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シシリアン [映画]

1969 フランス 吹替版
02/12(日) 14:00 -
BS-TBS|114分(上映時間124分)

番組サイトの紹介文「アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、リノ・ヴァンチュラの三大スター豪華競演によるフィルム・ノワール超大作」
前者二人はわかったが、もうひとりはわからなかった。警部役の人かあ。確かに存在感あったし〆となるラストに出てくるし。
シシリアンってなんのことかと思ったら、シシリア出身のイタリアマフィアのことなんだな。確かにイタリアマフィアの家族の絆みたいのが作品の要ではある。
犯罪物でギャバン演じるのがヴィットリオ・マナレーゼ、イタリアマフィアのドン。息子たちも組員であり、序盤に一家が紹介される場面がある。孫が要所要所で重要な役回り。
アラン・ドロンのほうは、一匹狼の犯罪者サルテ。マナレーゼの力を借りて脱獄、ダイヤ強奪作戦をやろうと持ち掛け、一緒にやることになる。
そのダイヤ強奪作戦はダイヤをNYに運ぶ飛行機をハイジャックし、建設中のハイウェイに着陸させ、そこに人を待機させておくというもの。これが成功して、話は終わりかと思いきや、そこから後が面白かった。
サルテとマナレーゼはどこか信頼しきっていない間柄だったが、ダイヤの作戦後、マフィア一家がテレビを見ながら団らんしていると、孫がテレビのラブシーンを見て、サルテとジャンヌおばさんのようだと言い出す。以前に二人のラブシーンを見てしまい、ジャンヌから口止めされていたのだが、堰を切ったようにそれを主張し、マナレーゼはジャンヌはもちろん、サルテも粛清に乗り出す。
ジャンヌはサルテをどこで捕らえるかを盗み聞きし、サルテの妹へ連絡するがその電話は盗聴されていて、サルテを捕える場所である空港へマナレーゼの息子たちと警察が集結するというあたりは面白い。
ところが警戒しているサルテはマナレーゼを出し抜き、到着するはずの空港へ現れなず、マナレーゼの息子たちは警察に逮捕。
サルテはマナレーゼに電話をし、最後の決戦となるが、ここはあっさりマナレーゼがサルテとジャンヌを射殺。
家へ戻ると警部が待っていて、連行される。孫の「おじいちゃん、今晩は一緒に夕食食べられるの?」に「今日はだめだよ」でエンド

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