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時代劇スペシャル 仕掛人・藤枝梅安(小林桂樹) [時代劇]

01/30(月) 09:00 -
BSフジ・181|115分|DR
[字]仕掛人 藤枝梅安 梅安蟻地獄
小林桂樹版は2時間枠で、全7本。今回放映されるのはそのうちの2本だけ。
オリジナルは1982年~83年。
見てる間は70年代の作品かなと思っていたが、82年か。必殺仕事人より後だな。
全編暗く静かなトーン。唯一コミカルなところは梅安のところにいるおせきの喋る内容、梅安の裏の仕事を知らず、気のいいおせっかい婆さんがベラベラ喋るあたりだが、とても短い。
過去に見た必殺シリーズも含む一連の仕掛人についてはもうあまり覚えていないので比較してどうこうはない。「梅安蟻地獄」とサブタイトルにあり、これは必殺仕掛人映画版でもこのタイトルのものがある(そもそも原作として池波がこういうタイトルの作品を書いている)ので同じストーリーなのかもしれないが、これもあまり覚えがない。
ただところどころ、何か(仕掛人シリーズではないかもしれない)で見たことあるような場面が多少あった。
彦次郎(田村高廣)が語る自分の幸せだった時代が短かったというところでの回想(女房が荒くれ男に強姦され、娘と一緒に自害)だとか、殺しの場面で、頼まれてもいない殺し、それは依頼人なのだが、それを殺してしまうというストーリーとか。最後に元締、音羽の半右衛門(中村又五郎)が近江屋を殺しちゃうのかなと思った(これは確か必殺仕掛人のテレビシリーズで見た覚えがある)が、殺すまではせず、でもなにかそういう含みのある終わり方だった。
配役はレギュラーのみウィキにある。
ゲスト陣も豪勢だった。ウィキ以外から引っ張ってきた--
織本順吉、今井健二、小栗一也、森山周一郎、立川光貴、真山知子、藤森健之、中田博久
ナレーター:芥川隆行
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藤森健之(真田健一郎の別名義)はどこに出てたか気付かなかったなあ

※追記1/31視聴
01/31(火) 09:00 -
BSフジ・181|115分|DR
[字]仕掛人 藤枝梅安 梅安晦日蕎麦
こちらもなかなか充実
2時間の作品にするだけの内容のあるストーリー
レギュラー陣は変わりなし
ゲストはウィキ以外から--
佳那晃子、伊吹剛、田口計、小林昭二、中井啓輔、露原千草、加藤土代子、真田健一郎
ナレーター:芥川隆行
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最後の元締の言葉はちょっと説明的。そして今作品での一番の悪、嶋田大学(田口計)を梅安が仕掛けたことに、嶋田こそ先日(作品の序盤での場面)に頼もうと思って梅安に持ち掛けたが梅安が断った案件で名前も明かさなかったのによくそれがわかったねと言っているのだが、じゃあその嶋田を殺すよう頼んだ起こりは誰なんだという気がする
年末の話で、ラストは年越しそばを食べるシーン。
池波と縁の深い真田健一郎。島田は江戸家老で、藩から護衛のために読んだ凄腕という役で、終盤に登場。結局仕掛けられるのだが、彦次郎の吹き矢が目に刺さるというグロテスクな死に方

両作品で茹でた大根を食べる場面、岸谷五朗版では大根を食べる場面で藤田まことが出ていたのが印象深い。これに限らず食の場面は多い。池波作品の見どころの一つである
小林桂樹と柴俊夫は「江戸の激斗」でも共演、今作品はそれよりちょっと後である。