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トレインスポッティング [映画]

04/22(土) 21:00 -
BS-TBS|114分|DR
[映]土曜映画デラックス「トレインスポッティング」【吹替】
大層有名な作品、テレビでやる(続編は次週に)とのことで録画視聴。
見る気分になるかなと思ったが、ほかになにもやる気もせず、視聴することにした。
はいはいなるほど、こうい作品か。薬中の屑ばかりが出る作品、登場人物の誰にも感情移入がし難く、なんでこんな屑と縁を切らずに仲間のままなのか、とちょっと疑問であるが、その片側も屑なので、まあそういうものなのだろう。
終わり方は、これから立ち直るみたいなことを言ってる。続編はどうなるのやら。そんなことを言ってる終わり方だが、やっぱり屑、みたいな内容だと予想。

※追記6/19
続編「T2 トレインスポッティング」を視聴
4/29 BSTBS 21.00- 1.54(作品の時間は「117分」とのことで、カットあり) 吹替版
非常に悔やまれることがある。1を見た後、すぐ2を見ようと思った。割に身体の調子もよく、このまま見れる体調だなと思えたのだった。ただ、結局そこで見なくて、翌日も見なくて・・・、で、もう見る気を失ってしまい、こんな間を置いてしまった。まあその間も早く見なきゃと気にはなってたんだけど。
で、1の余韻がある状態で見ればかなり面白かっただろうと思えた(前作と同キャストが同キャラを演じている)のだが、なにせこちらは、もう1をほとんど覚えてはいない。強烈な印象の特異な作品ではあったのでどういう作品かは覚えてはいるにせよ、登場人物の名前とかそれぞれの顔、エピソードの詳細なんかを覚えてはおらず、2を見始めると序盤は正直言って何が何だかという感じで、しかしこれは続編であるから、それゆえよくわからないということであろうと、一旦中断しウィキなどネットでこの作品のことを検索。同じキャストで同じキャラの20年度という作品世界であることを知り、登場人物の名前をウィキから拾って名前を覚えて、今作の序盤を見続ける。中盤に入る前くらいに大体主要登場人物4人がいまどういう関係で今作に登場しているかを把握し、さらには前作のことなんかも思い出す。作中に前作のエピソードのことなんかも語られるのでそれでぼんやりとこれは前作のエピソードにあったななどとも思い出す。
こういう人物のことをなんといえばいいのだろう、ちょうどよい言葉があったような気がするがどうも思い出せない。「ろくでなし」じゃちょっと違うかなあ。「ジャンキー」がぴったりだと思うが、薬をやらないキャラもいるようで。社会の屑とでもいえる四人の幼友達の、屑が屑のまま終わっていくという前作をなぞったような展開、いや、そこまで屑じゃなかったな(※)、ラストが前作を意識したようなもので、そこから、全部が同じようなテーマのように思えてしまっただけかも。
(※)最後にスパッドが書いてる原稿に「トレインスポッティング」とタイトルがつけられているとどっかの解説にあり、見直してみたが、おれが見ているところにはそんなの出てこなかった。カットされてるのかな、序盤でレントンが実家に帰りレコードをかけようとして止める場面というのが、最後の場面でレコードをかけて踊るシーンと対比されてるともあったが、序盤のところではそんなシーンなかったし。そういったネタバレ解説を読んでいるとおれは見逃してる部分が多くあり、そう考えると、前作は屑が出てきてそれが屑の所業を行いそして屑のまま終わる作品だったが、こちらは屑が再度出てきて、最後には少し希望の光みたいのが見える感じである

友情だとか、そういうものをあざ笑うような内容で、しかし時代劇の善悪がきっちり色分けされてるというのとも違うところが特徴的。「盗賊が分け前の巡って仲間割れ」とすれば時代劇(時代劇でなくても)でありがちだと思うが、そこに幼馴染という要素があり、しかしその関係性は緊張感をはらんだもので、そして安直な終わり方をしないところがよい、多分そういうところが評価されているのだと思う。
ただ、前作はそれが若い奴らということでその美意識が例えば音楽ファッションなんかの面で新たな若者文化の一翼という風にも見えるが、ここでは中年のおっさんたちが主役であり、正直言ってなんでこれをやろうと思ったんだろうとほんのちょっと疑問も。
また前作ではその腐れ縁のような関係性をそれでも断ち切ることができないというのはわからないでもないのだけど、今作で金を持ち逃げしたレントンが故郷へ戻る、その戻ってくる気持ちは望郷だとかでわかるが、その後また昔の仲間たちとの関係ができあがり、そしてその関係性がこじれまくって、それでもなおそこにいる理由は何? という感じがする。こんな風になってしまって、また別の地でも生きてきた実績があれば、さっさと逃げ出しちゃいそうなもんだけど。まあ父親がいるということもあるのかな

もちろん大人気作をうん十年の間を空けて同じキャスト、同じ監督で作るなんていうのは映画史的にも大きな価値があり、鑑賞に堪えうるものでもあるので、それは成功ではあると思うが。「うん十年の間を空けて同じキャスト、同じ監督」って以前見た作品にあったような覚えがあるが作品名を思い出せない。いや、おれが見たかどうかも覚えていないが、なにかの作品を調べていて、そういう作品があったことは覚えている。なんて作品だったかな。

再度放映されたら、連続で見たいものだ。
スパッドは見ていて前作に出ていたことを思い出せた。あと主役のユアン・マクレガーなんかも見ているうちになんとなく、ああ確かにこういう顔だったなと。
ダイアン、前作のヒロインというか、女性キャラ。これも今作に出ているとのことで、顔は覚えていないけど、多分これだろうな、目立った女性が出てこないし。弁護士だろ、と検索してみた、やっぱりそうか。
今回のヒロインというか女性キャラはベロニカ でサイモンの女として登場しているが、レントンと寝たり、最後はスパッドとお金のことを打ち合わせており、結局全部を持ち去って行ってしまっているし、なぜかそれで田舎江へ帰り子供が待ち受けている。