SSブログ

日曜ゴ―ルデンシアタ― 熱海五郎一座「静かなるドンチャン騒ぎ」

07/23(日) 18:30 - BS松竹東急|150分|15倍録
日曜ゴ―ルデンシアタ― 熱海五郎一座「静かなるドンチャン騒ぎ」
--
7月からは毎月、伊東四朗一座・熱海五郎一座の名作舞台をお届け!今夜は、熱海五郎一座 楽曲争奪ミュージカル「静かなるドンチャン騒ぎ」を無料初放送!

ミュージカル女優・円城寺綾は、恋人である角田から婚約指輪をもらい、幸せの絶頂にいた。

一方、長い間抗争を続けてきたヤクザ、由利組と佐倉組は、ようやく手打ちの日を迎えていた。
しかしその最中、由利組の組長が、オンナのマンションで無様な事故死を遂げてしまう。
英、銀次らは、何とか由利組の面目を保とうと、一計を案ずる。
組長が亡くなった際、佐倉組・角田が手打ち式の連絡状の返事を届けるため、
そのマンションに来ていたことを聞きつけ、
組長が角田に打たれて死んだという細工をしようというのだ。

出演
三宅裕司 渡辺正行 ラサール石井 小倉久寛 春風亭昇太 東貴博 タカアンドトシ 辺見えみり 劇団スーパー・エキセントリック・シアター
公開・放送年
2006年
--
嬉しいことにこれから毎月放送とのこと。
前に見たときと同じ印象、劇場で生で見たなら面白いだろうとは思うけど、テレビで見るとね、という感想。
結局サイズの問題なのだと思う。劇場公演をテレビサイズにしてしまうとねえ。
出演者は上にあるとおり、座員として今も参加している面々のほかに、タカトシ、さらにヒロインとして辺見えみりという布陣、全員に大いに見せ場あり。
由利組のほうに三宅裕司、小倉久寛、タカアンドトシ(トシのほうは蕎麦屋の出前として登場し、組に入りたいと懇願し入れてもらうという役)、由利組の組長というのは登場しない、死んだことが劇中知らされる。親分の娘が辺見えみりで、今は芸能界で活躍中
佐倉組のほうは、組長がラサール石井、その下の若頭くらいの役職が渡辺正行、さらに下っ端として東貴博がおり、彼と辺見えみりが恋仲
昇太は由利組組長の主治医の息子で医者の役。組長の死体を細工し、佐倉組・角田が殺したという風に偽装する
スペシャルサンクスクレジットで伊東四朗と高田文夫(ともう一人)の名があった。ニッポン放送が公演に主体的に参画しているようである。あとアミューズと。
伊東四朗は写真で登場していた(先代の組長)。東貴博は辺見えみりと結婚をするというのが最終盤であり、その式の場面で、これまでの生い立ちとして昔の写真が紹介される場面があり、そこに東八郎と一緒の写真も登場
最後の挨拶のところで、これが旗揚げ公演ということを話していた。伊東四朗はスケジュールが合わないということで参加せず。パンフレットでは伊東と対談、さらには大瀧詠一とも対談しているとのこと(最後の歌が大瀧詠一の「夢で会えたら」だった)。大瀧詠一もこういうのを好きでマニアックに追っていたという話もよく聞くから納得である。
また熱海五郎の名の由来を話していて客席の驚きの反応を見て、あまり伝わってなかったんだなと笑っていた

楽曲争奪ミュージカルとあるが、ミュージカル的にやってるのは辺見えみりだけで、その歌の中で、なんで歌えない人ばかりキャスティングなどと歌っている。
最後の挨拶のところでは二度のカーテンコールがあり、その二度目で没になった歌というのを渡辺リーダーの前説でラサールが渾身の歌唱、1番で打ち切られ(3番まであるとのこと)、この芝居から歌がなくなった理由がおわかりでしょう、と。