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この素晴らしき世界 [連ドラ]

2023年7月20日から9月14日まで、フジテレビ系列「木曜劇場」枠にて放送

9/14視聴開始
まずは2話まで

見た感想は特にないかなあ

9/14最終回放映日に視聴開始したのだが、1話を見終えその最終回がちゃんと録画できたかちょっと確認してみたら、翌週に特別編とのこと。そういうのがあるなら、これ見始めるの後回しにしてもよかったし、1話見終えたけど、視聴ストップしちゃおうかなと思ったが、まあその特別編が本当の最終回ならそうしたほうがよいのだけど、ストーリー的に最終回は最終回で、特別編は番外編みたいな感じである可能性にかけて、視聴継続。
まああまり面白くなかったからここで止めても支障はないし、けどストップしたらそのまま断念ということにもなりそうだが。
ウィキを見てみると、特別編はその1年後の世界とのことで番外編的な意味あいのようで、まあとにかく最終回まで一気見継続
驚いたのは字幕オンで色付きがなし、つまり主役も色付きでない。こういうのを見ると色がついてるだけで見やすくなっていることがわかる。主演が二役だからかな
そもそもこれを録画したのは主演が若村麻由美ということへの違和感、これについては後述(※)
なおウィキにこうある「当初、主演には鈴木京香が正式発表されていたが[1]、放送開始前の5月11日に体調不良による降板を発表[3]。同月18日、新たに若村が主演を務めることが発表された」とのこと
なあんだ、代役かあ、それならまあわからんではないけど
主題歌、小田和正
これはコメディだと思うのだが、コメディに小田和正は似合わない、というか、コメディも幅広いし、これは笑いが前面に出ているわけでもないから、別に小田和正でもいいのだろうけど、まあなにが言いたいのかといえば、この作品のこの作風に小田和正の正に小田和正風のこの楽曲が似合わないという風に感じたまでだ

※追記9/15
第4話まで視聴
妙子が調子にのりはじめ、ファンの前を若菜扮装で歩くだとか、七瀬の体調不良を心配のあまり以前介護の仕事をやっていたということを言ってしまう場面。まあそうしないと話が進まないのだろうけど、わざとらしくて不自然な展開。天然で無神経に言わなくてもいいことを言ってしまうキャラと言うことなのだろうが、それがキャラなら好きでないなあ。主人公なんてのは視聴者に共感されたほうがいいのではなかろうか
色々盛り込み過ぎに見えてくる。平祐奈の育田詩乃にすごい秘密があったり、プロダクション曼珠沙華
では若菜の件意外にも自殺未遂の社員がいたりして。まあ事件がなきゃシリーズをドキドキで引っ張れないから仕方ないか

※追記9/15
7話まで
第7話で一揆に話が動き、そしてこの回の終盤と次回予告を見る感じではこの後一気に収束に向かう感じ
7話の前半までを見ると、まあとにかく盛り込み過ぎという嫌いがあり、登場人物一人一人に各エピソードがあり、それが段々と全部繋がってる感じになってくる。そういう中、妙子のうざさというのもいくらか顕著に。例えば6話にある莉湖の娘亜美の元夫が亡くなる場面、その夫婦の息子である信男は夫を覚えていないだろうから会わせたくないという亜美の頼みを独りよがりの会わせるべきという思い込みで連れて行かせる。結果はとてもよいものなのだが、それはまあドラマだからねえ。
7話での育田を帝都テレビに潜入捜査をさせるのも同じでうざさを感じる。主人公なんてのは視聴者に共感されるべきなのになあ。もちろんこれも結果的にはよかったとなるのだろう(まだなってはいないが)。それはまあドラマだから。
7中盤以降に、帝都テレビの沖野島の犯罪という件が浮上してくるところでは、またエピソード追加かいなと思ったが、それが曼珠沙華の先代や芸能界の大物が絡んだものということが明らかになっていくあたりは感心。まあ最近の連ドラの常道という感じでもあるけどね。多くのエピソード、登場人物が全部絡みあっての大きな事件の真相が浮かび上がるというやつだ。
そもそも。失踪した女優の替え玉なんてまずうまくいかなそうなことが発端としてあるので、そこを嘘だと言っちゃ見るの止めるしかないわけで、そこは飲み込んでるのだから、フィクションファンタジーとして見るしかなかろう。
で、そこは受け入れるとして、最初の替え玉案件、この作品では記者会見、がうまくいったからといって次々に色々やりだす、そして妙子は調子に乗るというのはそれにしても、なさそうな展開ではある。そこも受け入れるとして、このように替え玉という嘘を重ねると収拾がつかなくなり、というのが7話の中盤までの雰囲気であり、こりゃどうしようもなくなって破綻しちゃうというのもストーリーとしては面白いがドラマなんだからそうはならないだろうな、と思っていたところでの、7話の後半で、まあ替え玉自体は次回で白状するみたいで、そして事件も解決してという結末なのだろう、悪くない感じだ。
6話から7話あたりでは、もう一つつけくわえておきたい
妙子の旦那陽一が妙子の嘘に気付く(ラビットへの電話)という件と若菜の帰還というのが6話終盤にあり、この件どうなったのかあいまいにしたまま話が進んでいく。それも頭がパンパンになった一つの理由なのだが、例えば、若菜の帰還があるのなら、妙子の替え玉はさっさと止めりゃいいのにと思う。でもそれを知ってる曲者夏雄が止めているのであろうが。
前者は、時系列も多少ぐちゃぐちゃに入れ替えられており、陽一が妙子に問い質しのかどうかわからないまま話が進むのでモヤモヤしっぱなし。7話の終盤での息子あきらと蛍へ警察が訪問してきたのを契機に、陽一は妙子に話していなかったのだなとようやくはっきりするようになっている
※追記9/15
第9話(最終回)まで
かなりの充実。第8話、9話はどんでん返し的な意外な展開の連続で、いちいちの流れでここは変だなとかここは不自然とか思ったところが、その後のどんでん返しで否定されたり、否定されないまでも、その部分を指摘してもあまり意味はないということになってしまうような感じなので、結局最終盤の結末のみが印象に残る。
まず見てたのはセシル。この人は最終的に善玉だろうなとはここまで見てきて思わせる感じながら第8話の冒頭で一旦悪役へターン、そりゃあと2回残ってるんだから、1回はこういうことになるわなと思っていたが、なかなかその後善玉ターンしない。この引っ張りはよかったと思う。おれは、セシルは悪役なのかなあと思い始めながらも、考えてみるとこういう存在感のある若い女の子が悪役になるケースって少ないよなあ、と。
善玉としての正体を明かす場面より前に、1,2回不自然にアップになる場面があり、もう悪役のままなら用済みなのにアップになるなんて、まだ見せ場があるのかなと思っていたら、やっぱりそうか、しかも首謀者とはね。
色々ドッタンバッタンと展開する中でひょっとしてここまで全く地味な悪役側の人間としか見えなかった菅原大吉が実は善玉なのかなと思ったりもした。もちろん違った。
まあ悪役ってのはおじさんだねえ。
一人の権力者の糾弾の場面がそうそう、ジャニーズの問題を想起させる。
ただ最後のテレビ番組内での演説はちょっと長すぎ、そして終了でスタッフが拍手するのは白けた。
8話の刃月と水田夏雄の対話の場面も長すぎだな
「Mr.Summer Time」の正体は夏つながりで水田夏雄だと思っていたのだがなあ、そんなに単純にはしないか。
そうそう水田夏雄が暴露組の仲間として登場したときは、スパイかなとか思ったが、そんなことはなく、そういう風にミスリードさせようとする場面もなく拍子抜け。例えば、不自然に外部と連絡したりする場面の挿入とかあってもよさそうだし、それこそおれは「Mr.Summer Time」の正体の場面に彼が呼ばれており、正体を見てもさほど表情を変えないので、実は二人目の正体というのがそれなのかな、と。表情を変えないのは、刃月と若菜の件をよく知っているからだということがその後明かされておりわかる。


中盤までから最後にこんな風な謎解き、一発逆転ドラマになるとは思わなかった。序盤までを見て小田和正の歌が似合わないと言ったが、まあ聞き慣れたという面もあるし、ドラマの色彩が終盤で変わったので、まあまあ馴染んだようにも思えた。ピッタリはまったとはとても言えないが。
サスペンスタッチで一発逆転ものというのは連ドラで大流行り、というか、そういう作品にしか人気作はないのではという感じだが、そういう作品の場合第1話からそういう雰囲気が充満しているもので、今作のように、序盤は主婦が女優の替え玉というコミカルな展開から、終盤になっていきなりそういう色になっていくというのは珍しいのではないか

俳優について
マキタスポーツにはただただ感心。登場人物の中ではさほど上位の役ではないが、この人の場面の多くに感心。いやあうまい。
木村佳乃。おれはこの人を「後妻業」くらいでしか知らない。むしろそれだけを覚えていて、またそれが結構印象に残ってる。だから今作に出ていると知ったとき、今作も「後妻業」と同じく関西テレビなのかなと思ったくらいだ。「後妻業」ではコミカルに大阪弁を操っていたと思う。その作品しか知らないので、今作のキャラには驚いた
また、若村麻由美より主役向きじゃねとも思った
若村麻由美(※)
この人が主役の地上波ゴールデンの連ドラということ。実はそのことのみがこの番組を録画した理由。
なんとも不思議な女優。どういえばいいのかなあ。
若いころの作品を見てずいぶん感心した。御家人斬九郎、夜桜お染である。別次元にいるかのような美しさと演技。
で、この人のウィキやらネットの噂なんかを見ると、なにやらスキャンダルめいた異様な感じもある。結婚相手が宗教団体の代表で、彼が死んでから女優業を再度活発にしているのだそうだ。
御家人斬九郎の渡辺謙とのうわさなんかもある。
で、おれは以前の素晴らしい女優という印象も持ちつつ、夫との死別以降に出ている作品なんかをかなりの興味本位で見ていて、それは今作品と同じ印象だが、なんだか地味になったなあとか、なんだか普通になったなあとかそんなKな次だった。
なんというかいまだに女優をやってるというのが変に思える。別次元の演技派とその結婚相手とのことで、あまり普通のおばさん女優みたいのにおれの頭が馴染めないのだ。
しかも俗な言い方をすれば旬の過ぎた女優であり、なぜ地上波ゴールデン連ドラ主演に彼女を、ととても奇異に思えた。まあそれについては代役ということであるから、まあわかったけど。
ちなみに今作での見た目の印象、伊藤蘭、浅田美代子

※追記
09/21(木) 22:00 - フジテレビ|54分|DR
<木曜劇場>この素晴らしき世界 特別編【妙子が消えた!今度は家族で隠蔽?】[字][解][デ]
同日視聴
連ドラの特別編というのはいくつかのパターンがあり、今回のものもそのパターンのうちの一つだと思うが、ざっくりいうと新たなエピソードにかこつけての総集編ということになるだろう。
「かこつけて」という言葉を調べたら「他の何事かを要因として半ば強引に関連付けるさま」とあり、まさに「強引」というのが当てはまる
見始めたらなんか見たことあるなと思い、前回終わった後に次回予告があったけなと、前回分を見てみると、予告ではなく、本編の最後がこの回に繋がる形であるのだが、作品の舞台の「1年後」となっており、そこで例えば真由美が離婚したことなんかが語られており、それこそ登場人物のその後を軽く報告するような形のエピローグ。で、若菜が本編で語られていた1年後に始まる海外での映画の撮影を前にまたもや失踪、西條とセシルによって真由美の見ている前で妙子がラビットから連れ出される、とこれが第9話(最終回)の最後であり、1年後に妙子がまたもや若菜の影武者をやることになることが示唆されて終わっているが、この特別編はそれを新エピソードとして扱ってはいるが、それについてどうこう描かれるわけではなく、その後真由美が妙子を心配して、浜岡家を訪れ、あきら、陽一にこのことを話すも二人は心配する様子もなく、そこで真由美が色々妄想して殺したのではないかと疑い出し、育田に相談し・・・と言う風に探り出すという展開の中、登場人物が次々に出てくるたびに、その登場人物にフィーチャーした本編ダイジェストが流れるという形の総集編。終盤になるまでは、その形であり、その総集編映像のほうが新撮影部分より多いくらい。終盤だけは、その総集編はなくなり新撮影部分だけで構成されてはいるが。
そしてその新撮影部分、これがなぜか恐ろしくお粗末なもの。でもそういうお粗末なものになってるのは理解はできる。今でもあるのか、連ドラで、その本編に連動してウェブで10分ほどの番外編のようなものを配信することがある。そういうものにも色々なパターンがあると思うが、そのうちのひとつで、主役は出ていないで、作品の脇役が主役になり、作品のテーストもかなり異なるものということがある。で、その出来は同じ人が作ってるとは思えないくらいの雑なものというのを見たことがある。いや、多分制作、つまり監督、演出している人がそもそも異なるのだろうと思うが。
で、今回の特別編もそれくらい出来に差があった。まあこちらは多分作ってる人は同じで、でもここは総集編にちょっとだけ添え物として作る新撮影部分ということで、本編も作り終え解放された気分で作ったおまけということなのだろう。