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伝説のコンサート“ゴダイゴ” [音楽]

12/05(土) 21:00 -
NHKBSプレミアム|90分|DR
伝説のコンサート“ゴダイゴ”[字]

宣伝番組を見かけ録画視聴
まあこういうものを見つけたとき二つの内心の反応がある
純粋に歓迎という場合と、義務感で見なくちゃと思う場合と。
これなんかは本当は前者なのだろうけど、なぜか後者。まあ他の事で色々忙しく、また録画の録り溜めも溜まっちゃってるしな。
後者なんかは顕著な例でいけば、談志。それも亡くなってしばらくしてくらいのころに、特集番組なんかをやり、なぞった程度に紹介し、わけわからん芸能人がなんやかやと感想を言うみたいな番組だと予想される場合、時間の無駄だし見たくないけど一応見ようか、みたいな。

まあそんなことはどうでもいい。
結構な期待と、ちょっぴりの面倒な気持ちを抱えながら視聴。
色々思うことはあったが、内容としてはイマイチ。
一本のコンサート、それも全盛期のものをを丸ごとやってくれるかと思ったが、まず序盤は主にレッツゴーヤングなどテレビ番組からの映像(レッツゴーヤングだけだったかも)。まあ、ライブといえなくもないけどさ。
そして中盤に、いよいよコンサート映像、それも全盛期といえる1980年のもの。なのだけど、ここは短い。3曲だけ。銀河鉄道999がその内のひとつ
そして、その後は再結成後のコンサート、これは1999年。これがこの番組のメインともいえそうで結構長い。
悪くはないんだけどさ。
タケカワさんはエネルギッシュなパフォーマンスをする人でなく、それは全盛期のころからそうだったがそのころはイケイケだったからそういうことは目立たなかった面もあるのだけど、再結成後のものを見ると、歌を丁寧に歌うということだけに専念してるようで、迫力がない。その分大人の洒落たロックバンドという雰囲気ではあるけど。
「モンキー・マジック」、これも1999年のコンサートのものが放送されたが、そこであの白い糸を手から出すパフォーマンスで大いに沸いていた。コンサート映像だからなんともいえないが、他ではほとんど歓声が入っておらず盛り上がっていないのかと思っていて、そこでの歓声は印象的

最新インタビュー(タケカワ、ミッキー)あり。ギタリストの浅野さんへの言葉や、彼をヒューチャーした楽曲の映像もあった。

ガンダーラのシングルジャケットが写る。さすがテレビドラマの主題歌、孫悟空や三蔵法師などキャラの写真が写ってるやと思ったが、よく見ると、ゴダイゴのメンバーがそれに扮装していた。

そういや以前、これがいつのことだったか、凄い昔のような気もするし、割と最近なのかもしれないし。凄い昔というのは1990年代くらい、割と最近というのは2000年代くらい。
ベストテンだとかの歌謡曲番組の同窓会的なスペシャル番組で、当時の常連がたくさん出ているというタイプの番組にゴダイゴが出ていて、タケカワユキヒデは参加しておらず、ミッキー吉野がボーカルを取り、新曲なのかわからないが知らない曲をやっていた。そりゃタケカワの歌じゃない曲なんてみんな知らないわな。なんかエゴ満載というのが感じられたのだ。いま考えれば、それは断れよって話だと思う。

ゴダイゴの楽曲について
前にも書いたが「ガンダーラ」「モンキー・マジック」の二曲がおれの歌謡曲カセットテープの幕開けに入っていた。
おれにとってゴダイゴはほぼ明確に知ってる曲と知らない曲が分けられる。上記二曲以外には以下
「ビューティフル・ネーム」
「銀河鉄道999」
「ホーリー&ブライト」
「ハピネス」タケカワのソロ名義
これに加えて「リターン・トゥ・アフリカ」もタイトルを覚えており、当時聞いて、なんでこんな変な曲を、と思ったものだ。
調べてみると驚愕で、ガンダーラからハピネスも加えて、ホーリー&ブライトまで連続してのシングルカット分であり、これだけの大ヒット曲、そして音楽的にもレベルの高い曲を連続して発表しているものだ。
おれの記憶では、「ガンダーラ」「モンキー・マジック」は先にも書いたように歌謡曲が好きになり始めた時期(録音を始めたということは好きの絶頂だったのかもしれないが)であり、そこまでの馴染みがなく、「ビューティフル・ネーム」が最高に好きで当時、少年が誰でもやることだろうが、自分が歌手にでもなった気持ちでよくベストテンなんかで呼ばれ出てくる場面からを真似したものだ。
そして「銀河鉄道999」となると、もうすでにちょっと飽きていたころというイメージ、「ホーリー&ブライト」は「銀河鉄道999」の前のような感じもするなあ。「銀河鉄道999」がヒットしすぎたからこそ、「ホーリー&ブライト」のほうに新鮮さを感じ、飽きを感じる「銀河鉄道999」よりも肩入れするのかもしれない。
これがたったの1年の間のことか。全曲なにかしらとのタイアップで、タイアップだから売れたというのもあるだろうけど、やはり音楽性は高い。タイアップということでいえば、ガンダーラが最初の大ヒットなのだけど、それ以前の曲もタイアップ率は高い(というか、リストを見てみると、全部タイアップだ)
先にも書いたようにおれはとにかく「ビューティフル・ネーム」。まあこれはもあり、学校やお父さんお母さんからも推薦されそうないい子ちゃん的な楽曲でもあり、そこらへんはちょっとこそばゆいのだけど。今聞いても楽曲として素晴らしい。前に「ブルースカイ ブルー」で子供ながらに音楽的なテクニックを感じ取ったというようなことを書いたが、「ビューティフル・ネーム」もそうだ。「ひとりひとつづつ」という歌詞の部分、1番ではそのまま通り過ぎるが、最後の章ではそこを歌詞なしで繰り返しサビへの期待を高めるとう手法、ここも好きだったねえ。
あと、イントロ、これは他の上に書いた曲のほとんどに当てはまるが、素晴らしい。音階音色、どちらもちょっと珍妙でまた楽器のなんなのかよくわからない。ストレートなロックバンドのハードなギターによるリフなんていうのとは対極で、そこらへんはビートルズだとかスティーヴィー・ワンダーなんかを思い出す。【Sir Duke】や、ビートルズでいえば、「イン・マイ・ライフ」だとか、いや、ビートルズはイントロが印象的なのはたくさんあるな
楽曲に関しては繰り返すことになるかもしれないが、とても音楽的にレベルの高いそしていてポップセンスも満載な超名曲だらけだ。いま聞き直しても聞き惚れる。
といっても、いまのおれの年齢からすると新しいものに触れるのも疲れる年頃で、そのころのゴダイゴの他の楽曲を漁ろうとは思わないけどさ

今回の番組では残念ながら「ハピネス」は出てこなかったなあ。

ゴダイゴというのは英語へのこだわり
今回の番組でも冒頭のほうに、自分たちがヒット曲を出すまでの話をしていて、日本語にしたらいきなり売れたというようなことを言っていた。また放映されたコンサート映像でも銀河鉄道999の二番は英語にして歌っている。
それがあることは子供心にわかった。まあなにせまず「モンキー・マジック」は全篇英語だ。子供心になんで英語だけなんだよって思ったものだ。それ以外にも他のヒット曲を英語で披露とかもしていたように思う。銀河鉄道999の二番を英語にするというのは子供のころも見たように覚えている