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参院選雑感

昨晩はNHKで開票速報をずっと見ていた。
久米宏が最大の楽しみはビール飲みながら開票速報と言っていたっけね。
俺の場合は、それプラス2ちゃんねるなんだけど。今回は2ちゃんねるをやる気にならず、というかPCの前に座る気にならず、寝転がってのテレビ視聴(2ちゃんはPCでやってる)。
そうそう、注目のTBSの太田。開票が20時からで、TBSの番組は3分前からとなっていたので、その冒頭部分はTBSを見た。いい感じに挨拶できてた太田。あと、NHKのほうで首都圏の開票情報というのが時折挟まり(確か20:50、21:50から10分間というようなスケジュール)、そういうところでTBSや他も見てみた。太田が石破と話しているのを見たがこれも落ち着いた調子でなかなかよかった。ただ民放は開票速報なら、事前に撮影した選挙関連の特集VTRみたいのが流れてて、そこがダルいね。いま見たいのはそこじゃないだろ、開票だよ開票、そして当選者落選者の様子、事務所の様子、ということ。太田の評判をいま検索してみた、1社だけだから正確に評価されてるのかわからないが、「空回りぎみ」とされていた。
いま気づいたが当選した水道橋博士、太田と因縁あるじゃん、番組で顔合わせたのかなと検索してみたが出てこない、対決はなかったかな

さて、結果
その水道橋博士、れいわは特定枠を一つ使っており、2枠取れて、政党内で1番の得票になれば当選という名簿になっており、得票が1番にはなれるような形だったようで、れいわは2枠獲得し、水道橋博士当選。
またNHK党、なんともやっかいなきわもの候補、ガーシーこと東谷義和が当選。
この二つの件についてはなんとも気が暗くなる。
まあ昔はもっときわもの系がいたのかもしれず、こんなもんかという感じだ。
ああ、東京では山本太郎が当選。おれは生稲が厳しいかなと思っていたら当選確実が出たので山本が落ちたと一瞬勘違いしたが、もう1議席残ってた(東京は6議席で生稲が5番目に当選確実が出てた)
ここらについて考える。好きか嫌いか、支持するかしないかは別にして、れいわはもう政治実績があり、さらに山本は有力候補なわけで、意外感はまったくない、ということから考えると水道橋博士の当選だって、サプライズでなく開票前からかなりありえる状態だったわけだ。
さらに政党自体がきわものだと思うがNHK党だって、参議院比例で前回も議席を獲得しているんだし、これもあり得ないことではなかったといえる。
地力をつけているという風にもいえる。政治は選挙一発勝負でなく、地道に長いことやって浸透させていくという側面があることを実感、NHK党なんてのは地道に政治成果を上げて行こうなんていう姿勢は見えないけどね。
参政党。1議席獲得
おれにとってはこれが一番のサプライズ。まったくのノーマークだったのだ。調べてみたら、ネットで拡散、保守政党ということで、かつての俺なら一番に飛びついていただろう政党。いまはネットで政治についてなんてほとんど見ないからなあ。
今回の選挙で広報を手に入れて、結構じっくりと見た。まあ誰が立候補してるのか、投票行動を決めるためだ。そして今回青山繫晴が比例に立候補していたことも知り、ちょっとサイトを覗いたら、中野駅で演説があることを知り、その日ちょうど駅に用事もあったことから演説を聞きに行ったということもあった。
https://hamata-pt4.blog.ss-blog.jp/2022-06-26
で、まあそんなこんなで今回の選挙の立候補者について色々情報を得ているとき、この政党も目につき、松田学、この人は時折ネットで見かける。以前議員だった人で、経済について喋ったたっけ。へえ、いまはこの党にいるのか、と。さらにはテレビでおなじみの武田邦彦、さらには赤尾由美、赤尾という名前でピンときて、調べてみたら、やっぱりそうか、赤尾便の血縁、確か姪、の人。で、それを見てもまったく泡沫としか思っていなかった。そのとき2ちゃんでこの政党のことを見かけて、ネット保守が応援し異様な盛り上がりを見せたことのある在特、桜井の党(日本第一党)とか、維新政党・新風だとかと同じ系譜にあるというような書き込みを見つけた。
そうそう、そのときチャンネル桜でお馴染み三輪和夫も出ているのを知った
そういや久々にチャンネル桜も覗いて見て、三輪の政党(新党くにもり)はチャンネル桜が完全バックアップの政党だと知った。
だから参政党が予測獲得議席で1議席取れるかどうか、と出て、ちょっと驚いて検索して、凄いことになってることを知った
おれが寝るころにはまだ当確が出ておらず、というかもう残り議席数も少なく、だめっぽいなと思っていた山田宏、今井絵理子が今朝確認したら当選してた

NHK、各選挙区の開票の紹介の際、参政党表示があったが、確か日テレ、諸派みたいな表示だった。MHKも下に常に移されてる各党獲得議席数の表示では参政党は諸派みたいなところに入れられてて、NHK党は表示があったような気がする。こっちが政党要件を満たしてるかどうかということだろう、ニュースでも常にNHK党の動向は報道されてたし。

おれは比例で青山、選挙区は生稲にしようかなと思っていたが、青山の演説の最後で選挙区は朝日健太郎にと言っていた(青山が主宰する会の同志とのこと)ので、朝日に投票。どちらも当選、2勝0敗。青山の得票が前回から10万減らし、自民党で圧倒的1位を狙ってただろうに、上にふたりいて党内3位(特定枠は除く)いる。

社民党議席確保、がNHK党やれいわ、参政党なんかを見てると、新興勢力と入れ替わりの時期だなあと思う。
チャンネル桜の新党くにもり、残念な得票数、もうネットじゃ影響力ないのかな。上に上げた日本第一党、維新政党・新風も同程度。
NHK党と参政党、各選挙区にも候補者を出してた。ここでは得票はかなり少ない。が、これは選挙戦略だろうと思う。かつて聞いたことがあるが共産党が全選挙区に出す(いまは野党共闘のため出さない選挙区も多いが)のは、自分の当選のためでなく、そこで透明連呼して比例の票を伸ばすためなのだそうだ。

改憲はされるんじゃないかなあと思う。もう相当に浸透してきており、それこそ政治は一発勝負でなく、地道に浸透させていくという面があり、改憲というテーマは機が熟したといえそう。あまり嫌悪感もなくなっているのではなかろうか。自民党がまとめられるかどうかという面はある。改憲といっても内容は各自バラバラという面も大きいのだ、それがこれまでやれなかった原因でもあり、自民党は実は改憲に後ろ向きであり、自民党こそが護憲と皮肉られる由縁でもある。

※追記
以下のような記事を読んだ、参考になった
““サプライズ当選”のN党ガーシーは任期6年を全うできる?「日本に帰るのが怖い」と本音も 7/12(火) 9:06配信

参政党とは何か?「オーガニック信仰」が生んだ異形の右派政党 古谷経衡作家/文筆家/評論家 7/11(月) 13:09

上はゲンダイ、下は古谷経衡、とどちらも信頼できるソースとは言い難いが笑
まあN党は議員辞職して、繰り上げ当選で議員数は確保という戦略は前からやってるので、そういうこともありえそうだな、と。ガーシーとやらは恐れるに足らずという感じだ。N党はそもそも議員数の覚悟とかも考えてなさそうではあるが、それでも政党要件の維持だとかは考えてるだろう(もし議員辞職しても議員数が減らないということになってもそのことと政党要件とは直接関係ないが)し、細かいことをいえば各議員の議員報酬、議員の特権なんかもほしいだろうし。
古谷、かつてチャンネル桜の有望若手出演者だったが今は袂を分かち・・・。途中で考えを変えることもあろうし、経緯は知らないが、チャンネル桜のような主張をおかしいとも思わずに自分の主張として発言していたのを、後で変えるというのは言論人としてはかなり致命的という感じがしており、ゆえに、彼の署名記事は読むに足らずという風に思っているのだが、これは結構長いのだが全部をじっくりと最後まで読んでしまった。参政党ってそういう政党(ネット保守よりオーガニック)なのかあ、と理解が深まった。まあ古谷だからそのこと(我田引水、ネット保守への恨みと揶揄)を差し引いて受け入れておくことにしよう。