SSブログ

ハゲタカ

07/04(月) 21:00 - NHKBSプレミアム|120分|DR
06/27(月) 21:00 - NHKBSプレミアム|120分|DR
06/20(月) 21:00 - NHKBSプレミアム|120分|DR
1話が58分で一日2話ずつの放映
(第1回から第5回58分、最終回57分30秒)

印象深い作品。
NHKのサイトで再放送の情報をかなり昔の見た。いま調べたら2018年の11月に放送するという情報が10月に上がっている。さらに思い出して調べてみるとテレ朝のハゲタカが2018年の7月で、それを意識してだろう、NHKの「ハゲタカ」が帰ってきた!! となっている
おれはこのページを後から見つけたのだが、それ以来、ああ、ハゲタカの再放送なんてやるのかと思い、毎週のテレビ番組検索ワードに入れていたのだ。ついにそれが実り、今回の再放送は録画できた。

これのオリジナルが放映されたのは、2007年とのこと
おれのうちの設備としてまだ録画機器であるレコーダーも持っておらず、テレビもとても小さいが画面、そしてそうまだ家ではアナログ放送だったころのことだ。
2ちゃん実行をやりながら熱狂的に見ていたことを覚えている。
その内容の記憶は印象的なところだけ残っていて、それは2ちゃんをやりながらの視聴だなんて、じっくり見ていなかったのだろうな、と思い出していたところだ
が、思い返してみると、多分本放送で凄い作品だと印象付けられ、それをすぐ後で再放送があったんだと思うが、それを2ちゃんで実況しながら見ていたのだと思う。展開がわかって実況に書き込んでいた覚えがあるし、それが夕刻とかそんな時間帯だった記憶もある。ウィキによると2007年の12月に夕刻の時間帯で再放送をやっているようだ。

自分の中で上位、ナンバー1といってもいいくらいだが、の作品を久しぶりに、というかいくらかまともな環境でじっくり鑑賞できる機会である。
ようやく、色々雑多なものを見終え、時間も取れて、まとめて視聴を実行することにした。

記憶に残ってるのは数々の印象深いセリフ群、音楽、とくにエンディングテーマ。
ストーリーとしてはその印象深いセリフ群にまとわりついて覚えているという程度だ。

1話を見終えたところでこれを記述している。
この回のMVPは宇崎竜童だろう。
演出や演技では、今の目からするとちょっと古いと感じるところが多少あり、まあそれほどまでにテレビドラマという世界だと流行が変わるという意味あいであるが、こんなんだったか、さほどではないなと思える場面もあった。
またそれとは別の意味あいだが、例えば現金を使うところなんかは、これも今の目からすると古臭くて、むしろテクノロジーの進歩の早さに驚愕する。携帯電話は出てきている、多分ガラケー。
主要登場人物を演じるメインキャスト、大森南朋、柴田恭兵、栗山千明、中尾彬、松田龍平、さらにここらはメインとはいえないかもしれないが志賀廣太郎、嶋田久作、アラン役のティム、みな良いが、上に書いたように、アレっ、さほどでもないなと思う場面もある。
こんな人も出てたのかというところでは、三谷昇が宇崎の父親、津村鷹志、神山繁、佐戸井けん太が三葉役員
鷲津と芝野はかつて三葉の上司部下。結構深い関係だったことが段々描かれており、最初の場面で芝野が思い出せないのがちょっと不可思議。
1話の冒頭は鷲津が重傷を負うという最終話あたりの場面なのだなと気付いた。

※追記7/14
2、3話視聴
そういえばこの作品、全6話で3エピソードあり、1エピソードで2話ずつならバランスがいい(今回の再放送は2話ずつの放映だから、ちょうどよい)のだが、第1エピソードは1話、第2エピソードが2話、第3エピソードが3話と段々増えてくるという形。
もう時間切れ、今日はここまでで終わり。
1話約1時間(58分)、普段よく見ている民放時代劇再放送の1時間弱のドラマより、相当に長く感じる。
第3話、入札の場面が思ったより早く始まり、この入札の争いだけでここからずっと行くとしたらちょっと退屈かもしれないなあ、と思ったが、緊迫感のある良い演出だった
この回での「こんな人も出てたのか」
渡辺哲が自殺した三島の父親、光石研は入札を仕切る弁護士
ウィキを見たら菅原大吉、村松利史も出ている。あとで見直そう
作品内の時間設定がおかしいようにちょっと感じたがそんなところをミスするわけもなく、見間違いだろう。あえて確認はしないけど。またいずれ見る時には、年数についてのセリフや確かテロップでこれが2000年の出来事とか出ていたはずだからそこらをメモしながら見ることにしよう。
覚えてる限りで、鷲津が92年三葉入行の94年退行、ドラマ内の今が2000年、三島の父親の自殺事件が7年前と言っていたが、そこで鷲津は退行したのではないのかな。
1話と2,3話の間の時間経過はさほど経っておらず、西之屋の次の案件がサンデーということなのだろうと思う。2,3話と4話以降はちょっと時間が空くのかな、これは4話で多分説明されるだろう。
芝野が44歳とのこと。ちょっと老けすぎか。
俳優陣について。
おれの記憶では全員がすごい演技をしていたというもの。まあ栗山千明は多少落ちるかなと思うが、それも極端にダメなのではなく、皆がすごくて100点をつけるとしたら、栗山が80点みたいなイメージ。いやもっといえば、みなが100点を突き抜けたような点数の中、栗山が100点、というようなイメージ。
1話を見て、大森南朋が思ったより声が細くてさほどでもないなと思ってしまった。
が、2、3話を見て、大森も栗山もパーフェクトだなと思った。
柴田恭兵もちょっと声が細いか。確かこの作品のあたりで癌を患っていたはず。
まあ、上に書いたみながすごいというイメージはとくに、柴田、中尾彬、松田龍平であり、今回見直してもやはりそこは間違いない。
「晴れの日に傘を貸す・・・」というセリフ、あれっ、半沢直樹で有名なやつじゃなかったっけ、と調べる。確かに半沢で使われていたようで、銀行に対する言葉として有名なものらしく、さらに調べると松下幸之助の言葉らしい。松下といえば、4話以降は松下をモデルにしたと思しき大空電機(会長を演じるのは菅原文太)のエピソードだ。
そうそう、セリフといえば上に書いた印象深いセリフ群を書き連ねておこう
第2話
あれがお前のやり方か
第3話
お金を稼ぐことがいけないことでしょうか
あなたたち何をやってるんですか
社長業っていうのはたまらない魅力ですね
かっこええな、お前はいつもかっこええ・・・、だから駄目なんだ
関係ないだろ(柴田恭兵が言う)
今回見て思い出したが「社長業っていうのはたまらない魅力」は、小林正寛演じるサンデー社長の長男、大河内伸彰のセリフで、入札の、そしてこの回の最終盤で芝野に語り掛けるもの。声が裏返っており、緊張と興奮状態を表していて、とても良い。ああ、こんな場面あったね、と思い出した。
1話での印象深いセリフ群
腐ったこの国を買い叩く
おまえにまかせればよかったのかな

※追記7/15
4-6話
菅原文太の圧倒的存在感
松田龍平の西野治、口から出まかせ、心にもないことを無表情で述べるIT虚業の経営者(彼の「ハイパー・クリエーション」はライブドアを模しているのだろう)、大杉漣のハイパーと組むことを決意し豹変する姿、どちらもとても良い
松重豊は、このときちりとてちんでもう顔を知ってた(調べてみたら「ちりとてちん」のほうが後で2007年下半期の放送、上記2007年年末の再放送のとき気づいたのだろう)。おれの記憶だと、この作品では最後の場面での握手、実際には鷲津ファンドにしてやられた後なわけで、にこやかな表情の裏に苦虫を嚙み潰したような表情があるはず、とこの場面しか残ってなくて、そこだけの登場かと思っていたが、最終話にはたくさんの出番。まだ若々しい
そういや大森南朋が「バイプレイヤーズ」でハゲタカのパロディをやっていたのを思い出し、そうか、これに大杉漣と松重豊が重要な役で出てたかと気付く
田中泯はこの作品で知った。
4話を見ているときは、1話を見て、すごいと思い、2。3話を見てもっとすごいな、と思い、さらにここでさらに上回ったと思った。
が、5話の終盤から6話の中盤までちょっと停滞気味、鷲津ファンドが立ち上がるまでだ。そしてここらへんでは三島が鷲津、西野、芝野のそれぞれを訪ねては、問い質したり、話を聞いてあげたり、物語のために動き回ってる感がある。ここら辺の印象が強くてこの作品における栗山千明についてちょっと評価を下げたのかもしれない。西野に問われ「自分で考えることよ」と言う場面では、答えて上げないのかいとツッコみたくなる。
鷲津ファンド立ち上げ後はもう最後まで一気である。
印象深いセリフ群
やり直したいなら何もやらないことだよ(大木会長)
アラン、お前にはまだなにも見えていない。

年の経過について上に書いたが、4話の冒頭にそこら辺の経緯が説明されていた
1話が1998年、2,3話が2000年、4-6話が2004年。そして何度も回想場面として流れる三島製作所と鷲津芝野の関わりが1993年のことのようだ。

全体
-----
細かいところは覚えていなかったので、改めてこういう筋書きかと感心したところ
3話では岡本信人がオチて自白してしまうの思っていたが、芝野が三島に詰められたことに苦しんで最後自白してしまう、そして芝野は銀行に辞表という流れ。そこから独立して企業再生の仕事を始めることになり次のエピソードへ。
第3エピソードの三島製作所が大空電機傘下に入っていたという展開も忘れていたなあ
で、ここら辺の筋立てがあるため、主要登場人物の言動が非常にスムーズな印象である。
主要登場人物といえば大森南朋、柴田恭兵、栗山千明、松田龍平、ここらは毎回登場。中尾彬は4話には出ておらず、5,6話は登場が少ない、が、6話でのちょっとの登場と、その後その政界へのロビー活動の成果が出ていることを伝えるテレビ報道の場面は、この作品で最も盛り上がる場面の一つであろう。
志賀廣太郎、嶋田久作、アラン役のティム、このあたりも全部の回で出演していると思われる。

-----
確認のためちょっとだけ見直した
第1話は1998年というテロップがある
芝野は53年入行と第1話で言われている。これは昭和53年で西暦だと1978年、浪人留年無しとして55年生まれということになる(大学卒業が78年3月で入行が4月)
44歳と言っているのが第3話の最後で銀行に辞職を出すところ。これは2000年のエピソードでまだ誕生日が来てないということだろう。

-----
おれは映画版のエキストラに参加しており、秋葉原のビルで撮影があり、そこで鷲津ファンドの携帯ボトルをもらったことを思い出した。
あの撮影は最終シーンだったようで、確か柴田恭兵、あと大森南朋もだったかなあ、二人がビル内ですれ違うシーンだったと思う、が挨拶をしてたっけ(そんなとこまで見せてくれた)
映画版を見て、もしかしたらあれは俺かも、と思える場面もあったな。ずうっと遠くに人影が映ってるという程度だけど。