SSブログ

17才の帝国 [連ドラ]

2022年5月7日から6月4日までNHK総合「土曜ドラマ」で放送
06/25(土) 01:55 -
NHK総合1・東京|101分
【土曜ドラマ】17才の帝国(1)「帝国誕生」[解][字][再]
06/26(日) 00:25 -
NHK総合1・東京|151分
【土曜ドラマ】17才の帝国(3)「夢見る街」[解][字][再]

新作ドラマを見ることがほとんどなくなった。
始まる前にどんなのがあるか調べるのがかったるい、いい作品か見定めるのが難しく、が一方で見始めるとつまらなくても全部見ようとしてしまう癖が自分にあり、そこも鬱陶しい。
で、最近やったいくつかで面白そうだなと思ったもの、再放送か、友達から手に入れるか、みたいな感じで視聴してみようとしているのだが、そのうちのひとつがこれ。早速再放送された。NHKのものは再放送されやすい印象である。しかも何度も、放映後しばらくしてからの再放送というのもある印象。
さて内容。いま1話を見終えた段階
うーん、ちょっと入り込みにくいかなあ。近未来設定。日本のどこかの市を実験都市と指定し、市政をAIに任せ、それを所轄する「総理」に17歳が就任するという話。まあちょっとありえない設定で、もう少しだけこれならあり得ると思わせてほしいとこ。
市政をAIに任すだとか、市議会を廃止するとか。まあ確かにネットで「それいいかも」って意見を書く奴はいるだろうけど、そんなもんが多数になるのやら。
で、昔ながらの住人を全部排除した上で、そういう「先進的」思考を持った人たちばかりを集めた実験都市かと思えば、そうでもない昔ながらの人たちも「青波市」にはいるようで、そしたら、市議会廃止の提案なんか簡単には通りそうもなく・・・。
まあこういう突拍子もない先進的な改革とやらの危険性がテーマの作品なのかもしれず、それならおれがそう思うのは正しい見方なのかもな。ただもうちょっと入り込みやすく、つまりは主人公「総理」側の意見ももっともだと思わせる展開が必要かと。
短い作品だから全部見るつもりだけど、これを第1話として録画して視聴したら、切ってしまうかもしれず、だけど1話見たから全部見ようとするという癖がでるかもしれず。

※追記
第2話
商店街再開発プロジェクトが中止されるエピソード
いや、政治ってさ、ある案に賛成か反対か、もしくはA案、B案、C案が上げられたとき、それを調整し成案に持っていくことじゃないの?
これをその商店街の反対派の人に意見を聞いたからって、再検討に持っていくって? それを市民の声と称し、中止に持っていくなんて。
いまのネットの言論、及びそれに影響されたかのような言論人にもよく見られるけど、自分が賛成の案を賛辞して、他の案をくそみそにいって、わっしょいわっしょいで持っていこうとする感じがして非常に気色悪い。
あと、その際、そういう意見を総理が表明し町の意見を聞くというとき、リアルタイムでの意見の一つ二つを拾って、住民投票に持って行っているが、おいおいリアルタイムでのひとつふたつの意見って? 自分の意見に近いものだけ拾ってるんじゃないの、まるでテレビのニュースでやる町の人の意見映像だ。
まあ住民投票のやり方が投票率70%まで行ったら結果とする、というのは納得できるけど。
内閣は5人。総理の孫というの以外は改革派というか総理派というか、そっち側でイラつく言動が多いけど、キャラの振り分けとしてはうまくいってるということなのだろう
星野源の立ち位置も、今後の展開において、最大のキーパーソンになっていくのだろう。この人については近年の持ち上げられ方から食傷気味ではあり、これを見る前もちょっと不安だったが、悪くない演技だ。
今後の興味としては総理の動機やどう進めようとするのか、そしてそこに平(星野源)がどう立ちはだかるのかといったところだな

6/26は4話の半分くらいまで視聴。全5話なので、まあもう終盤ではある

※追記6/27視聴終了
一気に見るべきであった。時間を空けてしまったことのデメリットというのは、もう登場人物の名前を忘れてしまっており、その名前が出てきただけで、誰だっけと記憶を探る羽目になる。制作者が設定した伏線なんかがわかりにくくなっている。一気に見ていれば気付いたものが気付けなくなっているという例がありそう。
ウーアの総理側は「純粋まっすぐくん」としていいと思う。上にも書いたと思うが、そっち側を作品上で肯定しているのがどうにも入り込めない原因。例えば雑賀すぐり、UAの閣僚の女性、こいつは言ってることが滅茶苦茶だと思うが、そういう言説にも他の登場人物がまあ言ってることは正しいけど、みたくなってしまってる。総理にしてもそうだ。平は、自分にはなくなってしまった純粋さと評価しており、ここらへんがどうにも。そういう風に作りたいなら、その総理側の若い純粋さを視聴者に納得させるような人物像にしないとダメだろう
SFで近未来で実際にありそうみたいなところの設定なんだと思うが、やっぱちょっとありえない感じにしか思えない。まあSFならありえなくていいんだけどね
最近古い時代劇で悪役善玉がはっきりした作品ばかりを好んで見ていて、はっきりしすぎているのもどうかなあなどとも思っていた。が、現代のドラマはそんな単純な構図のものはバカにされる風潮で、基本的には悪役にも理由があり、さらには善玉の要素があり、その逆もしかり、で、今回のような場合、どれも悪とは言い難い、まあ柄本明演じる日本国総理なんかは悪であるけどね。そういうものを見るのに慣れてないという面もあるだろう
エンディング、主題歌の場面での映像が毎回異なっていて、ここになにかしらの演出が施されている。ウィキに詳しくある。そこを読んで知ったが、サチとユキ、一人二役、驚く。いや、似ており、同一人物かなと思った瞬間もあったのだけど。



制服が気になる。前に見た「インベスターZ」や、漫才コンビのコウテイなんかがこういう衣装だが、これは近未来的におれなんかは見えるが、今の高校の制服なのだろうか、それともそういう風に近未来的設定としてのデザインなのだろうか