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七人の特命隊 [映画]

2021/9/11 BS 161
開始時刻 21.00 録画時間 1.54
吹替版(チャック・コナーズ (瑳川哲朗) 、 フランク・ウォルフ (小林勝彦))

1968年公開のマカロニ・ウェスタン
原題:Ammazzali tutti e torna soloで、ここに七人と入ってるのかどうかわからないが、この七人というのは、南軍から北軍の武器庫にある金を奪うという密命を受けた主人公クライド・マッケイが五人のならず者を集めて、作戦を実行する。その際に南軍の大尉がお目付け役という感じでついてくる、という七人。
で、クライドは五人を引き連れて南軍の基地に攻め入る。これは南軍の将軍から頼まれていたことでデモンストレーション。その場面で、五人のメンツを紹介するのだが、ここが変。
五人というのはデッカ、ボガード、ホーギー、ブレイド、キッド
その中で一人、ボガードだけ名前が紹介されないのだ。その後のクレジットや、六人で行進(まだ大尉がついてきていることがわかっていない)している映像で、変だなあと気付き、メンツ紹介の場面を見直しわかったのだ。何度か見返して、多分、ボガードの名前を言っている場面が吹替に入っていないだけなのだろうと思う。その紹介の場面は、各自が階下でまだ殺陣をやっていて、それを目で追いながら「こいつは○○、」と名前を紹介し、その性格なんかも喋っており、それを順に。その際、ボガードだけ、紹介されていないように見えたけど、一応画面に映っており、クライドのセリフもよく聞いてみると、デッカの紹介後、ボガードの名前だけ省いて、性格なんかの紹介はしていることに気付く。でもその場面ではそれぞれがそれなりの時間映っているのだが、ボガードだけは、異様に短い。
このくらい古い作品、とくに西部劇、マカロニ・ウェスタンで多いのだが、今回は吹替版で、二か国語放映でない、字幕もつかない。なので、吹替にないだけなのかはよくわからない。まあ映像のカットとかはないと思うが、なんか変だなあ。
クライドは金を奪ったら、最後に全員殺せと命じられている。中盤で金を奪い、一人で逃げるが、仲間に追いつかれる。が北軍も追いかけてきて、結局連行、収容される。ここで一応クライドと他の四人(仲間の内、ホーギーはその際に川に飛び込んで姿を消しており、これは終盤で再び登場する)は、自分たちの身の上を考えて仕方なく再度結束という形になる。おれは、この後のストーリーとして、仲間が結束して、悪役となる大尉(金次第とほざいて、なぜか北軍の軍服を着て、北軍の大層な地位に就いている)を出し抜くみたいなことを想像、そもそも最初の裏切りも裏切りに見せかけているのかなと思ったくらいだ。
この予想は外れ、この後のストーリーは比較的殺伐としているという感じ。少しずつ仲間が脱落していき、最後は大尉とホーギー(大尉と組んでいる)とクライドが対峙、クライドが勝って、金も手に入れ、というラスト。