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枝雀 [つぶやき]

三浦春馬くんが自殺とのこと。ほとんど知らない。しゅんまっていうのかと思ったらはるまか。
リスト見たら、「わたしを離さないで」の人か。あれはいい作品だった。彼の役も印象的で、言われてみれば細い線の俳優さんですぐ思い出せる。
さっき「コンフィデンスマンJP」の映画版(近々公開される作品の前作)をテレビで放映すると知って、録画をセット。
その後このニュースを知って、この映画版の新作と前作に出演しているということを知ってちょっとびっくり。新作に併せたウェブ企画を今夜からやる予定だった(中止になった)そうでドタバタしている。

まあそれはそれとして、芸能人の自殺。ほとんど思い出せない。沖雅也、岡田有希子、おれが幼すぎたかなあ。いや、よく考えてみると岡田の場合、おれはちょうどアイドルファンであってもいい年頃だったが、それでもほとんど印象に残ってない。岡田の同期は「吉川晃司、菊池桃子、荻野目洋子、長山洋子、SALLY、一世風靡セピア」とのことで、そjこらへんはよく覚えているのに。

枝雀も自殺だった。枝雀を見に行ったこともある。なのに自殺にほとんど動揺しなかった記憶がある。そしてジャイアント馬場が同時に思い出される。亡くなったのが同じころ、そしておれはこのころスポーツ新聞社でバイトをしており、記事の見出しや原稿をオペレーターに届けるというような仕事をしており、その見出しを見て驚いたことが全部一緒に記憶されてるのだ。

枝雀。そういや、一回「落語芝居」と銘打たれたものを吉祥寺前進座で見たはず。枝雀一座みたいな感じだったかな、冒頭枝雀が落語のように出てきて、ちょっとおしゃべりしたあとに芝居が始まるというもの。
この前進座では米朝の独演会を見ている。独演会だから二本落語をやったようにも思うし、一本だけだったかもしれない。息子がたしか「禁酒番屋」だったかなあ、江戸落語で有名な酒飲みの噺をしていたような記憶がある。米朝はぎっちょやねんで終わるやつ。あとで調べて、自作の「一文笛」と知った。
枝雀はそうそう、鈴本演芸場でざこばとの二人会を見たな。たっぷり時間をとっての本寸法。
鈴本では夏と年末に米朝一門が出演する会をやっていたはずで、多くは米朝独演会だったり米朝一門会だったり。そういう看板が出てるのを外で眺めたもんだ。もっと見ておけばよかったな。
枝雀ざこざ、仲入り、ざこば枝雀という順だったかな。枝雀は「住吉駕籠」と「ねこ」、ざこばは・・・「へっつい幽霊」ともうひとつは思い出せないや。「ねこ」というのはショート落語と称するものを枝雀はよくやっていたがそのうちのひとつを少し膨らませたものだったと覚えている。
ざこばが面白かったなあ。「これから、新幹線乗って、枝雀にいちゃんと大阪、帰るんですわ、ぱあぱあしゃべくりながらね・・・「鈴本の客・・・よくなかったですなあ」とかなんとか喋りながらね」

落語家の自殺といえば桂三木助もか。こちらは2001年、志ん朝さんと同じ年だったか。こちらもさして衝撃はなかったかなあ。寄席に行っていたが彼の高座を見たことはなかった。
若手の落語会だったか立川流のそれだったか、三木助のスキャンダラスな芸能ネタ(公演を中止したとかなんとか)を茶化しているのを聞いて笑っていたことをちょっと覚えている