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エルピス-希望、あるいは災い- [連ドラ]

13日深夜(14日未明)第1話を視聴
いまは連ドラでは2023年1月期のものが終盤を迎えているが、これはその前、2022年10月期の作品。
あまり見る気がしなくて、ようやく見始めたが、そういう気分だったからということが主因だと思うが、まあまったくノれないまま第1話を見終えた。
でも、この回の最終盤で、作品の方向性、今後の予測などもつき、まあ連ドラとしてそれなりに興味を持って面白く最後まで見れそうかなという風にも思ってる。
ノれなかったのは自分の気分が主因だとは思うが、細かいことをいえば、チェリーによる岸本の脅しに使われた音声というのが大したものでなく、番組出演者とくっつくのは厳禁だが、それを破って口説いてしまったという音声、それで脅されて動き出すというのが不自然ではある。
ノれなかったもう一つは、序盤の掴みがイマイチ。わかりづらくもある。まあこれも気分的にちゃんと見てなかったということもあろうが。
まあまあ第1話を全部見終えて、ちゃんと作られてるなと思える。
序盤、第1幕、ここは結構長いが、には出てこないで、そこで主要キャストのクレジットとオープニングタイトル、そこで鈴木亮平が出ていることを知る。斎藤という役。彼はこの後、どういう役なのだろうか、真相を掴もうと走り出している浅川たちを邪魔する悪役だろうか。いや多分違うだろう、そんな姿を見せる場面もあるかもしれないが、冤罪事件解明に協力していく側だろう

3/14
第2話
岸本は前回で、自分はこの事件から引くというようなことを言っており、がしかし、主要登場人物の3人(オープニングクレジットに出る3人であり、字幕オンでの色付きの3人)のうちの一人でもあり、そのまま離脱ということはないわけで、今回で「覚悟はないけど手伝いたい」というわけのわからない気持ちで真実追及を手伝うことになっていく。岸本は前回でも若いお坊ちゃんキャラでそれゆえ空気を読まないキャラでもあり、また浅川の指摘する岸本の「目力」、鋭い目をしながら無責任、奔放という、奇妙なアンバランスさが魅力のキャラ。普通のドラマで、そういう表情を主要登場人物がしたときには、なにかしらの意味、例えばこういう作品なら、真相を考えている、真相を手繰るヒントを思いついた、真相に思い当たった、などなどが表情で描かれるものだが、そういう表情をしながら、なにも考えていないというすかしっぷりがコメディ場面となっている。
また彼にはいまのところ視聴者にはよくわからないように描かれている過去の何かしらの事件があるようだ。
斎藤はまだよくわからない。一つ重要な過去の証言を浅川に知らせるという場面はあった。
政治家が登場しており、前回登場した政権の副総理が麻生をわかりやすく模したもののなっており、またこの回ではオリンピック招致の回想シーンで安倍総理の「アンダーコントロール」スピーチが映像として使われている、これは浅川の過去のキャスター試合の回想となっており、このころのことを彼女が後悔しているという描写だ。これが浅川のキャスター時代の権力との向き合い方で、その反省とともに今回の事件に向かっているというのが大テーマであるようだ
斎藤の方はいまは官邸キャップであり、政治家と親密な状況が描かれており、どちらに転ぶのか、今のところわからない。

3/15
3ー4話を視聴
だいぶノれてきた。昨日までのペースだといつ見終えるのやらという感じだったが、ここからは一気に見れそうで、明日には見終わるだろう。
だんだん良くなってきたとかいうことでなく、単に自分の気分のせいだと思われる
演出が大根仁となっていて、これは第1話からそう(第3話までは単独、第4話はほかにもう一人、その後は大根がやってない回もあったりする、ウィキ参照)で、おれはこの人にあまりいい印象がなく、第1話を見たときはそのせいかなと思ったのだけど、彼特有の自分が嫌だと思ったような演出がなされていたわけでもない。などと書いたが、おれは彼の何の作品を見て嫌ったのかと、いま彼の作品履歴を見ると、おれが何を見て嫌だと思ったのか嫌った理由がよくわからない。そもそも見た作品がほとんどないし、その中で印象深い作品もない。
音楽は大友良英。とくに特徴的なものは今のところない。
5-6話
4話を見終えて、出かけたり色々。ちょっと時間を空けると、どこまで話がいってたかすぐわからなくなる。ちょっと前のところを見直すと、浅川が弱気になっていて、しかし岸本がやる気を出していて。最初のほうでは逆だったのに。そういうそれぞれの人物の入れ込み具合がちょこまかと変わり過ぎるように思わないでもないが、見ていてストーリーとしては変な部分はあまりなく、自然に進行しているので、これはこれでいいかと。
第6話では斎藤の立ち位置がはっきりとしてくる。そしてそれはおれが初回あたりを見たときに予測したものとはちょっと違ってる感じがした。初回を見たときのことはすでに書いているが、斎藤が悪役側の立ち位置であることが確定的になるような場面がこの回ではあり、が、しかし、この回の最後のところでは、大門のところに行くのかと問われ、濁しており・・・。
まあ「悪役の側である姿を見せる場面もあるかもしれないが、冤罪事件解明に協力していく側」という感じもあり、それなら当たってるといえる
この斎藤はカギを握る人物ではあるが、出番はあまり多くない。
岸本については、浅川と二人でこの作品を引っ張ってるような役割で、しかもナレーションも担当している。浅川のナレーションも確かあったから、二人がナレーションを担当しているということになる。
この岸本、上にも書いたが魅力的な役で、それをうまく演じており、株が上がった。
7話視聴
この日はここまで。明日はWBCがあり夜は見れないので、ここまで見ておけば、明日で終われるだろう
終盤になり盛り上がってきた。というか、やはり各回のラストの切り方、連ドラの定法なのだが、次がすぐ見たくなる終わり方だ

3/16
第8話
平川刑事を岸本が、録音テープで脅す。でも、録音されてても当たり前という状況でもあるし、そんなの脅しのタネになるかなあ
浅川の事件への変心ぶりがよくわからない。週刊誌に掲載の直前に中村優香のデリヘルへの捜査の件がニュース8で速報されるのは彼女の意図もあるのだろうか
マキタスポーツがゲストで登場。村井役の人(岡部たかし[6])をどこかで見たことあるなあと思いながらマキタスポーツを思い起こしてもいたので、ちょっと驚いた。マキタスポーツは村井の友人の週刊誌編集長役
9-10話
第8話での「週刊誌に掲載の直前に中村優香のデリヘルへの捜査の件がニュース8で速報される」件については第9話の冒頭でどういうことでそうなったのかが明かされている
10話での浅川のこれまで及び腰だったのに、なぜか急に岸本からネタを奪い取ろうとするのが、自然でない感じ。
放送を終えての牛丼の場面、誰が入ってきたのだろう、顔が出ない演出、だが二人の笑顔で多分村井だろうと。これはEDテーマのところで種明かしがあり、その二人の笑顔場面のあとに、村井を含めた三人のスナップショット。これがEDテーマでの最終ショットとなっている。
EDテーマ前の本編ラストはとてもよい。岸本のモノローグナレーションに、釈放されたおじさんとチェリーの画で、後者が勝ってしまっていて、岸本の言葉が入って来ない。
まあ考えて見れば、最終的には取引に応じて、副総理が派閥議員のレイプ事件の揉み消し、そして娘婿を殺したという疑いについては見逃しているが、ドラマという作り物としては、事件を解決しておらずハッピーエンドへの着地っぽくないが、これはこれでリアル。
終盤になって冤罪の事件のほうがあまり描かれなくなっていたが、こういう風に使われ、こっちは解決に至るという風になっていた
斎藤と浅川の交渉の場面、放送本番直前にあんなことやらないだろうと思うが、まあドラマとしての見せ場。そして斎藤、結局悪役側なのだけど、悪役っぽくもなく、つまり自分が力を持ったら変えていくというようなことを言っており(※)、そして結局本丸の悪役は副総理であるわけで、その使いっぱ程度でしかない小者ともいえる。まあ演出により存在感はあった。出番は最後まで少な目。全部を見終えて改めて考えてみると、悪役側がほとんど描かれない作品であることに気付く
(※)斎藤は浅川の交際相手でもあり、浅川がそれなりに信頼している相手、上記の場面でも理屈を言って、いまそれをやるべきでない、自分が力を持ってそれを変えるなどと言ってるあたりは、悪役にはしていない感じで、正義を他の道から求める男という風に描かれている。が、作中の真相追及を邪魔しようとしている姿、そこはあまり描かれていないが、彼が裏で工作していることはわかる、は作品の構造から見ると悪役そのものであり、もっと悪役に振り切った鈴木亮平も怖そうで見てみたい

・ニュース8での放送の場面でチェリーが知らせを聞いて、走って駐車場に駐車している大型バンの中に行きテレビを見てるが、チェリーはそのときどういう生活なんだろ(ネットで検索、ロケの仕事中で、そのロケバスに乗り込んできたという設定のようだ)
・そして、その放送を見ている関係者が続々と映るが、あの木村祐一みたいな人、誰だっけ(ネットで検索、平川のようだ、おれもそうだと思ったのだが、他の回を見るとみな眼鏡をかけていて、ちょっと八嶋智人に似てる感じで、やっぱり違うかなと思った)
・あ、あと斎藤との交渉を終え、本城彰の件を報道することになり、そんなの本番直前で用意できるのか、と思っていると、局に岸本が来ており、素材も持ち歩いているというのは、なんだかなあ
・村井はネットの映像会社を立ち上げ、そこに岸本もいるという場面が最後にある。そこにストップハラスメントのステッカーが貼ってあるというのをネット情報で見て、確認してみようとそこを見直したら、その会社に上記牛丼屋での3人でのスナップショットが貼ってあった

見てる間はできるだけウィキなど情報を入れないようにしている。が、見終えてから読んでも知ってることばかりという風になる。
まあ、その中で、振り返りとして。
第5話あさみに岸本が台本以外のことをやらせようと持ち掛けているが、これあさみに持ちかける意味はまったくないな、見返してみると。まああさみと岸本がつき合うことになるきっかけであったり、それまでの因縁の意趣返しの場面という意図があるにせよ

EDの歌は全部飛ばしていたのだが、そこに少しの細工があり、毎回のようにちょっとだけ異なる映像だったとのこと、この後ちょっとだけ見てみよう