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世界を戦争に導くグローバリズム [読書]

2014年 中野剛志・著
集英社新書

日本にとっては目を背けたくなるような将来展望が書き連ねられている。すなわち中国の勃興とアメリカの衰退。中国の拡張政策がうまくいかない可能性(中国がひどい国でどうせ没落していくみたいな話はネットにいくらでもあるが、そういう可能性がないではないというようなこと)についてもほんの数行書かれているがそれは主眼ではない。また日本はどうすればいいのかということについても最後のほうに数行書かれているがそれも主眼ではないだろう。
最近、日本への楽観論や過剰評価の言説、それの逆の周辺国への過小評価の言説があふれており、それに多少嫌悪感や警戒もありながらも影響を受けている自分としては、冷や水をかけられるような思いで読んだ
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