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無頼の群 [映画]

1958 アメリカ

西部劇
グレゴリー・ペック主演
リー・ヴァン・クリーフがキャストクレジットにあった。順番から言って端役だろうと見ていたがよくわからなかった。おれは副保安官のプリモかなと思った。あとでネットで役名を確認、なるほど、4人組のうちの一人で最初にジムに殺されてしまう混血と言われてた人か。ずいぶん若い。

どうも映画(この作品ということでなく、映画という形態)のテンポがいまの自分に合わない感じがする。ちょっとした風景の描写、例えばこの作品で言えば登場人物が馬で移動するような場面、これがもうかったるくなって眠くなる。
大したことない作品のように思えるがウィキを見るとそれなりに高評価。

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主演グレゴリー・ペック、「頭上の敵機」「拳銃王」でもコンビを組んだ名匠ヘンリー・キング監督が描く西部劇。自分の留守中、4人の無頼漢に妻を殺された牧場主のジムは、その半年後、銀行強盗で捕まった彼らが絞首刑になるのを見届けるため、リオ・アリバの町にやって来た。ところが、その晩4人が脱獄、町の娘を人質に逃走する。追跡を始めたジムは一人一人追い詰め、復しゅうを遂げていくが、やがて衝撃の事実を知る…。
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ラストの衝撃の事実。大したことない感じ。追っていた4人組が妻を殺した犯人じゃなかったことが知れるという内容で、それに衝撃を受け、神父に告白(自分が裁判官気取りで刑を執行したような気持になっていた云々)。最後はその教会を出ると劇中に親密になっていた過去の恋人が現れ結ばれ街の人々に祝福されるというハッピーエンド。まあ間違って殺したのではあるが、その4人組は死刑を宣告され脱獄した犯罪者ではあるのだ。なんつうかぬるい
4人組がジムの隣家の鉱夫を殺して金を奪って逃げる。その金を奪った男のもとにすでに3人を処刑したジムが追いつく。その金に目をやり、これは俺の金だ、と。ここで、ああ、あの鉱夫が真犯人かとわかる仕掛け。

ジムが脱獄囚を追いかけ次々と殺していく。その際に殺される側が、ジムに妻子の写真を見せられ追及されるのだが、そのときの反応がぽかーんとしているとでもいうか、淡々と「そんな女まったく知らないよ」と。こういう反応だと盛り上がりが少なく、なんか変な作品だなと思ったが、そういう結末への布石だったのだ