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ルパン三世 PART6 [アニメ]

放映期間
日テレ2021年10月10日 - 2022年3月27日
BS日テレ2021年10月18日 - 2022年3月28日
追っかけでBS日テレでも放送(再放送)が始まった。放映期間中地震だったか、そういった事件事故の関係でテロップが出たりということがあり、BS日テレでの放送も録画して綺麗なほうを録画として蓄積しておいた

エピソード0は先に見ているが、この新シリーズを見るにあたって再度これから視聴した。
すでに感想は書いておりそれに付け足すようなことはあまりないのだが。
小林さんの退任に合わせたような「時代が変わった」というようなセリフの多用のほかにも、これまでのルパンにあまりなかったようなセリフ、「今を楽しむだけ」みたいなセリフのが強調されているのが印象に残る。
これから書く点はもう前に書いてあることだが。銭形の声にすごく違和感を持った。銭形、五ェ門、不二子とレギュラーそれぞれと次元での2ショットでの対話の場面があるのがやはり特別印象的である4/21は時間がなくて、この回のみの視聴

4/22
第2話まで視聴。
大して面白くない。一話完結でなく連続ものである。第0話とは繋がりはない。
お馴染みのキャラ以外のいわばゲストが主要登場人物であり、彼らをメインに話が進む。アクション、推理の要素の入った映画のような作りであり、それは近年(パート4以降)レギュラー放送をやる際は毎回これであり、まあこれくらいしないと、今さらルパンと銭形の追い掛けっこでもないでしょうということか、新作を作る意味が見いだせないのかなと気付く。
次元の声、違和感なし。いま、他に書き留めておくことないかなと考え、そういや声優が変更になったんだったと思い出したくらいそのことを忘れていた。あまり出ていなかったというのもあるかな。上に書いたようなゲスト陣が前に出てくるため、さすがにルパンは主役だが、銭形も含むルパンの仲間たちは脇に追いやられがちである。
ゲストではホームズとリリーが字幕では色付き。この長い話のメインキャラであろう。
そして第2話を終わった時点でまだまだ物語は序盤で解けていない謎も多く、それらがだんだん明らかになっていくのだろうが、なぜか第3話はこの長編ものを一旦脇に置いて別の話になるようで、いや、まだ見てないからわからないが、次回予告や第3話冒頭を見た印象だ、一気に長編ドラマの続きを見たいんだがな。確か前シリーズでは長編ものが一旦終わると、一話完結ものが数話挟まれていたように思うが、この第3話はそんな感じに見える。勘違いかな。

第3話
ううむ、やっぱり一話完結ものだ。一応舞台はスコットランドヤードという言葉が出てくるので前回と同じイギリスのようで、どこかに前回の話と絡むところが出てくるかなと思ったが、それもなし。この回が前回の話と絡んでの伏線になるとかだとややこしいな。

第4話
これも一話完結。このシリーズの放映決定のニュース時に話題になっていた押井守が参加(脚本)した作品。
前半はなんだか異様な作品で、ホワイトエレファントなるダイナーでウエイトレスとその店に入ってきた二人組の男の会話がほぼ大部分。途中からそのうちの男2の声が次元のようだと気付く。はたしてその通りで、その二人組はルパンと次元、ウエイトレスは不二子という具合。そのダイナーには他に6人の男がおり・・。
ルパンは仮面を脱ぎ捨て素顔を出すところからルパンの声になったが、次元は最初から次元の声だった・・・ような気がしたが、最後のクレジットで、殺し屋1~8と8人がクレジットされており、その店の中にいた殺し屋も上記二人組を入れて8人のはずで、となると、次元の声に似ていただけかな。
その殺し屋の中にはトーゴー・十三(じゅうぞう) という名のゴルゴ似の男もいた。他もアニメのキャラなのかもしれん。

第5。6話
前編後編からなるが、これも全体の長い話とは関係のないエピソード。
ルパンが明智小五郎がいる江戸川乱歩の小説世界のような昭和初期大日本帝国帝都東京に迷い込むというような話でなんでこうなったかは最後に謎解きがある(なんだかよくわからない感じだが)。迷い込んだ世界にはお馴染みキャラクターが名前を変えて存在している。ルパンはその世界に来た瞬間から黄金仮面(「黄金仮面の正体は怪盗ルパン」とされ、作中ルパンはルパンと呼ばれているが)とされ銭形そっくりの浪越警部に追いかけられ、不二子そっくりの黒蜥蜴に助けられ、また次元そっくりの大日本帝国軍人(※)も現れる。そして、五ェ門は五ェ門の名前のままで登場し、これはルパンと一緒に迷い込んだという設定。
※本郷少佐と呼ばれ、大佐、この人物は奸物、に付き添っているが、ラストではその大佐を投げ飛ばし、「アジア解放のためにはどんなことでもやる、と同時に貴様のような私利私欲の塊を捕えるのも俺の仕事なのさ」と言って去って行き、それが「日東の剣侠児こと不死身の軍事探偵、本郷義昭」とされている。本郷義昭のことは知らなかったが、調べると山中峯太郎の少年小説シリーズの主人公とのこと

4/23
第7話
ホームズとリリーの出る長い話に戻った。そうそう、サブタイトル表示場面で、この長い話のときは右下に「LupinⅢ vs. Holmes」と出ることに気付く
この回よりスポンサーがつく。
スポンサークレジットが入る箇所、最初と最後にあるのだが、スポンサーがついていないときにもそれがあり、スポンサークレジットが空白だと異様である。最近はよく見かけるのではあるけど。最初に見たのはBSフジの2時間ものの時代劇だったはずで、このメモブログにも書いたはずだから調べればわかるはず・・・「闇の狩人」だった。
この箇所は静止画像で、多分その日放映分の一場面となっている。その中でとくに最後のほうなのだが、ここが次元になる場合がとても多い。エピソード0では当然そうなっておかしくないフィーチャー回だからとくに気にも留めていなかったが、その後にも比較的多く次元が採用されている。

第8話
現在(「LupinⅢ vs. Holmes」が行われている作中の現在)から3年前のリリーに関する話で、これも長い話の一環だろう、が、サブタイトル時、右下の「LupinⅢ vs. Holmes」表示がない。
次元がフィーチャーされる回。

第9話
一話完結もの
ルパンが別件で忙しいと言ったり、次元がルパンのことを「ロンドンを離れられない」と言ったりしていて、多分「LupinⅢ vs. Holmes」のことだと思うが、それを示唆している。

第10話
押井守脚本
一話完結もの
これは俺の頭じゃ何度見ても理解できないだろうな。ぼんやりとしかわからん
ネットに解釈サイトがいくらでもありそうだからそれ読んで理解した気になっておこう。

4/24
第11・12話
「LupinⅢ vs. Holmes」完結編
放送日も年末の12/26に2話分連続で放送されている。
それにしてもなぜこの長編、を連続で放送せずに、間にオムニバスエピソードを入れたのだろう。興が削がれるじゃんか。意図がわからん。こうすることでよいことってあるのだろうか。
そしておれはこの回を見ていて、もうそれまでの登場人物があやふやになっていて、犯人とされたエリオットってなにものだっけ、のまんま最後まで見た。
そうそう、まったくの勘で、なにかしら証拠があっての理詰めでそう思ったわけではないのだが、この回を見るに当たり、多分レストレードが犯人だろうなと思っており、第12話中盤まで見て、違ったかあと思いながら見ていると、当たったーとなった。やっぱそうなるよね。
ともかくももう一回振り返りながら見てみたいような気もするし、再度見るほどの内容ではないとも思えるし。

第13・14話
新たな連続もの「Witch and Gentleman」スタート
トモエというルパンの母親なるものがルパンの話として出てくる。が、14話でそれは育ての親という意味で、盗みのための訓練を施した先生である。
14話の最後、強豪に見えたメルセデスがあっけなくやられまくる。最後ルパンに銃を突きつけられるもののやはり殺さない。殺すなんて描写は無理だし、ルパンというキャラも時代を経てそんなことは決してしないとなってるしなあ。

4/25
第15話
次元フィーチャーの一話完結もの
次回は五ェ門フィーチャーのようだ。

第16話
五ェ門フィーチャーの一話完結もの
第15話はルパンと次元しか登場しない、そしてこの回はその代わりということか、次元が登場しない(銭形と不二子は登場する)
第15話はこれまでも時折あったと思うが、次元の過去に関わりのあった女との話で次元のハードボイルドキャラに合ったストーリーと作風。
一方第16話は、ファッションショーに登場する五ェ門というコミカルなもの。
五ェ門というキャラはそのキャラゆえに使いにくいのだろう、登場しない回が多々ある、それは思えば第1シリーズのときに途中から登場したし、最初は仲間でなかったということから始まる。第2シリーズでは出来得る限りレギュラー5人を登場させるという決まりがあったとも聞くが、その辺の影響もあり、五ェ門が出てない回というのはちょっと特殊にも見えるが、その決まりの呪縛から溶けたとでもいうか、五ェ門なしのほうが話がスムーズ、無理やり登場させると出来が落ちるということでもあろう、近年のシリーズでは登場しない回というのは度々見かける。
一方次元のほうは、元からのルパンの長年の相棒ということで、話に無理やり登場させてる感がなく、ゆえに登場回数でいえば五ェ門よりずっと上になろう
それぞれのフィーチャーされる回というのが時折あり、次元の場合はこの第15話のような構成のものが多いという記憶がある。五ェ門は剣の道にまい進する修行者というところから、その修行の際の話は師匠が絡む話だのでフィーチャーされる話がいくつかあったように思うが、こういう話はさほど広がりがないと想像でき、そういう話ばかりでなく、この第16話のように、そういう堅物を意外なものと組み合わせてコミカルにフィーチャーされたりというのもいくつかあったように思う。

第17話
オリジナルレギュラーキャスト全員登場の一話完結もの。加えて「Witch and Gentleman」登場キャラかと思われていたアリアンナも登場。単に捜査員として。

第18・19話
「Witch and Gentleman」
ヘイゼルというある国の国会議員が登場。トモエに教えを受けたということがわかり、ルパンが接触。話の後半で、さらにはマティアやアリアンナもトモエの教え子だということがわかってくるという展開

4/26
第20話
15・16に続いて、不二子フィーチャー回

第21話
息抜きの回とでもいえそうなコメディ回。
人魚伝説の残る運河に囲まれた国境の村・ミトンに閉じ込められたルパン一家の休暇。ミトンの妄想好きの少女ムルーに不二子が人魚の生まれ変わりと間違われ(その後マダムと呼ばれる)、さらには次元と五右衛門はそのマダムに恋する恋敵、ダンディと苦学生とされ、さらにはルパンはマダムにちょっかいを出す猿顔のおじさんとされる。仕舞には三者による不二子への愛の告白合戦(ムルーが書いた脚本に沿って)となる。
ルパンの中でのコメディというのは使い古されたものが多く大抵パターンが読める。これも途中で大体読めた。まあ昔のシリーズのころにはそれなりにオリジナル的に考え出されたものもあったのかもしれないが。

第22話
「Witch and Gentleman」と表示されないが、トモエと関係のあるエピソード。
話が込み入っていて理解がついていかない。2回に分けるくらいに時間を取って描かれてもいいかもしれないが、このスピード感がいいのかもしれないなあ。
フィンという少女が登場、自分の母親マリエルと自分の出生についてを調べる極北の国・レヴォンランドへの旅、に出る。レヴォンランドでマリエルがホームステイし、そして自分を生んだ家でフィンもホームステイをする
そこでなぜか自分のその調べた成果をベラベラ喋るチャンネルで放送をするというのはご都合主義、さらにはマリエルがそこで受けた家庭教師の授業を録音しているというのもご都合主義、さらには最後にそこらに起因する殺人事件の映像が残ってるのもご都合主義ではあるが、まあこういう入り組んだ状況を現在のテクノロジーを利用してこんな感じに整理したということでご都合主義と批判するほどのことはなかろう。
マリエルの家庭教師がトモエ、そしてマリエルの母親もトモエの授業を受けていた。
フィンの放送を聞くという形でマティアが登場する
さらに第17話に登場したワン・リンファも登場する。銭形にマティアの情報を伝えるという役

第23・24話
「Witch and Gentleman」の結末編。そして第23話は第22話のラストシーン、ルパン一行が銭形とレヴォンランドで鉢合わせになった場面から始まる。
第23話ではこれまでに出てきたメルセデス、マティア、ヘイゼル、ギャビー(16話)、ワン・リンファ(17話)、アメリア(20話)、ミレーヌ・ルグラン(15話)、ムルー(21話)、アリアンナがみなトモエの教え子で、ルパンに対して呪縛の言葉をささやいていたことが明かされる。
「Witch and Gentleman」の感想
うーん・・・、これをルパンでやる必要あるのかな、という感じ。新機軸ともいえそうではあるが。
ほかの作品も含め見ているときに、今のアニメの流行を取り入れた感覚がルパンに合ってない感じがしていた。おれはアニメファンではないので今の流行なんて知らないのだけどさ。
で、それとルパン三世という老舗アニメの規則とがうまくかみ合わず、昔からのキャラクターが出てきてお馴染みの会話なんかをするとどこか無惨に感じたりもする。
筋立てとしてはそういえば昔のシリーズにもあったようなパターンに準じているともいえないことはない。ルパンが誰かに操られ仲間たちにも銃を向け暴走をするも、最後には正気に戻り、アッハッハ、みたいな。
ただ今回のものは長編で、ルパンの生い立ちや、その生い立ちに起因する家庭教師トモエの言葉によって呪縛され、操られ行動するという、これまでのルパンだとあまり扱わないような展開が長々と続き、そこらはアニメルパン三世らしくなく、上記の「今のアニメの流行を取り入れた感覚」の一端。まあ、あくまでも結末はいつものカラーで、そこらが「ルパン三世という老舗アニメの規則」による足枷にも思える。
まあ新しいことやるなといってるにも等しいおれの意見だが、そういう意見からみると、代表作はパート2(パート1でもいいし、大雑把にくくればパート3までの世界観)なんだから、それの焼き直しでやるべきでそれではやれないというなら止めればいいのかな、という感じがする。
ルパンは殺しなんてしないキャラにないと上に書いたが、ルパンがトモエに銃を撃って殺すという描写がある。まあこの場合はトモエが魔女的のキャラだし許されるんだろうな
煙草を吸うという描写もある。煙草については近年あまり描かれなくなってるがルパンでは控えてはいないんだろうな、これまで気にして見てなかったけど。

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OPは全部同じかと思いきや、「Witch and Gentleman」開始の第13話から超マイナーチェンジ、といっても一番目立つところ、冒頭のルパンが銃を発射する場面の色合いがそれまでの赤から、カラーになっている
EDも第13話から違う歌になっている
アイキャッチ。規則性はわからないが色々なパターンがある。絵柄は変えず音楽を変えるというパターンも多用。
中でも、パート2時の有名な「タカタカタカタカ(ドラム)、ルパンザサード♪、あり?」というやつのニューバージョン、この「あり?」の部分、パート2ではルパン(山田康雄)の声だが、ここでは変に高い男の声で妙に印象深い(絵柄はパート2ではルパンが格好良く車に乗り込もうとして転げ落ちて「あり?」となるのだけど、ここでは特に「あり?」となるような絵柄ではなく、単にパート2のもののオマージュとしてやっているのだろう)