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『復活!言いたい放だい 元日SP』 [落語・演芸]

01/01(日) 01:00 -
TOKYO MX1|60分|DR
復活!言いたい放だい 元日SP ★志らく・伯山のタッグ再び!
問わず語りで触れていた番組。伯山はいい出来だったと自画自賛していたので期待していたが、予想を超える面白さ。
伯山は志らくを偉くなりすぎて誰もいじらないが、後輩からいじられることで魅力的になるキャラと評しているが、まさにその通りという感じがした。
問わず語りで面白かった部分を伯山の語りで紹介しており、その部分も面白いが、それ以外のところでもとても面白い
とても面白かった、だけでいいくらいだが、予定調和にまとまってるというわけでもなく、ちょっと気になったところ。基本的に伯山が聞き手で志らくが答える側、で、伯山が志らくをいじりまくるという構成。ちょっと伯山が言い過ぎでは、と思え見てる側であるおれがビクッとするような場面がいくつか。また伯山聞き手、志らく答える側というのが固定されてしまっていて硬直気味、そしてそれに対応する志らく、談志だったらもっと柔軟にいろんな返し方するのになとちょっと思えてしまった。が、おれは志らくの談志物真似にもネガティブな印象があるわけで、そこから脱却した姿といえないこともない。
ちなみにOPは、往年の談志陳平を意識したのだろう、志らくの一人語りで後ろに伯山が座っているのが見える。談志陳平では談志が一人で語り、後ろに陳平が座っていた。
というわけで志らくが主役なのだから本編でゲストっぽく答える側にならないほうがよかった
このOP、これは問わず語りでも紹介されていたのだが、志らくが、談志は自分の中に入っている、そして談志の師匠、小さんも入ってるみたいなことを言ってるとき、伯山はたまらなくなったのだろうか吹き出しており、まあこの辺は往年の談志陳平みたくはならない。いや、陳平も談志の発言に反応はしてたかな。でも談志陳平の関係性と志らく伯山のそれとはまったく異なるからなあ。
細かいところを。
M1を振り返るみたいなコーナーがあり、伯山は山田邦子の採点について、最初と二番手の採点のぶれすぎている点、そして、最初に付けた80点台を基準に全出演者を80点台にすれば、そこまで批判されなかっただろうに、というのはおれもほんとにそう思う。
また、伯山は志らくについて、M1の審査員だとか笑点のゲスト出演だとか談志の仕事を継いでいる。まだやってないのは落語のピン、ぜひ、志らくが出演者を選んでやってくださいというようなことを言っていた。落語のピンという言葉が出てきたのは印象に残る
さらに最後のほうではのテレビ落語で談志を超えてほしいというようなことを言っていたな

まあ、とにかく全編に渡って面白く、ここが面白かった、あそこが面白かったと指摘できないくらいだ。

レギュラー化してほしい感じだが、伯山、太田とも対談番組としては続けられなかったし、あまり器用ではないんだよなあ、太田いじり、志らくいじりの一本勝負というか。
誰かがユーチューブのコメントで書いていた。太田伯山は太田上田の古典芸能バージョン、寄席バージョンにでもなれそうだったのに、というようなことを。