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林家正蔵の演芸図鑑 2023.1~(再放送2023.6-7)

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林家正蔵の演芸図鑑 「立川志の輔 桂小すみ 林家正蔵」
初回放送日: 2023年3月5日
林家正蔵がナビゲート。▽対談のゲストは立川志の輔・後編。落語談義「バールのようなもの」「だくだく」など▽演芸は桂小すみの三味線曲弾き。林家正蔵「おすわどん」

林家正蔵の演芸図鑑 「立川志の輔 ウエストランド 鈴々舎馬るこ」
初回放送日: 2023年2月26日
林家正蔵がナビゲート。▽対談ゲストは立川志の輔、談志師匠のもとでの修行を語る▽演芸は現在最強漫才コンビ・ウエストランド。鈴々舎馬るこの落語「真田小僧」。

林家正蔵の演芸図鑑 「ペペ桜井 スパイシーガーリック 立川吉笑」
初回放送日: 2023年2月19日
林家正蔵がナビゲート。▽演芸は令和4年度NHK新人お笑い大賞・落語大賞に輝く二組が登場▽スパイシーガーリック・立川吉笑▽対談ゲストは87歳現役寄席芸人、ペペ桜井

林家正蔵の演芸図鑑 「日髙のり子 宮田陽・昇 柳家さん喬」
初回放送日: 2023年2月12日
林家正蔵がナビゲート。▽演芸は柳家さん喬の落語・替り目、宮田陽・昇の漫才▽対談ゲストは声優の日髙のり子▽浅倉南からピーターパン、ETCまで、実演披露は必見!

林家正蔵の演芸図鑑 「日髙のり子 林家あずみ 柳亭小痴楽」
初回放送日: 2023年2月5日
林家正蔵がナビゲート。▽演芸は柳亭小痴楽の落語・両泥、林家あずみの三味線漫談▽対談ゲストはタッチの浅倉南役で知られる声優の日髙のり子・当時の思い出を語ります

林家正蔵の演芸図鑑 「海宝直人 アメリカザリガニ 春風亭一之輔」
初回放送日: 2023年1月29日
林家正蔵がナビゲート。▽演芸は春風亭一之輔の落語・初天神、アメリカザリガニの漫才▽対談ゲストはミュージカル俳優として今大人気の海宝直人。ミスサイゴンを語るなど

林家正蔵の演芸図鑑 「海宝直人 コットン 入船亭扇遊」
初回放送日: 2023年1月22日
林家正蔵がナビゲート。▽対談ゲストはミュージカル俳優の海宝直人。初公開、幼少期ののプライベート映像も▽演芸は入船亭扇遊の落語・狸賽(たぬさい)、コットンのコント
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以前に書いたが、録画しなくなって後で見直したら、見たいと思ったものがいくつかあったということで、早速の再放送を録画
見たかったのは立川吉笑と立川志の輔だったのだが、なんと吉笑の回のみ放送されず。対談ゲスト、ペペ桜井が1週だけの回だったようで、1週だけというのは切るのに都合が良いのかもしれない。
じゃあ志の輔だけ見ようか、と改めてラインナップを見て、例えばアメリカザリガニなんてまだやってるのか、ちょっと見ようか、同日に一之輔か、ちょっと見ようか、あっウエストランド、小痴楽も出てるのか、ちょっと見ようか、と止まらなくなる。これがこの番組の微妙なところ、というか。

さてまず志の輔のところだけ。そしてついでと言ってはなんだが、その第1回の放送のところに出ているウエストランドも視聴。
ウエストランドはM1のときと同じあるなしクイズのネタだが、幾分かのアレンジあり。
志の輔
まず冒頭、正蔵の紹介が長め、出ていただけないかとも思った、小三治師匠(※)以来の緊張、などと言っており、一方の志の輔はそのまま席を立ってそこから去ろうとしたりしている。芸歴は自分の方が長いが、年齢は志の輔が上、そしてアドバイスを色々いただいてきた、と。
驚くのは二人の出会い、鈴本演芸場で、志の輔は師匠のかばん持ち。志の輔は寄席での前座修行をしておらず、その直前、前座になる前のことなのだろう。
2週目、清水義範が元になった新作の話から始まる。
面白かったのは「だくだく」について長々と話していた。富山の新湊出身の彼が江戸の落語、立川談志をどう見てたかという話の流れで、自分にはいまだに富山の血が流れている、談志に江戸の風を吹かせられるような落語家になれと言われてきたが、心の中で、私は富山の風と思っていた、と。
で、古典落語の当たり前とされている中に変だなと思うところがあるという話に展開。「だくだく」では、まず八っつぁんのうちに隣の絵が上手な元武士の先生が頼まれて家財道具の絵を描いてやる。と、そこへ泥棒が入り・・・とお馴染みの流れ、で最後「だくだくと血が出たつもり」で終わる。あの絵を描いてやった先生はどうしたんだよ、と。一番一生懸命だったのは絵を描いた先生だぞ、と。ここはその先生にオチを言わせてやらないとかわいそうだ、と。
で、その先生が出てきて、壁が薄いから全部聞こえるんだ、と登場し、助けに来たつもりだ、で終わるべきだ、と。
まあちょっとおれはこの指摘をすんなりとは呑み込めなかったけど、一つ思うことがある。偶然にもこれを見るちょっと前に考えていたのだが、落語というのは、よくできた芝居のように、ちゃんと配役がなされているものも多いが、その一方で、そこらで聞いた噂を仕方を交えて話しているかのように、主人公らしく登場しながら途中からいなくなってしまい、全体を聞くと、別の主人公、別のテーマがあるというような噺が時折ある。このさくだくについての志の輔の話もそういうことを言ってるようにも思うが、これは最初から八っつぁんが主人公という感じではある。じゃあ、おれがいうそういう落語ってなんだと問われると、今はちょっと思い出せないのだが。
対談の最後、多分二人は事前に示し合わせているのであろうが。なぜか最後の方で志の輔が聞き手かのように、正蔵を「先代、先々代がやらなかった古典落語を掘り起こしてやると決めたのでしょう」と正蔵に話を振り、正蔵はそれを受けて「今日色々な言葉をいただいたので正蔵は何が言いたいんだという(志の輔が談志から受けた教えとして対談の中で話していた)のを腹に置いて古典落語に向かっていきたいと思います」に志の輔「今日のお客様は林家正蔵師匠でした」で終わる。
※小三治は正蔵との対談で以前にこの番組に出ている、調べたら2018年のことのようだ、おれは見た記憶があるが、調べたらまだそのころは毎回視聴をしていない。小三治追悼の番組が正蔵の司会だったから、その時に流れたような記憶で、その項目を調べたら案の定そうだった

残りは名残惜しいけど全部パスしよう。一之輔にしても小痴楽にしても他でいくらももっと良い状態のものが見れるし。