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ユーチューブ動画 ニューオリンズピアノなど [動画]

スマホを手に入れてからユーチューブを見る時間が長くなった。スマホを手にし、さて・・・と、よく考えるとやることもなく、ついユーチューブ。
そしてそんななにもやることないときはオススメの上の方に上がってるものから選ぶことになるが、そのとき選ぶ種類はお笑いか音楽。
昔馴染んでいたものにやっぱりいってしまう。
そんな流れでとてもたくさんニューオリンズ音楽、特にフェス直系のニューオリンズピアノものをたくさん聞いた。それも有名でない人のもの、そしてチュートリアルと
いわれる類の教則もの
昔フェスのモノが好きすぎてピアノで弾いてみたりもしてみたのだが、今回その教則動画を見て、結構びっくりするほど自分のやっていたものがそれなりに合っていたことを知った。

さて、そんな中ちょっとびっくりしてメモしておきたいものがあったので。
Dr. John - Chicago Blues Festival 1989-06-11 (full show, audio only)
Go To The Mardi Grasをドクター・ジョンがやってるのは初めて聞いた。確かフェスのレコーディングに彼はギターで参加したと聞いたことがある。
この動画のライブ、どういう謂れか知らないが「Tribute to Professor Longhair,」という企画なのか、冒頭にそんな言葉が入っている。
またラストの曲では、ドクター・ジョン以外の声とピアノも彼の二本の手以外のピアノを弾いている音が入っているように聞こえる(ビッグ・チーフのフレーズを高い音程で弾いている)
The Neville Brothers - Right Place, Wrong Time - 10/31/1991 - Municipal Aud. N.O. (Official)
おれがたしか最初に見たネヴィル・ブラザーズのコンサート。野音でのガンボ・ジャンボ・カーニバルというコンサートでブルースカーニバルをやっていたM&Iカンパニー主催だった。
で、非常に思い出深いのだけど、おれが見に行った日、アーロンが病欠、確か腰を痛めたとか言ってたかなあ、冒頭にチャールズが出てきて、そのことを言って、で、そんなことなら代わりに出てやるぜとドクタージョンが来てくれた、という紹介で始まった。ドクタージョンはでづっぱり。
ドクター・ジョンの大ファン、そこからネビルも聞きだしたという流れなのだけど、だけどこの日だけはネヴィルを楽しみにしていたのでかなりがっかりしたまんま最後まで。なのであんまり覚えていない
だけどこの日は特別でエンディングでは、この日ネヴィルの前に出ていたアーマ・トーマスも出てきて、今回のこのコンサートでの来日組3者揃い踏み。
このコンサートは3組が来日して、それぞれの単独コンサートや、3組のうちの2組のジョイントコンサートなどが企画されていた。おれは全部見たわけではない、どころか、この日とあとドクター・ジョンの単独に行ったくらいだったと思うので、確定的なことは言えないが、3者揃い踏みはこの日だけだったのかも。

で、このコンサートのスケジュール検索してみたらアーマ・トーマスのウィキに来日歴があって、そこに掲載されていた
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ガンボ・ジャンボ・カーニバル (1991年)
9月24日 東京渋谷CLUB QUATTRO
9月25日 東京日比谷公会堂
9月27日 名古屋市公会堂
9月28日 京都磔磔
9月29日 東京日比谷野外音楽堂
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この9月29日だと思う
上記動画でええーって思ったのは、日付がかなり近いこと。こんな感じの演奏だったんかな
おれが覚えてるのは、そのころのネヴィルのコンサートでのいつものオープニング、「Hey Pocky Way / I Walk On Gilded Splinters」のメドレー。後者はドクター・ジョンの曲だ。これをドクター・ジョンが歌って歓声を浴びてたな。
あとは、このころはまだCD化されていなかったのにもなぜか印象深い「Shake Your Tambourine」
3者揃い踏みではハウリン・ウルフの「Wang Dang Doodle」だったな

このあと、おれは何回くらいネヴィルのコンサート行っただろう
順番も覚えていないが、中野サンプラはなぜか無料券もらってガラガラの2階で。ずいぶん冷めた雰囲気でブームも終わった感があって寂しかったな。最初の方にビッグ・チーフをやってたのを覚えている
渋谷のオンエアだったかでも見た。「Mitakuye Oyasin Oyasin」のころだったように思うが、これが出たのが1996年でそのころはもうおれはコンサートには行かなくなってたはずで、じゃあ違うな。
もう一回は、前にも書いてると思うが、豊橋での野外コンサート。このコンサートの帰り道、新宿で談志の寄席のポスターを見て、これ以降談志の高座に通うことになったというやつで、多分1994年の夏のはず。
そういやこのときシリルがパーカッションセットのところから外れて前に出てきて歌い出したらマイクの音声がおかしくて声が聞こえなかったというのを覚えている。いまネビルの動画見てたら、シリルのマイクの音声が小さいものがあってそれを思い出した。ミーターズのライブCDにもシリルの音声がほとんど聞こえないというやつがある。なんなんだこれ。
途中雨がすごかった。そして時間は押しまくってたな
頭のほうにダーティ・ダズン・ブラス・バンド、ハーモニカで誰かゲスト(リーなんとかという名前を憶えており検索した、リー・オスカーだったと思う)。中盤にはアラン・トゥーサン。そうそう、彼はコンサートの前にも出てきてリハーサルで軽くビッグ・チーフやらを弾いていたっけ。
コンサートではなにやら日本語の新曲とかいって「シンジラレナイ」とかいう歌だったかな。
上田正樹が出ていた。確かサウス・トゥ・サウス名義だったかな。スタックスレビューのような、あの「I Can't Turn You Loose」のイントロを何度もやってたと思う。
そしてアイク・ターナー。どんなステージになるのやらと心配半分。だって、彼が地味にギター弾いて歌うってことになりそうで、そうなったらそれなりに聞けるものなのかどうか、と。最初の1曲目はそんな感じだったかもしれいが、ところがどっこい、その後は派手な衣装の女の子4人が出てきて歌いまくり。こちらもブラックミュージックレビューとでもいうような、彼の時代のR&B有名曲(自分のモノでないからカバーということになるのか)連発。
結局アイク・ターナーってのは音楽的にナニモンなのだろう。プロデューサー的なアレか。
このアイク・ターナーと上田正樹、順番はどっちがどっちだったか、この辺で大降りだったと思う。
そしてネヴィル。出てきたのは9時くらいだったかなあ。終演が8時くらいの予定で、つまり終演時間を大幅に過ぎての登場だったように思う。
アーティスト呼び入れがピーター・バラカンだったな。
楽曲は、上に書いたマイク不調のやつは、カム・トゥゲザー。あとシリルのソロアルバムの「アイチ」もやってたと思う。あれれこの曲はオンエアでも聞いたような気がするな。そのシリルのアルバムが1994年とあるから、オンエアのライブはこれよりもっと後かも。ということはおれはこの豊橋のライブ以降音楽コンサートへは行ってないと思ったが、そうでもないのかな

STAGGER LEE elton john leon russell
Elton John, Dr.John and Leon Russell - Stagger Lee
同じ演奏の映像。2011年の「ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)」のもの
タイトルに入ってないが、オリジナル録音といってもいい(アメリカの民謡的な歌で、オリジナルとはいえないが)ロイド・プライスが先頭のボーカルを務めており、さらにはドクター・ジョンも(下の動画には名前が入っているが)。

Levon Helm Band "All on a Mardi Gras Day"
へえ、こんな曲もやってたのか、いいぞ!
最近よくドクター・ジョンの晩年のこの曲のライブを聞いていたのでオススメに上がってきたのだろう

ジョゼフ・スペンスのグローリーグローリー
Will The Circle Be Unbroken (Glory, Glory)
ネヴィル・ブラザースのWill The Circle Be Unbroken
で、ひとつはジョゼフ・スペンスのグローリー・グローリー。もうひとつはネヴィル・ブラザース「イエロー・ムーン」収録の曲。兄弟3人が順に歌うという彼らの中でたくさんはないがここぞと言う時に出てくるパターン。シリルの歌唱ではビッグチーフ・ジョリーの名前が出てきたり、ちょっとメロディを変えたりで格好良さを認識した曲でもある。
二曲とも思い出深い曲。
ふと気付く。この二つの曲、同じメロディなんだな、と。アメリカのトラディショナルな民謡みたいなもので、同じメロディだとかあまり気にしなかったせいもあるのだろうし、これまでにも何度か気付いてはいたのかもしれないが。
サークル・ビー・アンブロークンのほうは、ザ・ハイロウズの「日曜日よりの使者」が同じメロディだとして指摘されていることを知り、ちょっと聞き比べたこともある。
グローリーグローリー、ハレルヤという歌い出し。検索すると「リパブリック讃歌」と出てきて・・・これが曲者。

で、ちょっと検索してみて、両方ともともジョーン・バエズがやってるのか、同じメロディの曲なのにどう区別してるのかなと、聞いてみたら、グローリー・グローリーのほうが違う曲で、こちらのメロディも馴染み深いもの、エルヴィス・プレスリーなんかもやってる。

で、さらにちょっと調べてみてると、おれが上げた.ジョゼフ・スペンスのグローリー・グローリーのほうは違う曲で,
英語版ウィキ「Glory, Glory (Lay My Burden Down)には「also known as "When I Lay My Burden Down", "Since I Laid My Burden Down", "Glory, Glory, Hallelujah" and other titles」「It is typically very melodically similar to another popular gospel song, "Will the Circle Be Unbroken". 」とある。

動画サイトには両曲をメドレーにしているものもたくさんある。

ザ・ステイプル・シンガーズはWill the Circle Be Unbroken?を発表しており、またメイヴィス・ステイプルズはグローリー・グローリーのほうをLay My Burden Downの名で、ドクター・ジョンとThe Dirty Dozen Brass Bandと組んで出している

Taj Mahal - Queen Bee
タジ・マハール、まだ元気なんだろうか、時折新し目の動画を見ると、かなり身体が悪いようで、座っての演奏が多い。
この曲良いよな、特別に好き。この頃のアルバムがとてもよく、これが入ったアルバムを含む数枚のコンセプトアルバムなのだと思うが、かなり偏っておらずある意味売れ線というかブラックミュージックの歴史みたいなものを真正面からやってるアルバム群。彼のキャリアからすると、ちょっと道を外れているというか、いや、この人はいちいちコンセプトを作ってはいろんなところをウロウロしてるので、これもその一環なのか。
びっくりしたのはジョン・クリアリーの参加でピアノはもちろん、曲を書くというところまで入り込んでおり、そのころおれは彼のことをニューオリンズで細々とやってるようなミュージシャンだと思っており、こんなワールドワイドな活躍してるとは、と驚いたのだ。
この動画はどういう趣旨だろう、概要には「Filmed on March 21st, 2014 on Dauphine Street in the French Quarter in New Orleans, LA」とある

louie armstrong tribute what a wonderful world dr john 0384.AVI
聞いてみたらまったくリズムが取れず、何度も聞き直したが、どういうリズムなのかわからない。音が悪いせいなのかもしれない
検索してみると、スタジオ版もあるようで、そちらを聞いてみたらわかった。というかまったく違う曲のようにさえ聞こえる。このスタジオ版を念頭にもう1度ライブ版を聞いてようやくどういうリズムでやってるかわかった

スタジオ版
Dr. John: What A Wonderful World (featuring Nicholas Payton and The Blind Boys of Alabama)

ライブ版のいい音、映像のものもあった
Blind Boys of Alabama & Dr. John - What A Wonderful World

※12/10
Dr. John and Allen Toussaint @ Tulane graduation 2013
変な動画を見つけた。何の動画だろうかと首をひねりながら視聴。ドクター・ジョンとアラン・トゥーサンがいるのは確かなんだけど、変な格好で後ろの方に見えるだけ。前の方に管楽器を見って座ってるだけの人はなんなんだ、と。
コメント欄を見ると「ダライ・ラマがどうとか」。うーん。
そしたらもう一つ動画が見つかり、同日のもののよう。
"Right Place Wrong Time" at Tulane Commencement
こういう角度なら見やすいね。
そして説明を読んで思い当たることがあった。かつてドクター・ジョンの画像集のような動画を見ていたら、ダライ・ラマとドクター・ジョン、そしてアラン・トゥーサンの3ショットの画像、なんだろこれ、と思っていたが、その日の演奏のようで、Tulane University(テュレーン大学、ルイジアナ州ニューオリンズにある私立大学)の卒業式の様子。3人は招かれたということなのかな。
"Such a Night" at Tulane Commencement
こちらはサッチ・ア・ナイト。ダライ・ラマが傘を持って踊ってる