお白州の場面、まず三河屋が金四郎に諫められ軽い調子ですぐ謝る(「金四郎「いい年をして恥ずかしいと思わないか」、三河屋「はい思います、申し訳ございません」)ところがストーリー的にはどうなのかと思うが、なんとも軽い調子が良い。
で、その後はお白州で何をやってるんだよというくらい長いお涙頂戴場面となり、二組の夫婦が誕生する。お登勢と由造、お七と仁三郎である。で、お鉄も涙を流し、それに対し金四郎は悪いと気が付いたならもうよいと無罪放免、三河屋に罪は与えられるのかどうかは言及しないまま、これにて一件落着となり、最後は金四郎の高砂や、二組の祝言の場面となる。

第17話 5月9日 罠に掛った死神
作兵衛:多々良純
玉竜:赤座美代子
武藤半太夫:亀石征一郎
上総屋:稲葉義男
松葉屋嘉右衛門:浜田寅彦
多々良純はゲストでトップクレジット、メインゲストだが出番は少ない。
作品内容としては脇坂重蔵が盗賊を普通に捜査をして対峙、悪役から敵として狙われるという形で、悪役から敵として狙われるということは善玉でもあり、これは最終的に金四郎と和解をするとのことでその布石だろう。
最終的には金四郎に危ないところを助けられ、その後は金四郎の活躍となり、そこまでは脇坂重蔵中心の話でもあったのに、と、バランスが多少悪い感じ。
たぬきという居酒屋が出てきて、大岡越前のときに見たたぬきの置物も出てくる

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第18話 5月16日 医は仁術か算術か
沢田玄庵:大滝秀治
渡辺良斎:遠藤太津朗
肥前屋四郎右衛門:潮万太郎
お美濃:松木聖
啓四郎:大竹修造
松蔵:牧冬吉
魚河岸の男:西田良
お政が病気になり、医者を呼ぶ、最初に来たのは渡辺良斎、これは悪徳医師、そしてお春の紹介で次に来たのは沢田玄庵、こちらは善良な医師。玄庵は医術で町人の信頼を得て、良斎の患者を奪ってしまう。そこで、策を弄して、玄庵が薬の配合を間違え患者を殺したかのように罠にかける。
西田良は一場面だけ。前にも魚河岸の男で出ていたような気がする。ここで魚を買うのに交渉するのはお千代。お千代はおゆきが金四郎の嫁になって以降、おゆきの代わりに短パンで足を露わにして天秤を担いで商売に出ている。

第19話 5月23日 どじな兄貴の妹想い
さん:吉沢京子
長助:品川隆二
代貸:藤岡重慶
グズ虎:汐路章
福本清三(役名なし)
サブタイトルの兄妹が吉沢京子と品川隆二。後者は大岡越前でよく見た。落語に出てくる威勢が良くて中が空っぽの八五郎みたいな役が多く、ここでも。そして落語をなぞってる場面が二つあった。中盤で金四郎と酒を酌み交わすときに、「だくだく」。「(盃を)割ったつもり」「 兄弟の盃 は済んだつもり」とやってる。兄弟の盃で盃を割るという儀式があるのだろう(調べても出てこなかったが)。そして使ってるのは盃でなく湯呑で、そのことをこのやり取りのあとに言ってる。
この場面はなんでいきなりだくだくなのだろうとは思ったがさして気にしてはいなかった。
ラストでは長助がお政の紹介で道具屋に。そこを訪れた金四郎との間で刀を見せてくれ、短刀ですからの「道具屋」のやり取りがある。
この最後の場面を見て、落語を所々に入れるという演出意図がわかった。
汐路章、藤岡重慶、似たような俳優イメージ(藤岡のほうは幅広く役をやってると思うが)で、ここでもやくざの親分と代貸、常に二人一組で行動しており、ここは一人でも十分間に合うような感じがした。
福本清三は多分冒頭で、この兄妹と諍いを起こしてる数人の内の一人だと思われる

第20話 5月30日 悪徳検校
覚全:藤村有弘
武山検校:永井智雄
横井和泉守:田中明夫
お美津:村地弘美
お稲:杉本真智子
五兵衛:岩田直二
勘八:松山照夫
覚全は武山検校の元におり、悪辣な金の取り立てをしている。お千代の幼馴染であるお美津も法外な利息に泣かされ、お政が中に入り武山検校の元へ。武山検校のほうは立派な人格で、すぐにその法外な利息は放棄してやる。覚全は武山検校を抹殺し二代目を狙う策略に出る。
差別的鴨しれないが時代劇で盲人は大抵悪役なので、武山検校も悪なのではないかという目線で最初の内は見ていた。最初のお政との会談のところで善人の振る舞いをし、おやっと思ったが、その裏で実は悪人というパターンかな、とも。そうではなく、金四郎もそのお政が中に入った件を聞き、武山検校の人格を褒めることをいい、ああこの人は悪役ではないのね、とわかった。となるとあとは単純、善人が悪役に狙われることになる、と。

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第21話 6月6日 狙われた女
千枝:上村香子
青山新次郎:中田博久
出羽屋総右衛門:神田隆
宇八:勝部演之
駕籠寅:北村英三
工藤半九郎:伊吹聰太朗
北村英三、伊吹聰太朗は前作の準レギュラーだがここでは役は違う。
盛りだくさんな内容で見せ場が多いが、それゆえか、どうも話が不自然なところがあったり、序盤に用意されていたことがそのまま放置されてるようなところも見受けられる。
襲撃事件に紫頭巾が行き当たり女を助ける。この女がゆきの幼馴染、千枝。事情を聞くがなにかを隠している。というのが発端、で千枝は魚政に匿われ、金四郎は捜査に当たる弥平次など部下にもそれを秘密にする。で、そのためか結局金四郎とおゆき、次郎吉が捜査をするという形になり、金四郎は弥平次にしばらく捜査に手を出させないようにまでしてる。それゆえ、後半になると弥平次は出てこなくなると、これが放置されてるところ。
千枝は青山主膳の武家屋敷に奉公。病に臥せっているところへ、弟の新次郎と医者の順庵のひそひそ話を見てしまい、新次郎が主膳に毒を盛ってるのではと疑っており、それを知られた新次郎が殺しを出羽屋に依頼したのだった。そして差し向けられたのが工藤半九郎。とこういう構成
終盤にこれは次郎吉の罠なのだが、半九郎は次郎吉に千枝の居場所を教えもらい、殺戮を実行しようとする。がそこで話ができすぎだと出羽屋が疑念を抱き、火盗の脇坂重蔵に相談をしに行く。ここがかなり変。紫頭巾の場所を教えると言って、詳しい事情として、自分のうちの女中を殺そうと紫頭巾に頼んだ(ここら辺セリフがよく聞こえずわかりづらい、違ってるかも)、で、女中も紫頭巾も殺しちまってくれ、とこういう感じの相談である。
自分が殺しを依頼したことなんか告白するかねえ。まあ女中が旦那と不義を重ねてるとかなんとか言ってたけど。まあ紫頭巾を狙ってる重蔵にその居場所を教えるから両方殺してしまってくれと頼んでも頼める相手だと認識されてたのかもしれない。
殺陣の場面では、次郎吉が千枝の駕籠についてきて、示し合わせた半九郎と出会い、次郎吉は千枝に金がもらえるからお前を売ったと言い、半九郎はお前はもう不要と次郎吉を切るが、そこへ紫頭巾が現れ、そしてそこへ火盗が到着、出羽屋の番頭、宇八は火付盗賊改方に皆切ってくれとお願い、半九郎は 騙されたと知る。紫頭巾と重蔵の戦いとなる。紫頭巾は劣勢になるもそこへ 大人数に囃し立てられながら駕籠が登場、籠の中からもう一人の紫頭巾(金四郎)が姿を現しとここも凝っている。

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第22話 6月13日 人を見て法を説け
お鈴:西崎みどり
町名主:山村弘三
源五郎:黒部進
おげん:新井麗子
幸兵衛:西村晃
西村晃、キャストクレジットでトメ。今回の悪役だが、悪役に見えないような役作りで、またその裏にかかるBGMはコメディ調。悪役のような役割に見せながら実は善人みたいな役かと思っていたが、悪役のままだった。
シリーズ初めてだったと思うが、魚政の若い者六人、とくに弥太が大きく話しに関わる。冒頭に借金取りに強引に取り立てをされているお鈴を救うため割って入るという形で登場、その借金を肩代わりするというストーリーで、その金を貸しているのが幸兵衛。
幸兵衛はゆるりとした物腰ながら借金の証文を握っていることから御定法を盾に借金主を苦しめる。
結末は落語「五貫裁き」。借金は5両だったが、その証文を女郎屋に売ったので、手間賃などで値が当たり8両、さらには、その際のゴタゴタでけがをさせられその賠償金とかで締めて五十両をお政に要求、奉行もそれを認め、五十両は奉行所が肩替り(魚政からは奉行所が五十両取り立てる)、一日一両ずつ払うから、町名主五人組同道のうえ取りに来るよう言われ、嬉々としてそれを幸兵衛は承諾。がその初日、町名主ら一同は、幸兵衛は一両貰えてほくほく顔だが、自分らには実入りがなにもないと、食事をしていこうとなり、ここら以降は喜劇調。そこらの飯屋で幸兵衛がいうと、口が奢ってるから安飯屋じゃだめ、と鰻屋でへ。お代わりをして、さらにはおみやげ込みで請求は二両二分三朱となってしまい(この町名主の行動は金四郎に言われおゆきが頼みに行っていた)、幸兵衛は音を上げ、奉行所へ。しかし、幸兵衛は御定法のとおりにと言ってきた手前、金四郎は判決が出ており、その証文に幸兵衛も爪印を押しているので、その御定法通りに一両ずつ払い下げを受け取りに来るようにと、それをなかなか許さず、最終的には借金棒引き、賠償金を取り下げさせ、さらには向米に賠償金を払えとなり、お鈴は蕎麦屋(お鈴の家は担ぎ屋台の蕎麦屋だったが常設店舗になった)の開業資金を幸兵衛が出させ、その新たな蕎麦屋の店開きがラストシーン
新井麗子、ウィキの項目がないため、名前で検索してみるとひし美ゆり子のブログが出てきた。2017年のもので、久しぶりの再会を記したもの。さらにそこから色々リンクを辿って読んできた。たまにはまってしまうネットサーフィンというやつだ。
まあ、それらを読んでわかったがその再会のとき、新井は90歳という年齢。宝塚(ヅカ)出身で新珠三千代さんと同期。夫は守田比呂也、おれがいまこれと並んで視聴している江戸の渦潮、江戸の激斗に出ている人だ。ほかにもこのひし美ゆり子のブログや、ウィキを見ていると、この時代に売れていた役者の名前がたくさん出てくる。そういえば、今回のゲストのひとり、黒部進もひし美と縁があるらしく、トークショー「ゆり子の友達の和!」に出演したとのことがウィキにある。

第23話 6月20日 男の約束
伊八:河原崎長一郎
おきく:岡まゆみ
佐々木貞四郎:岸田森
辰巳屋宗兵衛:香川良介
お松:折原啓子
鉄五郎:山本昌平
見所が多い好作品。伊八は冒頭から捕らえられており、それはやくざの親分の殺しという罪、が、伊八が真犯人ではなさそうということで、執拗に弥平次は本当のことを言うように、と牢へ足を運んでいる。
サブタイトルは弥平次と伊八の間で交わされる約束で、それは走れメロス的な内容。伊八の母親が死にかけていること、伊八は家族の面倒を組が見てくれていると思っており(その引き換えに自分が犯人ということで牢に入っている)、しかし、そんな風にはなっていないことを弥平次は教え、母親の死ぬ前に会いに行けと、脱獄させ、その戻る時間を指定し、そこまでに戻らなかったら自分が死ぬ覚悟で、牢に入る。
田村亮がフィーチャーされており、これは今シリーズで初ではなかろうか。田村亮についてはここまであまり目立つ活躍がなく、そのためか、気取った顔つきだけが印象に残るという感じだったのだが、このようにフィーチャーされる演技があると、さすがに上手さも見える。
さらに岸田森。個性的な名俳優で、この人がいるだけで、作品の質が上がるような気がする。ここでは重蔵配下、火盗の同心、伊八を犯人だとして引っ張ってきており、重蔵の信を得ている。が、ラスト。牢へ戻ろうとする伊八を戻させまいとする悪役軍団、小伝馬町牢屋敷の門内では重蔵が待ち構え、伊八万事休す、追ってきた佐々木貞四郎、伊八を斬ろうとするその刀を重蔵が打ち払い、「よくも顔に泥を塗りおったな」。この重蔵と佐々木が顔を合わせるシーン、これは格好良い、岸田森が格好良く、そして悪役らしく無様にやられている。

9/14
第24話 6月27日 殺しの疑惑
新吉:太田博之
蓬莢屋嘉兵衛:竜崎一郎
般若政:梅津栄
戸山播磨守:伊達三郎
尾張屋梶右衛門:有馬昌彦
斑鳩鉄心:大前均
新吉はお春の兄として登場。数年前に役者になると言って家を出て以来顔を合わせていない。
その新吉がお政たちを芝居にご招待、その舞台で新吉の師匠が殺されてしまい、新吉が犯人とされてしまう。
ウィキにこうある
中村市之丞:藤尾純
女将:近江輝子
松若屋十次郎:波多野博
この三人はクレジットでは役名なしである。で、多分役名が違っており、殺された新吉の師匠は松若屋、市之丞とされており、この録画データに掲載されてるあらすじにも中村市之丞が殺されたとあるから、波多野博の役は松若屋中村市之丞であり、藤尾純はその芝居興行の興行主あたりの役だ。
藤尾純、その冒頭の芝居の場面で、目立った感じで取り調べに答えており、この顔、見覚えあるなあ、つい最近なんて俳優か必死になって調べた覚えがあるな、などと思った(前シリーズの「第6話 濡れ鼠河内山宗春」にそのことが書いてあった、そこでも役者の役だ)
近江輝子というのも時代劇のチョイ役、老けた意地悪そうな女性の役でよく見る。ここでは悪役たちの会食の場の女将で、おゆきは旧知、魚屋の格好で現れ、お奉行の女将さんがどうしたんですかと驚き、おゆきに何事か(その会合に芸者として上がらせてくれ)お願いされている

第25話 7月4日 掠奪された御用金
龍神の弥右衛門:鈴木瑞穂
矢吹小平太:伊吹吾郎
小染:二本柳俊衣
辰次:浜田晃
犬神の五郎蔵:山本鱗一
シリーズ終盤にきて重蔵が金四郎という善玉側に来る、というか絶対ヒーロー金四郎に助けてもらってるだけだが、そういう理由だと思うが成田三樹夫が格好良く撮られておりそこらが見どころ。
矢吹小平太は重蔵の配下。そのためか目付きの鋭いメイクでちょっと悪役っぽいが、結局役どころは悪役ではない。重蔵の妹と恋仲のようで、この回の最後では結婚に至っているようで、重蔵が二人を連れて会食に出ようとしている。
御用金運搬について火盗が任せられている。若年寄で重蔵の叔父の脇坂和泉守がそういう差配をし、それがうまくいけば重蔵が大手柄になると叱咤している。
金四郎の助けで一度奪われた御用金を取り戻し、犯人たちも確保。重蔵の首は繋がったかと思いきや、ラストシーンは、魚政で祝杯(手柄は火盗だが、それならば魚政だけでも金四郎の手柄を祝そうと)を上げる御一同、そこへ重蔵が現れ、職を辞したことを言い、役が暇になるだろうからまた会おうと約し、そこでの一杯は断り立ち去ろうとする。外には矢吹と八重が待っていた
序盤で殺しが起こり、弥平次ら駆け付けるが、そこに一歩遅れてやってきた火盗がこの事件は我らが引き取るというと、先に着いたのは自分たちで、などと言い返しており、その後は手柄をかっさらいやがってなどと言っている。火盗と町奉行の切り分けがわからん。火盗のほうが偉そうに命令調だから上のように見えるが。まあ先に着いたものがやるとかそんな変な割り振りではなかろうし、手柄争いってのもなあ、まあ時代劇ではそうなのかもしれないが

9/15
第26話 7月11日 八百八町は日本晴れ
牧玄道:大友柳太朗
高野石堂:小沢栄太郎
大島:五味龍太郎
最終回、その割に大したゲストが出てないなと思っていると、キャストクレジット終盤に大友と小沢(小沢がトメ、大友はその前)。
時代劇ではよく取り上げられる「アヘン」の話
お京:ジャネット八田が久々の登場。準レギュラーで登場回数の少ない人が久しぶりに出てきても、はて? 誰だっけとなってしまいがちである。
一方で重蔵は前回が最後。また、閻魔の伊蔵と銀次のコンビはこの最終回には出ていない。

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全体の感想
キャストクレジットでは、ちょっと変な部分があり、まずレギュラー陣が全部表記される。重要人物から配置され、あまり重要でない魚政の六人の若い者(これは役名が書かれない回もあったが、途中からは表記されるようになった)、でその後に春川ますみ、千石規子、成田三樹夫とトメにあたるような人物のクレジット。でその後ゲスト陣、これも重要なほうから表記、段々端役になり、役名なしの数人連記表記があり、この辺りで音楽が最後にもう一回サビに行くような盛り上がりを見せながらも唐突感さえ感じられる終わりを迎え、そこでクレジットの最後は監督が表記。例外はいくつかあり、レギュラー陣が表記されてる中ひとりだけゲストが途中で表記されたり。
時代劇でよくあるキャストクレジットのパターンとしては、春川ますみ、千石規子なんかが監督の前に出されるのが普通かと思う。そしてなぜか佐野浅夫が出ている第5話だけそういう順番(最後の方は春川ますみ、堀雄二、佐野浅夫、監督という順)のクレジットだった
片桐弥平次:田村亮。格好良く顔を作ってるが、それが際立ってしまっているというか、それに見合ってないというか。活躍の場は少ないためそう見えてしまうのかもしれない。
OPの主題歌、第22話以降では歌が終わったあとの間奏(というかその後歌は入らないので間奏とはいえないが)のところが変更されていてトランペットのソロが入る
シリーズ終盤くらいからか、おゆきがちょっとうざったい。奉行の女房が口出ししすぎる。大岡越前と同じだ。まあこっちは紫頭巾という面もあるし、その活躍も見どころの一つだから仕方ないか。
その紫頭巾の登場もなんだか邪魔っぽい。出なくても解決出来てるのに、無理やり出してる感じの回が多いのだ。うまくストーリーにはめ込んだ出番の時もあるのだと思うが、終盤はほとんど全部無駄に思える。
閻魔の伊蔵:南道郎
この人はこの江戸を斬るで認識した人だがとてもうまいと思う。が、前シリーズでは、金四郎の敵役である鳥居の部下という面がはっきりしていたのだが、今回のシリーズではその役割が微妙になっておりなんというかどっちつかずの面がある
エンディングは必ずナレーションなのだと思うが、そのナレーションが入っていないことがある。これは大岡越前でもそうであったが、それは最初のころだけだったように思う。このシリーズは1978年の制作で、大分時代は降っているのだが、なぜそのようになってるのかよくわからない。ウィキの大岡越前の該当箇所にはこうある--
2006年から竹書房を販売元にして、第5部まで販売されている。前述の通り、第1部第3話と第2部第22話を除いた第1部第1話〜第3部第15話までは、オープニングとエンディングを短縮した再放送素材のみ残ったため、それが収録されている。第4部以降は、ナレーションや不適切な用語の音消し処理等がなされた再放送素材が用いられているので留意されたい
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シリーズ間の雰囲気の違いを知りたいということで、そのまま続けて第4シリーズを見始めた

参院選雑感

昨晩はNHKで開票速報をずっと見ていた。
久米宏が最大の楽しみはビール飲みながら開票速報と言っていたっけね。
俺の場合は、それプラス2ちゃんねるなんだけど。今回は2ちゃんねるをやる気にならず、というかPCの前に座る気にならず、寝転がってのテレビ視聴(2ちゃんはPCでやってる)。
そうそう、注目のTBSの太田。開票が20時からで、TBSの番組は3分前からとなっていたので、その冒頭部分はTBSを見た。いい感じに挨拶できてた太田。あと、NHKのほうで首都圏の開票情報というのが時折挟まり(確か20:50、21:50から10分間というようなスケジュール)、そういうところでTBSや他も見てみた。太田が石破と話しているのを見たがこれも落ち着いた調子でなかなかよかった。ただ民放は開票速報なら、事前に撮影した選挙関連の特集VTRみたいのが流れてて、そこがダルいね。いま見たいのはそこじゃないだろ、開票だよ開票、そして当選者落選者の様子、事務所の様子、ということ。太田の評判をいま検索してみた、1社だけだから正確に評価されてるのかわからないが、「空回りぎみ」とされていた。
いま気づいたが当選した水道橋博士、太田と因縁あるじゃん、番組で顔合わせたのかなと検索してみたが出てこない、対決はなかったかな

さて、結果
その水道橋博士、れいわは特定枠を一つ使っており、2枠取れて、政党内で1番の得票になれば当選という名簿になっており、得票が1番にはなれるような形だったようで、れいわは2枠獲得し、水道橋博士当選。
またNHK党、なんともやっかいなきわもの候補、ガーシーこと東谷義和が当選。
この二つの件についてはなんとも気が暗くなる。
まあ昔はもっときわもの系がいたのかもしれず、こんなもんかという感じだ。
ああ、東京では山本太郎が当選。おれは生稲が厳しいかなと思っていたら当選確実が出たので山本が落ちたと一瞬勘違いしたが、もう1議席残ってた(東京は6議席で生稲が5番目に当選確実が出てた)
ここらについて考える。好きか嫌いか、支持するかしないかは別にして、れいわはもう政治実績があり、さらに山本は有力候補なわけで、意外感はまったくない、ということから考えると水道橋博士の当選だって、サプライズでなく開票前からかなりありえる状態だったわけだ。
さらに政党自体がきわものだと思うがNHK党だって、参議院比例で前回も議席を獲得しているんだし、これもあり得ないことではなかったといえる。
地力をつけているという風にもいえる。政治は選挙一発勝負でなく、地道に長いことやって浸透させていくという側面があることを実感、NHK党なんてのは地道に政治成果を上げて行こうなんていう姿勢は見えないけどね。
参政党。1議席獲得
おれにとってはこれが一番のサプライズ。まったくのノーマークだったのだ。調べてみたら、ネットで拡散、保守政党ということで、かつての俺なら一番に飛びついていただろう政党。いまはネットで政治についてなんてほとんど見ないからなあ。
今回の選挙で広報を手に入れて、結構じっくりと見た。まあ誰が立候補してるのか、投票行動を決めるためだ。そして今回青山繫晴が比例に立候補していたことも知り、ちょっとサイトを覗いたら、中野駅で演説があることを知り、その日ちょうど駅に用事もあったことから演説を聞きに行ったということもあった。
https://hamata-pt4.blog.ss-blog.jp/2022-06-26
で、まあそんなこんなで今回の選挙の立候補者について色々情報を得ているとき、この政党も目につき、松田学、この人は時折ネットで見かける。以前議員だった人で、経済について喋ったたっけ。へえ、いまはこの党にいるのか、と。さらにはテレビでおなじみの武田邦彦、さらには赤尾由美、赤尾という名前でピンときて、調べてみたら、やっぱりそうか、赤尾便の血縁、確か姪、の人。で、それを見てもまったく泡沫としか思っていなかった。そのとき2ちゃんでこの政党のことを見かけて、ネット保守が応援し異様な盛り上がりを見せたことのある在特、桜井の党(日本第一党)とか、維新政党・新風だとかと同じ系譜にあるというような書き込みを見つけた。
そうそう、そのときチャンネル桜でお馴染み三輪和夫も出ているのを知った
そういや久々にチャンネル桜も覗いて見て、三輪の政党(新党くにもり)はチャンネル桜が完全バックアップの政党だと知った。
だから参政党が予測獲得議席で1議席取れるかどうか、と出て、ちょっと驚いて検索して、凄いことになってることを知った
おれが寝るころにはまだ当確が出ておらず、というかもう残り議席数も少なく、だめっぽいなと思っていた山田宏、今井絵理子が今朝確認したら当選してた

NHK、各選挙区の開票の紹介の際、参政党表示があったが、確か日テレ、諸派みたいな表示だった。MHKも下に常に移されてる各党獲得議席数の表示では参政党は諸派みたいなところに入れられてて、NHK党は表示があったような気がする。こっちが政党要件を満たしてるかどうかということだろう、ニュースでも常にNHK党の動向は報道されてたし。

おれは比例で青山、選挙区は生稲にしようかなと思っていたが、青山の演説の最後で選挙区は朝日健太郎にと言っていた(青山が主宰する会の同志とのこと)ので、朝日に投票。どちらも当選、2勝0敗。青山の得票が前回から10万減らし、自民党で圧倒的1位を狙ってただろうに、上にふたりいて党内3位(特定枠は除く)いる。

社民党議席確保、がNHK党やれいわ、参政党なんかを見てると、新興勢力と入れ替わりの時期だなあと思う。
チャンネル桜の新党くにもり、残念な得票数、もうネットじゃ影響力ないのかな。上に上げた日本第一党、維新政党・新風も同程度。
NHK党と参政党、各選挙区にも候補者を出してた。ここでは得票はかなり少ない。が、これは選挙戦略だろうと思う。かつて聞いたことがあるが共産党が全選挙区に出す(いまは野党共闘のため出さない選挙区も多いが)のは、自分の当選のためでなく、そこで透明連呼して比例の票を伸ばすためなのだそうだ。

改憲はされるんじゃないかなあと思う。もう相当に浸透してきており、それこそ政治は一発勝負でなく、地道に浸透させていくという面があり、改憲というテーマは機が熟したといえそう。あまり嫌悪感もなくなっているのではなかろうか。自民党がまとめられるかどうかという面はある。改憲といっても内容は各自バラバラという面も大きいのだ、それがこれまでやれなかった原因でもあり、自民党は実は改憲に後ろ向きであり、自民党こそが護憲と皮肉られる由縁でもある。

※追記
以下のような記事を読んだ、参考になった
““サプライズ当選”のN党ガーシーは任期6年を全うできる?「日本に帰るのが怖い」と本音も 7/12(火) 9:06配信

参政党とは何か?「オーガニック信仰」が生んだ異形の右派政党 古谷経衡作家/文筆家/評論家 7/11(月) 13:09

上はゲンダイ、下は古谷経衡、とどちらも信頼できるソースとは言い難いが笑
まあN党は議員辞職して、繰り上げ当選で議員数は確保という戦略は前からやってるので、そういうこともありえそうだな、と。ガーシーとやらは恐れるに足らずという感じだ。N党はそもそも議員数の覚悟とかも考えてなさそうではあるが、それでも政党要件の維持だとかは考えてるだろう(もし議員辞職しても議員数が減らないということになってもそのことと政党要件とは直接関係ないが)し、細かいことをいえば各議員の議員報酬、議員の特権なんかもほしいだろうし。
古谷、かつてチャンネル桜の有望若手出演者だったが今は袂を分かち・・・。途中で考えを変えることもあろうし、経緯は知らないが、チャンネル桜のような主張をおかしいとも思わずに自分の主張として発言していたのを、後で変えるというのは言論人としてはかなり致命的という感じがしており、ゆえに、彼の署名記事は読むに足らずという風に思っているのだが、これは結構長いのだが全部をじっくりと最後まで読んでしまった。参政党ってそういう政党(ネット保守よりオーガニック)なのかあ、と理解が深まった。まあ古谷だからそのこと(我田引水、ネット保守への恨みと揶揄)を差し引いて受け入れておくことにしよう。

笑点(2022.7~9) [毎回視聴]

7月から新しい記事を立てることにした
が、そろそろ飽きている。すぐ見るのを止めにするかも。
7/3分は古い記事のところにあったのをカット&ペースト

07/03(日) 17:30 -
日テレ1|30分
笑点[解][字][デ]助っ人に月亭方正!木久扇が宮治をつぶす!?
やはり! 月亭方正だった。
こちらもやはり緊張しているようで、そして答えは多少滑ったというか、ノリが違う感じ
演芸コーナーは江戸家小猫。来年に猫八を襲名するとのこと

07/10(日) 17:30 -
日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]今週から4週連続コラボ演芸!月亭方正も大喜利で出演!
「4週連続コラボ演芸」これはそれなりに目を惹く企画かも。前回の次回予告で出ていたが、今回は宮治がハナコのコント「犬」に参入。宮治も犬の約で犬が二匹という構成
大喜利は前回予告どおり、月亭方正二回目、ということでこちらはあまり期待できないので冒頭と最後くらいを見てパス

07/17(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]円楽の最新映像を公開!おいでやすこがとたい平が演芸コラボ
演芸コーナーはおいでやすこがとたい平がコラボ
おいでやすこがは大好きな部類だが、たい平との組み合わせということでどうなることやらと期待より不安。が、それなりに面白く仕上がっていた。最後に笑点のテーマを扱う部分があり、そこが面白かった。なぜか3人が距離を取っている。漫才コンビだともう距離を取る場面はあまり見られないのだが。一応ピン芸同士ということだからかなと思ったが、たい平が入っており、たい平だけ距離を取るのも変だからだろうと気づいた。先週の宮治はまったく距離を取ってなかったが。
まずはM1のときのネタ、カラオケで盛り上がらないと、「アルコール除菌」、「見つめ合う時はビューティフルデイ」、「あの日のかな、それとも」とやり、小田がツッコむという風に始まる。そこにたい平が入り、歌い出すも小田はわからず、やはり「ないやろ、そんな歌」ツッコむが、それはたい平が昔出した歌・・・とこんな具合に進む。その後、こがパートでグッバイサンデー、ほらきたマンデー」、これもおなじみのネタ、ここら辺はこがパートとたい平パートが分離されてる感じ。
次はたい平の番で笑点のテーマ。たい平がイントロをチャッチャカチャカチャカとやり出し、そして「ゲラゲラ笑って見るテレビ~」歌い出す。小田はそれに対し、「歌詞ないやろ、インストゥルメンタルやろ」とツッコむも、こががこれは中村八大作曲で、詞は笑点二代目司会者の前田武彦さんが作ったと解説しだす。この辺は本当かどうか知らんが、まあ本当なのだろう、そしてたい平と二人で歌って終わり
大喜利代演は若手大喜利から立川晴の輔。大喜利は少しだけ見て、あとは早送り
サブタイトルにある円楽については、大喜利の締めの挨拶を昇太がした後に挿入される形で、昇太もそれを特に紹介してない。円楽はなぜか晩年の談志に見えた。病気になるとあんな感じになるのか。「もう少しですよ、ええ、落語はひとりでやるからなんとかなります、うん」と、「えー」や「うん」で間を取りながら。カメラ目線なんかも談志に見えた。もしかしたら意識してっかもね。髪はかつらだろうか、生え始めだからだろうか、なんだか違和感。

07/24(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]宮治の新しいヘアスタイルをみんなで考えよう!小遊三がアレにデレデレ
演芸コーナーはマジシャンGOという人で、小遊三と共演。とても短めのように感じたが、それでも10分弱。
大喜利、代演ゲストは柳家わさび。座布団が多く、高くて怖いと、座布団を数枚外してもらうという珍しい出だし。途中で座布団もらってたりもしたけど。
大喜利は全部は見ずにところどころつまみ見。
※追記8/1
結局大喜利も全部見た。わさびは最初に座布団を減らしてもらい5枚。
いい答えで座布団を増やされそうになるが、高いのが怖いということを昇太に思い出させ、昇太は褒美に一枚減らさせてあげる。
しばらくしてのわさびの答えで、宮治を腐すようなものがあり、昇太が宮治の座布団をわさびへ、とすると、わさびは今度はそのまま受け入れる。結果5枚で終わる、
宮治を腐す答えというのは、お題が、ゲストのわさびにちなみ、弟子に食材の名前をつけて、 その後どうなったかというもので、わさびの答えは、弟子にわさびとつけたら、二つ目のころから頭角を現し、後に宮治の代わりに笑点メンバーになりました、というもの。

07/31(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]
8/1視聴
福井県福井市での収録。コロナ禍以降地方での収録は初ではなかろうか
好楽は体調不良で休み。好楽の席は不在という形で大喜利は進行
演芸コーナーは、もう中学生で、コラボ相手は木久扇
うーーーん
もう中のネタをほとんど見たことないから、何が面白いのやら。決め台詞的なことを言ってたから、そこが見せ場なのだろうが、他はよくわからん展開に終始。
白黒アンジャッシュで見たのをかすかに覚えている。そういえば、紙で作られた大きなセットが自作だとかそのとき言ってたっけ。そういうセットがあった。
木久扇のところは台本ができているのだろう、もう中のそのなにやら面白さがわからんが、レストランのシチュエーションで、そこにきた客という設定でもう中の問いに、いわゆるうまいこと(洒落)を言って、それをもう中が褒めるというやり取り。
そして大喜利、代演ゲストは超大物、文枝。
声が小さかったり、あと、落語家らしい洒落で落とすといううまいこと言うほうに注力したか、どこか場から浮いてる感じも少しある。いや、本来それでいいんだろうけど。いまのバラエティ笑点だともっとわちゃわちゃした答えが主で、そこに時折、うまいこと言うというような答えが挟まる感じで、でもうまいこと言う答えは円楽が出すのが似合うので、その代演だから、適役でもあるか。
バラエティ慣れした文枝らしい答えもあった。1問めは文枝にかけて、「いらっしゃーい」を使って、有名人を福井に招き入れて一言というような問題。文枝は全国の新婚さん福井へいらっしゃーい、とやって大歓声、そして、その後の一言として「ここんとこ言っていなかったので久しぶりに言いたかっただけです」と。さらに、他の人たちの言い方はちょっと違うなどと言い出し、笑いを起こしていた(最初の回答者がたい平、次がこの文枝。だから他の人たちのやり方といっても、まだたい平しかやってなかったのだ、ほんとはもっと後に回答すればよかった)
たい平が座布団から転げる仕草を序盤に何度か行っていた。終盤に文枝もそれをやっていて周りから本物だという声が。あーそういえばこの転げるという動きも彼の得意ムーブだったこと思い出した
終盤では、答えにかこつけて、昇太をどけて司会席に座る始末で、それに小遊三も乗っかるというバラエティ好きが喜びそうな場面も
次週も文枝とのこと。

08/02(火) 19:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才・笑組▽真打昇進披露口上
毎週録画予約をしておくと、笑点の場合はなぜか、録画データにサブタイトルが毎週更新されない、例えば7/24分だと「宮治の新しいヘアスタイルをみんなで考えよう!小遊三がアレにデレデレ」の部分。なので、毎回新規に単発番組として録画予約をしている。で、笑点を呼び出すために「笑点」で検索するわけであるが、そのとき引っ掛かったのがこれ。いや、本放送以外にこういう過去の番組の放送をやってるのは知ってはいたけど、今回「笑組」があったので、ちょっと引っ掛かり、録画してみることにした。他が「真打昇進披露口上」だったり、また、番組HPで予定を見てみたら、次回以降のところにも演芸コーナーのところで興味深い、というかちょっと見てみようかなと思うようなものがいくつか、例えばいとしこいし。次回以降も録画しようと思っている
笑組になぜ引っかかったのかというと、「ナイツ ザ・ラジオショー」で伊集院がゲストに出て、かなり長くこの笑組のゆたのことを話していた。伊集院といえば、ラジオ降板あたりを境によくラジオゲストに出ていて、これは伊集院の意向なのだろう、確か一之輔のあなたとハッピーにも出ていたっけ(調べてみたら一之輔のラジオゲストは2020年10月とあり、伊集院のラジオ降板よりずっと前だ)。そのときもゆたのことを話していたような覚えがある。
で、そのラジオショーのあとに、これが不思議なのだが、つべのオススメにゆたのチャンネルで伊集院のことを話す動画が上がってきた。ちょっと見てみたら、このラジオショーでの伊集院に触発され、自分も喋ってみようと思ったとのことだった。こちらはその回も全部は見ておらず、その後も連載として続いているようだ。
そのゆたのチャンネルのほかの動画リストを眺めてみると、笑組の漫才があり、あと興味深いのは師匠である内海好江のことを話した連載、こっちも見てはいないけどね、これは確か10本超の連載になっていて、伊集院のもこれと同じようになるのではなかろうかな。
さて上で書いた「不思議」。ラジコでナイツラジオショーを聞いて伊集院がゆたのことを話した→つべのオススメにゆたの動画が上がってくる。これって関連してるのかなあ、偶然かな、それともおれのつべでの視聴履歴の他のものが触発してゆたが上がってきたか。
もっと大げさに言うと、これは本当にあったというわけではないが、例えば外出中に町でAKBの昔の曲がかかってるのが耳に入り、それが頭の中でリフレインしてしまう→家に帰ってつべを見てみたら、AKBのその楽曲がオススメに上がってるみたいなことだ。どこまで自分の活動履歴が調査されてるのやら。
さて、内容。
番組は二週分の放送、2002年9月8日と15日
笑組。ゆたの動画を少し見て、まず第一印象、ずいぶん神経質な人で芸や芸歴なんかに対して細かい人だなあということ。そして今回の番組での漫才の内容は、自分の才能を過信した独りよがりな感じがあり、孤高でとっつきにくい、芸人として愛嬌のないタイプに見えた。上岡龍太郎なんかはある面でそういうところがあったかもしれない。
大喜利は、最初のメンバー紹介、各人の挨拶のところだけ視聴。黄金期というか、この時代が長く続きすぎたというか、小遊三、好楽、歌丸、木久蔵、楽太郎、こん平、司会が円楽、座布団運びが山田くん。今も出ている人が何人もおり、そして当然今より若い
15日分
「真打昇進披露口上」、新真打はいっ平。口上に並ぶのは、下手から木久蔵(司会)、こぶ平、当人のいっ平、師匠のこん平、小朝。
最後にいっ平の口上がある、木久蔵は「ここで笑点流でございます。本来新真打自身の口上というのはないのでございますが林家いっ平の挨拶にございます」。
そこで三平襲名のことを冗談めかして言って、両隣からツッコまれてる・・・、が本当に三平襲名したんだよなあ。まあこのころから既定路線だったという可能性もあるけど。
二週目の大喜利は、最初のメンバー紹介部分がカットされていた

08/07(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]助っ人・桂文枝が歌丸の化石を発見!?
福井の二週目。もちろん同日収録だろう
演芸はザ・ぼんち
今回はこの演芸部分だけは時間があったのでリアタイで視聴
ザ・ぼんちかあ、正直言って面白くもなんともないし見たくないなと思ったが、時間がちょうど空いていたのでぼんやり眺めていた。
ナイツのお笑い演芸館に出てたのを見た記憶があるが、昔人気のあった人たちのつまらなくなってもやってるというパターンの最たるものという感じ。
今回もそうだったが、それでもネタのパターンはどんなものなのかなという期待で見てた。
おさむのわけのわからない一人芝居(一人コント)、これが芸なのか、70のボケた爺の徘徊なのかとまさとが合いの手。そしてオチはそれを散々やらせといて、まさと「よくわかったでしょう、70のボケた徘徊の爺でした」。
大喜利代演ゲストはもちろん前回に引き続き文枝で、好楽は欠席
大喜利は少しだけの視聴

08/09(火) 19:00 -未視聴 BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑大喜利▽冗談音楽 ポカスカジャン▽漫才 夢路いとし・喜味こいし
2002/09/29と10/06分
演芸コーナーの身視聴
いとし・こいしはいとしが出てくるときの歩きのスピードがもう遅くなっていて晩年のもの。調べてみるといとしは2003年に亡くなっている
ネタはチャンバラが好きということから仇討ものの話になり、そしてそれを講談調でやってみようというもの。いとしが講談口調をやり、合図によってこいしが張り扇の音をやるというもの。これを見て談志を思い出す。あるとき(後述)そういうネタを見たのだが、後年になって、談志ひとり会のCD全集で談志が若いころこん平相手にそれをやってるのと聞いて昔からやってたネタなのかと気付いた。
あるときというのは、新年の下丸子での独演会。談志は当時毎年新年はそこで三日間興行をやっており、確か一門会、志の輔との二人会、独演会というような興行だったと思う。
おれはこれに確か1回だけ行った。まあ遠いしね。94年から95年ごろから談志通いをしていて、だけど95年という談志通い初期だから覚えているが、それには行ってない。だから多分96年だと思う。
そのとき談志は最初和服でないまま立ちでのトークから始まったのだと記憶。そこでおれはあまり気付かなかったが、客席からヤジ。それに応戦して談志が上がってこい、周囲にだれかいたのかなあ、なんかそれを止めるような言葉もあったが、談志はそれを制して、「いいんだいいいんだ、こういうのが面白いんだ」と。出てきたのはインド出身の方、談志は片言、身振り手振りでなんとかコミュニケーションを取ろうとする。が、延々それが続いた後に、彼が東女日本語で答える。なんだ日本語出来るのか、に、日本語で問われなかったからと答えるというような落ち。
そのとき、そのやり取りの後だったか、渦中だったかで、この講談ネタをそのインド人相手にやったのだ。
その後のひとり会で、談志が「あのインド人面白れぇから弟子にしちゃった」と言っており、ちょっと驚く。そのころ談志の会は熱心な追っかけが多数ではあったけど、それでも唐突にあのインド人と言われて客は気付くのかなあとも思った。
さらに後に文章だかテレビだか覚えてないが、そのインド人(だと思われる人)が談志について話しているのを見聞きしたこともあった。
その下丸子で見たときとその後の色々で、不思議な感覚がある。おれはあの時ほんとに変な客が乱入したのだと思っていた、が、その後の経緯からすると、というかあんなに流麗に講談ネタをやれたのを見ると、仕込みだったのかなあ、と。だけど「あのインド人面白れぇから弟子にしちゃった」という言葉からすると、仕込みじゃないのかなあ、と。

8/11
NHK7時のニュースで円楽の高座復帰が報じられる。
口調、輝きを失ったうつろな視線が、最晩年の談志そっくり。もうダメだろうな、ありゃ。あの口調になっちゃうと落語も作品としては聞けたものでない。
笑点には無理やりでも復帰させられるだろうけど。

8/14
08/14(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]寄席の爆笑王が無言で!?登場▽小遊三が街できゃあきゃあ騒がれた?
今後はなつかし版の録画が終わってから、日曜日の分となつかし版をまとめて視聴しようかなと思っていた。今回のヤツをまずは出演者確認しようと見てみたら、瀧川鯉昇。面白そうと、早速まとめて視聴のルールを破ることにした。
タイトルにある寄席の爆笑王というのが鯉昇で、OP(提供スポンサー表示のところ)で、昇太の紹介で鯉昇は出てくるが話を振られても表情豊かにだけど無言という、そのことがタイトルになっている
演芸コーナーはねづっち
小遊三は挨拶の時、毎回代演ゲストを一言コメントを入れて紹介する。これはなかなか良い。ゲストも客もそれでほぐれる。
好楽復活
数回前からそうなのだが、昇太の山田君の紹介が異様に辛辣。今回は最初に「意外と凝り性な皆さんのご挨拶」とやっており、それを受ける形で「凝り性というよりも、みんなこりごりしているこの方のご挨拶」
鯉昇、答えがいまいち。自分で答えを作ってるのかな、もしくは彼のキャラに合わせた答えを作家が作ってるのか
収録場所、紹介がなかったから後楽園ホールかな
毎回ゲストにちなんだ問題が出されるが、今回の二問目では「「大きなことを言うようですが春風亭柳昇といえば我が国ではわたし一人です」はわたし春風亭昇太と今日のゲスト鯉昇兄さんの師匠の春風亭柳昇の名フレーズ」と振って、問題は「「大きなことを言うようですが」に続けて一言」
大喜利終了の挨拶の後の提供スポンサー表示のところで円楽の映像、鰻を食べている。そして口調は数日前に見た復帰高座のあれより全然良い。復活に期待が持てそうだ。

08/16(火) 19:00 -未視聴 BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽マジック ナポレオンズ・マギ―審司
演芸コーナーのみ視聴
放映日は
2002/10/13
マギー審司
2002/11/3
ナポレオンズ
両方マジックという風に合わせたのかもしれない

08/21(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]リハビリ中の円楽から出題が・・・▽昇太の弟子が昇太に爆弾発言!
演芸は新宿カウボーイ
助っ人は春風亭昇也
番組冒頭部分(提供スポンサー表示のところ)が長めで、円楽が笑点楽屋に現れ鰻を差し入れた様子。さらに大喜利3問目はサブタイトルにあるように円楽からの出題ということで、そこもVTR。結構元気な口ぶりだが、その一方でその病気特有の口跡がはっきりしないという後遺症。
普段はすっ飛ばす大喜利も今回は大半を見た。

8/28
24時間テレビ。番組内で笑点もやっていたが、こういうお祭り企画には興味もなくパス
9/4
09/04(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]番組史上初!女性落語家がレギュラー大喜利の回答者に!
演芸コーナーはおせつときょうた。よくナイツがこの名前をラジオで出している。なるほどこういう芸風か。大阪出身で東京にて活動。大阪弁を使っての漫才。
助っ人はちょうかろうももか
サブタイトルにもあるが笑点大喜利で女性落語家が回答者となるのは初めてとのこと。
大喜利はいつものように少しだけ(最初の問題は全部見て、あとはパス)見た
次回予告で、次週以降の3人が紹介。ちょっと驚く。立川生志、三遊亭白鳥、そして春風亭一之輔。一之輔かあ、これは楽しみ。考えてみると笑点大喜利に出てるのを見たい人の筆頭だと思う。笑点が落語のイメージとされるのを否としていたはずで、そういう発言を聞いたような覚えがある。そういうことを番組内で言えとかいうことではないが、そういうことを持ちながら、それでいてちゃんとテレビ慣れした立ち振る舞いもできるだろうし。そして笑点が落語のイメージであることを堂々と否定できる活動をしている第一人者であろう。
一之輔のほかに見たい人いるかなあと考えてみると、志の輔が見てみたいなと思う。理由もほぼ同じである。志の輔が笑点についてなにか言ってるのは聞いたことがないが、笑点が落語のイメージであることを打破できる落語家であり、その一方でテレビバラエティ慣れした振る舞いもできるであろう

09/11(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]立川談志の愛弟子が登場!木久扇へまさかのクレーム!?
演芸はミルクボーイ、ネタは「アシカかトドかセイウチかオットセイ」
生志、生真面目すぎてなあ・・・、全部見ようかと思ったが、途中で断念。三問中二問目までは見た
9/16視聴

09/13(火) 19:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 なつかし大喜利▽漫才・大木こだま ひびき▽マジック・マギ―司郎
20021124大木こだま ひびき
彼らのオーソドックスなネタ、結構たっぷりだったなあ、いつもどおりオーソドックスなやつをやってるだけだが面白い
20021201マギ―司郎
9/16視聴

9/18
09/18(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]
演芸コーナーはオール阪神・巨人
助っ人ゲストは白鳥。大っぴらではないが昇太と白鳥の繋がりがほのかに垣間見えて微笑ましい。全部視聴。30分通して見るのはかったるいけど、大喜利1問目2問目3問目と分けて見れば1問5分くらいだからきつくはないな

09/25(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]最もチケットの取れない落語家・春風亭一之輔が登場!
演芸コーナーはすゑひろがりず
大喜利助っ人ゲストは一之輔
期待に違わず活躍、これまでの他のゲスト回より2割増しくらい面白かった。もちろん全部視聴
その一之輔の場面をプレイバック
1問目
エレカシ「俺たちの明日」の「さあ、がんばろうぜ」が流れるので、様々な状況で答えてください
・一之輔「そんな頑張らなくても宮治の席には座れそうな気がします」
・好楽「頑張りたくないから落語家になったんじゃない」に一之輔「好楽師匠で納得したの初めて」で、座布団一枚もらう。ゲストがガヤというのも珍しいかな
2問目
「抜擢」さまざまな職業で抜擢されて一言
・宮治が答えた後、昇太が一之輔に「今のはどうでしたか」と聞く、一之輔「何言ってるかわからないですね」に宮治、キレる
・一之輔「笑点の助っ人からレギュラーに抜擢されました、宮治くん短い間お疲れ様 でした」
宮治「一之輔アニさんは昇太師匠にいくら包んだのか」、昇太「5日前にTシャツもらった」、一之輔「Tシャツ2枚、ちょろい会長だよ」
3問目
初天神、真田小僧のように子供の表の顔と裏の顔。子供がいいことやった報告に親が偉いぞと返すのでそこで子供の裏の顔を見せてください
・一之輔「お祭り行ってもあれ買ってくれとかこれ買ってくれって言わなかったんだぜ」、親(昇太)「偉いぞ」、一之輔「その思いを形で示せ」
昇太「これあんたの初天神、そのままじゃないか」、一之輔「だからすごい楽でした」
・たい平の何かあったのか劇場、妻が家出、一緒に行った男が一之輔
・一之輔「先生にすごい褒められたんだよ」、親「偉いぞ」、一之輔「お前も感心してる場合じゃないぞ、まだのりしろ・・・、噛んじゃったよ」
ひとり空けて、再度挑戦
一之輔「お前も感心してる場合じゃないぞ、まだ伸び代あるぞ、昇太」
印象としては、一之輔と宮治、昇太、そしてたい平も交えてワチャワチャやってる印象で、ベテラン勢が蚊帳の外という感じもあった。今後の笑点の方向性ともいえそうだ

09/27(火) 19:00 -未視聴 BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑大喜利▽コミカルソング テツandトモ▽漫才 酒井くにお・とおる
パス。演芸コーナーしか見ていないが、この二組だと今とさほど変わりはないかなと。嫌いというわけではないが、今でもお正月番組などで見る二組だ。

10/02(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]緊急放送!三遊亭円楽の名場面集
円楽の訃報が9/30
で、番組を一部変更していた
30分丸々円楽特集かと思ったが、冒頭の演芸コーナーのところだけ差し替え。まず円楽の訃報を伝える昇太の挨拶があって、その後笑点での円楽の映像をナレーションとともに。
後半20分の大喜利は予定通りなのだろう、代演ゲストが笑福亭鶴光。熊本からの放送。本来演芸コーナーの冒頭で昇太の挨拶があり、そこで熊本からの放送ですという話もあったのだと思うが、そこが省略されているので、いきなり熊本でびっくりした
大喜利は最初の1問目だけ視聴
次回は円楽の訃報を受けての新たな収録のようだ。
ちなみに本放送前に5分番組で「もう笑点」というのをやっているが、ここも円楽訃報とか関係のないもの、つまり予定通りのものを放映していた

10/04(火) 19:00 -未視聴 BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽替え歌・嘉門達夫▽年忘れ大喜利大会
この日の分も見る必要はなさそう。パス


演芸図鑑(2022.7~9) [毎回視聴]

-- 桂文珍の演芸図鑑 「樋口恵子 マギー審司 桂文治」
初回放送日: 2022年7月10日
桂文珍がナビゲート。対談ゲストは90歳を迎えた今も、高齢化社会、福祉などをテーマに評論活動を続ける樋口恵子▽演芸はマギー審司のマジック。桂文治の落語「酢豆腐」
--
--桂文珍の演芸図鑑 「樋口恵子 磁石 三遊亭志う歌」
初回放送日: 2022年7月17日
桂文珍がナビゲート。対談ゲストは90歳を迎えてもなお、高齢化社会、福祉などをテーマに評論活動を続ける樋口恵子・後編▽演芸は磁石の漫才。三遊亭志う歌の落語「荒茶」
--
もうこの番組は見なくてもいいのではなかろうか。芸人はやる気ないし、対談ゲストはつまらんし。おれもなかなか見る気にならない。
といいつつ、ようやく、見始めた。
8/1視聴、マギー審司だけ。ちょっと髪が伸びたか、いや伸びたというより、毛のボリュームが多くなったというか、ちょっとボサボサというか。
8/3視聴
桂文治「酢豆腐」、磁石の漫才、三遊亭志う歌「荒茶」
暑い最中見ていたからか、磁石の漫才というのがずいぶん淡泊に感じた。どこにも面白みがないというか。このコンビはこれまでほとんど見たことがない。ナイツのお笑い演芸館には出てたような気もするがほとんど覚えてない。
志う歌、経歴を見ると真打になってまだあまり経っていない若手落語家だが、中堅どころのような落ち着いた話ぶり。落語のほうは「荒茶」という初めて聞いた噺。それなりに面白い。あらすじは検索すりゃ出てくるので省略。
「茶の湯」で不味い茶を飲むためにたくさんの菓子をほうばるという場面があり、それを思い出した。不味い茶には菓子なのだな。また、不味い茶をむりやり飲むという描写があり、これは「酢豆腐」と仕草がかぶっていた。
8/6視聴
対談、樋口恵子。
年齢が90歳で老いについて書かれた本が話題とのことでその年齢についてのみの興味でちょっとだけ見てみようと見始めたのだが、意外や意外、とても面白く全部見た。
なんていえばいいか、感銘を受けた話とかがあったわけでなく、まずは年齢からくる老い、老いるとみんなこんな話し方になるよね、といった感じと、それに比して頭は聡明なんだろうなということが所々で感じられ、そのギャップ。スローモーな話し方なんだけど、この年齢の人となると司会者の合いの手を助けとするような場合が多いのだけど、それをあまり必要としていない話しぶりで、ちゃんと対談になっている。
そして、これは勝手な思い込みの可能性があるが、彼女は評論家としてよくテレビに出ていたと覚えており、つまりはワイドショーなんかでギャーギャー言ってた人という認識。で、そういう人が年老いるとそのギャーギャーのあくのつよい部分がこんなにもなくなるのかという驚き。
でもこれはおれの思い込みかもしれなくて、そんなギャーギャー言うタイプの評論家ではなかったかもしれない。小沢遼子だとか、田嶋陽子なんかと同列におれは思い込んでおり、彼女たちが年齢を重ねてこんな落ち着いた話しぶりになってたらおれは驚くだろうと思うが、そういう驚きだ。逆に例えば元NHKの女性のアナウンサー、つまりはギャーギャー言うタイプでない人、宇田川清江や加賀美幸子(彼女たちの若いころを知らないが)が年齢を重ねて、今回の樋口さんのような話しぶりだったとしたら、それはまあ自然な変わりようだなと思うのだろうが。つまり今回の樋口さんの話しぶりというのはそんな感じだったということだ。

--桂文珍の演芸図鑑 「島津亜矢 ニッポンの社長 蝶花楼桃花」
初回放送日: 2022年7月24日
桂文珍がナビゲート▽対談ゲストは演歌歌手の島津亜矢▽演芸は令和3年度NHK新人お笑い大賞、ニッポンの社長の漫才。春風亭ぴっかり改め蝶花楼桃花の落語・権助提灯
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--桂文珍の演芸図鑑 「島津亜矢 新宿カウボーイ 三遊亭小遊三」
初回放送日: 2022年7月31日
文珍がえりすぐりの芸をナビゲート。演芸は新宿カウボーイの漫才、三遊亭小遊三の落語「六尺棒」▽対談ゲストは演歌歌手の島津亜矢。幼少時代から現在までを語る・後編
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8/4視聴
ニッポンの社長、蝶花楼桃花、新宿カウボーイ、三遊亭小遊三
ニッポンの社長。今日は雨も降りさほど暑くもなく過ごしやすい日。ちょっと集中して見れるな、などと思って見ていたのだが、なぜか昨日見た磁石と同じような感想、どこに面白さがあるのかわからないことを長々とやってるような印象
桃花は古典落語の「権助提灯」
彼女の噺自体はなんということもなかったのだが、色々考えさせられた。
彼女は落語家としては珍しいキャピキャピしたタイプの女子。女性落語家の中でも珍しいタイプ。
演じ方としては、古典を習ったままやってる感じで男性若手落語家が古典をやってるのと同じといえる。もしくは失礼になるが、大学の落研の女子がやってる感じ。
女が重要な役割を果たす噺であり、だからこそ選んでいるのであろう、女の部分は、当たり前といえるかもしれないが、妙にリアリティがあり生々しい。
男性の部分はどういえばいいか、それこそ習ったまんま女子が男性部分を演じているという感じか。
落語、とくに古典落語を女性がやる意味というのを考えさせられた。
落語は男性が男目線で作ったものであるということを認識させられもした。女の部分にリアリティがあり、それは上手いという言い方もできるのだろうが、それでも、昔ながら男性がやるところの女性というほうには見慣れているから安心感があるというのもある。
やっぱ古典をやるなら女性ならではの視点を必ず入れてくる柳亭こみちくらいまではやってほしいし、それよりもやっぱ新作だな。女目線で作ってこそ、違和感なく聞けるものになると思う
落研レベルというようなことを書いたが、それはあくまでよどみなく喋るこの落語を聞いた感想で、その語り口は悪くない
新宿カウボーイ、これまた面白くもないことを延々にやるのだが、これは前2組とは違う感想となる。それは何度か見ていてこのコンビを知っており、それが個性ということがわかっているからだ。ナイツの仲間的な存在でそのせいでひいき目に見てるのかもしれない。
すべり芸とはちょっと違うのかな、とにかくつまらないダジャレということを自覚しつつそれを延々にやるというスタイルで、そのつまらなさが凄まじく、それゆえ、これは意図的だなとわかる
小遊三、「六尺棒」
いい調子でベテラン、人気落語家の風格
聞いてるうちにそういえばと思い出す。談志が亡くなった時、落語研究会の追悼番組で彼がコメントしていた。「六尺棒」を稽古してもらい、親子の会話の部分の片側を談志がやるという形で稽古したのだそうだ。
「権助提灯」も「六尺棒」もさほど季節感が前面に出ている噺ではないのだが、聞いてみると冬の噺。季節を考えないのかなとちょっと思う。それも「今が夏にしても暑すぎる」からであろう
対談はパス

--桂文珍の演芸図鑑 「笹野高史 ぴろき 桂宮治」
初回放送日: 2022年8月7日
桂文珍がナビゲート。演芸はぴろきの漫談、テレビで人気急上昇・桂宮治の落語「道灌」▽対談ゲストは俳優の笹野高史。波乱万丈の半生を語る▽コクーン歌舞伎への思い、など
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--桂文珍の演芸図鑑 「笹野高史 タイムマシーン3号 春風亭三朝」
初回放送日: 2022年8月14日
桂文珍がナビゲート。対談ゲストは俳優の笹野高史。波乱万丈の半生を語る・笹野さんが経験した余りにも意外な職業とは▽タイムマシーン3号・春風亭三朝の落語「子ほめ」
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--桂文珍の演芸図鑑 「篠原祐太 ナイツ 桂文珍」
初回放送日: 2022年8月21日
桂文珍がえりすぐりの芸ナビゲート。▽演芸はナイツの漫才・桂文珍の落語「茶屋迎い」▽対談ゲストは昆虫食クリエイター・篠原祐太。▽タガメの芳香に師匠も驚き…など
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3本視聴、8/21
8/21で文珍司会のシリーズは終わり。次週より再放送
ナイツと文珍ということですぐ見たくなり放映当日視聴。
ナイツのネタは、横文字を使いたがる塙、そこに地元のパン屋を入れ込むというパターン、そして「やほーで大谷を調べた」。
横文字を使いたがるというのは見たことある。
やけに受けている。いつものとおり無観客でスタッフのみだが。数人笑い声がでかい人がいるだけだろうか。
文珍の「茶屋迎い」というのは、木乃伊取りのような展開で、セリフとして「木乃伊取りが木乃伊になった」というのもある。終盤でストーリーに変化。飯炊きに迎えに行かせるかと思いきや、飯炊きの格好をして旦那が迎えに行き、が、しかし茶屋で昔の馴染みに会い、仲を深めようとすると、せがれが帰ると言い出し、「親不孝者め」(落げの前段階で息子を親不孝だとすでに言っている)
で、残った2本だが、桂宮治の落語「道灌」とタイムマシーン3号だけ視聴、他はパス。
宮治はノっている芸人らしく、調子がよい。トントンと噺が運んで落げとなると、なんとなくうまい感じがするものだ。
タイムマシーン3号。よくつべで公式チャンネルの番組を見ている。
この人たちのつべの特徴は、一本が長い、二人が仲良いというあたりか。1本が長すぎて、面白いところを凝縮というような編集にしておらず、今の時代向きでないような気もするが、結構見られているようである。
おれも時代に合わせて、長いものはちょっと見るのが面倒で、この人たちのは冒頭だけ見たというものが多い。疲れてるときなど、ボーっと眺める分にはいいので、そういう時通して見たりしてる。
タイトルとサムネールがなかなかそそるようになっていて、が、しかし、そこが落ちになってる感じで、それは例えば「山本に「朝マック」買いに行こうと誘い朝にMacBook買いに行った」。100万回以上再生されており人気のようだ。そしてその最初の見どころはタイトルにあるそれを聞いた時の山本の反応となる。おれはこの動画はまだ冒頭も見てないが。まあとにかく、こういうパターンの動画がかなり多い。
コンビ芸人では、片側が一方的に弄られるという組み合わせが多いように思う、この人たちも基本的には関が山本を引っ掛けるというパターンが多いものの、その逆というのもある。

白黒アンジャッシュ(2022.7~9) [毎回視聴]

7/1、7/8
ゲスト、カンニング竹山
7/9視聴
2週で終わりかと思いきや、次回も竹山・・・。目測を誤った。
渡部の好調さが目立つ。OPトークからいい感じで、竹山とのトークでもそれは維持。
OPでは、いつも始まりのときにやる「アーンジャッシュ」という昔やってた振付入りのブリッジを復活させていることについて、いまだにテレがあるということを児嶋に突っ込まれ、声を張ることさえも未だに恥ずかしいといい、さらにはそのアーンジャッシュをやったときのスタッフの反応の薄さにケチをつける。
渡部は竹山とはアンジャッシュというコンビとしてでなく、個人としてつながりが深いそうで、有吉も含めた3人での食事会、竹山社長会というのだそうだが、その話もたっぷり。
2週目の最初には、渡部が竹山にグルメの差し入れ、チーズケーキ。ここも渡部が饒舌に語る。
竹山とのフリートークが2週目の途中までやり、その後企画コーナー、といってもそのままフリートークとい感じではあるが、3人がそれぞれこの3人で話したいことを書いて、それを順番にやっていくというもの。そこで「竹山の5年後」という話題になり、竹山が今の自分、及びアンジャッシュも、の立ち位置について語っていたのだが興味深い。来月テレビ出演が0だったとしても、それで売れなくなったとは言われないし、50本だったとしても、ここから売れるということはない。有名なバラエティ番組にゲスト出演したとしても、翌日から状況が変わることはない。その番組で仮に受けたとしても、あの人面白いとはならないし、そこでスベったとしても、あの人つまらないとはならない。そんな立ち位置にいると思ってる。というようなこと。こういう考えに至ったのは、数年前まで自分はこの仕事の何が楽しいのだろうと悩んだ時期もあったが、(木梨)憲武に「全部が遊び、遊びが仕事」と言われ、全部を楽しもうと考えるようになったとのこと。

7/15
カンニング竹山3週目、後半は「白黒-1への道」
竹山は今後のアンジャッシュに対してライブをやることを勧める。同感。見たい人いくらかはいるだろうに。というかアンジャッシュは過小評価気味に思う。今の児嶋の弄られ役という立ち位置から、褒めたたえるという流れにならないからか。あの頃のお笑いで1番のようにおれは思う
後半の「白黒-1への道」。普段も番組の後半でしかやられないコーナーだが、今回は時間が短いような気がする。渡部復帰以降のものは全部残っており、そこでも「白黒-1への道」やってたと思うので確認してみた。確かに今回は短く、今回は約5分で、前回(伊集院光回)は10分強。
見るのはパスしちゃおうかと思ってたが、約5分と短いので、見ることにした。出演は漫才コンビ「ジャンク」

7/22、29
ゲスト、真空ジェシカ。
去年のM1ファイナリストだ。アンジャッシュとは同じ事務所。
川北は奇人といえそうなタイプの芸人。一ひねりある突飛なことくらいは見てる側に伝わるが、二ひねり、三ひねりくらいしてる感じ。
去年のM1はモグライダーやランジャタイと変なのが多かったが、そのうちの一組といってもいいのかもしれない。

8/5、12
ゲスト、ZAZY
12日の後半は「白黒-1への道」、ここはパス
渡部復活の異様な雰囲気は消えつつありすっかり普通の番組になりつつある。いい傾向だ。
渡部も比較的流麗なトークとなってきており、が、多分あの件以前のときには上から目線のツッコミというのも武器だったであろう、それは出せてないし、この後も出せないだろうが。
渡部のトーク例。
ZAZYが無名時代にユーミンのゲストライブに出たエピソードを話すと、ネプチューンがユーミンからの使命でラジオゲストに出たという類似エピソードを繰り出す
ZAZYが渡部にグルメキャラをつけるにはどうやったか(ZAZYはこのキャラからの脱皮も考えているようでその一例がグルメキャラなのだそうだ)を尋ねると、そこら辺を具体的に流れるように話す。など

8/19
ゲスト、ラバーガールの大水洋介。相方が体調不良でお休みとなったとことで、それが理由だと思われるが、普段は一組のゲストで2回分だが、今回の大水ゲスト回はこの1回だけ。ネタの披露もなし。
ずっと立ちでのトークだったな。そしてゲストの過去を振り返るみたいのも一切なし。
大水は渡部軍団と称されるメンバーだったくらい近い人だったとのことで、そういったあたりの近況話し、そしていまラバーガールがTikTokで流行ってるとのことでそういった話や、アンジャッシュが大水にアドバイスを受けながらTikTok風動画に挑戦など。
アンジャッシュのTikTok風動画のところではかなり積極的に渡部がアイデアを出し、さらには自分たちが作ったのをラバーガールに採用してもらいたいと熱意があったのが印象的
8/27に視聴、2週分だと思ったので。

8/26、9/2
ゲスト、ダウ90000
なかなか興味深いグループ。8人組コントで、大学の演劇サークルが元になってるとのこと。この回でも言っているが日芸(一人だけ別大学)。そういえばこのグループについてはつい最近名前を耳にしており(8/27に大水の回を視聴したとき、この回についても確認しており、その時に、ああこれがあのダウ90000かと思った、その直前くらいに名前を耳にしていたと思う)、どこで聞いたっけなあ、絶対ラジオだとは思う。そこで日芸の話題も出ていて、「この人たちも日芸か」とか言ってたのでビバリーかラジオショーあたりだったと思うが。
大学の演劇サークルが元でもあり、最長年者が25歳というグループなのでフリートークではまだ大学生のノリでもあり、バラエティ慣れしたトークはできていない。コントのほうも現在受けているコントとはちょっと笑いどころが異なる変な感じだが、この後どうなるのか気になる。全部脚本を書いているのが蓮見翔という人で、その演劇サークルを立ち上げたのも彼。この人はひとりずば抜けて場慣れしている。もう一人、吉原怜那というのも喋りが達者で、タレント性がある感じ。彼女が日芸でない唯一のメンバーで、現役大学生。

9/9、16
ゲストはストレッチーズ
2週目の後半は「白黒-1への道」、パス
終盤で上島竜兵とのエピソードを話しており、それがなんか聞いたことがあり、記憶を辿ってみると、そういやビバリーに出てたような・・・、と検索してみたら、やはりそうか、8/5に出演している。
漫才コンビ、高木というのが、ネタ作成で、福島というのが上島に可愛がられていた方。
この日披露したネタは正統的漫才だったが、福島という方がちょっと変人気味で、子供の頃は変なことをやって目立ちたいという気持ちが強く、漫画の「すごいよ!!マサルさん」、「ピューと吹く!ジャガー」が好きで、それはシュールなナンセンスギャグ漫画、小学生の頃それを物真似して受けないでいたが、大声でやっていて、目立ってはいた。高校でお笑い好きの高木に出会い結果的にお笑いのセンスを吸収したが、まだ高校のころは前記小学生のころと同じく、スベることを怖くないというかそれをむしろ目的に漫才ともいえないようなことをやっていたとのこと。そういうことを高校でやっていたころはすでに高木と組んでおり、高木はお笑い志向があったのだが、福島に引っ張られていたとのこと
「アンジャッシュと 一緒に やりたいこと!」では、「最高のお刺身盛り合わせをつくろう」というゲーム。相談なしに四人が一つずつ刺身ネタを書き込み、いい組み合わせの刺身盛り合わせを作るというゲーム。で、その中で「誰か1人が「醤油」を書かないと不成立」というルールがある。それを相談なしにやるので、 醤油が一つも入らなかったり、複数入ってしまったり。やってみると正にそれで、最初は誰も醤油と書かない。次は3人が醤油と書く。
で、面白かったのは渡部。グルメの血が騒ぐのか、来上がった刺身盛りの各ネタに寸評を加え始め、児嶋から面倒くさいと言われる。誰も醤油が出なかった時、たとえ俺が醤油だったとしてもこの組み合わせ( 甘エビと中トロ) は 刺身盛り合わせとしてはだめだ。食感が全部柔らかいだのと言い出す。
醤油が一つでうまくいっているのに、他の3人のうち二人が「貝」を入れていて、この組み合わせだと食感が強いのが二つあるからダメだ、だのと言い出す。

9/23、30
ゲストはバカリズム
縁の深い間柄のようで濃密な話がたっぷり
渡部は喋りということに関しては完全復活と言ってよさそうで、この回でも自分の気持ちを吐露する場面で場をリードしていた。
バカリズムと渡部はバカリズムがデビューしてすぐのころから仲良かったようで、その頃の話をバカリズムがしたりとか、そしてその後疎遠になった時期があり、その時の心境を渡部がとうとうと語ったりとか。
渡部はバカリズムの才能がまぶしかったようで、その圧倒的な才能と自分たちの才能を比べ、見るのが苦しくなり、ライブを見に行かなくなったとのことで、それ以外にもバナナマン、そして東京03も同じように感じ、ライブに行かなくなったとこと。そしてその頃テレビによく出ていたのはむしろアンジャッシュのほうであり、そのことも苦しかったと