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無用庵隠居修行5 [時代劇]

09/21(火) 20:00 -
BS朝日1|114分
[字]4K時代劇スペシャル 「無用庵隠居修行5」

1年に1回くらいのペースの連続ものである。
結構すぐれた構成なのかもしれない。つまり、そんなペースでやられても登場人物の素性なんて忘れてるよ、と、おれもちょっと億劫だったのだが、メイン3人の素性や関係はなんとなく覚えており、その程度覚えてれば十分というような作品なのだ、そして見ていくうちに、脇役のレギュラーについてもいくらか思い出していく。例えば市毛良枝が奈津の母親役だったなあ、とか、佐藤B作の久庵は左とん平が死んで、似たような名前の医者の役として配役されてたなあ、とか。そうそう久庵、古い看板に「久」の字だけ新しく掛けられたという作りの演出になっていた(ウィキを見たら、これは今回より前からあったもののようだ)。
水谷豊も岸部一徳も結構な年齢だと思うが、1年に1回の作品で同じようなイメージを保つって大変だなあと思う。いや、それは檀れいもだし、むしろ檀れいのほうが妙齢の女ということで大変さはそれ以上なのだろう。みんなよくやっていると思うが。
ゲスト
友近にびっくり。最初見たとき、えっ友近? と気付くには気付いたのだけど、あまりの堂々した感じに、いや、こんな感じの女優いたなあと、友近なわけないや、と思い始める。無理やり友近じゃないと思い込もうとしたというか。こんな感じの女優いたなあといっても、考えて見れば、誰を思い浮かべているかといえばこの人だとは思い出せない人で、それも相当過去に活躍していた女優のころを思い浮かべていると思う。そのころにそういう年恰好だったわけで、いまその人が生きていれば相当な年齢となりそうである。まあ思い出せない人のことを考えても仕方ないわけで、そんなこんなで最後のクレジットで友近とありびっくりしたわけだ。そうそう、最後の半兵衛との対決場面はちょっとコントっぽかったな。でも他の場面では堂々と女優という感じだったなあ。
池間夏海、今作のヒロインという立ち位置か。初めて聞いた名前でこれまでどんなのに出てたのかしらないが、結構印象に残る感じだ。
あと、武田真治。この3人がメイン級ゲスト
鶴田忍を見つけてちょっと嬉しかった。無惨に殺されたヒロインの父親役。

ひとつ面白い演出。狙ったものだと思うけど。
奈津が「半兵衛さんのバカ、バカバカバカ」と詰る場面があり、それを見ていた勝谷がそれを真似て冷やかす場面が続き、そこで大勢の笑い声、ちょうどバラエティ番組の笑い屋のような感じ。もちろん笑い屋の笑い声を入れてるわけではなく、次の場面に転換し、そこが料亭で、どこかの座敷での宴会の騒ぎでの大勢の笑い声。これが笑い屋のような効果になっていた。
この場面の前、なぜ「半兵衛さんのバカ」になったかというその場面もなかなかで、恋心を自分に寄せているのはわかっていながら、「桧垣(前の亭主)のところに戻る気はないのか」と無神経にも半兵衛が言うのだが、そのセリフを聞きながら、すごいこと言うなあ、どう処理するのかなと思ったら、案の定奈津がキれたのでとても納得がいくシーンだった
そういえば。
字幕オンでセリフを字幕のセリフを見ながら見てると、読んでばかりなったり、擬音語がそこまでピッタリきてなかったり、というところに問題点があると思ってるのだが、さらにもう一つ。二行くらい字幕が出てくると、タイミングが微妙にずれるとでもいうか、1行目のセリフと2行目のセリフに間が空いていたりする場合、その2行目のセリフのところを先読みしてしまうということになる。そして1行目のセリフと2行目のセリフが反対のことを言っていたりして、事態がその1行目と2行目の間で一気に転換することなんかもあり、一気の転換でないにしても、それを先に知ってしまうのはなんとも不快
「もうこれでお手上げだな
・・・(間)と言うとでも思ったか」
みたいな感じ