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新・居酒屋ゆうれい [映画]

1996年 日本 C
08/17(月) 19:00 BS朝日1|129分

「居酒屋ゆうれい」を見たとき、ウィキで「2年後の1996年に同じ監督の渡邊孝好と脚本家の田中陽造の元、ほぼ同じ設定でキャストと舞台を一新して映画化された『新・居酒屋ゆうれい』が公開される。『新・居酒屋ゆうれい』は続編ではなくリメイクという位置づけである」というのを見て、どういうことだろうと思った。同じ監督・脚本ということはよほどこの作品に不満だったのかなと思っていた。それでこの作品を見始めたわけだが、主要人物は3人。居酒屋の主人と嫁、そして幽霊として登場する主人の前の嫁(亡くなっている)。今作ではそれを舘ひろし、鈴木京香、松坂慶子(前作では萩原健一、山口智子、室井滋)がそれぞれ演じている。
この中の誰かに不満だったのかなあ、などと思いながら眺める。 山口智子も鈴木京香も多分当時大人気だった流行女優枠。舘ひろしは個人的には「どうでもいい、関心がない」より一ランク下の「あまり好きではない」俳優。ただ今作では別に悪くはない。彼の人気の理由のひとつで、私の嫌いなところである気障な部分は多少出ている程度。萩原健一はイマイチだったなあ。棒演技の人ではあるが、段々退屈になっていったのを覚えている。松坂慶子、室井滋、タイプは全く違うがどちらも上手くやっていたように思う。
まったく同じ内容なのかと思っていたが、ところどころ違うように思った。ただ前作をあまり覚えてはいないが。居酒屋夫婦のもとに幽霊が出てきてという設定(とそれにいくつかのエピソード)はそのままに、ストーリーはだいぶ変えているように思える

今作品について調べてみた。movie.walkerでの作品紹介の一部
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死んだ女房の幽霊の出現で大騒動になる居酒屋の主人と彼の現在の妻の姿を描いたロマンティック・コメディ。大好評となった94年の「居酒屋ゆうれい」の続編だが、前作と同じ設定の物語のバリエーションのひとつで、キャストを一新しての登場となった
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たぶん前作に不満があってリメイクしたのではないのだろう。「大好評となった」とあるし、その余勢を買ってのありがちな続編という位置づけなのだろう。
であるが、あのストーリでは続編は作れない、つまり、一度幽霊で出てきたということを前提に作ると、次に幽霊が出てきたときに驚きはもちろんないし、そういう意味ではストーリーに拡がりがない。ということで、設定はそのままにストーリーを変えての新作となったのかと思われる。原作がある作品なので、その原作の前作で使われなかったエピソードを使うとかしてるのかな

作品のできはまあまあ。見所は松坂慶子。本来の色っぽいキャラクターに加えて幽霊役、コメディ的役割など活躍。また鈴木も、松坂演じるしず子に乗り移られる場面は松坂風に演じるわけでなかなか好演
生瀬勝久、松重豊、大杉漣という今では売れっ子の中堅俳優といえるような人が出ているが、当時はどうだったのだろう、まだ無名ではなかろうか。

前作にもいたキャラクター、居酒屋の常連の魚屋を名古屋章が演じている。そして前作でもあったのだが、会計を彼が頼む場面が何回かあり、なぜか毎回同じ金額を言う(確か2350円)。ギャグでもなさそうなんだがなんなんだろう。
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