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抜き射ち二挺拳銃 [映画]

04/07(金) 13:00 -
NHKBSプレミアム|78分|15倍録
シネマ「抜き射ち二挺拳銃」<字幕スーパー><スタンダードサイズ>
1952アメリカ
テレビ録画の映画を見るのは超久しぶり。
まあ早急に見るものもなくなり、というか、溜まった録画はもう尋常でないほどになっていて、しかし、何も見たくなく、これを見ることに決めるまでも延々と時間がかかった。
おれがいま延々と見ている1時間の連続ドラマ時代劇と比べ映画は、2時間、シリーズものでないので各キャラとも初対面ということで、かったるいのだ
で、短めの作品を選んだ。
かなり面白く集中して最後まで見れた。
映画/西部劇を見るのは久しぶりなので、他の作品と比べてよかった、悪かったという比較ができず、ゆえにこれが良い作品であるのかどうかよくわからんのだけど。
ストーリーは単純なように見え、所々にわくわくするような仕掛けがあった。
監督がドン・シーゲル。だから面白かったのかもしれない。
主役はオーディ・マーフィ(ルーク(通称:シルバー・キッド))なのだが、おれはスティーブン・マクナリー(タイロン(通称:ライトニング))の方なのかと勘違いした。彼の独白がナレーションとなって進むので。
で、まず冒頭に採掘権強盗団が暴れまわっているとナレーション(タイロン)があり、ルークの父親がその強盗団に殺され、ルークが復讐を誓うという場面がある。これを見て、なんだか童顔のルークが主役なのかなあと思っていると、保安官のタイロンが登場し、ナレーションもやってることがわかり、こっちが主役なのかと勘違いしたのだ。で、その割にサブタイトルの二挺拳銃を操るのはルークの方だし、なんか色々ごっちゃというか、ダブル主演というか。
でも見終えてみると、なるほど、ルークの方が主役かともいえる。
タイロンはダスティに惚れられており、が、邪険に扱っており、そこへルークが割って入り、最後はこの二人が結ばれるというところで終幕なのだ。
仕掛けの一つとして、タイロンが悪役側の女性オパル(通称:ブラウン・アイズ)に惚れ、騙され続けるというものがあり、江戸を斬るを見ているせいか、タイロンが騙されてる振りをしているように錯覚してしまう。
そうそう、そのオパルの登場場面もうまい演出。強盗団を追って負傷したタイロンは、治療のため、街に戻らないでいたのだが、そこへ強盗団の目撃者が負傷して運び込まれる。この負傷者を、看護婦だといって近づき人がいなくなった隙に殺してしまうのがオパル。殺したということに気付かず、タイロンはオパルと親し気に話し、オパルが金の採掘業者を始めた兄を頼ってタイロンの町へ行くと聞き再会を約す。その兄ロッドが強盗団の首領。見てる側はわかって見ているのだが、このロッドが何者か、そしてオパルが何者か最後まで気付かないというあたりが興味を惹き続ける原動力の一つとなっている
悪役のひとり、ジョニー・ソンブレロはその名の通り、ソンブレロを被っており、そういう特徴的なところもわかりやすくて良い