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一橋桐子の犯罪日記 [連ドラ]

NHK 2022年10月8日 - 11月5日
今日が最終回なので、それが放送される時間あたりに合わせてそこまでを見終えようと夕方位から見始めたのだが、第2話まで見終え夕食休憩、第3話見始めたが途中で眠ってしまった。そのまま結構ぐっすりと寝てしまったので、今日はここまでで断念。余裕で1日で見終えられそうな分量、内容だったのだけどなあ。
ビバリー高田、ナイツ塙がよくこれを話題にしていた。とくに塙はラジオショーでかなりたっぷりと。
なのでどんな内容かはわかっていた。コメディータッチで、細かい設定はツッコむべきでない作品ではあろう。が、例えば寺田一男(宇崎竜童)はなぜ桐子を雇ったのだろう、金を貸し続けることで稼ぐ商売をしてるのに、その金を返すかわりに部屋の掃除というのは違和感。
また、あまりにも桐子がお嬢様的な世間知らず、がお嬢様育ちでは全然なく、友達もいない、恋もせずに生きてきた老人という設定もどうかと思う。まあ引きこもりが老人になったらこうなるのかねえ。
寺田のところへの強盗、終えた(失敗だが)後の雪菜をちょっと描いてもよかったと思う
松坂慶子の出演リストを見たら、NHKのドラマでも「総合」「BS」と違うのだな。全部同じ枠かと思ってた。「今度生まれたら」はNHK BSプレミアムである

※11/6最終話まで視聴
ものすごくよかった作品というのがたまにあるが、そういうところには及ばない出来である。老後の生活に絶望し刑務所に入ろうと思いつき、犯罪を繰り返す世間知らずのおばあさんという設定自体はとても面白いと思うし、それなりに面白く見れたけど、ところどころに文句をつけたくなるような箇所がある。コメディだから不自然な展開とかは許せるのだけど、コメディならもう一押し面白くできそうなところもあった。
出演陣について書く。
まず字幕オンでの色付きが松坂と久遠樹(岩田剛典)、そして宮崎知子(由紀さおり)である、ここに問題があるわけではないのだが、キャストクレジットでトメは草刈正雄。キャストクレジットの配列というのは色々な要素があるのだろうけど、トメは二番目か三番目に偉いのかと思うが、そこを差し置いて由紀さおりである(岩田剛典はキャストクレジットでは松坂の次)。
一方内容からすると、主要登場人物は桐子、そして彼女を助けることになる久遠樹、榎本雪菜(長澤樹)、寺田一男(宇崎竜童)、そして桐子の親友である宮崎知子(由紀さおり)となり、その次くらいに三笠隆(草刈正雄)といった順列だろうか。まあ松坂と岩田剛典、由紀さおりが主要登場人物ということで問題はない。
岩田剛典はちょっと好きじゃないなあ。影のあるそして無表情な男という役なんだろうけど、ちょっと格好つけすぎかなあ。EXILEのメンバー。おれがEXILEをあまり好きじゃないということもあるかも。
長澤樹は問題なし。最終的に年齢差を超えて桐子の親友になっていくというかなり重要な役
宇崎竜童、うまい
草刈正雄、桐子と同世代というおじいさんの役なのだが、若すぎるだろ。異常だ。草刈の実際の年齢は70だそうである。
そして松坂慶子。改めて考えると摩訶不思議な立ち位置である。いまおれは江戸を斬るも見ていて、彼女の全盛期。その美しさを維持せず、が一方でこの年齢なりの老けたおばあさんという風でもなく、ちょうど今回の役のように世間知らず、世間とは一線を画して生きてきた不思議な風貌。そして美しさを維持せずに太った姿を別に隠すでもなく旺盛に活動しているのは見事
若いころを見てくれでは感じさせないものの、喋り方にはその江戸を斬るのころを思い出させるものがあって、同じ人なんだなあと感じる
演技は決してうまくなく、それは若いころのを見てもそうだし、今もそれほどでもないと思う。まあ大女優という言われ方には疑問はないが。ただ演技がよくなくても、今回に関しては役が合いすぎというくらいに世間知らずな感じがよかった。