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小三治追悼番組


10/30(土) 15:05 -
NHK総合1・東京|60分
柳家小三治さんをしのんで[字]

10/31(日) 09:00 -
NHK総合1・東京|60分
あの日 あのとき あの番組「柳家小三治さんをしのんで」[字]

11/03(水) 17:58 -
BSテレ東|56分
追悼【柳家小三治さん】~噺家人生悪くねえ~[字]

小三治の追悼番組をNHKがやると聞き、検索をかけて録画。その際にBSテレ東の番組も引っ掛かったのでそれも。
①は正蔵が司会。追悼コメントは市馬。演芸図鑑での正蔵と小三治の対談がちょっと面白かった。小三治の正蔵への小言。
小三治の特徴でもあるマクラを紹介するくだりでいくつかのVTRが流れる。全部「日本の話芸」で放送された東京落語会のものだろう、ここでひとつ変なことが。2005年放送分、第244回東京落語会とされているものが2回出てくる。着物は異なる。二席やったのだろうか、そしてさらに変なことに、画角が一方は16:9で一方は4:3
後半は30分使って初天神。マクラでは東京落語会の思い出とともに昭和の名人の声色をやる場面もあった。柳橋、金馬、可楽、圓生、志ん生。
ナレーターが小林聡美、これは③もそうだったので何か縁があるのかなと思って検索かけたら、彼女がファンで、「東京やなぎ句会」にも入ったのだそうだ
②は司会が森田美由紀でゲストが矢野誠一。二つの番組が紹介された。「プロフェッショナル」と「止まらない男」。
矢野誠一が紹介されるとき小三治と矢野が参加していた「東京やなぎ句会」のことも紹介されたのだが、そこで錚々たるメンバーといって小沢昭一、永六輔、入船亭扇橋、加藤武と紹介されるもなぜか米朝の名前が紹介されず。
そうそう、すでに最近視聴していた「止まらない男」、ナレーションが宇田川清江なのだが、年齢調べてちょっと驚いた。1935年生まれだ。衰えてない声だ。

先日見た末広亭を扱った新美の巨人たちに小三治が出てきていて驚いた。あれもテレ東だし、今回の番組はなにかテレ東で小三治の追っかけでもやってたのかと思ったが、過去に制作された番組だった
2019年テレビ北海道製作のもの。
小三治と北海道との縁、バイクに凝っていた時代によく行っていたのだそうだが、それがメイン。といっても北海道の場面ばかりでなく、東京でのインタビューの場面もあり、また福岡・博多での公演の様子も。といってもこの博多での公演というのは、その前に北海道で懐かしい人と再会、それはそのバイクのころに稚内で落語会を開いてくれた主催者で、その思い出話の中で最初の落語会で小三治が「死神」をやったということを言われ、小三治自身がちょっと驚き、その人との別れのあとに、「さあ、やるぞ、次の人生に歩み出そう」と小三治の言葉があり、その数日後の博多での公演で出された出し物が「死神」というその場面の様子。
バイク仲間として、金原亭伯楽、金原亭馬の助、土橋亭里う馬と会っている場面があり、ちょっと驚いた。なんか普通に元気そうだった。といってその会合場面で喋ってるのは伯楽と小三治のみだったが。里う馬を見たことあるということは確かこのメモブログにも書いたと思うが、まだやってるのかな。単に人気がないからだけか、昔から動向とか評価とか噂とか検索してもあまり出てこないのだ
そういや、この製作当時の北海道での公演の様子も少し映ったが、マクラで談志の話をしていた(歌丸が亡くなった翌日とのことで、高座に上がる前に制作者からそのことを振られ、不機嫌そうに「私、放送用の言葉なんてありませんから」などと言ってる)。謎かけから笑点の話を紹介するくだりだ。談志を落語よりも謎かけの方がうまかった、本人には内緒にしておいてくださいよ、などと。で、その後、蒟蒻問答へ。蒟蒻問答といえば談志が亡くなった時追悼番組で落語研究会の映像で、小さん、談志、小三治3人による蒟蒻問答ってのがあったなあと思い出す
その談志の話の前には「噺家っていう言い方をしてもらってます、落語家っていうのを好みません、「落伍家」みたいですよ」というようなことを言っている。談志は「噺家というのは嫌、アタシは落語家、立川談志です」なんてことを言っていたのを覚えている。
噺家といえば談志は「鼻鹿」とかけて、上野動物園言ったら、最初に「ハナシカ」がいるんです、とかやってたなあ