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新・必殺仕舞人 [必殺]

新・必殺仕舞人
放映データ
テレビ埼玉
2017/1/30~2/15

第1話 「草津湯煙血の煙」
お寅 - 三崎千恵子
仁兵衛 - 牧冬吉
三崎千恵子を寅さん以外で見るのはあまりなく、ここではメインゲストなのでたっぷり見れる。やくざの女親分で人情派。京マチ子が寅さんのマドンナやったときって、確か柴又が舞台でとらやにも遊びに来たりもしてて、その時同じ画面で競演してるはず。

第2話 「大黒舞は殺しの舞」
標的となる庄屋は運上金をごまかしたとして役人からすでのお仕置きされていた。その娘が父親は嵌められたと聞かされており、その嵌めた男は次の庄屋。
そこの息子とは婚約をしている。事情を調べてみると、お仕置きされた庄屋と次の庄屋と両方とも悪で婚約しているふたりはそれを正そうと役人に訴え出るが、役人もグルでふたりは殺されてしまい、仕舞人が立ち上がる

第3話 「三界節娘恋し父恋し」
日高久が機織りのためさらわれた娘の父親役。
前話に続いて、標的となる悪役の息子が父親の悪事を咎めようとするという設定がある。


第4話 「八木節は悲しい村の恨み節」
およし - 本阿弥周子
おれん - 野平ゆき
亥の吉 - 美鷹健児
石山 - 西山辰夫
おれん、およしどちらも好演。美鷹健児という名前はよく見る(小さい役で)が、顔がはっきりわかるような大きな役で見るのは初めて。
亥の吉がおれんに結婚を申し込むとき、一日中歌っていたという八木節が全編を通じてフィーチャー。京山一座の出し物として、直次郎やおはなが歌ったり、みんなで歌ったり。身体の弱ったおれんに頼まれおはなが歌う場面は見どころ。晋松が口ずさむ場面もあり、ラストでは晋松とおよしが掛け合いで歌う。およしの晋松への恋心も描かれる

第5話 「会津磐梯山涙の嫁入り」
喜三郎 - 河原崎次郎
ろうそく問屋が代官たちに追い込まれる話。なにかよからぬ相談をしていると次々と人が殺され、八つ目地蔵のたたりとおそれられる。がその正体はろうそく小売屋の喜三郎だった。
小原庄助さんの会津磐梯山が踊りのテーマ曲

第6話 「南部よしゃれは鬼の道」
御用金の運搬で役人が金をすり替えて、将軍家の坊主頭、神楽森に渡し、江戸へ金を持ち替え私腹をこやすという話。
京山の表の顔である踊りの一座にはおはな以外に5人の娘の踊り子がいる。前シリーズではさらに、おばさんがいる。それを演じているのは小柳圭子となっていて、彼女も名前だけよく見るが役が小さくて顔はよくわからないという人だ。
さてその5人娘だが、2シリーズで数名は変更されている。
必殺仕舞人
さくら - 石屋智子
きく - 尾崎弥枝
ぼたん - 芦原薫
うめ - 工藤時子
はぎ - 高見町子
新・必殺仕舞人
さくら - 石屋智子
きく - 尾崎弥枝
ぼたん - 工藤時子
うめ - 淡城みゆき
はぎ - 吉田哲子
さくらときくは続投、工藤時子は役名を替えて続投となっている。一応今作は前作からの明確な続編であるから、役者が替わっていても役名が変わっていないさくら、きく、ぼたん、うめ、はぎの5人娘は同じ娘という設定であろう。
この5人娘は極端なキャラクター付けはされておらず、だれかひとりが目立つというようなこともないし、ストーリー上大きな役割を果たすことも少ない。ひとつだけ、5人娘が活躍する話はあったと思うが。
踊りの場面、各話の最初と最後に入る旅の途中、直次郎の引く車を押す場面などに出てきて、踊りと歌が好きでおしゃべり好きな若い娘という作品内「背景」のような役柄だ。
ただこの5人もずっと見てると、顔の区別がついてくるもので、この5人の中で二人ちょっと似通った顔の子がおり、それは両シリーズに出ていたことと、最初の方はどうだったか覚えてないが、中盤以降は、カメラの構図からして、結構良い位置に配置されており(車を押す場面では直次郎の隣にいるとかである)、その二人は目立っている。そのふたりがなんという名前かわからなかった(作内で名前を呼ばれる場面はいくつかあるものの、それが誰を指してるかわかりづらいとか、そもそもそれほど関心がないとかの理由)のだが、今回はそのうちのひとり、さくらが独自の活躍をする。そういえば服装も、今話では5人娘のうちひとり、さくらだけ違う服を着ていた。普段は5人とも同じ柄の服を着ている(これについては記憶では第1シリーズの最初の方ではおはなも含めて6人が同じ柄の服を着ていたが、途中からおはなだけ別の柄の服になった)。※その似ているふたりのうちのもう一人は第8話でぼたんであることがわかった。役名が変わった子であるが前作からの続投である※第9話では前作から続投のきくも顔がわかる場面がある。この娘はあまり印象に残ってない。

第7話 「貝殻節は子捨て唄」
おきん - 佐藤万理
弁信 - 石橋雅史
お勘 - 白石奈緒美
鳥取が舞台。領主さえも立ち入らせず漁師を食い物にしている山伏が支配している場所を京山一座が訪れる
白石奈緒美というのは白石かずこの妹だそうだ

第8話 「その手は桑名の焼蛤」
鳴海屋 - 織本順吉
辰五郎 - 北見唯一
鳴海屋は桑名で蛤のお大尽と言われ、辰五郎の言うがまま商売をしている。鳴海屋が蛤を取るためと伊勢志摩から海女を呼び寄せるが、それらは辰五郎の策略によって女郎にさせられているが鳴海屋はそれを知らない。鳴海屋の娘、お美津はそのことを知っており、父親に反発している。
鳴海屋はその地に来た京山に結婚を申し込むなどその地では豪勢な力を誇っているが、真相を知り、それを止めさせようとし、返り討ちに遭う。
この真相を知って乗り込む場面があまりにも策略がなさ過ぎ。殺される場面では父娘一緒に斬られるのだが、ここもあまりにも無策。斬られた二人が最後手をつないで死んでいくという場面が欲しかっただけに見える

第9話 「金比羅舟々恨みの波越え」
継之助は大名の跡取りだが、傍若無人で庶民から大層評判が悪く、家老も殿様も困っており、ついに隠居を申し付ける。
継之助の乳母が、継之助を殿様にして、自分が実権を得ようと企んでおり、隠居をなんとか解除しまた世継ぎに復活させようと陰謀を企む。
ラストでは継之助が京山一座を呼び寄せ、踊り子の一人に乱暴しようとする。おはながとっさに簪で継之助を傷つける。
殺しに行く場面では自分も連れていってくれと京山に頼むという演出がある。

第10話 「喧嘩も楽しい河内音頭」
百舌屋 - 藤岡重慶
おこの - 正司花江
百舌屋夫婦の上記二人による喜劇的演技。
百舌屋は庄屋で十手持ちでもある地域の実力者。夫婦仲は子供ができないことから、跡取りを産むためと称して旦那が店の女に次々と手を付ける。その女たちが何人か死んでいくのであるが、裏では百舌屋乗っ取り計画が進行していた。
盆踊りが行われており、権太が飛び入りで歌いだし、上手いとおだてられ朝まで歌い通すというエピソードも。何度か権太の歌の場面が出てくるが訥々と歌うその声がなかなか良い

第11話 「化け猫騒ぎはのんのこ節」
このシリーズ(前シリーズも含めて)で一番記憶に残っている作品。頼み人が自分も含めて悪事をやっている者らの殺しを依頼するというパターン。
「猫の籤」の話
5人娘が活躍する唯一の回でもある

第12話 「けだもの狩りはしげさ節」
舞台は隠岐島。海賊が現れ荒らされることが続き困りはて、浪人を雇う。浪人は見事海賊をすべて退治したが、その後も島に居続け傍若無人に島を支配し始める。
五人娘のさくらが京山とそばを食べるという、五人から離れての行動を取る場面がある。

第13話 「別れ囃子は阿波踊り」
おはなの恋心とその相手が惨殺されたことから、彼女が頼み人になっての最終回

※追記2019/2/15
第6話の5人娘についての追記だが、ぼたんが工藤時子で前作からの続投。第9話ではぼたんは食いしん坊キャラがつけられている。
この話のあたりから、5人娘が少しだけ多く映るようになったような気がする。また役名で呼ばれる場面もいくつかあり、名前を確認できる。
本田博太郎の出番が少ない回が後半にいくつかある。これは5人娘の出番と反比例してということではなく、5人娘の出番がさして変わっていない
殺しの際の音楽だが、ここでは主題歌を歌無しでアレンジするというシリーズではお馴染みの楽曲が出てくる。前作「必殺仕舞人」ではこれがなかった

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