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特選落語(BS松竹東急)(2023) [毎回視聴]

1/1特選落語傑作選 柳亭小痴楽「幇間腹」「粗忽長屋」
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柳亭小痴楽「幇間腹」
暇を持て余した若旦那。道楽で鍼をはじめたところ、人間に打ってみたくて堪らない。そこで幇間の一八にお座敷をかけたが…。安永の時代に今の原型が出来たといわれる、古典落語のひとつ。(平成29年4月1日横浜にぎわい座『名作落語の夕べ』より)
柳亭小痴楽「粗忽長屋」
そそっかしい者たちが住む長屋の住人が起こす騒動を描く。(2020年9月6日日本橋公会堂『雀々・小痴楽・太福 型破り落語会』より)
放送スケジュール
1月1日(日) 7:00 - 8:00
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1月14日(土) 18:30 - 19:00
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柳亭小痴楽「粗忽長屋」
そそっかしい者たちが住む長屋の住人が起こす騒動を描く。(2020年9月6日日本橋公会堂『雀々・小痴楽・太福 型破り落語会』より)
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柳亭小痴楽「幇間腹」「粗忽長屋」 1/16視聴
1/1分は30分番組2本という作りになっている、つまり1本目が終わるところでスタッフクレジットが入り、2本目の「粗忽長屋」の前に、もう一度「特選落語」とタイトルが出るところから始まる。
1/14のものは1/1のものと同じ(※追記 1月28日(土) 18:30 - 19:00には「幇間腹」が放送)
小痴楽の「粗忽長屋」はなんとなく聞いたことがある感じで、この番組だったような気がして検索してみたが、見つからず。結局最後まで見てから、再度検索してみたら、落語研究会のもので見ていた。
今回の二本には3年ほどの間隔があり、1本目のところではまだ二つ目とのこと

1月21日(土) 12:00 - 13:00
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桂雀々「植木屋娘」
お寺の門前で植木屋を営んでいる夫婦。一人娘によい婿を、と考えていると、このお寺の小姓をしている若者に目を付ける。
父親はあの手この手を使って、娘と若者をくっつけようとしますが、なかなかうまくいきません。
そうこうしているうちに、「植木屋の娘は男嫌いらしい」というウワサまでたち始めて…。
(2017年11月2日 深川江戸資料館「第四回えいげき亭」より)
桂雀々「いたりきたり」
ある男が友人の飼っているペットについて尋ねると、「いたりきたり」と「でたりはいったり」を飼っているとのこと。どういうものかと説明を迫るのだが…。
桂枝雀による創作落語の一席。
(2021年12月4日 一ツ橋ホール『特撰落語会』より)
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2/19視聴、前日にこの番組の年末にやった雀々のものを聞いており、それに続いての視聴
また、「植木屋娘」は日本の話芸にて歌武蔵がやったものが録画されていたので、それと併せての視聴。
「植木屋娘」
前日に聞いたものも含め、ハイスピードでの饒舌というあたりが特徴なのだろうけど、おれにはうるさいだけのように聞こえる。一方でさすが枝雀の弟子で、全部が似ているということでもないが、ところどころで似ているところがある。
「いたりきたり」
枝雀作とのことで枝雀ワールド。枝雀はよく小佐田定雄作の新作落語をやっていたが、自身でも作っていたのだな
マクラで枝雀のSR。犬が喋ってるのに、不思議だなあと言っていると、「あんた、なにワンワン言ってるの?」というやつを最初にやっていた。ほかにも2,3やっていたが、それも枝雀作のやつかな。
おれはその犬のヤツを「ねこ」というタイトルで一席ものの落語として聞いてはずだ。前にも書いたと思うがざこばとの鈴本のでの二人会でのことだ。
「いたりきたり」、理屈っぽくできていて枝雀らしいと感じる。いたりきたりというのは動物の名前で、ほかに「出たり入たり」というのが出てくる。出たり入ったりするのが「いたりきたり」で、行ったりきたりしてるのは「出たり入たり」である。さらにそれらが餌にするのは「取ったり見たり」や「のらりくらり」、「寝たり起きたり」

1月28日(土) 12:00 - 13:00
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瀧川鯉昇「馬のす」
釣り好きの男は釣り糸がないので、しかたなく近くにいた馬の尻尾を抜いて、釣り糸の代わりしようとしてた。しかしそこで出会った男に、「馬の尻尾を抜くと、大変なことになる」と言われてしまう。釣り好きの男がどんなことになるのかと教えてくれと頼んでも、教えてくれない。しかたなく家に連れて帰りさけを飲ませることになるのだが…。
(平成28年5月10日横浜にぎわい座『睦会』より)
瀧川鯉昇「宿屋の富」
大金持ちのふりをして、宿屋に転がり込んだ男。男が金持ちだと信じた宿屋の主人に勧められ、なけなしの銭で富くじを買うはめになるのだが…。
上方落語『高津の富』を3代目柳家小さんが東京に移植した古典落語。江戸時代、「富くじ」は神社仏閣の修理改築費用を捻出する為に興行されていた。
(2021年9月18日 江戸東京博物館『粋な江戸前の噺を聴く会』より)
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2/25視聴
馬のすは「睦会~扇遊・鯉昇・喜多八 三人会」
それなりに時間もあり、残っている色々な落語系番組を消化しようとしたのだが、ことごとく途中で寝てしまい、なんとか最後まで聞けたのがこれだけ。実はこの後に「日本の話芸」で鯉昇の「二番煎じ」があり、そちらに移行したがやはり途中でうとうと。
この番組は1時間で2本、時間としては半々でやられているが、これは最初の「馬のす」が短く20分弱、「宿屋の富」が長い。「宿屋の富」ではマクラが長めで楽しい。自分の出身地が浜松であり18歳までそこで過ごしたということを話した後で、だから「粋な江戸前の落語、やるわけがないのでございます」と。また、前座時代に幽霊が出るという噂のお寺に夜中2時に出かけて行って、近所の警察の人に始末書を書いたということを語り、もし今度の東京オリンピックの開会式セレモニーの演出を頼まれるようなことがあったらお断りしなきゃいけないかなと考えている、なんという話も。
「馬のす」は時代はどういう設定なんだろう。釣り好きが明日の釣りの用意をしていると糸がダメになっている。家の前に馬を繋いでおいてくれと男がやってきてどこかへ行ってしまう。その馬の尻尾を糸にしようと抜き始めるが・・・。という風に始まるが、明日の釣りへ行くのに電車に乗っていくと言っており(女性専用車両の話なんかも出てくるが、これは時流をぶち込んだご愛敬)、その一方で馬を自分の家に前に繋ぐ人というのが出てくる。
ネットで検索してみると、オーソドックスな馬のすは釣りへ行ったら糸がダメで、近くに繋いであった馬の尻尾を失敬するというようなネタの運びのようで、今回はちょっと異なっている。また、公式ページで紹介されているあらすじ(上にコピペしてある)も鯉昇がやってるのとはかなり異なっている(「近くにいた馬」でなく、自分の家に前に馬を繋ぎに男がやってくる。「そこで出会った男」でなく、自分の家を訪ねてきた兄貴分。「しかたなく家に連れて帰り」でなく、そのまま家に上げて酒を御馳走する羽目になる)


土曜ゴールデンシアター 落語「文七元結」/シネマ歌舞伎「人情噺 文七元結」
2月4日(土) 12:00 - 14:30
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古今亭菊之丞「文七元結」
ばくち好きで怠け者の長兵衛。吉原の女将が娘を担保に50両を貸してくれることに。その帰り道、身投げをしようとしていた文七を助けるのだが…。三遊亭圓朝作の人情噺の大ネタ。元結とは、髷の根を結束ねる紐のこと。
(平成27年7月28日日本橋劇場『第一回えいげき亭』より)
シネマ歌舞伎「人情噺 文七元結」
腕は立つし、人もいい左官の長兵衛は、困ったことに大の博打好き。見かねた娘のお久は、吉原に身を売る決意をします。事情を察した妓楼の女房・お駒は、長兵衛を諭し、50両の金を貸し与えるが、その帰り道...。
(上演月:平成19年10月/新橋演舞場)
(シネマ歌舞伎公開月:平成20年10月)
【解説:葛西聖司】
中村勘三郎 中村扇雀 中村勘九郎 中村芝のぶ 片岡亀蔵 坂東彌十郎 七世中村芝翫
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特選落語 桂歌丸「牡丹燈籠より栗橋宿」
2月11日(土) 12:00 - 13:00
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根津に住む萩原新三郎という浪人が死んだ。そのさまは、まるで幽霊にとり殺されたかのようで、姿を見たものは「7日経たないうちに命がなくなる」という幽霊の噂が立ち始め、近所の人々は別の土地へ引っ越していく。新三郎に家来同然として使われていた伴三とおみねの夫妻も、地元の日光街道・栗橋に移り、荒物屋家業を始める。商売は繁盛し、奉公人を六人抱えるほどの大店になった。
羽振りのよくなり、お国という人妻といい仲になるのだが。江戸時代末期の怪談集などから伝わった怪談話「牡丹灯籠」からの一遍。
(平成28年12月12日横浜にぎわい座『歌丸・円楽二人会』より)
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2/18
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入船亭扇遊「お見立て」
我儘な喜瀬川花魁。苦手な客に“花魁は危篤だ”ということにして、追い返すよう若い衆に言づける。それでも、見舞いに来るという客に、次は”死んだ”ということにして・・・。文化5年の笑話本『噺の百千鳥』の一遍「手くだの裏」を原話とする古典落語の一席。別題「墓違い」。
(平成28年5月10日横浜にぎわい座「睦会」より)
入船亭扇遊「崇徳院」
原因不明の病で寝込んでしまった、ある大家の若旦那。幼馴染の熊五郎が話をきけば、恋煩いだと判明する。喜んだ親旦那に相手を探すように頼まれた熊五郎だが、何の手がかりもなく・・・。上方落語中興の祖、初代桂文治の原作である古典落語の名作。
(平成28年5月10日横浜にぎわい座「睦会」より)
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4/11視聴
「お見立て」は終わった後追い出し太鼓に丁寧なお辞儀で幕が閉まっており、この日の公演のトリの出し物。
「崇徳院」。若旦那とお嬢様が出会う場面で、桜の枝にあった短冊(「瀬を早み~」の上の句が書かれている)が落ちてきて、お嬢様がそれを拾って、じーっと見ていた。そしてそれを若旦那のそばに置いて帰って行ったとされている。普通は自分が上の句を書いて渡したとやると思う。

2/25
特選落語 三遊亭兼好「権助魚」「三方一両損」
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三遊亭兼好「権助魚」
ある大店の旦那、妾の存在がおかみさんに見抜かれた。権助はおかみさんに頼まれ妾の居所を探ろうと旦那のお供をするが、旦那はそんな企みを見抜いてしまう。逆に買収され、お得意先の旦那と川で網打ち遊びなどをして今日は帰らないと報告するよう頼まれる。そして網打ちの証拠に魚を買って帰ることになったのだが、山育ちの権助は魚選びが頓珍漢。兼好の描く権助の言い訳ぶりが底抜けに楽しい一席!!
三遊亭兼好「三方一両損」
財布を拾った左官の男が、落とし主に財布を返しに行くのだが、一度手をはなれた金は受け取れないと突き返されて…。講談種「大岡政談」の江戸っ子の粋を描いた一席。1807年の『滑稽集』に「ゑちぜん」の名で記されている。
三遊亭兼好「権助魚」 平成31年4月15日横浜にぎわい座『風間杜夫の落語会』 三遊亭兼好「三方一両損」 2021年12月8日一ツ橋ホール『特撰落語会 三遊亭兼好 柳家三三 二人会』
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4/3視聴
この人の高座は楽しく、またその楽しさはある程度の水準以上という安定感がある

--4月8日(土) 12:00 - 12:25
特選落語 三遊亭兼好「宮戸川」
半七は碁に凝って今夜も締め出しを食っている。向かいの家では、お花が同じように締め出しを食っている。半七がおじさんの家へ泊まりに行くというと、お花が勝手についてきて…。
(平成30年2月18日明治座『桂雀々芸暦四十周年記念公演』より)
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4/11視聴
この番組枠はなくなってしまうのだろうか、今回は30分版、その後は予定に掲載されていない。
始まり方がなんか変。お花と半七が出食わすという場面から始まるが、お花が「締め出し食べちゃった」という風に先に言っている。普通は、半七が「締め出し食った」というのに対してお花が「私は締め出し食べちゃった」とやるものだと思うが。

06/18(日) 18:30 - BS松竹東急|25分|12倍録
特選落語 三笑亭夢丸「殿様団子」
--特選落語 三笑亭夢丸「殿様団子」
明治維新で職を失った、全くの世間知らず殿様が、商売の経験もないのに、団子屋を始めることになる。開店すると、殿様は蜜団子に唐辛子を塗ったり、梅干し団子をこしらえたりと、とんちんかんな団子を作り出すのだが…。
維新後の身分制度の変わりようを可笑しく描いた古典落語。
(平成28年9月3日サンパール荒川『特撰花形落語』より)
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6/19視聴
一之輔との二人会とのこと。音声がやけに聞きにくい。普段よりテレビの音量を上げて視聴。なにかトラブルがあったのだろうか、冒頭、照明のトラブルがあったとかで、袖で待機はしてたのだが、なかなか出てこれず、談志師匠ののようにじらすみたくなったというようなことを言っている。もちろんそのなかなか出てこれない状況なんてところは放映されるわけではないが。
あまりやられない古典落語なのだろう、おれも初めて聞いた噺。あまりやられないから、見本もなく、演出も自分なりに考えてやれるという意味ではやりがいもあろうが、一方で独りよがりにもなりがちなのだろうと思う。筋だけ語ってるように思え、まだまだ演出は未熟という風に見えた

--特選落語 立川談笑「ジーンズ屋ようこたん」
倉敷市にあるジーンズ工場の職人、久蔵。まじめ一途に働く好青年だが、数日から患って寝込んでしまっている。
心配した社長が原因を聞いてみると”恋わずらい”だという、しかも相手はよりによってトップアイドルときて・・・。
古典落語の名品「紺屋高尾」を現代版に大胆翻訳した意欲作。
(平成26年5月10日 国立演芸場『立川談笑月例独演会』より)
放送スケジュール
7月15日(土) 12:00 - 13:00
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7/18視聴
ネタが一つしか書いてないので30分版だと勘違い。それくらい空いてる時間に見始めたが途中で1時間版だと気付く。仕方ないので途中で止めて、半額品買い出しに出かける。そのまま酒を飲むのが習慣だが、明日に持ち越すのもなんだし、まだ眠くもないので、続きを見ることにする
上にあるように「紺屋高尾」の改作新作。
おれはそれを知らずに見てたが、冒頭の場面で「紺屋高尾」っぽいことに気付いた。
マクラ部分で、今作品の舞台となる倉敷市児島の話をしだしたところで客席が少しざわつき、談笑は「すでにイントロドン」だと言っている
倉敷市児島はジーンズの町だそうで、その職人と「48」的なアイドルでやる「紺屋高尾」
古典のパロディってなんだろうって思う。これなら「紺屋高尾」を聞きたいし、それ以上のオリジナル部分を出せるかが勝負なんだろうな。これでそれが出来てるかどうかよくわからん。
新作落語ってなんだろうって思う。新作で舞台を現代にして着物着て座布団に座ってという落語の形式を使うのはなんなんだろう。もちろん現代を舞台にしてそこで江戸言葉が出てくる面白さというのはあるが、ただそれだけ。そもそもは、江戸時代に始まった落語、その当時の現代を、和装しかなかったから当たり前のように和装で語ったからこういう形式になった。落語(古典)を語るのに和装が一番合っているとは思う。でも現代を舞台にした場合に、もう和装の意味はないんじゃないか。今回の作品に限ったことではないが。
談笑。おれが談志を見ていたあの時代、何度か見ているはずだ。若手のくせにちょっと大きな態度というイメージの人だった。
今回見てみて、談志を彷彿とさせる場面がいくらかあった。似せようとしているというより、年齢を重ねそういう風になったという感じ。師匠弟子の関係だし、似てても問題ないけど。
国立演芸場で月例の会か。ひとり会を思い出すね
この番組は冒頭にテロップで放送不適切用語について落語という古典芸能だから勘弁してねという旨が表示される。これ古典落語ではないんだけど笑、落語という古典芸能だと許されるのかね笑

--特選落語 柳家喬志郎「三夫婦」
ある商家で、番頭の夫と台所などを預かっている女房。帰り際に女房が商家の旦那の部屋を片付けていると、夫が手伝い始めたがそこで夫婦喧嘩が勃発し…。(2022年2月27日 一ツ橋ホール『柳家さん喬一門会』より)
放送スケジュール
10月14日(土) 12:00 - 12:15
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10/24視聴
15分と短い。初めて見る人だが特に書くこともないかなあ。演題はまったく知らない噺。調べてもほとんど出てこないが、以下にあった
竹林亭白房 喬志郎「三夫婦」★落語
内容については以下に
「三夫婦」(みふうふ)
これによると、商家の番頭が夫婦でその家で働いていて、そこが舞台となっていて、そこの家の旦那夫婦が出てきて、次に隠居夫婦が出てきて、という展開のようだけど、なんか見ていてそういう風には見えなかったわ
まあとにかく夫婦が口喧嘩を始めて、そこへ男が現れ、亭主の味方をすると、その女房が現れ、女房の味方をし、次に老人が現れ、その次にその女房が現れ、三つの夫婦、それぞれの価値観が描かれるという噺。おれは長屋の夫婦が喧嘩を始めて、隣家の夫婦がやってきて、次に別の老夫婦がやってきたという感じに見えた

--特選落語 柳亭小痴楽「写真の仇討」
いとま乞いにやってきた信次郎の様子がおかしいので、伯父が問いただすと、夫婦約束した新橋の芸者に情夫がいたという。その男と女を殺して自分も死ぬつもりだと聞いた伯父は、中国の予譲(よじょう)が主人の仇の趙無恤(ちょうぶじゅつ)の衣を剣で突くと血が流れたという故事を話して…。(2022年7月16日 紀尾井小ホール『柳亭小痴楽独演会』より)
放送スケジュール
10月15日(日) 18:30 - 19:00
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10/24視聴
これもタイトルさえ聞いたことのない噺
三枚起請のようなやり取り、白か黒か? ブチです、いや、素人か玄人かって聞いてるんだ、というのがあった。検索してみると、どうやら古典落語のようで、「別題:一枚起請」なんていう記述も見つけた。
マクラが長めであり、しかもそのことを最初に言っている、これは独演会の二席目のようで、一席目のマクラが長かったということだ。
ものすごく面白いということでもないが、北海道へ数人で落語会に行った話の中で、コンビニへ買い物に行ったのが「2時、いや1時かな、いや2時、1時・・・、1時半? ん? どうでもいい?」というところが妙におかしく、それに続けて「時間にうるさい男なんです」と。確か遅刻がすごい多い人だったはずで、笑いが起きている
コンビニであったバニーガールの女の子たちが買うものを奢ってやって、その後その店へ行ったら閉店だということで入れてくれなかったというような話で、旅で一緒だった宮治を誘ったら、最近売れてきたからか、今は止めておくと断られたというちょっと皮肉交じりのくすぐりも面白い

--特選落語 柳家権太楼「笠碁」 柳家喬太郎「白日の約束」
柳家権太楼「笠碁」
碁の好きな二人。今日は待ったなしということで碁を打ちはじめるのだが、夢中になるとそんな約束どこへやら、「待った」を言い出し、しまいには昔貸した銭の話を持ち出し大ゲンカ。結局喧嘩別れとなるのだが・・
川柳“碁敵は憎さも憎しなつかしし”の言葉通りの人情噺。
(平成28年8月14日千葉市文化センター『特撰落語名人会』より)
柳家喬太郎「白日の約束」
女性にまったくモテなかった男が、会社の同僚OLからバレンタインデーにチョコレートをもらったのだが、ホワイトデーにはお返しをすることをすっかり忘れていて…。柳家喬太郎による創作落語。
(令和3年2月14日 紀尾井小ホール)
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11/4放映
11/27視聴
権太楼、湯呑が出ている。喉を傷めてしまいせき込みそうになったときのためのものであり、茶を飲みながら落語を語るようなのは自分の口調には合わない、などと言いつつ、それが似合うものとして圓生の真似をして見せている。ちなみにこの高座で湯呑には圓生のときは除いて一度も手をかけなかった
池袋演芸場で帽子を買う話をマクラでしているが、たしかこれは聞いたことがある
談志はこの落語のオチとして、雨漏りがするということで、天井を見上げるのを、前に原因である被り傘あるのに、不自然だと言ってたと思うが、この権太楼の高座では、天井を見上げることはしていなかった
喬太郎、「小太郎の真打昇進を祝う会」
変なテンションの高座。普通の調子でマクラとして漫談(コロナ、バレンタインデー)を喋ってるのだが、なぜか多少微妙な客席の反応に感じた。そしてそれが段々顕著になるというか、演者自身も、笑うならはっきり笑わない? 失笑って嫌なんですが、みたいなことを冗談交じりに言ったりしてる。また古典が期待されてるのか、「今日は古典を絶対にやらない」と言ってみたり。こちらは、本編に入ったとたんに登場人物に「本当に古典じゃないんだ」と言わせている。
ネタはホワイトデーと内匠頭の松の廊下にちなんだもの。マクラでたっぷりバレンタインデーのことも話していた。
マクラのコロナの話で接待を伴う飲食店という言葉から、ガールズバーの話、そして昔ボーイズバーという看板を見たことがあるという話になり、ボーイズバーとなると、ボーイズを思い出してしまうということで、「天気が良ければ晴れだろう」と東京ボーイズのテーマをやってる
喬太郎がだれかの真打昇進の会に出たのをこの番組で見たはずで、このメモブログを調べてみたら、これと同じ日の同じ会であり違うネタである。調べてみたら、昼夜二回やったようである




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