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演芸図鑑(2022.7~9) [毎回視聴]

-- 桂文珍の演芸図鑑 「樋口恵子 マギー審司 桂文治」
初回放送日: 2022年7月10日
桂文珍がナビゲート。対談ゲストは90歳を迎えた今も、高齢化社会、福祉などをテーマに評論活動を続ける樋口恵子▽演芸はマギー審司のマジック。桂文治の落語「酢豆腐」
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--桂文珍の演芸図鑑 「樋口恵子 磁石 三遊亭志う歌」
初回放送日: 2022年7月17日
桂文珍がナビゲート。対談ゲストは90歳を迎えてもなお、高齢化社会、福祉などをテーマに評論活動を続ける樋口恵子・後編▽演芸は磁石の漫才。三遊亭志う歌の落語「荒茶」
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もうこの番組は見なくてもいいのではなかろうか。芸人はやる気ないし、対談ゲストはつまらんし。おれもなかなか見る気にならない。
といいつつ、ようやく、見始めた。
8/1視聴、マギー審司だけ。ちょっと髪が伸びたか、いや伸びたというより、毛のボリュームが多くなったというか、ちょっとボサボサというか。
8/3視聴
桂文治「酢豆腐」、磁石の漫才、三遊亭志う歌「荒茶」
暑い最中見ていたからか、磁石の漫才というのがずいぶん淡泊に感じた。どこにも面白みがないというか。このコンビはこれまでほとんど見たことがない。ナイツのお笑い演芸館には出てたような気もするがほとんど覚えてない。
志う歌、経歴を見ると真打になってまだあまり経っていない若手落語家だが、中堅どころのような落ち着いた話ぶり。落語のほうは「荒茶」という初めて聞いた噺。それなりに面白い。あらすじは検索すりゃ出てくるので省略。
「茶の湯」で不味い茶を飲むためにたくさんの菓子をほうばるという場面があり、それを思い出した。不味い茶には菓子なのだな。また、不味い茶をむりやり飲むという描写があり、これは「酢豆腐」と仕草がかぶっていた。
8/6視聴
対談、樋口恵子。
年齢が90歳で老いについて書かれた本が話題とのことでその年齢についてのみの興味でちょっとだけ見てみようと見始めたのだが、意外や意外、とても面白く全部見た。
なんていえばいいか、感銘を受けた話とかがあったわけでなく、まずは年齢からくる老い、老いるとみんなこんな話し方になるよね、といった感じと、それに比して頭は聡明なんだろうなということが所々で感じられ、そのギャップ。スローモーな話し方なんだけど、この年齢の人となると司会者の合いの手を助けとするような場合が多いのだけど、それをあまり必要としていない話しぶりで、ちゃんと対談になっている。
そして、これは勝手な思い込みの可能性があるが、彼女は評論家としてよくテレビに出ていたと覚えており、つまりはワイドショーなんかでギャーギャー言ってた人という認識。で、そういう人が年老いるとそのギャーギャーのあくのつよい部分がこんなにもなくなるのかという驚き。
でもこれはおれの思い込みかもしれなくて、そんなギャーギャー言うタイプの評論家ではなかったかもしれない。小沢遼子だとか、田嶋陽子なんかと同列におれは思い込んでおり、彼女たちが年齢を重ねてこんな落ち着いた話しぶりになってたらおれは驚くだろうと思うが、そういう驚きだ。逆に例えば元NHKの女性のアナウンサー、つまりはギャーギャー言うタイプでない人、宇田川清江や加賀美幸子(彼女たちの若いころを知らないが)が年齢を重ねて、今回の樋口さんのような話しぶりだったとしたら、それはまあ自然な変わりようだなと思うのだろうが。つまり今回の樋口さんの話しぶりというのはそんな感じだったということだ。

--桂文珍の演芸図鑑 「島津亜矢 ニッポンの社長 蝶花楼桃花」
初回放送日: 2022年7月24日
桂文珍がナビゲート▽対談ゲストは演歌歌手の島津亜矢▽演芸は令和3年度NHK新人お笑い大賞、ニッポンの社長の漫才。春風亭ぴっかり改め蝶花楼桃花の落語・権助提灯
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--桂文珍の演芸図鑑 「島津亜矢 新宿カウボーイ 三遊亭小遊三」
初回放送日: 2022年7月31日
文珍がえりすぐりの芸をナビゲート。演芸は新宿カウボーイの漫才、三遊亭小遊三の落語「六尺棒」▽対談ゲストは演歌歌手の島津亜矢。幼少時代から現在までを語る・後編
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8/4視聴
ニッポンの社長、蝶花楼桃花、新宿カウボーイ、三遊亭小遊三
ニッポンの社長。今日は雨も降りさほど暑くもなく過ごしやすい日。ちょっと集中して見れるな、などと思って見ていたのだが、なぜか昨日見た磁石と同じような感想、どこに面白さがあるのかわからないことを長々とやってるような印象
桃花は古典落語の「権助提灯」
彼女の噺自体はなんということもなかったのだが、色々考えさせられた。
彼女は落語家としては珍しいキャピキャピしたタイプの女子。女性落語家の中でも珍しいタイプ。
演じ方としては、古典を習ったままやってる感じで男性若手落語家が古典をやってるのと同じといえる。もしくは失礼になるが、大学の落研の女子がやってる感じ。
女が重要な役割を果たす噺であり、だからこそ選んでいるのであろう、女の部分は、当たり前といえるかもしれないが、妙にリアリティがあり生々しい。
男性の部分はどういえばいいか、それこそ習ったまんま女子が男性部分を演じているという感じか。
落語、とくに古典落語を女性がやる意味というのを考えさせられた。
落語は男性が男目線で作ったものであるということを認識させられもした。女の部分にリアリティがあり、それは上手いという言い方もできるのだろうが、それでも、昔ながら男性がやるところの女性というほうには見慣れているから安心感があるというのもある。
やっぱ古典をやるなら女性ならではの視点を必ず入れてくる柳亭こみちくらいまではやってほしいし、それよりもやっぱ新作だな。女目線で作ってこそ、違和感なく聞けるものになると思う
落研レベルというようなことを書いたが、それはあくまでよどみなく喋るこの落語を聞いた感想で、その語り口は悪くない
新宿カウボーイ、これまた面白くもないことを延々にやるのだが、これは前2組とは違う感想となる。それは何度か見ていてこのコンビを知っており、それが個性ということがわかっているからだ。ナイツの仲間的な存在でそのせいでひいき目に見てるのかもしれない。
すべり芸とはちょっと違うのかな、とにかくつまらないダジャレということを自覚しつつそれを延々にやるというスタイルで、そのつまらなさが凄まじく、それゆえ、これは意図的だなとわかる
小遊三、「六尺棒」
いい調子でベテラン、人気落語家の風格
聞いてるうちにそういえばと思い出す。談志が亡くなった時、落語研究会の追悼番組で彼がコメントしていた。「六尺棒」を稽古してもらい、親子の会話の部分の片側を談志がやるという形で稽古したのだそうだ。
「権助提灯」も「六尺棒」もさほど季節感が前面に出ている噺ではないのだが、聞いてみると冬の噺。季節を考えないのかなとちょっと思う。それも「今が夏にしても暑すぎる」からであろう
対談はパス

--桂文珍の演芸図鑑 「笹野高史 ぴろき 桂宮治」
初回放送日: 2022年8月7日
桂文珍がナビゲート。演芸はぴろきの漫談、テレビで人気急上昇・桂宮治の落語「道灌」▽対談ゲストは俳優の笹野高史。波乱万丈の半生を語る▽コクーン歌舞伎への思い、など
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--桂文珍の演芸図鑑 「笹野高史 タイムマシーン3号 春風亭三朝」
初回放送日: 2022年8月14日
桂文珍がナビゲート。対談ゲストは俳優の笹野高史。波乱万丈の半生を語る・笹野さんが経験した余りにも意外な職業とは▽タイムマシーン3号・春風亭三朝の落語「子ほめ」
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--桂文珍の演芸図鑑 「篠原祐太 ナイツ 桂文珍」
初回放送日: 2022年8月21日
桂文珍がえりすぐりの芸ナビゲート。▽演芸はナイツの漫才・桂文珍の落語「茶屋迎い」▽対談ゲストは昆虫食クリエイター・篠原祐太。▽タガメの芳香に師匠も驚き…など
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3本視聴、8/21
8/21で文珍司会のシリーズは終わり。次週より再放送
ナイツと文珍ということですぐ見たくなり放映当日視聴。
ナイツのネタは、横文字を使いたがる塙、そこに地元のパン屋を入れ込むというパターン、そして「やほーで大谷を調べた」。
横文字を使いたがるというのは見たことある。
やけに受けている。いつものとおり無観客でスタッフのみだが。数人笑い声がでかい人がいるだけだろうか。
文珍の「茶屋迎い」というのは、木乃伊取りのような展開で、セリフとして「木乃伊取りが木乃伊になった」というのもある。終盤でストーリーに変化。飯炊きに迎えに行かせるかと思いきや、飯炊きの格好をして旦那が迎えに行き、が、しかし茶屋で昔の馴染みに会い、仲を深めようとすると、せがれが帰ると言い出し、「親不孝者め」(落げの前段階で息子を親不孝だとすでに言っている)
で、残った2本だが、桂宮治の落語「道灌」とタイムマシーン3号だけ視聴、他はパス。
宮治はノっている芸人らしく、調子がよい。トントンと噺が運んで落げとなると、なんとなくうまい感じがするものだ。
タイムマシーン3号。よくつべで公式チャンネルの番組を見ている。
この人たちのつべの特徴は、一本が長い、二人が仲良いというあたりか。1本が長すぎて、面白いところを凝縮というような編集にしておらず、今の時代向きでないような気もするが、結構見られているようである。
おれも時代に合わせて、長いものはちょっと見るのが面倒で、この人たちのは冒頭だけ見たというものが多い。疲れてるときなど、ボーっと眺める分にはいいので、そういう時通して見たりしてる。
タイトルとサムネールがなかなかそそるようになっていて、が、しかし、そこが落ちになってる感じで、それは例えば「山本に「朝マック」買いに行こうと誘い朝にMacBook買いに行った」。100万回以上再生されており人気のようだ。そしてその最初の見どころはタイトルにあるそれを聞いた時の山本の反応となる。おれはこの動画はまだ冒頭も見てないが。まあとにかく、こういうパターンの動画がかなり多い。
コンビ芸人では、片側が一方的に弄られるという組み合わせが多いように思う、この人たちも基本的には関が山本を引っ掛けるというパターンが多いものの、その逆というのもある。