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浅草お茶の間寄席(202401-03)☆ [毎回視聴]

01/03(水) 20:00 -
TOKYO MX2|55分|DR
初春お茶の間寄席
この番組の新春特番。タイトルで探したところいつも見ているTVKではやらないようなので、こちらを録画したのだけど、新春の最初の放送(7日)でこれをやるようだ。
まあ録画してしまったので、こちらを視聴。
実家から帰ってきて、最初に見たのがこれ。家にいない間録画したものは他にもたくさんあり、どんどん見ていかないとならないが、どうにも見たいものがない。特に新春の演芸番組、騒々しそうだし。ということで静かそうなこれを選らんのだ
司会が田代沙織で、出演は出番順に春風亭昇也、ナイツ、三遊亭遊雀
3組(4人)全員が千葉に縁のある(出身だとかそこで育ったとか)とのこと。収録は11月10日、ということを先にばらしていた
5人でのトークを挟みながら、3組の演芸。スタジオ収録であるが客あり
全部にそれぞれ見どころあり。
春風亭昇也「庭蟹」。洒落をテーマにした噺だが、マクラでたけのこの小噺。これって確か落語一席になってるはずと思い、内容をよくは知らなかったので、調べてみると、昇也はその落語「たけのこ」を丸々やっていた。刈り込んで小噺風に。
ナイツ。すごい長いように感じたが10分弱
これまで聞いたことなかったように思うが、塙が芝居が下手と言われてることを気にして、練習をしたいと言い出す。そして驚いたところやってみて、どうもうまくいかない風。土屋がドラマのどんな場面なのと聞くと、ドラマじゃないよ、バラエティで罰ゲームで電流が流れてる椅子に座らせられたときのリアクションの演技。土屋がそれ演技じゃねえよ、痛いんだから素直にそれをリアクションすればいいんだよ、塙、だってあれあまり痛くないじゃないですか、土屋、やめて、塙、女優やアイドルのときなんかほとんど感じないくらいだよ、とバラエティがヤラセと取られるようなことを言い出すボケ。
さらに続けて同じボケ。自腹で払わされることになったときの演技というボケで、塙はだってこれって払ったお金と同じくらいの額のギャラが収録後に振り込まれるじゃないですか。
次に「同じ系列だgあ、ちょっと異なったボケで、「買い物ラボ」の演技の練習。通販番組であるナイツは買い物ラボという番組を深夜にやっている。そこで賞品を褒めるという芝居の練習を始める塙
三遊亭遊雀
トークでは視聴者からの質問、節目でもなんでもないときにツイッターを始めた理由。妻に三下り半を突きつけられて、自分の実家が船橋(千葉出身)なので、自分が家を出て実家へ戻ったと話し出す。まじな話のようでナイツと昇也が、かなり引き気味なのだが面白い。ただその後に話している内容からすると、別居生活ということのようで、ツイッターを始めたら、女房が返信をしてくる。前より会話が増えたとのこと。
演目は」「替り目」
替り目なのだがグダグダ。酔っ払いのマクラで好きなのをやると言い、酔っ払い同志が朝方まで飲んで、外へ出て、あれは太陽だ月だと言い争い、前からやってきた人に聞こうということになると、前から来たのも酔っ払い。二人の酔っ払いはそれに気付かず、太陽なのか月なのか聞いてみると、前からやってきた酔っ払いは、この土地の者でないのでわからない。
こういうマクラを振っておいて、亭主が家に帰ってくる場面、迎える女房も酔っ払ってるという風なやり取りを見せてから、女房の方はちょっと身が引き締まるような感じと、そこをやり直して替り目へ。俥屋のやり取りはカットかと思っていると、その後は酔っ払いのグダグダしたやり取りをやり、もう降りる時間が来てしまった、続きが聞きたかったら浅草演芸ホールへ、と終わってしまう。つまりストーリーはほとんど進行しないといっていい。その酔っ払いのグダグダしたやり取りの中には、この番組や千葉県をヨイショするようなものがあり、客へ拍手を促すという場面が2,3度あった

0107
上に書いたように「初春お茶の間寄席」

0114--
春風亭 柳雀 「猫の皿」
春風亭 傳枝 「大安売り」
柳家 蝠丸  「紀州」
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0403視聴 春風亭 柳雀 「猫の皿」
柳雀はNHKの「ドキュメント72時間」収録の際に真打披露興行だったそうで、そのときの話をマクラで。真打披露興行だから人気芸人も多数出演しており、収録でインタビューを受けていたのに、番組では一切紹介されず。そういう芸人を多数出演させてしまうと演芸番組になってしまう、これはあくまでドキュメンタリーだから、ということなのだそうだ。で、自分はインタビューがしっかり使われていた、と

0121--
昔昔亭 桃之助「親子酒」
宮田陽・昇
瀧川 鯉朝  「あいつのいない朝」
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0123視聴
桃之助「親子酒」。この人は初めて見たと思う。酔っ払いがイマイチかな
陽・昇、受けていない。客がいないのかと思うくらい。主任が春風亭愛橋とのこと
鯉朝  「あいつのいない朝」。商店街に向かい合う二つの薬屋、店の前のマスコット(象のサトちゃん、カエルのコロちゃん)同士が喧嘩友達という新作。
昼席の主任で興行初日とのこと。
ここからは推測だが、この日の夜の主任が春風亭愛橋なのではなかろうか。鯉朝と愛橋というのは経歴が似ていて、元は春風亭柳昇門下、真打になる前に師匠が亡くなり、鯉朝は鯉昇門下へ、愛橋は昔昔亭桃太郎門下へと。となると桃之助も同じ日のような気がする。
喧嘩友達のマクラで、自分の経歴、柳昇門下から鯉昇門下へ移籍、すでに鯉昇門下に弟子はいたが、経歴潤ということになるので自分が一番弟子になってしまいその弟弟子たちとの関係を長めに話していた面白い

0128--
隅田川 馬石 「豊竹屋」
春風亭 愛橋 「幾代餅」
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0204--
柳亭 こみち 「ん廻し」
ねづっち
春風亭 昇也 「寄合酒」
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0319視聴
0317放映分に続いて、間髪入れずに視聴した。
偶然にもこみちの高座は文菊と同日のようで、客席の小学生のことを話しており、こちらは終始その小学生の客を意識した高座
ねずっち、昇也もこみと同日ではない(別の協会なので同日ということはないはず)が、どちらも客席を意識したもの。ねずっちは最後にお題を募ると、一人目はすぐ出たが、二人目はなかなか出てこず、まあ最終的にはお題を出され、返していたけど。
前にも書いたと思うが、紙切り正楽、おれが見たとき、注文が出てこなかったことがあった。鈴本だったと思う。注文がないとあたしはこのまま降りなくちゃならないのですが、との声にも注文はなく、あっさりと高座を降りて行った。おれが見ていた時代だから小正楽の時代。
昇也、インタビューあり
この人は古典にがんばる人なのかな。笑顔の愛想の良さがキャラになっている。時間が浅いのだろう、前に出ていた前座、二つ目、紙切りという流れを見ていると、今日は受ける気がしないなどと言っており、が、みなさんがんばりましょう、などと大声でいって力業で盛り上げている

0211--
ロケット団
春風亭 柳太郎「動物 X」
立川 談幸  「恋根問」
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0212視聴
ロケット団、インタビュー有で、話題は三浦に子供が生まれたこと
ネタは先日笑点で見たもので結婚祝いの祝儀をくれと三浦がねだるやつ
0215視聴
柳太郎「動物 X」、談幸  「恋根問」
春風亭 柳太郎、聞いたことのない名前。芸歴30年くらいのそこそこベテラン。ネタは新作。ペットショップから食べた餌によって姿を変える動物Xを借り受けた男。リストに人間になる餌というのを見つけ、ご飯を上げたら若い女に変身し・・・。
談幸、若々しく元気、昔の姿と変わらない。膝代わりの前の出番とのこと
マクラでは小笠原へ仕事で行ったときのこと。

0218--
春風亭 昇々 「最終試験」
三遊亭 遊雀 「悋気の独楽」
昔昔亭 桃太郎「金満家族」
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0301視聴
昇々の「最終試験」。最終面接に臨むにあたって緊張しすぎな受験者。珍妙な受け答えをするというおかしみなのだが、その珍妙な答えに相手がツッコまず(唖然とした顔がツッコミといえないこともないが)、次へ行くという場面が目立つ。ツッコミというのはここが笑いのポイントという合図でもあり、なにかあってもよかったかと。
オチは面接官のほうも緊張していたと言い出して、いまのあいつはあんなに緊張することないんだよ、受かるに決まってるんだから、だってあいつ社長の息子だもんな、というもの
遊雀、寄席の人気者であるのは間違いないが、それにおごっているというか、なんか全編ふざけた調子。この番組に出る時は常にそんな感じだ。
0304視聴
桃太郎「金満家族」
桁違いの大金持ちによる放談というような内容。その破格さが笑いどころか。「宿屋の富」の冒頭、無一文による自分か金持ち法螺話に近い

0225--
三遊亭 圓馬 「代書屋」
ぴろき
桂 歌春   「強情灸」
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0303--
柳亭こみち 「台所乃隅」 #隅田川馬石 「豆や」 #柳家小ゑん 「ほっとけない娘」
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0318視聴
こみち。なんか聞いたことあるな、と。再放送かいなとさえ思ったが。調べてみると、20230903放送のものが同じネタ。それからそれほど日が経過してないのに、また同じネタかいな
その自分の記事を読むと、「橘之助が出ていて客の目がトローンとなっていた」ということをマクラで言っていたと書いてあり、それより前のこみちの記事にも同じようなことが書いてあるとあるが、この日もそれをやっていた。まあ毎回同じことやったっていいんだけどね
マクラでは、この日は平日、昼に披露目があり、こちらは夜の浅い時間、5時くらいとのこと。で客席は昼のトリでピーク、この時間帯には疲労感があり、というようなことを言っており、披露目なのに昼夜入れ替えなしなのだということがわかる。
馬石
マクラによると師匠の雲助は志ん生にいくつか噺を教わっており、それのほとんどがフワフワとしたなんだかとらえどころのないもので、ものにならなかったが、唯一ものになった噺、そしてそれを雲助から教わったとのこと
小ゑん、インタビューあり
新作。年のいった娘ゆり、漫画ばかり読んでおり、心配になり、仏像の本を与えたら、急に仏像好きになった。
友達にゆりの結婚相手を相談したら、後輩に「大仏」とあだ名される男がいる、見合いさせたら、うまくいき、最初のデート。家に戻って父親に、「あの人は無理、わたし仏像が好きなのに彼はなにをいってもイエスというの」。オチがわからん。イエスばっかり言うってのは男の設定か、それとも易しいからゆりに対してなんでもイエスと言うのか(大仏(=仏教)とイエス(キリスト)の関係はわかる)


0310--
林家はな平「洒落番頭」、柳家小春、春風亭昇吉「安いお店」
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0317視聴
はな平、たしかこぶ平の正蔵の息子だっけ、と思いながら視聴、そういやどことなく似てるななどとも思い。そしてたしか父親とは異なる芸風とも聞いており、たしかに生真面目で普通に古典落語をやる姿にやっぱりそいかなと思い(まあこぶ平の正蔵の芸風というのはなかなか言葉にするのは難しい、生真面目な古典落語と言えなくもない)。しかし見終えて調べてみると違った。あっちはたま平か。
柳家小春、初めて聞く名前、演題は「粋曲」。三味線弾きながら
昇吉インタビューあり
昇吉、とにかく不思議なキャラというイメージが刷り込まれている。
そしてインタビューではそのイメージがあるからということもあるが、なんだか不思議。どういえばいいかわからないが。愛想がないわけではないが、他と愛想の見せ方が違うという感じなのだ。
アイドルで独自の自分の世界観をとっている人を不思議ちゃんというような言い方をするが、この人にもそれが当てはまりそう
そのインタビューによると師匠昇太の誕生日(12月)がもうすぐと言っており、まあそのころの収録
比較的内輪ネタというか、当番組が内輪、つまり業界内では視聴率が高いというあたりの話が面白い
そして高座。不思議ちゃんぶりを警戒していたが、全然そんなことはなく、普通の勢いのある若手の漫談、とこういうののも不思議。
受けなかった高座のあとは酒を飲む。今日は15分の予定だが、その後4時間は飲むというようあn話から、そのケチケチな飲み方の漫談、そしてその新作「安いお店」、こちらは値段がとにかく安いのだけど、その容器が高いという店、ビール20円だけど、ジョッキが2500円とかそんな感じで、それだけの噺
漫談部分ではテレビの仕事で天気予報を色々な番組でやってたという流れから志らくが司会の朝のワイドショーでもやっていたようで、そこから志らくへの毒舌もあり

0317--
桂伸治「幇間腹」・林家たけ平「ブギの女王」・古今亭文菊「まんじゅう怖い」
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0319視聴
伸治、宮治の師匠。古典落語の深みとかいうのとは縁遠い人で、笑顔、人の良さそうなおじさんというキャラで人気の人という感じ。まあ見ていて嫌じゃないけど噺は面白くなく、発見もない
たけ平、漫談。笠置シヅ子の噺だが、焦点がブレるというか、そればっかりではない内容
文菊、インタビューあり
小学生の団体客がいるとのことで、客席をかなり意識しつつの高座、「これは通じなかった」だとか「これは大人の反応がいい」だとか。客の方も小学生が多いということで、大人の客ががんばらなくちゃということか、やけに反応がいい

0324--
柳亭楽輔「風呂敷」、春風亭一朝「尻餅」、古今亭志ん輔「ふぜいや」
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0324視聴
3本とも視聴
インタビューなし。どれもベテランで古典をやる人
さてその中で志ん輔「ふぜいや」。現代を舞台にしておりどうやら新作、調べてみると小佐田定雄とのこと。タイムスリップもの。孫と散歩をしていると道に迷い「ふぜいや」という古いものばかり売っている店に入る。しばらくして眠ってしまい、目覚めると現代へ戻っており、イチョウの木の下で寝ていたとのこと。みたいにむかしの話をテーマにしたゆるい噺
中野区弥生町が舞台となっている

0331--
桂枝太郎「狐裁き」・三笑亭夢丸「親子酒」・柳亭小痴楽「松山鏡」
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0401視聴
3本とも視聴
枝太郎、新作だろうか、聞いたことがない噺
検索してみると、枝太郎の師匠歌丸のDVDに収録されていてその説明に「狐(きつね)裁き 公募で寄せられた台本を演じた一席」とある
この人は人の良さ、自虐が独特の雰囲気を醸し出している
夢丸、この人もちょっと角度は違うが人の良さが垣間見える
小痴楽、公演日は今年の2月と言っている
なぜか落語に入ってから、長々と家族、特に母親のエピソードを語っている、それもこの落語とは関係のない話。まずこの落語の本題に入ったところで、主人公庄助が親孝行で信心深いと話し、自分のうちは逆に不信心と父親の墓の字が間違っており、そのまま放置しているというエピソード。さらに終盤、女房が亭主の変な様子を不審がるという場面で女はちょっとしたことで気付くと話して、その逆がうちの母親で、と父親の女遊びのことにまったく気づいておらず、父親が病気で倒れて、携帯電話に連絡があるのが女ばかりでそこでようやく気付き、父親が治るのを待ち構えていたというエピソード。どちらもそのエピソードを話す時間が結構長く、これを落語本編に挿入しちゃうのはどうかなあと思った