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全力!脱力タイムズ(2023.7~9) [毎回視聴]

--361 7月7日 やめよう!?の巻
出口保行
吉川美代子
斎藤司(トレンディエンジェル)
高橋文哉
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最近ほとんど放送されていない美食遺産の特集とでもいえるような企画
まず表面上の企画として、「女性に嫌われないファッション」というのがあり、10代~40代の男性のファッションを専門家から提案するという「世代別男性おすすめファッション」というのが始まる。それを斎藤がモデルとなって披露するということになる。
で、まず10代のファッションに着替えるということになり、スタジオから出ていくと、時間が空いてしまい、アリタの提案で、この日の後半にやる予定の美食遺産を見ようということになり、美食遺産が流される。美食遺産はVTRに対し芸人ゲストがツッコミを入れていくというところが見どころだが、その芸人がおらず、どうするのかなと思っていると、アリタがツッコミを開始、しかしそこはそれほど過激でもなく終わる。ここに美食遺産を持ってきながらも、その部分ではさほど驚くような演出がなされず、まだなにかありそうと思わせる。
斎藤が戻り10代ファッションを披露、そしてなぜか10代に人気のある歌を斎藤が歌わされることなる。
とここまでがワンセット。
この後休む間もなく20代のファッションとなり、また斎藤がスタジオから出ていくと~とこれがこの後繰り返されていくことになる。
ここでは、次週にやる予定だったVTR、あのの「日本技術遺産」。
30代のファッションの着替え時には、再来週やる予定だったVTRで、また滝沢カレンの「美食遺産」。そしてこれが終わり斎藤が披露する段になると、滝沢カレンのナレーション、「ここからは先ほどのVTRから飛び出して、私、滝沢カレンがスタジオの様子をわかりやすくナレーションさせていただきます」と始まる。つまりスタジオでのアリタが進行し、斎藤がファッションを披露する通常の脱力タイムズの映像を美食遺産風にカレンがナレーションしていくのだ。美食遺産でのカレンのナレーションは独特、そして出鱈目なものであり、それと同じなので、映像に合わせてカレンなりの出鱈目な会話をアテレコしており、スタジオでアリタや斎藤がどういうやり取りをしているかはまったくわからない。斎藤の歌の部分でもカレンが出鱈目な歌を歌い、映像に合わせた終わり方ができず、「とてつもない微妙な場所で歌詞をやめてしまった」などと言っている。
40代ファッションのための着替えとなるとVTRは「パイロット版ならある」ということで、「日本レトロ遺産」、ナレーション担当はぱーてぃーちゃんの信子と金子きょんちぃ。このVTRにはレポーターとして今やほぼ俳優として活躍している石井正則が登場。そしてこのVTRが終わると、今度は先ほどアリタが進行するスタジオパートにカレンが被せていたナレーションという演出を、ナレーションがあのに代わるという形、美食遺産風というかあのによる日本技術遺産風スタジオパートとなる。
さらにはゲストの告知パートも実際には高橋文哉がやっているのだろう、その映像にあのが原稿を読み上げるという形のまま続けられる。
最後はコンプライアンス委員会。まあ当然だろう、ここでネタばらしとなるわけで、ある意味前回と同じ構図でもある。オンエアにならなければわからない仕掛け、スタジオパートにカレンなどがナレーションを被せているというのがまずそうだが、そもそも着替え最中にVTR企画をみんなで見ているというのもそうである、が斎藤にされており、それをヒコロヒーが指摘していくということになる。
斎藤のボヤキが面白い「信頼がないんだろうな」「武器がないんだよな、まじめだしさ、俺」
コンプライアンス委員会に笑いが集中という感じ、このコーナーを最重要視してるんだろうな、一方で美食遺産とか面白くなくなってるから、溜まったVTRを一気に流してお別れ企画で、最後にカレンの挨拶でもあるのかなどとも思ってしまった(そんなのはなかったが)

--362 7月14日予定 こんな楽しいんだ!?の巻
岸博幸
齋藤孝
五箇公一
あんり(ぼる塾)
松下洸平
--
表面上の企画、若者の恋愛離れの理由として「恋愛バラエティ」というのば挙げられるが、解説員は全員ピンとこない、全くわかっていないのだった。ということで、番組として恋愛バラエティを実際にやり見てもらうことに。
そのまま最後まで解説員に恋愛バラエティを見せるというまま続くのだが。
まずそこへあんりが参加することになる。すでに四人が部屋にいる、男二人女二人若い美男美女。このパートでは、あんりは若い男から話しかけられ、いい雰囲気になるも、告白タイムになると、その若い男が別の女を指名し、カップルになって退場していくという流れ。
カップル成立で退場すると、新たなメンバーが入ってくる。ここからは、入ってくるのが無名の芸人、男女コンビで入場(男一人女二人のトリオが出てきた場面もあった)。そして自己紹介ではネタをやり、そこですぐに告白タイムとなり、という流れ(芸人が入ってくる段階ではすでに部屋にあんりと男一人女一人が残っており、その告白タイムでは芸人でなく、先にいた男と女でやっており、つまり、芸人が新たに入ってきてすぐ出ていくということではない)。
芸人たちは告白タイムでやはり男が手を挙げ、相方に告白を始める。コンビを組んでいて好きになったとか、好きだったのでカップルになりたいと思いコンビを組んだだとか。
さらにその後は、著名芸人までが登場してくる。まず、納言。
そしてその次にはぼる塾の登場。ここからはおれがちょっとわからないでいて、幾分ぽかーんとしてしまったことが数回あった
ぼる塾はきりやはるかと田辺が登場。自己紹介で「ぼる塾というトリオを組んでまして・・・相方呼びますね」
「ぼる塾というトリオ」という言葉がちょっと気になった。四人組のはずで世に出たときは三人だったが、残りの一人も復帰したと最近聞いていたので。なのでひょっとしてその酒寄が出るのかしらともちらりと思ったのだが。
で出てきたのが若い男。これが番組ゲストの松下洸平なのだが、おれはすぐには気がつかなかった。この三人でネタをやり笑いをとりあんりが嫉妬。
告白タイムで納言がカップルになり退場。そして出てきたのは一人だけで、中澤と名乗る。女性の扮装をしており、これがおれはすぐには気付かなかったがよく見ればすぐわかる、というかおれはネタ見せでわかった。ハリウッドザコシショウ。
男女コンビを組んでいるが男の方が怪我で来れない、ということで誰か手伝ってくれないかなと、松下へ圧。ここは笑ったのだが、松下は「マジで聞いてない」とあんりに耳打ち。
無理やりザコシのネタをやらされる松下となる
最後は松下があんりに告白したいと言い出し、告知タイム、があり。スタジオに戻り解説員を見ると寝てしまっているという〆

--363 7月21日予定 どうしてこんな早いの!?の巻 齋藤孝
出口保行
五箇公一 河本準一
(次長課長) 菊地凛子
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あまりおもしろくねえな。原因は河本という気がする
河本登場時恒例の子供が子供とは思えない河本に答えにくい質問をするという企画。例えば今回1回目に出された質問、ダウンタウンとオリエンタルラジオが一緒に出るテレビ番組はありますか、みたいな。で、それに言い淀む河本、という流れ。だが、ここから今回はアリタがこんな誰も得しない企画は止めようと言い出し、来週にやる予定だった出口先生が最新の犯罪事情を解説という企画になり、そこで番組が手に入れたクローズドでの講演会の内容という音声を流す。これが河本がマッチングアプリについて奔放に喋ってるという内容。
続いて、居酒屋の個室での盗撮とされる映像、目線が入っているものの、これは河本が若い女性二人に挟まれイチャイチャ楽しんでる映像。
どちらも当然脱力スタッフに騙されてやってしまったものではあるのだが。
で、最後は再度河本が答えにくい質問コーナーとなり、破れかぶれの河本、という流れ。ひとつも面白くない。

--364 7月28日予定 行き違いがあって!?の巻 岸博幸
吉川美代子 尾形貴弘
(パンサー) 吉柳咲良--
前週に引き続きあまり面白くない
運送業界2024年問題が取り上げられ、その諸問題、そしてそれに対しての解決策がボードで紹介されていくのであるが。なぜかその解決策に、「尾形が××をやる」というもの。例えば「平泉成の物真似をする」だとか。そしてわけがわからないと尾形はもちろん、スタジオにいる出演者皆が首をかしげながらも、今回の特集に特別監修として加わってくれた先生が言ってることだから、と強引にそれをやらしていくという展開。
この繋がりのない解決策という強引さが気になってしまい、尾形がやらされてるそれらが面白いところなんだろうけど、あまり集中できないし、それらはさして面白くもなく。
で、この番組ではこういう面白くないものが続く時ありがちなのが、終盤での種明かし。そしてそれは今回もあった。それは尾形が芸歴20周年ということで、尾形のさらなる活躍を願う周囲の人間(パンサーのほかのメンバーだとか家族だとか)がこれをやったらどうかと考えたリクエストだったのだ。
コンプライアンス委員会あり。
病を発表した岸博幸が出演していた

--365 8月4日 もう少し見せて!?の巻 齋藤孝
吉川美代子
五箇公一 井上裕介
(NON STYLE) 飯豊まりえ--
このところ頻繁に行われる仕掛けが今回も。スタジオの芸人ゲストに知らされずに仕掛けが行われ、コンプライアンス委員会でそれが突如明かされるというパターン
井上裕介はこの番組の常連だが、あまりまともな扱われ方をしておらず、視聴者からもそういう指摘が来ており、という風に冒頭話題になり、その流れから、今日は井上メインの企画「井上の提言 日本をよりよくするための提言」ということになる。
で、その企画が始まりちょっとしてから、実況なるものが始まる。実況はアナウンサーとアリタ、そして専門家という立ち位置の人。これがスタジオ内で喋りまくる井上や周りの盛り上がらない状況の実況放送。そしてここがミソだが、主音声が実況、井上などスタジオ音声は副音声となる。これが最後まで続く(時折実況の音声が主音声に入ることもあり、井上のプレゼンが一区切りしたところで実況はなくなり、スタジオ主導の企画(今の井上の話がささったかを一般人に聞くコーナー)になる)。
最後はコンプライアンス委員会で、そこで上記の仕掛けが話される。
正直言って面白くない。序盤でひとつ引っ掛かったことがあったことも原因。その井上が喋りまくるという企画が始まり、その通り井上が持論を喋るのだが、これがまったく面白くなく、なんでこんなもん見せられてるのだろう、と。その後は実況が始まるのだが、一度見終えた後、副音声のほうも聞いてみた。まったく面白くない。結局編集で面白く見せてるということなのかな、と思う。
そしてそれよりも、最後に仕掛けがばらされるのはもちろんそこが見どころだが、それと同時に井上のほうもどんな企画を持ち掛けられて、どんな気持ちで喋ってたのか、みたいのが明かされるのを期待していた。つまりあまりに面白くないあの話をどう面白く仕上げるのかまで込みで打ち合わせしててもおかしくない。井上はスタジオで嬉々として暴論めいたことを延々喋っていて、それがいかにも今の社会にあまり受け入れなさそうなことなので、おれはまたこの番組でよくやる「別のところで収録したインタビューを嵌め合わせてる」のかと思ったくらいだ。なので、そういう裏の事情を井上が最後に叫んで終わるのかと思ったのだが、そんなことはなく。
井上の暴論とは。提言企画は大テーマとして2個あり、最初が「日本よ! 井上流恋愛論を聞け!」、その恋愛で3つの提言がある。「不倫でなければ略奪愛はアリ!」、「浮気してもウソはバレなきゃウソじゃない」、「服は脱がすためにある!」。このうちの二番目の途中から実況が始まる。
このテーマ恋愛が終わったところでスタジオ主導に戻り、一般人にジャッジしてもらう企画。ここで20人中10人を超えないとお仕置き、ここで共感したという人が2名でお仕置き、セーラームーンの衣装を着せられる
2個目のテーマが社会への提言で「井上と社会にツッコもうや!」
最初のテーマのときの実況席の専門家は心理学者かなんかで、まあこういう企画のときはありがち。きつめのコメントで井上をこき下ろす。
そしてここで実況席の専門家として出てきたのが茂木健一郎。おれはこの人がつくづく嫌いなのだなと見ていて思った。何から何まで面白くない。時折お笑い界に首を突っ込んできて失笑を買ってる人であり、そういうのを知ってると、ここでなんとか挽回しようとか頑張ってるんだろうな、空回りしてっけど、という感じだ。この番組に起用してもらって面白くないってどういうこと? とは思う。この番組は優秀で、なんでも面白くしてしまうのに。
ここでの提言は「レディースデーがあるならメンズデーも作ってほしい」、「フリーサイズの服 一度も似合ったことがない」、「たこ焼きが最近高すぎる!」
ジャッジでまたも過半数に達せず、お仕置き。そしてその服のままコンプライアンス委員会に行くよう指示される。そして登場したのはオバQコスプレの井上。
ここを見て以前に出たときを思い出した。前回は22/10/28に出ており、それは22/7/22の放送にも関連しているのだが、この時の最後の服装がこんな感じだったはず、と思い出したのだ。がその時は白鳥の格好だったようだ

--366 8月11日予定 マジかよ、オイ!?の巻 岸博幸
出口保行 みなみかわ 茂木忍
(AKB48)--
岸博幸またも登場。発表前の収録だろうがほぼ白髪で身体が弱ってる様子に見える
今回は面白かった。おれはみなみかわという芸人をつべのさまーずチャンネルでよく見るのだが、なんか苦手、毒舌というキャラなのか言葉が乱暴で押し付けがましいところが。しかしこういうのも売れて見ることが多くなるにつれ慣れてきたり、本人の方もそれなりにまろやかになっていくのかなと今回見て思った。さらに加えてこの番組の場合、その芸人のいいところを潰すような企画で驚かせておいてその反応を見るというような企画であることが多く、今回もそのため、その毒舌キャラが自由奔放に出るようにはなっておらず、振り絞って出てくるその毒舌キャラという感じでその必死さが面白い。
OPから面白い。茂木忍がプロフィール紹介されそうになり、この番組を好きで見ているがどうせ間違ったプロフィールになると思うので自分で自己紹介させてくださいといい、アイドル特有の自己紹介をし、その流れでみなみかわも自分でその場で作ってやれとやらされる。
本編は岸先生の解説で始まる。いま企業で流行っているリバースメンタリング。若手社員から上司へ向かってアドバイスを行うことなのだそうだ
これをみなみかわが所属している松竹でやるということになり、みなみかわがまずその松竹所属の若手芸人から先輩や会社への提言を聞くという場を持つことになる。別室に移り、ここに参加したのは森本サイダーなど数名。
続いてそこで聞いた話を先輩にぶつけるという段取り。ここでリストで出てくる先輩が紹介されるが、別室に行ってみると、誰もいない。忙しいので遅れているとスタッフ。そして入ってきたのはリストにはなかったクロちゃん。ここでクロちゃんはいつもドッキリされる側で慣れ切っており、どんな仕掛けだとひたすら疑うという流れで時間をたくさん使い、結局そのまま強制退場、みなみかわが強引に部屋から追い出す。
続いて登場するのが、なんとTKO木下。ウィキで読んだだけだが、木下のあのペットボトル不祥事の黒幕といわれてるとのこと
因縁の相手じゃんと驚く。そういう心持で見ているからか、木下の表情がひたすら怖い、まあ元々怖い顔の人だが。
そしてその後木下の紹介でカメラの後ろから登場したのはTKO木本。こちらはまあふざけてであろうが、木本をテレビに出演させられないという局側の意向、もしくは本人のまだテレビには出れないという意向で、顔は映らず、マイクもつけないで声も出さない形、受け答えはフリップでやることになる。みなみかわにとって木本は一番恩がある先輩とのことで、それを聞いての木本のフリップ「ほんまに”!うれしい!!」に対してみなみかわは感動して「まじ泣きそうです」とウルウルする始末。
コンプライアンス委員会あり。ヒコロヒーも松竹であり、先輩のほうのリストに名前もあった。
ヒコロヒーのツッコミで面白いのがあった。みなみかわが本編が始まり自分の渡された台本と全然違うことが始まったところで、顔をくしゃくしゃさせて戸惑っていたのだが、それをヒコロヒーは「みなみかわさんは、台本と違うことに気付くと、こうされてました」と顔真似でやっていた。
収録終了後の一コマのコーナーでは今日出た後輩、先輩が全員登場、木本はやっぱりカーテンの裏からフリップ「おつかれさまでした!」笑
みなみかわと木下のやり取りでよくわからないところがあって、検索してみてわかった。木下はクロちゃんの頭を革靴で踏みつけるというパワハラをやっていたという報道があったようで、そのことをみなみかわが触れていたのだ。木下「クロちゃんがさっき来てましたね」みなみかわ「頭踏みたくなりますか?」

08/18(金) 23:00 - フジテレビ|40分|DR
全力!脱力タイムズ【テレビの未来をジャズにのせて討論…の巻】[字][解]
総集編。お馴染みのコントパートはいつものセットでのスタジオ収録で、まず本企画として「テレビの需要は本当になくなったのか?」としてテレビの未来を討論する。ゲストの角田陽一郎がテレビについて肯定派、否定派がレギュラー解説員の4人、4人というのは吉川先生以外の四人。後に火吉川先生も登場するので今日はレギュラー解説員全員が出演。
サブタイトルの「ジャズ」という言葉でおれは吉川先生を思い出していたのだが、果たしてその通り。その討論をアリタが区切って、吉川先生のジャズが挟み込まれるという構成。その吉川先生のジャズだが、これまでにも何度も披露されてきていたが、大抵はピアノ伴奏がつく程度で、そんなに長くやるわけでもないのだが、今回は五人編成のジャズバンドで本格的。1曲を丸々歌う。
その後もそんな展開で、そして吉川先生のジャズパートになり、いくらか歌の場面を流した後に、ナレーションでこちらもどうぞとあり、過去の放送を流れるという展開。今回はこの展開にちなんで過去の放送も音楽ものからピックアップ。
吉川先生の歌に岸先生と斎藤先生が加わる場面もあった

--368 8月25日予定 真夏の怪談SP ケンコバに恐怖体験が降りかかって…の巻 吉川美代子
出口保行 ケンドーコバヤシ 米倉れいあ
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表面上の企画は「怪談-1グランプリ2023」
5人が登場するとアナウンスされる。一人目は好井まさおで、彼は登場して話をするが、二人目以降はアクシデントがあったとかで来れなくなり、しかし原稿はあるので代読ということになり、ケンドーコバヤシが担当していく。二人目がありがとうぁみで、コバヤシが怪談を代読するも、三人目はウエストランド井口で、怪談というより、そこを糸口に単なる井口の漫談ネタで、それをコバヤシは井口っぽく読む。出口「「自分こういうの読んですごく上手」って心酔してるところが気になる」、アリタ「原稿を見て一瞬でこういうテイストなんだと声のトーンを変えた」などと評されてしまう。三人目はランジャタイ国崎、コバヤシは「国崎どんな感じやろ?」とこぼしながらもちょっとそこに寄せて代読をこなす。
五人目は若井おさむで、これは米倉に代読が振られる。そこで読み上げられたエピソードは、コバヤシ関連の失笑エピソード。
審査は稲川淳二の物真似(名前不明)が登場
美食遺産を挟んで、最後はお祓いに行ったほうがよいとなり、コバヤシは別室へ。そこには原口あきまさのさんまで、「さんま御殿」ネタ、「ほいで?」でコバヤシを追い込む

--369 9月1日予定 今が一番不安!?の巻 岸博幸
齋藤孝
五箇公一 河井ゆずる
(アインシュタイン) 橋本環奈
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「東京での生活を支えてくれた恩人と対面」という企画で、最初が橋本環奈、続いて小澤アナ、最後が河井という構成で当然ハイライトは河井となる
二番目の小澤アナがフリになってる構成。
橋本環奈の恩人は専属のヘアメイクで、別室に来ているということでそこでの再会。その恩人が橋本に向けた手紙を読みだすと、橋本は段々手紙のスピードと会ってない相槌をしだし、手紙を読んでいるのを聞いていないかのような反応をしだすという笑いの一コマ。
続いて小澤アナ、恩人として先輩アナの梅津弥英子。これはVTRということで、二人が会っている様子のVTRが流れるのだが、それが撮影した素材のままといえるようなもので、そこでぼそぼそとした会話が少しだけ。スタジオはどこに感動すればいいのか、先の橋本環奈のものとは大違いと戸惑いの反応。で、アリタが「編集して感動できるようにしないと。パソコンですぐできるでしょ」と言うと、スタッフが「できました」。で、小澤アナの恩人との対面VTRが編集込みのものになる。BGMが入り、小澤、梅津の過去の楽しそうなツーショットが挿入、さらにはドラマ仕立ての再現VTRが入ったものとなり、スタジオも大満足となる。これが河井のフリとなる。
河井の恩人はマネージャー。これもまずは小澤アナのときと同じく素材そのままのものが流れ、スタジオは白ける。しかも河井が指摘するには、もっと深い話もしてたのに、なぜか雑談めいたマネージャーの筋肉を触る部分が使われていた。
アリタが「AIでできるでしょ、パっパって」というと、スタッフ「できます」
編集版VTRが流れるのだが。
脱力お得意のねつ造VTRで、対談相手がSMの女王様となっている。筋肉を触る部分もフリになっていたわけで、女王様に触ろうとし、「触るんじゃないわよ」と怒られるという映像になっている。
気持ちの悪い変態、マゾ野郎と罵られ、「ありがとうございます」である
コンプライアンス委員会、ヒコロヒーと河井の相方稲田。

--370 9月8日予定 きょん好きじゃない!?の巻 吉川美代子
五箇公一 西村真二[注 49]
(コットン) 中川大輔--
冒頭のゲスト紹介のところでちょっとした芸人側ゲストを腐すようなやり取りがよくあるのだが、今回もそのパターンで、そこでのやり取りが、今回の本編への前振り。
中川大輔がコットンのファンだといい、そしてきょんの変幻自在なキャラクターコントが大好きで楽しみにしてきたのに、今日は西村で残念と露骨に言う。
そして本編、テレビ局が昨今どう変わってきたというテーマでフジテレビの内部から中継で現場の声を聴くという内容。その中継は堤アナが担当、各部署へ行ってそこで働いている社員に話を聞くというスタイルだが、その話を聞く相手としてきょんが度々登場。まさに変幻自在のキャラを操るところを見せる。
コンプライアンス委員会あり。ヒコロヒーのみ。
コットン、知らないコンビではないが、ほとんど印象になく、そして令和ロマンとなぜかかぶる
調べてみた。NHK新人お笑い大賞を2019年にラフレクラン(後に改名、コットン)が取った。2020年のNHK新人お笑い大賞が令和ロマンで、こちらは以前の魔人無骨から改名したコンビ。コンビバランスは似てないかもしれないが、片側、コットンのきょんと、令和ロマンの松井ケムリというのがちょっと似ているのではないかなと、そしてそこら辺がかぶる原因かと

--371 9月15日予定 つながる!?の巻 齋藤孝
出口保行 藤森慎吾
(オリエンタルラジオ) 萩原利久
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今回は不思議な始まり方。
都合でエンディングから収録ということになったという説明から、藤森がなぜかハゲヅラ白塗りバレリーナで登場。そして収録となりカンペを出演者が読み始める。
そこでは、藤森によって出口先生だけは許さない、小澤アナのせいでこんな格好させられている、三人のエキストラ(ノッチ、ギャル、外国人)にはとても助けられたという藤森のコメントがあっった。
その後担当ディレクターが体調不良で退場、なぜああいうエンディングになったかわからないまま、今回の特集が始まる。特集の内容は藤森が司会をするサウナの特集「サウナ―になるためのポイント」なのだが、先ほど撮影したエンディングでの藤森のコメントに繋がる感じではなく、アリタが収録を止めて、その3つのコメントに繋がる内容を考えろと藤森に無茶ぶり。藤森が仕方なくその内容を考えなら特集が進んでいくという内容
最後までなんとか進めると担当ディレクターが復帰、アリタが藤森が考えてこういう風に収録をやったが、本当はどういう風な内容を考えていたかを尋ねると、ほぼ藤森さんがやった通りですね、と。
全体的に面白かったが、とくにOPでの藤森の困惑しきったハゲヅラ白塗りバレリーナ扮装での顔が最高に面白く出オチ感さえあった。白塗りというのはピエロがそうだが、悲し気な顔が本当に似合う、そしてそこにハゲヅラ、哀愁感が増す効果。
この番組に変なケチをつけても仕方ないのだが、エンディングを最初に収録したからって、最初に流す必要もないし、そもそも最初にエンディングを収録する都合なんてなかなかなさそうではある。

--372 9月22日予定 やりませ〜ん!?の巻 吉川美代子
五箇公一 山添寛
(相席スタート) 中村蒼
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「吉川解説員に若い世代への教え方の極意を学ぶ!」と題した企画。でもまあ吉川が喋るのは最初の方だけだが。
で、若者10人の前で講義をして、わかりやすかったか採点してもらうという実践を小澤アナ、ゲストの中村蒼、そして山添が行う。
小澤アナの講義がかなり刺激的というか思い切ったもので、「東大生の男性と結婚して勝ち組になる方法」。結婚相手が東大生なのだそうだ。そんなこと発表したのかなと検索してみると出てきた。小澤アナの年齢からすると現役大学生というのも変だなと思ったが、在学中に起業して休学中とのこと。
まあこういう周りが見えていあい自慢話、のろけ話での笑いということだろう。
続いて中村蒼は「俳優・大沢たかおの役作りのすごさ」。ここでは特に笑いはない。数回大沢の名前を噛んでしまっていて、そこに字幕でそれを強調しているが、そこから脱線することもなく、ツッコミも入らず、大きな笑いにもならず。。。、なのだが、これは最後のコンプライアンス委員会でツッコミが入ることになる。
最後は山添。「若者よ、ギャンブルをやれ!」。しかし、その講義をする別室へ行くと4~6歳の子供が10人となっており、それでも予定通り進めようとするもののすぐ断念。
助っ人が呼び込まれる。体操お兄さん、小林よしひさ。部屋に入ってくるだけで子供たちはニコニコ。講義というかお遊戯を始めると子供たちは操られたかのように反応。
それが終わると山添も同じようにやるよう言われ奮闘。
あのの「日本技術遺産」を挟んでコンプライアンス委員会。ヒコロヒーのみ。ここでさきほどの中村による大沢たかおの名前を噛んだ件が持ち出され「ツッコんであげた方がよかった」と指摘

--373 9月29日 新しいやり方!?の巻 出口保行
五箇公一 ナダル
(コロコロチキチキペッパーズ) 鳴海唯
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脳活がテーマ、驚くと脳が活性化するということでイリュージョニストDAIKIが別室で体験型イリュージョン。スタジオから何人かが呼ばれイリュージョンが披露という流れ。
ナダルが呼ばれてからが本編という感じで、スタンバイ中にスタッフがやってきてはナダルに難癖をつけるという展開や、イリュージョンが終わった後感想を聞かれた鳴海がズレた感想を言うという展開が繰り返される。
ギロチンイリュージョンでナダルが不自然な姿勢で首を固定されたところで、DAIKIが忘れ物を取りに行くということで収録ストップ、ここでなぜか峯岸みなみがそこへ入ってきて、その態勢のナダルに以前の仕事の際に裏で悪口言ってたでしょと詰める展開。
最後のイリュージョンでは箱にDAIKIが入り布で覆うとDAIKIはその箱から消え、近くにあった布が蠢いており、そこからDAIKIが出てくると思いきや、TKO木下登場、さらにはこの体験型イリュージョンに最初からいたマスコットキャラクターマジッくん(被り物)、顔を外すとTKO木本。これは前のナダル回でもあったパターンであり、そのときと同じく木本は顔、声NGで顔は映らずフリップに文字を書いて話しかける。
なぜか次回もゲストがナダルとのこと、しかも「逆襲のナダル」とのテロップが出ていた。楽しみだ。今回のスタッフによる難癖というのは相方の西野からもたらされた情報、峰岸の指摘やTKO木下(漫才のつかみに俺を使ってるらしいなという指摘)のもそうであろう、のようで、その西野も来週は出るようだ。


問わず語りの神田伯山(2023.7~9) [毎回視聴]

7/7
幽太の演出(怪談で幽霊を出す)の思い出話から師匠の末広亭主任に自分が幽太として出演
Netflix「離婚しようよ」

7/14
ジブリ鈴木敏夫「歳月」、カンヤダ
『君たちはどう生きるか』
Netflix「離婚しようよ」
猿之助の代演での中車主役の芝居
新作歌舞伎「刀剣乱舞」、琵琶語り長須与佳
明日のNHKで生放送「土スタ」出演

7/21
老人が元気
高田文夫、野末陳平と飯を食いに行く
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
「君たちはどう生きるか」
7/28のPM8時から北方健三との対談番組がある
また、この後の番組「武田砂鉄のプレ金ナイト」に生出演
--
この日は追いかけ再生で聞いた。そのまま、その日のうちに武田砂鉄のプレ金ナイト」(10時~11時半)も聞く。OPに続いて伯山登場、伯山は11時まで。おれはその後の部分を少しだけ聞いて、止めた。もしかしたら後で続きを聞くかも。まあお笑い芸人のラジオではないのでそういう方向性ではなく、伯山のコーナーの後は真面目にニュースを追跡するというような内容。

7/28
「武田砂鉄のプレ金ナイト」に出た
『北方謙三×神田伯山〔チンギス紀〕をめぐる対話』の収録
トム・クルーズの最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』を見に行った
--
北方謙三との対談番組は今回の放送の同日、20時から1時間番組
録音はしたけど面白くなさそうだな。
面白い話もいっぱいしたけど全部カットされてる。全17巻の大作だが、自分は1巻目の100ページくらいしか読んでない。当番組のファンはちょっと毒っ気のあるような番組が好きなのだと思うが、この番組はNHKの番組のよう。
などと話しており、つまらないから聞かなくていいよと言ってるかのよう。
いつかは全部読みたいとも言ってたが、どうかねえ、俺自身の経験から言うと、こうなっちゃうと読まないんじゃないかな。冒頭を読んで面白いと思ったのだろうか、いや番組内でその冒頭部分についての感想は言っていて、面白かったというようなことでおさめていたが、止まらない面白さではなさそうだし、いつか読むってのは今は読みたくはないということの裏返しであり、所謂「積ん読」である

8/4
新刊「講談放浪記」重版出来
藤井聡太の師匠、杉本昌隆「師匠はつらいよ」
ひたちなかでの独演会
CM
アリコン(有村昆)さんからメール
榛葉賀津也(国民民主党幹事長)が玉木代表との対談(公式チャンネル)で伯山の名前を出していた
--
https://news.yahoo.co.jp/articles/51e6d9642d48077448a7e5cad55433bf7f031270
この日の放送はネットニュースになってた
この要潤の件は冒頭話している
また、ひたちなかの公演の話題では「渋谷陽一」の名前が出る(渋谷が主宰のロックフェス「ROCK IN JAPAN」に逃げられたという風に)

8/11
荻上チキのセッションに出演決定、テーマは「講談放浪記とEDについて」、出演時間は10分
ポルノ女優のレイ・リル・ブラックのことをビバリーで喋ったらツイッターでフォローされた、自分は既にフォローしてたので相互フォローになった
ひたちなかその後。ROCK IN JAPANがひたちなかに復帰。おれだけ悪者に。
家でオナニーしてるとき母親が入ってくるタイミングで布団をかぶせる技術。こないだカミさんと喧嘩して、家でオナニーしようとしたとき、カミさんが入ってきたが、そのときあの経験が生きた
出雲へ行った話。隠岐の島で講談会があり、その前後の日で観光。家族で行くつもりだったが、仕事の関係で一人での旅になった
--
今日は完全にリアタイで。

8/18
「マッド・ハイジ:(アルプスの少女ハイジの18禁版)を見た
子どもを連れて母親の家へ
--
前半も面白かったが、後半は秀逸。母親へのイライラ、身につまされるしわかる

8/25
遊雀から謎の留守電、X(ツイッター)を使い始めた遊雀から使用方法についての連絡
朝起きたら妻子がおらず、心配になり探し回ったという独り相撲
子どもの剣道に付き添い
百貨店で半額シールを目の前で貼られた

9/1
直木賞のパーティー
CM
アンジェリーナ1/3
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CM後短くアンジェリーナ1/3の話。
ここでアンジーがラジオで、伯山の出た山崎怜奈の番組でアンジーのことを悪くしゃべったことで滅茶苦茶キれていた。その後会う機会があり、プレゼントをもらったので、お返しに現金1万円を「伯山」の名入りの袋に入れて渡した。ストリップをぜひ見てほしいと勧めたら、興味があるとのことなので、次回アンジーのラジオでストリップの話をするはず。というような内容
こういうことが起きていたこを知らず、それがいつのことなのやら、わからないが、とにかく早速アンジーのラジオを検索。タイムフリーで聞けるやつ、つまりはこの一週間内のもの、にそのアンジーの放送はあった。三十分番組で半分くらい使ってたかな。その部分は全部聞いてしまった。
で、伯山の出た山崎怜奈の番組というやつは、「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(ダレハナ)でその前の週のものだったらしく、ラジコタイムフリーでは聞けず。が、つべに上がっていたので、後で聞いてみようと思う。さらに、そこで話題になっていたらしい山崎怜奈の番組にアンジーが出たときのものもつべに上がっていたので、そっちも「後で見る」にセット。

9/8
オールナイトニッポンをやることになった
その後はリスナーからのメール読み
・先週の放送で芥川賞受賞作「ハンチバック」を間違って「パンチバック」と言っていたという指摘に、そんなわけないと先週の放送を流し、それはしっかり「パンチバック」と言っており、で先代の馬生の逸話(言い間違いが多かった)で言い訳しながらも再度そんなわけないと先週の放送を流し、同じ流れを繰り返す
・オールナイトニッポンで気をつけようと思ってること、というメールに、井上アナみたいに泣かない
など

9/15
オールナイトニッポン後の収録、振り返り
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完全リアタイ。まあとても楽しみにしてたとかでなく時間が空いてたから。
オールナイトニッポンについては、刺さルールのところに書いた

9/22
綾戸智恵のコンサートへ行った
映画『アントニオ猪木をさがして』。これに出演している(6/30の放送である映画に出演、巌流島で講談をやったということを話しているが、それが今作品)。試写会イベントに出演、そこで藤原喜明と話をした

9/29
舞台、藤原竜也の中村仲蔵、それのプロモ動画のナレーション
オールナイトニッポンについてエゴサ、シゲフジが不評(シゲフジについてなんの人なの?と質問がきて、先週の放送でシゲフジについて喋ったのだがカットされていたので、そのアウトテイクを流していた)
マネージャーの山口さん、恋人募集
cm
先週の放送で話したコーヒーの焙煎をやってる綾戸智恵の息子のコーヒーが送られてきた



神田伯山のこれがわが社の黒歴史 [毎回視聴]

07/05(水) 23:00 - NHK総合1・東京|30分|DR
神田伯山の これがわが社の黒歴史 [新](4)エステ―“エレカル家電”の興亡[解][字]
すでに問わず語りで告知されていたが、これまで単発で数回放映されてたが、今回からレギュラー
番組の特徴として「エピソードを紹介する再現VTRには、毎回様々なキャラクターを使ったコマ撮りによる演出が用いられる」(ウィキ)。ここがおれが詳しくないからなのだが、あまりピンとこない。であるから、全体としてもさほど面白い番組でもないが、伯山ということで一応見ていこう
1回目はエステー

*追記
7/25
第5回もすでに視聴している。面白かったが特に感想はなし。次回以降もそうなるかも。そうなると特に何も書かないことになる

*11/30
第6回を視聴。コクヨ
ずいぶん間があいてしまった

*1202
第7回を視聴。カルビー

*1204
第8回を視聴。キリン
HPを見たら各回について伯山のインタビューが掲載されてることに気付いて読むことにした。この回についてはこの回の主役の女性の涙について触れている。第三のビールでキリンが12連敗したうちの、12回目を取り上げている回なのだが、その商品(のどごしスペシャルタイム)がパッケージのインパクトのなさが原因で売れずに終売となり、その後お客様相談室に、この商品についてこんなにおいしい第三のビールは初めてだ、生活が良くなった、ぜひ作り続けてくださいとの声が届いたというエピソードを話しながらの涙。
この回は正直言って中身が薄めな気がする。12連敗というのはなかなかなのだが、そのうちの一つしか取り上げてないからだろう。
その次の賞品で大ヒット、それが本麒麟なのだが、その商品について、伯山がラジオでもよく出てくる伯山のマネージャーがこの商品が「すごいビールっぽい」(これは商品を作る側が本物のビールの味に近づけるということを狙って作っていたのとまったく合致)という言っていたとのエピソードを紹介

*1207までに
第9、10回を視聴
「オムロン ヘルスケア編」
「コーセー編」
第11回(最終回)も視聴
他の回もほとんど感想は書かなかったがそれなり面白かったのだが、この第11回はその中でも一番というくらい面白い、興味深いテーマだからか
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(11)凸版印刷 泡沫(うたかた)の平成メタバース
初回放送日: 2023年9月20日
異色の経済番組・夏シリーズラスト!第11弾は凸版印刷の平成メタバース物語。泡と消えた「3D仮想空間チャット」とは?再現Vは「モンハン」!あのボスキャラが吠える!
講談師の神田伯山が企業の黒歴史を語る!夏シリーズのラスト第11弾は総合印刷会社「凸版印刷」のメタバースをめぐる苦労の物語。90年代のインターネット黎明期に立ち上げた画期的な「3D仮想空間チャット」。誰でも無料でチャットを楽しめるサービスとして多くのユーザーが集まる一時代を築いたものの…。大人気のコマ撮り再現VTRは「モンスターハンター」!あの巨大モンスターも大暴れ!お肉も上手に焼いちゃいます
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今のメタバース、VRにつながる題材で、インターネット黎明期の「3D仮想空間チャット」。話を聞いていて2ちゃんねるを思い出したが、それより以前から話は始まる。この回は1990年代前半から中盤あたり)から始まり、今回取り上げるサービスは96年開始、というあたりの話である
前提として凸版印刷がBtoB企業であり、直接の消費者との商売はこれまでにあまりやっていないということ。
そこで課金システムのノウハウなんかもないため、それは導入せず、広告収入に依存したサービスとなった「3Dチャット」。まだインターネッサービスが本格的になる前のことであり、そういうことに敏感な人たちが集まり活況を呈する。しかし、そこに貼られた企業広告をクリックすることによって得られる収入が伸び悩み・・・。という感じで見ていて、収入には繋がらなかったもののあまり失敗に見えない感じさえする。
最終的にはガラケー時代の到来で、廃墟のようになりなんとなく終わっていったというのもネット時代のサービスらしい感じがした。いま2ちゃんねるってどうなってるのかな、なんてことも思った
このサービスの原点がDTPのノウハウを持っていたことであるということや、アバターを取り入れたことでユーザーの興味を誘ったというところも面白かった

爆問×伯山の刺さルール!(2023.7~9) [毎回視聴]

--2023年07月04日(火)放送
【トム・ブラウンみちお&ランジャタイ伊藤の深層心理分析!後半】
爆笑問題&実力派パネラーたちのオモシロ解答を伯山がビシバシ判定!!
今回は…勝手に深層心理分析!後半戦!!ミステリアス芸人トム・ブラウンみちおとランジャタイ伊藤の何気ない行動から専門家が深層心理を分析。みちおは赤ちゃんと同じ思考回路?その心理とは…!
さらに!!「これ怒っても委員会」普段なかなか言えないモヤっとする出来事をトーク!レギュラー陣がモヤッとするタクシー運転手とは…?刺さルールクイズに爆笑問題&ニューヨーク嶋佐&せいや&ヒコロヒーが解答!伯山が『ナイスルール』『ダメルール』ジャッジ!!
出演者:爆笑問題・神田伯山・新内眞衣
    嶋佐和也(ニューヨーク)・せいや(霜降り明星)・ヒコロヒー
ゲスト:トム・ブラウン、ランジャタイ
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前半は前回の続き
後半で、なぜか前半とはまったく関係がなく、また収録日も異なるのであろう、「これ怒っても委員会」というコーナーが放送される。これは以前にもあったと思う(※)。
このパートは司会の位置にせいやと新内眞衣、回答者席に伯山という位置に変更、といってもせいやは司会というほどのことはやっていないが。
(※)いつやったっけなと思ってこのメモブログを見てみた。「せいやの怒られすご録」だな。この企画では、せいや以外の出演者が怒りエピソードを話す場面もあった。多分そこでこぼれたものを、今回時間が余ったのでやったのではなかろうか。せいやが司会の位置にいるというのもこのせいだ
ヒコロヒーと爆笑太田が怒りのエピソードを発表しているが、その二つのエピソード披露の後は、それについて周りが、それはこう思うなとかでガヤガヤとやるのであるが、その際に伯山が自分にはこういうことがあったと類似の、もしくは真逆のエピソードを話していた。そういう風に個別の自分のエピソードを話していたのは伯山のみ(ほかに話している人がいたのかもしれなくて彼のエピソードのみがオンエアされたということかもしれない)。

--2023年07月11日(火)放送
【オリジナル川柳で世相を斬る!モンダイ川柳】
爆笑問題&伯山&実力派レギュラー陣たちのオモシロ川柳を判定!!
今回は…新企画!『モンダイ川柳』時事問題、世間を賑わせているスキャンダル&ニュースを爆笑問題・神田伯山&辛口レギュラー論客がオリジナル川柳で斬る!!物価高・AI・SNS・迷惑動画・芸能界・・・思いの丈を綴った川柳で世の中に対する熱い思いが明らかに!?
出演者:爆笑問題・神田伯山・新内眞衣
    嶋佐和也(ニューヨーク)・せいや(霜降り明星)・ヒコロヒー
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またもや新企画。司会の位置(まあさしてなにやるでもないけど)が新内眞衣ひとりで、他はみんな回答席。ただ即興ではなく、先に回答をフリップに書いている。変なのは伯山以外皆が複数川柳を披露していた(大多数が3つだった)のに、伯山だけ一つしか川柳を出さなかった。披露した人以外が採点をするのだが、伯山が一位になってた(複数の川柳から自分でどれか一つを選出して採点してもらうというシステム
この日についてはネットニュースになっている。時事ネタが扱われ太田がコメントをしたからだろう。見てて大して面白いとは思わなかったが。ちょうどその伯山が披露した川柳に引っ掛けての太田のコメントのためその記事に伯山の披露した川柳も掲載されている
太田光 広末涼子ダブル不倫騒動にピシャリ「わざわざマスコミに言ってる…騒いでほしいんでしょ?」
広末涼子、鳥羽氏、キャンドル氏は「結局、騒いでほしい」爆問・太田光が分析「わざわざ言うじゃん」
せいやは「コタツ記事」をテーマにした川柳を作っていたが、↑これは大手メディアの記事だがこれもコタツ記事といえるのかな
次回は二回空き、8/1でこの企画の続きではないが同じ企画の第二回とのこと。同時収録なんだろうなあ

--2023年08月01日(火)放送
【オリジナル川柳で世相を斬る!モンダイ川柳】
爆笑問題&伯山&実力派レギュラー陣たちのオモシロ川柳を判定!!
今回は…時事問題、世間を賑わせているニュースや出来事に物申す?『モンダイ川柳』!
爆笑問題&神田伯山とレギュラー論客せいや&嶋佐&ヒコロヒー、さらにゲスト飯尾和樹が
オリジナル川柳で斬る!!「爆笑問題は…」「草生える…」それぞれが思いの丈を綴った川柳で
世の中に対する熱い思いが明らかに!?

出演者:爆笑問題・神田伯山・新内眞衣
    嶋佐和也(ニューヨーク)・せいや(霜降り明星)・ヒコロヒー
ゲスト:飯尾和樹(ずん)
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前回と同じ企画で、回答メンバーにはゲスト飯尾和樹が加わっている
前回はテーマがあったんじゃなかったっけ? 今回はテーマなしに作ってきている。

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2023年08月08日(火)放送
【クロちゃんの人生怒られエピソード赤裸々告白!】
爆笑問題&伯山&嶋佐&ヒコロヒーがすごろく対決!!
今回は…止まったマスの’怒られエピソード’を披露「クロちゃんの怒られすご録」!!
幼少期から現在まで人生で怒られたエピソードを赤裸々告白!テレビ初告白!○○に落ちて母激怒…
衝撃!結婚式で愛の告白事件…団長からのタレコミも!
炎上キャラ安田大サーカス・クロちゃんの怒られ人生を振り返る!!
出演者:爆笑問題・神田伯山・新内眞衣
    嶋佐和也(ニューヨーク)・せいや(霜降り明星)・ヒコロヒー
ゲスト:クロちゃん(安田大サーカス)
2023年08月15日(火)放送
【クロちゃんの人生怒られすご録!決着編!】
爆笑問題&伯山&嶋佐&ヒコロヒーがすごろく対決!!
今回は…止まったマスの’怒られエピソード’を披露「クロちゃんの怒られすご録」決着編!!
クロちゃんの人生の中でも指折りの激ヤバ怒られエピソードが明らかに!?
SNS炎上…関係者激怒…団長もあきれるクロちゃんのありえない行動にスタジオも混乱…!?
安田大サーカス・クロちゃんの怒られ人生を振り返る!!
出演者:爆笑問題・神田伯山・新内眞衣
    嶋佐和也(ニューヨーク)・せいや(霜降り明星)・ヒコロヒー
ゲスト:クロちゃん(安田大サーカス)
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8/19視聴、2週分まとめて
クロちゃんはここで自分でも言ってるが、エピソードトークを話すタイプでない、長尺回してはハプニング待ちで実力発揮するタイプ、ということで、トークでは滑り芸タイプである。長尺回して云々は確か先日視聴した脱力タイムズでも言ってたように思うが、その時の脱力タイムズで触れられたTKO木下に頭を踏みつけられたというエピソードが、ここで前後関係を含めかなり詳細に勝たれている。
それは爆笑問題司会の番組だったそうで、そこで木下がコンパで女性にも金を払わせようとしていたというエピソードトークをしたところ受けもせずそして木下は執拗に文句を言っていた。番組が終わり、謝罪に行ったら、もうその雰囲気で本当に怒ってることがわかり自然に土下座していた。すると木下が上から足で踏みつけてきて、首がグキッと左に曲がった。
先日楽屋が近くて挨拶をした際に、あの時左に曲がってしまったので今度は右にお願いしますと言ったら、本当にその話はもうやめてくれと言われた。自分としてはあの踏みつけは冗談だと思っていたので、そういう風に言ったのに、本当にやめてくれと言われたので、あれは冗談ではなく本気だったのだなと思った。というようなもの
すごろく企画、1~3までしか出ないように目が振られているサイコロが使われている、これは各マスに止まってエピソードトークをするのが目的のゲームなので大きい数が出てしまうと面白くなくなるからだろう。
ゴールの前のマスが「1マス戻る」となっていて、その1マス前に止まると、次に1が出ると、「1マス戻る」が発動してまた同じマスに留まることになる。ゲーム最終盤でこれが発動。最初にその対象マスに止まったときに、そこに書かれたエピソード(恋人にお年玉を3万円あげたが、不満になって、お義父さんにお年玉をもらいたいというようなことを書いたら大炎上。しかしお義父さんから2万円のお年玉をもらった。3万円あげて2万円もらったので1万円の損だというオチ)を話すわけだが、次のチームもそこに止まり、再度話せとなる。全部は喋らずオチのところだけ喋る。次のチームが1を出し、また同じマスへと戻り、またオチだけ話すというループが数回続き、クロちゃんはどんどん失速、司会のまいちゅんが、オチを言った後、淡々と次をお願いしますと進行していく様が面白かった

--2023年08月22日(火)放送
【ウエストランドの人生怒られすご録!】
爆笑問題&伯山&嶋佐&ヒコロヒーがすごろく対決!!
今回は…止まったマスの’怒られエピソード’を披露「ウエストランドの怒られすご録」!
事務所の後輩だから知っている爆笑田中ブチ切れ事件…太田の妻・光代社長をめぐる衝撃事実発覚…?さらに、ウエストランドに怒りを抱える関係者たちからの驚愕エピソードも!!
M-1王者ウエストランドの怒られ人生を振り返る!!
出演者:爆笑問題・神田伯山・新内眞衣
    嶋佐和也(ニューヨーク)・せいや(霜降り明星)・ヒコロヒー
ゲスト:ウエストランド
2023年09月05日(火)放送
【ウエストランドの人生怒られすご録!決着編】
爆笑問題&伯山&嶋佐&ヒコロヒーがすごろく対決!!
今回は…止まったマスの’怒られエピソード’を披露「ウエストランドの怒られすご録」決着編!!
爆笑問題も衝撃!あの温厚な芸人Hからまさかの怒られ…タイタン社員旅行のビンゴ大会で…
さらに、ウエストランドに怒りを抱える後輩芸人たちからのクレームも…?
ゴールで明かされるM-1王者ウエストランドの人生最大の「怒られ」とは!?
出演者:爆笑問題・神田伯山・新内眞衣
    嶋佐和也(ニューヨーク)・せいや(霜降り明星)・ヒコロヒー
ゲスト:ウエストランド
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9/6視聴、2週分まとめて
ウエストランドということで予想通り爆笑問題関係の話題がとても多い。とくに田中。太田に隠れてしまって常識人っぽく見えてるがファンの間では有名な「ヤバい人間性」というあたり。ウエスタランド井口はM1後の色々な番組でよくそれを暴露していきたいと言っていた。
2週目の中盤で、嶋佐が退席。収録が大幅に押してしまい、次の仕事とのこと

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2023年09月12日(火)放送
【オリジナル川柳で世相を斬る!モンダイ川柳】
爆笑問題&伯山&実力派レギュラー陣たちのオモシロ川柳を判定!!
今回は…時事問題、世間を賑わせているニュースや出来事に物申す!?『モンダイ川柳』
爆笑問題&神田伯山とレギュラー論客せいや&嶋佐&ヒコロヒー、
さらにゲスト!アンジェリーナ1/3がオリジナル川柳で斬る!!!
思いの丈を綴った川柳で世の中に対する独自の目線が明らかに!?
出演者:爆笑問題・神田伯山・新内眞衣
    嶋佐和也(ニューヨーク)・せいや(霜降り明星)・ヒコロヒー
ゲスト:アンジェリーナ1/3(Gacharic Spin)
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さきに番組の最後のところの次回予告を見る。2回続けての企画なら2週分まとめて見ようかな、と。そこで「次回最終回」とテロップ。
次回も川柳企画のようだが、今回と次回でゲストが異なるようで、まあ一回ずつの企画として見てもよかろうということでまとめて視聴でなく単独で視聴することにした
ゲストにアンジー。アンジーがお気に入りの太田と伯山の間の席である
伯山の川柳ではジブリの君たちはどう生きるかを取り上げたもので、エピソードとしてカレンをジブリ鈴木に紹介したのだが、この新作のエンドロールで声優としてカレンの名前があり、しばし考え込んだ、と。ラジオでこのエピソード言ってたかなあ。
ちなみに伯山の前に紹介されたのが田中で、田中も「君たちはどう生きるか」を取り上げており、伯山は「被せます」と前置き。
今回は別室の一般人の投票で、最優秀と「ズレズレ」を選出。最優秀が田中でズレズレが太田
そうかあ、ついに最終回かあ。番組名変えて太田と伯山の企画をやるのかもしれないが、なんとなくそれもなさそう。たしかつべでこの番組枠である「スーパーバラバラ大作戦」の次の期の記者会見の動画というのをチラッと見て、そこに新内眞衣がいて・・・。彼女はこの番組の代表ではなく別の番組のようで。この番組が終わるのかどうかとかしっかりとは調べたりはしなかったが、いかにもこの番組が終わって、彼女だけ横滑りで別の番組を始めるというのはありそうで。もちろんその動画の会見には参加しなかったけど爆笑伯山の新番組が始まる可能性もあるけど、まあないだろうな
これを見たのが9/14で、9/13深夜は伯山のオールナイトニッポン。そこでもこの番組のこと言ってたな。最終的に川柳番組になって終わった、というようなことを
伯山のオールナイトニッポンはリアタイで。特別楽しみにしてたという気はないのだが、それでも始まる数分前には準備OK状態。番組中に飲み始め、すぐ飲み終わり、あとは寝床でラジオつけっぱ。最後まで、ちゃんと聞いたはずだが、一晩眠るともうほとんど忘れてる。
次の番組が吉住でそこも結構聞いていた。音を流しながら眠ると、半分睡眠状態ながら延々ラジオを聞いてるような気分で、朝のニュース番組をところどころを聞いていた、内容はまったく覚えてはいないものの。朝の垣花正あなたとハッピーも夢うつつ状態で聞いていた。目が覚め始めたのはゲストコーナーで、『木挽町のあだ討ち』で直木賞の永井紗耶子。木曜レギュラーは中瀬ゆかりで、そのトークを聞いてるうちに目が覚めてきた。

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2023年09月19日(火)放送
【オリジナル川柳で世相を斬る!モンダイ川柳】
爆笑問題&伯山&実力派レギュラー陣たちのオモシロ川柳を判定!!
今回は…時事問題、世間を賑わせているニュースや出来事に物申す!?『モンダイ川柳』
爆笑問題&神田伯山とレギュラー論客せいや&嶋佐&ヒコロヒー、
さらにゲスト!ランジャタイ国崎がオリジナル川柳で斬る!!!
思いの丈を綴った川柳で世の中に対する独自の目線が明らかに!?
出演者:爆笑問題・神田伯山・新内眞衣
    嶋佐和也(ニューヨーク)・せいや(霜降り明星)・ヒコロヒー
ゲスト:国崎和也(ランジャタイ)
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最終回
ハイライトシーンは国崎だろう。他の出演者はほとんどが自作川柳を二本発表し、一本を選考に出すのだが、国崎はそんなの無視、さらには番組の趣旨も無視。無意味な作品を五本も披露。それも最初の内はその無意味な作品を太田が変にフォローしたので、国崎はそれに乗っかって、というあたりが面白い。そもそもこの無意味さはテレビ番組ぶち壊しという感じで爽快
披露されたのは「ぜんぜんね 伝えたいこと ないのよね」これに太田は「ここから始まらないとだめ、本当に思ってることを書かないとダメ」国崎、「太田さんがすごいいいいことを言った、本当に思ってることをかみ砕いて次の一句を書いてきた」で披露されたのは「ぜんぜんね 思ってること ないのよね」ヒコロヒー「ええ加減にせえよ」
太田「さらに「思ってることもないんだ」ってことに気付いた」国崎「今太田さんすごいいいこと言いました」「すごく考えて考えてさらに出た」で披露されたのは「ほんとにね 何も考えて ないのよねマジで」太田「あえて字余りにした」国崎「そうです」
さらに披露されたのは「みんなはね 色々考えてて すごいのよねマジで」、そしてもう一本「番組で いま川柳を しています」
伯山は番組終了のことに触れた川柳「刺さルール もはや刺さるも ルールもない」「太田さんと三年くらい番組をやってきた。で最後川柳で終わるという、全部やり切ったなって、もう天竺、天竺に行ったんだな、と」
番組エンディング。国崎「またこのメンバーでやりましょう」みんなからゲストが言うなとツッコミ
太田が「でも国崎じゃないけど、同じメンバーで日テレでやろうよ」と。
まいちゅんにも話が振られ「みなさんの肩を借りてやらせていただいたのでほんとに感謝しか・・・」みなから「胸じゃないのかよ」とツッコミ
伯山のコメントから太田と番組やるのもテレビという場では結構しんどかったというのが見て取れる

日本の話芸(2023.7~9)☆ [毎回視聴]

--立川談四楼 落語「一文笛」
初回放送日: 2023年7月2日
立川談四楼さんの落語「一文笛」をお送りします(令和5年4月16日(日)収録)【あらすじ】とある商家の旦那が浅草の観音様にお参りした帰り、男から「腰に提げている煙草入れを売ってほしい」と声をかけられた。気になって話を聞くと、男は、実は自分は「はやぶさの七」と呼ばれるスリなのだと言い出した…--
7/2視聴、放映当日の視聴だが、特別に楽しみに待ち構えていたというわけではない。割と落語が聞ける体調で、どれを見ようかと選んだ結果だ。
とても良い。声は小さめで抑えた口調、人情噺風な構成で笑いを求めるような部分は一切なく、それゆえ演じている最中客席の反応はほとんどなしだったが、聞きごたえがあった
談志の弟子なんだなあと思える。意識してそんな風にやってる面はないのだけど、そういや談志がこんな風に抑えた語り口で演じていた落語がいくつかあったし、仕草やセリフに、必ずしも談志の有名な口調というわけではなく、地味な部分なので談志のことを頭に浮かべていなくては気付きもしないが、こんな風なのがあったと思い出させるところがあった。
この落語、米朝の作である。おれは一度だけ米朝を見ていて、吉祥寺の前進座。独演会だったと思うが、覚えているのは息子の小米朝が禁酒番屋、そして米朝が最後にやったのがこれだった。独演会だったら二席やってると思うが、親子会だったのかもしれない。
始めて見る米朝、最初に絶品の小噺を何本もやっていて、おれは志ん生を思い出した。
まあそれはそれ。この落語はそのとき聞いて、その後そのネタが自作の名作とされてることを知り、という程度で何度も聞いたということはなく、落げは印象に強く残ってるが内容はほとんど覚えていない。
今回聞いていて序盤はこんなのだったかなあ、と。演題紹介で、江戸を舞台に作り替えたというようなことを言っており(※後述)、かなり大胆に手を入れてるのかなとも思ったが、中盤あたり、演題の一文笛が出てきたあたりで、ああそうだったそうだった、と思い出す。
演題紹介では、ちょっとどういう状況か分りかねる面もあるのだけど、米朝作である、自分には関西弁が難しい、一門の方から教わった方が江戸を舞台に作り替えた(のを教わった)、ということのようである。わかりかねるというのは、自分が作り替えたのか、その教わった人が作り替え、それを教わったのか、というあたりだ。
書き起こし)一門の人からまた稽古してもらったという人がですね、まあまあ証拠作りに稽古はしてもらったと、ただ全面的に江戸落語に変えてしまおうという、あんまり近い人に教わると失礼かと思って、舞台も江戸に移して、しかも時代も江戸時代、大阪で、明治のはずなんですね、米朝師匠のは。ですから無礼のないように、江戸落語にちょっと聞こえたら幸いと・・・。
これ読み直すと、米朝からはちょっと遠目の人から自分は教わった。江戸落語に作り替えを行うので、米朝に近い人から教わるのは失礼かと思った、という風にも見える。
「証拠作り」と言ってるのは興味深い、談志がよく「ルーツ」のため稽古をつけてもらったというようなことを言ってた、例えば源平盛衰記を三平から教わったという風にね。

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入船亭扇辰 落語「三方一両損」
初回放送日: 2023年7月9日
入船亭扇辰さんの落語「三方一両損」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】江戸っ子の金太郎は、三両もの金が入った財布を拾う。中にあった書きつけを手掛かりに神田に住む大工・吉五郎の家を探しだし、財布を返してやろうとするのだが……双方の大家も巻き込んでの大騒ぎに、おなじみ名奉行、大岡越前守も登場
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8/12視聴
古典の名手、多分寄席では人気だろう。今回も驚くほどのことはないが、オーソドックスにいい調子でやっている
この人は鈴本配信のとき見た際に、前に出ていた人を腐し、毒舌が板についていて、そういうタイプなのかと思っていたが、そういう落語ファンの前でやるときと、テレビ客前のときとは多少変えているようで、ちょっと大人し目にやってるのが面白い。

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桂米二 落語「替り目」
初回放送日: 2023年7月16日
桂米二さんの落語「替り目」をお送りします(令和5年6月1日(木)NHK大阪ホール収録)【あらすじ】酒に目のない男、きょうも夜中に酔っ払って家に帰ってきたが、まだ飲み足りない。もう少し飲みたいので、女房に「つまみを出せ」と言う。なにもないと聞くと、おでん屋へ買いに行くよう言いつける。残された男は酒の酔いもあってか、女房への感謝を口にしだす。しかし、女房はまだ家の中にいた…。
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7/23、30は再放送

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宝井琴桜 講談「おかか衆声合わせ」
初回放送日: 2023年8月6日
宝井琴桜さんの講談「おかか衆声合わせ」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】幕末の安政五年、加賀国・金沢で実際にあった物語。米の値が上がって人々は日々の食事にも困っていた。なんとか藩からお救い米を出してほしいと、町人をまとめる肝いり役や年寄り役に訴えてもらちが明かない。そこで人々は、お殿様に直接、窮状を訴えることを思いつく…
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8/20視聴
講談師の名前、落語家、歌舞伎も同じだが。一門で名前が似ており、自分がよく知っている名前以外でうろ覚え程度だと、それぞれがごっちゃになる・この人も見る前には、宝井で琴も桜も見たことあるような気がして、なんとなく頭に思い浮かべたのだが、全然違った。初めて見る顔、女流講談だった。
演題はなかなか面白そうで、上にある解説からしても時代劇の題材のような感じで講談に会いそうであり、楽しみにしていたが、差別するわけでもないが、女流はちょっと苦手、さらに演題紹介で、これが古典でなく、自作とのことでさらに期待薄になった。
最初の内は、パスしちゃおうかななどと思いながら見ていたのだが、意外や意外、講談の名調子という感じではないのだが、とても聞きやすい。ストーリーがすんなり頭に入ってきて、しかも情景が思い浮かぶ、多分これは声がよく、また話の組み立て方が上手くできていることが要因かと思う。
聞き終わってみるとさほど大した内容ではないと思うが、面白く聞けた。
演題紹介から引用。
幕末に本当にあったおはなしで、児童文学のかつおきんや先生の『安政五年七月十一日』という作品をを元に、これは子供たちが主人公だが、子供のお母さんたちを主人公にしたら、講談にできるのではないかと取り組んだ、とのこと


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五街道雲助 落語「浮世床」
初回放送日: 2023年8月13日
重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定されることになった五街道雲助さんの落語「浮世床」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】江戸時代の髪結床(かみゆいどこ)。髪を結ってもらう場所の奥には座敷があり、順番を待つ人のために将棋盤や貸本などが置いてあった。ここにはいつも町内の若い衆がたむろして、へぼな将棋を指したりしている。太閤記を読んでいた男は、声に出して読めと言われて…
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8/17視聴
演題紹介、師匠である馬生は、この手の若い衆が大勢出てきてワイワイ騒ぐ噺をワイワイガヤガヤの噺と呼んでいたとのこと。この浮世床はそのワイガヤの典型的な噺。
途中で終わってしまう人が多いが今回はフルバージョンで、と言っており、聞いたことないような部分があるのかなと思ったが、そんなことはなく、芝居小屋で女に誘われたという話を長々やって夢オチで終わり。
さて人間国宝だそうである。この人が人間国宝というニュースを聞いて意外感があり驚いた。そのニュースについてたくさん読んだわけでもないが、素人のコメントなんかも含めていくつか読んで、なんとなく結論。これまでがあり、落語という分野で数年おきに人間国宝を出すということがもう決めごととしてあるのではなかろうか、そして今回その対象者としてこれくらいの世代の中から選ばれたのだと。例えばさん喬だとか権太楼が同世代、近い期であり、人気実力があるのだが、そういう中から、バランスを取って今回は古今亭系とされたのではないか、と。
小さん、米朝、小三治という流れだと全員大名人すぎて文句はまったくなく、それに比べると、雲助にしても、先に名を挙げたさん喬権太楼にしてもそれに相応しいとはあまり思えないが、まあ順繰りに今後は選ばれるというならそんなもんかという感じではある。
雲助については、おれが見始めたころからちょっと独自の我が道を行くという芸風で、とっつきにくい感じがありながら、そういう先入観で見ると、意外にも普通の噺家で普通の落語という時もあるという落語家だ。

--桂伸治 落語「ちりとてちん」
初回放送日: 2023年8月20日
桂伸治さんの落語「ちりとてちん」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】将棋の会がお流れになり、余った料理をもてあました旦那。お世辞のうまい竹さんを呼んでふるまうことにする。竹さんは何を食べても「はじめていただくもので…」と大喜びで食べるので旦那もご満悦。ふと思い出したのが、何を食べさせても文句ばかり言う、知ったかぶりの寅さんのこと…
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放映当日視聴
ちりとてちんは先日に楽輔のものを聞いており、その余韻も残ってる中、勢いで放映当日に視聴した。伸治はいつもニコニコ、明るく軽いキャラクターを前面に出した落語家で、そのキャラが好きかどうかで評価が分かれるだろう、おれはちょっと苦手だ。
楽輔のもので「構成が変に思えた」箇所があり(そのことを当該記事に書いてある)、ネット動画で小さんのものを確認したりしたのだが、今回のものも同じ構成だった。
そういや楽輔が下ネタを言っていたが、伸治も楽輔とは別のところで下ネタ。寅さんのことを何でも知ってると言う嫌な奴と称して、「体中物知りで固まった、(男性器あたりを示して)この辺が「もの」、(臀部あたりを示して)この辺が「尻」だ、って言うんだ」と。
演題紹介では、文朝に習ったと。それも文朝が落語協会に移籍する前だからずいぶん昔のこと、という話をしていた

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林家たい平 落語「幾代餅」
初回放送日: 2023年8月27日
林家たい平さんの落語「幾代餅」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】搗米屋(つきごめや)の職人・清蔵が寝込んでしまってご飯ものどを通らない。わけを聞くと恋わずらいで、相手は今をときめく吉原のおいらん・幾代太夫。絵草紙屋で見た絵姿に一目ぼれをしたのだと言う。そこで親方は「一年間必死に働いて給金をためれば、会わせてやる」と…
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桂米福 落語「湯屋番」
初回放送日: 2023年9月3日
桂米福さんの落語「湯屋番」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】道楽が過ぎて勘当された若旦那。出入りの職人の親方を頼って居候しているのだが、一日中ごろごろしているのでおかみさんの風当たりが強い。そこで、親方の紹介状をもって桜湯という銭湯で働くことにする。桜湯のおかみさんは美人で評判なので、銭湯に向かう道すがら、若旦那の妄想がくりひろげられて…
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桂文之助 落語「宇治の柴舟」
初回放送日: 2023年9月10日
桂文之助さんの落語「宇治の柴舟」をお送りします(令和5年7月6日(木)NHK大阪ホール収録)【あらすじ】大阪の材木問屋の若旦那が恋わずらいになった。相手はなんと「絵に描かれた女」。養生のため京都・宇治へ行き、宿に泊まり込むうちに具合が良くなった若旦那。ある夕方、二階から外を眺めていと、絵にそっくりな女が伏見まで帰ろうとしているのを見つける。若旦那は、船頭になりすまし、女を舟に乗せようとするが…。
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カラーで蘇(よみがえ)る古今亭志ん生
初回放送日: 2023年9月17日
「落語の神様」と称される古今亭志ん生の没後50年を記念し全盛期に収録された高座映像「風呂敷」をカラー化、初オンエアする。出演は五街道雲助、池波志乃、古今亭文菊。
2023年は「落語の神様」と称される昭和の大名人、古今亭志ん生の没後50年。命日の9月21日を前に、最新のAIを用いカラー化した志ん生の落語を初オンエアする。演目は、全盛期の1955年に収録された「風呂敷」。番組では、大画面で初公開された9月1日のイベントから、志ん生の孫弟子であり、今年人間国宝に認定される五街道雲助、同じく孫弟子の古今亭文菊、そして実の孫、俳優の池波志乃によるトークもお届けする。
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09/17(日) 14:00 - NHKEテレ1東京|30分|DR
カラ―で蘇(よみがえ)る古今亭志ん生[字]
ほぼリアタイで。VIVANTを連続視聴している合間だったが、休憩中で時間も空いていたし、こちらも期待していた番組だったので。
カラーになると臨場感が違う感じ。雲助は白黒のほうは記録映像のようだが、こっちは稽古をつけられてるかのようだと言っていた。
これはこのカラー化のイベントがあったようで、その会場の客席の一番前に三人が座り座談。後ろには観客が座っているという形で、この形で上映会にもなったのだろう。
三人に人選がちょっと不思議で、志ん生門下がまだ元気でいつでも出れそうな人もまだ何人かいるのに、そこはすっ飛ばして。また志ん朝門下からもいない、まあ志ん朝は直系という感じはするもののそれだけが志ん生の弟子ではないし。
雲助は人間国宝の授与というトピックもあり(座談の最初でそれに触れていたしまあことあるごとにそれをギャグのようにいじられていた)、あとは若手ということで、しっかりしている感じの文菊。さらにはお孫さんの池波志乃、無難か。
最後のクレジットでこの三人以外の名前がズラズレ、あれはなんだろう。金原亭、桃月庵、古今亭の落語家だろう名前。
この番組となったイベントのページを見てみたら、前座があり、そういう人の名前かも。でもたくさん名前がクレジットされてたからなあ。
そのイベントでは、雲助、文菊は落語を披露もしていたようで、それはラジオで放送されたようだ。
池波志乃は馬生の娘で、雲助は弟子。雲助が弟子入りしたころの志乃だとか、どうだ、と師匠から雲助が志乃を嫁にと勧められた話など、面白い。考えてみるといい組み合わせの座談である

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林家正雀 落語「田能久」
初回放送日: 2023年9月24日

林家正雀さんの落語「田能久」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】阿波・田能(たのう)村の久兵衛は親孝行者でおっかさんをとても大事にしている。一方で、たいへんな芝居好きで、仲間たちと素人芝居の一座を作った。田能村久兵衛一座、縮めて田能久(たのきゅう)一座という。ある日、伊予の宇和島に呼ばれて興業していると、おっかさんが病に倒れたと知らせが来たので…--

浅草お茶の間寄席(2023.7~9)☆ [毎回視聴]

7/2--
柳家 権太楼 「不精床」
風藤松原
雷門 助六  「長短」
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7/2視聴
権太楼と風藤松原では同じ後ろ幕があり同日だと思われる。後ろ幕は「落語協会」のもので、何の催しかはわからない
権太楼、この人はいつも変わらないというイメージの人だが、少し太ったように見える。そしてかなりの年齢なはずで、その年齢で太ると健康的というより、むくんでいる感じ
風藤松原、この番組で何度か見たはずで、衣装で印象つけようとしているのだろう、漫才師のオーソドックスなスタイルともいえるスーツ姿だが、そのスーツのデザインがかなり印象的(でも雰囲気を壊すほど異様ではない)、青っぽいもので大きな四角形の模様が濃淡でちりばめられている。ネクタイは風藤は蝶ネクタイだった
内容、こんなだったっけという感じ、双方が順番に「こないださあ」とちょっと面白いエピソードを話し、相手が「やだね~」と返し、そこから少し展開させ、でそのエピソードが終わるという形。例えば、喧嘩で負けて寝転んでる人を助けたらTシャツに「ウィナー」とあったとか、近所の「ッフォーエバー」という店が潰れてたとかだ(そういった小ネタをここに書いたよりはもう少し長く喋る)
おれの記憶では松原がボケ、風藤がツッコミという役割が固まったネタだったように思うが。
風藤のほうは意識してるのかしてないのか、おぎやはぎの矢作のほうに風貌も喋り方もかなり似ている感じ
助六「長短」
雷門助六というのは大きな名跡で、話しているのを聞いてるとかなりのベテラン、話しぶりも決して不味くはない、さほど個性はないが標準レベル、なのに見覚えがない。このメモブログを検索しても出てこなかった。ふうん、こんな人もいるのか。
主任高座で少し長め。
高校野球、夏の甲子園予選の季節である。次回は7/30とのこと

7/30--
柳亭 小痴楽 「強情灸」
桂 翔丸   「忍指南」
桂 幸丸   「憧れの噺家」
 ▲インタビューコーナーのゲスト 祝真打昇進 桂翔丸▲
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8/15視聴
三本とも同日の高座で、翔丸の真打披露興行浅草初日(春風亭吉好、柳亭明楽とともに三人の真打披露興行)。
桂翔丸というのは聞いたことがなく、どんな人かと興味津々だったのだが、その真打披露興行ということで新しめの落語家。
そして桂幸丸、なぜか悪い印象(このメモブログを検索してみたが、これまで数回しか見ていない、その数回での印象なのだろう)、おじさんのつまらない落語家という印象があり、見る前はパスしようと思っていたのだが、以下に書くようなことで、こちらも視聴することに。
小痴楽、現代的センスを古典に入れるということをとくに若手はやるが、この人はそういうアレンジをほとんどせず、それなのにそれなりに聞けるという稀有な例。真っ向勝負というほどに気負ってないところも良い。そして江戸っ子口調、これも若い人がやると憧れが強いということを感じてしまい臭くて聞いてられないことがあるのだが、この人はそこも自然な感じなので聞いていられる。
その江戸っ子口調については、やっぱ志ん生のころのような昭和の落語家とは異なる。志らくが江戸っ子を「不思議な生き物」と称していたように思うが、小痴楽の場合志ん生なんかと比べると、そんな感じでもある(志らくのようにデフォルメしてそれをテーマにしているというわけではないが)。
翔丸、焦ってるのか落ち着きがないのか、よくつっかえる。まずはそこから、という感じ。インタビューでも高座でも話していたが、昔の小噺から落語になってないものを取り出して、それを落語にする「新古典」と称するものをやっているといい、今回の演題もそれ。
10年前に作ったものとのことで、座布団の上で跳ね回るという落語の定石からははみ出したやり方をする箇所がいくつかあり、それは例えば、座布団の上で飛んで身体を半回転させ、客に背を向ける、再度同じことをやり、正面に向き直る。これはネタが忍者になるための指南所に通う噺で、その中で忍術「どんでん返し」を教えている場面だ。これを昔はもっときれいにやれてた、と。今回は、半回転がちょっと足りないくらいになっていた。
落げは落語らしいとってつけたようなものでなかなかよい。最終試験として、裏の武家屋敷の柿を取ってくることになったが、捕まってしまった。「二回り(七日間が修行一回りとなっていて、二回り修行した)修行したのに。あなたは高名な忍者ですか」「この屋敷の見回りだ」「道理で二回りじゃ敵わない」
インタビューで明かされていたが、翔丸と幸丸は祖母が姉妹というはとことのこと。
幸丸が翔丸の師匠とわかり、後ろ幕が小痴楽の時と同じで同日とわかり、そういう特別な高座なのでいい雰囲気でやれそうな気配、そして話し始めて、気づいたが、演題も「憧れの噺家」。漫談めいたもので済ますつもりだな、と。こういうのは聞きやすいし、さらに客席も温まってるし。
果たしてその通りで、漫談。その中で、あまり似てはいないし、それゆえかさほど大きくは受けていないが、圓生、小さん、馬生、そして師匠の桂米丸の物真似をたっぷりとやっていて十分楽しめる高座だった。馬生の真似では咳をするところを特徴にしていたのだが、そういうのが特徴だったのかと改めて知る。志らくが馬生の亡くなる数日前の高座を見たという話を芸談としてよくするが、そこで痰を切ってから「失礼をいたしました」と言っていたという仕草をやってみせていた。
最後に春風亭柳朝、マクラもなしに落語に入るというところをちょっとやって、マクラをベラベラ社ってる芸人に碌なやつはいない。名人はいきなりスッと落語に入るんだよ、とあれだけ思ってたのに、私は近頃マクラだけで終わることが多ございます。今日もそんな感じで、高座を降ろさせていただきますが、甚だ簡単ではございますがこれをもって落語に代えさせていただきます、この後の披露口上お楽しみにお待ちくださいませ、と終わった

※チバテレではこの三人のインタビュー有での出演があったようだが、TVKでは春風亭吉好のものが放送されなかったようだ。

8/6--
林家 たけ平 「死ぬなら今」
柳亭 明楽  「粗忽長屋」
春風亭 柳橋 「子ほめ」
 ▲インタビューコーナーのゲスト 祝真打昇進 柳亭明楽▲
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9/22視聴
明楽は前回の桂翔丸と同じ真打昇進披露興行のもの。前回の続いてすぐ見ればよかった。
インタビューで自分の明楽という名前について自分がそういう明るく楽しいというのとは真逆のタイプで重いだなどと言っており、他の二人が新作系で売りがあるが、自分は古典に深掘りする、と。で、高座で演じられたのは古典の名作。口調は悪くないが、まあまだまだ修行中という感じ。古典なのだからさほど受けなくてもいいと思うのだが、終盤では受けなくて焦ってるというようなことを言い出していた
柳橋も同日のもの。マクラで今終えた口上のことを言っていた。口上の後に、新真打三人が出そうなものだが、そうでもないのか。まあ新真打が連続で出ると平坦になっちゃうから、そこら辺もバランスで、ベテランを配置してるのかな。
あまり好きな落語家ではないが、寄席で客を離さない感じは熟練
たけ平もあまり好きではないのだが、この演題は演題だけ聞いたことがあるという程度で、一度聞いてみたいと思ったので視聴。たけ平も何度も聞いてるうち、これはこれで悪くない。口調自体は聞きやすいもので、ただ、通販番組のような口調とでもいったらいいのか、立て板に水の口調で感情の入ってない感じなのよね

8/13--
三遊亭 遊雀 「替り目」
神田 蘭   「ココ・シャネル」
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8/20--
林家 たこ蔵 「権助魚」
立花家 橘之助
三遊亭 歌橘 「宗論」
▲インタビューコーナーのゲスト 落語協会 謝楽祭2023 実行委員長 立花家橘之助▲
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9/22視聴
たこ蔵、歌橘ともに名前を聞いたことがなく初見となると思うので視聴。
たこ蔵はとくに印象に残らず、でも下手ではなかった。歌橘、客の雰囲気を掴むのがうまい。
立花家橘之助、インタビューでは謝楽祭の宣伝
かつて三遊亭小円歌で長年やってた人で、おれも寄席に行ってたころ何度も見てるし、非常に印象に残ってる芸人、色物としてわかりやすいし綺麗な人だったし
非常に印象に残ってると書いたが、それでも顔をあまり覚えていないのかなあ。今回見てみて、初めて見る顔のように覚えた。まあずいぶん時間も経過しているし、特に女性の場合は老ければ印象が変わるだろうし、若くあろうと繕うとそれはそれで印象が変わるものかもしれない。
その間全然見ていなかったわけでなく、このメモブログを書くようになってからも見たはずであり、その証拠に、今回の高座で中ほどに落語家の出囃子を弾いて見せた場面があり、それは確かに見た覚えがある。多分鈴本生配信のときだったと思うが(※追記 書き終えた後で調べたら一之輔生配信のときに出ており、その内容についても書き記しており、それが今回の高座と被ることが多い、鈴本のにも出ているがそれはプログラムのコピペをした部分でもあり、そちらについてはとくに感想は書いておらず見たかどうかもわからん)。
そこでは文楽志ん朝小さんの出囃子を披露。前座を呼び出した太鼓を叩かせていた。その前座はNHKアナウンサーを止めて落語家になったとのことで、そのことを言った後「ばっかみたい」とため息交じりでこぼし、爆笑を取っていた。このように、毒を交えた早口ちゃきちゃきというのが芸風で、これは林家あずみなんかも参考にしているのではなかろうか。

8/27--
林家 ひろ木 「師匠と私」
坂本 頼光  「日の丸太郎・武者修行の巻」
春風亭 柳好 「目薬」
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9/21視聴
ひろ木は津軽三味線の演奏を交えながらの漫談
頼光、インタビュー有
柳好は後ろ幕が吉好のもので真打披露興行の日のもの。
ネタは聞いたことないが、古典の軽いネタというような雰囲気。ネットで検索してみると、内容を書いたページがたくさん出てくるのでそれなりに有名なものなのだろう
目を患った大工の家の夫婦。目薬を手に入れ、使い方をみると「めしりにつけるへし」(かなだけで書かれており、濁点はついていない)。この「め」が読めない読めないと騒いだ挙句、「女」という字だと勘違い、そもそも「女」という字を崩して「め」という平仮名が出来たのだそうだ
で、女房の尻にその目薬(粉薬)をつけると、女房が屁を一発、粉が待って夫の目に入った、というような内容
女房の尻に薬をつける場面、まず真ん中の窪みにつけても効いてこない、その後「じゃあこっちの助さん側かな、格さん側かな」「なによそれ」「真ん中が肛門(黄門)さまだろ」というのが面白かった

9/3--
春風亭 一朝 「芝居の喧嘩」
柳亭 こみち 「台所の隅」
柳家 さん喬 「千両みかん」
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視聴9/20 さん喬パス
一朝とさん喬はそれぞれそのネタを見たこともあるし、まあ代わり映えしない人たちだしパスしようかと思っていたのだが、一朝のほうは、柳朝の後ろ幕があり、特別興行「五代目春風亭柳朝三十三回忌追善興行」のものとわかり、視聴。見てよかった。この人は惚れ惚れする正統派江戸っ子口調でテンポがよく格好良い。
特別な興行だからだろう、一朝だから一朝けんめいの定番挨拶はやらずに柳朝の思い出話から始まる。
「芝居の喧嘩」は、最初に、講談では連続ものというのが昔あって、いい場面で、続きは明日と終わるというのがマクラであるのが普通だと思うが、それはなし。抜けたのかどうかわからんけど。
とてもいいリズムでやって、途中でダジャレが入り、話が止まるというあたりも緩急自在という感じ。
芝居小屋から逃げ出す場面ではなぜか「たがや」が橋を前に進めないという場面が登場、落語マニア向けだがよく受けている
こみち。インタビュー有。とても久しぶりだと田代と挨拶。田代はコロナ禍で特に落語協会のほうはインタビューできなかった、と。
女を主人公に変えるという形に作り替えることをやっていて、それを「こみち噺」と称しているというような話。そして今回やるのは白鳥の作った新作であり、ゴキブリが主役、その主役をメスのゴキブリに変えているとのこと。浅草演芸ホールでは受け入れられた噺だと言っており、今日の客にハマるといいのだがと。
一方高座では、あまり客に受け入れられず苦戦で、数回そういう状況だとこぼしながらの高座
なかなか白鳥の新作を他の人がやるというのは難しいものがあるのでは、と見ていて思う。独特な世界であの人がやるからこそ。まあそれを全然違うタイプの人がやるという違和感の面白さというのはありそう。こみちの結構な江戸前口調を聞いていてそう思った。
マクラで前に橘之助が出ていて客の目がトローンとなっていたというようなことを言っている。「浅草お茶の間寄席(2021.8~9)」のこみちのところに同じようなことが書いてある


9/10--
春風亭 百栄 「桃太郎後日譚」
春風亭 一蔵 「たいこ腹」
三遊亭 白鳥 「牛丼晴れ舞台」
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視聴9/20
百栄「桃太郎後日譚」。桃太郎が村に帰って後。家来だった犬猿雉が褒美をくれるはずだろと桃太郎の家に居候して酒を飲みまくり、という新作
一蔵。名前は聞いたことがあり、確か一之輔の弟子だか兄弟弟子だかそんな関係性の人、ということで、まあ初見なら見ることにしているし、一之輔関係の人なら尚更見ておこう。
なんか少し異様な声と姿勝ち。ちょっと暗めというか、とにかく明るい芸風ではない。幇間と若旦那の会話から始まってるが、この落語は普通その前に若旦那が針に凝るという描写や、幇間が呼ばれてお茶屋にやってくる場面がある。
白鳥インタビュー有。前回これに出演の際の反響が話題で、白鳥がその落語について滔々と話していた。
昔作ったやつらしく、昔作った新作が古典になっていく過程を見ていただくというようなことをマクラで。
高座を見ていて気付いたことがある。ありがちで今更かもしれないが、白鳥は客との対話が多く、対話で進めていくみたいなスタイルなのだな、と。「モスバーガー食ったことある?」とか、山村紅葉が受けて「お父さん喜んでるね、こんなに山村紅葉受けたのは今日が初めてだい」とか。
最後は大事なところで大失敗して、「これチバテレビで流すのかよ、やめてくれ。台無しだ」で大受けしている


9/17--
「昔昔亭桃太郎「春雨宿」、ぴろき、春風亭柳橋「小言念仏」
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9/18視聴
録画が溜まってしまったので慌てて視聴を開始。まずは一番新しいところから、ということでこれ
柳橋はインタビュー有。にゅうおいらんずの公演の様子の映像も少し流れた
特に感想はなし。まあ正直言って三人ともパス候補なのだけど、なんとなくの視聴

9/24--
三遊亭 志う歌「金明竹」 立川 談幸「高砂や」三遊亭 小遊三「蜘蛛駕籠」
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240320視聴
志う歌、談幸
志う歌「金明竹」 。与太郎が色々な客の相手をする前半はなしで、いきなり上方からの伝言を伝えにきた男の訪問から
20240321視聴
小遊三
インタビュー有
人気公演である8月上席にゅうおいらんずの日のものであり、インタビュー内容もそれ(映像もあった)。高座でもこの後に、というようなことを言っていた
テレビでも人気の落語家であり、落語の名手でもあり、そして人気の公演で客もたくさんなのであろう、特に特徴のあることはやっていないが大いに受けている。口調もゆったり、そして堂々と。いい落語家になった
さて。この日の分は昨日今日と見終えたのだが、一日に全部は見ていない。
溜まりに溜まっている録画リストを見ていたら、ふと、これはもう見たやつなのに削除してない、というようなものをいくつか見つけ、その日の分のこのメモブログを見てみて気付いた。今回のように一日で全部を見終えず、未視聴が残っていながら、そのままになっていたのだった。それは偶然にもこの日の翌週と翌々週分である10/1分、10/8分で、この小遊三を見た後、続けて視聴した
今回のように見たは見たのだけど感想を一言も書かない(談幸)こともあるので、時間が経過するとそれを見たのかどうかも判然としなくなることもありそうで、これからは気をつけよう

-----三重予定--
[7月 1日放送]
春風亭柳橋「黄金の大黒」・玉川太福「祐子のセーター」・三遊亭笑遊「祇園祭」
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-----チバテレ予定--
■6月18日(日)
神田 京子  「金子みすゞ伝」
春風亭 吉好 「ツンデレ指南」
 ▲インタビューコーナーのゲスト 祝真打昇進 春風亭吉好▲


笑点(2023.7~9) [毎回視聴]

7/2
演芸コーナーで新真打披露口上という珍しいものを。紹介されたのは五人でその中になんと立川流、小春志も。ほかに、芸協から三人、桂翔丸、春風亭吉好、柳亭明楽、円楽一門から三遊亭とむ改め錦笑亭満堂
司会は宮治、ほかに昇太と好楽が口上、口上というか、昇太が芸協の三人を、好楽が残り二人を紹介するという形だ。好楽は小春志について、本来なら談春師匠が来るべきなんだけど、高いギャラの方に行っちゃった、と(※)。
口上では新真打は口を開かないのではあるが、笑点では挨拶を、ということで新真打も挨拶をした。まあ口を開かないというルールは、その後に落語を披露するという興行だからこそなのであって、ここでなにも喋らないじゃどうしようもないからね
江戸の風という言葉が吉好の挨拶で出てきた。寄席に江戸の風ならぬアキバの風を吹かせたい、と(オタクなのでアニメネタを取り入れたオタク落語という新作をやっているとのこと)
江戸の風という言葉は談志が発祥だろうか、よく談志の名前を出さずに、落語の本来ということの別称めいたことで「江戸の風」というようなことを言ってるのを見る。晩年に談志がこれを言ったことは知ってるが、そこまで根付いているということがちょっと驚き。
大喜利は安定マンネリの通常運転。飽きてきた。一之輔も入った当初の期待に比して、大したことないなあという感じになってきた
(※追記)好楽が立川流真打の紹介なんて変だなあ、単に余りものを押し付けられただけのように思ってたんだが、後日高田文夫がビバリー昼ズやブログで、小春志の真打昇進パーティーにて好楽と自分が主賓で、大いに喋って楽しかったというようなことを報告している
第69回『「こはる」から「小春志」へ』

07/04(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才 すず風にゃん子・金魚▽漫才 笑組
すず風にゃん子・金魚040516
笑組040523鹿児島
どちらもまあ見たというだけ、にゃんこ金魚は以前から面白くないなあという印象があり、それは多分寄席に行ってたころ見たんだったと思う(見てなきゃ面白くないという印象なんてあるはずもない)が、その記憶にある彼女たちと変わらない内容
笑組はゆたかの早口のみが印象に残る

07/09(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]忍者・一之輔さんが昇太さんを始末したらどうなった?
演芸コーナーはカンカラ
番組のOPである客席から昇太が挨拶の場面、なぜか昇太を囲む観客9人が毎回とても若い綺麗目な女性であり、違和感。いや若い女性でもいいんだけど、多様な人でなく、それだけが9人なので。いつからだろう、今回のコロナ禍以降で客席から昇太の挨拶が復活になって以降全部だろうか、少なくともここ数回はそうだ。
カンカラは茶屋ならぬチャバクラ、そこの婆が辻斬りにやられた夫の敵討というコントでオチはなぜか戦っていた二人ともが倒れ、どうなるのかというところで音楽が鳴り響き二人ともが起き上がり踊り出す。チャバクラのショータイムかよ、というもの
サブタイトルの「一之輔さんが昇太さんを始末したらどうなった?」。「忍者になってひと言」という問題。
一之輔「拙者、落語芸術協会を混乱に陥れるため、会長の春風亭昇太を始末したでござる」
昇太「やるでござるな」(これは問題にあらかじめある設定のセリフ)
一之輔「特に何も変わらなかったでござる」

7/16
07/16(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]木久扇師匠が地球温暖化の止め方を発見
演芸コーナーはテンダラー
客席の昇太の周りが女の子だらけ問題だが、今回は9人のうち二人が男性だった。あとは若い女性

07/18(火) 20:03 - BS日テレ|39分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽コント・青木さやか▽歌謡漫談・東京ボ―イズ
レコーダーの不良で頭が欠けたがCMが長く、本編は欠けなかった。同時刻開始の別の番組も同じく欠けていた。レコーダー自体の問題だろうな。「39分」というのはそのとき追いかけ再生をしていて、東京ボーイズを見終えたところで録画の方も強制中断、どうせ見ないので
青木さやか040530鹿児島
東京ボーイズ040606後楽園
青木さやかは何をやるのかとかなり期待したがあまり面白くないな。バスガイドに扮しての毒舌コント。
東京ボーイズは三人体制
真ん中のリーダー旭五郎が歌うことになるがなかなか歌に入らず、そのまま歌わず。そしてお馴染みの謎かけ小唄、「謎かけ問答で解くならば」というやつだ
ウィキにある「最後に「わたしたち東京ボーイズを、謎かけ問答で解くならば、種を蒔かない畑です。」と言い、その心は「いつまで経っても芽が出ない」というオチで締める」どおりに終わっていた。
菅六郎が主役になる『中の島ブルース』ネタはなし

07/23(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]一之輔が好楽に「しっかりして先輩!」
ここ数回はOPで笑点クイズというのをやっていたが、今回はなし。そして開始時刻にいきなりOP
OPタイトルとなっている。
昇太のOPの挨拶、今回はホールの座席という風なところでなく、長椅子っぽいところで客に囲まれ座っている。東京での収録でも毎回後楽園ホールというわけではないのかな。確か後楽園ホールの際は、昇太の挨拶のときに、テロップで後楽園ホールと出ていたはず。番組中に出る観覧種募集でも後楽園ホールとは出ていなかった
ここ数回気になっていて若い女性に囲まれる問題、今回は長椅子のため少しルーズに座られておりきっちり9人ではない。子供がいたりして、若い女性はあまりいない。
演芸コーナーは母心。ふと考えてみると、録画番組の中で出てくると見ていて楽しく、一番うれしい漫才コンビという気がする。まああまり出てこないということもあるかもしれないが。
今回は片方が政治家ということを生かしてのネタ。自己紹介でそれを言って、がしかし、政治家ということはおいといて、笑点という場で漫才で頑張りたいと言いながら、なぜかそっちよりの話になっていくという展開、さらには話題を振られると、ダラダラと遠回りし要所を外した政治家の答弁のようなことを始め、姉妹には「委員長」と発言を求める始末。
EDも珍しいパターン。いつもは昇太の終わりの挨拶「時間がまいりました、また来週」というを合図にEDの音楽が鳴るが、今回はその日の最後の回答が終わったあたり(※)で、音声が絞られ、提供クレジット、その後ろの画面で昇太が挨拶をしているのが見える。
(※)今回のサブタイトル「一之輔が好楽に「しっかりして先輩!」」これを言ったところで、スポンサークレジットとなっている。こうなる経緯。「水鉄砲を撃って一言」というお題。好楽の答え「蝉がたくさんいるな、えいえい(水鉄砲を撃つ様子)」昇太「いけいけ」好楽「集めて佃煮にするんだ」。あまり受けず。続いて一之輔の答え「好楽師匠の顔にえいえいえい」昇太「いけいけ」一之輔「顔を洗って出直してこいよ」。好楽「うまいね、今の」一之輔「しっかりして、先輩」

07/30(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]「笑点大好き小学生」がメンバーの通知表を作成!
演芸コーナーの部分は特別企画(5時半の番組OPからこのコーナー)となっていて、笑点の研究をしているという小学生の女の子が登場して、レギュラー陣全員も舞台に登場し、話を聞くというもの。数年前からやっており、今回取り上げられたのはメンバーの通信簿なのだが、一之輔は入っていない。チラッと画面に表示されたものに、円楽の文字が見えたのでそのころのものなのだろう。
大喜利も第1問目は、その女の子が作ったという問題
ラストが前回と同じく、昇太の挨拶前にBGMとスポンサークレジット。最後の回答が面白かったな。「久々に会った孫に一言」という問題で宮治。「お前は昔笑点なんか出たくないって言ってたのに変わったねえ」昇太「そうだよ」(出題でのテンプレ)「今じゃ司会やって大儲けして。そういえば一之輔もおれは笑点出ねえって言ってたのに、オファー来た途端すぐにメンバーになって、結局それほどの男でもなかったんだねえ」。その答えに昇太「おまえは何で出たんだ?」宮治「ぼくは小さいころからの目標だったんで」で、BGM。BGMの後ろで一之輔「大した目標じゃないんだね」宮治「おい番組に謝れ」

08/06(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]本日は好楽さん77歳のお誕生日スペシャル!
演芸コーナーはお見送り芸人しんいち。前の笑点出演時に師匠方をネタにして好評だったからだろう、今回は序盤に少しだけいつもの「僕の好きなもの」をやり、その流れのまま好楽を呼び出し、好楽ネタをそのまま最後まで。
大喜利3問目は、好楽ネタで、誕生日ということで好楽になにかプレゼントをあげる、好楽が「ありがとう」と答えるので、何か一言、というお第。司会者が合いの手を入れるというのは毎度のことだが、ここでは好楽が合いの手、ということは好楽は回答できなくなるが・・・、と思っていると、好楽が司会席に座ることに。昇太は好楽の席へ。好楽へのヨイショ的な回答が多く、好楽は座布団大盤振る舞い。一巡目は慣れてないからかもしれないが、舞台上手の宮治から下手へと順に当てており、そのほとんどへ座布団へ(木久扇だけもらってなかった、77歳で正座がつらいだろうから、私の椅子を。ありがとう。私にはヨギボーください。という答え。ヨギボーってなんだろうってググってしまった。快適なクッションらしい)。
その後はアトランダムに当てていたが。
ここ数回最後のところで、司会昇太の挨拶前にBGMとスポンサークレジットになっており、今回もそう。その理由がわかった。これまでは昇太の挨拶の後のBGMとスポンサークレジットのときに、笑点クイズの答えだとかそういう舞台上でない映像が流れていたが、それがなくなっているのだ。
今回の最後の挨拶は司会席に座っている好楽がしていた。といっても隣には昇太。なぜなら昇太が最後の回答者で、昇太の答えは、肩を叩かせてください、ありがとう、に昇太は司会席まで行って、「笑点長い間お疲れ様」と肩叩きという回答。ちなみに昇太はこれの前の回答でも、肩を叩かせてもらってもいいですか、というのをやっており、左右高さが違いますね、右肩上がりなんだ、という回答
好楽の司会、テンポがよく悪くない

08/13(日) 17:25 - 日テレ1|5分|DR
もう笑点「笑点が始まる前に「もう」始まる昇太メインの笑点派生番組」[字]
08/13(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]歌丸さんが国立演芸場に「帰ってきたぞ~」
もう笑点に一之輔。本編は国立演芸場だが、こちらは異なる。同日の収録ではないということだ。まあわかってたけど。
本編、今回は「「笑点×国立演芸場特別公演」と題しての特別企画とのことで、そのためであろう、普段とは異なるOP。笑点のテーマが三味線で奏でられ、それを出囃子に昇太が国立演芸場の舞台へ登場。ここはまだ客入れ前なのであろう、拍手はなし。昇太がその特別企画について話し、そのまま演芸コーナーの桂小すみの紹介までをやり、チラリと国立演芸場の外の風景の映像が入り、そのまま演芸コーナーへ。
桂小すみも国立演芸場に縁があり、国立演芸場が主催の花形演芸大賞を音曲として初めて受賞したということが昇太の紹介にあった。
桂小すみはおれは先日浅草お茶の間寄席のものを見たばかりで記憶にも残っており、それゆえそこで見たネタだなと気付く。ジャズのテイクファイブに乗せて都都逸というやつ。そちらでやってないネタもここではやっていた。「冷蔵庫のうた」というやつ。かすかな記憶ではビバリー昼ズのゲストに出たときに披露してたように思う
大喜利では挨拶では皆が国立演芸場に絡めたもの。その中で一之輔の挨拶は以下。
私が初めて国立演芸場に来たのは高校二年生の時で、立川談志師匠の独演会をですね、あの辺の席で見てたんですよね。そしたら談志師匠は遅刻してきたんですけども一言もお客さんに謝らず、逆に客を怒ってましたから。なんか落語家っていい仕事だなあって思いました、一之輔です。
一之輔はおれと10歳くらい違うのだけど、落語を見た時期が一緒っぽいということはここで何度か書いたように思う。一之輔が最後に見た志ん朝の池袋とか、談志を始めて見たのもおれと一緒のころだな、と話を聞いて思ったこともある
一之輔は78年生まれだが早生まれで77年生まれと同じ学年。
高校二年生は、94年か。ううむ、おれがひとり会に行き始めた年だ。
大喜利三問目では歌丸のVTRを使った問題。歌丸が「帰ってきたよ」と言うのでそれに対して一言。ここで一之輔は割合奔放に回答。特に、彼の三回目の回答で、「帰ってきたよ」「帰ってくださ~い」に、昇太など周りは、「悪いやつだな~」、「遠慮なく言えるからいいな」それに対し一之輔、「おれ知らないからさ」昇太「お世話になったから言えないよ」
演芸コーナーと大喜利の間にスポンサークレジット。そういや、今回はOPテーマがなかったのでそこで流れるイラストだとかスタッフクレジットがなかったな。

08/15(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫談・ケ―シ―高峰&ダンディ坂野
040613ダンディ坂野
040620ケーシー高峰(録画リストコピペで「ケ―シ―高峰となってるのに気付いたので検索でちゃんと引っ掛けるため修正」)
ダンディは人気が落ちてきたころのようで、ネタの最初がおばさんに「ほらほらあの人、最近見ない人よ」と言われたというやつ。
ほとんどが滑り芸という類の失笑させるやつ
ケ―シ―は病み上がりなのかな。9か月ぶりの笑点で、入院しており、退院した後すぐに笑点に出て、それ以来とのこと。あごひげを生やしている。

08/20(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]円楽さん国立演芸場での懐かしい高座姿!
前回に引き続き国立演芸場での収録
演芸コーナーは花形演芸大賞で銀賞を受賞したこばやしけん太
大喜利、3問目、国立演芸場建て替えにちなんで、さようなら~と叫んで一言、という問題。一之輔「過去の自分にさようなら~」「もうなんか笑点、慣れてきたよ」
円楽の国立での高座VTRも少し流れた

8/27
この日は24時間テレビ。
24時間テレビの1コーナーとして笑点はやるのだけど、いつ放送になるのかという開始時間、終わりの時間が不定であり録画しにくいということ、さらにこういう日は大して面白くもなく、見る必要ないかと考え、録画はしてないのだけど、毎週録画予約セットされたまま。
で、他のことをやりながらテレビはつけていた。他のことをやりながらというより、そちらに集中してテレビの部屋にさえいなかったので、ながら見をしていたというほどには見ていないのだが、時々音声が聞こえたりしていた。中盤以降はテレビの部屋に行き、スマホを弄りながらもチラチラと見たりしていた。
途中で最後に木久扇師匠から大事な発表と聞いて、ついに来たかな、と思って、最後のところはしっかり視聴。やっぱりそうだった。
毎週録画予約というのは、放送開始がずれたときに、番組名で追いかけてちゃんと録画してくれたり、毎週1時間の番組が、1時間半の放送時間になっても追随してくれたりする機能なのだが、そこに同じ番組名、似た番組名がないと、その予約されたままの時間で録画される。
そのため今回は17.25から5分間、17.30から30分間録画されていた(「もう笑点」が17.25開始)
でその録画も全部は見ていないがちょこっと視聴
いつもの視聴習慣に配慮してということだと思うが、ほぼ時間通りに笑点のコーナーも始まっていた。
演芸コーナーもあり、ナイツの番組でよく名前は聞くもののネタは見たことのなかった、ビックスモールン。ネタは鳩時計、バスケットボール、稲刈り機、鼓太鼓(つづみだいこ)、E.T.。最後のE.T.はE.T.が指で挨拶する相手として小泉孝太郎も加わる。
大喜利は特別感が強く、山田くんもいるものの、座布団運びは24時間テレビ出演者である小泉孝太郎がメインで勤めていた。
18時になってもまだ大喜利は続いており、録画は途中(18時のところ)で切れていた。
このコーナーはいつもの大喜利メンバーと小泉孝太郎でやっているが、この後に、おれがリアタイでそれなりにちゃんと見ていたコーナーがあり、笑点メンバーと女性がペアになる大喜利というのをやっていた。女性陣は、24時間テレビ出演者なのだろう、芦田愛菜だとか、滝沢カレンだとか、有働由美子、そして過去に24時間テレビを勤めた日テレの女子アナだとかが出ていた(※)。
そのコーナーが終わると、24時間テレビ本体と笑点メンバーが生で繋がり、木久扇の発表となるのだが、そこで、芦田愛菜だとかが、本体のほうにいるのを見て、大喜利の女性とのペアのコーナーは収録だったのだなと知る。であるから、最初の小泉孝太郎が座布団運びで出ていたところは生、女性とのペアのところは収録、木久扇の発表は生という構成だったのだろう。記憶では木久扇の発表が18.40ごろだったはずで、1時間以上も笑点をやっていたということになる
そうだ、生の大喜利パートでは好楽が手を挙げると、指名されると黙ってしまい、というのを二回ほど繰り返して、生放送に弱いと弄られてる場面があったな、そういやこれは翌日のビバリー昼ズで高田も突っ込んでた。
その場面。
24時間テレビパーソナリティのなにわ男子にちなんで、芸能プロダクションのマネージャーとして地名や名所のついた○○男子というのを作って売り込むという問題
好楽は「島根男子というのはどうでしょう」、昇太「 いいね」の後、絶句。
好楽「生放送あがっちゃうんだよ」(※)
再度繰り返すもまたも絶句
たい平「編集できるから」、宮治「できないできない」
その後ようやく答えを言う
「私と違って出雲(いつも)一生懸命です」
一之輔「なんでそれがいえないんだよ、ちょっとじゃねーか」
たい平「放送事故、放送事故」
これに限らず好楽活躍。
携帯扇風機を使っての問題。これは答える人一人で完結する問題なのであるが、木久扇「こうやって黒コショウを好楽さんへ送って」、昇太「何してんの」、好楽「ヘックシュヘックシュ’(くしゃみ)」、木久扇「面白いでしょ」
(※)検索してみた、参加メンバーは「イモトアヤコ、芦田愛菜、有働由美子、南野陽子、滝沢カレン、岩田絵里奈」とのこと。あれ、南野陽子なんていたっけなという印象だ。なんか老けた女性がいて、おれは「過去に24時間テレビを勤めた日テレの女子アナ」(そんな風に紹介していたように聞こえたのだ)なのかなと思ったが、あれが南野か。
(※)「生放送あがっちゃうんだよ」というのは画面は見てないで音声だけ聞こえていた。一之輔の声のように思ってた。もしかしたらその後の一之輔の声「なんでそれがいえないんだよ」を聞いて、そこら辺が混同された記憶になっていたかもしれない。で、そもそも、この言葉の場面を見てみたくて、今回の録画も見始めたというところがある

木久扇卒業について
まあ時間の問題だとは思っていたが。笑点内で談志の影響を受けている最後の一人である。残念ではあるが仕方ないといったところ。
後任は木久蔵でいいと思うおれは円楽代演のときの木久蔵を見てこれなら二世でも合格とは思ったんだけど。
そう簡単にはいかないか。三平の例もあり、厳しい声もあるそうだ
そうそう、ヤフーニュースにする出るかと思ったが、ヘッドラインと言えばいいのかな、ヤフーニュースのサイトで「主要」だとか「エンタメ」だとかの各項目に主要ニュースの見出しだけ掲載されてる部分、あそこに出てこなかった。おれが見ている限りだが。確か直後あたりや数時間後に見てみたのだが。
もちろん検索をかければ、木久扇笑点卒業の件はヤフーニュースとして配信されたてはいた。コメントを読むと愛情あふれたものばかりでちょっと感動。
歌丸から三平、三平から宮治。芸教が取り戻したということになる。
円楽から一之輔。円楽一門から落協、となっているわけで、落協の木久扇が退き、円楽一門からということも考えられるか。円楽の後任に円楽一門からも兼好だとか萬橘だとか何人か名前が上がっていたと
記憶している。でも円楽の笑点への貢献は大きいものの今の円楽一門会に力はなさそうだけどなあ

09/03(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]木久扇さん「笑点」卒業発表直後の楽屋の様子をお届け!昇太さん思わず涙
もう笑点には一之輔
公演自体は秋田での収録だが、OPは上記サブタイトルにあるように、先週の放送後の楽屋
演芸コーナーはとにかく明るい安村。イギリスの番組で人気になっての凱旋である。ネタの運びが悪く、また芸の種類は一つだけなのでイマイチなのだが、当節話題ということもあり受けている
演芸コーナーは大喜利とは別の日の収録のこともあるように思うが、今回はこちらも秋田から。
大喜利でも木久扇活躍、この秋田収録が卒業発表前から後かは知らないが。前回好楽が絶句していたが、その好楽が最初の問題の最初に積極的に手を上げ、それを弄るかのような周囲の反応を見ると、アレを思い出してのことかなと思うが、偶然かも。
今回は木久扇が答えを忘れちゃう場面がいくつかあった。もちろんそれも本人や周囲の弄りで笑いに変えてるし、そもそもそれも狙ってやってるみたいだけど。
生誕100年の忠犬ハチ公にちなんだ問題で、忠犬でない「チョイ悪秋田犬」という問題。
ワンワン吠えたあとになにかいって、昇太の「やるワン」の後にもう一言
木久扇「アンアン、アアンアン、誰かのフリスビーを咥えてやったぜ」 昇太「やるワン」木久扇「その後はよ・・・忘れちゃった」。たい平「ワンワン鳴きすぎるからこぼれちゃうですよ頭から」昇太「一回ちゃんと考えてできるなと思ったら手を上げてもらえますか」木久扇「わかりました」
木久扇「ワン!・・・」昇太「やるワン」たい平「ワンの後になにか言わなきゃ。ワンっていうとみんな頭が真っ白になっちゃうの」、再度木久扇は手を上げ、「ワン、ワンの後はツー」昇太「やるワン」木久扇「スリー」
後者はもう狙ってる感じであるし、その再度やり直しのところはシュールでさえある

09/05(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才 大木こだま・ひびき▽ベ―ス漫談 はなわ
040627 大木こだま・ひびき
040704はなわ
はなわは、ガッツ石松をネタにした「伝説の男~♪」「ガッツガッツビバガッツ」ってやつ。そしてそれと同じ曲で笑点をネタにしたやつも披露(「笑点40周年だそうだ)、「伝説の番組~♪」「笑点笑点ビバ笑点」と変える形で。ネタにされてるのは全員ではなく、司会の円楽、歌丸、こん平、小遊三、山田くんである

09/10(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]「笑点」卒業の木久扇さんがバスケットボールでやりたい放題!
今回も秋田
演芸コーナーは大木こだま・ひびき。最近なつかし版で見たなと思ったが、数日前のやつか。
感慨深い。なつかし版のほうは約二十年前か。別に最近のこだま・ひびきを全然見てなかったわけでもないが。
そして今回の漫才の中でカスタネットのネタというのがあり、それがつい最近聞いた覚えのあるもので、こんな特異なネタは色々な人がやるわけもなく、こだま・ひびきのはずで、ということはこの9/5放送のやつでもやってたのだろう
細部は違うと思うが、老人会でカスタネットを披露するじいさん。当日カスタネットがないない、と探してようやく見つけたと出かける。見に行ったら、入れ歯を叩いてる。あきれてたら、隣にいた婆さんが笑っており、その口に中にカスタネットがあった。
サブタイトルにあるように、木久扇絶好調。全部の回答が面白い。
1問目、花火川柳。
「真っすぐに花火上げても大曲」。先週のたい平のパクリらしく、たい平からクレーム。それに対し木久扇「そんなちゃんと見てないから大丈夫」
「古池や花火飛び込む水の音」。たい平「誰かの盗んできてない?」木久扇「なんかスラーっと出たの」。木久扇「花火、飛び込むとどんな音するかわかる? ジュポーン」一之輔「絶好調じゃないですか」宮治「この爺さん面白い」
「花火なら上げてくれるよたい平さん、どうぞ」でたい平にやらせる
また好楽もよい。挨拶で酒の話、答えでも酒、昇太から酒から離れろと言われても再度の答えで酒。
「不思議だな酒もないのに打ち上げだ」
「盃に空を映して花火酒」。「盃に」で笑いが起こる
2問目バスケ
木久扇「パス」昇太「ナイス」木久扇「答えもパス」
好楽「宮治、おれたちはドリームチームだぞ」昇太「ナイス」宮治「大喜利中居眠りばっかしてるからな」宮治「してないよ、自分だけでしょ」
木久扇「バスケットボールは人生みたいなもの」昇太「ナイス」木久扇「弾んだり飛んだりデコボコデコボコしていて最後にゴールにたどり着く」たい平「どこに向かってるんだろうね」昇太「わかんない」
ボケた答え連発の後にちょっとしんみりさせるのもうまい
3問目人力車の車夫になって
木久扇「秋田の力士で有名なのが清国大関なんですよ」昇太「ホント?」木久扇「その息子が木久扇さんの弟子になって今度真打に昇進するんです、林家・・・、あの・・・なんだっけ」昇太「木りんでしょ、木りんさん」木久扇「林家木りんっていうんですけどね、秋田のみなさん応援してやってください」
たい平「新鮮なハタハタを存分に味わって行ってください」昇太「ホント」たい平「この黄色いおじさん困るとずうっとハタハタするんです。(木久扇に向かって)お願いしますハタハタ」木久扇お道化た身振りをつけて「ハタハタハタハタ」昇太「そこ、お互いにやらせ合うな(花火の件も踏まえて)」

09/12(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽落語・古今亭寿輔▽漫談・長井秀和
040711寿輔
040801長井秀和
寿輔「猫と金魚」
何事にも動じない陰気な芸はここでも。
長井秀和
ブラックジョークを独特なテンポで。
あまり受けないネタもあるが面白い。その部分はネタの取捨選択だとか、言い回しを修正するなどすれば一分の隙もないような芸になりそうで今でも見てみたい。
毒舌ネタのイメージがあるがよくよく聞いてみるとそれは喋り方の毒々しさも含めそういうイメージだけでネタ自体はそういう喋り方での面白い漫談であり、そのギャップも面白い
こんなに面白かったのかと思った。当時たくさん見たという記憶はなく、こういう人がいるということを知ってた程度、つまりブームになったころ(ここでもプチブレイク組だと自分のことを言ってる)にちょっとバラエティに顔出ししてたのを見たくらいのものなのだと思うが。
悪い奴だなあという顔つき、芸人向きの顔。今や政治家、まあ政治家が人のため社会のための仕事という枠組みで考えると、この人は何もやらんだろうけど。

09/17(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]小遊三さんがどぶろっくになっちゃう
もう笑点は木久扇。木久扇のときも見るようにしようかな。今回は視聴
演芸コーナー、どぶろっく
与えられてる時間が少ないから仕方ないが2曲だけ。「もしかしてだけど」と「君だけの花」。後者、えらい下品でよくこんなのやるもんだ。世界に一つだけの花風の曲で、トイレットペーパーでの尻の拭き方は人それぞれと歌い、最後に肛門を菊の花になぞらえるというもの
サブタイトルに「小遊三さんがどぶろっくになっちゃう」とある。演芸コーナーと大喜利は同日のものとは限らないというか、そうでないことのほうが多いように思っているのだが、今回はどうなのだろう。
演芸コーナーでの昇太の紹介でも小遊三師匠と意気投合しそうとあった。
小遊三はいつもエッチな答えが多く、ただそれのことをサブタイトルが言ってるのかなと思ったが、一番最後の答えのところでそういうやり取りがあった。
最後の問題は秋はさんまということで目黒のさんまにちなみ、現代の食べ物を殿さまが食べて何か一言、三太夫の昇太が「どうされました」に一言返す。
小遊三「韓国の料理か、辛くて旨いのう」昇太「どうされました」小遊三「これにあう飲み物を持て、ほれほれ、もっこりを持て」昇太「マッコリ! あんたどぶろっくか」
まあこういう風に前の演者のやると受けるものだが、ここでの受けを聞いた限りでは、どぶろっくと同日だったのかはよくわからない。このやり取りのところで音声がしぼられスポンサークレジットになっちゃったから

09/19(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才 オ―ル阪神・巨人▽ものまね歌謡
演芸コーナー
040808ノブ&フッキー
「ノブ&フッキーと東京ハッスル娘」というクレジット。東京ハッスル娘は三人の女性が後ろで伴奏
040829
オ―ル阪神・巨人
今回は両者とも最近この番組で見たということもあり、さらにほかに見なくてはならないものも多く両方ともパス

09/24(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]円楽さんの一周忌。天国にいる円楽さんへのメッセージに思わず爆笑
最近始まり方がオーソドックスになった。最初にテーマ曲、続いて提供クレジット、そして会場からの挨拶、演芸コーナーと続く。楽屋風景がなくなった
またまた客席にいる司会の昇太の周りが若い女性だらけ、確か前週もそうだった
演芸コーナーはマギー審司
マギー審司は安定感のあるマンネリといった感じで、すでに現代のお笑いという範疇では古く見向きもされない感じであり、その一方こういう場では安心感さえある。
今回は円楽の一周忌が近いとのことで、この演芸コーナーでも冒頭に少し円楽のことを喋っている。大喜利ではそれを問題にしており、ということはこの演芸コーナーと同日なのだろうか
材料を入れておくとパンができるというマジックで、袋の中からパンを出す場面、その袋がたい平の名前入り、たい平の実家のものらしい。ほかの場面でもそのたい平の名入りのものが小道具として登場
大喜利
好楽の最後のほうの答え。問題が円楽に向けて一言というもので、「円楽ー、お前の十八番
芝浜はおれが引き継ぐからなー」昇太「引き継ぐからなー(昇太は前の言葉を繰り返す役)「よそう、またうろ覚えになるといけねえ」
そういや、この答えの際、みな最初に円楽の名を呼ぶのだが、若手は「円楽師匠」、ベテランは「円楽さーん」だが、好楽は呼び捨てである。そうだよな、兄弟弟子だもん

09/26(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版[終] 爆笑!なつかし大喜利▽世相漫談・ロ―カル岡▽漫才・笑い飯
最終回とのこと。
次回からは「笑点特大号」。特大号ってこれまでもやってたと思うが、毎週ではなかったようだから、それが毎週になるということかな。
演芸コーナー
040912ローカル岡
040919笑い飯
ローカル岡
初めて見たと思う。古いタイプの漫談家という感じ。茨城弁で飄々とした感じが売りなのだろう、ウィキにもそう書かれている
笑い飯「あまりテレビ出てないのでご存じないかた多いかもわかりませんが」という前振り。緊張の色が見えるような気がする。
Wボケスタイルながら、笑点に合わせたのか、それともこのころはこんな感じなのか、ちゃんと漫才スタイルでもあり、丁寧に話を進めていく。で、中盤以降に、お馴染みのWボケを同じ設定で延々繰り返すパターンになる。序盤はその緊張の色を感じ取ったかあまり受けていないが、後半は大受けしている。
最後ということで、9/19のほうの大喜利だけ見ようとしたら、なぜかこん平のところが空いている。この番組で二週目のほうは、挨拶のところがカットされている(1週目のほうは、番組最後のBGMのあたりがカットされている)。なので事情がよくわからず、9/12のほうを見ることにする。なんと、この9/12からこん平が休みとのこと。
結局2週分視聴した。
1週目の挨拶で楽太郎が代わりにと前置きして「1,2、3チャラーン」とやっていた。客のノリのよさにびっくり。
大喜利はテンポがどうかなあ、退屈しちゃうのではないかと思っていたが、そんなことはなく、今よりよいくらい。そしてみんなの笑顔が本当に楽しそう、客の受けも尋常でなく、ほとんどの回答に爆笑。
結構いい場面が多く書きたいこともあるが、まあ少しだけにする。
木久蔵は大喜利の最初の回答で、「許せない、先に答えを 言うお客」というのをやった(「許せない」で五七五)。
その後を見続けてわかったが、このころ屋根に引っ掛けて「や~ね~」というのを多用していたようで、数回、多分2週で4回ほど使っていたし、また歌丸もそれを使った答えをやっていた。
木久蔵のときには客席からも声がかかったりしており、1回はかなり早いタイミングで子供の声で「や~ね~」とあり、円楽が将来ここに座れますよ、と。
今でもレギュラーの三人が当たり前だが若い。小遊三、好楽なんかは肌がツヤツヤしてる。そして好楽は志ん朝そっくり、あこがれもありやはり真似てるところはあるんだと思う。おれは以前から思ってた。そうそう、おれが初めて落語会を見たのは、前にも書いてるが国立演芸場の夏の特別興行で談志が多くの日で主任だったのだが、そのおれが初めて見に行った日だったと思う(この興行には結局談志の出る日のほとんどへ行ったので、別の日かもしれない)が仲トリで好楽が出ていて紙屑屋をやっていたのを覚えている。
当時から最近まで好楽は落語ファンから結構否定的に扱われる人だったが、悪くないのになあと思ったものだ。最近は新たな境地に辿り着いた感じがありとても良い

小石田 J チャンネル [つべ]

タイムマシーン3号で唯一のコラボ相手であり、そこから見始めた。
最初はしょぼい、と見向きもしなかった感じだっただのが、なんのきっかけだったか、見始めてはまった。
本家タイムマシーン3号も失礼ではあるが別に面白くはない、なんで見てしまうのだろう、考えてみるとつべでは面白いことというのは必須条件ではないのだろうと思う、まったりできるとかそういう要素で見ているようにも思うし、自分でも分析しきれてない。
そしてこちらもさして面白くはない、が、売れない芸人が背伸びせず淡々とけなげにやってる姿は味がある、といったことでこちらにはまった
古い動画から見始めてみたら、全動画数がさほど多くなかったこともあり、全部見てしまい、次の新しい動画はまだかとよだれ垂らして待つということにまでなってしまった


youyube さらば青春の光 [つべ]

オリラジ中田の「松本人志“批判”」を、笑いに変えちゃった芸人たち。トガッたセンスが爆発

先日この記事を読んで、記事に取り上げられてる三本(さらばのほかには、ラバーガールの大水洋介、ナイツ塙)とも見たのだが、そこからさらば青春の光の企画動画を数本立て続けに見た。
さすが評判になってるだけあって面白い。
これまで面白そうだなと思いながらも、見ないでいたのだが、評判になってるものはそれぞれそこそこ面白いのだな。
そのまま継続して見てるということではないが。
さらば青春の光といえば、以前に録画視聴していた日テレ映画天国の冒頭パートをしばらくの間担当しコントを披露していたっけ、なんだかずいぶん変な仕事を受けてるなあと思い、落ちぶれた感じもあり、一本もまともには見なかった(まあそのパートは他の人が担当してるときもとてもつまらなかったというのものある)が、彼らを抜擢したというのは先見の明があったともいえそうである。彼らは松竹退社の際結構な騒動だったはずで、そこから露出が減っていたはず、と思ったが、経歴を見ると、あまりへこんだ時期はなかったのかな
松竹の退社が2013年で、2012-15、2017-18にキングオブコントの決勝に行ってる


時代劇専門チャンネル25周年で25時間無料放送

時代劇専門チャンネル25周年で25時間無料放送、里見浩太朗×高橋英樹の対談も - 映画ナタリー

この記事を何気なく読んでいたのだが、放送リストにちょっと驚きのものがあった。
大岡越前の第1シリーズの第1話をやるとのこと
こないだ見たときは放送されなかったはずで、なんらかの不適切で再放送欠番、お蔵入りの回ではなかったかと。
で、リストのほかのものも見てみると、なかなか興味深い。銭形平次のこれまた第1シリーズの第1話だとか、いま録画中の松方弘樹版金さんのSPとか。連ドラ再放送をよく録画しているが、SPはなかなか放映されない、もしくは放映されても気付かないのだ
で、全部録画することにした。興味あるのだけつまみ食いで見ていこうと思う。
まずは上記三作品かな。

※追記7/2視聴
「大岡越前 第1部」セレクション放送 #1(1970年)
まずは大岡越前から。
まず再放送欠番になっているのを放送していることに驚き。そして作品放映中はCMがないことにも驚き。アイキャッチというのか、CMに入る前やCM後に入るアレが途中挿入され、そのまま本編の次のパートへと。
そういや必殺シリーズの全作品をDVDマガジンとかで販売しているが、あれも再放送欠番が入っているのだろうかとか、販売されてるものはCMは当然入ってないんだろうなとか、ぼんやり考えてしまった。
内容的には、忠相が江戸町奉行に任命される経緯とレギュラー登場人物の紹介、特に後者に時間が割かれ、少々間延びしている感じ。
でも、人気の長期シリーズとなった作品の初回と思うと感慨深い
目立ったところでは政吉の里見浩太朗がこの回には登場していない。
天知茂の与力、神山左門は最終盤に少しだけだが存在感たっぷり。新奉行(忠相)を迎える熱狂をよそに冷淡な態度、それを源さんが少し咎める感じで物言い、しかし忠相の仕事っぷりに笑みをこぼす
中村錦司が少しだけ、これはウィキによれば準レギュラーとのこと
魚勝:柳沢真一
下っ引の勘太:千代田進一
魚勝というのは大岡家出入りの魚屋でレギュラーっぽいのだが、この回だけとのこと。千代田進一、顔に見覚えあり。これもレギュラーの千春をお嬢様と呼んでいて親し気なので、レギュラーかなと思ったが、違うようだ
「内容的には、忠相が江戸町奉行に任命される経緯」というストーリーはウィキから該当部分をコピペ--
伊勢の山田奉行の直参旗本・大岡忠相は、殺生禁断の場で密漁する紀伊大納言吉宗を召し捕るが、白州では、公儀の名を騙る善悪の判断がつかない狂人として無罪放免にした。それから4年目の享保元年12月、八代将軍の座に就いた吉宗から、忠相に山田奉行解任と江戸出府の命が下り、忠相は親友の医師・榊原伊織と共に江戸に向かう。登城の沙汰が下り、死をも覚悟していた忠相だったが、吉宗から江戸町奉行を命じられる
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吉宗が将軍となり江戸へ呼び寄せられた忠相が登城し吉宗と対峙する場面がハイライト。友人の伊織が一緒に江戸へ行くことになり、ボーイズラブ的に見つめ合う場面なんかも面白い
「きちがい」という言葉が数回出てきた。再放送欠番の理由はこれだろうか、これくらいじゃ音声カットすればいいだけか。、

この後なにを見るか。ラインナップとしては、シリーズ物の第1話というのが多い。これらは第1話だけ見ても仕方ないと思うので、大方は見ない。銭形平次はなんだか珍しいもののような気がするので見ようと思う。
シリーズ物のスペシャル版がいくつかある。上に書いたように松方弘樹版金さんはちょうどいま録画しているところなので、それをまとめて見る際に合わせて見ようと思う。他は、これまた一話だけ見ても仕方ないと思うので止めておこう。例外的に田村正和版眠狂四郎、これもシリーズ物で、それのスペシャル版がやっており、これは興味あるので見ようかと思う。
あとは対談やドキュメンタリーなど時代劇作品そのものでないものがあり、これらは時間があったら見よう。
そして25時間放送とあるが、その時間が終わったあとも数時間無料放送が続いており、それも録画しておいた。そこらもおいおい内容を確かめて視聴するかどうか考えよう

※7/3視聴
「銭形平次<4Kデジタルリマスター版>」セレクション放送 #1(1966年)※2K放送
特にシリーズ第1話らしい演出、例えば平次が岡っ引きになる経緯だとか、そういうものはなく、レギュラー陣はもうその役職に就いており、事件発生、そして解決へと至る一話完結もの。
八五郎は佐々十郎という人でちょっとうっかり八兵衛の高橋元太郎に似たところのある人。
お静に八千草薫、三の輪の万七は藤尾純、笹野新三郎も神田隆という布陣
お品(宮園純子)、これもレギュラーのようである
ゲスト
巳之吉:曽根晴美
お珊:北林早苗
亥太郎:唐沢民賢
十二支組という盗賊が数年前に御上の寺改修費用5000両を盗み出し、数年後に山分けしようと解散。小さな十二支の刺青が目印。その一派らしき人物が次々と殺される。
十二支組の頭の娘は娘お珊との平穏な暮らしに馴染んで盗んだ金を御上に返却して自訴したいと訴えており、仲間から殺された。
十二支組のうちの一人、巳之吉は頭の考えに同調、お珊と組んで頭の仇と討とうとしている。
「平穏な暮らしに馴染んで盗んだ金を御上に返却」って、そりゃ仲間も怒るでしょうよ、という感じ。
ところどころに、なんとも解せない演出あり。お品の下ッぴき栄助が、実は十二支組の手下、巳之吉で、これがお珊の父親も殺していたという展開なのだが、それを平次が悟る場面でなにがきっかけかよくわからない、とか、十二支組が集まってるところへ平次が駆け付けるという、悪事が全部バレてるような最後の場面でなぜか、栄助がこうすりゃその場をやり過ごせるという風に親分あっしですよとにこやかに出てくるのもなんか変、ここは、ちきしょう、バレたら仕方ないと刃向かう場面かと思う。
古い作品だからだろう、あまり凝った演出はない、また古い作品特有のテンポが早すぎるくらいにどんどん話が進行していく演出でもある
西田良らしき人が十二支組の一人としているが、どうだろうか。セリフはない。
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39年生まれで、60年に東映京都撮影所へ入社し、大部屋俳優として活動を始めるとある。今作品は制作が東映であり、ウィキによればこのすぐ後の第3話に出演もしているようで・・・。

※7/4視聴
「素浪人罷り通る」(1981年)
ウィキ--『素浪人罷り通る』(すろうにんまかりとおる)は、1981年(昭和56年)から1983年(昭和58年)にかけてフジテレビ系列の「時代劇スペシャル」の中で放映された単発時代劇シリーズ。三船敏郎主演。全6作(+番外編1)
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三船の「用心棒」を源流とする素性のしれない諸国を巡る浪人がその土地土地で起こる事件に絡んでいくというようなコンセプトであろう。まあ、この回は、主人公がかつていた藩の事件に巻き込まれるという形であり、素性のしれないという点はちょっと異なるが。
主要俳優は三船以外に西郷輝彦(結城小十郎)、佐藤友美(おゆき)、竹田かほり(タキ)、鈴木瑞穂(別所主馬)
三船の用心棒的な作品というところから大きく逸脱するようなところはないが、西郷の存在が光る。ちょっと作品に不似合いなほど存在感で品格を与え、作品の質を上げているように思う。
竹田かほりは三船の素浪人に用心棒、敵討ちの仕事を頼む少女。三船の素浪人は無口といういつもどおりのキャラ、そこにつきまとい、ぺちゃくちゃと喋り、素浪人の考えていることなんかを補足するような役目もあり、ある意味狂言回し
悪役のトップが鈴木瑞穂で、これは三船の素浪人春夏秋冬/大西勘兵衛(春夏秋冬と名乗り、かつて藩に仕えていたときの名が大西勘兵衛)と若かりし頃を一緒に過ごした友の別所主馬、乗り込んできた春夏秋冬と昔のことを語らい、今の状況のことで対立し、という場面がとてもよい
こういう作品となれば三船の殺陣も見どころであるが、最後の一騎打ちの相手が鈴木瑞穂でここはあっさり。
序盤に少しだけ出てくる俳優陣の名前を書いておく
まず冒頭、山岡徹也が出てくる。ぶちのめされたやくざの親分、辰蔵。そして三角八郎、人足役。この場面は結構長いのだが、素浪人に辰蔵がやられた後の様子を集まっている町の衆にベラベラと喋っている
その場面が終わってOPタイトルクレジット
そして次の場面では梅津栄、これもやくざの親分で徳兵衛、そして素浪人にあっけなくやられている。
そして辰蔵と徳兵衛、二つの組が力を合わせて素浪人に殴り込みに行くが返り討ちとなる。
タキが素浪人に申し出を拒絶され、身を沈め金を作り、その金を素浪人に渡しに来る女衒が江幡高志。ここら辺までは音楽も相俟ってかなり喜劇調。そういう喜劇調の流れが西郷の登場で一気に変わったように見え、そこら辺が上に書いた理由

「子連れ狼1」セレクション放送 #1(1973年)
これはシリーズものの初回ということで、上に書いたように見るつもりもなかったが、放映時にテレビをつけてチラッと目に入ったのが、やけに迫力がある場面(最終盤だった)で、それが気になっていたので、見ることにした。
超有名な作品であるから詳細は知らなくても一応の概略は知っており、その虚無を漂わせた凄腕の剣士と箱車に乗せられた大五郎という少年のあどけなさのアンバランスさが人気の理由だろう。
今回も最初に見たその迫力ある場面というのは、やはりそこにあどけない大五郎の顔が挿入されることで一層目を惹いたのである
おれは萬屋錦之介をあまり好きでないことは前にも書いたかもしれないが、これは通して見てみたいなと思った。まあ萬屋錦之介に関しては、これまでのイメージ通り、というかこの人はほぼこういう演技しかしない人である。
今話のゲスト
太地喜和子、川合伸旺、赤座美代子、岡崎二朗、城所英夫、田中浩。岡田英次(トメ)、役名あり
ほかに、小島三児がクレジットでは役名なしで。女郎屋の妓夫太郎、与吉
ナレーター:小林清志
太地喜和子なんてのを見れたのは嬉しい。おれが子供のころ女優として活躍していた人であるが、子供にはなにがいいんだかわからない大人の世界の人という感じの女優だった。
川合伸旺は悪代官や悪徳商人という役で有名だが、違う役をやってるのも時折見る。ここでもそうで、悪役側の剣士の役

※7/5視聴
「吉宗評判記 暴れん坊将軍」セレクション放送 #1(1978年)
これも人気シリーズの初回で、見るつもりはなかったが、各作品を確認のためも含め、最初のところだけチラッと見たときに、主演の松平健が若い青年で、今の面影と違っていて、といってもこの顔がああ
なるのは想像できる範囲ではあるが、ちょっと興味が湧いて見ることにした。
結構発見が多い作品であった。そもそも、これ78年の作品、そんなに古くからやってるのかあ。
その時代の作品ということを考えたらわかるが、おれはもっと後年の作品だと思っていて、そのわりに登場する俳優陣が見知った人が多く変な感じだった
たとえば春川ますみ、江戸を斬るの最後のほうではなんだかセリフが聞き取りにくくなっていた。ここでは全然まとも。それより後の作品かと思っていたが、江戸を斬るのシリーズの最中だ。
北島三郎が若い、走って喧嘩して、という具合だが、78年の作品なら頷ける。
横内正が大岡忠相役であり、ずいぶん古い人を持って来たなと思ったが、これも78年の作品なら。
岐邑美沙子が北島三郎の妹役、かわいい、見覚えある感じだが知らない人だ
園田裕久が北島演じる辰五郎の配下。
井上茂も同じく辰五郎の配下で、クレジットもあったから出てたはずだが見つけられず。
山下幸内:浜畑賢吉と尾張大納言宗春:中尾彬
前者はクレジットではレギュラー枠(番組の最初に流される)、で後者はゲスト枠(番組の最後に流される)だが、ウィキにはどちらもレギュラーとして書かれている
山下幸内は二番目のクレジットでありながらほんの少しの出番。ここで顔見せしておいて、次回以降だんだん重要な役になるのだろう
尾張大納言宗春は吉宗と将軍職を争ったという設定の役で、宗春は今回の悪役である南町奉行の松本甲斐守と繋がっている様子はあるが、今回起きる事件で具体的に裏工作をしているようすはなく、傷はついておらず、まだまだ出番を作れそうだがなあ、と思っていたが、この後も登場するのか。
ゲスト
松本甲斐守:金田龍之介
鬼沢兵衛:天津敏
秋田屋作兵衛:伊沢一郎
伊豆屋治兵衛:武内亨
松本甲斐守が南町奉行でその配下の同心が鬼沢兵衛。松本甲斐守は尾張大納言宗春と繋がってるようで、その意を受けて今回の事件を起こしている。最後は切腹、そして大岡が南町奉行に就任という展開である。
甲斐守といえば、金田龍之介は『江戸を斬る』で鳥居耀蔵を演じており、まあ悪役町奉行というそのときのイメージのままの演じ方である
そうそう、この回が第1話らしく、吉宗が将軍職に就くという流れがまず冒頭にあり、そこから江戸城に入り、大岡と対面のところでは、禁漁区域での件を話しており、最後は大岡が南町奉行となるという風に、先日視聴したばかりの「大岡越前」第1話とほぼ同じころを扱ったものである。まあどちらもエンタメフィクションであるから、描き方は全然違うが。
福本清三、クレジットなし、牢内で命を受け囚人(今回の善玉、濡れ衣で牢に入れられている伊豆屋)に暴行しているうちのひとり

※7/17視聴
<開局25周年記念>ドリーム対談 里見浩太朗×高橋英樹 われらの時代劇
07/01(土) 18:00 - CS 292|75分|15倍録
【無料】<開局25周年記念>ドリ―ム対談 里見浩太朗×高橋英樹 われらの時代劇
1時間15分録画されている。これまで見た番組では本編前後、特に終わった後にたくさんのCM、といっても自社(時代劇チャンネル)の宣伝であるが、そういうものが入っていたが、これは番組がこの1
時間15分にパンパンに入っている、というか、なぜか最後の最後でちょっとナレーションが切れている。
冒頭20分強、対談に入る前の様子というのがナレーション付きで流れる。「歴史的対談」と煽っては、各人の対談前にやってたことみたいのが流れるので、なんだか格闘技の煽りVTRみたいだ。こういうのは大抵本編がショボイんだよなあと思っていた。上に書いたように、この番組も1時間15分全部やるとは思ってなかったので、対談自体は30分くらいかな、とも。
その対談前の様子という部分が結構興味深い。里見は東映剣会の面々とまず挨拶、福本清三の名前もここにいてくれたらな、という感じで出る。
里見と東映剣会とで中華料理屋に入りトークしている場面もある。そこで剣会の個別の名前は出ない。多分斬られ役なんかで活躍している人なんだと思うがな。
一方高橋のほうは、この番組の進行を担当する原田龍二と一緒の行動。
で、互いへの土産を買いに行く場面だとか、京都の町のを歩きながらのトークとか、太秦の中、カツラやメイクの部屋、衣装室などが紹介される。ちょっと太秦ライムライトを思い出す。
そして、これを視聴する前に「「蒲田行進曲」放送記念特番 小夏×銀ちゃん×ヤスの同窓会」を見ていて、こちらも太秦の話をしていたので偶然にびっくり。
対談では、憧れの俳優というテーマでは里見が五大スターというのがいてね、と名前をあげ、その中でも片岡千恵蔵先生が好きだったと話す。
ウィキを見ると「時代劇六大スタア」という項目があり、その中の阪東妻三郎の名前を里見は挙げていなかった、なんでだろう(※後日、阪東妻三郎のドキュメンタリーを見てそのついでに色々調べてて思い当たった、阪東妻三郎だけ早世であり、里見がデビュー前に亡くなっている)
名シーン誕生秘話というテーマでは里見が思い出の作品として忠臣蔵を上げる。彼が50際の時(85年)の作品
ニューフェースでデビュー、同じころに歌舞伎出身者が錦之介、橋蔵、千代之介のほかに5人入ってきて、その歌舞伎出身の人はみなすぐに主役、準主役がつくのに、自分はさほどでもなく、ニューフェースのありかたに疑問を持ったりした、と。そして30年が経ち、ようやく自分は大石倉之助役、そしてその歌舞伎出身の5人はいなくなってた、と。その5人って誰だろう。
色々な作品への言及あり。その中には今回の無料放送で放送されるものもあった。
「三匹が斬る!」セレクション放送 #1(1987年)
「長七郎江戸日記スペシャル ふたり長七郎 京の舞い」(1988年)
調べてみると、「三匹が斬る!」はこの番組の前に、そして「長七郎江戸日記スペシャル」はこの番組の後に放送されたようだ。
「三匹が斬る!」というのは面白そうな作品だなと思った。小朝がメインキャストということでちょっとバカにしていたのだが。
ちなみにこの二本は見ないことにする。どちらもシリーズものでもしかしたらいずれ見るかもしれない、特に「長七郎江戸日記」のほうはよく再放送をやってるような気がする。「三匹が斬る!」のほうは再放送はあまりないかもしれないが、やるようだったらぜひ見たい作品のリストに入った。

※7/18視聴
07/02(日) 13:45 - CS 292|105分|15倍録
【無料】お助け信兵衛 人情子守唄
高橋英樹を対談で見たので、そのついでというか。今回の「25時間無料放送」の放送後も無料放送が何本かあり、それらも録画した。高橋主演のものがあったのでそれを視聴
時代劇チャンネルより--
山本周五郎の長屋モノの一つ「人情裏長屋」が原作、下町の長屋を舞台にした庶民が主人公の人情劇。慣れない手つきでおむつを変えたり、子供の成長に一喜一憂したりする二枚目半の役どころを高橋英樹が楽しそうに好演。派手な立ち回りシーンはないけれど、笑いあり涙ありで、ほのぼのとした温かさに心地よく浸れます。「ぶらり信兵衛-道場破り-」の22年後に制作されたTV長編。放送局も制作会社も異なるが、原作や主人公・松村信兵衛のキャラクターなど人気TVシリーズ「ぶらり信兵衛-道場破り-」の世界観を引き継いでいる。
あらすじ
道場破りを仕事(?)にしている浪人の松村信兵衛(高橋英樹)。彼が住む江戸下町の裏長屋は、貧しいが心優しい人たちばかりで、にぎやかな毎日を送っていた。そんな長屋に、若い浪人・沖石(松村雄基)が越してくる。乳飲み子を抱えた彼は、仕えていた家が取り潰しとなり、妻にも先立たれてしまったという。ところが、沖石は「再び仕官するまで、子供を頼む」という書き置きを残して、姿を消してしまった…
放送・公開年
1995
放送時間
96分
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ウィキ「ぶらり信兵衛 道場破り」より--『お助け信兵衛人情子守唄』
「ぶらり信兵衛 道場破り」の22年後に同じ高橋英樹の主演で制作された単発時代劇。放送局も制作会社も異なるが、原作や主人公・松村信兵衛のキャラクターなどを引き継いでいる。「高橋英樹特選時代劇」第2話として放映された。
キャスト:松村信兵衛/高橋英樹 おぶん/畠田理恵 重助/織本順吉 仁平/岡本信人 おしげ/前沢保美 末吉/西山浩司 長屋差配/出光元 およし/田中好子 丸源常連/ダチョウ倶楽部 香代/藤吉久美子 沖石主殿/松村雄基 折笠五郎左衛門/谷啓 折笠道場師範代/有川正治
放送日:1995年7月25日
原作:山本周五郎「人情裏長屋」
脚本:岡本克己
演出:吉川一義
放送局:日本テレビ
制作会社:ユニオン映画、日本テレビ
制作協力:東映太秦映像
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最初は95年の作品ということでもう時代劇も斜陽のころかと悪いところを探すような気持ちで見ていたが、まあ最後まで見ればさほど悪くもない。
単発2時間もの(今回はCMを除いての本編1時間36分だが多分2時間枠であろう)となると、なにか大きな事件があって、それが決着するまでを描くものという気がするが、ここではさほど大きな事件は起きず、主人公信兵衛の生活、生き様、そして彼がどうしてこんな風なのかという過去の事件とその後が中心に描かれていて、でも終わってみると、一つの作品として成立しており、これが時代劇及び時代小説の中の人情ものというジャンルなのかと思う。
ヒロインは田中好子となるのか、トメの位置。でも出番としては畠田理恵のほうが多いか。谷啓は信兵衛に道場破りをされる道場主。序盤でそれが起き、信兵衛の道場破りをやる生活を表すだけの出番かと思いきや、終盤でもう一度重要な役割で登場。谷啓がやっているので当然剣豪のような場面はなく、ひょうひょうとした役。
ダチョウ倶楽部は三人で登場、およしのやっている居酒屋「丸源」の常連で、竜ちゃんがいじられ役で「八」と呼ばれており、他の二人は名無し。クレジットでは「松村信兵衛 高橋英樹」という形でいえば「ダチョウ倶楽部 三人の名前」となっており、三人が「ダチョウ倶楽部」という役をやっているかのようである
織本順吉が際立って上手く、でも際立つというのも善し悪しではある。変に目立っちゃうのだ。担ぎ屋台の蕎麦屋で、上に書いた谷啓の道場生たちにからかわれ暴行され、信兵衛が仕返しに行き、谷啓の二度目の出番となる、今作品の数少ない事件らしい事件のひとつであり一番の盛り上がりどころ。
事件といえばもう一つストーリーの柱になっているのが、松村雄基で子連れの浪人役、信兵衛の長屋に越してくるが、仕官に奔走するため信兵衛に息子の鶴之助を預け姿を消す(仕官が叶い、鶴之助を取り戻しにやってきて、もう鶴之助に情が移っている信兵衛やおぶんが悩むというのが今作品の終盤)
信兵衛の過去に関わってくるのが藤吉久美子で、信兵衛は幼馴染であり藤吉の夫を上意討ちしていた。彼は若殿を諫めただけであり、そこに信兵衛の逡巡があり、そして結局もう主家に仕えるような仕事に嫌気がさしているのだ
そして藤吉のほうは信兵衛を夫の仇として討とうと狙って付きまとっている

※7/19視聴
07/01(土) 22:00 - CS 292|60分|15倍録
【無料】阪妻と雄呂血 ~田村家の100年~【25時間テレビ時代劇の日!!】
ドキュメンタリー。田村亮が息子の田村幸士と阪東妻三郎(亮にとっては父、幸士にとっては祖父)の墓へ墓参りし、田村亮が思い出を語るというパートと、阪妻の「雄呂血」という作品の4Kデジタル修復プロジェクトを追うパートとで構成される。
序盤のプロジェクトのほうがなかなかの迫力で、オリジナルネガ、そこから起こされた上映用ポジの比較、そして修復作業の様子がなかなかの迫力。すげえ大変なんだなあと思う
墓参りの場面で亮が仕事で京都に来た時には墓参りをしてこんなことがあったよと報告をする、最近だったら、正和兄貴が死にました、そっちに行きましたからよろしくね、だとか、と話している(22年8月の撮影)
阪東妻三郎についてはよく知らないとしかいいようがない。古すぎて作品を見たことのない名前だけが高名な人というのはその業績を知らない自分にとってはみな同じに見えてしまう、例えば、それこそ上に上げた「時代劇六大スタア」なんてほとんど見分けがつかない。その中で片岡千恵蔵だけは大岡越前などで見たということもあり、見分けがつく、という感じだ
そういや片岡千恵蔵については偶然にも晩年の大岡越前以外にも古めの作品を数本見ている。しかもその中で鴛鴦歌合戦は大好きな作品で強い印象が残ってる。自分は何度も見返すということはほとんどしないが、鴛鴦歌合戦はその例外のほぼ唯一の作品といえるる。相当に古い作品というのは理解しにくい部分も多く、後学のために見るという側面が高く、例えば七人の侍なんかでも見たすぐ後は、さすが凄い作品だなどとは思うが、何度も見返したりはしてない。
今番組で触れられていたもので「無法松の一生」があり、ああ、これって阪東妻三郎が主演なのかあ、と。これはかなり前にNHKでやったのを録画しており、後で見てみようかなと。
「雄呂血」については一大いプロジェクトのようで時代劇チャンネルでしばらく繰り返し放映されるのだろう。ちなみにこの時代劇チャンネルでの放映、タイトルに「<4Kデジタルリマスター版>※2K放送」とあるのはなんでだろう
これは無声映画であり、今番組の中で亮などを迎えて試写が行われる(22年12月)のだが、そこで声をつけるのは坂本頼光。音楽も新たにつけており、そう考えると無声映画の再現って復活とはいってもなかなか忠実な再現というのは難しそうだなあと感じる
「雄呂血」の本放送でもこの試写での布陣のものが放映されるようだ

07/02(日) 12:00 - CS 292|105分|15倍録
【無料】狐のくれた赤ん坊(主演:田村高廣)
続いて田村関係のものを視聴。これも今回の「25時間無料放送」の枠外
時代劇チャンネル--
戦後時代劇映画の幕開けを飾った阪東妻三郎主演の人情時代劇の傑作がテレビで蘇る!かつて実父・阪東妻三郎が演じた「張り子の寅八」役に田村高廣が挑戦した感動のドラマ!
出演
田村高廣/浜木綿子/伴淳三郎/加藤武/山田吾一/加藤嘉/林泰文 ほか
放送・公開年
1981
放送時間
92分
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ウィキによると「制作はユニオン映画、フジテレビ」とのこと
昨日見たお助け信兵衛と多少似ているところも。実の子ではない子を育てることになった男、身分のしっかりしたものが実は・・・、とその子を引き取りにきて、逡巡するも、その子のため、返すことにする、といったあたりが。
田村高廣は川越人足(人を担ぐなどして川を渡す仕事)の兄貴分という役で、まず川越をしているところから始まり、その輦台を担ぐのが田村のほかに弟分役の山田吾一や丹古母鬼馬二など。よく見知った顔で楽しくなる(その場面にはいないが、川越人足役には津村隆(鷹志)も)。赤ん坊を連れてきての小屋で田村の横にいるのが喧嘩相手であり友である、馬方の役の加藤武(馬方のが川越より偉いだとかそんなことで口喧嘩)
田村の演技は昔ながらの見栄でも切りそうな古い芝居で、そういうのがくさく見えないところがスターだなあと思う。いや見事。
そして浜木綿子。こちらはあまりたくさんは見ていないが、実に個性的なセリフ回しで、ちゃきちゃき、江戸っ子、粋といった言葉が浮かぶ(ちょっと二宮さよ子と似たキャラ)、これもともすれば浮いちゃいそうであるが、田村の大仰芝居と実に相性が良い。
育てていた子、善太(林泰文)は実はさる藩の殿さまの子ということがわかり、差し出すことに決める。川を超えて旅立つことになり、立派な駕籠が用意されているが、善太はいつもみたいに「ちゃん」の肩車がいいと言い出し、寅がおしまいまで厄介かけやがって、と服を脱いで上半身裸(仕事するときのいつもの格好)になり、善太を肩に乗せて、川を渡り出すという最後はほろりとさせられる
加藤武が田村の次のクレジット、浜木綿子がトメ
音楽は山下毅雄
7/19にこれを見たのだが、テレビ画面に切り替えると、ちょうど録画中の番組が映る。
07/19(水) 18:00 - BS12トゥエルビ|100分|12倍録
時代劇映画「眠狂四郎女地獄」市川雷蔵の代表作「眠狂四郎」シリ―ズ
田村高廣の顔が大きく映りびっくり。田村高廣が出演してるのか、これも続けて見てみようかな

※7/21視聴
07/02(日) 15:30 - CS 292|90分|15倍録
【無料】銭形平次スペシャル 初姿投げ銭一番手柄 ◆風間杜夫
これも枠外の無料放送
「蒲田行進曲」を視聴したので風間杜夫関係ということで勢いで録画してあったこちらも視聴
これはシリーズものの第1話で少し長尺のスペシャル版
時代劇チャンネル--
放送・公開年 987
放送時間 72分
"風間平次"お披露目篇ともいうべき、TVシリーズ開始に先がけて放送された風間杜夫主演『銭形平次』スペシャル第一弾。杉田かおる・金田龍之介がゲスト出演している。
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ゲスト、金田龍之介、杉田かおる、亀石征一郎、山本紀彦
銭形平次には笹野という上役が登場するが、今作品では笹野家の3人が出てくる。
笹野新三郎:中村橋之助(第24話まで)
笹野絹:岸田今日子
笹野弥三郎:萬屋錦之介(特別出演)
レギュラー放送でも錦之介は全部出演していているのだろうか、今回だけのゲスト出演なのかと思ったが、ウィキにこうあるということは、全部出演して、いわゆる平次の上役ということになるのかな。
今回のを見ると、新三郎が今後平次の上役になっていく過程を見せているのかと思えた。
ここでは新三郎は平次と気安い間柄で、弥三郎とは叔父甥の関係。新三郎は弥三郎から平次に付き添うよう言われていて、平次とはもちろん身分の上下はあるが、平次が丁寧な言葉ながら新三郎を使ってるような趣さえある。弥三郎のほうは奉行所与力
岸田京子が錦之介の女房の役であの不気味なキャラそのままに恐妻であり、それに怯える錦之介というコント場面。彼女の登場はこの一場面だけ
そして錦之介もこの場面と最後の場面のみの登場、わざわざ錦之介の見せ場を作るためだけと思われる殺陣の場面、平次が侍の屋敷に乗り込んでの殺陣があり、岡っ引きが侍の屋敷に乗り込むという異常事態であるのだから、そこへ奉行所のものが乗り込むという理屈でおかしくはないのだが、まあそういう風に乗り込んできて、錦之介が殺陣を見せる。そこには平次もいるはずなのに錦之介の殺陣になると、錦之介だけになるのが、なんとも見せ場を配慮されていて面白い。
そこで対峙しているのが亀石征一郎。この人は今回は火盗賊改の与力、登場した場面を見て錦之介かと見紛う感じで、これまでそんなこと思ったこともないが、錦之介系統の顔なのだなと。その二人が最後に対峙するというのも面白い。
今作品での錦之介、自分が知ってる顔とは多少異なり、やはり時代を経ているからだろう。
おれは風間版銭形平次を見たことあるように思っていたが、おれが見たのは村上弘明版。
北大路欣也版というのもあり、こちらはBSフジで放映中。最初のうち録画してたはずだが、見ないまま録画を止めてしまった。北大路欣也というのがちょっと苦手というのもある。
北大路欣也より風間杜夫のほうが若いが、風間版のほうが早い時期のもので、風間版は大川橋蔵版の次の銭形平次である。

※7/23視聴
「眠狂四郎 江戸城に渦巻く陰謀!母よ、妻よ、女たちよ、円月殺法、御照覧あれ!!」(1993年)
阪妻ものを見た流れでこちらを視聴
田村正和版の眠狂四郎は評価が高い作品だがおれはこれが初めての視聴(ファイナルは除く、ファイナルについては後述)
眠狂四郎自体は市川雷蔵のものを数本見たはずで、おれは雷蔵が好きだから見て楽しめたものの、内心はさほど面白くないという感じを受けた。今の時代じゃ流行らないタイプの作風なのだ。
で、見た感想だが、大したことねえなという感じ。93年の作品だが、田村正和版眠狂四郎自体は連ドラとして72-73年に作られており、その後テレビスペシャルとして4回、89-98年に作られ、最後に2018年のファイナルが作られている。
ということで連ドラ時代とは結構時代が離れており、1990年代ともなると、まあちょっと時代劇のおかれてる状況も違ってきて、眠狂四郎 なんかを真正面からやる空気があるのかどうかという時代、そういうのも映像やキャスティングに現れてる。
ファイナルと関連付けていうと、おれはファイナルでの田村の狂四郎を変な顔と思って笑ってしまったのだが、ここでの狂四郎はさほど変わりはない。もちろん老けとかそういうのはあるのだけど、見てくれは同じように作られていて、ファンならば、ファイナルを見て、ああ懐かしいとなったのではなかろうか(再度言うが連ドラ版についてはおれは知らない)
ファイナルが作られた時も今更感があったが、これが作られた93年でもそうだったのではなかろうかとも思う。
人情噺とは対極ともいえそうで、主人公狂四郎が人情の通じるようなやつじゃないニヒルな剣士であり、耽美的ともいえそうな絵作りで、そのためかストーリー的なものは複雑ではない。というより、幕閣内部で酒井と水野の対立という構造があり、それに狂四郎が割って入るという程度で、そこに策略や駆け引きなどのストーリー上の見せ場はない。
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竹下景子(美保代・狂四郎の母)、池上季実子(文字若)、若山騎一郎(徳川家慶)、
古柴香織(九条明子)、坂上忍(つばめの金八)、
綿引勝彦(酒井信成)、武田京子(水野薫)、伊藤孝雄(水野忠邦)
本田博太郎(壬生中将)、石橋蓮司(備前屋徳右衛門)、西岡徳馬(戸田隼人)、
今福将雄(空然)、石倭裕子(鷹野志乃)、江藤漢(寺男)、
大東俊治(仙造)、東竜子(院代)、亀井洋子(楓)、平泉成(室矢醇堂)
津川雅彦(松平主水正)
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やたら女の乳首が登場する。竹下景子の美保代も狂四郎に犯される場面があり、乳首。まあ当人のものかどうかはわからないが。
本田博太郎は、彼らしい怪演、貴族の役で「おじゃる」を連発。
酒井と水野の対立というのがあり、そこら周辺として綿引勝彦、石橋蓮司、平泉成、西岡徳馬、石橋蓮司なんかが顔を揃え、豪勢だなあと思ったが、みな田村より格下、まあ主役がいて、それ以外はみな格下なんてのは当たり前かもしれないが。
津川だけが同格というあたりか。幕閣から追われた隠居だがまだ野心を失っていない黒幕的立場を彼らしいキャラで本田よりはだいぶ抑えた感じだが怪演
池上季実子は文字若という準レギュラー的キャラらしいが、江戸に狂四郎が戻ると、そこへ帰るという愛人的立場の人で出番はちょっと少な目。
竹下景子は偏見かもしれないがこういう作品は似合わない感じ。可愛いだけの役だったり、明るいホームドラマだったりそんなあたりの人だと思うので。
ストーリーがないと書いたが、今作では狂四郎の母親の回想シーンが挿入される。美保代が母親に似ているからなのだが。そしてさらに、松平主水正が狂四郎の祖父という関係性も明かされ、そういう方向にストーリーが展開するということもあり、ドラマ内現在のほうのストーリーは単純化されているのかもしれない

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今回見るのをパスした作品リスト--
「木枯し紋次郎」セレクション放送 #1(1972年)
「三匹が斬る!」セレクション放送 #1(1987年)
「長七郎江戸日記スペシャル ふたり長七郎 京の舞い」(1988年)
「必殺仕置人」セレクション放送 #1(1973年)
「座頭市物語」セレクション放送 #1(1974年)
「新五捕物帳」セレクション放送 #1(1977年)
「武蔵坊弁慶」セレクション放送 #1(1986年)
「忠臣蔵」セレクション放送 #1(1996年)
「鬼平犯科帳1<4Kデジタルリマスター版>」セレクション放送 #1(1989年)※2K放送
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見たことある物は当然パス。シリーズものでこれだけ見ても仕方ないようなものもパス。
一話完結ものなら見ても楽しめるとは思ったが、いくつかはパス。そして「子連れ狼」や「暴れん坊将軍」は視聴。そこらへん整合性が取れてないが。
さらに上記記事に掲載されていないが以下の番組が放送されていた
07/02(日) 01:00 - CS 292|60分|15倍録
【無料】私の葬送行進曲 勝新太郎篇【テレビ時代劇の日】【BS・CS初】
この番組は以前にフジテレビの深夜に放送されていたものだそうだが、おれにも記憶がある。談志を最初に好きになったころにこの番組で談志が取り上げられており、録画して何度も視聴したと思う。ビデオで発売された幽女買いのマクラ部分で死について語っている部分、死といったら、病死、事故死など色々ある・・・、お前は他殺だって言われたが。
おれは死ぬならふとした病ってのがいいね
の部分が取り上げられてた。
あっ、もう一つ思い出した。楽屋から高座に向かう談志の隣に権太楼がいる場面が映ってたっけなあ、付き合いがあるのかとちょっと感動したものだ。
調べてみると、案の定1993年からの放送とのことで、ちょうど落語のピンのころだ。でも落語のピンを見ていたころは権太楼の存在なんか知らないはずで、談志の出演はもうちょっと後だったのか、もしくは録画したものを権太楼なんかを知るようになる後年になっても見返していたということかな。
長々と関係ないことを書いた。この勝新太郎のやつは見ようかどうしようかなあ・・・(見ないで削除することにした(7/23))。