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落語研究会2月 [落語・演芸]

予定(それぞれHPから)--
「不動坊火焔」柳家花緑
解説:京須偕充
聞き手:長岡杏子( TBSアナウンサー )
放送予定時間
2021年2月21日(日)あさ4:00〜
--以上TBS
--
◆第190回落語研究会◆
2月17日(水)深夜3:00~4:00
内 容:「唐茄子屋政談」古今亭志ん輔
お 話:京須偕充 長岡杏子(TBSアナウンサー)

◆第188回落語研究会(2時間版)◆
2月20日(土)深夜3:00~5:00
内 容:「どうらんの幸助」桂 吉弥、「佐野山」三笑亭夢丸、「五人廻し」橘家圓太郎
お 話:京須偕充 長岡杏子(TBSアナウンサー)
--以上BSTBS
その他HPに記載されていないもの--
02/19(金)06:00~07:00
落語研究会▼第180回「宗 の滝」古今亭志ん輔
--以上BSTBS
「唐茄子屋政談」古今亭志ん輔
「どうらんの幸助」桂 吉弥
「宗珉の滝」古今亭志ん輔(上記は文字化け)
以上三席は既視聴。

2/27視聴
「佐野山」三笑亭夢丸、「五人廻し」橘家圓太郎
「佐野山」というのは相撲噺、谷風の情け相撲というやつだ
圓太郎。見事。うまい。すごい。
自分の個性を生かした新しい演出みたいなものはなく古いまんま演じているように見える、ただカット(多分時間調整のためと思われるが)があるため、そこの部分で何やってるかはわからなくて、そう見えるだけかもしれないが。
老年のような姿形をしており、それはずいぶん以前からそうなのだが、落語界ではまだまだ上が多いので若手に思える。1962年生まれの58歳、小朝の弟子。それでももう58歳かあ、中堅からベテランの域だな。
これを見た後に笑点(笑点特大号「桂宮治の真打昇進祝い大喜利&豪華顔ぶれの披露興行」)を見ていたら、円楽が72歳の誕生日、左にいる3人に近づいてきたが、まだまだ若いというようなことを言っており、その円楽とほぼ同期が小朝だ。
小朝の弟子世代が古典落語をそのままやり、その雰囲気をうまく出しているのには驚き。
古典落語ってこんなだったのだろうと思える高座。ちょっと大げさな身振りもあったがそれは大会場ということでそれに合わせたとも思える
五人廻しは志ん生のやつを音(ラジオかCDか)で聞いたのを覚えてる。あと志ん朝のを見たな。志ん朝は池袋演芸場で主任をとるたびに通っていたのだが、たしか自分の記憶ではその最後、亡くなる半年前の4月のとき。これも半分くらい行ったと思うが、その時にやっていたと思しき。
池袋演芸場、志ん朝。よかったなあ。あのころのことを詳しくは思い出せないのだけど、たしか池袋に勤めていて、終業後、走った。勤め先が池袋演芸場と正反対の対角線で、結構な距離だった。夕方5時終業かな、それでよく入れたな、と思える。
やっぱ近くでやってるとねえ。というか東京のどこかでやってるとなると、これ、見逃す手はないという気持ちにね。名人伝でもあるでしょう。誰だかの高座を見に行こうと雨に降られて進むも退くもできなくなり、「あいつのせいでこんなことになっちまった」とか。漱石の小さん評、いつでも見れると思うから安っぽく感じるが、ちょっとでもズレていたらこれが見れないのだ、とか
池袋演芸場、昼夜入替なしで昼から入っていたこともあった。そのことは前に書いたかな。喬太郎が昼の主任で、もう志ん朝師匠のファンが入ってますね、みたいなことを言ってたような記憶がある。
志ん朝に熱を入れたのは談志を見まくった後のことで、なぜかどこかに一線を引きたかったのか、独演会には行かないと決めていた。というか池袋演芸場の主任、これが一年に一回くらいあり、それだけを見ようと決めていた。結局見たくてしょうがなくなり、そう、東京で、行ける範囲でやってるなら行こうと、新宿末広亭の正月二之席、志ん朝の主任、も行ったことあるけど。
と、大きく話がずれた。圓太郎、演じ終えた後にはね太鼓が鳴っているので主任の高座だと思われる。2時間版で解説のつかないところでの放送だが、こんなにいい高座をメインのところで放送しなかったのだろうか。
圓太郎、以前から老年めいた顔と書いたが、実は見に行ったことがある。なぜあれを見に行ったのかよく記憶にないが、彼が真打になったばかりのことだったと思う。そしてそれも池袋演芸場だったような気もするし、いや、もっと小さな高座だったような記憶もあり、ということは、定席寄席でなく、小さな落語会なのかもしれない。
あー、思い出した。国立演芸場でのなにかの受賞者による演芸会だったと思う。爆笑問題が出てて、それを目当てに行ったんじゃなかったかな。でも爆笑問題を見たという記憶はないなあ。
まあ、とにかくそこで最後に出てきた、つまりは主任が圓太郎でらくだをやっていて、結構やるなあと思いつつ、本格派で抱いていたイメージと違うなあと思ったのだった。で、なにでおれはイメージを抱いていたんだろうと、いまになって、ウィキを見て気付いた。前名が春風亭あさりというものであり、そこからのイメージ、小朝の弟子で「あさりちゃん」である。もっと可愛らしいのが出てくるのかと思ってたらいかついのが出てきて、そこをおれは覚えているのだろう
「1997年3月 真打昇進し8代目襲名。平成8年度国立演芸場花形演芸大賞受賞。文化庁芸術祭新人賞受賞」とあり、爆笑問題は「1997年:国立演芸場花形演芸会 銀賞受賞」とある。平成8年度というのが1996年度で、1997年に授賞式という感じじゃないかな
「新しい演出みたいなものはなく古いまんま演じている」と書いたが、こういうのは志ん生や志ん朝にあっただろうか。
若い衆が待たされてる男の部屋を様子見るために回って苦情を言われるという内容。そこで苦情を言われたあげく服を脱いで背中を火箸で突っつくよと脅されたりする。これは志ん生のものにもあったような覚えがある。圓太郎の今回のものではさらに別の男の部屋では、あからさまに「尻(けつ)を貸せ」とホモ的な要素を言う(「そういう趣味はないんでございます」「ぼくにもない、ないがかかる場合である、妻のため、けつ貸せー(妻が病気で自分の精力を受け止められず、妻の勧めによってここへ来た、ここでなにもやらずに帰るわけにはいかないなどと前段で言ってる)」)などと続く)。このホモ的要素がここ(4人目)で入ってくると、その前までの男の服を脱がせて背中を向けろというのもそういう要素に感じられてくる。

「不動坊火焔」柳家花緑
2020年7月、無観客での収録というテロップ。
長講のため、解説はほとんどなし。
花緑は、日本の話芸、浅草お茶の間寄席に続いての視聴機会。自分が見てる落語3大番組制覇である。
よく聞き取れないところがあり、ネットで全文書き起こしてるようなサイトがないかと検索したら、
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo25.htm
これ、仁鶴のものをベースにしてるようだが、マクラのところで松葉が最近亡くなったことを言ってる。