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日本の話芸(2023.7~9)☆ [毎回視聴]

--立川談四楼 落語「一文笛」
初回放送日: 2023年7月2日
立川談四楼さんの落語「一文笛」をお送りします(令和5年4月16日(日)収録)【あらすじ】とある商家の旦那が浅草の観音様にお参りした帰り、男から「腰に提げている煙草入れを売ってほしい」と声をかけられた。気になって話を聞くと、男は、実は自分は「はやぶさの七」と呼ばれるスリなのだと言い出した…--
7/2視聴、放映当日の視聴だが、特別に楽しみに待ち構えていたというわけではない。割と落語が聞ける体調で、どれを見ようかと選んだ結果だ。
とても良い。声は小さめで抑えた口調、人情噺風な構成で笑いを求めるような部分は一切なく、それゆえ演じている最中客席の反応はほとんどなしだったが、聞きごたえがあった
談志の弟子なんだなあと思える。意識してそんな風にやってる面はないのだけど、そういや談志がこんな風に抑えた語り口で演じていた落語がいくつかあったし、仕草やセリフに、必ずしも談志の有名な口調というわけではなく、地味な部分なので談志のことを頭に浮かべていなくては気付きもしないが、こんな風なのがあったと思い出させるところがあった。
この落語、米朝の作である。おれは一度だけ米朝を見ていて、吉祥寺の前進座。独演会だったと思うが、覚えているのは息子の小米朝が禁酒番屋、そして米朝が最後にやったのがこれだった。独演会だったら二席やってると思うが、親子会だったのかもしれない。
始めて見る米朝、最初に絶品の小噺を何本もやっていて、おれは志ん生を思い出した。
まあそれはそれ。この落語はそのとき聞いて、その後そのネタが自作の名作とされてることを知り、という程度で何度も聞いたということはなく、落げは印象に強く残ってるが内容はほとんど覚えていない。
今回聞いていて序盤はこんなのだったかなあ、と。演題紹介で、江戸を舞台に作り替えたというようなことを言っており(※後述)、かなり大胆に手を入れてるのかなとも思ったが、中盤あたり、演題の一文笛が出てきたあたりで、ああそうだったそうだった、と思い出す。
演題紹介では、ちょっとどういう状況か分りかねる面もあるのだけど、米朝作である、自分には関西弁が難しい、一門の方から教わった方が江戸を舞台に作り替えた(のを教わった)、ということのようである。わかりかねるというのは、自分が作り替えたのか、その教わった人が作り替え、それを教わったのか、というあたりだ。
書き起こし)一門の人からまた稽古してもらったという人がですね、まあまあ証拠作りに稽古はしてもらったと、ただ全面的に江戸落語に変えてしまおうという、あんまり近い人に教わると失礼かと思って、舞台も江戸に移して、しかも時代も江戸時代、大阪で、明治のはずなんですね、米朝師匠のは。ですから無礼のないように、江戸落語にちょっと聞こえたら幸いと・・・。
これ読み直すと、米朝からはちょっと遠目の人から自分は教わった。江戸落語に作り替えを行うので、米朝に近い人から教わるのは失礼かと思った、という風にも見える。
「証拠作り」と言ってるのは興味深い、談志がよく「ルーツ」のため稽古をつけてもらったというようなことを言ってた、例えば源平盛衰記を三平から教わったという風にね。

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入船亭扇辰 落語「三方一両損」
初回放送日: 2023年7月9日
入船亭扇辰さんの落語「三方一両損」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】江戸っ子の金太郎は、三両もの金が入った財布を拾う。中にあった書きつけを手掛かりに神田に住む大工・吉五郎の家を探しだし、財布を返してやろうとするのだが……双方の大家も巻き込んでの大騒ぎに、おなじみ名奉行、大岡越前守も登場
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8/12視聴
古典の名手、多分寄席では人気だろう。今回も驚くほどのことはないが、オーソドックスにいい調子でやっている
この人は鈴本配信のとき見た際に、前に出ていた人を腐し、毒舌が板についていて、そういうタイプなのかと思っていたが、そういう落語ファンの前でやるときと、テレビ客前のときとは多少変えているようで、ちょっと大人し目にやってるのが面白い。

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桂米二 落語「替り目」
初回放送日: 2023年7月16日
桂米二さんの落語「替り目」をお送りします(令和5年6月1日(木)NHK大阪ホール収録)【あらすじ】酒に目のない男、きょうも夜中に酔っ払って家に帰ってきたが、まだ飲み足りない。もう少し飲みたいので、女房に「つまみを出せ」と言う。なにもないと聞くと、おでん屋へ買いに行くよう言いつける。残された男は酒の酔いもあってか、女房への感謝を口にしだす。しかし、女房はまだ家の中にいた…。
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7/23、30は再放送

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宝井琴桜 講談「おかか衆声合わせ」
初回放送日: 2023年8月6日
宝井琴桜さんの講談「おかか衆声合わせ」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】幕末の安政五年、加賀国・金沢で実際にあった物語。米の値が上がって人々は日々の食事にも困っていた。なんとか藩からお救い米を出してほしいと、町人をまとめる肝いり役や年寄り役に訴えてもらちが明かない。そこで人々は、お殿様に直接、窮状を訴えることを思いつく…
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8/20視聴
講談師の名前、落語家、歌舞伎も同じだが。一門で名前が似ており、自分がよく知っている名前以外でうろ覚え程度だと、それぞれがごっちゃになる・この人も見る前には、宝井で琴も桜も見たことあるような気がして、なんとなく頭に思い浮かべたのだが、全然違った。初めて見る顔、女流講談だった。
演題はなかなか面白そうで、上にある解説からしても時代劇の題材のような感じで講談に会いそうであり、楽しみにしていたが、差別するわけでもないが、女流はちょっと苦手、さらに演題紹介で、これが古典でなく、自作とのことでさらに期待薄になった。
最初の内は、パスしちゃおうかななどと思いながら見ていたのだが、意外や意外、講談の名調子という感じではないのだが、とても聞きやすい。ストーリーがすんなり頭に入ってきて、しかも情景が思い浮かぶ、多分これは声がよく、また話の組み立て方が上手くできていることが要因かと思う。
聞き終わってみるとさほど大した内容ではないと思うが、面白く聞けた。
演題紹介から引用。
幕末に本当にあったおはなしで、児童文学のかつおきんや先生の『安政五年七月十一日』という作品をを元に、これは子供たちが主人公だが、子供のお母さんたちを主人公にしたら、講談にできるのではないかと取り組んだ、とのこと


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五街道雲助 落語「浮世床」
初回放送日: 2023年8月13日
重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定されることになった五街道雲助さんの落語「浮世床」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】江戸時代の髪結床(かみゆいどこ)。髪を結ってもらう場所の奥には座敷があり、順番を待つ人のために将棋盤や貸本などが置いてあった。ここにはいつも町内の若い衆がたむろして、へぼな将棋を指したりしている。太閤記を読んでいた男は、声に出して読めと言われて…
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8/17視聴
演題紹介、師匠である馬生は、この手の若い衆が大勢出てきてワイワイ騒ぐ噺をワイワイガヤガヤの噺と呼んでいたとのこと。この浮世床はそのワイガヤの典型的な噺。
途中で終わってしまう人が多いが今回はフルバージョンで、と言っており、聞いたことないような部分があるのかなと思ったが、そんなことはなく、芝居小屋で女に誘われたという話を長々やって夢オチで終わり。
さて人間国宝だそうである。この人が人間国宝というニュースを聞いて意外感があり驚いた。そのニュースについてたくさん読んだわけでもないが、素人のコメントなんかも含めていくつか読んで、なんとなく結論。これまでがあり、落語という分野で数年おきに人間国宝を出すということがもう決めごととしてあるのではなかろうか、そして今回その対象者としてこれくらいの世代の中から選ばれたのだと。例えばさん喬だとか権太楼が同世代、近い期であり、人気実力があるのだが、そういう中から、バランスを取って今回は古今亭系とされたのではないか、と。
小さん、米朝、小三治という流れだと全員大名人すぎて文句はまったくなく、それに比べると、雲助にしても、先に名を挙げたさん喬権太楼にしてもそれに相応しいとはあまり思えないが、まあ順繰りに今後は選ばれるというならそんなもんかという感じではある。
雲助については、おれが見始めたころからちょっと独自の我が道を行くという芸風で、とっつきにくい感じがありながら、そういう先入観で見ると、意外にも普通の噺家で普通の落語という時もあるという落語家だ。

--桂伸治 落語「ちりとてちん」
初回放送日: 2023年8月20日
桂伸治さんの落語「ちりとてちん」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】将棋の会がお流れになり、余った料理をもてあました旦那。お世辞のうまい竹さんを呼んでふるまうことにする。竹さんは何を食べても「はじめていただくもので…」と大喜びで食べるので旦那もご満悦。ふと思い出したのが、何を食べさせても文句ばかり言う、知ったかぶりの寅さんのこと…
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放映当日視聴
ちりとてちんは先日に楽輔のものを聞いており、その余韻も残ってる中、勢いで放映当日に視聴した。伸治はいつもニコニコ、明るく軽いキャラクターを前面に出した落語家で、そのキャラが好きかどうかで評価が分かれるだろう、おれはちょっと苦手だ。
楽輔のもので「構成が変に思えた」箇所があり(そのことを当該記事に書いてある)、ネット動画で小さんのものを確認したりしたのだが、今回のものも同じ構成だった。
そういや楽輔が下ネタを言っていたが、伸治も楽輔とは別のところで下ネタ。寅さんのことを何でも知ってると言う嫌な奴と称して、「体中物知りで固まった、(男性器あたりを示して)この辺が「もの」、(臀部あたりを示して)この辺が「尻」だ、って言うんだ」と。
演題紹介では、文朝に習ったと。それも文朝が落語協会に移籍する前だからずいぶん昔のこと、という話をしていた

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林家たい平 落語「幾代餅」
初回放送日: 2023年8月27日
林家たい平さんの落語「幾代餅」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】搗米屋(つきごめや)の職人・清蔵が寝込んでしまってご飯ものどを通らない。わけを聞くと恋わずらいで、相手は今をときめく吉原のおいらん・幾代太夫。絵草紙屋で見た絵姿に一目ぼれをしたのだと言う。そこで親方は「一年間必死に働いて給金をためれば、会わせてやる」と…
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桂米福 落語「湯屋番」
初回放送日: 2023年9月3日
桂米福さんの落語「湯屋番」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】道楽が過ぎて勘当された若旦那。出入りの職人の親方を頼って居候しているのだが、一日中ごろごろしているのでおかみさんの風当たりが強い。そこで、親方の紹介状をもって桜湯という銭湯で働くことにする。桜湯のおかみさんは美人で評判なので、銭湯に向かう道すがら、若旦那の妄想がくりひろげられて…
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桂文之助 落語「宇治の柴舟」
初回放送日: 2023年9月10日
桂文之助さんの落語「宇治の柴舟」をお送りします(令和5年7月6日(木)NHK大阪ホール収録)【あらすじ】大阪の材木問屋の若旦那が恋わずらいになった。相手はなんと「絵に描かれた女」。養生のため京都・宇治へ行き、宿に泊まり込むうちに具合が良くなった若旦那。ある夕方、二階から外を眺めていと、絵にそっくりな女が伏見まで帰ろうとしているのを見つける。若旦那は、船頭になりすまし、女を舟に乗せようとするが…。
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カラーで蘇(よみがえ)る古今亭志ん生
初回放送日: 2023年9月17日
「落語の神様」と称される古今亭志ん生の没後50年を記念し全盛期に収録された高座映像「風呂敷」をカラー化、初オンエアする。出演は五街道雲助、池波志乃、古今亭文菊。
2023年は「落語の神様」と称される昭和の大名人、古今亭志ん生の没後50年。命日の9月21日を前に、最新のAIを用いカラー化した志ん生の落語を初オンエアする。演目は、全盛期の1955年に収録された「風呂敷」。番組では、大画面で初公開された9月1日のイベントから、志ん生の孫弟子であり、今年人間国宝に認定される五街道雲助、同じく孫弟子の古今亭文菊、そして実の孫、俳優の池波志乃によるトークもお届けする。
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09/17(日) 14:00 - NHKEテレ1東京|30分|DR
カラ―で蘇(よみがえ)る古今亭志ん生[字]
ほぼリアタイで。VIVANTを連続視聴している合間だったが、休憩中で時間も空いていたし、こちらも期待していた番組だったので。
カラーになると臨場感が違う感じ。雲助は白黒のほうは記録映像のようだが、こっちは稽古をつけられてるかのようだと言っていた。
これはこのカラー化のイベントがあったようで、その会場の客席の一番前に三人が座り座談。後ろには観客が座っているという形で、この形で上映会にもなったのだろう。
三人に人選がちょっと不思議で、志ん生門下がまだ元気でいつでも出れそうな人もまだ何人かいるのに、そこはすっ飛ばして。また志ん朝門下からもいない、まあ志ん朝は直系という感じはするもののそれだけが志ん生の弟子ではないし。
雲助は人間国宝の授与というトピックもあり(座談の最初でそれに触れていたしまあことあるごとにそれをギャグのようにいじられていた)、あとは若手ということで、しっかりしている感じの文菊。さらにはお孫さんの池波志乃、無難か。
最後のクレジットでこの三人以外の名前がズラズレ、あれはなんだろう。金原亭、桃月庵、古今亭の落語家だろう名前。
この番組となったイベントのページを見てみたら、前座があり、そういう人の名前かも。でもたくさん名前がクレジットされてたからなあ。
そのイベントでは、雲助、文菊は落語を披露もしていたようで、それはラジオで放送されたようだ。
池波志乃は馬生の娘で、雲助は弟子。雲助が弟子入りしたころの志乃だとか、どうだ、と師匠から雲助が志乃を嫁にと勧められた話など、面白い。考えてみるといい組み合わせの座談である

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林家正雀 落語「田能久」
初回放送日: 2023年9月24日

林家正雀さんの落語「田能久」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録)【あらすじ】阿波・田能(たのう)村の久兵衛は親孝行者でおっかさんをとても大事にしている。一方で、たいへんな芝居好きで、仲間たちと素人芝居の一座を作った。田能村久兵衛一座、縮めて田能久(たのきゅう)一座という。ある日、伊予の宇和島に呼ばれて興業していると、おっかさんが病に倒れたと知らせが来たので…--

浅草お茶の間寄席(2023.7~9)☆ [毎回視聴]

7/2--
柳家 権太楼 「不精床」
風藤松原
雷門 助六  「長短」
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7/2視聴
権太楼と風藤松原では同じ後ろ幕があり同日だと思われる。後ろ幕は「落語協会」のもので、何の催しかはわからない
権太楼、この人はいつも変わらないというイメージの人だが、少し太ったように見える。そしてかなりの年齢なはずで、その年齢で太ると健康的というより、むくんでいる感じ
風藤松原、この番組で何度か見たはずで、衣装で印象つけようとしているのだろう、漫才師のオーソドックスなスタイルともいえるスーツ姿だが、そのスーツのデザインがかなり印象的(でも雰囲気を壊すほど異様ではない)、青っぽいもので大きな四角形の模様が濃淡でちりばめられている。ネクタイは風藤は蝶ネクタイだった
内容、こんなだったっけという感じ、双方が順番に「こないださあ」とちょっと面白いエピソードを話し、相手が「やだね~」と返し、そこから少し展開させ、でそのエピソードが終わるという形。例えば、喧嘩で負けて寝転んでる人を助けたらTシャツに「ウィナー」とあったとか、近所の「ッフォーエバー」という店が潰れてたとかだ(そういった小ネタをここに書いたよりはもう少し長く喋る)
おれの記憶では松原がボケ、風藤がツッコミという役割が固まったネタだったように思うが。
風藤のほうは意識してるのかしてないのか、おぎやはぎの矢作のほうに風貌も喋り方もかなり似ている感じ
助六「長短」
雷門助六というのは大きな名跡で、話しているのを聞いてるとかなりのベテラン、話しぶりも決して不味くはない、さほど個性はないが標準レベル、なのに見覚えがない。このメモブログを検索しても出てこなかった。ふうん、こんな人もいるのか。
主任高座で少し長め。
高校野球、夏の甲子園予選の季節である。次回は7/30とのこと

7/30--
柳亭 小痴楽 「強情灸」
桂 翔丸   「忍指南」
桂 幸丸   「憧れの噺家」
 ▲インタビューコーナーのゲスト 祝真打昇進 桂翔丸▲
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8/15視聴
三本とも同日の高座で、翔丸の真打披露興行浅草初日(春風亭吉好、柳亭明楽とともに三人の真打披露興行)。
桂翔丸というのは聞いたことがなく、どんな人かと興味津々だったのだが、その真打披露興行ということで新しめの落語家。
そして桂幸丸、なぜか悪い印象(このメモブログを検索してみたが、これまで数回しか見ていない、その数回での印象なのだろう)、おじさんのつまらない落語家という印象があり、見る前はパスしようと思っていたのだが、以下に書くようなことで、こちらも視聴することに。
小痴楽、現代的センスを古典に入れるということをとくに若手はやるが、この人はそういうアレンジをほとんどせず、それなのにそれなりに聞けるという稀有な例。真っ向勝負というほどに気負ってないところも良い。そして江戸っ子口調、これも若い人がやると憧れが強いということを感じてしまい臭くて聞いてられないことがあるのだが、この人はそこも自然な感じなので聞いていられる。
その江戸っ子口調については、やっぱ志ん生のころのような昭和の落語家とは異なる。志らくが江戸っ子を「不思議な生き物」と称していたように思うが、小痴楽の場合志ん生なんかと比べると、そんな感じでもある(志らくのようにデフォルメしてそれをテーマにしているというわけではないが)。
翔丸、焦ってるのか落ち着きがないのか、よくつっかえる。まずはそこから、という感じ。インタビューでも高座でも話していたが、昔の小噺から落語になってないものを取り出して、それを落語にする「新古典」と称するものをやっているといい、今回の演題もそれ。
10年前に作ったものとのことで、座布団の上で跳ね回るという落語の定石からははみ出したやり方をする箇所がいくつかあり、それは例えば、座布団の上で飛んで身体を半回転させ、客に背を向ける、再度同じことをやり、正面に向き直る。これはネタが忍者になるための指南所に通う噺で、その中で忍術「どんでん返し」を教えている場面だ。これを昔はもっときれいにやれてた、と。今回は、半回転がちょっと足りないくらいになっていた。
落げは落語らしいとってつけたようなものでなかなかよい。最終試験として、裏の武家屋敷の柿を取ってくることになったが、捕まってしまった。「二回り(七日間が修行一回りとなっていて、二回り修行した)修行したのに。あなたは高名な忍者ですか」「この屋敷の見回りだ」「道理で二回りじゃ敵わない」
インタビューで明かされていたが、翔丸と幸丸は祖母が姉妹というはとことのこと。
幸丸が翔丸の師匠とわかり、後ろ幕が小痴楽の時と同じで同日とわかり、そういう特別な高座なのでいい雰囲気でやれそうな気配、そして話し始めて、気づいたが、演題も「憧れの噺家」。漫談めいたもので済ますつもりだな、と。こういうのは聞きやすいし、さらに客席も温まってるし。
果たしてその通りで、漫談。その中で、あまり似てはいないし、それゆえかさほど大きくは受けていないが、圓生、小さん、馬生、そして師匠の桂米丸の物真似をたっぷりとやっていて十分楽しめる高座だった。馬生の真似では咳をするところを特徴にしていたのだが、そういうのが特徴だったのかと改めて知る。志らくが馬生の亡くなる数日前の高座を見たという話を芸談としてよくするが、そこで痰を切ってから「失礼をいたしました」と言っていたという仕草をやってみせていた。
最後に春風亭柳朝、マクラもなしに落語に入るというところをちょっとやって、マクラをベラベラ社ってる芸人に碌なやつはいない。名人はいきなりスッと落語に入るんだよ、とあれだけ思ってたのに、私は近頃マクラだけで終わることが多ございます。今日もそんな感じで、高座を降ろさせていただきますが、甚だ簡単ではございますがこれをもって落語に代えさせていただきます、この後の披露口上お楽しみにお待ちくださいませ、と終わった

※チバテレではこの三人のインタビュー有での出演があったようだが、TVKでは春風亭吉好のものが放送されなかったようだ。

8/6--
林家 たけ平 「死ぬなら今」
柳亭 明楽  「粗忽長屋」
春風亭 柳橋 「子ほめ」
 ▲インタビューコーナーのゲスト 祝真打昇進 柳亭明楽▲
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9/22視聴
明楽は前回の桂翔丸と同じ真打昇進披露興行のもの。前回の続いてすぐ見ればよかった。
インタビューで自分の明楽という名前について自分がそういう明るく楽しいというのとは真逆のタイプで重いだなどと言っており、他の二人が新作系で売りがあるが、自分は古典に深掘りする、と。で、高座で演じられたのは古典の名作。口調は悪くないが、まあまだまだ修行中という感じ。古典なのだからさほど受けなくてもいいと思うのだが、終盤では受けなくて焦ってるというようなことを言い出していた
柳橋も同日のもの。マクラで今終えた口上のことを言っていた。口上の後に、新真打三人が出そうなものだが、そうでもないのか。まあ新真打が連続で出ると平坦になっちゃうから、そこら辺もバランスで、ベテランを配置してるのかな。
あまり好きな落語家ではないが、寄席で客を離さない感じは熟練
たけ平もあまり好きではないのだが、この演題は演題だけ聞いたことがあるという程度で、一度聞いてみたいと思ったので視聴。たけ平も何度も聞いてるうち、これはこれで悪くない。口調自体は聞きやすいもので、ただ、通販番組のような口調とでもいったらいいのか、立て板に水の口調で感情の入ってない感じなのよね

8/13--
三遊亭 遊雀 「替り目」
神田 蘭   「ココ・シャネル」
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8/20--
林家 たこ蔵 「権助魚」
立花家 橘之助
三遊亭 歌橘 「宗論」
▲インタビューコーナーのゲスト 落語協会 謝楽祭2023 実行委員長 立花家橘之助▲
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9/22視聴
たこ蔵、歌橘ともに名前を聞いたことがなく初見となると思うので視聴。
たこ蔵はとくに印象に残らず、でも下手ではなかった。歌橘、客の雰囲気を掴むのがうまい。
立花家橘之助、インタビューでは謝楽祭の宣伝
かつて三遊亭小円歌で長年やってた人で、おれも寄席に行ってたころ何度も見てるし、非常に印象に残ってる芸人、色物としてわかりやすいし綺麗な人だったし
非常に印象に残ってると書いたが、それでも顔をあまり覚えていないのかなあ。今回見てみて、初めて見る顔のように覚えた。まあずいぶん時間も経過しているし、特に女性の場合は老ければ印象が変わるだろうし、若くあろうと繕うとそれはそれで印象が変わるものかもしれない。
その間全然見ていなかったわけでなく、このメモブログを書くようになってからも見たはずであり、その証拠に、今回の高座で中ほどに落語家の出囃子を弾いて見せた場面があり、それは確かに見た覚えがある。多分鈴本生配信のときだったと思うが(※追記 書き終えた後で調べたら一之輔生配信のときに出ており、その内容についても書き記しており、それが今回の高座と被ることが多い、鈴本のにも出ているがそれはプログラムのコピペをした部分でもあり、そちらについてはとくに感想は書いておらず見たかどうかもわからん)。
そこでは文楽志ん朝小さんの出囃子を披露。前座を呼び出した太鼓を叩かせていた。その前座はNHKアナウンサーを止めて落語家になったとのことで、そのことを言った後「ばっかみたい」とため息交じりでこぼし、爆笑を取っていた。このように、毒を交えた早口ちゃきちゃきというのが芸風で、これは林家あずみなんかも参考にしているのではなかろうか。

8/27--
林家 ひろ木 「師匠と私」
坂本 頼光  「日の丸太郎・武者修行の巻」
春風亭 柳好 「目薬」
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9/21視聴
ひろ木は津軽三味線の演奏を交えながらの漫談
頼光、インタビュー有
柳好は後ろ幕が吉好のもので真打披露興行の日のもの。
ネタは聞いたことないが、古典の軽いネタというような雰囲気。ネットで検索してみると、内容を書いたページがたくさん出てくるのでそれなりに有名なものなのだろう
目を患った大工の家の夫婦。目薬を手に入れ、使い方をみると「めしりにつけるへし」(かなだけで書かれており、濁点はついていない)。この「め」が読めない読めないと騒いだ挙句、「女」という字だと勘違い、そもそも「女」という字を崩して「め」という平仮名が出来たのだそうだ
で、女房の尻にその目薬(粉薬)をつけると、女房が屁を一発、粉が待って夫の目に入った、というような内容
女房の尻に薬をつける場面、まず真ん中の窪みにつけても効いてこない、その後「じゃあこっちの助さん側かな、格さん側かな」「なによそれ」「真ん中が肛門(黄門)さまだろ」というのが面白かった

9/3--
春風亭 一朝 「芝居の喧嘩」
柳亭 こみち 「台所の隅」
柳家 さん喬 「千両みかん」
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視聴9/20 さん喬パス
一朝とさん喬はそれぞれそのネタを見たこともあるし、まあ代わり映えしない人たちだしパスしようかと思っていたのだが、一朝のほうは、柳朝の後ろ幕があり、特別興行「五代目春風亭柳朝三十三回忌追善興行」のものとわかり、視聴。見てよかった。この人は惚れ惚れする正統派江戸っ子口調でテンポがよく格好良い。
特別な興行だからだろう、一朝だから一朝けんめいの定番挨拶はやらずに柳朝の思い出話から始まる。
「芝居の喧嘩」は、最初に、講談では連続ものというのが昔あって、いい場面で、続きは明日と終わるというのがマクラであるのが普通だと思うが、それはなし。抜けたのかどうかわからんけど。
とてもいいリズムでやって、途中でダジャレが入り、話が止まるというあたりも緩急自在という感じ。
芝居小屋から逃げ出す場面ではなぜか「たがや」が橋を前に進めないという場面が登場、落語マニア向けだがよく受けている
こみち。インタビュー有。とても久しぶりだと田代と挨拶。田代はコロナ禍で特に落語協会のほうはインタビューできなかった、と。
女を主人公に変えるという形に作り替えることをやっていて、それを「こみち噺」と称しているというような話。そして今回やるのは白鳥の作った新作であり、ゴキブリが主役、その主役をメスのゴキブリに変えているとのこと。浅草演芸ホールでは受け入れられた噺だと言っており、今日の客にハマるといいのだがと。
一方高座では、あまり客に受け入れられず苦戦で、数回そういう状況だとこぼしながらの高座
なかなか白鳥の新作を他の人がやるというのは難しいものがあるのでは、と見ていて思う。独特な世界であの人がやるからこそ。まあそれを全然違うタイプの人がやるという違和感の面白さというのはありそう。こみちの結構な江戸前口調を聞いていてそう思った。
マクラで前に橘之助が出ていて客の目がトローンとなっていたというようなことを言っている。「浅草お茶の間寄席(2021.8~9)」のこみちのところに同じようなことが書いてある


9/10--
春風亭 百栄 「桃太郎後日譚」
春風亭 一蔵 「たいこ腹」
三遊亭 白鳥 「牛丼晴れ舞台」
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視聴9/20
百栄「桃太郎後日譚」。桃太郎が村に帰って後。家来だった犬猿雉が褒美をくれるはずだろと桃太郎の家に居候して酒を飲みまくり、という新作
一蔵。名前は聞いたことがあり、確か一之輔の弟子だか兄弟弟子だかそんな関係性の人、ということで、まあ初見なら見ることにしているし、一之輔関係の人なら尚更見ておこう。
なんか少し異様な声と姿勝ち。ちょっと暗めというか、とにかく明るい芸風ではない。幇間と若旦那の会話から始まってるが、この落語は普通その前に若旦那が針に凝るという描写や、幇間が呼ばれてお茶屋にやってくる場面がある。
白鳥インタビュー有。前回これに出演の際の反響が話題で、白鳥がその落語について滔々と話していた。
昔作ったやつらしく、昔作った新作が古典になっていく過程を見ていただくというようなことをマクラで。
高座を見ていて気付いたことがある。ありがちで今更かもしれないが、白鳥は客との対話が多く、対話で進めていくみたいなスタイルなのだな、と。「モスバーガー食ったことある?」とか、山村紅葉が受けて「お父さん喜んでるね、こんなに山村紅葉受けたのは今日が初めてだい」とか。
最後は大事なところで大失敗して、「これチバテレビで流すのかよ、やめてくれ。台無しだ」で大受けしている


9/17--
「昔昔亭桃太郎「春雨宿」、ぴろき、春風亭柳橋「小言念仏」
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9/18視聴
録画が溜まってしまったので慌てて視聴を開始。まずは一番新しいところから、ということでこれ
柳橋はインタビュー有。にゅうおいらんずの公演の様子の映像も少し流れた
特に感想はなし。まあ正直言って三人ともパス候補なのだけど、なんとなくの視聴

9/24--
三遊亭 志う歌「金明竹」 立川 談幸「高砂や」三遊亭 小遊三「蜘蛛駕籠」
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240320視聴
志う歌、談幸
志う歌「金明竹」 。与太郎が色々な客の相手をする前半はなしで、いきなり上方からの伝言を伝えにきた男の訪問から
20240321視聴
小遊三
インタビュー有
人気公演である8月上席にゅうおいらんずの日のものであり、インタビュー内容もそれ(映像もあった)。高座でもこの後に、というようなことを言っていた
テレビでも人気の落語家であり、落語の名手でもあり、そして人気の公演で客もたくさんなのであろう、特に特徴のあることはやっていないが大いに受けている。口調もゆったり、そして堂々と。いい落語家になった
さて。この日の分は昨日今日と見終えたのだが、一日に全部は見ていない。
溜まりに溜まっている録画リストを見ていたら、ふと、これはもう見たやつなのに削除してない、というようなものをいくつか見つけ、その日の分のこのメモブログを見てみて気付いた。今回のように一日で全部を見終えず、未視聴が残っていながら、そのままになっていたのだった。それは偶然にもこの日の翌週と翌々週分である10/1分、10/8分で、この小遊三を見た後、続けて視聴した
今回のように見たは見たのだけど感想を一言も書かない(談幸)こともあるので、時間が経過するとそれを見たのかどうかも判然としなくなることもありそうで、これからは気をつけよう

-----三重予定--
[7月 1日放送]
春風亭柳橋「黄金の大黒」・玉川太福「祐子のセーター」・三遊亭笑遊「祇園祭」
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-----チバテレ予定--
■6月18日(日)
神田 京子  「金子みすゞ伝」
春風亭 吉好 「ツンデレ指南」
 ▲インタビューコーナーのゲスト 祝真打昇進 春風亭吉好▲


笑点(2023.7~9) [毎回視聴]

7/2
演芸コーナーで新真打披露口上という珍しいものを。紹介されたのは五人でその中になんと立川流、小春志も。ほかに、芸協から三人、桂翔丸、春風亭吉好、柳亭明楽、円楽一門から三遊亭とむ改め錦笑亭満堂
司会は宮治、ほかに昇太と好楽が口上、口上というか、昇太が芸協の三人を、好楽が残り二人を紹介するという形だ。好楽は小春志について、本来なら談春師匠が来るべきなんだけど、高いギャラの方に行っちゃった、と(※)。
口上では新真打は口を開かないのではあるが、笑点では挨拶を、ということで新真打も挨拶をした。まあ口を開かないというルールは、その後に落語を披露するという興行だからこそなのであって、ここでなにも喋らないじゃどうしようもないからね
江戸の風という言葉が吉好の挨拶で出てきた。寄席に江戸の風ならぬアキバの風を吹かせたい、と(オタクなのでアニメネタを取り入れたオタク落語という新作をやっているとのこと)
江戸の風という言葉は談志が発祥だろうか、よく談志の名前を出さずに、落語の本来ということの別称めいたことで「江戸の風」というようなことを言ってるのを見る。晩年に談志がこれを言ったことは知ってるが、そこまで根付いているということがちょっと驚き。
大喜利は安定マンネリの通常運転。飽きてきた。一之輔も入った当初の期待に比して、大したことないなあという感じになってきた
(※追記)好楽が立川流真打の紹介なんて変だなあ、単に余りものを押し付けられただけのように思ってたんだが、後日高田文夫がビバリー昼ズやブログで、小春志の真打昇進パーティーにて好楽と自分が主賓で、大いに喋って楽しかったというようなことを報告している
第69回『「こはる」から「小春志」へ』

07/04(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才 すず風にゃん子・金魚▽漫才 笑組
すず風にゃん子・金魚040516
笑組040523鹿児島
どちらもまあ見たというだけ、にゃんこ金魚は以前から面白くないなあという印象があり、それは多分寄席に行ってたころ見たんだったと思う(見てなきゃ面白くないという印象なんてあるはずもない)が、その記憶にある彼女たちと変わらない内容
笑組はゆたかの早口のみが印象に残る

07/09(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]忍者・一之輔さんが昇太さんを始末したらどうなった?
演芸コーナーはカンカラ
番組のOPである客席から昇太が挨拶の場面、なぜか昇太を囲む観客9人が毎回とても若い綺麗目な女性であり、違和感。いや若い女性でもいいんだけど、多様な人でなく、それだけが9人なので。いつからだろう、今回のコロナ禍以降で客席から昇太の挨拶が復活になって以降全部だろうか、少なくともここ数回はそうだ。
カンカラは茶屋ならぬチャバクラ、そこの婆が辻斬りにやられた夫の敵討というコントでオチはなぜか戦っていた二人ともが倒れ、どうなるのかというところで音楽が鳴り響き二人ともが起き上がり踊り出す。チャバクラのショータイムかよ、というもの
サブタイトルの「一之輔さんが昇太さんを始末したらどうなった?」。「忍者になってひと言」という問題。
一之輔「拙者、落語芸術協会を混乱に陥れるため、会長の春風亭昇太を始末したでござる」
昇太「やるでござるな」(これは問題にあらかじめある設定のセリフ)
一之輔「特に何も変わらなかったでござる」

7/16
07/16(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]木久扇師匠が地球温暖化の止め方を発見
演芸コーナーはテンダラー
客席の昇太の周りが女の子だらけ問題だが、今回は9人のうち二人が男性だった。あとは若い女性

07/18(火) 20:03 - BS日テレ|39分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽コント・青木さやか▽歌謡漫談・東京ボ―イズ
レコーダーの不良で頭が欠けたがCMが長く、本編は欠けなかった。同時刻開始の別の番組も同じく欠けていた。レコーダー自体の問題だろうな。「39分」というのはそのとき追いかけ再生をしていて、東京ボーイズを見終えたところで録画の方も強制中断、どうせ見ないので
青木さやか040530鹿児島
東京ボーイズ040606後楽園
青木さやかは何をやるのかとかなり期待したがあまり面白くないな。バスガイドに扮しての毒舌コント。
東京ボーイズは三人体制
真ん中のリーダー旭五郎が歌うことになるがなかなか歌に入らず、そのまま歌わず。そしてお馴染みの謎かけ小唄、「謎かけ問答で解くならば」というやつだ
ウィキにある「最後に「わたしたち東京ボーイズを、謎かけ問答で解くならば、種を蒔かない畑です。」と言い、その心は「いつまで経っても芽が出ない」というオチで締める」どおりに終わっていた。
菅六郎が主役になる『中の島ブルース』ネタはなし

07/23(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]一之輔が好楽に「しっかりして先輩!」
ここ数回はOPで笑点クイズというのをやっていたが、今回はなし。そして開始時刻にいきなりOP
OPタイトルとなっている。
昇太のOPの挨拶、今回はホールの座席という風なところでなく、長椅子っぽいところで客に囲まれ座っている。東京での収録でも毎回後楽園ホールというわけではないのかな。確か後楽園ホールの際は、昇太の挨拶のときに、テロップで後楽園ホールと出ていたはず。番組中に出る観覧種募集でも後楽園ホールとは出ていなかった
ここ数回気になっていて若い女性に囲まれる問題、今回は長椅子のため少しルーズに座られておりきっちり9人ではない。子供がいたりして、若い女性はあまりいない。
演芸コーナーは母心。ふと考えてみると、録画番組の中で出てくると見ていて楽しく、一番うれしい漫才コンビという気がする。まああまり出てこないということもあるかもしれないが。
今回は片方が政治家ということを生かしてのネタ。自己紹介でそれを言って、がしかし、政治家ということはおいといて、笑点という場で漫才で頑張りたいと言いながら、なぜかそっちよりの話になっていくという展開、さらには話題を振られると、ダラダラと遠回りし要所を外した政治家の答弁のようなことを始め、姉妹には「委員長」と発言を求める始末。
EDも珍しいパターン。いつもは昇太の終わりの挨拶「時間がまいりました、また来週」というを合図にEDの音楽が鳴るが、今回はその日の最後の回答が終わったあたり(※)で、音声が絞られ、提供クレジット、その後ろの画面で昇太が挨拶をしているのが見える。
(※)今回のサブタイトル「一之輔が好楽に「しっかりして先輩!」」これを言ったところで、スポンサークレジットとなっている。こうなる経緯。「水鉄砲を撃って一言」というお題。好楽の答え「蝉がたくさんいるな、えいえい(水鉄砲を撃つ様子)」昇太「いけいけ」好楽「集めて佃煮にするんだ」。あまり受けず。続いて一之輔の答え「好楽師匠の顔にえいえいえい」昇太「いけいけ」一之輔「顔を洗って出直してこいよ」。好楽「うまいね、今の」一之輔「しっかりして、先輩」

07/30(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]「笑点大好き小学生」がメンバーの通知表を作成!
演芸コーナーの部分は特別企画(5時半の番組OPからこのコーナー)となっていて、笑点の研究をしているという小学生の女の子が登場して、レギュラー陣全員も舞台に登場し、話を聞くというもの。数年前からやっており、今回取り上げられたのはメンバーの通信簿なのだが、一之輔は入っていない。チラッと画面に表示されたものに、円楽の文字が見えたのでそのころのものなのだろう。
大喜利も第1問目は、その女の子が作ったという問題
ラストが前回と同じく、昇太の挨拶前にBGMとスポンサークレジット。最後の回答が面白かったな。「久々に会った孫に一言」という問題で宮治。「お前は昔笑点なんか出たくないって言ってたのに変わったねえ」昇太「そうだよ」(出題でのテンプレ)「今じゃ司会やって大儲けして。そういえば一之輔もおれは笑点出ねえって言ってたのに、オファー来た途端すぐにメンバーになって、結局それほどの男でもなかったんだねえ」。その答えに昇太「おまえは何で出たんだ?」宮治「ぼくは小さいころからの目標だったんで」で、BGM。BGMの後ろで一之輔「大した目標じゃないんだね」宮治「おい番組に謝れ」

08/06(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]本日は好楽さん77歳のお誕生日スペシャル!
演芸コーナーはお見送り芸人しんいち。前の笑点出演時に師匠方をネタにして好評だったからだろう、今回は序盤に少しだけいつもの「僕の好きなもの」をやり、その流れのまま好楽を呼び出し、好楽ネタをそのまま最後まで。
大喜利3問目は、好楽ネタで、誕生日ということで好楽になにかプレゼントをあげる、好楽が「ありがとう」と答えるので、何か一言、というお第。司会者が合いの手を入れるというのは毎度のことだが、ここでは好楽が合いの手、ということは好楽は回答できなくなるが・・・、と思っていると、好楽が司会席に座ることに。昇太は好楽の席へ。好楽へのヨイショ的な回答が多く、好楽は座布団大盤振る舞い。一巡目は慣れてないからかもしれないが、舞台上手の宮治から下手へと順に当てており、そのほとんどへ座布団へ(木久扇だけもらってなかった、77歳で正座がつらいだろうから、私の椅子を。ありがとう。私にはヨギボーください。という答え。ヨギボーってなんだろうってググってしまった。快適なクッションらしい)。
その後はアトランダムに当てていたが。
ここ数回最後のところで、司会昇太の挨拶前にBGMとスポンサークレジットになっており、今回もそう。その理由がわかった。これまでは昇太の挨拶の後のBGMとスポンサークレジットのときに、笑点クイズの答えだとかそういう舞台上でない映像が流れていたが、それがなくなっているのだ。
今回の最後の挨拶は司会席に座っている好楽がしていた。といっても隣には昇太。なぜなら昇太が最後の回答者で、昇太の答えは、肩を叩かせてください、ありがとう、に昇太は司会席まで行って、「笑点長い間お疲れ様」と肩叩きという回答。ちなみに昇太はこれの前の回答でも、肩を叩かせてもらってもいいですか、というのをやっており、左右高さが違いますね、右肩上がりなんだ、という回答
好楽の司会、テンポがよく悪くない

08/13(日) 17:25 - 日テレ1|5分|DR
もう笑点「笑点が始まる前に「もう」始まる昇太メインの笑点派生番組」[字]
08/13(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]歌丸さんが国立演芸場に「帰ってきたぞ~」
もう笑点に一之輔。本編は国立演芸場だが、こちらは異なる。同日の収録ではないということだ。まあわかってたけど。
本編、今回は「「笑点×国立演芸場特別公演」と題しての特別企画とのことで、そのためであろう、普段とは異なるOP。笑点のテーマが三味線で奏でられ、それを出囃子に昇太が国立演芸場の舞台へ登場。ここはまだ客入れ前なのであろう、拍手はなし。昇太がその特別企画について話し、そのまま演芸コーナーの桂小すみの紹介までをやり、チラリと国立演芸場の外の風景の映像が入り、そのまま演芸コーナーへ。
桂小すみも国立演芸場に縁があり、国立演芸場が主催の花形演芸大賞を音曲として初めて受賞したということが昇太の紹介にあった。
桂小すみはおれは先日浅草お茶の間寄席のものを見たばかりで記憶にも残っており、それゆえそこで見たネタだなと気付く。ジャズのテイクファイブに乗せて都都逸というやつ。そちらでやってないネタもここではやっていた。「冷蔵庫のうた」というやつ。かすかな記憶ではビバリー昼ズのゲストに出たときに披露してたように思う
大喜利では挨拶では皆が国立演芸場に絡めたもの。その中で一之輔の挨拶は以下。
私が初めて国立演芸場に来たのは高校二年生の時で、立川談志師匠の独演会をですね、あの辺の席で見てたんですよね。そしたら談志師匠は遅刻してきたんですけども一言もお客さんに謝らず、逆に客を怒ってましたから。なんか落語家っていい仕事だなあって思いました、一之輔です。
一之輔はおれと10歳くらい違うのだけど、落語を見た時期が一緒っぽいということはここで何度か書いたように思う。一之輔が最後に見た志ん朝の池袋とか、談志を始めて見たのもおれと一緒のころだな、と話を聞いて思ったこともある
一之輔は78年生まれだが早生まれで77年生まれと同じ学年。
高校二年生は、94年か。ううむ、おれがひとり会に行き始めた年だ。
大喜利三問目では歌丸のVTRを使った問題。歌丸が「帰ってきたよ」と言うのでそれに対して一言。ここで一之輔は割合奔放に回答。特に、彼の三回目の回答で、「帰ってきたよ」「帰ってくださ~い」に、昇太など周りは、「悪いやつだな~」、「遠慮なく言えるからいいな」それに対し一之輔、「おれ知らないからさ」昇太「お世話になったから言えないよ」
演芸コーナーと大喜利の間にスポンサークレジット。そういや、今回はOPテーマがなかったのでそこで流れるイラストだとかスタッフクレジットがなかったな。

08/15(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫談・ケ―シ―高峰&ダンディ坂野
040613ダンディ坂野
040620ケーシー高峰(録画リストコピペで「ケ―シ―高峰となってるのに気付いたので検索でちゃんと引っ掛けるため修正」)
ダンディは人気が落ちてきたころのようで、ネタの最初がおばさんに「ほらほらあの人、最近見ない人よ」と言われたというやつ。
ほとんどが滑り芸という類の失笑させるやつ
ケ―シ―は病み上がりなのかな。9か月ぶりの笑点で、入院しており、退院した後すぐに笑点に出て、それ以来とのこと。あごひげを生やしている。

08/20(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]円楽さん国立演芸場での懐かしい高座姿!
前回に引き続き国立演芸場での収録
演芸コーナーは花形演芸大賞で銀賞を受賞したこばやしけん太
大喜利、3問目、国立演芸場建て替えにちなんで、さようなら~と叫んで一言、という問題。一之輔「過去の自分にさようなら~」「もうなんか笑点、慣れてきたよ」
円楽の国立での高座VTRも少し流れた

8/27
この日は24時間テレビ。
24時間テレビの1コーナーとして笑点はやるのだけど、いつ放送になるのかという開始時間、終わりの時間が不定であり録画しにくいということ、さらにこういう日は大して面白くもなく、見る必要ないかと考え、録画はしてないのだけど、毎週録画予約セットされたまま。
で、他のことをやりながらテレビはつけていた。他のことをやりながらというより、そちらに集中してテレビの部屋にさえいなかったので、ながら見をしていたというほどには見ていないのだが、時々音声が聞こえたりしていた。中盤以降はテレビの部屋に行き、スマホを弄りながらもチラチラと見たりしていた。
途中で最後に木久扇師匠から大事な発表と聞いて、ついに来たかな、と思って、最後のところはしっかり視聴。やっぱりそうだった。
毎週録画予約というのは、放送開始がずれたときに、番組名で追いかけてちゃんと録画してくれたり、毎週1時間の番組が、1時間半の放送時間になっても追随してくれたりする機能なのだが、そこに同じ番組名、似た番組名がないと、その予約されたままの時間で録画される。
そのため今回は17.25から5分間、17.30から30分間録画されていた(「もう笑点」が17.25開始)
でその録画も全部は見ていないがちょこっと視聴
いつもの視聴習慣に配慮してということだと思うが、ほぼ時間通りに笑点のコーナーも始まっていた。
演芸コーナーもあり、ナイツの番組でよく名前は聞くもののネタは見たことのなかった、ビックスモールン。ネタは鳩時計、バスケットボール、稲刈り機、鼓太鼓(つづみだいこ)、E.T.。最後のE.T.はE.T.が指で挨拶する相手として小泉孝太郎も加わる。
大喜利は特別感が強く、山田くんもいるものの、座布団運びは24時間テレビ出演者である小泉孝太郎がメインで勤めていた。
18時になってもまだ大喜利は続いており、録画は途中(18時のところ)で切れていた。
このコーナーはいつもの大喜利メンバーと小泉孝太郎でやっているが、この後に、おれがリアタイでそれなりにちゃんと見ていたコーナーがあり、笑点メンバーと女性がペアになる大喜利というのをやっていた。女性陣は、24時間テレビ出演者なのだろう、芦田愛菜だとか、滝沢カレンだとか、有働由美子、そして過去に24時間テレビを勤めた日テレの女子アナだとかが出ていた(※)。
そのコーナーが終わると、24時間テレビ本体と笑点メンバーが生で繋がり、木久扇の発表となるのだが、そこで、芦田愛菜だとかが、本体のほうにいるのを見て、大喜利の女性とのペアのコーナーは収録だったのだなと知る。であるから、最初の小泉孝太郎が座布団運びで出ていたところは生、女性とのペアのところは収録、木久扇の発表は生という構成だったのだろう。記憶では木久扇の発表が18.40ごろだったはずで、1時間以上も笑点をやっていたということになる
そうだ、生の大喜利パートでは好楽が手を挙げると、指名されると黙ってしまい、というのを二回ほど繰り返して、生放送に弱いと弄られてる場面があったな、そういやこれは翌日のビバリー昼ズで高田も突っ込んでた。
その場面。
24時間テレビパーソナリティのなにわ男子にちなんで、芸能プロダクションのマネージャーとして地名や名所のついた○○男子というのを作って売り込むという問題
好楽は「島根男子というのはどうでしょう」、昇太「 いいね」の後、絶句。
好楽「生放送あがっちゃうんだよ」(※)
再度繰り返すもまたも絶句
たい平「編集できるから」、宮治「できないできない」
その後ようやく答えを言う
「私と違って出雲(いつも)一生懸命です」
一之輔「なんでそれがいえないんだよ、ちょっとじゃねーか」
たい平「放送事故、放送事故」
これに限らず好楽活躍。
携帯扇風機を使っての問題。これは答える人一人で完結する問題なのであるが、木久扇「こうやって黒コショウを好楽さんへ送って」、昇太「何してんの」、好楽「ヘックシュヘックシュ’(くしゃみ)」、木久扇「面白いでしょ」
(※)検索してみた、参加メンバーは「イモトアヤコ、芦田愛菜、有働由美子、南野陽子、滝沢カレン、岩田絵里奈」とのこと。あれ、南野陽子なんていたっけなという印象だ。なんか老けた女性がいて、おれは「過去に24時間テレビを勤めた日テレの女子アナ」(そんな風に紹介していたように聞こえたのだ)なのかなと思ったが、あれが南野か。
(※)「生放送あがっちゃうんだよ」というのは画面は見てないで音声だけ聞こえていた。一之輔の声のように思ってた。もしかしたらその後の一之輔の声「なんでそれがいえないんだよ」を聞いて、そこら辺が混同された記憶になっていたかもしれない。で、そもそも、この言葉の場面を見てみたくて、今回の録画も見始めたというところがある

木久扇卒業について
まあ時間の問題だとは思っていたが。笑点内で談志の影響を受けている最後の一人である。残念ではあるが仕方ないといったところ。
後任は木久蔵でいいと思うおれは円楽代演のときの木久蔵を見てこれなら二世でも合格とは思ったんだけど。
そう簡単にはいかないか。三平の例もあり、厳しい声もあるそうだ
そうそう、ヤフーニュースにする出るかと思ったが、ヘッドラインと言えばいいのかな、ヤフーニュースのサイトで「主要」だとか「エンタメ」だとかの各項目に主要ニュースの見出しだけ掲載されてる部分、あそこに出てこなかった。おれが見ている限りだが。確か直後あたりや数時間後に見てみたのだが。
もちろん検索をかければ、木久扇笑点卒業の件はヤフーニュースとして配信されたてはいた。コメントを読むと愛情あふれたものばかりでちょっと感動。
歌丸から三平、三平から宮治。芸教が取り戻したということになる。
円楽から一之輔。円楽一門から落協、となっているわけで、落協の木久扇が退き、円楽一門からということも考えられるか。円楽の後任に円楽一門からも兼好だとか萬橘だとか何人か名前が上がっていたと
記憶している。でも円楽の笑点への貢献は大きいものの今の円楽一門会に力はなさそうだけどなあ

09/03(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]木久扇さん「笑点」卒業発表直後の楽屋の様子をお届け!昇太さん思わず涙
もう笑点には一之輔
公演自体は秋田での収録だが、OPは上記サブタイトルにあるように、先週の放送後の楽屋
演芸コーナーはとにかく明るい安村。イギリスの番組で人気になっての凱旋である。ネタの運びが悪く、また芸の種類は一つだけなのでイマイチなのだが、当節話題ということもあり受けている
演芸コーナーは大喜利とは別の日の収録のこともあるように思うが、今回はこちらも秋田から。
大喜利でも木久扇活躍、この秋田収録が卒業発表前から後かは知らないが。前回好楽が絶句していたが、その好楽が最初の問題の最初に積極的に手を上げ、それを弄るかのような周囲の反応を見ると、アレを思い出してのことかなと思うが、偶然かも。
今回は木久扇が答えを忘れちゃう場面がいくつかあった。もちろんそれも本人や周囲の弄りで笑いに変えてるし、そもそもそれも狙ってやってるみたいだけど。
生誕100年の忠犬ハチ公にちなんだ問題で、忠犬でない「チョイ悪秋田犬」という問題。
ワンワン吠えたあとになにかいって、昇太の「やるワン」の後にもう一言
木久扇「アンアン、アアンアン、誰かのフリスビーを咥えてやったぜ」 昇太「やるワン」木久扇「その後はよ・・・忘れちゃった」。たい平「ワンワン鳴きすぎるからこぼれちゃうですよ頭から」昇太「一回ちゃんと考えてできるなと思ったら手を上げてもらえますか」木久扇「わかりました」
木久扇「ワン!・・・」昇太「やるワン」たい平「ワンの後になにか言わなきゃ。ワンっていうとみんな頭が真っ白になっちゃうの」、再度木久扇は手を上げ、「ワン、ワンの後はツー」昇太「やるワン」木久扇「スリー」
後者はもう狙ってる感じであるし、その再度やり直しのところはシュールでさえある

09/05(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才 大木こだま・ひびき▽ベ―ス漫談 はなわ
040627 大木こだま・ひびき
040704はなわ
はなわは、ガッツ石松をネタにした「伝説の男~♪」「ガッツガッツビバガッツ」ってやつ。そしてそれと同じ曲で笑点をネタにしたやつも披露(「笑点40周年だそうだ)、「伝説の番組~♪」「笑点笑点ビバ笑点」と変える形で。ネタにされてるのは全員ではなく、司会の円楽、歌丸、こん平、小遊三、山田くんである

09/10(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]「笑点」卒業の木久扇さんがバスケットボールでやりたい放題!
今回も秋田
演芸コーナーは大木こだま・ひびき。最近なつかし版で見たなと思ったが、数日前のやつか。
感慨深い。なつかし版のほうは約二十年前か。別に最近のこだま・ひびきを全然見てなかったわけでもないが。
そして今回の漫才の中でカスタネットのネタというのがあり、それがつい最近聞いた覚えのあるもので、こんな特異なネタは色々な人がやるわけもなく、こだま・ひびきのはずで、ということはこの9/5放送のやつでもやってたのだろう
細部は違うと思うが、老人会でカスタネットを披露するじいさん。当日カスタネットがないない、と探してようやく見つけたと出かける。見に行ったら、入れ歯を叩いてる。あきれてたら、隣にいた婆さんが笑っており、その口に中にカスタネットがあった。
サブタイトルにあるように、木久扇絶好調。全部の回答が面白い。
1問目、花火川柳。
「真っすぐに花火上げても大曲」。先週のたい平のパクリらしく、たい平からクレーム。それに対し木久扇「そんなちゃんと見てないから大丈夫」
「古池や花火飛び込む水の音」。たい平「誰かの盗んできてない?」木久扇「なんかスラーっと出たの」。木久扇「花火、飛び込むとどんな音するかわかる? ジュポーン」一之輔「絶好調じゃないですか」宮治「この爺さん面白い」
「花火なら上げてくれるよたい平さん、どうぞ」でたい平にやらせる
また好楽もよい。挨拶で酒の話、答えでも酒、昇太から酒から離れろと言われても再度の答えで酒。
「不思議だな酒もないのに打ち上げだ」
「盃に空を映して花火酒」。「盃に」で笑いが起こる
2問目バスケ
木久扇「パス」昇太「ナイス」木久扇「答えもパス」
好楽「宮治、おれたちはドリームチームだぞ」昇太「ナイス」宮治「大喜利中居眠りばっかしてるからな」宮治「してないよ、自分だけでしょ」
木久扇「バスケットボールは人生みたいなもの」昇太「ナイス」木久扇「弾んだり飛んだりデコボコデコボコしていて最後にゴールにたどり着く」たい平「どこに向かってるんだろうね」昇太「わかんない」
ボケた答え連発の後にちょっとしんみりさせるのもうまい
3問目人力車の車夫になって
木久扇「秋田の力士で有名なのが清国大関なんですよ」昇太「ホント?」木久扇「その息子が木久扇さんの弟子になって今度真打に昇進するんです、林家・・・、あの・・・なんだっけ」昇太「木りんでしょ、木りんさん」木久扇「林家木りんっていうんですけどね、秋田のみなさん応援してやってください」
たい平「新鮮なハタハタを存分に味わって行ってください」昇太「ホント」たい平「この黄色いおじさん困るとずうっとハタハタするんです。(木久扇に向かって)お願いしますハタハタ」木久扇お道化た身振りをつけて「ハタハタハタハタ」昇太「そこ、お互いにやらせ合うな(花火の件も踏まえて)」

09/12(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽落語・古今亭寿輔▽漫談・長井秀和
040711寿輔
040801長井秀和
寿輔「猫と金魚」
何事にも動じない陰気な芸はここでも。
長井秀和
ブラックジョークを独特なテンポで。
あまり受けないネタもあるが面白い。その部分はネタの取捨選択だとか、言い回しを修正するなどすれば一分の隙もないような芸になりそうで今でも見てみたい。
毒舌ネタのイメージがあるがよくよく聞いてみるとそれは喋り方の毒々しさも含めそういうイメージだけでネタ自体はそういう喋り方での面白い漫談であり、そのギャップも面白い
こんなに面白かったのかと思った。当時たくさん見たという記憶はなく、こういう人がいるということを知ってた程度、つまりブームになったころ(ここでもプチブレイク組だと自分のことを言ってる)にちょっとバラエティに顔出ししてたのを見たくらいのものなのだと思うが。
悪い奴だなあという顔つき、芸人向きの顔。今や政治家、まあ政治家が人のため社会のための仕事という枠組みで考えると、この人は何もやらんだろうけど。

09/17(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]小遊三さんがどぶろっくになっちゃう
もう笑点は木久扇。木久扇のときも見るようにしようかな。今回は視聴
演芸コーナー、どぶろっく
与えられてる時間が少ないから仕方ないが2曲だけ。「もしかしてだけど」と「君だけの花」。後者、えらい下品でよくこんなのやるもんだ。世界に一つだけの花風の曲で、トイレットペーパーでの尻の拭き方は人それぞれと歌い、最後に肛門を菊の花になぞらえるというもの
サブタイトルに「小遊三さんがどぶろっくになっちゃう」とある。演芸コーナーと大喜利は同日のものとは限らないというか、そうでないことのほうが多いように思っているのだが、今回はどうなのだろう。
演芸コーナーでの昇太の紹介でも小遊三師匠と意気投合しそうとあった。
小遊三はいつもエッチな答えが多く、ただそれのことをサブタイトルが言ってるのかなと思ったが、一番最後の答えのところでそういうやり取りがあった。
最後の問題は秋はさんまということで目黒のさんまにちなみ、現代の食べ物を殿さまが食べて何か一言、三太夫の昇太が「どうされました」に一言返す。
小遊三「韓国の料理か、辛くて旨いのう」昇太「どうされました」小遊三「これにあう飲み物を持て、ほれほれ、もっこりを持て」昇太「マッコリ! あんたどぶろっくか」
まあこういう風に前の演者のやると受けるものだが、ここでの受けを聞いた限りでは、どぶろっくと同日だったのかはよくわからない。このやり取りのところで音声がしぼられスポンサークレジットになっちゃったから

09/19(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版 爆笑!なつかし大喜利▽漫才 オ―ル阪神・巨人▽ものまね歌謡
演芸コーナー
040808ノブ&フッキー
「ノブ&フッキーと東京ハッスル娘」というクレジット。東京ハッスル娘は三人の女性が後ろで伴奏
040829
オ―ル阪神・巨人
今回は両者とも最近この番組で見たということもあり、さらにほかに見なくてはならないものも多く両方ともパス

09/24(日) 17:30 - 日テレ1|30分|DR
笑点[解][字][デ]円楽さんの一周忌。天国にいる円楽さんへのメッセージに思わず爆笑
最近始まり方がオーソドックスになった。最初にテーマ曲、続いて提供クレジット、そして会場からの挨拶、演芸コーナーと続く。楽屋風景がなくなった
またまた客席にいる司会の昇太の周りが若い女性だらけ、確か前週もそうだった
演芸コーナーはマギー審司
マギー審司は安定感のあるマンネリといった感じで、すでに現代のお笑いという範疇では古く見向きもされない感じであり、その一方こういう場では安心感さえある。
今回は円楽の一周忌が近いとのことで、この演芸コーナーでも冒頭に少し円楽のことを喋っている。大喜利ではそれを問題にしており、ということはこの演芸コーナーと同日なのだろうか
材料を入れておくとパンができるというマジックで、袋の中からパンを出す場面、その袋がたい平の名前入り、たい平の実家のものらしい。ほかの場面でもそのたい平の名入りのものが小道具として登場
大喜利
好楽の最後のほうの答え。問題が円楽に向けて一言というもので、「円楽ー、お前の十八番
芝浜はおれが引き継ぐからなー」昇太「引き継ぐからなー(昇太は前の言葉を繰り返す役)「よそう、またうろ覚えになるといけねえ」
そういや、この答えの際、みな最初に円楽の名を呼ぶのだが、若手は「円楽師匠」、ベテランは「円楽さーん」だが、好楽は呼び捨てである。そうだよな、兄弟弟子だもん

09/26(火) 20:00 - BS日テレ|54分|DR
笑点なつかし版[終] 爆笑!なつかし大喜利▽世相漫談・ロ―カル岡▽漫才・笑い飯
最終回とのこと。
次回からは「笑点特大号」。特大号ってこれまでもやってたと思うが、毎週ではなかったようだから、それが毎週になるということかな。
演芸コーナー
040912ローカル岡
040919笑い飯
ローカル岡
初めて見たと思う。古いタイプの漫談家という感じ。茨城弁で飄々とした感じが売りなのだろう、ウィキにもそう書かれている
笑い飯「あまりテレビ出てないのでご存じないかた多いかもわかりませんが」という前振り。緊張の色が見えるような気がする。
Wボケスタイルながら、笑点に合わせたのか、それともこのころはこんな感じなのか、ちゃんと漫才スタイルでもあり、丁寧に話を進めていく。で、中盤以降に、お馴染みのWボケを同じ設定で延々繰り返すパターンになる。序盤はその緊張の色を感じ取ったかあまり受けていないが、後半は大受けしている。
最後ということで、9/19のほうの大喜利だけ見ようとしたら、なぜかこん平のところが空いている。この番組で二週目のほうは、挨拶のところがカットされている(1週目のほうは、番組最後のBGMのあたりがカットされている)。なので事情がよくわからず、9/12のほうを見ることにする。なんと、この9/12からこん平が休みとのこと。
結局2週分視聴した。
1週目の挨拶で楽太郎が代わりにと前置きして「1,2、3チャラーン」とやっていた。客のノリのよさにびっくり。
大喜利はテンポがどうかなあ、退屈しちゃうのではないかと思っていたが、そんなことはなく、今よりよいくらい。そしてみんなの笑顔が本当に楽しそう、客の受けも尋常でなく、ほとんどの回答に爆笑。
結構いい場面が多く書きたいこともあるが、まあ少しだけにする。
木久蔵は大喜利の最初の回答で、「許せない、先に答えを 言うお客」というのをやった(「許せない」で五七五)。
その後を見続けてわかったが、このころ屋根に引っ掛けて「や~ね~」というのを多用していたようで、数回、多分2週で4回ほど使っていたし、また歌丸もそれを使った答えをやっていた。
木久蔵のときには客席からも声がかかったりしており、1回はかなり早いタイミングで子供の声で「や~ね~」とあり、円楽が将来ここに座れますよ、と。
今でもレギュラーの三人が当たり前だが若い。小遊三、好楽なんかは肌がツヤツヤしてる。そして好楽は志ん朝そっくり、あこがれもありやはり真似てるところはあるんだと思う。おれは以前から思ってた。そうそう、おれが初めて落語会を見たのは、前にも書いてるが国立演芸場の夏の特別興行で談志が多くの日で主任だったのだが、そのおれが初めて見に行った日だったと思う(この興行には結局談志の出る日のほとんどへ行ったので、別の日かもしれない)が仲トリで好楽が出ていて紙屑屋をやっていたのを覚えている。
当時から最近まで好楽は落語ファンから結構否定的に扱われる人だったが、悪くないのになあと思ったものだ。最近は新たな境地に辿り着いた感じがありとても良い