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特選落語(BS松竹東急)(2022.11~12) [毎回視聴]

11/05(土) 12:00 - BS松竹東急|60分|DR
特選落語 古今亭菊之丞「親子酒」「夢金」
--古今亭菊之丞「親子酒」
息子の酒癖の悪さを心配し、大旦那は共に禁酒の約束をする。しかし、暫くして他に楽しみのない大旦那は酒が恋しくなってしまい、女房に頼み込んで禁酒を破ってしまい…。上方の笑話本「露休置土産」の一遍を原話とした古典落語の一席。
(令和元年5月25日亀戸文化センター 『特撰二人会』より)
古今亭菊之丞「夢金」
船頭の熊三は寝言にも金勘定するほどの欲張り。とある雪深い夜、着飾った娘を連れた汚い侍が乗船するのだが…。安永2年に出版された笑話本『出頬題』の一編「七ふく神」を現和とする古典の一席。
(令和3年12月4日 一ツ橋ホール『特撰落語会』より)
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先ごろ放送を開始したBS松竹東急(2022年(令和4年)3月26日放送開始)、面白そうな番組がいくつかあり、ここの番組表を見るのを楽しみに、そしてちょっと負担もあり、している。見るのが増えると負担にもなるし、見たいというより「見るべきかなあ」程度の作品も多く、「見るべきかなあ」はほんとはそんなに見たくもないのに・・・、みたいなものである。つべではすぐ「後で見る」に入れるようにしていて、結局「後で見る」がたまっていく。
まあ、それはそれとして、この「特選落語」、毎週やってるのだろうか、まだちゃんと調べてはいないのだが、これまで割と見てみようかなというものが多くラインナップされていたように思う。結局上記の負担を考えて録画しなかったのだけど。確か小痴楽だとか、鯉昇だとか。
で、今回は菊之丞の「夢金」を聞きたいなと思い録画。
菊之丞については、上手いとは思うが、そこがちょっと鼻につくというかね。あまり見る気にならなくて、「落語研究会」の録画がたくさんたまっており、おれは古い順にみるようにしているのだが、2月放映の菊之丞の「たちきり」が先頭になったまま放置されてるくらいだ。いや何回か見ようとしたのだけど、途中で寝ちゃったりで。まあそんなのは体調次第でもあるので、今回は全部すんなり見れたし、このままそちらの落語研究会ストックにも手をつけようかな。
「親子酒」は二人会とあり、相手は喬太郎かな、マクラでお酒を若い女の子と飲んだときの話を仕方話でしたとき、「喬太郎さんの新作みたいな女が出てまいりまして」といい、さらに楽屋の方を眺め、その際受けていたのでそう思った次第。だけど、演じ終えた後に流れているのが、白鳥の出囃子のようで・・・。
落語ファンの多く集まってる会と思われ、例えばマクラで落語家はみんな酒を呑むと思ってるのではないかと思うが、それは川柳川柳の時代でお終い、という言葉が大いに受けている。
「夢金」のほうは『特撰落語会 白鳥・彦いち・菊之丞三人会』となっている
次回は笑福亭三喬。現七代目松喬。この人は演芸図鑑で見たはずで、結構印象深く、これも見てみたいと思ったのが、とりあえず毎回録画してみようかと考えた契機となった。
演芸図鑑で印象深い芸を見せるというのは並大抵ではない。皮肉だ。あの番組はほとんが死んだような芸というか、まさに演芸図鑑というタイトル通り、図鑑に保管されてるかのような芸である。
※追記この後すぐに落語研究会の「たちきり」を視聴。そちらでは乞食という言葉がたくさん出てくる(若旦那に乞食になってもらうという話にまとまりかける)がカットはされず。そういやこちらではいくつかカットがあった。一つは「つんぼ」、マクラでの三棒、泥棒、つんぼ、けちん坊。もう一つは多分落語家の人名、酒飲みのマクラで、ちょっと揶揄した感じだったからな。

11/12
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特選落語 笑福亭三喬「ぜんざい公社」「初天神」
笑福亭三喬「ぜんざい公社」
ある男が「ぜんざい公社」という役所を訪ね、ぜんざいを食べようとするのだが、そこはお役所。すぐに注文できるわけでもなく…。三代目桂文三作の「改良ぜんざい」を基に二度の改作を経て現在の形になった。お役所仕事を風刺した傑作落語。(平成25年5月11日深川江戸資料館『第七回 笑福亭三喬独演会』より)
笑福亭三喬「初天神」
正月の縁日に息子を連れていく羽目になった熊さん。おねだりはしないことを条件に連れてきたのだが・・。安永2年の『聞上手二篇』の「凧」を原話とした上方落語。
(平成25年5月11日深川江戸資料館『第七回 笑福亭三喬独演会』より)
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11/19視聴
再放送の「再」というマークがついている。この枠では繰り返し放送されてるのかもしれない。
二席とも同じ日の独演会で、1席目と2席目、2席目の初天神で仲入りとのこと。
広そうに見えるが袖から高座までが比較的短い。そういえばこの会場は落語のピンの収録場所ではなかったっけ。
この人は現・七代目松喬。演芸図鑑で見て気に入った落語家、上方特有のもっちゃりした口跡を受け継いでる感じがしたのだ。ここではまだ若く、そんなに違いはないのだが、やはりまだ若手というくらいの溌溂とした口跡
マクラによれば、喬太郎と親交があり、二人会もやってたり、この会のパンフレットに挨拶文を寄せていたりするようだ。
ぜんざい公社のマクラではこの落語の来歴が語られていて興味深い。ウィキペディアに書かれてるのとはちょっと違っている
「御前汁粉(ごぜんしるこ)」という古典落語が元、大正時代に「改良ぜんざい」となった。昭和40年代にこれをなんとか現代風にしようと、桂文紅、米朝、笑福亭松之助がごちゃごちゃ話しして、桂文紅が仕上げた。もうちょっと現代的なやつにやらそうと、その頃の若手、桂春蝶(二代目)にやらせて、大ヒット・・・というのはおこがましい、中ヒットとなり、春蝶の代名詞となった。御上批判というポリシーは受け継いでやり方が現代になった、といっても昭和40年代で止まっているのだが。
また偶然にもこの二つの噺、どちらにも台湾の砂糖というのが出てくる。ぜんざい公社ではぜんざいの材料の説明の場面、初天神では団子の蜜が甘くない安物かとなじる場面で。
また初天神では、ちょっと変な場面。飴を買わされる場面の前、みかん買って、柿買って、とせがれにせがまれた後に、りんごの隣にあるりんご飴買ってとなり、50銭? 毒だと父親は断る。その次の場面が飴屋の前で飴買って、となり、ここで飴は1銭である。
値段の差がありすぎるし、そもそもりんご飴なんて出さなくてもいいような気がする。
団子の場面で終了
独演会というアウェイでなくホームの場ということもありよく受けている。

11/19
--桂雀々「田楽喰い」
町内の若い連中が寄り集まって酒盛りの真っ最中。そんな中「ん」をつく言葉をひとついうごとに「田楽」を1枚もらえるという遊びが始まり・・別名「ん廻し」。1628年(寛永5年)の笑話本「醒睡笑」の一遍「児の噂」が原話とされる上方落語の一席。
桂雀々「蛸芝居」
大阪船場に旦那から番頭、手代、丁稚、女子衆までがいたって芝居好きという不思議な店があった。例えば、朝も旦那が歌舞伎の三番叟を演じて、奉公人たちを起こして回るなど。奉公人たちは、何をするにも、芝居の幕が開けるため、旦那も怒ってばかりいるのだが…。初代桂文治が作ったあと、改作などを繰り返し受け継がれる上方古典落語の一席。
桂雀々「田楽喰い」 平成30年9月18日 渋谷ストリームホール『桂雀々独演会 爆笑・渋谷おNEWより~』より 桂雀々「蛸芝居」 令和元年10月18日 紀尾井ホール「桂雀々独演会 上方落語大全」より
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11/20視聴
どちらも独演会でトリ(その日の最後の)ネタとのこと
桂雀々については高田文夫とも懇意でありビバリーにもよくゲスト出演しているし、タレント活動も旺盛でNHKの上方版寅さん「贋作 男はつらいよ」に出演していたりと、よく知ってるつもりだが、落語を聞くのは初めてかもしれない。マクラでの話ぶりに、こういう話し方をする人なのかと新鮮な感じがしたくらいだ。
「田楽喰い」はおれは「ん廻し」として知っている。
マクラでは上方四天王の各一門の雰囲気の話、そして中でも自分のいる米朝一門、米朝や枝雀のことなどを話す。また先代小さんの初めて会ったときの話も。小さんの仕方話もするのだけど、あまり似てない、バカヤローを連発しており、たけしっぽい感じ。東京芸人の真似ということで引きずられてるのかも。
「ん廻し」は落語のピンで立川志雲のもので知った。これをよく覚えている。よく受けていた。現在、雲水と名前を変えている。
この志雲の中でよく覚えているのが、かぼちゃ、それじゃ「ん」がつかない、ほかの言い方があるやろ、〇ん〇んみたいな、ああパンプキン、というやつなのだが、この雀々の中にもそういうやり取りあり。誰がオリジナルなのだろう。

11/26
--三遊亭兼好「かぐや姫」
地球から帰ってきたかぐや姫。月の天帝と結婚したけれどうまくいかず、離婚してしまいました。今宵も家来のふみまろを相手に、たまった不満をぶちまけます。「だったらもういっぺん地球に行ってみたらどうです?」とふみまろに提案されてその気になります。平成30年3月2日 深川江戸資料館「第六回えいげき亭」より
三遊亭兼好「三人旅」
東海道を旅する三人が各地で巻き起こす騒ぎを描いた長編。平成30年3月2日 深川江戸資料館「第六回えいげき亭」より
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再放送の「再」というマークがついている。
「かぐや姫」。前に宮治が出ていたようで、これが最後と言っている。
達者な口調。新作かな。女が下男に亭主の愚痴を言ってるという風に始まるが、聞いてるうちに、それが月に戻ったかぐや姫で亭主である天帝と別れた後ということがわかってくる。こういった古典の人物に現代風の口調や考え方を喋らせるという面白さを狙った噺。文句が多いので下男が地球に戻ることを提案されての後半は、地球で3年、地球の男と暮らしているがやっぱり文句ばかり。月に戻ろうとするも、3年間満月の日は雨ばかり。「月(「ツキがない」と使われる「ツキ」とかけている)にも見放された」と終わる
「三人旅」。これは「かぐや姫」と同日で、その日の最初のネタのようだ。
そしてその会についての趣旨説明的なことをマクラで喋っているがこれが面白い。映画と落語のコラボの会である。しかしその映画はマニアックであり、あまり知られていない映画、じゃあ、その映画を知ってるような客が集まるのかというと、今日来る客はその映画を誰も知らないと思うという。
じゃあ、その映画を最初に上映し自分とお客がその映画を見て共通認識ができる、そこで落語をやる という風にするのかといえばそんなことはしないという。
その映画を知らないお客さんの前でその映画を知らない私が何も知らない共通点を見出すってこと? どこが面白くなるんですかと問うと、そこは兼好さんの腕ですよと。何をやればいいんですかには、好きなものをやってよいという。じゃあ普通の落語会じゃないかと結論。
その映画のDVDをもらったので見てみたとのこと
その映画というのはあまりヒントになるようなことを言っていなかったが、ミュージカル風で、歌い手が歌を売り出すというようなストーリー。旅一座の芸人で歌い手が島倉千代子。でも時代劇というようなことも言っていたなあ、
歌い手がどうのこうのと聞いたところでは、それなりに現代劇なのかなと思ったが。で、その時代劇というところから、その時代の旅というものはというような話になり、三人旅へと入っていく
さてこの三人旅、そういう落語があるのは知ってはいたが、聞くのは初めてかな。その落語について知ってるのは、落語のピンで談志がこの落語について話していたからだ。で、しばらく落語のピンで三人旅を披露したんだったか、マクラの漫談部分で今でいうテレビのコンプライアンスの話題をしている中で、三人旅という落語はびっこ馬が出てくるからできないというような話をしただけだったか、と考えていた。ずっと後者だと思っていたが、よくよく記憶を探ると、そういや演題として三人旅を披露していたように思う。でも馬に乗ってる場面くらいしか覚えてないや。
三遊亭兼好、名前は知ってるが見るのは初めて。好楽の弟子で円楽一門会所属とのことで、おれはあまり見る機会がなく、それゆえ見たことあったかなあと迷うこともなく見たことないといえる(※追記、2023/2/31 必要がありこのメモブログで「兼好」検索した。前に落語研究会で見ていた。なにが「迷うこともなく」だ)。
うろ覚えだが結構いい評価を聞いたこともあるような気がする。亡くなった人じゃなかったかなあと思ったが思い違い、ウィキを読んでいて、すぐに気付く、この人と縁のある柳家喜多八との勘違いだ。結構いい評価というのも柳家喜多八と間違えてるかもしれない。
変な経歴で、27歳のこと寄席に通い、好楽の高座によく出会っていたとある。寄席といっても所謂定席寄席ではなく、好楽の家に設えられてる落語会のことなんだろうな、と思ったが、好楽の家の「池之端しのぶ亭」は2013年開場とある。

12/3
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柳家喬太郎「抜け雀」
小田原の宿場町、一人の男に宿の者が声をかける。 男は支払いは出立の際でと約束し、宿屋に逗留するのだが・・。 元禄16年の笑話本「軽口御前男」の一遍が原話ともいわれる古典落語の一席。
(平成28年8月14日千葉市文化センター『特撰落語名人会』より)
柳家喬太郎「擬宝珠」
若旦那は原因不明の病気でふさぎ込んでいて、旦那も母親も大変心配している。悩み事は何かと尋ねると擬宝珠が舐めたいという…。
初代三遊亭圓遊が創作した明治期の落語の一つ。
(2021年2月14日紀尾井小ホール)
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後者は「小太郎の真打昇進を祝う会」。小太郎は2021年3月に柳家㐂三郎と改名して真打。
弟弟子の真打昇進を祝う会で出てるのは一門会のようなメンツ(喬太郎の終わった後にさん喬の出囃子が鳴っているし、前に出ていた小きちなる弟弟子が初高座であったことを大いにいじって笑いを取っている )のようでリラックスした雰囲気。
途中で噛んでしまい、しかしそれもこういうのを見れるのは珍しいと笑いに変えている
このネタなのだが、つい先日NHKのラジオ「真打競演」で聞いたばかり。千両みかんのように始まる噺で、若旦那の悩みを聞きに行く熊さん、若旦那の悩みは金属を舐めるのが好きで今は浅草寺の擬宝珠が舐めたいという風に展開していく。NHKのほうでは言ってなかったと思うが、熊さんが悩みを聞く場面で、どうせ女でしょと思ってたら違っていて「ってことは崇徳院ではないな、じゃあみかん(千両みかんに触れている)を食べたいの?」と言わせている。なるほど「崇徳院」もそういう始まり方か。

12/10
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桂宮治「片棒」
なく子も黙る辣腕ぶりで財を成したドけちな旦那。寄る年波には勝てずそろそろ誰かに身代を譲らなくてはと考え始める。そこで番頭の助言をもとに、三人の息子の料簡を図ることに。
宝永2年に出版された「軽口あられ酒」の一遍である『気ままな親仁』をもとにした古典落語の一席。
(2019年3月7日 北とぴあ「特選落語名人会」より)
桂宮治「初日天神」
とある噺家の初日興行に息子を連れていく羽目になった父親。おねだりはしないことを条件に連れてきたのだが…。
正月ネタの「初天神」を基にした一席。
(2021年6月11日 大手町三井ホールより)
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再放送マークあり
前にこの番組での高座は「独演会やそれに類するその落語家のファンが集まる会のもので、客の受けがとても良い」と書き、そのアウェイでなくホーム感で落語家はノっている感じなのだが、ここでの宮治(二席とも)は冒頭に「えーどこの誰だかわからないような人間に盛大な拍手をまことにありがとうございます」と。まあこれは決まり文句にしているだけだろう、確か落語研究会でも言っていた。
それでも「片棒」のほうは、この後に内海桂子、柳家権太楼が出るようで、宮治にとってそこまでホームということではなさそう。
「初日天神」
テロップには「落語ドマーニあさの会」とある
宮治が語るところによるとこのホールでの落語のこけら落としとのこと
「初日天神」ではマクラで自分の前に出た「きさぶろう」なる落語家のことをまずいじる。「きさぶろう」って誰だろうと思って調べてみたら、この番組の前回の喬太郎のときにも散々名前が出てきた㐂三郎だ。
調べてみると、㐂三郎も宮治も真打になったばかりだ
で、その後、今日(6/11)が三遊亭小笑、及び他3人が真打昇進披露興行の初日であることを話し出す。ここがかなり長く、まあ毒舌的悪口である。で、なんでこんなこと話してるのやらと思ったら、そのまま「初日天神」、上の説明にあるように、小笑の真打昇進披露の初日興行に親子が行くという初天神をベースにした新作が演じられたネタである。
こういうのって面白いのかなあ。内輪的ネタであるから、そういうのを期待して実際に見に行く客にとっては楽しいのかもしれないけど、テレビで見る分にはなあ。
ちなみに、「初日天神」のほうは、出てくるとき全然拍手がなく、一瞬無観客化と思うくらいだった、会場が暗く、見えなかったのかもしれず、その後は普通に有観客(といっても客数は少ない(コロナ関連だと思われる)ことを宮治は言っている)だが。
二席ともで、登場人物がうまいことを言い、山田くん座布団と言っている。まだ笑点レギュラーになる前の高座だ

12/17
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古今亭菊之丞「替り目」
夜、家の前で車夫をからかい、良い心持ちの酔っ払い。女房を説得して、寝る前にもう一杯だけ飲もうとするが、つまみが無い。早速、女房を近所のおでん屋へ買いに行かせるが…。
一説によれば文化9年の笑話本「福三笑」の一遍を原話とする古典落語。
(令和2年10月18日亀戸文化センター「特撰落語会 三遊亭白鳥・古今亭菊之丞 二人会」より)
古今亭菊之丞「不動坊」
大家に呼び出された吉さんは、同じ長屋に住む不動坊火焔の美人妻・お滝さんとの縁談を勧められる。冗談かと思ったが、不動坊が旅先で死んだためだと知って大喜び。しかし、それを知った他の独身仲間は面白くない。そこで一行は吉さんにひと泡吹かせようと算段するのだが・・
(令和2年10月18日亀戸文化センター「特撰落語会 三遊亭白鳥・古今亭菊之丞 二人会」より)
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23/1/6視聴
菊之丞「替り目」、なんか聞いたような気がするなあとまず思う。しかもこの番組で。ということは最近。この番組は再放送もあるみたいだし、もしかして、と思うが、「不動坊」は聞き覚えがなく、勘違いかな、と見始める。が、「替り目」のマクラで前にも聞いたようなエピソードが。酒が飲めない落語家ということで、市馬を「酒を飲まないのによくあんなに歌えるものだ」とか、さん喬に打ち上げに誘われ、そこにはさん喬一門が揃っていて、さん喬は酒を飲まず、メールかなんかを打っている、で、時折(物真似で)「喬太郎、そんなこと言ったらダメだよ~」。
ここら辺で気になって仕方なくなり、自分のメモブログを検索、この項の一番上、菊之丞「親子酒」がある。これだ。
そしてその時と同じく、これが終わると白鳥の出囃子。今回放映分は白鳥との二人会であるから、不思議はないが。
この回も落語ファンが多く集まっているのだろう、市馬やさん喬はそんなに知名度はないと思うが、上の部分で大いに受けているし、あと菊之丞の師匠、円菊の物真似が出ると大いに沸く。
「不動坊」はこの日の最後のネタであろう、終わって追い出し太鼓。

12/24
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桂雀々「遺言」
大阪にいる父が急死する。息子の吉松は東京で、父の遺言を聞けずじまいとなった。吉松は大阪に戻り、親戚を訪ね回り父の遺言は何だったのかを聞き出そうとするが・・・。
桂雀々「手水廻し」
田舎の宿屋で、大坂から着た客人が宿の者に「手水(ちょうず)を廻してくれ」と頼む。しかし「ちょうず」の意味が分からない宿屋の面々は、あれやこれやと見当外れの行動に出てしまい・・知ったかぶりが招く滑稽噺。
公開・放送年 「遺言」(平成29年9月3日国立演芸場『桂雀々独演会 雀々の逸品。』より) 「手水廻し」(平成30年2月18日 明治座上演)
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1/18視聴
「遺言」というのは初めて聞いた。
「手水廻し」は昔ラジオで確か松鶴のものだったと思うが、聞いた。そのころおれは手水という言葉を知っていたかどうか。その言葉の響きと長頭と勘違いするというバカバカしさで一度そこで聞いただけだと思うがよく覚えている。

ザ・カセットテープ・ミュージック シーズン2 [毎回視聴]

11/06(日) 21:00 - BS12トゥエルビ|55分|DR
ザ・カセットテ―プ・ミュ―ジック シ―ズン2 #1「第2回全日本名曲選手権」[字]
待ってました! 待望の新作
HPで新作の放映予定が発表され、どんなのになるかなと思っていたが、タイトルにシーズン2とあり、数回特番でやるのかと思っていただけに、それなりに長くやりそうで嬉しさ倍増。
その時間になにがなんでもと合わせたわけでもないが、その時間暇だったので、完全にリアタイで。途中で聞き逃してもう一度見ようと追いかけ再生にしたが、CM時間帯に追いつき、結局ほぼリアタイで。
この「全日本名曲選手権」は最近再放送をやっていて、面白くて、確か結局全部見直した回。二人がそれぞれに曲を持ち寄り、まずオリジナルをかけ、その後カバーバージョンを数パターンかけるという企画。今回はマキタ、スージー、マキタ、スージー、マキタという順で5曲紹介された。
収録場所は、結婚式でもやりそうな大きな広間で、テーブルだとかそういうものは一切なく、だだっ広い部屋に三人(アシスタントはうめ子)。おれはその違和感から最初はグリーンバックでそこにそういう部屋の画像をはめ込んでるのかなと思ったくらいだ(各人がアップになる場面などカメラが切り替わっても、バックが変わらないので、本当にそういう部屋なのだなと思い始め、番組終盤では、間違ってその部屋に人が入ってきてすぐ出ていくという場面があり、確信)

11/13(日) 21:00 -
BS12トゥエルビ|55分|DR
ザ・カセットテ―プ・ミュ―ジック シ―ズン2 #2「平成を取り戻せ!」[字]
記述11/24
すっかり感想を書くのが遅くなっているが。
この番組は好きなので、後でもう一回じっくり見ればいいかと、当日我慢できずに、他のことをやりながらリアタイ、追いかけ再生も含め、視聴。
面白いのでやっぱり要所要所でテレビに目が行く。そして感想としても書き残したいことが多々あった、ように思った。
翌日、再度今度はじっくり視聴。が、昨日見ていたから「一度既に見たもの」ということで新鮮な驚きはなく、そういや何を書き残したかったんだっけとなってしまい、時間を空けてもう一度見ようかとか、考えながらこの日まで。
まあ、もういいや。
かけられた楽曲についてはウィキに掲載されるだろうし、番組内容詳細については面倒なので書かない。
それでもなお記しておきたいこと。
アシスタントがなんと松尾英里子。彼女がこの番組に出ていることはウィキで知っていたが、見るのは初、なはず。他のアシスタントとまったく毛色が違うし、おれとしてはそれなりに馴染みのある人なのでここで見るのはとても新鮮
その馴染みということでいえば、OPで松尾は「マーケットアナライズから直接やってまいりました」と挨拶。
そして彼女がラジカセのスイッチオンする姿がやけに目立つ。このラジカセスイッチオンについては以前にも書いたように思うが、あれで実際操作してるのかどうかよくわからない。ダミー動作のようでもあり、今回のようにあれだけいちいちやっているのを見ると、実際に操作しているようにも見えるし。

12/11(日) 21:00 -
BS12トゥエルビ|55分|DR
ザ・カセットテ―プ・ミュ―ジック シ―ズン2 #3「絶対に役立つコ―ド進行」[字]
相変わらず楽しみにしている。放映時間になるとソワソワし、録画再生ボタンを押すのも躊躇しない(ほかのバラエティ番組となると、再生ボタンを押すのに見るのがかったるいなあと一瞬躊躇するのだ)
アシスタントはさかっち。収録場所は前回と異なり、スージーの始めたユーチューブチャンネルもそこで収録しているという居酒屋
そういや、この人たちのユーチューブと言われてもあまり食指が湧かない。今のところは、だ。この番組でも確かユーチューブ配信というのをやってたはずでそれも見なかった。
前回までは感想を長々と書いてるが今回はとくになし

12/18(日) 21:00 -
BS12トゥエルビ|55分|DR
ザ・カセットテ―プ・ミュ―ジック シ―ズン2#4「第6回日本カセットテ―プ大賞」[字]
アシスタントはとんちゃん
マキタとスージーがそれぞれ設定したテーマで曲を紹介していく。そのうちの何回かでは、同じテーマで数曲を紹介、その中からどれが受賞となるかをとんちゃんが選ぶという場面があった。
マキタのテーマの中で物語的な歌というのがあり、その趣旨の説明なんかで、ベタすぎるがいかにも「浅草キッド」がかかりそうだなと思っていた(本当にあった話がいい、芸人の話にグッとくる、など)ら二曲目としてやっぱりかかった
ここでは3曲かかってとんちゃんの出番、浅草キッドは選ばれず、しかもコメントもしっかりしていてマキタも脱帽、ここが今回のハイライトシーン
そして番組の最後で衝撃の発表。シーズン2はこれで終了とのこと・・・。がっかり