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江戸を斬るIII [時代劇]

オリジナルは1977
今回視聴分はTVKにて7/7~9/6(7/11からは高校野球のため放映中断)

今のところ第2話までしか録画がない。
設定は引き継いでいるところとリセットされたところとある感じになっている。新規キャラ、興味深い人が多数登場
レギュラーをウィキからコピペしてそこに2話までを見て気付いたことを付け加えていくことにしよう
遠山金四郎:西郷輝彦
南町奉行となっている、前シリーズ最終回からの設定を引き継ぎ
おゆき(雪姫):松坂慶子
紫頭巾の場面も登場、水戸様のお姫様という設定も継続しているらしく、千代がそれを言いそうになっている、そのことからすると、伊蔵なんかもおゆきの正体を知っているはずだが、そこはリセットされてるように見える。それに同様に伊蔵は金四郎の正体も知ったはずだが、今シリーズではどうなってるだろう。
次郎吉(鼠小僧):松山英太郎
表の顔が前シリーズから一変、なぜか魚政の若い者から兄貴と言われており、眼鏡を外し頼れる兄貴分になっている。これは出世したとかじゃなく、設定リセットという感じだろう。ちなみに前シリーズの太助(高橋元太郎)は出演していないが、なぜか番組概要のところに高橋の名前がある。
次郎吉は第1話では下っ引きみたいなことをやってる場面があるが、あれはなんなのだろう。単に御用の仕事を手伝ってるだけか。
小綱町の佐吉:和田浩治(第1話 - 第4話、第6話 - 第13話、第15話 - 第26話)
岡っ引き
片桐弥平次:田村亮(第1話 - 第4話、第6話 - 第9話、第11話、第13話、第15話、第17話、第20話 - 第21話、第23話 - 第26話)
同心。奉行のドラマだと同心がいないとバランスが悪い。前シリーズで気になった点のひとつ。それが解消されるっぽい
咲:大山のぶ代(第1話 - 第4話、第7話、第11話 - 第18話、第20話 - 第21話、第23話 - 第26話)
後述○○のおつきの女中。大山のぶ代の演技が見れるのは嬉しい。○○と合わせてコメディリリーフ、必殺のせんとりつ的役割
お千代:遠藤真理子
魚政はおゆきとお千代の二人姉妹という設定になっている
弥太:日吉としやす(第1話 - 第14話、第16話 - 第26話)
竹造:尾沢誠(第1話 - 第14話、第16話 - 第26話)
己之助:鳥巣哲生(第1話 - 第14話、第16話 - 第26話)
仙太:東田真之(第1話 - 第2話、第4話 - 第14話、第16話 - 第26話)
清吉:小笠原剛(第1話 - 第2話、第4話 - 第14話、第16話 - 第26話)
留吉:小坂和之(第1話 - 第14話、第16話 - 第26話)
この六人は前シリーズとほぼ変わりない(ウィキによると仙太は前シリーズが水谷邦久であり交代されている)、前シリーズは役名なしだったり、「魚政の若い者」となっていて、作中で名前が呼ばれていた者は何名かいたが、名前を呼ばれなかった者は役名は不明だったはず。今シリーズでは第1話で上記のように役名が個々についているが、第2話は役名なし。
お政:春川ますみ
ここは変化なし。
遠山うめ:千石規子(第1話 - 第4話、第7話、第11話 - 第18話、第20話 - 第21話、第23話 - 第26話)
金四郎の祖母。さすがの演技。
脇坂重蔵:成田三樹夫(第1話 - 第2話、第9話 - 第10話、第14話、第17話、第21話、第23話、第25話)
今回の金四郎の敵役。火盗。長官ということはないと思うが、おかしらと呼ばれてはおり、配下に同心がいるので、筆頭同心か与力か

準レギュラー
お春:沢田亜矢子(第2話、第18話、第24話)
変化なし。
脇坂八重:千代恵(第1話、第17話、第21話、第25話)
重蔵の妹、出演回数は少ないのか、第1話の最後で兄を見限り金四郎に惚れてしまう描写がある
閻魔の伊蔵:南道郎(第2話 - 第3話、第6話 - 第9話、第15話 - 第16話、第18話、第20話、第24話)
銀次:岡部正純(第2話 - 第3話、第6話 - 第9話、第15話 - 第16話、第18話、第20話、第24話)
彼らが金四郎、おゆきの正体を知っているのかどうか。また、今シリーズでは金四郎との関係はどうなるのだろうか。前シリーズでは金四郎の敵である鳥居と組んでいたが、今回の敵は火盗である
原田喜左衛門:中村錦司(第1話 - 第4話、第7話、第10話 - 第14話、第17話 - 第18話、第20話 - 第21話、第23話 - 第24話、第26話)
変化なし
中島貞五郎:山本清(第1話 - 第2話)
檜垣五平太:伊吹徹(第1話 - 第2話、第9話、第14話、第17話)
この二人は重蔵配下の同心だと思われる。名前を呼ばれる場面があったかどうか、ちょっとよく確認できていない。
脇坂和泉守:永野達雄(第1話、第10話、第23話、第25話)
重蔵の叔父
第1話 1977年1月17日 江戸を斬る
野分けの庄五郎:今井健二
浅吉:樋浦勉
お役者紋三:亀石征一郎
福本清三が役名なし。盗賊側の用心棒

第2話 1月24日 狼たちの掟
新吉:工藤堅太郎
五郎蔵:藤岡重慶
寅五郎:田口計
岩松:稲吉靖司
おぬい:鮎川いづみ
勘八:松山照夫
太吉:坂上忍
自分的には豪勢なキャスト。藤岡と松山、そして新吉(彼は脅され無理やり仲間に入れさせられた)が寄場から脱走を試みる。藤岡と松山は昔の仲間で、裏切られた田口のところに押しかけるという具合で、藤岡と松山と田口が顔を合わせる場面なんかは悪役の名役者が揃いゾクゾクする。
坂上忍はクレジットに名前があったが、見てる間は気にしてなかったな、もう一度見直そう

8/8視聴再開。ずいぶん空いてしまい、どんな風に新しい設定になったかまったく覚えていないが、そのまま見始める。見終えてから↑をサラっと読んだが、成田三樹夫なんて覚えてないなあ、今度出るのは第9話か。
第3話 1月31日 金四郎の縁談
村瀬宗兵衛:松本克平
みづほ屋喜久蔵:田中明夫
阿部大学:永井秀明
地廻り:汐路章
阿部梢:藤浩子
藤助:長谷川弘
ウィキの備考欄には「南町奉行になって初めて白州の場で桜吹雪を披露」とある。恥じらいもなくやけに堂々と見せており、段々変わっていくのかもしれない。
落語「後生鰻」の舞台となる商売、「はなしうなぎ」というのが出てくる。
ウィキには「はなし鰻の老人:市川男女之助」とある。役名なしのクレジットだ。
そこには「はなしうなぎ 一ぴき 二十文」とある。
このシリーズでは金四郎とおゆきが結婚するのだそうで、その回かなと思ったが、そうでなくうめ婆から金四郎に見合い話が持ち込まれるという内容で、それに対して魚政では憤慨、すでに金四郎の嫁はおゆきというのが前提となってるような関係になっている(それはずいぶん前からで第2シリーズでも周囲公認の相思相愛ぶりであった)。

8/9
第4話 2月7日 強請に使った贋金
片倉屋八右衛門:南原宏治
お熊:村田知栄子
岡嶋屋加兵衛:武藤英司
片倉屋の番頭:堺左千夫
お熊が主役。息子が贋金作りに加担させられたが亡くなってしまい、その贋金を使って騙りなどをやる小悪党で、贋金作りの本尊も持て余し気味という感じの構図で、時代劇によくあるコミカルな小悪党婆。
落語で知ってるフレーズが二つも出てきた。お熊が金四郎とお政が橋で揉めてるのを見て身投げ化と勘違い「助けると思って殺してくださいなんて寄席で聞き飽きた」。
お熊が終盤で歌う歌(これはリフレインという形で一番最後で金四郎と魚政連中で歌っている)「高い山から低山(ひくやま)見れば、低い山の方がどしてもどしてもそりゃ低い、あーもっともだもっともだ」。この馬鹿馬鹿しいフレーズ、落語で聞いたことあるが、検索しても出てこない。似たようなもの「高い山から谷底見れば」は出てきた。これの替え歌ということだろう。
おれが落語で聞いたのは確か落語のピンでの志の輔「蜘蛛駕籠」での駕籠屋をからかうお大臣が歌ってる歌だ。

第5話 2月14日 人情遠山裁き
お米:東恵美子
お露:山口いづみ
稲荷の九郎助:富田仲次郎
伊勢屋伊左衛門:堀雄二
佐兵衛:佐野浅夫

第6話 2月21日 すった財布が縁結び
喜多川:大塚道子
吉兵衛:加藤嘉
梶山石見守:須賀不二男
琴路:八木孝子
木曾屋八右衛門:沢村宗之助
与吉:溝田繁
ジャネット八田がメインゲストでお京という女掏摸。が、ウィキには書き漏れ。
気のせいかと思うが、この第5、6話と急にありきたりの奉行が主役の捕物時代劇、というかおれはたくさん見ているわけでないので、端的に言えば大岡越前風、になったような。
何度も見たような設定と筋の話である。
5話は大店の夫婦が若いころお金の問題で赤ん坊を他の人にやってしまってそれを探してる、一方その娘は裏長屋で貧乏ながら一家仲良く暮らしている。なんとか取り戻そうとする大店の夫婦・・・。
6話は、お京がすった財布の中には書付。それを必死に取り戻そうとするのを見て、なにか大事なものなのであろうと感づいて・・・。
お京は片桐と恋仲、とここまで書いて気がついた。ゲストとして書き漏れているのではなくて、この後レギュラーになっていくのだった

第7話 2月28日 殺しの爪痕
太吉:川地民夫
松五郎:花沢徳衛
お吉:内田あかり
亀蔵:山本鱗一
善八:上田忠好
この回では咲の婿取りの話が持ち上がり、大山のぶ代のわざとらしくも愛嬌たっぷりの演技が多く見れる。父親役が花沢徳衛で大工の棟梁。

第8話 3月7日 盗まれた入牢証文
助八:待田京介
六助:井上昭文
佐野屋七兵衛:小林重四郎
小問物屋主人:藤尾純
この回は第6話に出ていたジャネット八田のお京が二度目の登場。彼女に関しては--
お京:ジャネット八田(第6話、第8話、第26話)
ひょう六:うえずみのる(第6話、第8話)
--
となっていて、ジャネット八田はこの後1回しか登場しない。弟分のひょう六はこの回で亡くなってしまう。お京の父親(この回でのセリフによると養い親とのこと)である加藤嘉の吉兵衛は第6話で亡くなってしまうしで、関わる人がみんな死んでしまう女というような役である。
そしてこの回は彼女が出ていることから、片桐弥平次がメインの回である。見ていて珍しいなと思った。金四郎がちょっと後ろに引っ込んだようなストーリー。主役があまり出ずにレギュラーの別の人物がメインになるという演出はこのシリーズでは今までのところあまり見ないような構図だ。
片桐と佐吉、いつもコンビを組んでいるが双方の父親同士も組んで仕事をしていたということも語られている

8/10
第9話 3月14日 暗闇の追跡
清次(木鼠小僧):郷鍈冶
お藤:浅芽しのぶ
お弓:藍とも子
お茂:東竜子
鮮やかな手口の泥棒が江戸に現れ、「木鼠小僧」と呼ばれるようになる。おゆきや金四郎が心配し止めるように言うも次郎吉が探索に出るというような話。次郎吉は鼠小僧次郎吉であったという設定があるのだ。おれは前シリーズと今シリーズの次郎吉を別キャラだと見ている、魚政でのあの情けない男が、いまや周りを従える兄貴分となっているなど、ちょっと無理はあるが、同一人物ということなのだろう。まあ多作のシリーズものにはよくあることだ。
成田三樹夫が第2話以来の登場。金をもらって閻魔の伊蔵と銀次が火盗のために働いている。
閻魔の伊蔵が紫頭巾と対面の場面がある。前シリーズで紫頭巾の正体は知ったはず。ここでは特に言葉も発せず、場所としては対面しているが、対面してないかのよう(火盗の集団に紫頭巾が挑んでくるという大人数の場面だからそういう処理も容易い)で場面は終わった。

第10話 3月21日 恐怖の辻斬り
よし:本阿弥周子
中根勘十郎:名和宏
長屋の女房:正司歌江
千代乃:二本柳俊衣
会田式部:剣持伴紀
会田の家臣:芝本正(クレジットでは役名なし)
この回も成田三樹夫が登場する。剣持伴紀が辻斬りを行ってる狂気の旗本で、家中でも持て余し気味で排除の作戦が進行しているというような役。辻斬り当人ということでメインゲスト的であるがキャストクレジットでは下の方。
その辻斬りに夫を殺されその女房が復讐を誓うというような筋立てで、その女房の役が本阿弥周子
9ー11話に「池田孫六:深江章喜」というクレジットがあり、どれだかよくわからないのだが、第10話、居酒屋でくだを撒く佐吉の相手をしている同心だと思う。で、そう見ると、9話にも11話にも見当たらないのだけど。
ほかにも準レギュラーで何度か登場している同心というのがいる。例えば第9話に出ている「木島忠兵衛:水上保広」は金四郎に名前を呼ばれているのでわかる。ウィキを見てみると、他にも同心で複数回出演の人がいるように思える。どれがどれだかわからないが。
そしてウィキを見ていて気付いたが、「志茂山高也」という人が役名なしで毎回のようにクレジットされている。ウィキで見ると、チャンバラトリオ(94年加入)の人とのことだが。

第11話 3月28日 女だてらに河内山
久世大和守:菅貫太郎
音羽:川口敦子
上州屋四郎兵衛:増田順司
田部武太夫:須藤健
おなみ:秋本圭子
この回は成田三樹夫は登場しないが、脇坂重蔵の意を受け火盗が登場し話に絡んでくる。
菅貫太郎が得意の行儀見習いに上がった女に手をつける横暴なバカ殿役
キャストクレジット、役名なしで尾崎弥枝の名が。バカ殿菅貫太郎の家中で若い腰元が数名出てくるのでそのうちのひとりかなと思ったが、ウィキでは「おたけ」とある。上州屋の女中で魚を届けに来た次郎吉、おゆきと気安く話している
サブタイトルにあるのは河内山を気取るおゆきという芝居のパロディ的な作品。親の見栄で大名屋敷へ行儀見習いに上がることになったおなみだが、宿下がりしてきたおたけが話すところによると、殿様に横暴され、帰りたがっているという。おゆきは彼女が大名屋敷へ上がると聞いて、嫌なことは嫌と言いなさいよと余計なアドバイスをしており、それをいくらか悔いており、また大名のことなので金四郎に頼るわけにもいかず、次郎吉を連れて大名屋敷へ乗り込み大奥の中老を騙るという筋立て。最後には門前に火盗が待ち構えており、万事休すとなるところで、魚政の若い者たちが助けに入り、最後は金四郎(おゆきの動向を心配そうに終始見守っていたのだ)が割って入り解決する。

9/9
最終回まで放映が済んだ
いま視聴し始めた「江戸の激斗」は大体作風がわかったので、一旦視聴を取り止め、中断していたこちらの視聴を再開
第12話 4月4日 殴られた水戸烈公
由蔵:三上真一郎
半右衛門:森幹太
竜山:川合伸旺
鰻屋の亭主:中村是好
岩上軍太夫:内田勝正
第13話 4月11日 金四郎の結婚
国友勘兵衛:南原宏治
お久美:栗田ひろみ
相州屋清兵衛:嵯峨善兵
ちょうどきりが良かったようで、この二作品は連作というわけではないが、12話で二人の結婚が決まり、しかし障害になるのは金四郎の婆であるうめ、13話の序盤はうめをどうやって説得するかみたいな描写。祝言の当日、もうすぐ式が始まるというところで、事件解決のために金四郎は外へ出てしまい、やきもきする場面なんかがあり、ラストで祝言となる。
この二回に出てくる準レギュラー
阿部伊勢守正弘:中丸忠雄(第13話) 
徳川家慶:入川保則(第13話) 
中山伝右衛門:大坂志郎(第12話、第13話)
徳川斉昭:森繁久彌(第12話、第13話)
その二人の祝言とは直接的には関係のない事件が各回で起こり、その事件解決にも金四郎は腕を振るう。ふたりの結婚についての描写があるためだろう、事件のほうのストーリーは薄味だ。
12話のストーリーは数寄屋坊主と騙り、大奥御用達の看板を餌に商家から金を搾取するという事件、その坊主の役が川合伸旺。そして斉昭が事件に巻き込まれる
鰻屋の亭主は大して役ではないのだが、金を持たずにでてきた斉昭とやり取りをするというその場面は少し長めでそれを演じている人のウィキを見てみるとそれなりの俳優
序盤、お政が斉昭の所へ乗り込んだと聞いて、水戸のお殿様が乗り出してくれればうめの口出しも控えられるはずと、お千代がおどけて「控えよ、ここにおわすをどなたと心得る。恐れ多くも天下の副将軍水戸斉昭公なるぞ、へへえー、てな具合いに(ならないかしら)」とやる場面がある。
13話ではお忍びで町へ出る上様が鉄砲にて狙われるという話。
上様が忍びで街へ出て案内を乞い、目黒でたけのこ飯と勧められる。「目黒の名物はたけのこで」に、「目黒の名物はさんまではなかったか」「よくご存知で」というやりとりがある

9/10
第14話 4月18日 嫁も姑も意地っ張り
御祈祷の宅次:寺田農
政吉:森次晃嗣
金四郎の結婚の余波とでもいうか、序盤は長々とうめとゆきの家の中での争いをコミカルに。
宅次が悪党の十手持ちで、政吉の父親を罪に陥れていて、政吉はその敵討ちとばかりにふたりはもみ合いに、そこに通り合わせたうめが宅次に肩入れし、さらに事件の捜査まで始めてしまう。
久々に脇坂重蔵が登場する回、このシリーズの金四郎の対立相手ではあるが、登場回はさほど多くない。

第15話 4月25日 狙われた亥の刻小僧
三吉:松山省二
三吉は亥の刻小僧という名前の一人働きの盗人。鼠小僧に憧れて、同じように盗んだ金を庶民にばら撒いている。
松山省二が悪役になるはずもなく、三吉は盗賊の仲間にならないかと誘われるも断り、その盗賊は亥の刻小僧を名乗って殺しまで行い、罪のなすりつけ。金四郎、ゆき、次郎吉の働きで三吉の殺しの罪のからくりは暴かれ、三吉は島送りで済む

第16話 5月2日 涙が光る遠山裁き
由造:小笠原良智
三河屋幸兵衛:須賀不二男
お七:永野裕紀子
仁三郎:小川真司
お鉄:滝奈保栄
お登勢:中村玉緒
キャストクレジットについては一番最後に全体の感想として書いてあるが、普段はキャストクレジットではゲスト陣が偉い順に出て、最後の方は役名なしで五名くらいの連記という端役のクレジットとなり最後に監督がクレジットとなるのだが、今回は超大物ということだからだろう、中村玉緒が最後(その後に監督)、お鉄の滝奈保栄は中村の前で単独表記。
お登勢は人形の修繕の名人で、そこへ次郎吉の案内でおゆきが訪れる(うめがおゆきに意地悪で難題を与えたのだ)。そのお登勢の家は、亡くなった夫の母親、つまりお登勢にとっては義母となるお鉄がわがまま放題でお登勢を苛めている。お登勢の耐える一方という姿勢が不自然ではあるが、時代劇ではよくあること。一方お鉄、この人のペラペラと江戸弁を流暢に操っており、名のある人かと思ったが、ウィキにはさほど記述はない。
三河屋がお登勢を嫁にほしいとお鉄と相談。同じ長屋の由造とお登勢は互いに憎からず思っており、お鉄は由造さえいなければと三河屋に持ち掛け、三河屋は閻魔の伊蔵を使って色々策略する。
お登勢には娘のお七がおり、これは料理屋で働いており、板前の仁三郎といい仲。
三河屋は音を上げない由造に対し、同じ長屋の差配の家に盗人を入らせ罪を被せようとするも、その盗人が証拠のために由造の家に盗んだ金を置こうとしたところを次郎吉に捕らえられて、関係者全員がお白州へ。
このお白州の場面、まず三河屋が金四郎に諫められ軽い調子ですぐ謝る(「金四郎「いい年をして恥ずかしいと思わないか」、三河屋「はい思います、申し訳ございません」)ところがストーリー的にはどうなのかと思うが、なんとも軽い調子が良い。
で、その後はお白州で何をやってるんだよというくらい長いお涙頂戴場面となり、二組の夫婦が誕生する。お登勢と由造、お七と仁三郎である。で、お鉄も涙を流し、それに対し金四郎は悪いと気が付いたならもうよいと無罪放免、三河屋に罪は与えられるのかどうかは言及しないまま、これにて一件落着となり、最後は金四郎の高砂や、二組の祝言の場面となる。

第17話 5月9日 罠に掛った死神
作兵衛:多々良純
玉竜:赤座美代子
武藤半太夫:亀石征一郎
上総屋:稲葉義男
松葉屋嘉右衛門:浜田寅彦
多々良純はゲストでトップクレジット、メインゲストだが出番は少ない。
作品内容としては脇坂重蔵が盗賊を普通に捜査をして対峙、悪役から敵として狙われるという形で、悪役から敵として狙われるということは善玉でもあり、これは最終的に金四郎と和解をするとのことでその布石だろう。
最終的には金四郎に危ないところを助けられ、その後は金四郎の活躍となり、そこまでは脇坂重蔵中心の話でもあったのに、と、バランスが多少悪い感じ。
たぬきという居酒屋が出てきて、大岡越前のときに見たたぬきの置物も出てくる

9/11
第18話 5月16日 医は仁術か算術か
沢田玄庵:大滝秀治
渡辺良斎:遠藤太津朗
肥前屋四郎右衛門:潮万太郎
お美濃:松木聖
啓四郎:大竹修造
松蔵:牧冬吉
魚河岸の男:西田良
お政が病気になり、医者を呼ぶ、最初に来たのは渡辺良斎、これは悪徳医師、そしてお春の紹介で次に来たのは沢田玄庵、こちらは善良な医師。玄庵は医術で町人の信頼を得て、良斎の患者を奪ってしまう。そこで、策を弄して、玄庵が薬の配合を間違え患者を殺したかのように罠にかける。
西田良は一場面だけ。前にも魚河岸の男で出ていたような気がする。ここで魚を買うのに交渉するのはお千代。お千代はおゆきが金四郎の嫁になって以降、おゆきの代わりに短パンで足を露わにして天秤を担いで商売に出ている。

第19話 5月23日 どじな兄貴の妹想い
さん:吉沢京子
長助:品川隆二
代貸:藤岡重慶
グズ虎:汐路章
福本清三(役名なし)
サブタイトルの兄妹が吉沢京子と品川隆二。後者は大岡越前でよく見た。落語に出てくる威勢が良くて中が空っぽの八五郎みたいな役が多く、ここでも。そして落語をなぞってる場面が二つあった。中盤で金四郎と酒を酌み交わすときに、「だくだく」。「(盃を)割ったつもり」「 兄弟の盃 は済んだつもり」とやってる。兄弟の盃で盃を割るという儀式があるのだろう(調べても出てこなかったが)。そして使ってるのは盃でなく湯呑で、そのことをこのやり取りのあとに言ってる。
この場面はなんでいきなりだくだくなのだろうとは思ったがさして気にしてはいなかった。
ラストでは長助がお政の紹介で道具屋に。そこを訪れた金四郎との間で刀を見せてくれ、短刀ですからの「道具屋」のやり取りがある。
この最後の場面を見て、落語を所々に入れるという演出意図がわかった。
汐路章、藤岡重慶、似たような俳優イメージ(藤岡のほうは幅広く役をやってると思うが)で、ここでもやくざの親分と代貸、常に二人一組で行動しており、ここは一人でも十分間に合うような感じがした。
福本清三は多分冒頭で、この兄妹と諍いを起こしてる数人の内の一人だと思われる

第20話 5月30日 悪徳検校
覚全:藤村有弘
武山検校:永井智雄
横井和泉守:田中明夫
お美津:村地弘美
お稲:杉本真智子
五兵衛:岩田直二
勘八:松山照夫
覚全は武山検校の元におり、悪辣な金の取り立てをしている。お千代の幼馴染であるお美津も法外な利息に泣かされ、お政が中に入り武山検校の元へ。武山検校のほうは立派な人格で、すぐにその法外な利息は放棄してやる。覚全は武山検校を抹殺し二代目を狙う策略に出る。
差別的鴨しれないが時代劇で盲人は大抵悪役なので、武山検校も悪なのではないかという目線で最初の内は見ていた。最初のお政との会談のところで善人の振る舞いをし、おやっと思ったが、その裏で実は悪人というパターンかな、とも。そうではなく、金四郎もそのお政が中に入った件を聞き、武山検校の人格を褒めることをいい、ああこの人は悪役ではないのね、とわかった。となるとあとは単純、善人が悪役に狙われることになる、と。

9/12
第21話 6月6日 狙われた女
千枝:上村香子
青山新次郎:中田博久
出羽屋総右衛門:神田隆
宇八:勝部演之
駕籠寅:北村英三
工藤半九郎:伊吹聰太朗
北村英三、伊吹聰太朗は前作の準レギュラーだがここでは役は違う。
盛りだくさんな内容で見せ場が多いが、それゆえか、どうも話が不自然なところがあったり、序盤に用意されていたことがそのまま放置されてるようなところも見受けられる。
襲撃事件に紫頭巾が行き当たり女を助ける。この女がゆきの幼馴染、千枝。事情を聞くがなにかを隠している。というのが発端、で千枝は魚政に匿われ、金四郎は捜査に当たる弥平次など部下にもそれを秘密にする。で、そのためか結局金四郎とおゆき、次郎吉が捜査をするという形になり、金四郎は弥平次にしばらく捜査に手を出させないようにまでしてる。それゆえ、後半になると弥平次は出てこなくなると、これが放置されてるところ。
千枝は青山主膳の武家屋敷に奉公。病に臥せっているところへ、弟の新次郎と医者の順庵のひそひそ話を見てしまい、新次郎が主膳に毒を盛ってるのではと疑っており、それを知られた新次郎が殺しを出羽屋に依頼したのだった。そして差し向けられたのが工藤半九郎。とこういう構成
終盤にこれは次郎吉の罠なのだが、半九郎は次郎吉に千枝の居場所を教えもらい、殺戮を実行しようとする。がそこで話ができすぎだと出羽屋が疑念を抱き、火盗の脇坂重蔵に相談をしに行く。ここがかなり変。紫頭巾の場所を教えると言って、詳しい事情として、自分のうちの女中を殺そうと紫頭巾に頼んだ(ここら辺セリフがよく聞こえずわかりづらい、違ってるかも)、で、女中も紫頭巾も殺しちまってくれ、とこういう感じの相談である。
自分が殺しを依頼したことなんか告白するかねえ。まあ女中が旦那と不義を重ねてるとかなんとか言ってたけど。まあ紫頭巾を狙ってる重蔵にその居場所を教えるから両方殺してしまってくれと頼んでも頼める相手だと認識されてたのかもしれない。
殺陣の場面では、次郎吉が千枝の駕籠についてきて、示し合わせた半九郎と出会い、次郎吉は千枝に金がもらえるからお前を売ったと言い、半九郎はお前はもう不要と次郎吉を切るが、そこへ紫頭巾が現れ、そしてそこへ火盗が到着、出羽屋の番頭、宇八は火付盗賊改方に皆切ってくれとお願い、半九郎は 騙されたと知る。紫頭巾と重蔵の戦いとなる。紫頭巾は劣勢になるもそこへ 大人数に囃し立てられながら駕籠が登場、籠の中からもう一人の紫頭巾(金四郎)が姿を現しとここも凝っている。

9/13
第22話 6月13日 人を見て法を説け
お鈴:西崎みどり
町名主:山村弘三
源五郎:黒部進
おげん:新井麗子
幸兵衛:西村晃
西村晃、キャストクレジットでトメ。今回の悪役だが、悪役に見えないような役作りで、またその裏にかかるBGMはコメディ調。悪役のような役割に見せながら実は善人みたいな役かと思っていたが、悪役のままだった。
シリーズ初めてだったと思うが、魚政の若い者六人、とくに弥太が大きく話しに関わる。冒頭に借金取りに強引に取り立てをされているお鈴を救うため割って入るという形で登場、その借金を肩代わりするというストーリーで、その金を貸しているのが幸兵衛。
幸兵衛はゆるりとした物腰ながら借金の証文を握っていることから御定法を盾に借金主を苦しめる。
結末は落語「五貫裁き」。借金は5両だったが、その証文を女郎屋に売ったので、手間賃などで値が当たり8両、さらには、その際のゴタゴタでけがをさせられその賠償金とかで締めて五十両をお政に要求、奉行もそれを認め、五十両は奉行所が肩替り(魚政からは奉行所が五十両取り立てる)、一日一両ずつ払うから、町名主五人組同道のうえ取りに来るよう言われ、嬉々としてそれを幸兵衛は承諾。がその初日、町名主ら一同は、幸兵衛は一両貰えてほくほく顔だが、自分らには実入りがなにもないと、食事をしていこうとなり、ここら以降は喜劇調。そこらの飯屋で幸兵衛がいうと、口が奢ってるから安飯屋じゃだめ、と鰻屋でへ。お代わりをして、さらにはおみやげ込みで請求は二両二分三朱となってしまい(この町名主の行動は金四郎に言われおゆきが頼みに行っていた)、幸兵衛は音を上げ、奉行所へ。しかし、幸兵衛は御定法のとおりにと言ってきた手前、金四郎は判決が出ており、その証文に幸兵衛も爪印を押しているので、その御定法通りに一両ずつ払い下げを受け取りに来るようにと、それをなかなか許さず、最終的には借金棒引き、賠償金を取り下げさせ、さらには向米に賠償金を払えとなり、お鈴は蕎麦屋(お鈴の家は担ぎ屋台の蕎麦屋だったが常設店舗になった)の開業資金を幸兵衛が出させ、その新たな蕎麦屋の店開きがラストシーン
新井麗子、ウィキの項目がないため、名前で検索してみるとひし美ゆり子のブログが出てきた。2017年のもので、久しぶりの再会を記したもの。さらにそこから色々リンクを辿って読んできた。たまにはまってしまうネットサーフィンというやつだ。
まあ、それらを読んでわかったがその再会のとき、新井は90歳という年齢。宝塚(ヅカ)出身で新珠三千代さんと同期。夫は守田比呂也、おれがいまこれと並んで視聴している江戸の渦潮、江戸の激斗に出ている人だ。ほかにもこのひし美ゆり子のブログや、ウィキを見ていると、この時代に売れていた役者の名前がたくさん出てくる。そういえば、今回のゲストのひとり、黒部進もひし美と縁があるらしく、トークショー「ゆり子の友達の和!」に出演したとのことがウィキにある。

第23話 6月20日 男の約束
伊八:河原崎長一郎
おきく:岡まゆみ
佐々木貞四郎:岸田森
辰巳屋宗兵衛:香川良介
お松:折原啓子
鉄五郎:山本昌平
見所が多い好作品。伊八は冒頭から捕らえられており、それはやくざの親分の殺しという罪、が、伊八が真犯人ではなさそうということで、執拗に弥平次は本当のことを言うように、と牢へ足を運んでいる。
サブタイトルは弥平次と伊八の間で交わされる約束で、それは走れメロス的な内容。伊八の母親が死にかけていること、伊八は家族の面倒を組が見てくれていると思っており(その引き換えに自分が犯人ということで牢に入っている)、しかし、そんな風にはなっていないことを弥平次は教え、母親の死ぬ前に会いに行けと、脱獄させ、その戻る時間を指定し、そこまでに戻らなかったら自分が死ぬ覚悟で、牢に入る。
田村亮がフィーチャーされており、これは今シリーズで初ではなかろうか。田村亮についてはここまであまり目立つ活躍がなく、そのためか、気取った顔つきだけが印象に残るという感じだったのだが、このようにフィーチャーされる演技があると、さすがに上手さも見える。
さらに岸田森。個性的な名俳優で、この人がいるだけで、作品の質が上がるような気がする。ここでは重蔵配下、火盗の同心、伊八を犯人だとして引っ張ってきており、重蔵の信を得ている。が、ラスト。牢へ戻ろうとする伊八を戻させまいとする悪役軍団、小伝馬町牢屋敷の門内では重蔵が待ち構え、伊八万事休す、追ってきた佐々木貞四郎、伊八を斬ろうとするその刀を重蔵が打ち払い、「よくも顔に泥を塗りおったな」。この重蔵と佐々木が顔を合わせるシーン、これは格好良い、岸田森が格好良く、そして悪役らしく無様にやられている。

9/14
第24話 6月27日 殺しの疑惑
新吉:太田博之
蓬莢屋嘉兵衛:竜崎一郎
般若政:梅津栄
戸山播磨守:伊達三郎
尾張屋梶右衛門:有馬昌彦
斑鳩鉄心:大前均
新吉はお春の兄として登場。数年前に役者になると言って家を出て以来顔を合わせていない。
その新吉がお政たちを芝居にご招待、その舞台で新吉の師匠が殺されてしまい、新吉が犯人とされてしまう。
ウィキにこうある
中村市之丞:藤尾純
女将:近江輝子
松若屋十次郎:波多野博
この三人はクレジットでは役名なしである。で、多分役名が違っており、殺された新吉の師匠は松若屋、市之丞とされており、この録画データに掲載されてるあらすじにも中村市之丞が殺されたとあるから、波多野博の役は松若屋中村市之丞であり、藤尾純はその芝居興行の興行主あたりの役だ。
藤尾純、その冒頭の芝居の場面で、目立った感じで取り調べに答えており、この顔、見覚えあるなあ、つい最近なんて俳優か必死になって調べた覚えがあるな、などと思った(前シリーズの「第6話 濡れ鼠河内山宗春」にそのことが書いてあった、そこでも役者の役だ)
近江輝子というのも時代劇のチョイ役、老けた意地悪そうな女性の役でよく見る。ここでは悪役たちの会食の場の女将で、おゆきは旧知、魚屋の格好で現れ、お奉行の女将さんがどうしたんですかと驚き、おゆきに何事か(その会合に芸者として上がらせてくれ)お願いされている

第25話 7月4日 掠奪された御用金
龍神の弥右衛門:鈴木瑞穂
矢吹小平太:伊吹吾郎
小染:二本柳俊衣
辰次:浜田晃
犬神の五郎蔵:山本鱗一
シリーズ終盤にきて重蔵が金四郎という善玉側に来る、というか絶対ヒーロー金四郎に助けてもらってるだけだが、そういう理由だと思うが成田三樹夫が格好良く撮られておりそこらが見どころ。
矢吹小平太は重蔵の配下。そのためか目付きの鋭いメイクでちょっと悪役っぽいが、結局役どころは悪役ではない。重蔵の妹と恋仲のようで、この回の最後では結婚に至っているようで、重蔵が二人を連れて会食に出ようとしている。
御用金運搬について火盗が任せられている。若年寄で重蔵の叔父の脇坂和泉守がそういう差配をし、それがうまくいけば重蔵が大手柄になると叱咤している。
金四郎の助けで一度奪われた御用金を取り戻し、犯人たちも確保。重蔵の首は繋がったかと思いきや、ラストシーンは、魚政で祝杯(手柄は火盗だが、それならば魚政だけでも金四郎の手柄を祝そうと)を上げる御一同、そこへ重蔵が現れ、職を辞したことを言い、役が暇になるだろうからまた会おうと約し、そこでの一杯は断り立ち去ろうとする。外には矢吹と八重が待っていた
序盤で殺しが起こり、弥平次ら駆け付けるが、そこに一歩遅れてやってきた火盗がこの事件は我らが引き取るというと、先に着いたのは自分たちで、などと言い返しており、その後は手柄をかっさらいやがってなどと言っている。火盗と町奉行の切り分けがわからん。火盗のほうが偉そうに命令調だから上のように見えるが。まあ先に着いたものがやるとかそんな変な割り振りではなかろうし、手柄争いってのもなあ、まあ時代劇ではそうなのかもしれないが

9/15
第26話 7月11日 八百八町は日本晴れ
牧玄道:大友柳太朗
高野石堂:小沢栄太郎
大島:五味龍太郎
最終回、その割に大したゲストが出てないなと思っていると、キャストクレジット終盤に大友と小沢(小沢がトメ、大友はその前)。
時代劇ではよく取り上げられる「アヘン」の話
お京:ジャネット八田が久々の登場。準レギュラーで登場回数の少ない人が久しぶりに出てきても、はて? 誰だっけとなってしまいがちである。
一方で重蔵は前回が最後。また、閻魔の伊蔵と銀次のコンビはこの最終回には出ていない。

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全体の感想
キャストクレジットでは、ちょっと変な部分があり、まずレギュラー陣が全部表記される。重要人物から配置され、あまり重要でない魚政の六人の若い者(これは役名が書かれない回もあったが、途中からは表記されるようになった)、でその後に春川ますみ、千石規子、成田三樹夫とトメにあたるような人物のクレジット。でその後ゲスト陣、これも重要なほうから表記、段々端役になり、役名なしの数人連記表記があり、この辺りで音楽が最後にもう一回サビに行くような盛り上がりを見せながらも唐突感さえ感じられる終わりを迎え、そこでクレジットの最後は監督が表記。例外はいくつかあり、レギュラー陣が表記されてる中ひとりだけゲストが途中で表記されたり。
時代劇でよくあるキャストクレジットのパターンとしては、春川ますみ、千石規子なんかが監督の前に出されるのが普通かと思う。そしてなぜか佐野浅夫が出ている第5話だけそういう順番(最後の方は春川ますみ、堀雄二、佐野浅夫、監督という順)のクレジットだった
片桐弥平次:田村亮。格好良く顔を作ってるが、それが際立ってしまっているというか、それに見合ってないというか。活躍の場は少ないためそう見えてしまうのかもしれない。
OPの主題歌、第22話以降では歌が終わったあとの間奏(というかその後歌は入らないので間奏とはいえないが)のところが変更されていてトランペットのソロが入る
シリーズ終盤くらいからか、おゆきがちょっとうざったい。奉行の女房が口出ししすぎる。大岡越前と同じだ。まあこっちは紫頭巾という面もあるし、その活躍も見どころの一つだから仕方ないか。
その紫頭巾の登場もなんだか邪魔っぽい。出なくても解決出来てるのに、無理やり出してる感じの回が多いのだ。うまくストーリーにはめ込んだ出番の時もあるのだと思うが、終盤はほとんど全部無駄に思える。
閻魔の伊蔵:南道郎
この人はこの江戸を斬るで認識した人だがとてもうまいと思う。が、前シリーズでは、金四郎の敵役である鳥居の部下という面がはっきりしていたのだが、今回のシリーズではその役割が微妙になっておりなんというかどっちつかずの面がある
エンディングは必ずナレーションなのだと思うが、そのナレーションが入っていないことがある。これは大岡越前でもそうであったが、それは最初のころだけだったように思う。このシリーズは1978年の制作で、大分時代は降っているのだが、なぜそのようになってるのかよくわからない。ウィキの大岡越前の該当箇所にはこうある--
2006年から竹書房を販売元にして、第5部まで販売されている。前述の通り、第1部第3話と第2部第22話を除いた第1部第1話〜第3部第15話までは、オープニングとエンディングを短縮した再放送素材のみ残ったため、それが収録されている。第4部以降は、ナレーションや不適切な用語の音消し処理等がなされた再放送素材が用いられているので留意されたい
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シリーズ間の雰囲気の違いを知りたいということで、そのまま続けて第4シリーズを見始めた